JPH072377U - 建材の荷受方法および吊上治具 - Google Patents

建材の荷受方法および吊上治具

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JPH072377U
JPH072377U JP3758093U JP3758093U JPH072377U JP H072377 U JPH072377 U JP H072377U JP 3758093 U JP3758093 U JP 3758093U JP 3758093 U JP3758093 U JP 3758093U JP H072377 U JPH072377 U JP H072377U
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JP
Japan
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building material
jig
rope
load receiving
pillow
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Application number
JP3758093U
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English (en)
Inventor
信夫 根塚
Original Assignee
ミサワホーム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高価な平パレットを省略でき、合板等の積み
替え作業を省略できる建材の荷受方法および吊上治具を
提供することを目的とする。 【構成】 角パイプ12の両端部にアイボルト14が取
り付けられた吊上治具10と、ワイヤロープ20と、荷
受まくらとを用い、アイボルト14のリング部16にワ
イヤロープ20のフック24を引っ掛けて、石膏ボード
40を吊り上げ、この石膏ボード40を荷受まくら上に
直接載置し、吊上治具10を軸回りに90度回転させ
て、アイボルト14を横にして、この吊上治具を引き抜
くことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建材の荷受方法および吊上治具に係り、特に、建材の荷下ろし後の 積み替えを省略できる、建材の荷受方法および吊上治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、合板や石膏ボード等を、トラックに積み込んだり移動させたりする ときに、平パレットを使用しフォークリフトやクレーンによって、これを吊り上 げることが行われていた。図4は、クレーンによって合板を吊り上げる状態を示 す図である。
【0003】 同図において、平パレット100は、平行に配した角材104の上面および下 面に角材104と直交させて板材102を取り付けて上面部120および下面部 140を形成して構成されている。
【0004】 そして、この平パレット100に合板200を積み重ね、上面部120と下面 部140との間にワイヤロープ300を通して、このワイヤロープ300を玉掛 けして、図示しないクレーンによって合板200が吊り上げられていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、平パレット100を使用して合板200等を搬送した場合、平パレッ ト100は合板200等の一番下に位置しているので、これを抜き取るためには 、一旦、合板200等を荷受まくら(図示せず)の上に積み替えなければならな い。この積み替え作業は、面倒であると共に広いスペースのないところでは行え ないという問題があった。
【0006】 そして、平パレット100は、搬送しようとする合板200等と同等の大きさ を必要とするため、かさばるものになる。したがって、例えばトラック(図示せ ず)で合板200等を目的地に運送した後にこれを積み降ろし、同じトラックで 平パレット100を回収して帰るときに、トラックの荷台にかなりのスペースを 必要として、他の荷物を積み込めないという問題があった。
【0007】 さらに、上記従来例において、平パレット100は、多くの部材を固定して構 成されるもので高価なものであった。また、上面部120と下面部140との間 にワイヤロープ300を通す作業は、面倒なものであった。
【0008】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、製造コストが低くコンパクトに まとめられる吊上治具を提供し、この吊上治具によって、ロープの取り付け作業 や合板等の積み替え作業等を省略できる建材の荷受方法を提供することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の建材の荷受方法は、吊上治具とロー プと荷受まくらとを用いる建材の荷受方法において、前記吊上治具は、前記建材 の一方の長さよりも長い棒状部材の両端部に前記ロープとの係合部が設けられ、 前記荷受まくらよりも高さ方向の厚みが小さい棒状部材であり、前記ロープは、 前記係合部に対応する被係合部を有し、前記建材を複数の前記吊上治具の上に載 置し、前記係合部と前記被係合部とを係合させてロープにより前記建材を吊り上 げて、所定位置に搬送し、複数の前記荷受まくら上に前記建材を載置した後、前 記吊上治具を引き抜く、ことを特徴とする。
【0010】 また、請求項2記載の建材の吊上治具は、縦断面の対角線の長さが前記荷受ま くらの前記厚みよりも小さい角パイプと、該角パイプの両端部に取り付けられた 前記ロープとの係合用のアイボルトと、を有し、前記荷受まくら上に前記建材を 載置した後、長手軸を中心として回転させられ、前記アイボルトを横にして引き 抜き可能に形成された、ことを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1記載の建材の荷受方法によれば、吊上治具に設けられた係合部にロー プの被係合部を係合させて、建材を吊り上げ、所定位置で建材を直接荷受まくら 上に載置し、その後、吊上治具を引き抜く。ここで、吊上治具は荷受まくらより も高さ方向の厚みが小さいので、吊上治具を簡単に引き抜くことができる。そし て、吊上治具の本体が棒状に形成されているので、使用後にコンパクトにまとめ て回収できる。
【0012】 次に、請求項2記載の建材の吊上治具は、角パイプの両端部にアイボルトが取 り付けられるという簡単な構造をなしている。このアイボルトは、角パイプから 突出するものであるが、荷受まくら上に建材を載置した後に、長手軸を中心とし て角パイプを回転させることで、吊上治具を引き抜くことができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照しつつ説明する。図1は、吊上治 具10、ワイヤロープ20、およびロープ支持材30を使用して石膏ボード40 を吊上げる状態を示す斜視図である。また、吊上治具10の全体斜視図を図2( 1)に示す。
【0014】 吊上治具10は、図2(1)に示されるように、角パイプ12にアイボルト1 4が取り付けられてなり、本体となる角パイプ12がほぼ棒状の部材であること からコンパクトな形状を有するものである。角パイプ12は、吊上げようとする 石膏ボード40の短手方向の長さよりも長く形成され、石膏ボード40の側端か ら突出する端部にアイボルト14が取り付けられている。なお、このアイボルト 14は、ボルト部(図示せず)の先端にリング部16が形成されてなるものであ る。
【0015】 ワイヤロープ20は、ロープ部22の端部にフック24が取り付けられてなり 、このフック24は、上記アイボルト14のリング部16に引っ掛けて簡単に係 合できるようになっている。
【0016】 このワイヤロープ20には、ロープ支持材30が取り付けられている。このロ ープ支持材30は、棒状部材にて矩形に形成された支持材本体30aの各コーナ ー部に、ロープ挿通部34が設けられて、ワイヤロープ20を挿通できるように なっている。なお、ロープ支持材30は、ワイヤロープ20と一体化されたもの であっても良い。
【0017】 また、ロープ挿通部34には、切り欠き(図示せず)が形成されているので、 ワイヤロープ20の端部をロープ挿通部34に挿通しなくても、ワイヤロープ2 0の中間部をロープ挿通部34に入れることができる。
【0018】 そして、支持材本体30aの一辺の長さが、石膏ボード40の短手側の長さよ りも長くなるように形成され、ワイヤロープ20が石膏ボード40の側端面に接 触しないように、このワイヤロープ20を支持している。
【0019】 次に、本発明の荷受方法により、石膏ボード40を吊り上げて搬送し載置する 作業について説明する。
【0020】 まず、所定の間隔を隔てて平行に、かつ、アイボルト14を上に向けて2つの 吊上治具10、10を配置する。そして、一の吊上治具10のアイボルト14、 14間に石膏ボード40を位置させて、吊上治具10、10間に掛け渡すように して石膏ボード40を積み上げる。
【0021】 次に、ワイヤロープ20の一端のフック24をアイボルト14のリング部16 に引っ掛けて、ワイヤロープ20の他端をクレーン(図示せず)に接続する。そ して、上記ロープ支持材30を取り付け、クレーンによりワイヤロープ20を引 き上げて、石膏ボード40を吊り上げる。
【0022】 ここで、ワイヤロープ20の途中にロープ支持材30を用いて石膏ボード40 を吊り上げるので、石膏ボード40の側端面に傷が付かない。
【0023】 こうして、吊り上げられた石膏ボード40を所定位置に搬送する。この位置に は、予め荷受まくら50が設置されており(図3参照)、この荷受まくら50は 、間隔を空けて平行に配置され、石膏ボード40を吊り上げている吊上治具10 と交互に位置して、石膏ボード40が載置されるようになっている。
【0024】 そして、この荷受まくら50の上に石膏ボード40を載置し、ワイヤロープ2 0のフック24をアイボルト14のリング部16から外す。この状態を図3に示 す。
【0025】 同図において、荷受まくら50は、その高さ方向の厚みが、吊上治具10の角 パイプ12の高さ方向の厚みよりも小さく形成されている。このことから、石膏 ボード40が荷受まくら50のみに支持されて、吊上治具10上には石膏ボード 40が接触しなくなる。
【0026】 さらに、荷受まくら50の高さ方向の厚みは、角パイプ12の縦断面の対角線 の長さよりも小さくなるように設定されている。このことから、角パイプ12を 、軸回りに90度回転させることができ、アイボルト14を横にして、吊上治具 10を引き抜くことができる。
【0027】 こうして、荷受まくら50上に、直接石膏ボード40を載置するので、従来の ように平パレット100(図4参照)から荷受まくら50に石膏ボード40を積 み替える作業が不要になる。また、引き抜かれた吊上治具10は、その本体が棒 状の角パイプ12であるので、コンパクトにまとめて回収できるものである。
【0028】 なお、本考案は、上述した実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の 範囲内で、種々の変形が可能である。例えば、吊上治具は、角パイプ12にアイ ボルト14を取り付けたものに限定されず、図2(2)に示すように、角材62 の両端部に切欠部64を設け、ここに先端をリング状に形成したワイヤロープ( 図示せず)を引っ掛けられるようにした吊上治具60であっても良い。
【0029】
【考案の効果】
以上、説明したように、請求項1記載の建材の吊り上げ方法によれば、吊上治 具のコストを低減でき、ワイヤロープの取り付け作業を簡単なものとし、コンパ クトにまとめて回収できるという効果がある。
【0030】 また、直接荷受まくら上に建材を載置するので、該建材の積み替え作業を省略 できる。
【0031】 この効果に加えて、請求項2記載の建材の吊上治具によれば、既製の材料を利 用して吊上治具を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊上治具、ワイヤロープ、およびロープ支持材
を使用して石膏ボードを吊上げる状態を示す斜視図であ
る。
【図2】(1)は図1の吊上治具の全体斜視図であり、
(2)は(1)の吊上治具の変形例を示す全体斜視図で
ある。
【図3】搬送された石膏ボードを荷受まくら上に載置
し、ワイヤロープを外した状態を示す斜視図である。
【図4】従来例としてクレーンによって合板を吊り上げ
る状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 吊上治具 12 角パイプ 14 アイボルト 20 ワイヤロープ 24 フック 40 石膏ボード 50 荷受まくら

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊上治具とロープと荷受まくらとを用い
    る建材の荷受方法において、 前記吊上治具は、前記建材の一方の長さよりも長い棒状
    部材の両端部に前記ロープとの係合部が設けられ、前記
    荷受まくらよりも高さ方向の厚みが小さい棒状部材であ
    り、 前記ロープは、前記係合部に対応する被係合部を有し、 前記建材を複数の前記吊上治具の上に載置し、前記係合
    部と前記被係合部とを係合させてロープにより前記建材
    を吊り上げて、所定位置に搬送し、複数の前記荷受まく
    ら上に前記建材を載置した後、前記吊上治具を引き抜
    く、 ことを特徴とする建材の荷受方法。
  2. 【請求項2】 縦断面の対角線の長さが前記荷受まくら
    の前記厚みよりも小さい角パイプと、該角パイプの両端
    部に取り付けられた前記ロープとの係合用のアイボルト
    と、を有し、 前記荷受まくら上に前記建材を載置した後、長手軸を中
    心として回転させられ、前記アイボルトを横にして引き
    抜き可能に形成された、 ことを特徴とする請求項1記載の建材の荷受方法におい
    て使用される前記吊上治具。
JP3758093U 1993-06-16 1993-06-16 建材の荷受方法および吊上治具 Withdrawn JPH072377U (ja)

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Effective date: 19971106