JP3014747U - 格納システム - Google Patents

格納システム

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JP3014747U
JP3014747U JP1995000594U JP59495U JP3014747U JP 3014747 U JP3014747 U JP 3014747U JP 1995000594 U JP1995000594 U JP 1995000594U JP 59495 U JP59495 U JP 59495U JP 3014747 U JP3014747 U JP 3014747U
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斉志 古田
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Fuj Hensokuki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】格納物の格納効率を向上させることができる格
納システムを提供する。 【構成】立体駐車場1を構成する格納フレーム2Bに
は、鉛直方向へ延びる昇降空間6a,6b,第1の格納
空間8a,8b及び第2の格納空間9が設けられる。そ
して、格納フレーム2Aには、前記各空間6a〜9の左
右幅全体に亘って延びるガイドレール13が複数段設け
られ、そのガイドレール13によって各空間6a〜9に
複数階の格納室14〜18が区画される。又、各ガイド
レール13にはそれぞれ横行トレー20〜23が支持さ
れる。そして、格納室14〜18に対する自動車3の出
し入れを行う場合、横行トレー20〜24を適宜横行移
動させ、昇降空間6a又は6b内に横行トレー20〜2
3が位置していない状態にする。この状態で、昇降リフ
ト28又は29を昇降させることにより、格納室14〜
18に対する自動車3の出し入れが行われる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば立体駐車場として使用するのに好適な格納システムに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、立体駐車場の格納塔には、当該格納塔に対して自動車を出し入れす る際の出入口となる入出庫室が設けられ、その入出庫室には所定方向へ延びるよ うに設けられた移動空間が連通している。この移動空間内には自動車を搬送する ための搬送部材が移動可能に設けられている。又、格納塔には移動空間と同方向 へ延びる格納空間が当該移動空間を挟むように一対設けられ、その両格納空間に はそれぞれ複数の格納室が区画形成されている。前記各格納室には、当該格納室 と移動空間との間を横行移動する横行トレーがそれぞれ設けられている。
【0003】 そして、所定の格納室に自動車を格納するには、入出庫室にて自動車が載せら れた搬送部材を前記格納室の側方へ移動させるとともに、その格納室の横行トレ ーを移動空間側に移動させる。そして、搬送部材の自動車を前記横行トレーへ乗 り移らせ、その横行トレーを格納室側へ移動させることにより自動車が格納室に 格納される。
【0004】 又、所定の格納室に格納された自動車を立体駐車場から出すには、搬送部材を 前記格納室の側方へ移動させるとともに、その格納室の自動車が載置された横行 トレーを移動空間側に移動させる。そして、その横行トレーの自動車を搬送部材 へ乗り移らせ、自動車が乗り移った搬送部材を入出庫室まで移動させる。その後 、自動車を入出庫室から走行させることにより、立体駐車場から自動車が出され る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、上記立体駐車場では、搬送部材の移動する移動空間内には自動車を 格納することができないため、立体駐車場における自動車の格納効率が低下する という問題があった。
【0006】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、第1の目的は、 格納システムにおける格納物の格納効率を向上させることにある。 第2の目的は、昇降リフトを昇降させるための鉛直方向へ延びる昇降空間を備 えた格納システムにおいて、格納物の格納効率を向上させることにある。
【0007】 第3の目的は、走行台車を走行させるための水平方向へ延びる走行空間を備え た格納システムにおいて、格納物の格納効率を向上させることにある。 第4の目的は、昇降リフトを昇降させるための鉛直方向へ延びる昇降空間と、 走行リフトを走行させるための水平方向へ延びる走行空間とを備えた格納システ ムにおいて、格納物の格納効率を向上させることにある。
【0008】 第5の目的は、格納物の前後の向きを適宜選択して格納室へ格納することがで きるようにするとともに、格納物を格納塔から出す際にも格納物の前後の向きを 適宜選択することができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の考案では、格納塔に設けられた複 数列の移動空間と、前記各移動空間における両端の移動空間の外側に設けられた 多くとも一列の第1の格納空間と、前記各移動空間の間に設けられた多くとも一 列の第2の格納空間と、前記各移動空間及び格納空間の幅方向全体に亘って延び るガイド部材と、前記各移動空間及び格納空間の内のいずれか一列を除いた他の 移動空間及び格納空間にそれぞれ設けられ、前記ガイド部材に沿って横行移動可 能な載置部材とを備えた。
【0010】 請求項2記載の考案では、前記移動空間は鉛直方向へ延びるとももに複数階の 格納室が区画形成された昇降空間であり、搬送部材は昇降空間内を昇降する昇降 リフトであって、第1及び第2の格納空間は前記昇降空間と同方向へ延びるとと もに複数階の格納室が区画形成されたものであり、ガイド部材を各階におけるそ れぞれの格納室の幅方向全体に亘って延びるように設けた。
【0011】 請求項3記載の考案では、前記移動空間は水平方向へ延びるとともにその方向 に沿って複数の格納室が区画形成された走行空間であり、搬送部材は走行空間内 を走行する走行台車であって、第1及び第2の格納空間は前記走行空間と同方向 へ延びるとともにその方向に沿って複数の格納室が区画形成されたものであり、 ガイド部材を各走行空間及び格納空間の延びる方向へ沿った各格納室毎に設け、 前記各空間の幅方向全体に亘って延びるようにした。
【0012】 請求項4記載の考案では、前記移動空間は鉛直方向へ延びるとともに複数並設 された昇降空間と、前記各昇降空間と交差して当該各昇降空間の並設方向へ延び る走行空間とであって、搬送部材は昇降空間内を昇降する昇降リフトと、走行空 間内を走行するとともに昇降リフトに対し格納物を受け渡し可能な走行台車とで あり、前記各昇降空間と同方向へ延びる第1及び第2の格納空間を設けるととも に前記各空間に複数階の格納室を区画形成し、その複数階の格納室毎に前記各空 間の幅方向全体に亘って延びるガイド部材を設け、更に前記走行空間と同方向へ 延びる第1及び第2の格納空間を設けるとともに前記各空間に当該各空間の延び る方向に沿って複数の格納室を区画形成し、その複数の格納室毎に前記各空間の 幅方向全体に亘って延びるガイド部材を設けた。
【0013】 請求項5記載の考案では、前記入出庫室には、格納物を載置して水平面内で回 転する回転床を備えたターンテーブルを設けた。
【0014】
【作用】
即ち、請求項1記載の考案では、所定の移動空間における搬送部材を移動可能 にするには、その移動空間内に載置部材が位置しないように各載置部材をガイド 部材に沿って横行移動させる。この時、前記移動空間以外の移動空間内には載置 部材が配置される。又、他の移動空間の搬送部材を移動可能にするには、その移 動空間内に載置部材が位置しないように各載置部材をガイド部材に沿って横行移 動させる。この時、前記移動空間以外の移動空間には載置部材が配置される。
【0015】 請求項2記載の考案では、請求項1記載の考案の作用に加え、鉛直方向へ延び るように設けられた昇降空間及び格納空間には複数階の格納室が区画形成され、 前記昇降空間の各格納室にも格納物を載置可能な載置部材が配置される。
【0016】 請求項3記載の考案では、請求項1記載の考案の作用に加え、水平方向へ延び るように設けられた走行空間及び格納空間には複数の格納室が区画形成され、前 記走行空間の各格納室にも格納物を載置可能な載置部材が配置される。
【0017】 請求項4記載の考案では、請求項1記載の考案の作用に加え、鉛直方向へ延び 昇降空間及び格納空間、並びに、水平方向へ延びる走行空間及び格納空間には複 数の格納室が区画形成され、前記昇降空間及び走行空間の各格納室にも格納物を 載置可能な載置部材が配置される。
【0018】 請求項5記載の考案では、請求項1記載の考案の作用に加え、入出庫室に入れ られた格納物は回転床の上に載置される。そして、格納物が載置された回転床を 180°回転させることにより格納物の前後の向きが変更される。
【0019】
【実施例】
以下、本考案を立体駐車場に具体化した一実施例を図1〜図6に従って説明す る。
【0020】 図1に示すように、格納システムとしての立体駐車場1を構成する格納フレー ム2A〜2Eは格納塔として設けられ、前後方向(図1の左右方向)に隣接して いる。格納フレーム2Bの上側には、各格納フレーム2A〜2Eに対して格納物 としての自動車3を出し入れする際の出入口となる入出庫室5が設けられている 。尚、格納フレーム2A,2C〜2Eは格納フレーム2Bと同一構成となってい るため、格納フレーム2A,2C〜2Eについては格納フレーム2Bと同一符号 を付して説明を省略し、以下格納フレーム2Bについてのみ説明する。
【0021】 図2に示すように、格納フレーム2Bには鉛直方向へ延びる左右一対の昇降空 間6a,6bが移動空間として設けられ、両昇降空間6a,6bの上端部は前記 入出庫室5内まで延びている。入出庫室5内において昇降空間6a,6bの上側 には、それぞれウインチ7a,7bが設けられている。又、両昇降空間6a,6 bの外側にはそれぞれ鉛直方向へ延びる第1の格納空間8a,8bが設けられ、 両昇降空間6a,6bの間には鉛直方向へ延びる第2の昇降空間9が設けられて いる。この第2の昇降空間9の上端部は前記入出庫室5内まで延びている。
【0022】 昇降空間6a,6b及び格納空間8a,8b,9の上端部には、当該各空間6 a,6b,8a,8b,9の左右幅全体に亘って延びるガイドレール10が設け られている。このガイドレール10には、当該レール10に沿って複数のローラ 11が回転可能に支持されている。そして、昇降空間6a,6b及び格納空間9 内のローラ11には横行台車12A〜12Cが左から右へ向かって順次支持され ている。又、ローラ11を正逆方向へ積極回転すると、各横行台車12A〜12 Cがガイドレール10に沿って横行移動するようになっている。その横行台車1 2A〜12Cの左右方向両側にはそれぞれ図示しない櫛歯状のフォークが形成さ れ、入庫室5内に入ってきた自動車3は前記横行台車12A〜12Cのフォーク 上に載置されるようになっている。
【0023】 昇降空間6a,6b及び格納空間8a,8b,9において、ガイドレール10 の下側には、当該各空間6a,6b,8a,8b,9の左右幅全体に亘って延び る複数段のガイドレール13がガイド部材として設けられている。この各ガイド レール13によって、昇降空間6a,6b及び格納空間8a,8b,9に、それ ぞれ複数階の格納室14〜18が区画されている。
【0024】 図3に示すように、上記ガイドレール13は昇降空間6a,6b及び格納空間 8a,8b,9の前後(図3の上下)両側に一対設けられている。前後一対のガ イドレール13には、当該レール13に沿って複数のローラ19が回転可能に支 持され、そのローラ19には複数(本実施例では4つ)の横行トレー20〜23 が左から右に向かって順次支持されている。この横行トレー20〜23は載置部 材として設けられている。又、図2に示すように、最下端の格納室14〜18内 に位置するガイドレール13は、当該格納室14〜18の上部に設けられている 。そのガイドレール13のローラ19には、横行トレー20〜23が左から右に 向かって順次吊下支持されている。
【0025】 そして、前記ローラ19を正逆方向へ積極回転させると、各横行トレー20〜 23がガイドレール13に沿って横行移動するようになっている。図3に示すよ うに、各横行トレー20〜23の左右方向両側には前記横行台車12のフォーク と同形の櫛歯状をなすフォーク20a〜23aが形成されている。各横行トレー 20〜23は、それぞれ格納空間8a,昇降空間6a,昇降空間6b及び格納空 間8b内に位置している。
【0026】 昇降空間6a,6bには、それぞれ自動車3を搬送するための昇降リフト28 ,29が昇降可能に設けられている。この昇降リフト28,29は搬送部材とし て設けられている。昇降リフト28,29は、昇降空間6a,6b内において平 行に延びる左右一対のリフトフレーム28a,29aと、そのリフトフレーム2 8a,29aから対向するように突出するフォーク28b,29bとから構成さ れている。このフォーク28b,29bは、横行トレー20〜23のフォーク2 0a〜23aと互い違いに突出する櫛歯状に形成されている。
【0027】 又、リフトフレーム28a,29aの両端部は、昇降空間6a,6bの四隅に おいて鉛直方向へ延びるように設けられた断面略コ字状の昇降フレーム30a, 30bに挿入されている。更に、リフトフレーム28a,29aの両端部には、 前記ウインチ7a,7bから延びるワイヤ31a,31bがそれぞれ連結されて いる。そして、ウインチ7a,7bを駆動してワイヤ31a,31bを巻き取り 又は繰り出しすると、昇降リフト28,29が昇降フレーム30a,30bに沿 って昇降するようになっている。
【0028】 図2に示すように、昇降空間6a,6bの下端部には前後方向へ延びる移動空 間としての走行空間32a,32bが形成されている。即ち、各格納フレーム2 A〜2Eの昇降空間6a,6bにおける最下端の格納室15,17が走行空間3 2a,32bとなっている。この走行空間32a,32bによって格納フレーム 2Bと格納フレーム2A,2C〜2Eとが連通している。
【0029】 図4に示すように、走行空間32a,32b内には、前後方向へ延びる一対の 走行レール33a,33bがそれぞれが敷設されている。走行レール33a,3 3b上には、当該レール33a,33bに沿って走行可能な搬送部材としての走 行台車34a,34bが支持されている。この走行台車34a,34bの上面は 最下端の横行トレー20〜23よりも下方に位置し、走行台車34a,34bが 走行する時に前記横行トレー20〜23に接触しないようになっている。又、走 行台車34a,34bの左右方向両側には、横行トレー20〜23のフォーク2 0a〜23aと同形の櫛歯状をなすフォーク35a,35bが形成されている。
【0030】 次に、上記のように構成された立体駐車場1の作用を説明する。 まず、格納フレーム2Bの格納室14〜18に自動車3を格納するには、昇降 空間6a内に位置する図2の横行トレー21を全て第2の格納空間9へ横行移動 させる。この状態で、自動車3を入出庫室5内へ走行させて横行台車12Aの上 に自動車3を載置し、昇降空間6aの昇降リフト28をガイドレール10の下方 へ移動させる。そして、昇降リフト28を横行台車12Aの下方から上方へ向か って上昇させると、昇降リフト28のフォーク28bと横行台車12Aのフォー クとがすれ違う。この時、横行台車12Aの自動車3が、昇降リフト28のフォ ーク28bによってすくい取られて当該昇降リフト28に乗り移る。その後、昇 降リフト28に自動車3を受け渡した横行台車12Aが第1の格納空間8a側へ 横行移動される。
【0031】 自動車3が乗り移った昇降リフト28は所望階のガイドレール13の上方へ移 動され、その位置で昇降リフト28は停止される。そして、その階の横行トレー 20が昇降空間6aへ移動される。その後、昇降リフト28を前記横行トレー2 0の上方から下方へ向かって下降させると、昇降リフト28のフォーク28bと 横行トレー20のフォーク20aとがすれ違う。この時、昇降リフト28の自動 車3が、横行トレー20のフォーク20aによってすくい取られて当該トレー2 0に乗り移る。そして、自動車3が乗り移った横行トレー20を第1の格納空間 8aへ横行移動させることにより、自動車3が第1の格納空間8aの格納室14 に格納される。
【0032】 自動車3を横行トレー20に受け渡した昇降リフト28は、再びガイドレール 10の下方へ移動される。そして、自動車3を入出庫室5内へ走行させて横行台 車12Bの上に自動車3を載置し、その横行台車12Bを昇降空間6aへ移動さ せる。その後、前記と同様にして横行台車12Bの自動車3を昇降リフト28へ 乗り移らせる。更に、昇降リフト28に乗り移った自動車3を、横行トレー20 の場合と同様にして横行トレー21へ受け渡すとともに、その横行トレー21を 第2の格納空間9へ横行移動させることによって自動車3が格納室16に格納さ れる。
【0033】 以上の動作を繰り返して全ての格納室14,16に自動車3が格納された後、 格納室16内の全ての横行トレー21が昇降空間6aへ横行移動される。この移 動によって昇降空間6aにおける全ての格納室15に自動車3が格納され、第1 の格納空間8a及び昇降空間6aが満車状態となる。
【0034】 その後、昇降空間6b内に位置する横行トレー22を全て第2の格納空間9へ 横行移動させる。この状態で、自動車3を入出庫室5内へ走行させて横行台車1 2B,12Cの上に自動車3を載置する。そして、横行台車12Bの自動車3を 、前記昇降リフト28の場合と同様にして、昇降空間6bの昇降リフト29へ乗 り移らせる。その後、前記横行トレー20,21の場合と同様にして、昇降リフ ト29の自動車3を横行トレー23へ乗り移らせるとともに、その横行トレー2 3を第1の格納空間8bへ横行移動させることによって自動車3が格納室18へ 格納される。
【0035】 自動車3を横行トレー23へ受け渡した昇降リフト29は、再びガイドレール 10の下方へ移動される。そして、前記横行台車12Bの場合と同様にして、横 行台車12Cの自動車3を昇降リフト29へ乗り移らせる。その後、前記横行ト レー23の場合と同様にして、昇降リフト29の自動車3を横行トレー22に乗 り移らせ、その横行トレー22を第2の昇降空間9へ横行移動させることによっ て自動車3が格納室16へ格納される。
【0036】 以上の動作を繰り返すことにより、全ての格納室16,18に自動車3が格納 され、第2の格納空間9及び第1の格納空間8bが満車状態となる。 格納フレーム2A,2C〜2Eに自動車3を格納するには、格納フレーム2B において昇降リフト28が昇降できるように横行トレー20〜23を適宜横行移 動させる。即ち、昇降空間6a内に横行トレー20,21が位置しないようにす る。又、前記自動車3を格納予定の格納フレーム2A,2C〜2Eにおいて、格 納フレーム2Bと同様に昇降リフト28を昇降可能な状態にする。更に、前記格 納フレーム2A,2C〜2Eにおいて、図4に示す最下端の横行トレー20〜2 3を適宜横行移動させ、横行トレー20,21が走行空間32a内に位置しない ようにする。
【0037】 この状態で、格納フレーム2Bの昇降リフト28に載置された自動車3を走行 台車34aへ乗り移らせ、その走行台車34aを自動車3が格納される予定の格 納フレーム2A,2C〜2Eまで走行させる。その後、格納予定の格納フレーム 2A,2C〜2Eにおける昇降リフト28に、走行台車34aの自動車3を乗り 移らせる。そして、その昇降リフト28によって、当該格納フレーム2A,2C 〜2Eの第1の格納空間8a及び第2の格納空間9へ自動車3を格納する。更に 、第2の格納空間9における全ての格納室16に自動車3が格納された後、自動 車3が載置された全ての横行トレー21を昇降空間6aへ横行移動させる。
【0038】 その後、格納フレーム2Bにおいて横行トレー20〜23を、昇降リフト29 が昇降できるように適宜横行移動させる。即ち、昇降空間6b内に横行トレー2 2,23が位置しないようにする。又、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにお いて、格納フレーム2Bと同様に昇降リフト29を昇降可能な状態にする。更に 、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにおいて、図4に示す最下端の横行トレー 20〜23を適宜横行移動させ、横行トレー22,23が走行空間32b内に位 置しないようにする。
【0039】 この状態で、格納フレーム2Bの昇降リフト29に載置された自動車3を走行 台車34bへ乗り移らせ、その走行台車34bを前記格納フレーム2A,2C〜 2Eまで走行させる。その後、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにおける昇降 リフト29に、走行台車34bの自動車3を乗り移らせる。そして、その昇降リ フト28によって、当該格納フレーム2A,2C〜2Eの第2の格納空間9及び 第1の格納空間8bへ自動車3を格納する。
【0040】 次に、格納フレーム2Bから自動車3を出すには、昇降リフト28が昇降でき るように横行トレー20〜23を適宜横行移動させる。即ち、図5(a)に示す ように、横行トレー20,21が昇降空間6a内に位置しないようにする。この 状態で、昇降リフト28を所望階のガイドレール13の下方へ移動させ、その後 に自動車3が載置された横行トレー20を昇降空間6aへ横行移動させる。そし て、昇降リフト28を前記横行トレー20の下方から上方へ向かって上昇させる と、昇降リフト28のフォーク28bと横行トレー20のフォーク20aとがす れ違う。この時、横行トレー20の自動車3が昇降リフト28のフォーク28b によってすくい取られて当該昇降リフト28に乗り移る。
【0041】 自動車3が乗り移った昇降リフト28は、ガイドレール10の上方へ移動され る。そして、横行台車12Aが昇降空間6aへ横行移動された後、昇降リフト2 8を前記横行台車12Aの上方から下方へ向かって下降させる。すると、横行台 車12Aのフォークと昇降リフト28のフォーク28bとがすれ違う。この時、 昇降リフト28の自動車3が横行台車12Aのフォークによってすくい取られて 当該横行台車12Aに自動車3が乗り移る。そして、自動車3を横行台車12A から走行させることにより、格納フレーム2Bから自動車3が出される。
【0042】 尚、横行トレー21に載置された自動車3は、横行トレー20の場合と同様に して昇降リフト28に受け渡され、横行トレー20に載置された自動車3と同様 にして格納フレーム2Bから出される。
【0043】 その後、昇降リフト29が昇降できるように横行トレー20〜23を適宜横行 移動させる。即ち、図5(b)に示すように、横行トレー22,23が昇降空間 6b内に位置しないようにする。そして、前記横行トレー20,21の場合と同 様にして、横行トレー22,23に載置された自動車3を昇降リフト29へ乗り 移らせる。更に、昇降リフト29に乗り移った自動車3を横行台車12Cへ受け 渡し、その自動車3を当該横行台車12Cから走行させることにより、格納フレ ーム2Bから自動車3が出される。
【0044】 格納フレーム2A,2C〜2Eから自動車3を出すには、格納フレーム2Bに おいて、昇降リフト28が昇降できるように横行トレー20〜23を適宜横行移 動させる。即ち、昇降空間6a内に横行トレー20,21が位置しないようにす る。又、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにおいて、格納フレーム2Bと同様 に昇降リフト28を昇降可能な状態にする。更に、前記格納フレーム2A,2C 〜2Eにおいて、最下端の横行トレー20〜23を適宜横行移動させ、図6(a )に示すように横行トレー20,21が走行空間32a内に位置しないようにす る。
【0045】 この状態で、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにおいて、第1の格納空間8 a及び第2の格納空間9の自動車3を当該フレーム2A,2C〜2Eの昇降リフ ト28に乗り移らせる。更に、昇降リフト28に乗り移った自動車3を走行台車 34aへ受け渡し、その走行台車34aを格納フレーム2Bまで走行させる。そ の後、格納フレーム2Bの昇降リフト28に走行台車34aの自動車3を乗り移 らせ、その昇降リフト28によって自動車3を入出庫室5へ搬送する。
【0046】 その後、格納フレーム2Bにおいて横行トレー20〜23を、昇降リフト29 が昇降できるように適宜横行移動させる。即ち、昇降空間6b内に横行トレー2 2,23が位置しないようにする。又、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにお いて、格納フレーム2Bと同様に昇降リフト29を昇降可能な状態にする。更に 、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにおいて、最下端の横行トレー20〜23 を適宜横行移動させ、図6(b)に示すように横行トレー22,23が走行空間 32b内に位置しないようにする。
【0047】 この状態で、前記格納フレーム2A,2C〜2Eにおいて、第2の格納空間9 及び第1の格納空間8bの自動車3を当該フレーム2A,2C〜2Eの昇降リフ ト29に乗り移らせる。更に、昇降リフト29に乗り移った自動車3を走行台車 34bへ受け渡し、その走行台車34bを格納フレーム2Bまで走行させる。そ の後、格納フレーム2Bの昇降リフト29に走行台車34bの自動車3を乗り移 らせ、その昇降リフト29によって自動車3を入出庫室5へ搬送する。
【0048】 以上詳述したように本実施例では、昇降リフト28,29を昇降させるための 昇降空間6a,6bに自動車3を格納することができるため、立体駐車場1にお ける自動車3の格納効率を向上させることができる。
【0049】 又、本実施例では、昇降空間6a,6b,第1の格納空間8a,8b及び第2 の格納空間9を鉛直方向へ延びるように設け、それら各空間6a,6b,8a, 8b,9に複数階の格納室14〜18を区画した。そのため、立体駐車場1の平 面積に対する自動車3の格納効率を向上させることができる。即ち、立体駐車場 1の設置する場所の面積が小さい場合でも、その立体駐車場1における自動車3 の格納効率を向上させることができる。
【0050】 更に、本実施例では、走行台車34a,34bが走行する水平方向へ延びるよ うに設けられた走行空間32a,32b内に自動車3を格納することができる。 そのため、格納フレーム2A〜2Eが隣接された立体駐車場1において、その立 体駐車場1における自動車3の格納効率を更に向上させることができる。
【0051】 又、本実施例では、昇降空間6a,6bと走行空間32a,32bとの両方に 自動車3を格納することができるため、立体駐車場1における自動車3の格納効 率をより一層向上させることができる。
【0052】 尚、本考案は、例えば以下のように変更して具体化することもできる。 (1)本実施例において、昇降空間6a,6bの数を二列以上にしてもよい。 この場合、各昇降空間の間に位置する格納空間を一列以下にするとともに、各昇 降空間における両端の昇降空間の外側に位置する格納空間を一列以下にすればよ い。このように構成しても立体駐車場1における自動車3の格納効率を向上させ ることができる。
【0053】 (2)本実施例では、自動車3を格納する立体駐車場1に本考案を具体化した が、段ボール箱等の荷物を格納する格納庫に本考案を具体化してもよい。この場 合、格納庫における荷物の格納効率を向上させることができる。
【0054】 (3)本実施例において、図7に示すように、第2の格納空間9を省略すると ともに、各階のガイドレール13に沿って横行移動する横行トレー40を3つに する。このように構成しても実施例と同様の効果がある。更に、この場合には第 1の格納空間8aと昇降空間6aの位置を逆にするか、第1の昇降空間8bと昇 降空間6bの位置を逆にするかしてもよい。
【0055】 (4)本実施例において、昇降リフト28,29以外に第1の格納空間8a, 8b及び第2の格納空間9に昇降リフトを設けてもよい。 (5)本実施例では、載置部材として横行トレー20〜23を例示したが、こ れに代えて昇降リフト28,29及び走行台車34a,34bに載置可能なパレ ットを載置部材として設ける。そして、昇降リフト28,29及び走行台車34 a,34bがパレットを載置して昇降及び走行できるように構成する。この場合 、パレットは昇降リフト28,29及び走行台車34a,34bによって入出庫 室5まで搬送される。そして、入出庫室5にて前記パレットに自動車3が載せら れ、そのパレットは昇降リフト28,29及び走行台車34a,34bによって 元の格納室4へ戻される。このように構成しても実施例と同様の効果がある。
【0056】 (6)本実施例では、地下式の立体駐車場1を例示したが、図8に示すように 立体駐車場1を地上に立設する地上式にし、最も下の階に入出庫室5を設けても よい。又、立体駐車場1の下側半分だけが地下式となる半地下式にし、その立体 駐車場1の地上階に入出庫室5を設けてもよい。
【0057】 (7)図8に示すように、入出庫室5にターンテーブル41を設ける。このタ ーンテーブル41は床部材42と、その床部材42から上方へ向かって突出する 軸43と、軸43を中心に回転する回転床44とから構成されている。前記床部 材42及び回転床44の左右方向両側には、昇降リフト28,29のフォーク2 8b,29bと互い違いに突出する図示しない櫛歯状のフォークが形成されてい る。そして、入出庫室5に入ってきた自動車3は回転床44の上で停止され、そ の回転床44を回転させることにより自動車3を180°回転させることができ るようになっている。この場合、自動車3の前後の向きを適宜選択して格納室1 4〜18へ格納することができるとともに、自動車3を立体駐車場1から出す際 にも自動車3の前後の向きを適宜選択することができる。
【0058】 (8)図9に示すように、昇降リフト28,29の左右両側のフォーク28b ,29bに、自動車3の前後両側のタイヤがそれぞれ支持されるようにしてもよ い。この場合、格納室14〜18の前後方向の幅が小さくなるため、前後方向の 幅が短い土地等でも立体駐車場1を設置することができる。
【0059】 (9)本実施例では、昇降リフト28,29に左右一対のリフトフレーム28 a,29aを設けたが、そのリフトフレーム28a,29aを図10に示すよう に、前後一対となるように分割してもよい。この場合、前側のリフトフレーム2 8a,29aと後側のリフトフレーム28a,29aとの間隔を離すことによっ て、バス等の全長の長い車両を搬送することができる。
【0060】 (10)本実施例では、格納フレーム2A〜2Eにおいて、最下端の格納室1 5,17を走行空間32a,32bにし、その走行空間32a,32b内を走行 台車34a,34bが走行するようにしたが、本考案はこれに限定されない。即 ち、格納フレーム2A〜2Eにおいて、最下端より上側の格納室15,17を走 行空間32a,32bにし、その走行空間32a,32b内を走行台車34a, 34bが走行するようにしてもよい。更に、複数階において格納室15,17を 走行空間32a,32bにしたり、全部の階において格納室15,17を走行空 間32a,32bにしたりしてもよい。この場合、立体駐車場1を地上式にした り半地下式にしたりする時に、その立体駐車場1に適した階に走行空間32a, 32bを設けることができる。
【0061】 又、最下端より上側の格納室15,17を走行空間32a,32bにする場合 、図11,図12に示すように、昇降リフト28,29における左右一対のリフ トフレーム28a,29aを略コ字状に屈曲させる。そして、両リフトフレーム 28a,29aの開口部が互いに反対側を向くように当該フレーム28a,29 aを配置する。更に、走行レール33a,33bを左右両側の昇降フレーム30 a,30bの内側に設ける。その走行レール33a,33bのリフトフレーム2 8a,29aと交差する部分には切れ目45を形成し、昇降リフト28,29が 昇降する時に切れ目45をリフトフレーム28a,29aが通過できるようにす る。
【0062】 又、走行台車34a,34bを、その前後方向長さが昇降リフト28,29よ り長くなるように形成し、走行台車34a,34bの前後両側には左右方向へ延 びる車輪支持部46をそれぞれ形成する。そして、両車輪支持部46の左右両側 には、前記切れ目45の前後幅より大きい直径を有する車輪47を回転可能に支 持する。この車輪47によって走行台車34a,34bを走行レール33a,3 3bに支持する。このように構成すれば、昇降フフト28,29が昇降しても、 リフトフレーム28a,29aが走行レール33a,33bに干渉するのを防止 することができる。
【0063】 (11)本実施例では、昇降リフト28,29を一対のリフトフレーム28a ,29aと、両リフトフレーム28a,29aから対向するように突出するフォ ーク28b,29bとから構成したが、本考案はこれに限定されない。即ち、昇 降リフト28,29を一つのリフトフレームと、そのリフトフレームから水平方 向へ向かって突出するフォークとから構成する。そして、前記フォークで自動車 3の左右のタイヤを支持するようにしてもよい。この場合、横行台車12A〜1 2C,横行トレー20〜23及び走行台車34a,34bの各フォークを昇降リ フトのフォークに対応して形成する。
【0064】 尚、本明細書において、格納物とは格納塔に格納されるもののことであり、自 動車のみならず、荷物等その他の格納物を含むと定義する。
【0065】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、格納物を載置可能な載置部材を移動空間内にも 配置しておくことができるため、格納システムにおける格納物の格納効率を向上 させることができる。
【0066】 請求項2記載の考案によれば、請求項1記載の考案の効果に加え、格納物を載 置可能な載置部材を昇降空間内にも配置しておくことができるため、鉛直方向へ 延びる昇降空間を備えた格納システムにおいて、格納物の格納効率を向上させる ことができる。
【0067】 請求項3記載の考案によれば、請求項1記載の考案の効果に加え、格納物を載 置可能な載置部材を走行空間内にも配置しておくことができるため、水平方向へ 延びる走行空間を備えた格納システムにおいて、格納物の格納効率を向上させる ことができる。
【0068】 請求項4記載の考案によれば、請求項1記載の考案の効果に加え、格納物を載 置可能な載置部材を昇降空間及び走行空間内にも配置しておくことができるため 、鉛直方向へ延びる昇降空間及び水平方向へ延びる走行空間を備えた格納システ ムにおいて、格納物の格納効率を向上させることができる。
【0069】 請求項5記載の考案によれば、請求項1記載の考案の効果に加え、入出庫室内 にて格納物を前後逆にすることができる。そのため、格納物の前後の向きを適宜 選択して格納室へ格納することができるとともに、格納物を格納塔から出す際に も格納物の前後の向きを適宜選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の立体駐車場を示す縦断面図。
【図2】立体駐車場を示す横断面図。
【図3】格納室を示す平面図。
【図4】走行空間を示す平面図。
【図5】(a)及び(b)は横行トレーの位置を示す説
明図。
【図6】(a)及び(b)は横行トレーの位置を示す説
明図。
【図7】別例の立体駐車場を示す横断面図。
【図8】別例の立体駐車場を示す横断面図。
【図9】別例の昇降リフトを示す平面図。
【図10】別例の昇降リフトを示す平面図。
【図11】別例の昇降リフト,走行台車及び走行レール
を示す平面図。
【図12】別例の昇降リフト,走行台車及び走行レール
を示す側面図。
【符号の説明】
1…格納システムとしての立体駐車場、2A〜2E…格
納塔としての格納フレーム、3…格納物としての自動
車、5…入出庫室、6a,6b…移動空間としての昇降
空間、8a,8b…第1の格納空間、9…第2の格納空
間、13…ガイド部材としてのガイドレール、14〜1
8…格納室、20〜23…載置部材としての横行トレ
ー、28,29…搬送部材としての昇降リフト、32
a,32b…移動空間としての走行空間、34a,34
b…搬送部材としての走行台車、41…ターンテーブ
ル、44…回転床。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納空間(8a,8b,9)が設けられ
    た格納塔(2A〜2E)に格納物(3)を出し入れする
    際の出入口となる入出庫室(5)を設け、前記格納空間
    (8a,8b,9)と入出庫室(5)とを当該格納空間
    (8a,8b,9)の側方に設けられた移動空間(6
    a,6b,32a,32b)によって連通し、更に格納
    空間(8a,8b,9)と移動空間(6a,6b,32
    a,32b)との間を横行移動するとともに格納物
    (3)を載置可能な載置部材(20〜23)を設け、前
    記移動空間(6a,6b,32a,32b)内には当該
    空間(6a,6b,32a,32b)を移動して格納空
    間(8a,8b,9)と入出庫室(5)との間で格納物
    (3)を搬送する搬送部材(28,29,34a,34
    b)を設けた格納システムにおいて、 前記格納塔(2A〜2E)に設けられた複数列の移動空
    間(6a,6b,32a,32b)と、 前記各移動空間(6a,6b,32a,32b)におけ
    る両端の移動空間(6a,6b,32a,32b)の外
    側に設けられた多くとも一列の第1の格納空間(8a,
    8b)と、 前記各移動空間(6a,6b,32a,32b)の間に
    設けられた多くとも一列の第2の格納空間(9)と、 前記各移動空間(6a,6b,32a,32b)及び格
    納空間(8a,8b,9)の幅方向全体に亘って延びる
    ガイド部材(13)と、 前記各移動空間(6a,6b,32a,32b)及び格
    納空間(8a,8b,9)の内のいずれか一列を除いた
    他の移動空間(6a,6b,32a,32b)及び格納
    空間(8a,8b,9)にそれぞれ設けられ、前記ガイ
    ド部材(13)に沿って横行移動可能な載置部材(20
    〜23)とを備えた格納システム。
  2. 【請求項2】 前記移動空間(6a,6b,32a,3
    2b)は鉛直方向へ延びるとももに複数階の格納室(1
    5,17)が区画形成された昇降空間(6a,6b)で
    あり、搬送部材(28,29,34a,34b)は昇降
    空間(6a,6b)内を昇降する昇降リフト(28,2
    9)であって、第1及び第2の格納空間(8a,8b,
    9)は前記昇降空間(6a,6b)と同方向へ延びると
    ともに複数階の格納室(14,16,18)が区画形成
    されたものであり、ガイド部材(13)は各階における
    それぞれの格納室(14〜18)の幅方向全体に亘って
    延びるように設けられている請求項1記載の格納システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記移動空間(6a,6b,32a,3
    2b)は水平方向へ延びるとともにその方向に沿って複
    数の格納室(15,17)が区画形成された走行空間
    (32a,32b)であり、搬送部材(28,29,3
    4a,34b)は走行空間(32a,32b)内を走行
    する走行台車(34a,34b)であって、第1及び第
    2の格納空間(8a,8b,9)は前記走行空間(32
    a,32b)と同方向へ延びるとともにその方向に沿っ
    て複数の格納室(14,16,18)が区画形成された
    ものであり、ガイド部材(13)は各走行空間(32
    a,32b)及び格納空間(8a,8b,9)の延びる
    方向へ沿った各格納室(14〜18)毎に設けられ、前
    記各空間(8a,8b,9,32a,32b)の幅方向
    全体に亘って延びている請求項1記載の格納システム。
  4. 【請求項4】 前記移動空間(6a,6b,32a,3
    2b)は鉛直方向へ延びるとともに複数並設された昇降
    空間(6a,6b)と、前記各昇降空間(6a,6b)
    と交差して当該各昇降空間(6a,6b)の並設方向へ
    延びる走行空間(32a,32b)とであって、搬送部
    材(28,29,34a,34b)は昇降空間(6a,
    6b)内を昇降する昇降リフト(28,29)と、走行
    空間(32a,32b)内を走行するとともに昇降リフ
    ト(28,29)に対し格納物(3)を受け渡し可能な
    走行台車(34a,34b)とであり、前記各昇降空間
    (6a,6b)と同方向へ延びる第1及び第2の格納空
    間(8a,8b,9)を設けるとともに前記各空間(6
    a,6b,8a,8b,9)に複数階の格納室(14〜
    18)を区画形成し、その複数階の格納室(14〜1
    8)毎に前記各空間(6a,6b,8a,8b,9)の
    幅方向全体に亘って延びるガイド部材(13)を設け、
    更に前記走行空間(32a,32b)と同方向へ延びる
    第1及び第2の格納空間(8a,8b,9)を設けると
    ともに前記各空間(8a,8b,9,32a,32b)
    に当該各空間(8a,8b,9,32a,32b)の延
    びる方向に沿って複数の格納室(14〜18)を区画形
    成し、その複数の格納室(14〜18)毎に前記各空間
    (8a,8b,9,32a,32b)の幅方向全体に亘
    って延びるガイド部材(13)を設けた請求項1記載の
    格納システム。
  5. 【請求項5】 前記入出庫室(5)には、格納物(3)
    を載置して水平面内で回転する回転床(44)を備えた
    ターンテーブル(41)が設けられている請求項1記載
    の格納システム。
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