JPH065408Y2 - ガス吹込み用ポ−ラスプラグ - Google Patents
ガス吹込み用ポ−ラスプラグInfo
- Publication number
- JPH065408Y2 JPH065408Y2 JP1988051460U JP5146088U JPH065408Y2 JP H065408 Y2 JPH065408 Y2 JP H065408Y2 JP 1988051460 U JP1988051460 U JP 1988051460U JP 5146088 U JP5146088 U JP 5146088U JP H065408 Y2 JPH065408 Y2 JP H065408Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous plug
- shape
- breathable refractory
- gas
- refractory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、溶融金属の攪拌用として使用するガス吹込み
用ポーラスプラグに関する。
用ポーラスプラグに関する。
従来の技術 最近、鋼材の品質を向上するために、ガス吹込み用ポー
ラスプラグを介してアルゴン、窒素、酸素等のガスを溶
鋼中に吹込んで溶鋼を攪拌し、脱炭、非金属介在物を除
去することが増加している。
ラスプラグを介してアルゴン、窒素、酸素等のガスを溶
鋼中に吹込んで溶鋼を攪拌し、脱炭、非金属介在物を除
去することが増加している。
ポーラスプラグは取鍋等の底部に配置されるため、その
残存量の判断は非常に重要であり、もしポーラスプラグ
の寿命の限界を越えて使用した場合には、湯洩れ等の重
大な事故を引き起こすおそれがある。そこで、ポーラス
プラグの安全性のために、使用する限界の残存寸法を決
めているが、正確さが得られず、経験や勘で判断した
り、限界寸法を大きくして安全をはかっていた。
残存量の判断は非常に重要であり、もしポーラスプラグ
の寿命の限界を越えて使用した場合には、湯洩れ等の重
大な事故を引き起こすおそれがある。そこで、ポーラス
プラグの安全性のために、使用する限界の残存寸法を決
めているが、正確さが得られず、経験や勘で判断した
り、限界寸法を大きくして安全をはかっていた。
また、近年、ポーラスプラグの通気性耐火物を上下に分
断し、上部を円錐形に、下部を四角錐形に段差を設けて
形成し、使用途中の残厚寸法を確認する方法が提案され
ている。
断し、上部を円錐形に、下部を四角錐形に段差を設けて
形成し、使用途中の残厚寸法を確認する方法が提案され
ている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、ポーラスプラグの通気性耐火物は上下に分断さ
れているため、使用途中に通気性耐火物が剥離するおそ
れがあり、危険性が高いものであった。
れているため、使用途中に通気性耐火物が剥離するおそ
れがあり、危険性が高いものであった。
また、通気性耐火物の下部の形状は、断面を四角形状と
しているため、メタルケースを直接に密着して被覆しに
くく、ポーラスプラグの外周部のキャスタブル耐火物の
緻密質耐火物にメタルケースを被覆しているものであっ
た。このように、ポーラスプラグの外周側にメタルケー
スを被覆すると、使用中にメタルケースが周辺のれんが
と溶着し、使用後にポーラスプラグを取り外すのが困難
となるものであった。
しているため、メタルケースを直接に密着して被覆しに
くく、ポーラスプラグの外周部のキャスタブル耐火物の
緻密質耐火物にメタルケースを被覆しているものであっ
た。このように、ポーラスプラグの外周側にメタルケー
スを被覆すると、使用中にメタルケースが周辺のれんが
と溶着し、使用後にポーラスプラグを取り外すのが困難
となるものであった。
問題を解決するための手段 本考案は上記のような点に鑑みたもので、上記の問題を
解決するために、外側部を緻密質耐火物で形成し、内側
部を通気性耐火物で形成してガスを吹込み自在としたガ
ス吹込み用ポーラスプラグにおいて、ポーラスプラグの
残存状態を判別可能に内側の通気性耐火物の中間の所要
の横断面を多角形状から円形形状または円形形状から多
角形状に漸次変化させ、通気性耐火物を上部から下部に
わたって一体的に形成するとともに下端部分を円錐形状
に形成したことを特徴とするガス吹込み用ポーラスプラ
グを提供するにある。
解決するために、外側部を緻密質耐火物で形成し、内側
部を通気性耐火物で形成してガスを吹込み自在としたガ
ス吹込み用ポーラスプラグにおいて、ポーラスプラグの
残存状態を判別可能に内側の通気性耐火物の中間の所要
の横断面を多角形状から円形形状または円形形状から多
角形状に漸次変化させ、通気性耐火物を上部から下部に
わたって一体的に形成するとともに下端部分を円錐形状
に形成したことを特徴とするガス吹込み用ポーラスプラ
グを提供するにある。
作用 本考案によれば、ポーラスプラグが溶損していくと、内
側の通気性耐火物の断面形状が円形形状または多角形状
から漸次多角形状または円形形状に変化していき、その
通気性耐火物の断面形状を検出することでポーラスプラ
グの残存量を判断できるとともに、断面形状が円形形状
または多角形状またはそれらに近似形状であることを検
出することによって、使用限界を正確に判断できる。ま
た、通気性耐火物を一体的に形成していることによっ
て、通気性耐火物が途中で剥離せず、さらに下端部が円
錐形状なので、メタルケースを直接に密着して被覆する
ことも容易にできる。
側の通気性耐火物の断面形状が円形形状または多角形状
から漸次多角形状または円形形状に変化していき、その
通気性耐火物の断面形状を検出することでポーラスプラ
グの残存量を判断できるとともに、断面形状が円形形状
または多角形状またはそれらに近似形状であることを検
出することによって、使用限界を正確に判断できる。ま
た、通気性耐火物を一体的に形成していることによっ
て、通気性耐火物が途中で剥離せず、さらに下端部が円
錐形状なので、メタルケースを直接に密着して被覆する
ことも容易にできる。
実施例 以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。
第１図以下は、本考案の一実施例である。ガス吹込みの
ポーラスプラグ１は、第１図のようにガス吹出しの先端
側が細くなった円錐台形状に形成していて、その後端部
にガス供給用のガス供給管２を接続している。ポーラス
プラグ１は、図のように内側の中央部分を多孔質のガス
が通過可能な通気性耐火物３で形成し、その外側をガス
を通過させない緻密質耐火物４を充填して形成してい
る。内側の通気性耐火物３部は、ほぼ３分の１〜４分の
１の上部を第１図のように外形にそって第２図のように
断面円形状とし、中間部のほぼ２分の１〜３分の１を横
断面が円形形状から四角形状に第２図〜第４図に示すよ
うに漸次連続的に変化させて形成し、この中間部におい
てポーラスプラグ１の残存状況を連続的に判断できて使
用限界を検出できるようにしている。そして、その下部
のほぼ３分の１〜４分の１の下部は、再び第１図のよう
に外形にそって第４図の点線のように断面円形状の円錐
状とし、通気性耐火物３の下部の円錐形状部５に第１図
のように鋼、銅、アルミニュウム等の金属のメタルケー
ス６を嵌装している。メタルケース６の下部にはガス供
給管２を接続するとともに円錐形状部５の下面にガス溜
り部７を凹設し、ガス供給管２を介して送給するアルゴ
ン、窒素、酸素等のガスを均一状に通気性耐火物３部を
流通して上端から吹き出すようにしている。
ポーラスプラグ１は、第１図のようにガス吹出しの先端
側が細くなった円錐台形状に形成していて、その後端部
にガス供給用のガス供給管２を接続している。ポーラス
プラグ１は、図のように内側の中央部分を多孔質のガス
が通過可能な通気性耐火物３で形成し、その外側をガス
を通過させない緻密質耐火物４を充填して形成してい
る。内側の通気性耐火物３部は、ほぼ３分の１〜４分の
１の上部を第１図のように外形にそって第２図のように
断面円形状とし、中間部のほぼ２分の１〜３分の１を横
断面が円形形状から四角形状に第２図〜第４図に示すよ
うに漸次連続的に変化させて形成し、この中間部におい
てポーラスプラグ１の残存状況を連続的に判断できて使
用限界を検出できるようにしている。そして、その下部
のほぼ３分の１〜４分の１の下部は、再び第１図のよう
に外形にそって第４図の点線のように断面円形状の円錐
状とし、通気性耐火物３の下部の円錐形状部５に第１図
のように鋼、銅、アルミニュウム等の金属のメタルケー
ス６を嵌装している。メタルケース６の下部にはガス供
給管２を接続するとともに円錐形状部５の下面にガス溜
り部７を凹設し、ガス供給管２を介して送給するアルゴ
ン、窒素、酸素等のガスを均一状に通気性耐火物３部を
流通して上端から吹き出すようにしている。
しかして、上記したポーラスプラグを使用してほぼ３分
の１〜４分の１が溶損すると、通気性耐火物の断面形状
が円形形状から漸次四角形状に変化していき、ポーラス
プラグの残厚状況を判断できる。そして、通気性耐火物
の断面が第３図、第４図のようなほぼ四角形状となるの
を検出することによって、ポーラスプラグの使用限界が
判断できる。
の１〜４分の１が溶損すると、通気性耐火物の断面形状
が円形形状から漸次四角形状に変化していき、ポーラス
プラグの残厚状況を判断できる。そして、通気性耐火物
の断面が第３図、第４図のようなほぼ四角形状となるの
を検出することによって、ポーラスプラグの使用限界が
判断できる。
また特に、通気性耐火物を上下にわたって一体的に形成
しているため、使用途中に通気耐火物が剥離するおそれ
が全くない。また通気性耐火物の下端部分を円錐形状と
しているため、図のように簡単にメタルケースを嵌装で
きて、ポーラスプラグの使用後にメタルケースが周辺の
れんがに溶着して取り外しが困難となるのを防止でき
る。
しているため、使用途中に通気耐火物が剥離するおそれ
が全くない。また通気性耐火物の下端部分を円錐形状と
しているため、図のように簡単にメタルケースを嵌装で
きて、ポーラスプラグの使用後にメタルケースが周辺の
れんがに溶着して取り外しが困難となるのを防止でき
る。
上記実施例で、たとえば通気性耐火物は、一体的に成形
した円錐台形状の中間部の外周の四面部に切り込みを設
けることによって製造することができ、また最初から切
り込みを設けた一体成形物としても製造することができ
る。また、通気性耐火物の中間部を断面正方形にした
が、長方形や六角形等の多角形とすることもできる。さ
らに、通気性耐火物の断面形状は、上記とは逆に多角形
状から円形形状に漸次連続的に変化するように形成して
も、上記と同様にポーラスプラグの使用状態を判断でき
て使用限界を検出することができるものである。
した円錐台形状の中間部の外周の四面部に切り込みを設
けることによって製造することができ、また最初から切
り込みを設けた一体成形物としても製造することができ
る。また、通気性耐火物の中間部を断面正方形にした
が、長方形や六角形等の多角形とすることもできる。さ
らに、通気性耐火物の断面形状は、上記とは逆に多角形
状から円形形状に漸次連続的に変化するように形成して
も、上記と同様にポーラスプラグの使用状態を判断でき
て使用限界を検出することができるものである。
考案の効果 以上のように本考案にあっては、ポーラスプラグが溶損
していくと、ポーラスプラグの内側の通気性耐火物の中
間部の断面形状が変化し、ポーラスプラグの残存状態を
連続的に判断することができるとともに、所定の断面形
状を検出することによってポーラスプラグの交換時期や
炉の使用限界を正確に判断することができる。また、通
気性耐火物を一体形成しているので、使用中に剥離する
おそれもない。さらに、通気性耐火物の下部を円錐形状
としているので、メタルケースを密着して嵌装すること
が容易に行えて、メタルケースがポーラスプラグの周辺
のれんがに溶着するのを防止できて、使用したポーラス
プラグの取り外しを容易に行うようにすることも可能で
ある。
していくと、ポーラスプラグの内側の通気性耐火物の中
間部の断面形状が変化し、ポーラスプラグの残存状態を
連続的に判断することができるとともに、所定の断面形
状を検出することによってポーラスプラグの交換時期や
炉の使用限界を正確に判断することができる。また、通
気性耐火物を一体形成しているので、使用中に剥離する
おそれもない。さらに、通気性耐火物の下部を円錐形状
としているので、メタルケースを密着して嵌装すること
が容易に行えて、メタルケースがポーラスプラグの周辺
のれんがに溶着するのを防止できて、使用したポーラス
プラグの取り外しを容易に行うようにすることも可能で
ある。
第１図は本考案の一実施例の側断面図、第２図、第３
図、第４図はそれぞれ第１図の矢視Ａ−Ａ，Ｂ−Ｂ，Ｃ
−Ｃ断面図である。 １……ポーラスプラグ、２……ガス供給管、３……通気
性耐火物、４……緻密質耐火物、５……円錐形状部、６
……メタルケース。
図、第４図はそれぞれ第１図の矢視Ａ−Ａ，Ｂ−Ｂ，Ｃ
−Ｃ断面図である。 １……ポーラスプラグ、２……ガス供給管、３……通気
性耐火物、４……緻密質耐火物、５……円錐形状部、６
……メタルケース。
Claims (1)
- 【請求項１】外側部を緻密質耐火物で形成し、内側部を
通気性耐火物で形成してガスを吹込み自在としたガス吹
込み用ポーラスプラグにおいて、ポーラスプラグの残存
状態を判別可能に内側の通気性耐火物の中間の所要の横
断面を多角形状から円形形状または円形形状から多角形
状に漸次変化させ、通気性耐火物を上部から下部にわた
って一体的に形成するとともに下端部分を円錐形状に形
成したことを特徴とするガス吹込み用ポーラスプラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988051460U JPH065408Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ガス吹込み用ポ−ラスプラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988051460U JPH065408Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ガス吹込み用ポ−ラスプラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01153843U JPH01153843U (ja) | 1989-10-23 |
| JPH065408Y2 true JPH065408Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31277482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988051460U Expired - Lifetime JPH065408Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ガス吹込み用ポ−ラスプラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065408Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009046756A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-05 | Tokyo Yogyo Co Ltd | ガス吹込みプラグ |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52722A (en) * | 1975-05-06 | 1977-01-06 | Norbergs Mekaniska Verkstad Ab | Method of preparing platform for lowerrpour casting and device for piling up bricks |
| JPS5919714U (ja) * | 1982-07-26 | 1984-02-06 | 北海鋼機株式会社 | 流動浸漬粉体塗装アンボンドｐｃ鋼棒 |
| JPS5919715U (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-06 | 木村 太郎 | 鉄筋止め具 |
| JPS628920U (ja) * | 1985-07-02 | 1987-01-20 | ||
| JPS6311162A (ja) * | 1986-04-11 | 1988-01-18 | エルフ アトケム ソシエテ アノニム | 細菌に汚染された織布の消毒方法 |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP1988051460U patent/JPH065408Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52722A (en) * | 1975-05-06 | 1977-01-06 | Norbergs Mekaniska Verkstad Ab | Method of preparing platform for lowerrpour casting and device for piling up bricks |
| JPS5919714U (ja) * | 1982-07-26 | 1984-02-06 | 北海鋼機株式会社 | 流動浸漬粉体塗装アンボンドｐｃ鋼棒 |
| JPS5919715U (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-06 | 木村 太郎 | 鉄筋止め具 |
| JPS628920U (ja) * | 1985-07-02 | 1987-01-20 | ||
| JPS6311162A (ja) * | 1986-04-11 | 1988-01-18 | エルフ アトケム ソシエテ アノニム | 細菌に汚染された織布の消毒方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01153843U (ja) | 1989-10-23 |
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