JPH08193429A - 格納システム - Google Patents

格納システム

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JPH08193429A
JPH08193429A JP432995A JP432995A JPH08193429A JP H08193429 A JPH08193429 A JP H08193429A JP 432995 A JP432995 A JP 432995A JP 432995 A JP432995 A JP 432995A JP H08193429 A JPH08193429 A JP H08193429A
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lifting
lifts
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Mutsukazu Go
睦和 郷
Nobuo Kosakai
延雄 小酒井
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】格納物の格納効率を低下させることなく、格納
物の入出庫効率を向上させることができる格納システム
を提供する。 【構成】立体駐車場1を構成する格納フレーム2Aに
は、自動車3を格納するための複数階の格納室4と、立
体駐車場1に対して自動車3を出し入れする際の出入口
となる入出庫室5とが設けられる。又、各格納室4と入
出庫室5とは、格納フレーム2Aに設けられた鉛直方向
へ延びる昇降空間6によって連通される。この昇降空間
6内には上下2段となる昇降リフト28,29が昇降可
能に設けられ、両昇降リフト28,29にはウインチ7
a,7bから延びるワイヤ32,35が連結される。そ
して、両昇降リフト28,29にはそれぞれ自動車3が
載置され、両昇降リフト28,29はウインチ7a,7
bを駆動することにより、別々に格納室4と入出庫室5
との間を昇降して自動車3を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体駐車場として使用
するのに好適な格納システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、立体駐車場の格納フレームに
おいては、自動車を格納する複数階の格納室が設けられ
るとともに、格納フレームに対して自動車を出し入れす
る際の出入口となる入出庫室が設けられている。各格納
室の側方には鉛直方向へ延びる昇降空間が設けられ、こ
の昇降空間によって各格納室と入出庫室とが連通してい
る。そして、昇降空間内には櫛歯状のフォークを備えた
昇降リフトが昇降可能に設けられ、その昇降リフトはフ
ォークに自動車を載せて各格納室と入出庫室との間を昇
降するようになっている。又、各格納室内には、その格
納室と昇降空間との間を横行移動する横行トレーが設け
られ、横行トレーには前記昇降リフトのフォークと互い
違いに突出する櫛歯状のフォークが設けられている。
【0003】そして、所定階の格納室に自動車を格納す
るには、入出庫室にて自動車が載せられた昇降リフトを
前記格納室の所属する階より上方まで移動させ、その格
納室の横行トレーを昇降空間側に移動させる。更に、自
動車が載せられた昇降リフトを前記横行トレーの上方か
ら下方へ向かって下降させる。すると、横行トレーのフ
ォークと昇降リフトのフォークとがすれ違う時、昇降リ
フトの自動車が横行トレーのフォークによってすくい取
られて横行トレーに乗り移る。その後、自動車が乗り移
った横行トレーを格納室側に移動させることにより、自
動車が格納室に格納される。
【0004】又、所定階の格納室に格納された自動車を
立体駐車場から出すには、昇降リフトを前記格納室の所
属する階より下方へ移動させ、その格納室の自動車が載
置された横行トレーを昇降空間側に移動させる。更に、
昇降リフトを前記横行トレーの下方から上方へ向かって
上昇させる。すると、横行トレーのフォークと昇降リフ
トのフォークとがすれ違う時、横行トレーの自動車が昇
降リフトのフォークによってすくい取られて昇降リフト
に乗り移る。その後、自動車が乗り移った昇降リフトを
入出庫室まで移動させ、自動車を入出庫室から走行させ
ることにより立体駐車場から自動車が出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記立体駐
車場では、一つの昇降リフトで複数の格納室へ自動車を
格納したり、各格納室に格納された自動車を立体駐車場
から出したりしているため、立体駐車場における自動車
の入出庫効率が低下するという問題があった。
【0006】又、立体駐車場における自動車の入出庫効
率を向上させるには、格納フレームに複数の昇降空間を
設け、その各昇降空間にそれぞれ昇降リフトを設けるこ
とが考えられる。しかし、この場合には、昇降空間によ
って格納室を設けるためのスペースがとられるので、格
納フレームにおいて格納室の数が減少し、立体駐車場に
おける自動車の格納効率が低下するという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、格納物の格納効率を
低下させることなく、格納システムにおける格納物の入
出庫効率を向上させることにある。
【0008】第2の目的は、複数の昇降リフトにそれぞ
れ連結される吊下部材を互いに干渉させることなく、前
記各昇降リフトを昇降させることにある。第3の目的
は、傾くことなく各昇降リフトを昇降させることにあ
る。
【0009】第4の目的は、第1及び第2の昇降リフト
を互いに干渉することなく昇降させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明では、格納塔に設けられた複数
階の格納室と入出庫室とを連通する昇降空間内に、それ
ぞれ別々に昇降する複数の昇降リフトを設けた。
【0011】請求項2記載の発明では、前記複数の昇降
リフトには、複数の昇降手段によってそれぞれ昇降され
る複数の吊下部材を互いに干渉することなく連結した。
請求項3記載の発明では、前記昇降リフトは鉛直方向に
複数設けられるとともに、上側の昇降リフトから下側の
昇降リフトへ向かうほど両端部間が順次長く又は短くな
るように形成され、その各昇降リフトの両端部に吊下部
材をそれぞれ連結した。 請求項4記載の発明では、前
記複数の昇降リフトは第1及び第2の昇降リフトであっ
て、前記第1の昇降リフトを第1のリフトフレームと、
当該フレームから水平方向へ向かって突出する櫛歯状の
第1のフォークとから構成し、前記第2の昇降リフトを
第1のリフトフレームと所定間隔をおいて平行に延びる
第2のリフトフレームと、当該フレームから第1のフォ
ークと対向する方向へ向かって第1のフォークと互い違
いに突出する櫛歯状の第2のフォークとから構成した。
【0012】
【作用】即ち、請求項1記載の発明では、昇降空間内に
設けられた複数の昇降リフトは、別々に昇降して入出庫
室と各格納室との間で格納物を搬送する。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、昇降リフトに連結された吊下部材
が、他の昇降リフトに連結された吊下部材に干渉するこ
とが防止される。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の作用に加え、昇降リフトの両端部にそれぞれ連結
された吊下部材を昇降手段によって昇降させると、前記
昇降リフトが傾くことなく昇降される。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明の作用に加え、第1の昇降リフトと第2の昇降リフ
トとは別々に昇降される。そして、両リフトがすれ違う
時には、当該両リフトにそれぞれ設けられた第1及び第
2のフォークが、互いに干渉することなくすれ違う。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明をフォーク式の立体駐車場
に具体化した第1実施例を図1〜図4に従って説明す
る。
【0017】図1に示すように、格納システムとしての
立体駐車場1は半地下式となっており、立体駐車場1を
構成する格納塔としての格納フレーム2A〜2Eは前後
方向(図1の左右方向)に隣接している。格納フレーム
2A〜2Eには、格納物としての自動車3を格納する複
数階の格納室4が設けられている。格納フレーム2Aの
鉛直方向中央には、立体駐車場1に対して自動車3を出
し入れする際の出入口となる入出庫室5が設けられてい
る。尚、格納フレーム2B〜2Eにおいて、格納フレー
ム2Aの入出庫室5に対応する部分は格納室4となり、
その他の部分は格納フレーム2Aと同一構成となってい
る。そのため、格納フレーム2B〜2Eついては格納フ
レーム2Aと同一番号を付して説明を省略し、以下格納
フレーム2Aについてのみ説明する。
【0018】図2に示すように、格納フレーム2Aの左
右方向(以下、横方向という)中央には、鉛直方向に延
びる昇降空間6が設けられている。前記格納フレーム2
Aの上側において昇降空間6に対応する位置には、一対
のウインチ7a,7bが昇降手段として設けられてい
る。又、格納フレーム2Aにおいて、昇降空間6を挟ん
だ横方向両側の地上階には、それぞれ前記入出庫室5が
設けられている。入出庫室5には横方向へ昇降空間6内
まで延びるガイドレール8が設けられ、ガイドレール8
には複数のローラ9が回転可能に支持されている。そし
て、ローラ9には横行台車10が支持され、そのローラ
9を正逆方向に積極回転させることにより、横行台車1
0が入出庫室5と昇降空間6との間を横行移動するよう
になっている。この横行台車10の移動方向両側には、
図示しない櫛歯状のフォークが形成されている。
【0019】入出庫室5の上下両側には前記格納室4が
複数階設けられ、各格納室4にはそれぞれ二台の自動車
3を横方向へ並列に格納できるようになっている。即
ち、格納室4内の昇降空間6に対して奥側及び手前側に
は、自動車3を一台ずつ格納可能な第1格納空間4a及
び第2格納空間4bがそれぞれ設けられている。前記格
納室4には、上下二段となる第1及び第2のガイドレー
ル11,12が設けられている。そして、上側に位置す
る第1のガイドレール11は、第1及び第2格納空間4
a,4bの横幅全体に亘って、且つ昇降空間6内まで延
びている。又、下側に位置する第2のガイドレール12
は、第2格納空間4bの横幅全体に亘って、且つ昇降空
間6内まで延びている。この第1及び第2のガイドレー
ル11,12には、当該レール11,12に沿って複数
のローラ15,16が回転可能に支持されている。
【0020】図3に示すように、上記の両ガイドレール
11,12は、格納室4及び昇降空間6の前後方向(図
3の上下方向)両側に一対設けられている。そして、第
1のガイドレール11のローラ15には、第1の横行ト
レー17が、第1格納空間4aと昇降空間6との間を横
行移動できるように支持されている。その第1の横行ト
レー17の移動方向両側には、それぞれ前記横行台車1
0のフォークと同形の櫛歯状をなすフォーク18が形成
されている。そして、ローラ15を正逆方向に積極回転
させることにより、第1の横行トレー17が第1格納空
間4aと昇降空間6との間を横行移動するようになって
いる。
【0021】又、第2のガイドレール12のローラ16
(図3には図示せず)には、第2の横行トレー19が、
第2格納空間4bと昇降空間6との間を横行移動できる
ように支持されている。その第2の横行トレー19の移
動方向両側には、第1の横行トレー17のフォーク18
と同形の櫛歯状をなすフォーク20が形成されている。
そして、ローラ16を正逆方向に積極回転させることに
より、第2の横行トレー19が第2格納空間4bと昇降
空間6との間を横行移動するようになっている。
【0022】図2に示すように、最上階の格納室4の上
側には退避室21が設けられ、退避室21内には横方向
へ昇降空間6まで延びるガイドレール22が設けられて
いる。このガイドレール22には、当該レール22に沿
って複数のローラ23が回転可能に支持されている。そ
して、ローラ23には退避トレー24が支持され、その
ローラ23を正逆方向に積極回転させることにより、退
避トレー24が退避室21と昇降空間6との間を横行移
動するようになっている。この退避トレー24の移動方
向両側には、前記第1及び第2の横行トレー17,19
のフォーク18,20と同形の櫛歯状をなす図示しない
フォークが形成されている。
【0023】図3に示すように、昇降空間6の左側に
は、前後一対の昇降フレーム25aがそれぞれ鉛直方向
へ延びるように設けられている。その両昇降フレーム2
5aは左右一対の側壁26aと、当該両側壁26aを連
結する連結壁27aとからなる断面略コ字状に形成され
ている。そして、両昇降フレーム25aは、その開口部
が対向するように配置されている。又、昇降空間6の右
側には、前後一対の昇降フレーム25bがそれぞれ鉛直
方向へ延びるように設けられている。その両昇降フレー
ム25bは、前記昇降フレーム25aと同形の断面略コ
字状に形成され、側壁26b及び連結壁27bとから構
成されている。そして、両昇降フレーム25bは、その
開口部が対向するように配置されている。
【0024】図2に示すように、昇降空間6には、自動
車3を搬送するための上下一対の第1及び第2の昇降リ
フト28,29が昇降可能に設けられている。図4に示
すように、上側に位置する第1の昇降リフト28は、所
定間隔をおいて平行に延びる左右一対のリフトフレーム
30と、両リフトフレーム30から対向するように突出
するフォーク31とから構成されている。このフォーク
31は、前記第1及び第2の横行トレー17,19のフ
ォーク18,20と互い違いに突出する櫛歯状に形成さ
れている。
【0025】左側に位置するリフトフレーム30の両端
部は、前後一対の昇降フレーム25aを構成する左右一
対の側壁26a間にそれぞれ挿入されている。そして、
前記リフトフレーム30は、その両端面と昇降フレーム
25aの連結壁27aとの間に隙間ができる長さとなっ
ている。更に、右側に位置するリフトフレーム30の両
端部は、前後一対の昇降フレーム25bを構成する左右
一対の側壁26b間に挿入されている。そして、前記リ
フトフレーム30は、その両端面と昇降フレーム25b
の連結壁27bとの間に隙間ができる長さとなってい
る。又、両リフトフレーム30の両端部には、前記ウイ
ンチ7aから延びる吊下部材としてのワイヤ32がそれ
ぞれ連結され、そのウインチ7aを駆動してワイヤ32
を巻き取り又は繰り出しすると、第1の昇降リフト28
が昇降するようになっている。
【0026】下側に位置する第2の昇降リフト29は、
前記第1の昇降リフト28と同様に左右一対のリフトフ
レーム33と、両リフトフレーム33から突出するフォ
ーク34とから構成されている。このフォーク34は、
前記第1の昇降リフト28のフォーク31と同形の櫛歯
状に形成されている。
【0027】左側に位置するリフトフレーム33の両端
部は昇降フレーム25aの側壁26a間に挿入され、前
記リフトフレーム33は、その両端面が連結壁27aの
近傍に位置する長さとなっている。又、右側に位置する
リフトフレーム33の両端部は昇降フレーム25bの側
壁26b間に挿入され、前記リフトフレーム33は、そ
の両端面が連結壁27bの近傍に位置する長さとなって
いる。即ち、第2の昇降リフト29のリフトフレーム3
3は、第1の昇降リフト28のリフトフレーム30より
も長くなっている。又、両リフトフレーム33の両端部
には、前記ウインチ7bから延びる吊下部材としてのワ
イヤ35がそれぞれ連結されている。このワイヤ35
は、第1の昇降リフト28におけるリフトフレーム30
と、昇降フレーム25a,25bの連結壁27a,27
bとの隙間を通っている。そして、前記ウインチ7bを
駆動してワイヤ35を巻き取り又は繰り出しすると、第
2の昇降リフト29が昇降するようになっている。
【0028】図2に示すように、昇降空間6の下端部に
は、前後方向へ延びる走行空間40が形成され、この走
行空間40によって格納フレーム2Aと格納フレーム2
B〜2Eとが連通している。走行空間40には前後方向
へ延びる一対の走行レール41が敷設され、走行レール
41上には当該レール41に沿って走行可能な走行台車
42が設けられている。そして、走行台車42の幅方向
両側には図示しないフォークが形成され、このフォーク
は前記第1及び第2の横行トレー17,19のフォーク
18,20と同形の櫛歯状となっている。
【0029】次に、上記のように構成された立体駐車場
1の作用を説明する。所定階の格納室4に二台の自動車
3を格納するには、昇降空間6を挟んだ両側の入出庫室
5内へそれぞれ自動車3を走行させ、前記両入出庫室5
の横行台車10の上でそれぞれ自動車3を停止させる。
その後、第1及び第2の昇降リフト28,29を入出庫
室5のガイドレール8より下方へ移動させ、自動車3が
載置された一方の横行台車10を昇降空間6側に移動さ
せる。そして、第1の昇降リフト28を前記横行台車1
0の下方から上方へ向かって上昇させると、第1の昇降
リフト28のフォーク31と横行台車10のフォークと
がすれ違う。この時、横行台車10の自動車3が、第1
の昇降リフト28のフォーク31によってすくい取られ
て当該昇降リフト28に乗り移る。
【0030】その後、第1の昇降リフト28に自動車3
を受け渡した横行台車10が入出庫室5側へ移動される
とともに、自動車3が載置された他方の横行台車10が
昇降空間6側へ移動される。更に、第2の昇降リフト2
9を前記横行台車10の下方から上方へ向かって上昇さ
せると、前記第1の昇降リフト28の場合と同様にし
て、横行台車10の自動車3が第2の昇降リフト29に
乗り移る。
【0031】そして、自動車3が乗り移った第1及び第
2の昇降リフト28,29を所望の格納室4が所属する
階より上方まで移動させ、その格納室4における第1の
横行トレー17を昇降空間6側に移動させる。その後、
第2の昇降リフト29を前記第1の横行トレー17の上
方から下方へ向かって下降させると、第2の昇降リフト
29のフォーク34と第1の横行トレー17のフォーク
18とがすれ違う。この時、第2の昇降リフト29の自
動車3が、第1の横行トレー17のフォーク18によっ
てすくい取られて当該横行トレー17に乗り移る。そし
て、自動車3が載置された第1の横行トレー17を格納
室4の第1格納空間4aへ移動させることにより、自動
車3が第1格納空間4aに格納される。
【0032】その後、前記格納室4における第2の横行
トレー19が昇降空間6側に移動され、第1の昇降リフ
ト28を前記第2の横行トレー19の上方から下方へ向
かって下降させる。すると、第2の昇降リフト29の場
合と同様にして、第1の昇降リフト28の自動車3が第
2の横行トレー19に乗り移る。そして、第2の横行ト
レー19を格納室4の第2昇降空間4bへ移動させるこ
とにより、自動車3が第2格納空間4bに格納される。
【0033】次に、所定階の格納室4に格納された二台
の自動車3を立体駐車場1から出すには、その格納室4
の所属する階より下方へ第1及び第2の昇降リフト2
8,29を移動させる。その後、自動車3が載置された
第2の横行トレー19を昇降空間6側に移動させる。そ
して、第1の昇降リフト28を前記第2の横行トレー1
9の下方から上方へ向かって上昇させると、第1の昇降
リフト28のフォーク31と第2の横行トレー19のフ
ォーク20とがすれ違う。この時、第2の横行トレー1
9の自動車3が、第1の昇降リフト28のフォーク31
によって第2の横行トレー19からすくい取られて当該
昇降リフト28に乗り移る。
【0034】その後、第1の昇降リフト28に自動車3
を受け渡した第2の横行トレー19が第2格納空間4b
へ移動されるとともに、自動車3が載置された第1の横
行トレー17が昇降空間6側へ移動される。そして、第
2の昇降リフト29を第1の横行トレー17の下方から
上方へ向かって上昇させると、第1の昇降リフト28の
場合と同様にして、第1の横行トレー17の自動車3が
第2の昇降リフト29に乗り移る。
【0035】そして、自動車3が乗り移った第1及び第
2の昇降リフト28,29を入出庫室5のガイドレール
8より上方へ移動させ、一方の横行台車10を昇降空間
6側に移動させる。その後、第2の昇降リフト29を前
記横行台車10の上方から下方へ向かって下降させる
と、第2の昇降リフト29のフォーク31と横行台車1
0のフォークとが擦れ違う。この時、第2の昇降リフト
29の自動車3が、前記横行台車10のフォークによっ
てすくい取られて当該横行台車10に乗り移る。
【0036】その後、自動車3が載置された横行台車1
0を入出庫室5側へ移動させるとともに、自動車3の載
置されていない他方の横行台車10を昇降空間6側へ移
動させる。そして、第1の昇降リフト28を前記横行台
車10の上方から下方へ向かって下降させると、第2の
昇降リフト29の場合と同様にして、第1の昇降リフト
28の自動車3が横行台車10に乗り移る。更に、自動
車3が載置された横行台車10を入出庫室5側へ移動さ
せ、自動車3を前記両横行台車10から走行させること
により、自動車3が立体駐車場1から出される。
【0037】又、第2格納空間4bに既に自動車3が格
納されている格納室4において、第1格納空間4aに対
して自動車3を出し入れするには、前記第2格納空間4
bの自動車3を第1の昇降リフト28に乗り移らせる。
そして、自動車3が乗り移った第1の昇降リフト28を
退避室21まで移動させ、前記第1及び第2の横行トレ
ー17,19に自動車3を受け渡す場合と同様にして、
退避トレー24へ第1の昇降リフト28の自動車3を受
け渡す。更に、自動車3が載置された退避トレー24を
退避室21側へ移動させることにより、退避室21に自
動車3が一時退避される。
【0038】一方、第1の昇降リフト28が第2格納空
間4bの自動車3を退避室21へと持ち去った後、第2
の昇降リフト29によって第1の格納空間4aに対して
自動車3が出し入れされる。その出し入れが完了すると
第1の昇降リフト28が退避室まで移動され、自動車3
を載置した退避トレー24が昇降空間6側へ移動され
る。そして、前記第1及び第2の横行トレー17,19
から自動車3を受け取る場合と同様にして、第1の昇降
リフト28が退避トレー24から自動車3を受け取る。
自動車3が載置された第1の昇降リフト28は、その自
動車3が元々格納されていた格納室4まで移動され、そ
の格納室4の第2格納空間4bに第1の昇降リフト28
の自動車3が戻される。
【0039】尚、自動車3を格納フレーム2B〜2Eの
格納室4に格納する場合、格納フレーム2Aの昇降リフ
ト28,29に載置された自動車3を走行台車42に受
け渡し、その走行台車42を走行レール41に沿って格
納フレーム2B〜2Eまで走行させる。そして、その格
納フレーム2B〜2Eの昇降リフト28,29に走行台
車42から自動車3を乗り移らせ、その自動車3を前記
と同様にして格納室4に格納させる。又、格納フレーム
2B〜2Eの格納室4に格納された自動車3を立体駐車
場1から出すには、その格納フレーム2B〜2Eの昇降
リフト28,29に格納室4の自動車3を受け渡す。そ
して、昇降リフト28,29に載置された自動車3を走
行台車42に受け渡し、その走行台車42を格納フレー
ム2Aまで走行させる。その後、格納フレーム2Aの昇
降リフト28,29に走行台車42の自動車3を乗り移
らせ、その自動車3を前記と同様にして入出庫室5へ搬
送する。
【0040】以上詳述したように本実施例では、昇降空
間6内に第1及び第2の昇降リフト28,29を設け、
その両昇降リフト28,29を別々に昇降させるように
した。従って、格納フレーム2A〜2Eにおいて、昇降
空間6によって取られるスぺースが昇降リフトを一台の
み設けた場合と同じになる。そのため、昇降空間6によ
って格納フレーム2A〜2Eのスペースが取られて格納
室4の数が減るのを防止することができ、立体駐車場1
における自動車3の格納効率を向上させることができ
る。又、入出庫室5と各階の格納室4との間における自
動車3の搬送は、第1の昇降リフト28と第2の昇降リ
フト29との両方によって行われるため、立体駐車場1
における自動車3の入出庫効率を向上させることができ
る。
【0041】更に、本実施例では、第1及び第2の昇降
リフト28,29によって同時に二台の自動車3を搬送
することができるため、格納室4に対して二台の自動車
3を効率よく出し入れすることができる。即ち、二台の
自動車3を格納可能な格納室4の場合でも、その格納室
4に対して効率よく自動車3を出し入れすることができ
る。
【0042】又、第2格納空間4bに自動車3が格納さ
れている格納室4において、第1格納空間4aに対して
自動車3の出し入れを行う場合には、第1の昇降リフト
28と第2の昇降リフト29とが用いられる。即ち、第
1の昇降リフト28で第2の昇降空間4bに格納された
自動車3を退避室21へ一時退避させ、その間に第2の
昇降リフト28が第1格納空間4aに対する自動車3の
出し入れを行う。従って、第2格納空間4bに自動車3
が格納されている格納室4において、第1格納空間4a
に対する自動車3の出し入れを効率よく行うことができ
る。
【0043】又、本実施例では、下側に位置する第2の
昇降リフト29のリフトフレーム30は、上側に位置す
る第1の昇降リフト28のリフトフレーム33よりも長
く形成されている。従って、両リフトフレーム30,3
3の両端部にそれぞれ連結されるワイヤ32,35を互
いに干渉させることなく、第1及び第2の昇降リフト2
8,29を昇降させることができる。又、ワイヤ32,
35をリフトフレーム30,35の両端部に連結されて
いるため、自動車3が第1及び第2の昇降リフト28,
29に対して偏った状態で載せられた場合等でも、その
昇降リフト28,29を傾くことなく昇降させることが
できる。
【0044】更に、本実施例では、第1及び第2の昇降
リフト28,29が昇降空間6内を昇降するにも拘わら
ず、昇降空間6内には一台の昇降リフトを設けた場合と
同じ数だけ昇降フレーム25a,25bを設ければよい
ため、立体駐車場1の設置が容易になる。
【0045】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図5に従って説明する。尚、本実施例において第1実
施例と同一部分については、第1実施例と同一番号を付
して詳細な説明を省略する。
【0046】図5に示すように、本実施例の立体駐車場
1における昇降空間6内には、第1及び第2の昇降リフ
ト45,46が昇降可能に設けられている。第1の昇降
リフト45は、昇降空間6の左側において前後方向へ延
びる第1のリフトフレーム47と、当該フレーム47か
ら右側へ向かって突出する櫛歯状の第1のフォーク48
とから構成されている。前記第1のリフトフレーム47
の両端部は、前後一対の昇降フレーム25aにおける左
右一対の側壁26a間にそれぞれ挿入されている。更
に、第1のリフトフレーム47の両端部には、ウインチ
7aから延びるワイヤ32がそれぞれ連結されている。
【0047】第2の昇降リフト46は、昇降空間6の右
側において前後方向へ延びる第2のリフトフレーム49
と、当該フレーム49から左側へ向かって前記第1のフ
ォーク48と互い違いに突出する櫛歯状の第2のフォー
ク50とから構成されている。前記第2のリフトフレー
ム49の両端部は、前後一対の昇降フレーム25bにお
ける左右一対の側壁26b間にそれぞれ挿入されてい
る。更に、第2のリフトフレーム49の両端部には、ウ
インチ7bから延びるワイヤ35がそれぞれ連結されて
いる。又、第2のフォーク50は第1のリフトフレーム
47の近傍まで突出し、第1のフォーク48は第2のリ
フトフレーム49の近傍まで突出している。
【0048】格納室4の第1格納空間4aには、第1の
横行トレー51が設けられている。第1の横行トレー5
1は右側が開口する略コ字状のトレーフレーム52と、
トレーフレーム52の内側において右側へ向かって突出
するフォーク53とから構成されている。このフォーク
53は、前記第1のフォーク48と同形の櫛歯状に形成
されている。又、格納室4の第2格納空間4bには、第
2の横行トレー54が設けられている。第2の横行トレ
ー54は左側が開口する略コ字状のトレーフレーム55
と、トレーフレーム55の内側において左側へ向かって
突出するフォーク56とから構成されている。このフォ
ーク56は、前記第2のフォーク50と同形の櫛歯状に
形成されている。
【0049】そして、前記第1の昇降リフト45は第2
の横行トレー54に対して自動車3を受け渡しし、第2
の昇降リフト46は第1の横行トレー51に対して自動
車3を受け渡しするようになっている。従って、所定階
の格納室4に二台の自動車3を格納する場合、第1の昇
降リフト45が上になるとともに第2の昇降リフト46
が下になるように、自動車3を載せた両昇降リフト4
5,46を前記格納室4の所属する階より上方へ移動さ
せる。その後、第1及び第2の昇降リフト45,46の
自動車3を、順次第1及び第2格納空間4a,4bに格
納する。
【0050】又、所定階の格納室4に格納された二台の
自動車3を前記格納室4から出す場合、まず第2の横行
トレー54に載置された自動車3が第1の昇降リフト4
5へ受け渡される。その後、第1の横行トレー51の自
動車3が第2の昇降リフト46へ受け渡される。尚、第
2格納空間4bに既に自動車3が格納されている格納室
4において、第1格納空間4aに対して自動車3を出し
入れする場合、第2格納空間4bの自動車3は第1の昇
降リフト45によって退避室21へ退避される。
【0051】以上詳述したように本実施例では、第1の
フォーク48と第2のフォーク50とが互い違いに突出
しているため、第1及び第2の昇降リフト45,46を
互いに干渉させることなく昇降させることができる。従
って、第1の昇降リフト45と第2の昇降リフト46と
をすれ違うように昇降させることができ、両昇降リフト
45,46の昇降範囲を広げて立体駐車場1における自
動車3の入出庫効率を更に向上させることができる。
【0052】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)上記各実施例では、自動車3を格納するための立
体駐車場1に本発明を具体化したが、ダンボール箱等の
荷物を格納する格納庫に本発明を具体化してもよい。こ
の場合、格納庫における荷物の入出庫効率を向上させる
ことができる。
【0053】(2)上記各実施例では、立体駐車場1に
二台の自動車3が格納可能な格納室4を設けたが、自動
車3を一台だけ格納可能な格納室や自動車3を三台以上
格納可能な格納室を立体駐車場1に設けてもよい。この
場合でも、立体駐車場1における自動車3の入出庫効率
を向上させることができる。
【0054】(3)第1実施例において、昇降リフト2
8,29の数を2つ以上にし、上側の昇降リフトから下
側の昇降リフトへ向かうほど、その昇降リフトを構成す
るリフトフレームが順次長くなるようにする。そして、
各リフトフレームの両端部に昇降リフトと同じ数だけ設
けられたウインチから延びるワイヤをそれぞれ連結し、
各昇降リフトを別々に昇降させるようにしてもよい。こ
の場合、立体駐車場1における自動車3の入出庫効率を
更に向上させることができる。
【0055】(4)第1実施例において、図6(a),
(b)に示すように、昇降フレーム25a,25bの前
側及び後側に別の昇降フレーム57a,57bをそれぞ
れ設け、昇降フレーム57aと昇降フレーム57bとの
開口部が対向するように、両昇降フレーム57a,57
bを配置する。そして、昇降フレーム25a,25bに
は昇降リフト58のリフトフレーム59の両端部を挿入
するとともに、昇降フレーム57a,57bには昇降リ
フト60における略コ字状に形成されたリフトフレーム
61の両端部を挿入する。更に、両リフトフレーム5
9,61にそれぞれ形成されたフォーク62,63を、
両フォーク62,63の先端が水平方向に対して同じ位
置となるように突出させる。尚、昇降リフト58,60
は、昇降リフト60が上側となるとともに昇降リフト5
8が下側となっており、昇降リフト60のリフトフレー
ム60は、昇降リフト58のリフトフレーム59よりも
長くなっている。この場合、リフトフレーム59,61
の両端部にそれぞれ連結されるワイヤ32,35を、よ
り一層互いに干渉させにくくすることができる。
【0056】又、前記昇降フレーム57a,57bを昇
降フレーム25a,25bの間に設ける。そして、前後
一対の昇降フレーム57aを昇降フレーム25aと同様
にその両開口部が対向するように配置するとともに、前
後一対の昇降リフレーム57bを、昇降フレーム25b
と同様にその両開口部が対向するように配置する。そし
て、昇降リフト60の両リフトフレーム61を棒状に形
成し、両リフトフレーム61を昇降フレーム57a,5
7bに挿入するようにしてもよい。この場合、リフトフ
レーム61を略コ字状に屈曲させなくてもよいため、昇
降リフト60を容易に形成することができる。
【0057】(5)第1実施例において、退避室21を
設ける代わりに、自動車3が格納されていない格納室4
を退避室としてもよい。この場合、立体駐車場1に退避
室21を設けなくてもよいため、立体駐車場1における
自動車3の格納効率を更に向上させることができる。
【0058】(6)第1実施例において、上側に位置す
る第1の昇降リフト28を入出庫室5より上側の格納室
4専用にし、下側に位置する第2の昇降リフト29を入
出庫室5より下側の格納室4専用にしてもよい。この場
合でも、立体駐車場1における自動車3の入出庫効率を
向上させることができる。
【0059】(7)上記各実施例において、吊下部材と
してワイヤ32,35を例示したが、これに代えてチェ
ーン又はベルト等を吊下部材としてもよい。次に、以上
の実施例から把握することができる請求項以外の技術的
思想をその効果とともに以下に記載する。
【0060】請求項1〜4のいずれかに記載の格納シス
テムにおいて、横行トレーは、当該トレーの移動方向に
並設され、互いに干渉することなく横行移動する複数の
横行トレーであって、格納塔には昇降空間に対して手前
側に位置する横行トレーに載置された格納物を、その格
納室から一時退避させるための退避室を設けた格納シス
テム。この場合、昇降空間に対して奥側に位置する横行
トレーに対して、効率よく格納物を受け渡しすることが
できる。
【0061】尚、本明細書において、格納物とは格納シ
ステムに格納されるもののことであり、自動車のみなら
ず荷物等その他の格納物を含むと定義する。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の昇
降リフトが一つの昇降空間内を別々に昇降するため、格
納物の格納効率を低下させることなく格納システムにお
ける格納物の入出庫効率を向上させることができる。
【0063】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、各昇降リフトの両端部にそれぞ
れ連結される吊下部材を互いに干渉させることなく各昇
降リフトを昇降させることができる。
【0064】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加え、吊下部材は各昇降リフトの両端
部にそれぞれ連結されるため、各昇降リフトを傾くこと
なく昇降させることができる。
【0065】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加え、第1のフォークと第2のフォー
クとがすれ違うように第1及び第2の昇降リフトを昇降
させることができるため、第1及び第2の昇降リフトを
互いに干渉することなく昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の立体駐車場を示す縦断面図。
【図2】立体駐車場を示す横断面図。
【図3】格納室及び昇降空間を示す平面図。
【図4】昇降リフトを示す斜視図。
【図5】第2実施例の格納室及び昇降空間を示す平面
図。
【図6】(a)及び(b)は別例の昇降リフトを示す平
面図及び側面図。
【符号の説明】
1…格納システムとしての立体駐車場、2A〜2E…格
納塔としての格納フレーム、3…格納物としての自動
車、4…格納室、5…入出庫室、6…昇降空間、7a,
7b…昇降手段としてのウインチ、17…第1の横行ト
レー、19…第2の横行トレー、28…第1の昇降リフ
ト、29…第2の昇降リフト、32,35…吊下部材と
してのワイヤ、45…第1の昇降リフト、46…第2の
昇降リフト、47…第1のリフトフレーム、48…第1
のフォーク、49…第2のリフトフレーム、50…第2
のフォーク、51…第1の横行トレー、54…第2の横
行トレー、58,60…昇降リフト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階の格納室(4)を備えた格納塔
    (2A〜2E)に格納物(3)を出し入れする際の出入
    口となる入出庫室(5)と、 前記格納室(4)の側方に鉛直方向へ延びるように設け
    られ、その格納室(4)と前記入出庫室(5)とを連通
    する昇降空間(6)と、 前記格納室(4)と昇降空間(6)との間を横行移動す
    る横行トレー(17,19,51,54)と、 前記昇降空間(6)内を昇降して格納室(4)と入出庫
    室(5)との間で格納物(3)を搬送するとともに、横
    行トレー(17,19,51,54)に対して格納物
    (3)を受け渡しする昇降リフト(28,29,45,
    46,58,60)とを備えた格納システムにおいて、 前記昇降空間(6)内に、それぞれ別々に昇降する複数
    の昇降リフト(28,29,45,46,58,60)
    を設けた格納システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の昇降リフト(28,29,4
    5,46,58,60)には、複数の昇降手段(7a,
    7b)によってそれぞれ昇降される複数の吊下部材(3
    2,35)が互いに干渉することなく連結されている請
    求項1記載の格納システム。
  3. 【請求項3】 前記昇降リフト(28,29,58,6
    0)は鉛直方向に複数設けられるとともに、上側の昇降
    リフト(28,60)から下側の昇降リフト(29,5
    8)へ向かうほど両端部間が順次長く又は短くなるよう
    に形成され、その各昇降リフト(28,29,58,6
    0)の両端部に吊下部材(32,35)がそれぞれ連結
    されている請求項2記載の格納システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の昇降リフト(28,29,4
    5,46,58,60)は第1及び第2の昇降リフト
    (45,46)であって、前記第1の昇降リフト(4
    5)を第1のリフトフレーム(47)と、当該フレーム
    (47)から水平方向へ向かって突出する櫛歯状の第1
    のフォーク(48)とから構成し、前記第2の昇降リフ
    ト(46)を第1のリフトフレーム(47)と所定間隔
    をおいて平行に延びる第2のリフトフレーム(49)
    と、当該フレーム(49)から第1のフォーク(48)
    と対向する方向へ向かって第1のフォーク(48)と互
    い違いに突出する櫛歯状の第2のフォーク(50)とか
    ら構成した請求項2記載の格納システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103161339A (zh) * 2012-11-28 2013-06-19 安徽鸿路钢结构(集团)股份有限公司 一种新型地坑停车设备
JP2017186815A (ja) * 2016-04-07 2017-10-12 Ihi運搬機械株式会社 フォークパーキングのトレイ横行装置
CN113775225A (zh) * 2021-09-27 2021-12-10 广东三浦车库股份有限公司 一种升降横移类停车设备的无人化改造方法及无人值守车库

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CN113775225A (zh) * 2021-09-27 2021-12-10 广东三浦车库股份有限公司 一种升降横移类停车设备的无人化改造方法及无人值守车库

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