JP2509639Y2 - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JP2509639Y2
JP2509639Y2 JP1990011000U JP1100090U JP2509639Y2 JP 2509639 Y2 JP2509639 Y2 JP 2509639Y2 JP 1990011000 U JP1990011000 U JP 1990011000U JP 1100090 U JP1100090 U JP 1100090U JP 2509639 Y2 JP2509639 Y2 JP 2509639Y2
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Hokoku Kogyo Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ワイヤロープで吊り下げた、横幅の広い
搬器を利用して自動車を搬送し、車収納スペースに収納
または車収納スペースから搬出するようにした自動車の
立体駐車装置の改良に関するものである。
(従来技術) 従来の立体駐車装置としては、入口側塔と奥側塔を縦
列方向に2塔配列し、入口側塔および奥側塔に夫々自動
車を上下方向に搬送するための搬器を取付け、更に入口
側塔と奥側塔の間を走行する走行装置を設けたものがあ
る。
また、特公昭61−151374号公報に示された立体倉庫式
駐車装置にあっては上下のレールに沿って縦列方向に走
行する走行装置に、フォークを有する横行装置と上下方
向に移動するための昇降装置(リフター)とを組込んだ
ものである。自動車を搬入または搬出するときは走行装
置と昇降装置を稼働して走行と昇降とを同時に行って目
的の格納位置に自動車を移動させるものである。
また更に、特公昭53−10739号公報に示されるような
立体駐車装置では、巻上機によって吊下げられたケージ
(搬器)に横方向に伸縮自在の横行装置を取付け、この
横行装置によって収納棚に自動車を乗せたパレットを受
渡しすることによって、自動車を搬入または搬出する構
造となっている。
更に、特公昭51−34624号公報にはエレベータケージ
をガイドレールに沿って巻上げ機によって昇降自在に設
けた立体駐車装置がある。
(考案の解決しようとする課題) 第一に掲げた従来例において、各塔ごとに1基の搬器
を設け、かつ縦列方向に並列したものにあっては、自動
車を入口側塔と奥側塔との間を移送する場合、入口側塔
と奥側塔とに夫々取付けた搬器はいずれも停止していな
ければならないので、自動車の出入庫の時間が長くな
り、また、この装置では走行装置が必要なので自動車の
乗入れ箇所が限定されるなどの問題があった。
また、特公昭61−151374号公報に示された立体駐車装
置において、横行装置を備えた上下方向に移動するため
の昇降装置(リフター)は上下に設けたレールに沿って
移動させる大掛りな構造であり、しかも昇降装置がレー
ル上にあるため自動車の乗入れ方向が制限されるので、
場所によって立体駐車装置の設置そのものが問題になる
ものであった。
更に、特公昭53−10739号公報に示された立体駐車装
置において、ケージは横行装置を備えてはいるが、単に
ケージを巻上げ機で巻上げるように設けられているだけ
であり、駐車塔を並列した場合または搬器を吊下げたロ
ーピング構造については何等の記載もない。
更に、特公昭51−34624号公報に示す立体駐車装置
は、巻上げ機を使っているが、最初に掲げた従来例とな
んら変わることはなく、並列して設けた2個の駐車塔に
適用することは出来ない構造のものである。
そこで、本考案は、構造を簡単にし、コストを抑え
た、特に、入口側塔と奥側塔とが縦列方向(奥行方向)
に並列された状態であっても自動車の出入庫を迅速、容
易にした、ワイヤロープで吊り下げた横幅のある搬器を
備えた立体駐車装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するために、多段層の車収納
スペースを有する収納塔を、入口側塔と奥側塔からなる
吹き抜け構造の搬送塔の両側に連設し、前記搬送塔には
入口側塔と奥側塔にわたる横幅を有する搬器を配置し、 該搬器の入口側塔部分の天井部の前位置と奥側塔部分
の天井部の後位置とを第一の2つのワイヤロープで吊下
げ、該2つのワイヤロープは前記搬送塔上部に設置した
トラクションシーブに巻回して第一の重錘を吊下げ、 前記搬器の入口側塔部分の天井部の後位置と奥側塔部
分の天井部の前位置とを第二の2つのワイヤロープで吊
下げ、該2つのワイヤロープは前記搬送塔上部に設置し
た前記トラクションシーブに巻回して第二の重錘を吊下
げ、 前記搬器には前記収納塔の車収納スペース側に向かっ
てパレットを受け渡すために伸縮自在に設けられた横行
装置を、前記入口側塔と前記奥側塔との間を往復する走
行装置に設け、前記車収納スペースには夫々前記横行装
置に干渉しない位置に前記パレットを支持するための収
納棚が設けられていることを特徴とする。
また、重錘および搬器の夫々の箇所をワイヤロープで
吊り下げるとき、重錘および搬器の夫々の箇所にシーブ
を取り付け、ワイヤロープは該シーブを巻回してその端
部を収納塔枠体に固定する。搬器にはその側面において
ガイドローラを設け、前記搬送塔の両内側壁に垂直に設
けたガイドレールに当接させる。
(作用) 本考案は以上のように構成するものであるので、ま
ず、入口側塔と奥側塔とにわたって設けられた搬器は、
第一のワイヤロープで両端を、第二のワイヤロープで中
央部を吊り下げ、トラクションシーブが回転することに
よって搬送塔の内部を上下移動する。
搬器を最下部に位置して入口側塔に自動車を乗り入
れ、搬器をワイヤロープで巻き上げ、所定の階に位置さ
せ、その位置でフォークを伸ばしてパレットごと自動車
を収納棚に移し替えて収納する。自動車を搬器の奥側塔
側に移動させその隣接する収納塔の階に収納することも
できる。搬出する場合は逆の動作をすることによって入
口側塔に向かって移動させる。
ところで、第一のワイヤロープと第二のワイヤロープ
を別々の重錘によってバランスを取っているので、重錘
に対する張力差(トラクション比)は大きく変動しない
ので、トラクションシーブの摩擦角が小さくなる。した
がって、搬器内で自動車が移動して重心が変化しても昇
降させる駆動力が小さくて済み水平バランスを保持し易
くなる。
また、重錘および搬器はシーブを介して吊り下げてい
るので荷重が半減されるものであり、搬器は両側でガイ
ドレールに案内されているので、昇降動作を円滑にする
ものである。
(実施例) 本考案の実施例を第1図に基づいて説明する。
入口側塔3と奥側塔4から成る搬送塔5は、収納塔2,
2′の間に位置している。これ等は外観的には全体が一
体となっている。収納塔2の車収納スペース1,1は第2
図、第3図に示すように多段層に収納棚10,10,…によっ
て分割されており、収納棚10にはパレット8が夫々載置
されている。収納棚10は両側壁から延出した部分的なも
ので、パレット8の両側がこれらによって支えられる。
搬送塔5は車収納スペース1,1に沿って吹抜け状態と
なっており、この空間に搬器6がワイヤロープ7によっ
て上下移動自在に吊下げられている。搬器6の底面積と
この空間の底面積とは略同一となっている。
搬器6の上下移動自在の吊下構造は以下の通りであ
る。
搬器6の天井には少なくとも中央部に2個のシーブ13
b,13cを、両側に夫々1個のシーブ13a,13dを取付けてあ
る。両端17を適宜の箇所に例えば天井部の機械室12に固
定した第二の2つのワイヤロープ7b,7cを第二の重錘1
8′を備えたシーブ15bに同時に巻回し、これらを天井部
の機械室12に設けたトラクションシーブ14に巻回し、夫
々のワイヤロープ7b,7cを搬器6の中央部のシーブ13b,1
3cに巻回し、しかも、第一の2つのワイヤロープ7a,7b
を第一の重錘18を備えたシーブ15aに同時に巻回し,こ
れらをトラクションシーブ14に巻回し、ワイヤロープ7
a,7dを夫々搬器6の両側のシーブ13a,13dに巻回するこ
とによって、搬器6を搬送塔5内に上下移動自在に吊下
げる。15cは途中に介挿したシーブである。
そして、搬器6は正転または逆転するモータ16により
トラクションシーブ14を駆動することによってワイヤロ
ープ巻上げまたは巻下げることによって上下動される。
また、搬器6の周囲には第2図に示すようにH鋼が垂
直に設けられ、この部分にガイドレールおよびガイドロ
ーラが設けられ、上下動を円滑にさせている。特に、第
1図に示すように、自動車の進入方向の前後位置に搬器
6を支持するガイドレール20が設けられているが、自動
車の入口側のガイドレール20は、自動車の進入を邪魔し
ないように下部が切断されている。
そこで、入口側塔3の自動車乗り入れ箇所では、第4
図に示すように、搬送塔5の内側にガイドローラ21,21
‥‥を取り付け、最下部付近に位置させた搬器6の進入
方向側面の枠体6aに当接させることによって搬器6を案
内、支持している。
搬器6には、横行レール22,22が設けられ、横行装置
9側に取付けたローラ23,23がこれに係合している。ロ
ーラ23,23は図示を省略したモータによって駆動され、
搬器6の中で横行装置9を所望方向に移動させる走行装
置を構成している。
横行装置9は公知の多段式のフォークからなり、フォ
ークは伸縮自在に設けられており、フォークの伸縮動作
により収納塔2の車収納スペース1の収納棚10に対しパ
レット8を受け渡しまたは受取ることができる。
旋回装置11は、第5図に示すように、入口側塔3の底
部に設けられたピット内に取付けられている。旋回装置
11は機枠28と、駆動モータ25と、機枠28上に環状に配置
された複数のローラ30と、ローラ30の上に乗架されかつ
駆動モータ25に歯車26,27を介して連携されたターンテ
ーブル29からなる。ターンテーブル29は旋回されたとき
その下面がピットの縁より上に来るような高さに設定さ
れている。
自動車を乗せたパレット8を搬器6により入口側塔3
の最下部へ移動させ(第5図左図)、ここで搬器6を更
に下降させ横行装置9の上に旋回装置11の上部すなわち
ターンテーブル29が位置するようにする。この状態で搬
器6のパレット8は旋回装置11のターンテーブル29上に
受止められる(第5図右図)。
この状態で第1図の矢印の箇所から自動車を出入させ
るか、またはターンテーブル29を旋回させて収納塔2,
2′の最下層を通って自動車を出入させる。自動車の収
納は上記の動作の逆を行えば良い。ターンテーブル29は
前進して入庫した車の向きを、出庫するときに前進とな
るように車の向きを変えるために使用するものである。
(効果) 本考案は以下の効果を有する。
2塔に1基の昇降装置と横行装置によって自動車の搬
出収納を行うので、コストを安くすることができると共
に消費電力を少なくすることができる。
搬器6の上下移動と横行装置9の搬器6内での移動と
は同時に行うことができるので、自動車の搬出収納の時
間を短縮することができる。
搬器6はワイヤロープで上方から吊下げられているの
で、メンテナンスが容易であり、収納塔の階層を増加す
る場合の対応にも装置の主要素を大きく変える必要がな
くワイヤロープの長さの対応で良い。
ワイヤロープ7a〜7dで搬器を中央部と両側との箇所で
吊下げ,中央部と両側とを別々の重錘でバランスをとる
ようにしたもので、ワイヤロープの滑りが少なく搬器の
傾きを少なくすることができる。
パレットを利用する構造であるので、搬器の昇降位置
決めに精度を要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の概略斜視図、第2図は同装置の横
断平面図、第3図は収納塔の一部と搬器の正面図、第4
図は搬器の側面図、第5図は旋回装置のピット内側面
図、第6図は収納塔と搬送塔との最下層の平面図であ
る。 1…収納スペース、2…収納塔、3…入口側塔、4…奥
側塔、5…搬送塔、6…搬器、7…ワイヤ、8…パレッ
ト、9…横行装置、11…旋回装置。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多段層の車収納スペースを有する収納塔
    を、入口側塔と奥側塔からなる吹き抜け構造の搬送塔の
    両側に連設し、前記搬送塔には入口側塔と奥側塔にわた
    る横幅を有する搬器を配置し、 該搬器の入口側塔部分の天井部の前位置と奥側塔部分の
    天井部の後位置とを第一の2つのワイヤロープで吊下
    げ、該2つのワイヤロープは前記搬送塔上部に設置した
    トラクションシーブに巻回して第一の重錘を吊下げ、 前記搬器の入口側塔部分の天井部の後位置と奥側塔部分
    の天井部の前位置とを第二の2つのワイヤロープで吊下
    げ、該2つのワイヤロープは前記搬送塔上部に設置した
    前記トラクションシーブに巻回して第二の重錘を吊下
    げ、 前記搬器には前記収納塔の車収納スペース側に向かって
    パレットを受け渡すために伸縮自在に設けられた横行装
    置を、前記入口側塔と前記奥側塔との間を往復する走行
    装置に設け、前記車収納スペースには夫々前記横行装置
    に干渉しない位置に前記パレットを支持するための収納
    棚が設けられていることを特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲(1)に記載の立
    体駐車装置において、前記搬器にはその側面においてガ
    イドローラを設け、前記搬送塔の両内側壁に垂直に設け
    たガイドレールに当接させたことを特徴とする立体駐車
    装置。
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