JP7219610B2 - 運搬保管ラック - Google Patents

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Description

本発明は、運搬保管ラックに係り、特に、板状の建築用部材を積載した状態で当該建築用部材を運搬し、施工現場にて保管可能な運搬保管ラックに関する。
従来、工場にて製造された建築用パネルや木製の施工用部材を運搬するために、これら建築用パネルや施工用部材を積載することが可能な積載ラックが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
具体的な積載、運搬方法について説明すると、まず工場の製造ラインから取り出された建築用パネルや施工用部材は、積載ラックに平積みされた状態で工場内に保管される。このとき、施工用部材は、パレット上に集積され、バンド等で固定された状態で平積みされることが多い。その後、トラック等によって、そのまま積載ラックに平積みされた状態で積み込まれ、施工現場に運搬される。
運搬された建築用パネルや施工用部材は、施工現場に据え付けられたレッカー等によって積み下ろされ、施工現場に別途用意された資材保管庫に保管される。
特開2016-89567号公報 特開2018-104041号公報
ところで、特許文献1、2のような積載ラックを用いた場合には、上述した通り、工場から施工現場までの積載、運搬作業においては作業者が比較的効率良く作業することができるものの、施工現場にて積載ラックから建築用パネルや施工用部材を荷卸しし、資材保管庫に移し替える作業においては更なる改善の余地があった。
具体的には、施工現場において運搬作業員がレッカー等を用いて積載ラックを荷卸しし、さらに施工作業員が建築用パネルや施工用部材を荷受け、荷卸しし、資材保管庫に移し替える作業について効率性が求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、建築用パネルや木製の施工用部材等を工場から施工現場まで運搬し、施工現場にて保管するまでの一連の作業を効率的に実施することが可能な運搬保管ラックを提供することにある。
前記課題は、本発明の運搬保管ラックによれば、板状の建築用部材を積載した状態で該建築用部材を運搬し、保管可能な運搬保管ラックであって、該運搬保管ラックの少なくとも四隅に配置され、上下方向に延びている支柱部材と、前記運搬保管ラックの長尺方向に延びて、該長尺方向において前記支柱部材同士を連結する一対のつなぎ部材と、前記長尺方向において間隔を空けて複数配置され、前記一対のつなぎ部材同士又は前記支柱部材同士を連結するように延びて、前記建築用部材を上面に載置するための受け部材と、少なくとも四隅に配置された前記支柱部材それぞれの上端部分に取り付けられ、該上端部分から上方に突出して前記運搬保管ラックの屋根を構成する屋根部材と、前記運搬保管ラックの本体部分全体を覆うシート状のラックカバーと、を備え、前記つなぎ部材の長尺方向の両端部には、吊り上げ装置によって前記運搬保管ラックを吊り上げるための吊り部材を係合させる吊り部材係合部が形成され、前記ラックカバーのうち、前記運搬保管ラックの長尺方向又は短尺方向における端面には、積載された前記建築用部材を取り出し可能にするための取り出し用開閉部が形成され、前記ラックカバーのうち、前記吊り部材係合部に対応する部分には、前記吊り部材係合部を外部に露出可能にするための露出用開閉部が形成されていること、により解決される。
上記構成により、建築用パネルや木製の施工用部材等を工場から施工現場まで運搬し、施工現場にて保管するまでの一連の作業を効率的に実施可能な運搬保管ラックを実現することができる。
詳しく述べると、運搬保管ラックの内部を保護すべく、運搬保管ラックの屋根を構成する屋根部材をさらに備えているため、積載ラックとしての運搬機能だけでなく、資材保管庫としての保管機能も兼ね備えたものとなっている。その結果、施工現場において運搬作業員が当該積載ラックを荷卸しした後は、そのまま資材保管庫の代わりとして利用することができるため、施工作業員による荷受け、荷卸し作業、作業保管庫への移し替え作業を削減することができる。
なお、板状の建築用部材とは、外壁パネル、屋根パネル、ドアパネル、腰壁パネル等の建築用パネルや、木製の施工用部材等を含むものを意味している。
また上記のようにラックカバーを備えているため、天候の変化や大気中の粉塵等から内部を保護することができる。
また、上記のように専用のラックカバーを備えているため、ラック内部に積載された建築用部材を取り出し易くできるほか、吊り上げ装置によって吊り上げる際に吊り部材係合部をカバーから露出し易くすることができる。
このとき、前記つなぎ部材の長尺方向の両端部は、前記支柱部材よりも前記運搬保管ラックの外側方向に突出するようにそれぞれ延びており、前記吊り部材係合部は、前記支柱部材よりも前記運搬保管ラックの外側に配置されていると良い。
上記のように、吊り部材係合部が運搬保管ラックの外側方向に突出するように設けられているため、運搬保管ラックに対し吊り部材を係合させ易くなり、また、吊り上げ装置によって運搬保管ラックを吊り上げ易くなる。
このとき、前記支柱部材と前記屋根部材を連結するための連結部材を備え、該連結部材は、前記支柱部材の上端部分に取り付けられる支柱取り付け部と、該支柱取り付け部よりも前記運搬保管ラックの外側方向に突出するように設けられ、前記屋根部材の下端部分が取り付けられる屋根取り付け部と、を有していると良い。
上記構成により、比較的剛性の高い支柱部材に対し屋根部材を容易に連結することができ、かつ、屋根部材の取り付け剛性を確保することができる。
また、連結部材の屋根取り付け部が運搬保管ラックの外側方向に突出するように設けられているため、屋根部材による屋根としての機能を確保することができる。
このとき、前記屋根部材は、前記運搬保管ラックの長尺方向において間隔を空けて複数配置され、前記屋根の登り梁を構成する登り部材と、前記屋根の最上部を構成し、前記運搬保管ラックの長尺方向に延びて、前記複数の登り部材の上端部分に取り付けられる棟木部材と、を有し、前記登り部材は、前記運搬保管ラックの短尺方向において一対となる前記支柱部材の上端部分にそれぞれ取り付けられ、それぞれの該上端部分から互いに近づくように上方傾斜して連結されていると良い。
上記構成により、棟木部材と複数の登り部材によるシンプルな構成で屋根部材を実現しており、当該屋根部材をラック本体部分に比較的容易に取り付けることができる。
このとき、前記吊り部材は、長尺なベルト部材であって、前記吊り部材係合部は、前記吊り部材の一端部を掛け止めするために、前記つなぎ部材の本体部分よりも上下方向又は水平方向の両側に向かって突出するように形成されていると良い。
上記構成により、運搬保管ラックを吊り上げ装置によって吊り上げる際には、吊りフックなしベルト部材(ベルトスリング)を利用することができる。
本発明の運搬保管ラックによれば、建築用パネルや木製の施工用部材等を工場から施工現場まで運搬し、施工現場にて保管するまでの一連の作業を効率的に実施することが可能となる。すなわち、積載ラックとしての運搬機能だけでなく、資材保管庫としての保管機能も兼ね備えた運搬保管ラックとなっている。
本実施形態の運搬保管ラックを示す斜視図である。 支柱部材に対しつなぎ部材が組み付けられる構成を示す分解斜視図である。 つなぎ部材に対し受け部材が組み付けられる構成を示す分解斜視図である。 支柱部材に対し屋根部材が組み付けられる構成を示す分解斜視図である。 ラックカバーで覆われた運搬保管ラックを示す斜視図である。 運搬保管ラックが吊り上げられた状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1~図6を参照して説明する。
本実施形態は、板状の建築用部材を積載した状態で建築用部材を運搬し、保管可能な運搬保管ラックであって、運搬保管ラックの少なくとも四隅に配置され、上下方向に延びている支柱部材と、運搬保管ラックの長尺方向に延びて、長尺方向において支柱部材同士を連結する一対のつなぎ部材と、長尺方向において間隔を空けて複数配置され、一対のつなぎ部材同士を連結するように延びて、建築用部材を上面に載置するための受け部材と、少なくとも四隅に配置された支柱部材それぞれの上端部分に取り付けられ、当該上端部分から上方に突出して運搬保管ラックの屋根を構成する屋根部材と、運搬保管ラックの本体部分全体を覆うシート状のラックカバーと、を備えていることを特徴とする発明に関するものである。
本実施形態の運搬保管ラック1は、図1に示すように、板状の建築用部材2を複数積載した状態で建築用部材2を運搬し、保管することが可能なラックであって、例えば、工場で建築用部材2を平積みした状態で保管したり、工場から施工現場まで建築用部材2を平積みした状態でトラックで運搬したりするために用いられる。
また、運搬保管ラック1は、屋根部材60、図5に示すラックカバー70を備えており、天候の変化や大気中の粉塵等から内部を保護することができ、施工現場での資材保管庫としても利用することができる。
建築用部材2は、各種建物に用いられる板状の部材であって、外壁パネルや屋根パネル、腰壁パネル等の建築用パネルのほか、木製の施工用部材等を含むものである。
建築用部材2として建築用パネルを積載する場合には、その仕上げ面材を損傷させないように上下方向に所定の間隔を空けて載置され、木製の施工用部材を積載する場合には、パレット上に集積され、バンド等でパレットに固定される。
運搬保管ラック1は、図1に示すように、運搬保管ラック1の少なくとも四隅に配置され、上下方向に延びている支柱部材10と、運搬保管ラック1の短尺方向において支柱部材10同士を連結する横架部材20と、運搬保管ラック1の長尺方向において支柱部材10同士を連結する一対のつなぎ部材30と、一対のつなぎ部材30同士を連結するように延びて、建築用部材2を上面に載置するための受け部材40と、支柱部材10それぞれの上端部分に連結部材50を介して取り付けられ、連結部材50から上方に突出して運搬保管ラック1の屋根を構成する屋根部材60と、から主に構成されている。
また、運搬保管ラック1は、図5に示すように、運搬保管ラック1の本体部分(具体的には、支柱部材10、横架部材20、つなぎ部材30、受け部材40、連結部材50及び屋根部材60)全体を覆うシート状のラックカバー70をさらに備えている。
支柱部材10は、図1、図2に示すように、運搬保管ラック1の支柱となる部材であって、金属材料の角パイプが加工された長尺体からなり、運搬保管ラック1の四隅のほか、運搬保管ラック1の長尺方向において間隔を空けて複数配置され、合計八本となるように設けられている。
支柱部材10の外側面には、つなぎ部材30を取り付けるためのネジ穴11が上下方向に所定の間隔を空けて複数形成されており、また、支柱部材10の上端部には、連結部材50を取り付けるための取り付け凸部12が上方に突出するように形成されている。
取り付け凸部12は、断面略コ字形状の板材を支柱部材10の本体内部に嵌め込むことで形成されている。
横架部材20は、図1に示すように、支柱部材10と合わせて運搬保管ラック1の土台を構成する部材であって、金属材料の角パイプが加工された長尺体からなり、運搬保管ラック1の剛性を付与するほか、建築用部材2を上面に載置するための受け部材としても機能する。
横架部材20長尺方向の両端部は、運搬保管ラック1の短尺方向において一対となる支柱部材10の内側面にそれぞれ当接した状態で当該内側面に対し接合されている。
つなぎ部材30は、図1、図2に示すように、運搬保管ラック1の長尺方向に並ぶ複数の支柱部材10を連結する部材であって、略矩形板状の金属材が加工された長尺体からなり、運搬保管ラック1の剛性を付与するほか、吊り上げ装置の吊り部材を係合させるための部材としても機能する。
つなぎ部材30の外側面には、図2に示すように、つなぎ部材30の長尺方向に所定の間隔を空けて貫通穴31が複数形成されている。これら貫通穴31と、各々の支柱部材10のネジ穴11とが合わさった状態で取り付けボルト32が締結されることで、つなぎ部材30が各々の支柱部材10の外側面に対し固定される。このとき、つなぎ部材30は、支柱部材10を間に挟み込むようにして構成される。
つなぎ部材30の長尺方向の両端部には、図2、図6に示すように、吊り上げ装置Lの吊り部材L1を係合させるための略T字形状の吊り部材係合部33が形成されている。
吊り部材係合部33は、吊り部材L1の一端部を掛け止めする(引っ掛ける)ために、運搬保管ラック1の四隅にある支柱部材10よりも外側に張り出しており、また、つなぎ部材30の本体部分よりも上方に突出する上方突出部33aと、下方に突出する下方突出部33bと、を有している。
上記構成により、運搬保管ラック1を吊り上げ装置Lによって吊り上げる際には、吊り部材L1として吊りフックなしベルトスリングを利用することができる。
なお、つなぎ部材30の両端部の外側面には、所定の大きさからなる略円形状の掛け止め穴33cが形成されているため、吊りフック付きベルトスリングを利用することもできる(当該ベルトスリングの吊りフックを掛け止め穴33cに掛け止めできる)。
受け部材40は、図1、図3に示すように、建築用部材2を積載するための受け部材であって、金属材料の角パイプが加工された長尺体からなり、運搬保管ラック1の長尺方向に間隔を空けて三本配置され、かつ上下方向において二段に分けて配置され、合計六本となるように設けられている。
受け部材40は、運搬保管ラック1の短尺方向に延びて、建築用部材2を載置するための受け本体部41と、受け本体部41の長尺方向の両端部に設けられ、一対のつなぎ部材30に対し当該つなぎ部材30を上方から挟み込むようにして取り付けられる取り付け部42と、を有している。
なお、受け本体部41の上面及び底面には、平積みされた建築用部材2の損傷を抑制するために不図示の長尺な弾性体(弾性ゴム材)が別途取り付けられていても良い。
取り付け部42は、上下方向に延出し、つなぎ部材30の内側面に当接する内側壁部42aと、内側壁部42aの上端部分から連続してつなぎ部材30に向かって突出し、つなぎ部材30の上面に当接する上壁部42bと、上壁部42bの延出端部から連続して屈曲し、下方に向かって延びている外側壁部42cと、を有している。
また。取り付け部42には、内側壁部42aのうち、上壁部42bよりも上方に突出した部分の外側面と、上壁部42bの上面とを連結する断面略三角形状の補強部42dが設けられている。
上記構成により、一対のつなぎ部材30に対する受け部材40の取り付け剛性が確保されている。
連結部材50は、図1、図4に示すように、支柱部材10と屋根部材60を連結するための部材であって、金属材料の角パイプ二本を接合させて所定長さに切断した短尺体からなり、支柱部材10の上端にある取り付け凸部12に着脱可能となるように取り付けられる支柱取り付け部51と、支柱取り付け部51よりも運搬保管ラック1の短尺方向の外側に突出するように設けられ、屋根部材60の下端部分が着脱可能となるように取り付けられる屋根取り付け部52と、を有している。
支柱取り付け部51は、断面ロ字形状からなり、支柱部材10と同じ外形を有しており、取り付け凸部12に対し上方から囲むように取り付けられ、支柱部材10と一体となって接続される。
屋根取り付け部52は、断面ロ字形状からなり、屋根部材60(登り部材61)の下端部分を内部に挿通させて屋根部材60を支持する部分であって、運搬保管ラック1の短尺方向において支柱部材10、横架部材20、つなぎ部材30、受け部材40よりも外側に張り出すように配置されている。
屋根部材60は、図1、図4に示すように、運搬保管ラック1の長尺方向に間隔を空けて複数配置され、屋根の登り梁を構成する登り部材61と、屋根の最上部を構成し、運搬保管ラックの長尺方向に延びて、複数の登り部材61の上端部分に取り付けられる棟木部材62と、を有している。
登り部材61は、運搬保管ラック1の短尺方向において一対となる支柱部材10の上端部分(取り付け凸部12)に取り付けられ、それぞれの上端部分から互いに近づくように上方傾斜して延びている一対の登り本体部61aと、一対の登り本体部61aの上端同士を連結し、棟木部材62を下方から挟み込むように支持する棟木支持部61bと、を有している。
登り本体部61aは、金属材料のパイプ材からなり、一対となったときに逆V字形状を成すように形成されており、その上端部分が棟木支持部61bの外側面に接合されており、その下端部分が連結部材50(屋根取り付け部52)内部に着脱可能となるように挿入されている。
棟木支持部61bは、断面略コ字形状の板状体からなり、棟木部材62を下方から支持するための底壁部61baと、底壁部61baの両方の外側端部から上方に延びて棟木部材62を間に挟むための一対の側壁部61bbと、を有している。一方の側壁部61bbの外側面には、当該外側面を貫通し、棟木部材62の外周面に当接させて棟木部材62を保持するための保持ネジ61cが取り付けられている。
また、棟木支持部61bは、棟木部材62の保持力を確保すべく、棟木部材62の長尺方向に沿って延びている。
棟木部材62は、図4に示すように、運搬保管ラック1の長尺方向に延びている金属材料のパイプ材からなり、具体的には、当該長尺方向に沿って延出し、複数の登り部材61(棟木支持部61b)によって下方から支持される棟木本体部62aと、棟木本体部62aの両端部から連続して突出し、下方に折り曲げられて形成された、作業者が把持するための把持部62bと、を有している。
把持部62bは、略U字形状からなり、作業者が把持し易いように運搬保管ラック1の長尺方向において支柱部材10、横架部材20、つなぎ部材30、受け部材40、連結部材50よりも外側に張り出すように配置されている。
ラックカバー70は、図5、図6に示すように、運搬保管ラック1の本体全体を上方から覆うシート状のカバーであって、ラックカバー70の長尺方向の両端面には、積載された建築用部材2を取り出し可能にするための取り出し用開閉部71が形成されている。
また、本実施形態では、ラックカバー70の短尺方向の両端面においても、同様に取り出し用開閉部71が形成されている。
具体的には、ラックカバー70の各々の端面において上下に長尺な一対の切り取りライン71aが形成され、切り取りライン71aに沿って当該端面を上方にめくり上げたときに、当該端面の上方位置にあるカバー留め具71bに引っ掛けられる構成となっている。
上記構成によって、図5に示すように、ラックカバー70の一部を容易に開閉することができる。そして、カバー付きの運搬保管ラック1から建築用部材2を容易に取り出すことができる。
また、ラックカバー70のうち、吊り部材係合部33に対応する部分、具体的にはラックカバー70の四隅に相当する部分には、吊り部材係合部33を外部に露出可能にするための露出用開閉部72が形成されている。
具体的には、ラックカバー70の四隅に上下に長尺な切り取りラインが形成され、当該切り取りラインに沿ってマジックテープ(登録商標)が貼り付けられて構成されている。そして、ラックカバー70の四隅のうち、吊り部材係合部33に対応する部分のマジックテープ(登録商標)を剥がすことで、ラックカバー70から吊り部材係合部33を露出させることができる。
上記構成において、図6に示すように、露出させた四隅の吊り部材係合部33に対し、吊り上げ装置Lの吊り部材L1を引っ掛けることでカバー付きの運搬保管ラック1を吊り上げることができる。
運搬保管ラック1を用いた積載、運搬方法について説明すると、まず工場の製造ラインから取り出された建築用部材2は、カバー付きの運搬保管ラック1に平積みされた状態で工場内に保管される。その後、トラック等によって、カバー付き運搬保管ラック1にそのまま平積みされた状態で積み込まれ、施工現場に運搬される。
運搬された建築用部材2は、施工現場に据え付けられたレッカー等によってカバー付き運搬保管ラック1ごと積み下ろされ、施工現場においてそのまま当該運搬保管ラック1に平積みされた状態で保管される。
そのため、建築用部材2を工場から施工現場まで運搬し、施工現場にて保管するまでの一連の作業を効率的に実施することができる。すなわち、運搬保管ラック1は、積載ラックとしての運搬機能だけでなく、資材保管庫としての保管機能も兼ね備えたものとなっている。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、図1に示すように、運搬保管ラック1が、計八本の支柱部材10と、計四本の横架部材20と、計六本のつなぎ部材30と、計六本の受け部材40と、から構成されているが、各構成部品の部品数については特に限定されることなく変更可能である。
例えば、支柱部材10が運搬保管ラック1の四隅のみに配置される構成であっても良いし、運搬保管ラック1の剛性を確保できれば、横架部材20を不要とする構成であっても良い。つなぎ部材30、受け部材40の部品数についても任意で増減させて良い。
上記実施形態では、図2に示すように、吊り部材係合部33が、吊りフックなしベルトスリングの一端部を引っ掛けることも、吊りフック付きベルトスリングの一端部を引っ掛けることも可能な構成であるが、特に限定されることなく、どちらか一方の吊り部材を引っ掛けることができれば良い。
上記実施形態では、図2に示すように、吊り部材係合部33が、つなぎ部材30の本体部分よりも上方に突出する上方突出部33aと、下方に突出する下方突出部33bと、を有しているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、吊り部材係合部33が、つなぎ部材30の本体部分よりも水平方向(幅方向)の外側に突出する外側突出部と、本体部分よりも水平方向(幅方向の)内側に突出する内側突出部と、を有していても良い。上記構成であっても、吊りフックなしベルトスリングの一端部を引っ掛けることが可能である。
上記実施形態では、主として本発明に係る運搬保管ラックに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、上記の実施形態にて説明したものは、あくまで一例に過ぎず本発明を限定するものではない。
1 運搬保管ラック
2 建築用部材
10 支柱部材
11 ネジ穴
12 取り付け凸部
20 横架部材
30 つなぎ部材
31 貫通穴
32 取り付けボルト
33 吊り部材係合部
33a 上方突出部
33b 下方突出部
33c 掛け止め穴
40 受け部材
41 受け本体部
42 取り付け部
42a 内側壁部
42b 上壁部
42c 外側壁部
42d 補強部
50 連結部材
51 支柱取り付け部
52 屋根取り付け部
60 屋根部材
61 登り部材
61a 登り本体部
61b 棟木支持部
61ba 底壁部
61bb 側壁部
61c 保持ネジ
62 棟木部材
62a 棟木本体部
62b 把持部
70 ラックカバー
71 取り出し用開閉部
71a 切り取りライン
71b カバー留め具
72 露出用開閉部
L 吊り上げ装置
L1 吊り部材(ベルト部材)

Claims (5)

  1. 板状の建築用部材を積載した状態で該建築用部材を運搬し、保管可能な運搬保管ラックであって、
    該運搬保管ラックの少なくとも四隅に配置され、上下方向に延びている支柱部材と、
    前記運搬保管ラックの長尺方向に延びて、該長尺方向において前記支柱部材同士を連結する一対のつなぎ部材と、
    前記長尺方向において間隔を空けて複数配置され、前記一対のつなぎ部材同士又は前記支柱部材同士を連結するように延びて、前記建築用部材を上面に載置するための受け部材と、
    少なくとも四隅に配置された前記支柱部材それぞれの上端部分に取り付けられ、該上端部分から上方に突出して前記運搬保管ラックの屋根を構成する屋根部材と、
    前記運搬保管ラックの本体部分全体を覆うシート状のラックカバーと、を備え
    前記つなぎ部材の長尺方向の両端部には、吊り上げ装置によって前記運搬保管ラックを吊り上げるための吊り部材を係合させる吊り部材係合部が形成され、
    前記ラックカバーのうち、前記運搬保管ラックの長尺方向又は短尺方向における端面には、積載された前記建築用部材を取り出し可能にするための取り出し用開閉部が形成され、
    前記ラックカバーのうち、前記吊り部材係合部に対応する部分には、前記吊り部材係合部を外部に露出可能にするための露出用開閉部が形成されていることを特徴とする運搬保管ラック。
  2. 前記つなぎ部材の長尺方向の両端部は、前記支柱部材よりも前記運搬保管ラックの外側方向に突出するようにそれぞれ延びており、
    前記吊り部材係合部は、前記支柱部材よりも前記運搬保管ラックの外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の運搬保管ラック。
  3. 前記支柱部材と前記屋根部材を連結するための連結部材を備え、
    該連結部材は、前記支柱部材の上端部分に取り付けられる支柱取り付け部と、該支柱取り付け部よりも前記運搬保管ラックの外側方向に突出するように設けられ、前記屋根部材の下端部分が取り付けられる屋根取り付け部と、を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬保管ラック。
  4. 前記屋根部材は、前記運搬保管ラックの長尺方向において間隔を空けて複数配置され、前記屋根の登り梁を構成する登り部材と、前記屋根の最上部を構成し、前記運搬保管ラックの長尺方向に延びて、前記複数の登り部材の上端部分に取り付けられる棟木部材と、を有し、
    前記登り部材は、前記運搬保管ラックの短尺方向において一対となる前記支柱部材の上端部分にそれぞれ取り付けられ、それぞれの該上端部分から互いに近づくように上方傾斜して連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の運搬保管ラック。
  5. 前記吊り部材は、長尺なベルト部材であって、
    前記吊り部材係合部は、前記吊り部材の一端部を掛け止めするために、前記つなぎ部材の本体部分よりも上下方向又は水平方向の両側に向かって突出するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の運搬保管ラック。
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