JPH0331806Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331806Y2 JPH0331806Y2 JP9263085U JP9263085U JPH0331806Y2 JP H0331806 Y2 JPH0331806 Y2 JP H0331806Y2 JP 9263085 U JP9263085 U JP 9263085U JP 9263085 U JP9263085 U JP 9263085U JP H0331806 Y2 JPH0331806 Y2 JP H0331806Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tent
- girder
- pillar
- column
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 5
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Tents Or Canopies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、例えば運動会や摸擬店などの各種の
催事の際に使用されている催事用テントの柱の改
良に関する。
催事の際に使用されている催事用テントの柱の改
良に関する。
従来この種のテントは骨格と幕布で構成してあ
つて、骨格は棟、合掌部材、桁及び柱を夫々に連
結して形成され、幕布を屋根骨組に取り付けてテ
ントを組立てている。この際、幕布の掛けはずし
を容易にすると共にその組み立て作業に要する場
所を出来るだけ取らないために、各柱が内方に折
り曲がる構造になつている。すなわち、柱の構造
は、第5図に示すように、柱の上部近傍位置にお
いて上部柱21と下部柱22とに分割され、下部
柱22の外側半周面に一部が巻着され且つ残余部
分が下部柱22の上方に突出する湾曲内面間に、
取付片24を設けた上部柱21をピン25により
枢着し、残余部分の湾曲内面が上部柱の外側半周
面に衝合して下部柱22がテントの外側方向へ回
動するのを阻止される一方、テントの内側方向へ
の屈曲が可能となつている。
つて、骨格は棟、合掌部材、桁及び柱を夫々に連
結して形成され、幕布を屋根骨組に取り付けてテ
ントを組立てている。この際、幕布の掛けはずし
を容易にすると共にその組み立て作業に要する場
所を出来るだけ取らないために、各柱が内方に折
り曲がる構造になつている。すなわち、柱の構造
は、第5図に示すように、柱の上部近傍位置にお
いて上部柱21と下部柱22とに分割され、下部
柱22の外側半周面に一部が巻着され且つ残余部
分が下部柱22の上方に突出する湾曲内面間に、
取付片24を設けた上部柱21をピン25により
枢着し、残余部分の湾曲内面が上部柱の外側半周
面に衝合して下部柱22がテントの外側方向へ回
動するのを阻止される一方、テントの内側方向へ
の屈曲が可能となつている。
そして、ピン25を支点として下部柱22を回
動させ、湾曲板23の取付位置と反対側面におけ
る下部柱22に付設されている筋交杆26の先端
を桁パイプ27にフツクして柱を真直に立て、筋
交杆26による張力によつてテント形状に保ち得
るようになつている。
動させ、湾曲板23の取付位置と反対側面におけ
る下部柱22に付設されている筋交杆26の先端
を桁パイプ27にフツクして柱を真直に立て、筋
交杆26による張力によつてテント形状に保ち得
るようになつている。
しかしながら、筋交杆による張力がテントの内
側方向に向いていると共に、柱も内側に折れ曲が
る構造であるから、例えば柱に外部から力を受け
た場合や、或は屋根への風圧を受けた場合など、
外的圧力が加わつた際には、柱が内方へ屈曲し易
くなつてテントの安定した支持ができないという
問題点があつた。
側方向に向いていると共に、柱も内側に折れ曲が
る構造であるから、例えば柱に外部から力を受け
た場合や、或は屋根への風圧を受けた場合など、
外的圧力が加わつた際には、柱が内方へ屈曲し易
くなつてテントの安定した支持ができないという
問題点があつた。
本考案は前記事情に基づいてなされたものであ
り、テントの組み立てに際して無用の場所を取る
ことなく容易に組み立てることができ、然も外的
衝撃に対しても充分に耐え得る催事用テントの柱
構造を提供することを目的とする。
り、テントの組み立てに際して無用の場所を取る
ことなく容易に組み立てることができ、然も外的
衝撃に対しても充分に耐え得る催事用テントの柱
構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案の概要は、棟
と合掌部材及び桁より成るテントの屋根骨組を支
持するパイプ状の柱において、柱が上支柱と中支
柱と下支柱とから構成され、桁の骨材の端部が連
結される上支柱に、円周方向へ回動可能に中支柱
を嵌挿し、この中支柱に、上方へ突出する背当部
材を有する下支柱を一側方向へ屈曲可能に連結す
ると共に、該背当部材によつて他側方向への屈曲
を阻止し、下支柱の外周側面には背当部材の取付
位置と同面側に筋交杆が設けられ、この筋交杆に
よつて、中支柱と一緒に円周方向へ回動された下
支柱を、桁の骨材と緊締でき得るようにしたこと
を特徴とする。
と合掌部材及び桁より成るテントの屋根骨組を支
持するパイプ状の柱において、柱が上支柱と中支
柱と下支柱とから構成され、桁の骨材の端部が連
結される上支柱に、円周方向へ回動可能に中支柱
を嵌挿し、この中支柱に、上方へ突出する背当部
材を有する下支柱を一側方向へ屈曲可能に連結す
ると共に、該背当部材によつて他側方向への屈曲
を阻止し、下支柱の外周側面には背当部材の取付
位置と同面側に筋交杆が設けられ、この筋交杆に
よつて、中支柱と一緒に円周方向へ回動された下
支柱を、桁の骨材と緊締でき得るようにしたこと
を特徴とする。
以下、本考案における実施例について図面を参
照しながら具体的に説明する。
照しながら具体的に説明する。
第4図において、1で示すのはテントの骨格で
あり、この骨格1は、従来通り棟2、合掌部材
3、桁4及び柱5の各部分をなす鉄骨パイプを
夫々に連結して構成されている。
あり、この骨格1は、従来通り棟2、合掌部材
3、桁4及び柱5の各部分をなす鉄骨パイプを
夫々に連結して構成されている。
第1図乃至第3図は本考案の要部である柱5を
示すもので、各パイプ状の柱5は、桁パイプ4と
連結される上支柱6と、上支柱の下端部に回動可
能に嵌挿される中支柱7と、中支柱と屈曲可能に
連結されている下支柱8とから成つている。
示すもので、各パイプ状の柱5は、桁パイプ4と
連結される上支柱6と、上支柱の下端部に回動可
能に嵌挿される中支柱7と、中支柱と屈曲可能に
連結されている下支柱8とから成つている。
上支柱6は、主管9の外周の内側面に桁パイプ
の屈曲端部4aが嵌入される受管10が並設され
たもので、主管9の下部の内周に凹嵌溝11が周
設されている。また、中支柱7はその上部の外周
に、前記凹嵌溝11に嵌合する隆起帯12が形成
されていると共に、上支柱6の下端部内に円周方
向(図示A方向)へ回動可能に嵌挿されたもの
で、その中支柱の下部外周側には取付片13が付
設されている。さらに、下支柱8はその上端部の
外周半面に湾曲状の背当部材14の一部が巻着さ
れると共に、その背当部材14の残余部分が下支
柱8の上端に突出し、その突出する背当部材14
における湾曲内において、前記取付片13と湾曲
両側14aとがピン15によつて枢着され、背当
部材14の湾曲内面が中支柱7に衝合するまでピ
ン15を支点として図示B方向へ回動するように
なつている。下支柱8の外周側面には巻着されて
いる背当部材14と同面側の下部近傍位置に、筋
交杆16が取付けられている。尚、第1図におい
て18で示すのは中支柱7の上端から縦に設けら
れた割溝である。
の屈曲端部4aが嵌入される受管10が並設され
たもので、主管9の下部の内周に凹嵌溝11が周
設されている。また、中支柱7はその上部の外周
に、前記凹嵌溝11に嵌合する隆起帯12が形成
されていると共に、上支柱6の下端部内に円周方
向(図示A方向)へ回動可能に嵌挿されたもの
で、その中支柱の下部外周側には取付片13が付
設されている。さらに、下支柱8はその上端部の
外周半面に湾曲状の背当部材14の一部が巻着さ
れると共に、その背当部材14の残余部分が下支
柱8の上端に突出し、その突出する背当部材14
における湾曲内において、前記取付片13と湾曲
両側14aとがピン15によつて枢着され、背当
部材14の湾曲内面が中支柱7に衝合するまでピ
ン15を支点として図示B方向へ回動するように
なつている。下支柱8の外周側面には巻着されて
いる背当部材14と同面側の下部近傍位置に、筋
交杆16が取付けられている。尚、第1図におい
て18で示すのは中支柱7の上端から縦に設けら
れた割溝である。
以上構成される本考案に係るテントを実際に組
み立てる場合には、以下のようにする。
み立てる場合には、以下のようにする。
まず、従来通りに棟2、合掌部材3及び桁4の
各鉄骨パイプを連結してテントの屋根部分の骨格
を形成する。次に、桁パイプ4の屈曲端部4aを
受管10に夫々嵌装し、桁4と各柱5とを連結す
る。この際、各中支柱7を下支柱8と一緒に円周
方向へ回動してテントの外側方向に背当部材14
が位置するようにすると共に、ピン15を支点と
して下支柱8を回動し、下支柱8がテントの内側
方向に屈曲するようにしておく(第2図参照)。
このように、下支柱8を内側に折り曲げておけ
ば、テントの骨格を形成する際に、余分の場所を
取ることなく、且つ骨組された屋根部分に地上で
容易に幕布を掛けることができる。
各鉄骨パイプを連結してテントの屋根部分の骨格
を形成する。次に、桁パイプ4の屈曲端部4aを
受管10に夫々嵌装し、桁4と各柱5とを連結す
る。この際、各中支柱7を下支柱8と一緒に円周
方向へ回動してテントの外側方向に背当部材14
が位置するようにすると共に、ピン15を支点と
して下支柱8を回動し、下支柱8がテントの内側
方向に屈曲するようにしておく(第2図参照)。
このように、下支柱8を内側に折り曲げておけ
ば、テントの骨格を形成する際に、余分の場所を
取ることなく、且つ骨組された屋根部分に地上で
容易に幕布を掛けることができる。
次いで、骨組された屋根部分に幕布を装着した
後、各中支柱7に背当部材14が衝合するまで下
支柱8を前記と逆方向にピン15を支点として回
動することによつて起立させ、更にこの下支柱8
を中支柱7と共に円周方向へ回動してテントの内
側位置に背当部材14及び筋交杆16がくるよう
にする(第3図参照)。この状態において、筋交
杆16の先端に設けられた引掛部16aを桁パイ
プ4に垂設した係止金具17に引つ掛けることに
よつて、桁4と柱5が緊密に連結固定される。こ
のとき、背当部材14がテントの内側位置にあつ
て下支柱8の内方への屈曲を阻止している共に、
筋交杆16によつて柱5にはテントの内方へテン
シヨンがかかつていることと相まつて、上支柱6
と中支柱7及び下支柱8から成る柱5は、桁4と
相互に内方への緊締状態を保つて一本の直立する
柱としてテントを安定した状態で支持する。
後、各中支柱7に背当部材14が衝合するまで下
支柱8を前記と逆方向にピン15を支点として回
動することによつて起立させ、更にこの下支柱8
を中支柱7と共に円周方向へ回動してテントの内
側位置に背当部材14及び筋交杆16がくるよう
にする(第3図参照)。この状態において、筋交
杆16の先端に設けられた引掛部16aを桁パイ
プ4に垂設した係止金具17に引つ掛けることに
よつて、桁4と柱5が緊密に連結固定される。こ
のとき、背当部材14がテントの内側位置にあつ
て下支柱8の内方への屈曲を阻止している共に、
筋交杆16によつて柱5にはテントの内方へテン
シヨンがかかつていることと相まつて、上支柱6
と中支柱7及び下支柱8から成る柱5は、桁4と
相互に内方への緊締状態を保つて一本の直立する
柱としてテントを安定した状態で支持する。
以上説明したように本考案によれば、テントの
組み立ての際にはテントの内側方向に柱が屈曲す
るので、無駄な場所を取ることなく容易にテント
の組み立て作業ができ、然もテントの組み立て完
了後には内側方向へ柱が屈曲することなく筋交い
のテンシヨンによつて柱がしつかりと保持できる
ため、風による風圧やその他の外的衝撃にも充分
に耐え得るテントの柱構造を提供できるものであ
る。
組み立ての際にはテントの内側方向に柱が屈曲す
るので、無駄な場所を取ることなく容易にテント
の組み立て作業ができ、然もテントの組み立て完
了後には内側方向へ柱が屈曲することなく筋交い
のテンシヨンによつて柱がしつかりと保持できる
ため、風による風圧やその他の外的衝撃にも充分
に耐え得るテントの柱構造を提供できるものであ
る。
第1図は本考案における一実施例を示す一部切
欠した斜視図、第2図は柱を内方向に屈曲した状
態を示す斜視図、第3図は柱を直立させた状態を
示す斜視図、第4図はテント全体の骨組を示す概
略説明図、第5図は従来例を示す斜視図である。 2……棟、3……合掌部材、4……桁(桁パイ
プ)、5……柱、6……上支柱、7……中支柱、
8……下支柱、14……背当部材、16……筋交
杆。
欠した斜視図、第2図は柱を内方向に屈曲した状
態を示す斜視図、第3図は柱を直立させた状態を
示す斜視図、第4図はテント全体の骨組を示す概
略説明図、第5図は従来例を示す斜視図である。 2……棟、3……合掌部材、4……桁(桁パイ
プ)、5……柱、6……上支柱、7……中支柱、
8……下支柱、14……背当部材、16……筋交
杆。
Claims (1)
- 棟と合掌部材及び桁より成るテントの屋根骨組
を支持するパイプ状の柱において、柱が上支柱と
中支柱と下支柱とから構成され、桁の骨材の端部
が連結される上支柱に、円周方向へ回動可能に中
支柱を嵌挿し、この中支柱に、上方へ突出する背
当部材を有する下支柱を一側方向へ屈曲可能に連
結すると共に、該背当部材によつて他側方向への
屈曲を阻止し、下支柱の外周側面には背当部材の
取付位置と同面側に桁の骨材と連結する筋交杆が
設けてあることを特徴とする催事用テントの柱構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263085U JPH0331806Y2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263085U JPH0331806Y2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62650U JPS62650U (ja) | 1987-01-06 |
JPH0331806Y2 true JPH0331806Y2 (ja) | 1991-07-05 |
Family
ID=30649597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9263085U Expired JPH0331806Y2 (ja) | 1985-06-19 | 1985-06-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331806Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004059106A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-15 | Takashi Suzuki | 横風対応型野外テント |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7219610B2 (ja) * | 2018-12-27 | 2023-02-08 | 大和ハウス工業株式会社 | 運搬保管ラック |
-
1985
- 1985-06-19 JP JP9263085U patent/JPH0331806Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004059106A1 (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-15 | Takashi Suzuki | 横風対応型野外テント |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62650U (ja) | 1987-01-06 |
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