JPS6316442Y2 - - Google Patents

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JPS6316442Y2
JPS6316442Y2 JP1196981U JP1196981U JPS6316442Y2 JP S6316442 Y2 JPS6316442 Y2 JP S6316442Y2 JP 1196981 U JP1196981 U JP 1196981U JP 1196981 U JP1196981 U JP 1196981U JP S6316442 Y2 JPS6316442 Y2 JP S6316442Y2
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crane
storage
ceiling
floor
rail
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JP1196981U
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JPS57124503U (ja
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  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、逆梁構造の物品貯蔵庫に関し、特
に、物品貯蔵庫の梁を天井および床スラブの上面
に位置させた逆梁構造とし、天井クレーンによつ
て貯蔵庫の奥行方向に物品を入出庫させるように
した。
従来の物品貯蔵庫における庫内空間には、フオ
ークリフト等の運搬車用通路、前室、機械置場等
の平面的空間のほか、梁が占める天井空間が収容
物品に対して非有効空間として存在するため、庫
内の有効容積比が低下して、収容量に対する建築
費が高くなる一因となつている。
また、物品搬送装置として天井クレーンを用い
る場合も、大容積貯蔵庫では、クレーンガーダが
柱等の障害物に当つて走行できないので、中間に
柱のない長大スパンの構造とするか、あるいは柱
列間の各スパン毎に天井クレーンを設ける必要が
あり、中間柱のない長大スパンとすると、クレー
ンガーダ自体の長さも長大となるから、強度を出
すためにその高さが高くなるとともに、貯蔵庫の
床の強度を上げる目的で梁高さも増大するため、
貯蔵空間の容積を確保するためには貯蔵庫の天井
高さも高くなつて、建物の構造上建築費が高騰す
るだけでなく、何れの場合も天井クレーンの設備
費が高価なものとなる欠点がある。
この考案は、上記の欠点を除去するためになさ
れたものであり、この考案の目的は、天井および
床の梁を逆梁構造として天井クレーンを設ける構
成の物品貯蔵庫を提供することにあり、また、こ
の考案の目的は、中間柱を設けた長大スパンの貯
蔵庫であつても、天井クレーンの走行および物品
の搬送が中間柱によつて妨げられることのないよ
うにすることにあり、また、この考案の目的は、
物品貯蔵庫の有効容積率を向上させることにあ
り、さらにの考案の目的は、建築費を大幅に低減
できる物品貯蔵庫を提供することにある。
すなわち、この考案の物品貯蔵庫は、図示する
実施例のように、貯蔵庫の天井および床の梁9,
8を天井および床スラブ7,6の上面に位置させ
て接合し、床上面の梁8と天井スラブとの間に柱
12を複数列に立設して逆梁構造とし、この貯蔵
庫の入出庫口から奥行の方向に沿つて並ぶ左右2
列の柱列の間で、入出庫口から奥行方向に、天井
に沿つてレール17を設置し、このレール17に
クレーンガーダ20を走行可能に係合し、該クレ
ーンガーダ20に昇降可能の吊り具23を吊設し
て、前記レール17とクレーンガーダ20と吊り
具23とにより構成される天井クレーンを設けた
構造としたものである。
以下、この考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
第1図ないし第4図は、この考案の実施例であ
り、第1図は入出庫口側から奥行側の一部を破断
して示した斜視図、第2図は平面図、第3図は縦
断面図、第4図は横断面図である。
この物品貯蔵庫は、3階の貯蔵室から構成さ
れ、入出庫口側のプラツトホーム(車寄せ荷捌
場)1には、コンベヤ2を敷設し、該コンベヤ2
と隣接してリフト3が立設され、該リフト3の各
階の出入口には、コンベヤ4が設けてある。
各階の貯蔵室の床スラブ6は、それぞれのスラ
ブの上面に幅方向と奥行方向との梁8を組合わせ
てその下端面を接合した逆梁構造となつていて、
梁8上面と天井下面との間に中間柱12が立設さ
れて幅方向が3スパンに区分されている。幅方向
と奥行方向との梁によつて区画された長方形状の
床面には、余すところなく物品10を並べ、且つ
その上にさらに物品10を積重ねて収容してい
る。この実施例では物品10としてボツクスパレ
ツトが適用されている。
最上階の天井スラブ7の梁9も、前記と同様に
逆梁構造となつており、この梁9の上端面と屋根
スラブ5の下面との間には、空間11を設け、こ
の空間11を介して屋根スラブ5と天井スラブ7
との間の空気を梁9の両側間で流通させ、さらに
これを外気との間で流通させることにより換気し
て、屋根面からの太陽熱の伝達を減少させて貯蔵
庫内の温度上昇を防止する。
上記各図において、符号12は中間柱であり、
床スラブ6より上側に突出した梁8に対応させ
て、奥行方向に2列設けてある。また、13は空
調機、14は、該空調機13に接続したダクトで
あるが、冷凍冷蔵用貯蔵庫の場合は、空調機13
は、冷却機として用いるほか、室外用冷却機15
を併用する。
各階の貯蔵室の天井空間には、中間柱12の内
側の中央部のスパン間に、天井スラブの梁に支持
したブラケツト(図示せず)を介して、奥行方向
に平行に2条のレール17が延設してある。この
レール17には、クレーンガーダ20が図示しな
い車輪によつて吊設され、該レール17に沿つて
中央部のスパン間を奥行方向に走行できるように
なつている。21はクレーンガーダ20の運転室
であり、クレーンガーダ20には図示しない走行
用駆動装置が設けてある。
このクレーンガーダ20は伸縮可能であり、第
1図に示すようにクレーンアーム22が内挿され
ていて、このクレーンアーム22がクレーンガー
ダの伸縮部をなしている。クレーンアーム22
は、油圧シリンダ等の駆動装置4図示せず)によ
つて貯蔵庫の幅方向に入れ子式に伸縮自在に滑動
できるようにしてある。図示した実施例では、ク
レーンアーム22をクレーンガーダ20の両端に
各1個内挿して、クレーンガーダ20の左右方向
に各別に滑動させるようにしてあるが、クレーン
アーム22は1個のみにしてもよい。また、クレ
ーンアーム22は前記のように入れ子式ではな
く、クレーンガーダ20に沿つて、その外側で進
退可能に設けてもよい。
この左右のクレーンアーム22の先端部には、
いずれも吊り具23が吊架してあり、プーリに巻
回したワイヤロープによつて昇降する。吊り具2
3はクレーンアーム22に固定してもよく、クレ
ーンアーム22に沿つて走行できるようにしても
よい。
上記構成の物品貯蔵庫における物品を出庫する
ときの天井クレーンによる搬送は、次のようにし
て行う。
クレーンガーダ20を吊設した中央部のスパン
に積み重ねた物品は、クレーンアーム22を、そ
のスパン内で移動できるようにクレーンガーダ2
0内に入れて縮めた状態にして吊り具23によつ
て把持したのち吊り上げ、クレーンガーダ20を
入出庫口側のコンベヤ4まで走行させ、該コンベ
ヤ4上に吊り具23を下降させて物品10を降
す。
左右両側のスパンに積重ねた物品は、クレーン
アーム22をクレーンガーダ20の左右方向に滑
動させて伸ばした状態として吊り具23によつて
物品10を吊り上げ、吊り上げたまま、クレーン
アーム22をクレーンガーダ20内に入れて縮め
ることにより、吊り上げた物品10を中央部のス
パンにおいて吊つた状態としてから、クレーンガ
ーダ20を走行させる。
中央部のスパン間に積重ねる物品は、その左右
両側の奥行方向の積重ね段数を、第1図および第
4図に示すように、所定の積重ね段数よりも一段
低い段数としておいて、この空間25を奥行方向
の物品搬送路とするのが望ましい。このようにす
ると、この物品搬送路となつた空間25以外の位
置では天井クレーンと干渉しない範囲で物品を充
分に積重ねることができるため、最上段の物品と
天井クレーンとの間の空間を最小限とすることが
でき、所定の積重ね段数に対する貯蔵庫の建築高
さを必要最小限として有効容積率を向上させるこ
とになる。
物品を入庫するときは、上記出庫のときと逆の
操作を行なえばよい。。
上記構成の天井クレーンによると、物品の上下
方向の移動は吊り具を昇降させ、幅方向の移動は
クレーンアームを滑動させてそれぞれ行ない、奥
行方向の搬送は中央部のスパンでクレーンガーダ
を走行させることによつて行なわれるから、中間
柱を必要とする長大スパンの貯蔵庫であつても、
大スパンの天井クレーンとする必要がなく、クレ
ーンガーダ自体の高さ、重量を小さくすることが
できることとと相まつて、建築構造上有利とな
り、建築費および設備費を低減させることができ
る。
第5図は、天井クレーンの他の実施例を示す横
断面図である。クレーンガーダ20は、中間柱1
2に支持したレール17に吊設してあり、該クレ
ーンガーダ20の中に吊り具23が車輪26によ
つて走行自在に吊架されている。左右両側のスパ
ンには、貯蔵庫の幅方向と平行に多数のレール2
7をクレーンガーダ20と同一高さで天井から架
設して、吊り具23をクレーンガーダ20から該
レール27に移行させ、レール27に沿つて走行
させるようにしたものである。
上記実施例では、貯蔵庫が3スパンからなるも
のについて説明したが、単一スパンの逆梁構造の
貯蔵庫の場合は、吊り具を昇降自在に吊架したク
レーンガーダのみを設ければよく、また、3スパ
ン以外の複数スパンからなる貯蔵庫の場合も同様
に1スパンもしくは2スパン毎に交互にクレーン
ガーダを吊設して、クレーンガーダを吊設したス
パンに隣接する両側もしくは一方の側はクレーン
ガーダを吊設しないスパンとして、クレーンガー
ダを吊設したスパンに前記のクレーンアームを内
挿するか、あるいは、これと隣接する両側もしく
は一方の側のスパンに前記吊り具移行用のレール
を架設すればよい。
この考案は、上述のように、物品貯蔵庫の各階
の貯蔵室の天井および床スラブを逆梁構造とし、
奥行方向に走行可能な天井クレーンを吊設する構
成としている。
したがつて、この考案によれば、従来の貯蔵庫
のように天井面に梁が占める空間がなくなるか
ら、天井空間をクレーンガーダの走行空間として
有効に活用することができ、各階の有効高さを縮
小することが可能となるだけでなく、天井クレー
ンによる物品搬送方式の採用により、フオークリ
フト等の運搬車用通路を設ける必要がなく、床面
積のすべてが物品の収容場所として利用できるこ
とと相まつて、有効容積率が大幅に向上する。
また、この考案によれば、物品搬送を天井クレ
ーンによつて行なうから、最下階の床スラブとプ
ラツトホームとのレベルを従来のフオークリフト
等による場合のように同一高さとする必要がな
く、プラツトホームよりも低いレベルとすること
ができ、各階の有効高さを縮小できることとの相
乗効果により、建築高さが低くなり、建築費を低
減することができる。
さらに、この考案によれば、最上階の天井スラ
ブと最下階の床スラブとも逆梁構造であるから最
上階の天井スラブと屋根スラブとの間は換気空間
として利用することができる、また、最下階の床
下には基礎構造物のうち柱以外の梁等の突起物が
なく、床下の防湿防熱工事が容易となり、床下換
気空間として有効に使用することができるから、
とくに冷凍冷蔵用貯蔵庫における庫内温度の上昇
防止にすぐれた効果があり、冷却装置、施工費お
よび運転費を低減することができる。また、収容
量に対する建物外周面積の割合が従来より小さく
なる為、冷却装置に対する熱負荷の縮小もはかれ
省エネルギー効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す一部破断斜視
図、第2図はその平面図、第3図はその縦断面
図、第4図はその横断面図、第5図はこの考案の
他の実施例を示す横断面図である。 図中、6は床スラブ、7は天井スラブ、8は床
スラブの梁、9は天井スラブの梁、17はレー
ル、20はクレーンガーダ、22はクレーンアー
ム、23は吊り具、27はレールである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 貯蔵庫の天井および床の梁を天井および床ス
    ラブの上面に位置させて接合し、床上面の梁と
    天井スラブとの間に柱を複数列に立設して逆梁
    構造とし、この貯蔵庫の入出庫口から奥行の方
    向に沿つて並ぶ左右2列の柱列の間で、入出庫
    口から奥行方向に、天井に沿つてレールを設置
    し、このレールにクレーンガーダを走行可能に
    係合し、該クレーンガーダに昇降可能の吊り具
    を吊設して、前記レールとクレーンガーダと吊
    り具とにより構成される天井クレーンを設けた
    ことを特徴とする逆梁構造の物品貯蔵庫。 (2) 貯蔵庫が、クレーンガーダを吊設した柱列の
    間と、これに隣接する両側もしくは何れか一方
    の側のクレーンガーダを吊設しない柱列の間と
    の複数に区分され、クレーンガーダは前記レー
    ルと直交する水平方向に伸縮可能であり、この
    伸縮部に吊り具が吊設されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の逆梁構造の物品貯蔵
    庫。
JP1196981U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPS6316442Y2 (ja)

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JP1196981U JPS6316442Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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JP1196981U JPS6316442Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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JPS57124503U JPS57124503U (ja) 1982-08-03
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