JP2002138713A - 組み立て式テントと組み立て式テントの組み立て方法 - Google Patents

組み立て式テントと組み立て式テントの組み立て方法

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JP2002138713A
JP2002138713A JP2000337296A JP2000337296A JP2002138713A JP 2002138713 A JP2002138713 A JP 2002138713A JP 2000337296 A JP2000337296 A JP 2000337296A JP 2000337296 A JP2000337296 A JP 2000337296A JP 2002138713 A JP2002138713 A JP 2002138713A
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tent
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JP2000337296A
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Koji Okawa
浩司 大川
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OKAWA KOGYO KK
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OKAWA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立て式テントを組み立てる際の作業性と
安全性の向上を図る。組み立て式テントを低位置で一時
的に保管する場合に、作業性の向上を図る。 【解決手段】 支柱21を、上柱21aと下柱21bと
をジョイント28にて回動可能に連結した折り畳み式と
する。上柱21aを上枝柱21cと下枝柱21dとに分
割して、且つこれら21c,21dを全周方向へ回動可
能に連結する。上枝柱21cに接続パイプ30,30,
31を平行に設け、該接続パイプ30,30,31に桁
22と合掌23の端部22a,23aを挿入して、組み
立て式テントの骨組み25を形成する。合掌用の接続パ
イプ31と合掌23の端部23aとをそれぞれ断面四角
形に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内外での催し物
や行事等に用いられる組み立て式テントに関し、詳しく
は、組み立て時の利便性を向上した組み立て式テントと
組み立て式テントの組み立て方法に関する。
【0002】
【従来の技術】季節行事や法要等に用いられる組み立て
式テント(以下、適宜テントと略記する)は、骨組みを
複数の支柱や架設材に分割したり折り畳めるようにし
て、搬送時や保管時の利便性を図っており、その一例と
して、例えば図10〜図15に示すものがある。
【0003】このテント1は、支柱2,桁3,合掌4及
び突き上げ金具5とを組み合わせた骨組み6と、合掌4
を覆う屋根幕7及び該屋根幕7の中央頂部に被着される
キャップ8とで構成されており、支柱2と桁3及び合掌
4はそれぞれ4本ずつ用いられている。
【0004】四つ角部に配設される支柱2は、上柱2a
と下柱2bとをジョイント9にて回動可能に連結した折
り畳み式で、各上柱2aの上端には、3つの接続パイプ
10,10,11が上柱2aに沿って固着され、90度
の位置関係に配設された接続パイプ10,10には桁3
の端部3a,3aが、両接続パイプ10,10の間に配
設された接続パイプ11には合掌4の端部4aが、それ
ぞれ挿入される。
【0005】前記ジョイント9は、上柱2aの下端側に
固着されたU字状ホルダ12の中央部開口部側で、下柱
2bの上端をヒンジ13が回動可能に支持しており、下
柱2bは、このジョイント9を支点にU字状ホルダ12
が開口する骨組み6の内部に折り畳まれるようになって
いる。
【0006】図11〜図14は、上記テント1の組み立
て手順を説明する図であり、図11では、支柱2の下柱
2bのそれぞれを骨組み6の内部へ折り曲げて、骨組み
6を低位置で組み立て、図12で、4本の合掌4に屋根
幕7とキャップ8とを被せ、図13で、下柱2bを上柱
2aの下側へ回動してそれぞれの支柱2を伸張し、図1
4でテント1を立ち上げ、組み立て作業を完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなテント1に
あっては、骨組み6の内部に折り曲げられた下柱2bを
上柱2aの下側へ回動して支柱2を伸張する場合に、作
業者は屋根幕7で覆われた骨組み6の内部に潜り込み、
骨組み6の外側が見えない状態で支柱2の伸張作業を行
うこととなる。この結果、作業者は狭い骨組み6内での
作業を余儀なくされ、骨組み6に体をぶつけるなど作業
性に劣るばかりか、視野範囲が狭く制約されるために必
ずしも安全性が高いものとはいえなかった。
【0008】さらに、骨組み6内に入る際に作業者が桁
3を持ち上げることがあるが、桁3の端部3aは、前述
の如く単に接続パイプ10に差し込まれているだけであ
るため、屋根幕7が被った状態で桁3が抜けてしまうこ
ととなる。この結果、慮外の動きに作業者を慌てさせる
ばかりか、屋根幕7を一旦剥がしてから桁3を再組み付
けしなければならないという煩わしさがある。
【0009】また、テント1を数日間連続して使用する
場合には、テント1が夜間に風で飛ばされたりすること
のないよう、下柱2bを図12の如く骨組み6の内部へ
折り曲げて低位置で一時保管する。この場合に、テント
1内で使用するテーブルや椅子等の備品を雨風から守る
ために、これら備品をテント1内に収容したままにして
おくが、このようにテント1内に備品があると下柱2b
の折り曲げを困難にすることがある。
【0010】本発明は、係る実情を背景にしてなされた
もので、その目的とするところは、組み立て作業性と安
全性の向上を図り、また低位置で一時的に保管するにも
作業性に優れた組み立て式テントと組み立て式テントの
組み立て方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の組み立て式テントは、複数の支柱を、上柱
と下柱とをジョイントにて回動可能に連結した折り畳み
式とし、各上柱の上端に複数の接続パイプを平行に設
け、該接続パイプに合掌や桁等の架設材の端部を挿入し
て骨組みを形成し、該骨組みに屋根幕を被せて構成され
る組み立て式テントにおいて、前記下柱を前記骨組みの
外側へ折り曲げるようにし、前記各支柱の少なくとも1
つの接続パイプと該接続パイプに差し込まれる前記架設
材の端部との双方に、該架設材の端部を回り止めする少
なくとも1つの平面部を形成したことを特徴としてい
る。
【0012】上記発明の構成によれば、支柱の下柱を骨
組みの外側へ折り曲げるので、テントの立ち上げに作業
者が骨組みの中に潜り込む必要がなくなり、組み立て作
業を短時間で安全に行うことができるようになる。架設
材の端部と接続パイプの双方に設けた少なくとも1つの
平面部は内外に重なり合って、テントの骨組みが平面視
四角形から平行四辺形に変形しようとするのを有効に防
止する。この平面部形状は、架設材の端部と接続パイプ
とを断面四角形や多角形にしてもよく、この場合には骨
組みの変形をより有効に防止し得て好ましい。
【0013】上記支柱の上柱を上下に分割し、且つ分割
した上柱の上下を周方向へ回動可能に連結してもよく、
この場合には、下柱を組み立てし易い方向や収納し易い
方向へ回動して組み立て作業や収納のための折り曲げ作
業をすることができる。
【0014】また、本発明の組み立て式テントの組み立
て方法は、複数の支柱を、上柱と下柱とをジョイントに
て回動可能に連結した折り畳み式とし、該下柱を上柱の
側方へ折り曲げた状態で、各上柱の上端に平行に固着さ
れた複数の接続パイプに、合掌や桁等の架設材の端部を
挿入して骨組みを組み立て、該骨組みに屋根幕を被せた
のち、前記下柱を前記上柱の下側に回動して立ち上げる
組み立て式テントの組み立て方法において、前記テント
立ち上げ前の下柱を前記骨組みの外側へ折り曲げし、該
下柱を前記骨組みに屋根幕を被せたのち、下柱を骨組み
の外側から上柱の下側に回動して組み立てることを特徴
としている。
【0015】上記発明の方法によれば、支柱の下柱を骨
組みの外側へ折り曲げるので、テントの立ち上げに作業
者が骨組みの中に潜り込む必要がなくなり、組み立て作
業を短時間で安全に行うことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各形態例を図1〜
図9に基づいて説明する。図中、図1〜図6は本発明の
第1形態例を示し、図1は支柱と桁と合掌の分解斜視
図、図2は支柱の下柱を折り曲げた骨組みの斜視図、図
3は図2の骨組みに屋根幕とキャップとを被せた状態の
斜視図、図4は図3の骨組みを立ち上げる途中状態を示
す斜視図、図5はテントを立ち上げた状態を示す斜視
図、図6はテントの平面概略図である。図7は本発明の
第2形態例を示す支柱と桁と合掌の分解斜視図であり、
図8,図9は本発明の第3,第4形態例を示す支柱側の
接続パイプと架設材端部の断面図である。
【0017】図1〜図6の第1形態例に示す組み立て式
テント20は、正四角形の四つ角部に配設される4本の
支柱21間に同数の桁22を掛け渡し、さらにその上部
に同数の合掌23を傾斜配置し、該合掌23の中央頂部
に突き上げ金具24を取り付けて骨組み25を構成し、
さらに前記合掌23に屋根幕26を被せると共に、該屋
根幕26の中央頂部にキャップ27を被着することによ
り、正四角形で寄せ棟造りの組み立て式テント20が構
成される。
【0018】各支柱21は、上柱21aと下柱21bと
をジョイント28にて回動可能に連結した折り畳み式
で、ジョイント28を支柱21の下端から凡そ4/5ほ
どの高さに位置させて、上柱21aを下柱21bよりも
短く設定しており、下柱21bを折り曲げて骨組み25
の組み立てや分解をしたり、屋根幕26やキャップ27
を着脱する作業を低位置で容易に行えるようにしてい
る。
【0019】上柱21aは、さらに上枝柱21cと下枝
柱21dとに分割されており、上枝柱21cの下端を下
枝柱21dの上端へ挿通し、上枝柱21cと下枝柱21
dとを抜け止め手段(図示しない)を用いて抜け止めす
ることにより、上枝柱21cに対して、ジョイント28
にてつながれた下枝柱21dと下柱21bとが、周方向
へ360度一体に回動できるようにしている。
【0020】各上枝柱21cの上端には、3つの接続パ
イプ30,30,31が上枝柱21cに沿って固着さ
れ、骨組み25を組み立てる際には、90度間隔に位置
する接続パイプ30,30に桁22,22の端部22
a,22aが差し込まれ、また両接続パイプ30,30
の間に位置する接続パイプ31に合掌23の端部23a
が差し込まれる。
【0021】桁22と合掌23とは本発明でいう架設材
で、桁22の端部22aと桁用の接続パイプ30とはそ
れぞれ断面円形に形成され、また合掌23の端部23a
と合掌用の接続パイプ31とは断面四角形に形成されて
おり、組み立て後のテント20が強風に煽られたり不慮
の外力が作用して平面視平行四辺形に変形しようとした
場合に、合掌23の端部23aと合掌用の接続パイプ3
1双方の4つの平面部が前後左右の変形を阻止するよう
にしている。
【0022】前記ジョイント28は、下枝柱21dの下
端側を凡そ上半分の長さで覆って固着されるU字状ホル
ダ33の中央部開口部側に、下柱21bの上端をヒンジ
34にて回動可能に支持している。下柱21bは、この
ヒンジ34を支点に上柱21a側部に平行に並ぶ折り畳
み位置から、該上柱21a中心軸上の伸長位置までの1
80度弱の範囲を回動し、下柱21bを上柱21aの中
心軸上に回動した伸長状態では、下柱21bの上端部を
U字状ホルダ33の下半分が支えるようになっている。
【0023】各下柱21bには、二つ一組の筋交い(図
示しない)が回動可能に取付けされており、骨組み25
の組み立てで下柱21bを上柱21aの下側位置へ回動
した際に、筋交いの先端をそれぞれ桁22,22に係着
することにより、支柱21と桁22との連結を補強し、
骨組み25が前後左右に変形するのを防止すると共に、
下柱21bが上柱21aの下側位置へ一直線上に回動し
た状態を維持するようにしている。
【0024】本形態例の組み立て式テント20は以上の
ように構成され、各支柱21の下柱21bを、ジョイン
ト28のヒンジ34にて回動可能に支持し、さらに下柱
21bと下枝柱21dとをジョイント28を介して周方
向へ360度回動できるようにしている。
【0025】次に、上述の組み立て式テント20の組み
立て手順を図2〜図5によって説明すると、図2では、
各支柱21の下柱21bをジョイント28から側方へ折
り曲げし、各支柱21の桁用の接続パイプ30,30に
桁22の端部22a,22aを、合掌用の接続パイプ3
1に合掌23の端部23aをそれぞれ差し込み、4本の
合掌23の中央頂部に突き上げ金具24を取り付けて、
骨組み25を低位置で組み立てる。
【0026】そして、側方へ折り曲げた下柱21bを、
支柱21の回動範囲360度−隣り合う桁22,22が
なす角度90度(骨組み25の内角)=骨組み25の外
側270度の範囲のいずれかの方向に出しておく。
【0027】図3では、屋根組みの稜線をなす4本の合
掌23と突き上げ金具24とに屋根幕26とキャップ2
7とを被せ、図4では、作業者が骨組み25の外側で一
側部の2本の下柱21b,21bをそれぞれの上柱21
aの下側へ回動して支柱21,21を伸張状態とし、図
5では、4本の支柱21を全て骨組み25の外側の作業
で伸長し、テント20を使用状態の高さに立ち上げて組
み立て作業を完了する。
【0028】本形態例は以上のように、各支柱21の下
柱21bを、ジョイント28のヒンジ34にて回動可能
に支持し、さらに下柱21bと下枝柱21dとをジョイ
ント28を介して全周方向へ回動できるようにしたか
ら、骨組み25の組み立て時に下柱21bを骨組み25
の外側に折り曲げしておくことにより、下柱21bを上
柱21aの下側へ回動して支柱21を伸張する作業を骨
組み25の外側で行うことができるようになる。
【0029】したがって、作業者は、従来のように狭い
骨組み25の内部に入る必要がないので、作業性の向上
が図れるばかりか、周囲に広い視野を確保できるので作
業の安全性を高めることができるようになる。しかも、
骨組み25の組み立てに作業者が桁22を持ち上げる必
要がないので、作業者が桁22の不用意な抜けに慌てた
り、屋根幕26を一旦剥がして桁22を再組み付けする
という煩わしさがなくなる。
【0030】さらに、テント20を数日間連続して使用
する場合には、テント20を低位置にして一時的に保管
するが、本形態例は、下柱21bを図3の如く骨組み2
5の外側へ折り曲げるので、テント20内にテーブルや
椅子等の備品を収容したままであっても下柱21bの折
り曲げに何ら差し支えない。
【0031】特に本形態例は、下柱21bを全周方向へ
回動できるので、下柱21bを側方へ折り曲げたり上柱
21aと平行に折り畳む際にも、組立てや分解・一時保
管で低位置へ移動する際に、下柱21bを骨組み25の
外側の都合のよい方向へ回動させることができる。
【0032】さらに、組み立て後のテント20に強風や
不慮の外力が作用すると、平面視正四角形の骨組み25
が前後左右へ平行四辺形に変形しようとするが(図15
参照)、本形態例は、合掌23の端部23aと合掌用の
接続パイプ31の双方を断面四角形に形成して差し込む
ようにしたから、合掌23の端部23aと合掌用の接続
パイプ31双方の平面部が内外に重なり合って互いの回
動を阻止し合うので、骨組み25の正規の正四角形状を
よく保持することができる(図6参照)。
【0033】図7の第2形態例に示す組み立て式テント
40の骨組み41は、支柱42を、第1形態例と同様に
上柱42aと下柱42bとをジョイント43にて回動可
能に連結した折り畳み式とし、さらに上柱42aを、上
枝柱42cと下枝柱42dとに分割して、上枝柱42c
の下半部と下枝柱42dの上半部とをホルダ44内で突
き合わせすると共に、該ホルダ44を下枝柱42dの下
半部に固着して、ホルダ44と下枝柱42d及びジョイ
ント43と下柱42bとを、上枝柱42cに対して周方
向へ360度一体に回動できるようにしている。
【0034】ジョイント43は、上枝柱42cの下半部
をU字状ホルダ45の上半分で覆って固着し、該U字状
ホルダ45の中央部開口部側に、下柱42bの上端をヒ
ンジ46にて回動可能に支持している。下柱42bは、
このヒンジ46を支点に上柱42a側部に平行に並ぶ折
り畳み位置から、該上柱42a中心軸上の伸長位置まで
の180度弱の範囲を回動し、下柱42bを上柱42a
の中心軸上に回動した伸長状態では、下柱42bの上端
部をU字状ホルダ45の下半分が支えるようになってい
る。
【0035】上柱42aの上枝柱42cには上端を開口
した丸パイプが用いられ、該上枝柱42cを合掌用の接
続パイプに兼用すると共に、上柱42aの側部に桁用の
接続パイプ47,47を90度位置に固着している。桁
用の接続パイプ47,47とこれに差し込まれる桁48
の端部48aとは、それぞれ断面四角形に形成され、ま
た上枝柱42cに差し込まれる合掌49の端部49aは
断面円形に形成されており、組み立て後のテント40が
強風に煽られたり不慮の外力が作用して平面視平行四辺
形に変形しようとした場合に、桁48の端部48aと合
掌用の接続パイプ47,47のそれぞれ4つの平面部が
これを阻止するようにしている。
【0036】図8に示す第3形態例と図9に示す第4形
態例では、支柱の上柱に設けられる接続パイプ50,5
2と、該接続パイプ50,52に差し込まれる桁や合掌
等の架設材の端部51a,53aの双方を半円形や四半
円形に形成し、接続パイプ50,52と架設材端部51
a,53a双方の一つまたは二つの平面部によって、強
風や不慮の外力によって骨組みが変形することがないよ
うにしている。
【0037】なお、上述の形態例では、支柱の下柱を折
り畳める構造と、上柱の下枝柱から下側を回動できる構
造の双方を実施したが、本発明は、少なくとも支柱を折
り畳み式として、下柱を骨組みの外側へ折り曲げできる
ようにすればよい。したがって、必ずしも上柱を上枝柱
と下枝柱に分割する必要はない。
【0038】また、架設材の端部と支柱の上端に設けら
れる接続パイプは、骨組みの変形を防止するために少な
くとも1つの平面部を備えていればよく、これらを六角
形や八角形等の多角形に形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下柱を上柱の下側へ回動して支柱を伸張する作業を骨組
みの外側で行うことができるようになる。したがって、
作業者は、従来のように狭い骨組みの内部に入る必要が
ないので、作業性の向上が図れるばかりか、周囲に広い
視野を確保できるので作業の安全性を高めることができ
るようになる。しかも、骨組みの組み立てに作業者が桁
を持ち上げる必要がないので、作業者が桁の不用意な抜
けに慌てたり、屋根幕を一旦剥がして桁を再組み付けす
るという煩わしさがなくなる。
【0040】さらに、テントを数日間連続して使用する
場合には、テントを低位置にして一時的に保管するが、
本発明は下柱を骨組みの外側へ折り曲げるので、テント
内にテーブルや椅子等の備品を収容したままであっても
下柱の折り曲げに何ら差し障りとならない。
【0041】また、上支柱の少なくとも1つの接続パイ
プと該接続パイプに差し込まれる架設材の端部との双方
に、該架設材の端部を回り止めする少なくとも1つの平
面部を形成することにより、組み立て後のテントに強風
や不慮の外力が作用した場合にも、骨組みの変形を防止
して正規の形状をよく保持することができるようにな
る。
【0042】さらに、支柱の上柱を上下に分割して、上
柱上下を周方向へ回動可能に連結することにより、下柱
を含む上柱の下側部分を骨組みの外側の範囲で回動でき
るので、下柱を側方へ折り曲げたり上柱と平行に折り畳
むなどの組立てや分解・一時保管で低位置へ移動する際
にも、下柱を骨組みの外側の都合のよい方向へ回動させ
ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1形態例を示す組み立て式テント
の支柱と桁と合掌の分解斜視図
【図2】 本発明の第1形態例を示す組み立て式テント
の支柱の下柱を折り曲げた骨組みの斜視図
【図3】 本発明の第1形態例を示す図2の骨組みに屋
根幕とキャップとを被せた状態の斜視図
【図4】 本発明の第1形態例を示す図3の骨組みを立
ち上げる途中状態を示す斜視図
【図5】 本発明の第1形態例を示す組み立て式テント
の立ち上げた状態を示す斜視図
【図6】 本発明の第1形態例を示す組み立て式テント
の平面概略図
【図7】 本発明の第2形態例を示す組み立て式テント
の支柱と桁と合掌の分解斜視図
【図8】 本発明の第3形態例を示す組み立て式テント
の支柱側接続パイプと架設材端部の断面図
【図9】 本発明の第4形態例を示す組み立て式テント
の支柱側接続パイプと架設材端部の断面図
【図10】 従来の組み立て式テントの支柱と桁と合掌
の分解斜視図
【図11】 従来の組み立て式テントの支柱の下柱を折
り曲げた骨組みの斜視図
【図12】 図11の骨組みに屋根幕とキャップとを被
せた状態の斜視図
【図13】 図12の骨組みを立ち上げる途中状態を示
す斜視図
【図14】 組み立て式テントの立ち上げた状態を示す
斜視図
【図15】 従来の組み立て式テントの平面概略図
【符号の説明】
20,40…組み立て式テント、21,42…支柱、2
1a,42a…支柱21,42の上柱、21b,42b
…支柱21,42の下柱、21c,42c…上柱21
a,42aの上枝柱、21d,42d…上柱21a,4
2aの下枝柱、22,48…桁(本発明の架設材)、2
2a…桁22,48の端部、23,49…合掌(本発明
の架設材)、23a,49a…合掌23,49の端部、
25,41…骨組み、26…屋根幕、27…キャップ、
28,43…ジョイント、30,47…桁22,48用
の接続パイプ、31…合掌23用の接続パイプ、33,
45…ジョイント28,43のU字状ホルダ、34,4
6…ジョイント28,43のヒンジ、50,52…接続
パイプ、51a,53a…桁や合掌(架設材)の端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支柱を、上柱と下柱とをジョイン
    トにて回動可能に連結した折り畳み式とし、各上柱の上
    端に複数の接続パイプを平行に設け、該接続パイプに合
    掌や桁等の架設材の端部を挿入して骨組みを形成し、該
    骨組みに屋根幕を被せて構成される組み立て式テントに
    おいて、前記下柱を前記骨組みの外側へ折り曲げるよう
    にし、前記各支柱の少なくとも1つの接続パイプと該接
    続パイプに差し込まれる前記架設材の端部との双方に、
    該架設材の端部を回り止めする少なくとも1つの平面部
    を形成したことを特徴とする組み立て式テント。
  2. 【請求項2】 前記上柱は上下に分割されていて、且つ
    周方向へ回動可能に連結されていることを特徴とする請
    求項1記載のテント。
  3. 【請求項3】 複数の支柱を、上柱と下柱とをジョイン
    トにて回動可能に連結した折り畳み式とし、該下柱を上
    柱の側方へ折り曲げた状態で、各上柱の上端に平行に固
    着された複数の接続パイプに、合掌や桁等の架設材の端
    部を挿入して骨組みを組み立て、該骨組みに屋根幕を被
    せたのち、前記下柱を前記上柱の下側に回動して立ち上
    げる組み立て式テントの組み立て方法において、前記テ
    ント立ち上げ前の下柱を前記骨組みの外側へ折り曲げ
    し、該下柱を前記骨組みに屋根幕を被せたのち、下柱を
    骨組みの外側から上柱の下側に回動して組み立てること
    を特徴とする組み立て式テントの組み立て方法。
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