JPH0144421Y2 - - Google Patents

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JPH0144421Y2
JPH0144421Y2 JP1985100621U JP10062185U JPH0144421Y2 JP H0144421 Y2 JPH0144421 Y2 JP H0144421Y2 JP 1985100621 U JP1985100621 U JP 1985100621U JP 10062185 U JP10062185 U JP 10062185U JP H0144421 Y2 JPH0144421 Y2 JP H0144421Y2
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  • Pallets (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、住宅等の建築物の構築用パネルを縦
積みして輸送可能な、パネル用パレツトに関す
る。
(従来の技術) 近年、工場生産による精度の向上、製造費の低
減及び現場作業の省力化等を企図して、住宅等の
建築物の壁、屋根、床等の構築部分を大型パネル
化することが盛んに行われている。
かかる工場生産されたパネルをトラツク等の輸
送手段に積み込み、現場へ搬送し、さらに積み降
ろしする際に、1枚ずつ作業を行なうのは非能率
である。
また、トラツク輸送においては法令上、車両幅
の制限があるため、大型のパネルの場合は縦積み
輸送する必要がある。
よつて、複数枚の大型パネルを一度に縦積み収
納することができるパネル用パレツトが要望され
ており、かかるパネル用パレツトとして、実公昭
56−17306号公報、実公昭56−17307号公報及び実
公昭56−20353号公報に記載されたものがある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記各公報に記載されたパネル
用パレツトは、複数枚の大型パネルを一度に縦積
み収納することは可能であるが、各大型パネルを
積み込み、積み降ろす際の作業性、安全性に対す
る考慮が充分でない問題を有している。
即ち、上記各公報中にも記載されている如く、
近年の大型パネルのサイズは最大3600mm×2700mm
という大型のものであり、相当の重量を有するた
め、積み込み、積み降ろし作業にはクレーン等の
揚重機を必要とする。
しかして、揚重機のフツクとパネルとをワイヤ
ー等で連結する作業、及びワイヤーを解除する作
業は不可欠となるが、パネル高さが上記のように
相当高いため、これが高所での危険な作業とな
る。
上記各公報中では、パネルの積み込み時にはラ
ツクを横倒しにした状態で作業を行なう旨記載さ
れているが、このようにした場合であつても、最
終的にパネル用パレツトを正常位置に起こす作業
や、パネル用パレツトをトラツク等に積み込み、
積み降ろす作業は必要であり、その際に揚重機の
フツクとパネルとをワイヤー等で連結する作業、
及びワイヤーを解除する作業が、やはり不可欠と
なる事は同様である。
しかしながら、従来の上記各パネル用パレツト
にはかかる高所作業を考慮した手段が設けられて
いないため、作業者はパネル用パレツト側面によ
じ登つて不安定な態勢で危険な作業を行なうしか
ない。
よつて、作業性が非常に悪く、安全性の点で大
きな問題を有していた。
本考案はかかる従来の現状に鑑み開発されたも
のであり、積み込み及び積み降ろしの際の作業
性、安全性に優れたパネル用パレツトを提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案においては上
台部材と、該上台部材上に所定間隔で複数個立設
されたフレームと、該フレームの上端を相互に着
脱自在に緊結する幅止めタイとを備え、前記フレ
ームのうち、前記土台部材両端に位置するもの外
側に、吊り作業台が配設されてなり、該吊り作業
台は、鋼製骨組材に多孔状の鋼板を固着してな
り、前記フレームの外部側にヒンジにより回動自
在に取着されており、両側外方端に固着したフツ
クと、上部構成部材に固定された掛止用ボルトと
を鎖で着脱可能に連結することにより水平状態と
なるように、折畳み可能に形成することにより、
パネル積み込み、積み降ろし時のクレーン等によ
る吊り上げ作業が能率良く、かつ極めて安全に行
ない得るようにしている。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例を図面により説明
する。
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すも
のであり、本実施例に係るパネル用パレツト1
は、大略土台部材2と、フレーム3と、幅止めタ
イ4とから構成されている。
土台部材2は、第1図の右上部に示す如く、本
実施例では角形鋼管201,202を格子状に配
設、各接合部を溶着して所定の剛性を持たせて形
成されている。
しかして、中央部の両側に平行して配置された
一対の角形鋼管202の両端は、外方側面に各々
開口されて、第2図に示す如くフオーク差込口
5,5が形成されている。
前記フレーム3は、土台部材2上に所定間隔で
複数個(本実施例では3個)並行して立設されて
おり、本実施例では角形鋼管301を組み合わせ
て構成されている。
土台部材2と接合される角形鋼管301は、第
2図のA−A線断面図である第5図に示す如く、
土台部材2の角形鋼管201とボルト6により分
解可能に連結されている。また、第5図中7はカ
ラー、8はネジボスである。
また、各フレーム3は、本実施例では上部構成
部材31と下部構成部材32とに分解可能なよう
に、第2図のB−B線断面図である第6図に示す
如く、接合部の角形鋼管301,301相互が、
ボルト9及びナツト10により着脱自在に連結さ
れている。
なお、上部構成部材は外形略凹字形をなすよう
に形成され、上端部に欠き込み部11が画成され
て、後述の如くパネル吊り上げ時に便ならしめて
いる。
また、土台部材2と下部構成部材32との接合
面のうち四つの隅角部には、接合部の補強のため
の補強プレート12が土台部材2側に固着されて
配設されており、該補強プレート12の上部が下
部構成部材32とボルト13により着脱自在に連
結されている。
さらに、各補強プレート12の下部外面には、
後述するクレーン吊り作業用の吊りフツク14が
各々設けられている。
前記フレーム3のうち、土台部材2の両端に立
設された一対のフレーム3には、その上部構成部
材31の外部側に吊り作業台15が、ヒンジ16
により回動自在に取着されている。
該吊り作業台15は、本実施例ではL形鋼材1
7からなる骨組に、多孔状のいわゆるエキスパン
ドメタル18を固着してなり、両側外方端に固着
したフツク19に一端を掛止した鎖20の他端
を、第4図に示す如く上部構成部材31の上端近
傍に突出して固定された掛止用ボルト21に掛止
させることにより、水平状態にして上面に作業者
が乗つて、後述する吊り作業が可能なように構成
されている。
なお、吊り作業台15は搬送時等には、鎖20
の下端をフツク19から解脱することにより第3
図中下方に回動させ、折り畳み状態で、上部構成
部材31側に設けた拘束治具22により固定して
おき、前記鎖20の下端は、上部構成部材31に
設けた鎖掛け23に係止しておくようになつてい
る。
前記幅止めタイ4は、各フレーム3の上端を相
互に着脱自在に緊結するものであり、本実施例で
は中間位置にターンバツクル24の配設されたロ
ツド25の両端の折曲部25aを各上部構成部材
上面の対応位置に固着されたブラケツト26の係
止孔に嵌合し、ターンバツクル24を締め付ける
ことにより緊張状態を保つように構成されてい
る。
その他、第3図中27は、使用条件によりフレ
ーム3の上部構成部材31と下部構成部材32と
を、もしくは下部構成部材32と土台部材2とを
適宜補強プレートにより連結して接合部の強度を
さらに高めるための接合用のボルト孔である。
次に、本実施例に係るパネル用パレツト1の使
用態様につき説明する。
工場においては、パネル用パレツト1の各フレ
ーム3間に第2図において仮想線で示すようにパ
ネル28を順次縦積みしてゆき、例えば標準的な
建物の1階分の壁パネルを積み終えた時点で、フ
オークリフトの爪(図示せず)をフオーク差込口
5に嵌入して運送手段としてのトラツクの荷台に
パネル用パレツト1全体を積み込むことができ
る。
なお、かかる積み込み時や運送時には台15は
上述した如く折り畳んでおく。
また、パネル28を積み終えたら、各幅止めタ
イ4を各フレーム3間に接続し、ターンバツクル
24を締めて緊張状態にしておけば、搬送時にラ
ツク側面に慣性力等が加わつてラツク自体が不安
定となるのを防止し、安全かつ確実にパネルを運
ぶことができる。
しかして、目的とする建築現場等に到着する
と、土台部材2に設けた各吊りフツク14に第2
図中仮想線で示すようにワイヤー掛けして、図示
しないクレーン等の吊上手段によりパネル用パレ
ツト全体を吊り上げてストツク場所に積み降ろす
ことができる。
よつて、各パネルを一枚ずつ積み降ろす手間が
省け、作業時間を大幅に短縮できる。
次に、ストツク場所から個々のパネル28を構
築場所に移動する際には、まずターンバツクル2
4を緩めて各幅止めタイ4を外し、パネル28の
上部を開放する。
しかして、折り畳み状態にある台15を水平状
態まで起こし、鎖20の下端をフツク19に掛止
することにより、該台15上に作業者が上がつて
各パネル28をクレーン等で吊り上げるための作
業を能率良く、極めて安全に行うことができる。
この際、フレーム3の上部構成部材31は上面
中央に欠き込み部11を設けた凹字形に形成して
あるので、該欠き込み部11において第2図に示
すようにパネル28が上部構成部材31よりも上
に突出することとなり、吊り上げ時にパネル28
の上枠等に吊り治具を固定する作業が支障なく行
える。
次に、パネル28の吊り上げ作業がすべて終了
し、パネル用パレツト1を工場へ返送する際に
は、上記した土台部材2とフレーム3との緊結ボ
ルト6、上部構成部材31と下部構成部材32と
の緊結用ボルト9及びナツト10並びに補強プレ
ート12と下部構成部材32との緊結ボルト13
をすべて緩めて取り外し、各パーツに分解してコ
ンパクトな形態にすることができるので、スペー
スをとらず、他の荷物等を帰りの便で積載するこ
とが可能となる。
また、工場等でパネル用パレツト1をストツク
しておく際も分解して収納しておけばよい。
なお、上記した他、土台部材2についても複数
のパーツに分解可能にしておくのが望ましい。
また、本実施例の如くパネル用パレツト1を縦
積み形式にすると、特に枠組材のみからなるパネ
ル等の場合構造安定性が良好であり、また建方作
業時の吊り作業性も良好となるメリツトを有する
ものである。
なお、本考案は上記した実施例に限定されるも
のではなく、例えばフレーム3をさらに細かく分
割可能としたり、あるいはフレーム3の設置個数
を条件に応じてさらに増やしたりする等、本考案
の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形例が可能
であることは言うまでもない。
(考案の効果) 本考案は上述した如く構成されており、土台部
材両端に位置するフレームの上部外側に折畳み可
能な吊り作業台を設けるように構成することによ
り、パネル積み込み、積み降ろし時のクレーン等
による吊り上げ作業が能率良く、かつ極めて安全
に行ない得るものである。
また、各フレームは、その上面中央に欠き込み
部を設けた外形略凹字形に形成され、パネル積載
時に前記欠き込み部ではパネル上部が上部構成部
材よりも上に突出するように構成することにより
吊り上げ作業がより能率良く行なえることとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、本考案の一実施例を示
し、第1図は本実施例に係るパネル用パレツトの
底面及び上面を示す平面図、第2図及び第3図は
各々該パネル用パレツトの正面図及び側面図、第
4図は、鎖の掛止用ボルト部分の詳細図、第5図
及び第6図は各々第2図のA−A線及びB−B線
断面図である。 1……パネル用パレツト、2……土台部材、3
……フレーム、31……上部構成部材、32……
下部構成部材、4……幅止めタイ、5……フオー
ク差込口、6,9,13……ボルト、11……欠
き込み部、14……吊りフツク、15……吊り作
業台、24……ターンバツクル、25……ロツ
ド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上台部材と、該上台部材上に所定間隔で複数
    個立設されたフレームと、該フレームの上端を
    相互に着脱自在に緊結する幅止めタイとを備
    え、前記フレームのうち、前記上台部材両端に
    位置するもの外側に、吊り作業台が配設されて
    なり、該吊り作業台は、鋼製骨組材に多孔状の
    鋼板を固着してなり、前記フレームの外部側に
    ヒンジにより回動自在に取着されており、両側
    外方端に固着したフツクと、上部構成部材に固
    定された掛止用ボルトとを鎖で着脱可能に連結
    することにより水平状態となるように、折畳み
    可能に形成されていることを特徴とするパネル
    用パレツト。 (2) 前記各フレームは、その上面中央に欠き込み
    部を設けた外形略凹字形に形成され、パネル積
    載時に前記欠き込み部ではパネル上部が各フレ
    ームよりも上に突出するように構成されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のパネル用パレツト。
JP1985100621U 1985-07-02 1985-07-02 Expired JPH0144421Y2 (ja)

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JPS628920U JPS628920U (ja) 1987-01-20
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