JPS63284372A - 連棟形立体駐車装置 - Google Patents

連棟形立体駐車装置

Info

Publication number
JPS63284372A
JPS63284372A JP62118568A JP11856887A JPS63284372A JP S63284372 A JPS63284372 A JP S63284372A JP 62118568 A JP62118568 A JP 62118568A JP 11856887 A JP11856887 A JP 11856887A JP S63284372 A JPS63284372 A JP S63284372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
home position
car
pallet
pit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62118568A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0768792B2 (ja
Inventor
森岡 弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissei Build Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissei Build Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissei Build Kogyo Co Ltd filed Critical Nissei Build Kogyo Co Ltd
Priority to JP11856887A priority Critical patent/JPH0768792B2/ja
Priority to KR1019870013559A priority patent/KR950002252B1/ko
Priority to GB8728029A priority patent/GB2199816B/en
Priority to DE3740586A priority patent/DE3740586C2/de
Priority to FR8716660A priority patent/FR2609085B1/fr
Publication of JPS63284372A publication Critical patent/JPS63284372A/ja
Priority to US07/363,376 priority patent/US4936730A/en
Priority to HK770/91A priority patent/HK77091A/xx
Publication of JPH0768792B2 publication Critical patent/JPH0768792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、収容ラックと、パレットに積載した自動車
を搬送するためのエレベータとを備えた駐車棟を前後方
向に連設してなる立体倉庫形式の連棟形立体駐車装置に
関する。
従来技術 都市においては、駐車場用地の確保が価格的にも面積的
にも困難をきわめ、土地の有効利用の必要性がますます
高まっており、その対策として、種々の形式の立体駐車
装置が開発され実用化されている。
特に、駐車場用地が極端に狭い場合に適する形式として
、ゴンドラ式の立体駐車装置が多く建設されている。ゴ
ンドラ式の立体駐車装置は、上部と下部とに、それぞれ
、2組のスプロケットを設け、2連のコンベヤチェーン
を上部と下部との各スプロケット間に張設し、この2連
のコンベヤチェーンの間に、自動車を積載する、いわゆ
るゴンドラを多数取り付けて構成されており、上部のス
プロケットを回転駆動することによってゴンドラを循環
するものであって、1個のゴンドラを出入口に対向せし
めて自動車を入出庫するとき、他のゴンドラは、コンベ
ヤチェーンによって、自動車を積載したまま上方に高く
吊り上げられているものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる装置においては、全部のゴンドラ
の重量と、それに積載されている自動車の全重量との合
計がコンベヤチェーンに負荷されるので、コンベヤチェ
ーンに作用するチェーン張力が過大となり、多数台の自
動車を収容することは難しいという問題点があった。ま
た、ゴンドラを循環するとき、上行側または下行側の一
方にのみ自動車が偏在する場合があるので、駆動用モー
タの出力を大きなものにする必要があるという問題点も
あった。
そこでこの発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑み
、エレベータが、多段積みの自動車収容スペースに対し
て、1台ずつ自動車を搬出入するようにすることによっ
て、エレベータに作用する負荷は、常に、自動車1台分
の重量であるから、前記負荷が自動車収容台数に対する
制約となることがない上、エレベータの駆動用モータの
所要出力も、自動車収容台数の増加によって極端に大き
なものとなることがなく、しかも、一層の土地の有効利
用を図ることができる、新規の連棟形立体駐車装置を提
供することにおる。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、地上階
のホームポジションと、ホームポジションの上方に、複
数の自動車収容スペースを多段積みに構成した収容ラッ
クと、前記ホームポジションと自動車収容スペースとの
間において、パレットに積載した自動車の搬送をするた
めのエレベータとによって駐車棟を形成し、この駐車棟
を前後方向に連接する一方、各駐車棟ごとのホームポジ
ションには、リフタ付きの旋回装置を設置し、エレベー
タの昇降フレームが床面より下方にまで下降することが
できるようにするためのピットを設けるとともに、出入
口に近い側の駐車棟については、ピット上を自動車が走
行通過するための通過手段を備えるようにしたことをそ
の要旨とする。
作用 而して、この構成によるときは、まず、出入口から、所
定の駐車棟のホームポジションに待機しているパレット
上に自動車を乗り入れて駐車する。
このとき、当該所定の駐車棟に到達するに至る途中の駐
車棟のホームポジションのピットには、それぞれ、通過
手段を備えであるので、自動車は、それぞれのホームポ
ジションのピット上を支障なく走行通過することができ
る。また、当該所定の駐車棟にあけるエレベータの昇降
フレームは、この待機状態においては、その最下降位置
にあるものとし、パレットは、昇降フレームと直交して
、出入口に対向する方向にあるものとする。
パレット上に駐車した自動車から運転者が退出したら、
リフタ付きの旋回装置を運転してパレットを90”旋回
し、パレットを昇降フレームと同方向に位置決めした後
、昇降フレームを上昇ゼしめれば、自動車は、パレット
に積載された状態で上方に搬送することができるから、
引き続いて、所定の自動車収容スペースに対して、自動
車の搬入作業を実施すればよい。このとき、当該自動車
収容スペースに対する自動車の搬入は、自動車を積載し
ているパレットと一体的に行なうものとし、したがって
、パレットは、当該駐車棟において、自動車収容スペー
スと一対一に対応して用意されているものとする。
自動車収容スペースに収納されている自動車を搬出する
には、昇降フレームを当該自動車収容スペースの位置に
移動した後、そこから、パレットとともに、自動車を昇
降フレーム上に移載してホームポジションまで搬送する
。ホームポジションにおいては、旋回装置によってパレ
ットを90’旋回し、自動車を出入口に対向せしめた後
、運転者が搭乗して出入口まで走行し、搬出を完了する
ことができる。ただし、このときも、当該駐車棟から出
入口に至る間の他の駐車棟のホームポジションにおいて
は、通過手段を利用して、そのピット上を走行通過する
ことができるものである。
実施例 以下、図面をもって実施例を説明する。
連棟形立体駐車装置は、自動車収容スペース11.11
・・・を相対向して多段積みに構成してなる収容ラック
10と、その中央に立設したエレベータ20とを備える
2棟の駐車棟PI 、P2を前後方向に連接してなる(
第1図、第2図)。ただし、駐車棟P1、P2は共通の
出入口Gを有し、出入口Gに近い前方側を駐車棟P1と
し、後方側を駐車棟P2と呼ぶものとする。
各収容ラック10は、柱10a、10a・・・によって
支えられた構造物であって、最上階に機械室12、途中
階に自動車収容スペース11.11・・・、そして、地
上階に、ホームポジション15が設けである。ただし、
柱10a、10a・・・と、その周囲の外壁10b、1
0b・・・とを含む構造部材は、2棟の駐車棟P1、P
2に対して共用して設けられているものとする。
柱10a、10a・・・には、所定の高さごとに一対の
収容棚13.13を相対向して突設しく第3図)、この
上に、自動車Cを積載するパレットPを取外し自在に置
くことによって、各自動車収容スペース11の床面を形
成せしめである。一対の収容棚13.13の間口幅Aは
、パレットPの長手方向の長ざBより小さく、エレベー
タ20に搭載しである一対のフォーク装置30.30の
最大幅りより大きくとっである。
エレベータ20は、2組の駆動装置24.24と、昇降
フレーム21と、昇降フレーム21を吊下するためのチ
ェーン22.22.23.23と、昇降フレーム21を
両側からガイドするガイドポスト25.25とからなる
(第1図、第2図、第4図)。
駆動袋@24.24は、収容ラック10の最上階の機械
室12のフレーム12a上に設置されていて、各駆動装
置24は、モータ24a、カップリング24bおよび減
速機24Cからなる(第4図)。減速機24cの両側面
には、2本の出力軸24d、24dが両輪形として突出
しており、それぞれにチェーンスプロケット(以下、単
に、スプロケットという>246,24eが固着されて
いる。
昇降フレーム21は、2組のフォーク装置30゜30を
載置する下枠21a、21aと、下枠21a、21aの
両端に立設したスタンド21b、21bとからなる。ス
タンド21bの上部には、2個のスプロケット21C,
21Gが取り付けであるとともに、ガイドポスト25と
対向する側面には、昇降フレーム21がガイドポスト2
5に沿って揺れを生じないで昇降するように、図示しな
いローラが、ガイドポスト25を上部と下部との2点で
挟持するように設けである。ガイドポスト25.25は
、昇降フレーム21を間に挟むようにして地上に立設し
、上部はフレーム12aに固定しである。
チェーン22.22は、第4図の左側の駆動装置24の
両側面のスプロケット24e、24eに、それぞれ、係
合されて、2本で1組となっている(同図中、実線で図
示する)。第4図の右側の駆動装置24のスプロケット
24e、24eに対しても、2本1組のチェーン23.
23が係合されている(同図中、破線で図示する)。
いま、第4図の左側の駆動装@24によって駆動される
2本1組のチェーン22.22に着目する。各チェーン
22は、フレーム12aの左端部に固着された終端スト
ッパ22bから、バランスウェイト22hを吊下する可
動スプロケット22q、フレーム12aに軸着された固
定スプロケット22dを経て、減速機24Gの一方の側
のスプロケット24eに係合した後、別の固定スプロケ
ット22eに至る。ただし、ここで、終端ストッパ22
b1可動スプロケツト22q1固定スプロケツト22d
、22eは、それぞれ、2本のチェーン22.22の各
々に対応して、2個ずつ設けられているものとし、バラ
ンスウェイト22hは、2個の可動スプロケット22(
]、22C1に共通に設けであるものとする。固定スプ
ロケット22e、22eを経た2本のチェーン22.2
2は、その一方は、固定スプロケット22eの直下に位
置し、左側のスタンド21bに軸着されたスプロケット
21cを経て、フレーム12aの左方に設けたテンショ
ナ22Cに至るが、他方は、フレーム12aの下を横行
して、右側のスタンド21bの上方のガイドスプロケッ
ト22fを経た後、右側のスタンド21b上のスプロケ
ット21Gを経て、フレーム12aの右方に設けた別の
テンショナ22Cに至る。
第4図の右側の駆動装置24のスプロケット24e、2
4eに係合して駆動される2本1組のチェーン23.2
3についても全く同様であって、チェーン22.22に
対する各部材に対応して、終端ストッパ23b、23b
、可動スプロケット23C1,23g、バランスウェイ
ト23h、固定スプロケット23d、23d、23e、
23e。
ガイドスプロケット23fが、それぞれ、配設されてい
る。
このようにして、2組の駆動装置24.24は、それぞ
れ、2本1組、計4本のチェーン22.22.23.2
3を介して、昇降フレーム21を吊下しており、しかも
、各駆動装置24の駆動力は、昇降フレーム21の左右
両側のスタンド21b、21bに対して、平衡して伝達
されるようになっている。ただし、チェーン22.23
の終端を係止する各テンショナ22Cは、ピン22jを
介して、フレーム12aに対して揺動自在に装着されて
いて、チェーン22.23の張力不平衡を、図示しない
リミットスイッチによって検知することができる一方、
両駆動装置24.24は、電気的に同期運転がなされて
いるものとする。
昇降フレーム21の下枠21a、21aには、2組のフ
ォーク装置30.30が載置されている(第5図)。
フォーク装置30,30は、昇降フレーム21に対して
直角方向に、すなわち、昇降フレーム21の両側に配設
されている自動車収容スペース11.11の内部に向か
う方向に伸縮可能であり、しかも、自動車Cを積載した
パレットPを、その上面に支承して作動することができ
るものとする。
また、フォーク装置30.30は、自動車収容スペース
11の内部に伸長した状態でエレベータ20を作動せし
め、昇降フレーム21を昇降しても、自動車収容スペー
ス11の収容棚13.13と干渉しないように取り付け
られているものとする(第3図)。
各フォーク装置30は、互いに、長手方向に、平行に相
対移動可能な、1段フォーク31と2段フォーク32と
3段フォーク33とからなり(第5図、第6図)、各フ
ォーク31.32.33は、それぞれ、略溝形断面の構
造体で、順に重なり合うとともに、2段フォーク32の
両側面に形成した溝32a、32a、32b、32bと
、これらの溝32a、32a、32b、32bに嵌まり
つつ転動するローラ31a、31a・・・、33a、3
3a・・・とを介して互いに係合されて、一体に組み立
てられている。ただし、ローラ31a、31a・・・、
33a、33a・・・は、それぞれ、1段フォーク31
と3段フォーク33との両側面において、両端部に各1
個、中央部に2個配設されていて、そのストローク内に
おいては、1段フォーク31と2段フォーク32との係
合は、常に、少なくとも、片側2個ずつ、計4個のロー
ラ31a、31a・・・によってなされ、また、同様に
、2段フォーク32と3段フォーク33との係合は、少
なくとも4個のローラ33a、33a・・・によって確
保されるようになっている。また、2段フォーク32の
両端部には、スプロケット36a、37aが設けてあっ
て、1段フォーク31と3段フォーク33とに設けた止
着点36G、37c、36b、37bとの間を、2本の
チェーン36.37が、スプロケット36a、37aを
介して互いに交差する形で張架しである。
1段フォーク31の下面には、図示しないモータによっ
て駆動される歯車列34.34a、34b、34bが装
着してあり、歯車34b、34bは、2段フォーク32
の下面に固着したラック35と噛合している。いま、前
記モータによって歯車34を駆動するとき、1段フォー
ク31に対して2段フォーク32が前進し、これによっ
て、2本のチェーン36.37の一方が緊張し、他方が
弛緩するので、2段フォーク32に対して3段フォーク
33も前進し、結局、フt−り装置30の全長が伸長す
ることができるようになっている。
同様に、歯車34を逆転駆動すれば、フォーク装置30
は、その長さを縮め、さらに、前記と逆の方向に伸長す
ることができる。ただし、歯車34は、2組のフォーク
装置30,30に対して各1個設けられており、図示し
ない連結軸によって連結されて、1台のモータによって
、2組のフォーク装置30.30が同時に伸長し、短縮
することができるものとする。
ホームポジション15には、地上GLとほぼ同一高さの
床面16を設ける一方(第1図)、前方側の駐車棟P1
については、エレベータ20の昇降フレーム21に平行
な一辺の中央部に、出入口G@設けである。床面16に
は、最下降位置にある昇降フレーム21を収納するため
のピット16aと、矢印Aで示す自動車Cの入出庫方向
に向って、昇降フレーム21と直交せしめたパレットP
を置くための浅いピット16b、16bとが、+文字形
に形成されている(第2図、第7図)。
ホームポジション15のピット16aの中央部には、リ
フタ41によって昇降可能な旋回装置40が設置されて
いる。
リフタ41は、ベース41aと、エアシリンダ41b、
41bによって開閉自在の脚41c、41G・・・と、
天板41dとを備えてなるパンタグラフ式の昇降機構で
おって(第7図、第8図)、旋回装置40は、天板41
d上に載置されている。
また、旋回袋@40は、固定フレーム40aと回転フレ
ーム40bとを組み合わせた上、回転フレーム40bの
上部に旋回ベース40Cを取り付けてなり、フレーム4
0a、40bは、図示しない駆動モータと歯車機構とに
よって、相対回転することができるものとする。
エレベータ20は、その最下降位置においては、昇降フ
レーム21の下枠21a、21aが、旋回装置40を挟
んで、ピット16a内にまで降ろすことができ(第2図
、第7図)、そのとき、旋回装置40は、リフタ41を
上昇せしめることによって、旋回ベース400が、昇降
フレーム21上のパレットPの下面を押し上げることが
できるものとする。したがって、リフタ41を上昇させ
て旋回装置40を作動せしめれば、昇降フレーム21の
上方において、パレットPを水平面内に旋回せしめるこ
とができるものとする。
昇降フレーム21の下枠21a、21aの中央部には、
架台袋@50.50が装着されている。
ただし、架台装置50.50は、自動車Cがピッ16a
上を走行通過するための通過手段を形成するためのもの
であり、前方側の駐車棟P1についてのみ設けられてい
るものとする。
架台装置50は、長方形の天板51の両端部下面に、各
4本の脚52.52・・・を垂設してなり(第7図、第
9図)、各脚52の下端には調節ねじ52aを螺着して
、その長さの調節ができるようになっている。ざらに、
各脚52は、下枠21aに固着したパイプ材21dを上
下方向に貫通しており、架台装置50は、仝休として、
昇降フレーム21に対して上下動自在となっている。た
だし、下枠21aの上下フランジには、拡幅用の板材2
1e、21eが取り付けられ、また、脚52.52・・
・は、4本1組として、連結板52bを介して連結され
ている。一方、天板51の下面には補強材51a、51
aが固着されている。
架台装置50の天板51は、パレットPと略同幅の長さ
と、旋回装置40の旋回ベース40Gとピット16aと
の間の水平隙間dをほぼ覆うに足る幅とを有するものと
し、また、脚52.52・・・の長ざは、昇降フレーム
21を最下降位置におくとき、天板51が、旋回装置4
0の旋回ベース40Cとともに、ピット16aの上面に
自動車Cの走行可能面を形成することができ、しかも、
このとき、天板51と下枠21aとが接触しないように
定めである。ただし、脚52.52・・・の下方には、
台座16Gを形成して、脚52.52・・・の所要長さ
を短くしである。
架台装置50.50は、昇降フレーム21を上昇すると
きは、その自重によって相対的に下方に移動し、天板5
1と下枠21aとが当接すると、そのまま、下枠21a
によって吊り上げられてピット16aから引き上げられ
、昇降フレーム21とともに上方に搬送することができ
るものでおる。
駐車棟P1 、P2の各ホームポジション15.15は
、その中央部が開閉シャッタ62によって、また、左右
両側が固定シャッタ61.61によって、それぞれ、区
分せられている(第2図、第10図)。シャッタ61.
61.62は、粗い格子状であって、自由に透視できる
構造のものとし、また、開閉シャッタ62は、モータ6
2aと吊上げチェーン62b、62bによって、上下に
開閉できるようになっている。
かかる構成の連棟形立体駐車装置の作動は、次のとおり
である。
いま、前方側の駐車棟P1の任意の自動車収容スペース
11に、最初の自動車Cを収納することを考える。
まず、駐車棟P1において、自動車Cを搬入しようとす
る自動車収容スペース11を除くすべての自動車収容ス
ペース11.11・・・に対して、その収容棚13.1
3上にパレットPを1枚ずつ配置するとともに、エレベ
ータ20は、昇降フレーム21を最下降位置に下ろして
、昇降フレーム21がピット16a内にあるようにし、
ざらに、1枚のパレットPを、ピット16b、16b内
に、昇降フレーム21と直交するように置いて待機する
(第2図、第7図の二点鎖線)。また、リフタ41は、
下降位置におく。
しかる後、出入口Gから、自動車Cを駐車棟P1のホー
ムポジション15に前向きで進入させ、パレットPの上
に駐車させる。このとき、ホームポジション15の床面
16とパレットPの上面とは略同−高さであるので、自
動車Cの進入は円滑であり、したがって、自動車Cの進
入と駐車位置決め操作は容易にできるものである。また
、パレットPの上面には、自動車Cのタイヤの進行方向
をガイドし、さらに、所定位置に安全に位置決めするた
めに、適宜、タイヤ案内溝と、位置決め用の窪みとを形
成しておくことができるものとする。
自動車Cを駐車した後、運転者は、昇降フレーム21上
に降りてホームポジション15から退出する。
つぎに、リフタ41を上昇させ、自動車Cを積載した状
態のパレットPの下面が、エレベータ20のフォーク装
置30.3Qの中間において、旋回装置40によって押
し上げられるようにし、その状態で、旋回装置40を作
動せしめてパレットPを旋回し、パレットPを昇降フレ
ーム21に平行に位置せしめる。
引きつづいて、所定の自動車収容スペース11までエレ
ベータ20を上昇すると、パレットPは、フォーク装置
30.30に支承されて、自動車Cを積載したまま上方
に搬送される。そこで、フォーク装置30.30上のパ
レットPの下面が、当該自動車収容スペース11の収容
棚13.13の上面より高い位置になるようにして、エ
レベータ20を停止する。そして、自動車収容スペース
11の内部に向けてフォーク装置30.30を伸長し、
エレベータ20を下降すれば、自動車Cを積載したパレ
ットPの両端部が収容棚13.13の上面に支承される
ので、その後、フォーク装置30.30を短縮して、自
動車収容スペース11への自動車Cの搬入を完了するこ
とができる。
つづいて、別の自動車Cを搬入するときは、まず、他の
自動車収容スペース11からパレットPを搬出して、こ
れをホームポジション15に搬送する。すなわち、エレ
ベータ20を当該他の自動車収容スペース11の位置に
移動し、フォーク装置30.30の上面が、その自動車
収容スペース11に格納されているパレットPの下面よ
り低い位置になるようにして、エレベータ20を停止す
る。つぎに、自動車収容スペース11の内部に向けてフ
ォーク装置30,30を伸長し、エレベータ20を上昇
して、パレットPを収容棚13.13からフォーク装置
30.30に移載した後、フォーク装置30.30を短
縮し、エレベータ20を、その最下降位置まで下降せし
める。ホームポジション15においては、リフタ装置4
1と旋回装置40とによって、パレットPを出入口Gに
向かう方向に旋回すればよい。しかる後、前述の、自動
車Cの搬入手順を繰り返す。
このようにして、すべての自動車収容スペース11.1
1・・・に自動車Cが収容されれば、エレベータ20は
、任意の高さで待機する。
駐車棟P1に収容されている自動車Cを搬出するときは
、まず、搬出しようとする自動車Cが収容されている自
動車収容スペース11まで、エレベータ20を上昇また
は下降させる。つづいて、前述のパレットPの搬出手順
と全く同様にして、当該自動車Cを積載しているパレッ
トPを、自動車収容スペース11から搬出してホームポ
ジション15に搬送する。ホームポジション15におい
ては、リフタ41と旋回装置40とによってパレットP
を旋回し、パレットP上の自動車Cを出入口Gに対向せ
しめれば、そのまま、自動車Cは、出入口Gに向って前
向きに発進することができ、自動車Cの搬出を完了する
ことができる。
駐車棟P1に収容されている他の自動車Cの搬出に当っ
ては、以上の搬出工程を繰り返せばよい。
ただし、そのとき、ホームポジション15に、前回搬出
の自動車Cを積載していたパレットPが放置されている
ときは、自動車Cの搬出に先き立って、当該パレットP
の収納作業を実施するが、このときのパレットPの搬入
手順は、前述の自動車Cの搬入の手順に準ずればよい。
以上の搬入・搬出手順を繰り返せば、駐車棟P1に対す
る自動車Cの搬出入作業を実施することができるもので
ある。なお、ここで、自動車Cの搬出入作業は、その順
序を問わないことはいうまでもない。
駐車棟P2に対する自動車Cの搬出入手順も、駐車棟P
1に対するそれと、全く同一でおる。ただし、出入口G
から、駐車棟P2のホームポジション15に自動車Cを
乗り入れ、また、逆に、駐車棟P2のホームポジション
15から出入口Gに向けて自動車Cを発進するときには
、自動車Cは、いずれのときも、駐車棟P1のホームポ
ジション15のピット16a上を走行通過しなければな
らない点が異なるから、以下、この点について説明する
駐車棟P1のホームポジション15を自動車Cが走行通
過するに際しては、架台装置50.50の天板51.5
1と、旋回装置40の旋回ベース40cとを、ピット1
6aを覆う通過手段として利用する(第11図)。すな
わち、駐車棟P1のエレベータ20を最下降位置にまで
下降すると、架台装置50.50は、昇降フレーム21
とともに下降してピット16a内に設置され、その天板
51.51は、旋回装置40の旋回ベース40cととも
に、床面16と略同−高ざの走行可能面を形成すること
ができるから、この走行可能面を渡るようにして、自動
車Cを走行通過させることができるものである。このと
き、架台50.50の天板51.51は、昇降フレーム
21の下枠21a、21aから離間して、架台装置50
.50は、台座16C116C上に自立しているから、
走行通過する自動車Cの重量は昇降フレーム21に荷重
されることがなく、したがって、エレベータ20の昇降
スパンが長大なときでも、自動車Cの走行通過に際して
、昇降フレーム21が不用意に揺れることによる危険の
発生のおそれは全くない。
なお、自動車Cが駐車様P1のホームポジション15を
走行通過するに際しては、両駐車棟P1、P2のホーム
ポジション15、]5を仕切る開閉シャッタ62は、こ
れを開放してあくものとする。
また、開閉シャッタ62は、安全のために、駐車様P2
のホームポジション15内に自動車Cを駐車し、運転者
が退出した後には、閉鎖するものとする。
なお、駐車様P1のホームポジション15を自動車Cが
走行通過する際の、ピット16a上の通過手段としては
、パレットPを流用使用することもできる(第7図の二
点鎖線)。このときのパレットPは、その両端部を、浅
いピット16b、16bに掛け渡した状態で使用するの
がよく、この状態は、駐車様P1に対する自動車Cの搬
入に当っての最初の待機状態と同一であるから、引き続
いて、駐車様P1への搬入動作の開始に無駄時間がない
ざらに、以上の説明は、2棟の駐車様P1、P2を前後
方向に連接したものについて述べたが、この発明は、そ
のまま、3棟以上の駐車様P1、Pl・・・、P2を連
接するときにも適用することができるものとする。また
、駐車様PI 、P2を1棟のみで使用しても、独立の
立体駐車装置として使用することができることはいうま
でもない。すなわち、このものは、基本的に同一構造の
駐車様P1、P2のいずれかを単位ユニットとし、所要
線数を連接することによって、簡単に、所定の自動車収
容台数規模の立体駐車装置を構築することができるもの
である。
発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、ホームポジショ
ンと、複数の自動車収容スペースを多段積みにした収容
ラックと、ホームポジションと自動車収容スペースとの
間における自動車の搬送のためのエレベータとから駐車
様を形成した上、この駐車様を前後方向に連接し、また
、ホームポジションには、エレベータの昇降フレームが
床面より下方にまで下降可能とし、且つ、リフタ付きの
旋回装置を設置するためのピットを設け、さらに、出入
口に近い側の駐車様については、ピット上を自動車が走
行通過するための通過手段を備えることによって、それ
ぞれの駐車様について着目すると、各自動車収容スペー
スに対して、エレベータによる1台ずつの自動車の搬出
入を行なうので、エレベータに作用する負荷としては、
常に自動車1台分の重量に留まることになり、したがっ
て、ゴンドラ式のものとは異なって、エレベータにかか
る負荷が全体の自動車収容台数の制約となったり、エレ
ベータの駆動用モータの所要出力が極端に大きくなった
りすることがなく、必要に応じて、任意の収容台数規模
のものを簡単に構築することができるという優れた効果
がある。
加えて、基本的に同一構造の駐車様を連接することによ
って、所定の収容台数規模のものが簡単に建設でき、土
地占有面積の無駄を極少にできるから、一層の土地利用
効率の向上を図ることができる上、構造部材の共用を実
現することができるので、単位自動車収容台数当りの建
設コストを低酸することができるという顕著な効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は実施例を示し、第1図は全体構
成説明図、第2図と第3図は、それぞれ、第1図のW−
W線矢視断面説明図とX1矢視説明図、第4図はエレベ
ータの構成説明図、第5図と第6図は、それぞれ、フォ
ーク装置の動作説明図と横断面構造図、第7図は第2図
のY−Y線矢視断面説明図、第8図(A>、(B)はり
フタの作動説明図、第9図は第7図のZ−Z線矢視拡大
断面説明図、第10図は第2図の×22矢視説明、第1
1図は第7図相当の使用状態説明図である。 C・・・自動車 P・・・パレット Pi 、P2・・・駐車棟 G・・・出入口 d・・・水平隙間 10・・・収容ラック 11・・・自動車収容スペース 15・・・ホームポジション 16・・・床面 16a・・・ピット 20・・・エレベータ 21・・・昇降フレーム 30・・・架台装置 40・・・旋回装置 41・・・リフタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)地上階のホームポジションと、該ホームポジション
    の上方に、複数の自動車収容スペースを多段積みに構成
    した収容ラックと、前記ホームポジションと自動車収容
    スペースとの間においてパレットに積載した自動車を搬
    送するためのエレベータとからなる駐車棟を前後方向に
    連接する一方、前記ホームポジションには、リフタ付き
    の旋回装置を設置し、しかも、前記エレベータの昇降フ
    レームが床面より下方にまで下降することができるよう
    にするためのピットを設けるとともに、出入口に近い側
    の前記駐車棟については、前記ピット上を自動車が走行
    通過するための通過手段を備えることを特徴とする連棟
    形立体駐車装置。 2)前記通過手段は、前記ピットに掛け渡したパレット
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の連
    棟形立体駐車装置。 3)前記通過手段は、前記昇降フレームによって搬送さ
    れ、該昇降フレームを前記ピット内の最下降位置に下降
    するとき、前記旋回装置と前記ピットとの間の水平隙間
    を埋めるようにして前記ピット内に設置される架台装置
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の連
    棟形立体駐車装置。 4)前記ホームポジションは、前記各駐車棟ごとに、開
    閉シャッタによって区分せられていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか記載の連
    棟形立体駐車装置。
JP11856887A 1986-12-24 1987-05-15 連棟形立体駐車装置 Expired - Lifetime JPH0768792B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11856887A JPH0768792B2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 連棟形立体駐車装置
KR1019870013559A KR950002252B1 (ko) 1986-12-24 1987-11-30 입체 주차장치
GB8728029A GB2199816B (en) 1986-12-24 1987-11-30 A multi-storey garage
DE3740586A DE3740586C2 (de) 1986-12-24 1987-11-30 Hochgarage
FR8716660A FR2609085B1 (fr) 1986-12-24 1987-12-01 Garage en hauteur pour vehicules automobiles
US07/363,376 US4936730A (en) 1986-12-24 1989-05-26 Elevated garage
HK770/91A HK77091A (en) 1986-12-24 1991-10-03 A multi-storey garage

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11856887A JPH0768792B2 (ja) 1987-05-15 1987-05-15 連棟形立体駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63284372A true JPS63284372A (ja) 1988-11-21
JPH0768792B2 JPH0768792B2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=14739816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11856887A Expired - Lifetime JPH0768792B2 (ja) 1986-12-24 1987-05-15 連棟形立体駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0768792B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598836A (ja) * 1991-10-14 1993-04-20 Daifuku Co Ltd 立体駐車設備
JP2001271506A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 縦列型エレベータ式駐車装置
JP2019105066A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 三菱重工機械システム株式会社 縦列型機械式駐車装置及び縦列型機械式駐車装置の制御方法
JP2019105096A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 三菱重工機械システム株式会社 縦列型機械式駐車装置及び縦列型機械式駐車装置の制御方法
JP2019157568A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 Ihi運搬機械株式会社 エレベータ式駐車装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598836A (ja) * 1991-10-14 1993-04-20 Daifuku Co Ltd 立体駐車設備
JP2001271506A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 縦列型エレベータ式駐車装置
JP4544441B2 (ja) * 2000-03-27 2010-09-15 Ihi運搬機械株式会社 縦列型エレベータ式駐車装置
JP2019105066A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 三菱重工機械システム株式会社 縦列型機械式駐車装置及び縦列型機械式駐車装置の制御方法
JP2019105096A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 三菱重工機械システム株式会社 縦列型機械式駐車装置及び縦列型機械式駐車装置の制御方法
JP2019157568A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 Ihi運搬機械株式会社 エレベータ式駐車装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0768792B2 (ja) 1995-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950002252B1 (ko) 입체 주차장치
JPH06293404A (ja) 搬送装置を備えた棚設備
JPH05156836A (ja) 多層複列型収納設備
JPS63284372A (ja) 連棟形立体駐車装置
KR20050021067A (ko) 다층형 주차타워 및 그 주차타워에서의 주차 방법
JPH05106359A (ja) エレベーター式立体駐車装置
JP3216400B2 (ja) 立体駐車装置
JP2577647B2 (ja) 立体機械式駐車設備
JPH0133628B2 (ja)
RU2304207C1 (ru) Многоэтажная стоянка для легковых автомобилей
JPS62284864A (ja) エレベータ式の立体駐車装置
JPH07252952A (ja) 立体駐車装置
JPS61286465A (ja) パレツト利用の立体格納装置
KR200332656Y1 (ko) 다층형 주차타워
JPH08158686A (ja) 簡易型パレット式立体駐車場
JPH09256661A (ja) 機械式立体駐車装置
JPH0849441A (ja) 立体倉庫
JP2964824B2 (ja) 立体駐車設備
JP3004229B2 (ja) 3段型立体駐車装置
JPS63161266A (ja) 自動車駐車装置におけるパレットの水平移送装置
JP2666675B2 (ja) 立体駐車設備
JPH08144561A (ja) 立体駐車場
JPH0427079A (ja) 立体駐車装置
JPH09125727A (ja) 3段型立体駐車装置
JPH06294236A (ja) 立体駐車設備

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070726

Year of fee payment: 12