JP3124006B1 - 段積み、段吊りできる搬送具 - Google Patents
段積み、段吊りできる搬送具Info
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- JP3124006B1 JP3124006B1 JP11233283A JP23328399A JP3124006B1 JP 3124006 B1 JP3124006 B1 JP 3124006B1 JP 11233283 A JP11233283 A JP 11233283A JP 23328399 A JP23328399 A JP 23328399A JP 3124006 B1 JP3124006 B1 JP 3124006B1
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Abstract
【要約】
【課題】従来の構造は、長尺物を多数本搬送する場合
は、当該長尺物の重さに、鋼材、形鋼で構成する搬送具
の重さが加算される。従って、この長尺物の本数が制限
される。この長尺物の本数の増大、又はクレーン等の吊上
機、ワイヤー等の吊具への負担を軽減するためには、搬送具
の軽量化が望まれている。 【解決手段】本発明は、下方部材2と側面部材3より構成
される搬送具ハ゜レット1であって、側面部材の側板間に支承
体4を設け、また側面部材にフック部材6を設け、側面部材
の内面と支承体との間にフック部材の頭部が挿通できる隙
間5を設け、フック部材に一個又は数個の穴600を穿設した
構成である。従って、搬送具の段積み及び段吊りを簡易
かつ確実に行える。搬送具の軽量化が図れる。搬送具に対
する引張荷重の分散を介して、当該穴の穿設に伴う弊害
を除去できる。
は、当該長尺物の重さに、鋼材、形鋼で構成する搬送具
の重さが加算される。従って、この長尺物の本数が制限
される。この長尺物の本数の増大、又はクレーン等の吊上
機、ワイヤー等の吊具への負担を軽減するためには、搬送具
の軽量化が望まれている。 【解決手段】本発明は、下方部材2と側面部材3より構成
される搬送具ハ゜レット1であって、側面部材の側板間に支承
体4を設け、また側面部材にフック部材6を設け、側面部材
の内面と支承体との間にフック部材の頭部が挿通できる隙
間5を設け、フック部材に一個又は数個の穴600を穿設した
構成である。従って、搬送具の段積み及び段吊りを簡易
かつ確実に行える。搬送具の軽量化が図れる。搬送具に対
する引張荷重の分散を介して、当該穴の穿設に伴う弊害
を除去できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に丸鋼、型鋼、
銅管等の如く、重量がある長尺物、又は通常の品物等を
収容し、段積み、段吊りできる搬送具(運搬具)に関す
る。
銅管等の如く、重量がある長尺物、又は通常の品物等を
収容し、段積み、段吊りできる搬送具(運搬具)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、丸鋼、型鋼等の、長尺物を
簡易かつ安全に吊上げ・搬送し、かつ搬送後にそのまま
段積みできる搬送具として、荷受け部の支承体(運送用
ラック)と、吊具係止用の運送用ラックに立設されたフック部材
(懸垂フ゜レート)でなる構造が知られている。この搬送具
と同構成の発明、考案が存在する。例えば、特公昭56-1
3436号の貯蔵および搬送用装置、又は実開平5-86976
号、実開平6-6371号及び特開平7-196281号のクレート゛ル(文
献とする。)がある。これら文献の概要は、搬送具を、
鋼材で枠組構成した支承体と、鋼板でなるフック部材で構
成する。そして、この搬送具で長尺物を搬送する場合
は、搬送具を二台適宜間隔で載置し、この対の搬送具の
支承体間に多数本(枚)の長尺物を載置した後、対の搬
送具の各フック部材に吊具、吊り板等の吊上げ手段を係止
して吊上げ搬送する構造である。
簡易かつ安全に吊上げ・搬送し、かつ搬送後にそのまま
段積みできる搬送具として、荷受け部の支承体(運送用
ラック)と、吊具係止用の運送用ラックに立設されたフック部材
(懸垂フ゜レート)でなる構造が知られている。この搬送具
と同構成の発明、考案が存在する。例えば、特公昭56-1
3436号の貯蔵および搬送用装置、又は実開平5-86976
号、実開平6-6371号及び特開平7-196281号のクレート゛ル(文
献とする。)がある。これら文献の概要は、搬送具を、
鋼材で枠組構成した支承体と、鋼板でなるフック部材で構
成する。そして、この搬送具で長尺物を搬送する場合
は、搬送具を二台適宜間隔で載置し、この対の搬送具の
支承体間に多数本(枚)の長尺物を載置した後、対の搬
送具の各フック部材に吊具、吊り板等の吊上げ手段を係止
して吊上げ搬送する構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の如く、長尺物を
多数本搬送する場合は、当該長尺物の重さに、搬送具の
重さが加算される。従って、この長尺物の本数が制限さ
れる。この長尺物の本数の増大、又はクレーン等の吊上機、
ワイヤー等の吊具への負担を軽減するためには、搬送具の軽
量化が望まれている。
多数本搬送する場合は、当該長尺物の重さに、搬送具の
重さが加算される。従って、この長尺物の本数が制限さ
れる。この長尺物の本数の増大、又はクレーン等の吊上機、
ワイヤー等の吊具への負担を軽減するためには、搬送具の軽
量化が望まれている。
【0004】そこで、本発明は、搬送具の軽量化を図り
つつ、しかも搬送具に対する引張荷重(支持荷重)を分
散し、在来の搬送具と遜色ない搬送具を提供する。
つつ、しかも搬送具に対する引張荷重(支持荷重)を分
散し、在来の搬送具と遜色ない搬送具を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、搬送
具の軽量化を図りつつ、しかも搬送具に対する引張荷重
の分散を介して、当該穴の穿設に伴う弊害を除去するこ
と、搬送する長尺物等の本数の増大、 クレーン 等の吊上機、
ワイヤー 等の吊具への負担の軽減等が図れること、及び搬送
具の段積みが、容易かつ確実に行えること、搬送具の段
吊りが、簡便かつ安全に行えること、又は上段の搬送具
を吊下げることで、数段の搬送具を一気に吊上げかつ搬
送(移動)できること、等を目的とする。
具の軽量化を図りつつ、しかも搬送具に対する引張荷重
の分散を介して、当該穴の穿設に伴う弊害を除去するこ
と、搬送する長尺物等の本数の増大、 クレーン 等の吊上機、
ワイヤー 等の吊具への負担の軽減等が図れること、及び搬送
具の段積みが、容易かつ確実に行えること、搬送具の段
吊りが、簡便かつ安全に行えること、又は上段の搬送具
を吊下げることで、数段の搬送具を一気に吊上げかつ搬
送(移動)できること、等を目的とする。
【0006】請求項1は、下方部材と、この下方部材に
設けられた側板間に支承 ヒ゜ン 、支承部等の支承体を設け
た側面部材と、この側面部材に設けた フック 部材と、前記
側面部材の内面と支承体との間に、前記 フック 部材の頭部
が挿通できる隙間を形成した搬送用ハ゜レット、通函、コンテナ
ー、箱、収容容器等の搬送具であって、この搬送具の隙
間を利用して当該搬送具の側面部材を、同じ構成の下段
の搬送具の フック 部材に被嵌し、この搬送具を当該下段の
搬送具の上に段積みした際に、 前記搬送具の支承体の上
方に、前記下段の搬送具の フック 部材の凹部が設けられる
とともに、この フック 部材に一個又は数個の穴を穿設する
ことを特徴とする段積み、段吊りできる搬送具である。
設けられた側板間に支承 ヒ゜ン 、支承部等の支承体を設け
た側面部材と、この側面部材に設けた フック 部材と、前記
側面部材の内面と支承体との間に、前記 フック 部材の頭部
が挿通できる隙間を形成した搬送用ハ゜レット、通函、コンテナ
ー、箱、収容容器等の搬送具であって、この搬送具の隙
間を利用して当該搬送具の側面部材を、同じ構成の下段
の搬送具の フック 部材に被嵌し、この搬送具を当該下段の
搬送具の上に段積みした際に、 前記搬送具の支承体の上
方に、前記下段の搬送具の フック 部材の凹部が設けられる
とともに、この フック 部材に一個又は数個の穴を穿設する
ことを特徴とする段積み、段吊りできる搬送具である。
【0007】請求項2の発明は、搬送用ハ゜レット、通函、コン
テナー、箱、収容容器等の搬送具のフック部材を、支承体から
簡易かつ確実に係脱することを目的とする。
テナー、箱、収容容器等の搬送具のフック部材を、支承体から
簡易かつ確実に係脱することを目的とする。
【0008】請求項2は、フック部材の係止凹部と支承ヒ゜
ン、支承部等の支承体とを同一垂直線上に設ける構成と
した段積み、段吊りできる搬送具である。
ン、支承部等の支承体とを同一垂直線上に設ける構成と
した段積み、段吊りできる搬送具である。
【0009】請求項3の発明は、搬送具の一層の軽量化
を図りつつ、しかも搬送具に対する引張荷重の分散を介
して、当該穴の穿設に伴う弊害を除去することを目的と
する。
を図りつつ、しかも搬送具に対する引張荷重の分散を介
して、当該穴の穿設に伴う弊害を除去することを目的と
する。
【0010】請求項3は、下方部材及び/又は側面部材
に、一個又は数個の穴を穿設した構成の段積み、段吊り
できる搬送具である。
に、一個又は数個の穴を穿設した構成の段積み、段吊り
できる搬送具である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、下方部材と側面部材よ
り構成される搬送用ハ゜レット、通函、コンテナー、箱、収容容器
等の搬送具を対で配置し、その下方部材間に鋼材(建
材、商品、他の物等の各種物)を載置する。所定数載置
した段階で吊具、吊り板、ローフ゜、棒材等の吊上げ手段を
介して、当該対の搬送具及び鋼材を吊上げるが、この
際、各フック部材及び/又は下方部材・側面部材には穴が
穿設されているので、当該穴の分の軽量化が図れる特徴
があり、例えば、鋼材の数の増加、駆動・吊上げ・搬送
時等の省エネルキ゛ー化、吊上げ装置(機械)及び搬送具の耐
久性の向上等の実益がある。またフック部材の穴は、当該フ
ック部材にかかる引張荷重の軽減化及び分散化を図り、こ
のフック部材の耐久性の向上及び金属疲労防止に役立つ実
益がある。尚、鋼材の吊上げ搬送後の取扱いは、従来例
と同様である。
り構成される搬送用ハ゜レット、通函、コンテナー、箱、収容容器
等の搬送具を対で配置し、その下方部材間に鋼材(建
材、商品、他の物等の各種物)を載置する。所定数載置
した段階で吊具、吊り板、ローフ゜、棒材等の吊上げ手段を
介して、当該対の搬送具及び鋼材を吊上げるが、この
際、各フック部材及び/又は下方部材・側面部材には穴が
穿設されているので、当該穴の分の軽量化が図れる特徴
があり、例えば、鋼材の数の増加、駆動・吊上げ・搬送
時等の省エネルキ゛ー化、吊上げ装置(機械)及び搬送具の耐
久性の向上等の実益がある。またフック部材の穴は、当該フ
ック部材にかかる引張荷重の軽減化及び分散化を図り、こ
のフック部材の耐久性の向上及び金属疲労防止に役立つ実
益がある。尚、鋼材の吊上げ搬送後の取扱いは、従来例
と同様である。
【0012】また搬送具の側面部材と支承体との間には
隙間が形成されているので、この隙間に下段の搬送具の
各フック部材(以下、フック部材とする。)が挿入できる構造で
ある。従って、当該搬送具は下段の搬送具の上に段積み
され、かつ下段の搬送具の突部に当該搬送具の側面部材
の下端が嵌合一体化されるので、安定した段積みが可能
となる。このフック部材の絞られた頭部及び突部の山形形
状は、カ゛イト゛として作用するので、安全でかつ確実な段
積み作業が行える。この一連の作業、操作により当該搬
送具の段積みが終了する。同様な操作、作業により必要
とする個数の搬送具が段積みされる。一方、段積みした
搬送具を吊上げる場合は、最上段の搬送具のフック部材の
凹部に吊上げフ゜レート、吊上げクレーン等の吊上げ手段に設け
た係止杆、係止ワイヤ等の係止部材を掛止める。そして、
最上段の搬送具を吊上げていくと、当該最上段の搬送具
の支承体が、次の段の搬送具のフック部材の凹部に係止さ
れるので、さらに吊上げていくと、最上段の搬送具を介
して次の段の搬送具が吊上げられる。以上の操作及び手
順により順次下段の搬送具を吊上げていくので、数段の
搬送具を一気に吊上げかつ搬送(移動)できる特徴があ
る。この移動後、各搬送具を床面、その他の面、各車輌
の床面等に設置すると、前記段積みと略同様な動作によ
り、各下段の搬送具のフック部材が、各上段の搬送具の隙
間を通り、当該各上段の搬送具のフック部材の下方に位置
されるとともに、順次段積みされる。
隙間が形成されているので、この隙間に下段の搬送具の
各フック部材(以下、フック部材とする。)が挿入できる構造で
ある。従って、当該搬送具は下段の搬送具の上に段積み
され、かつ下段の搬送具の突部に当該搬送具の側面部材
の下端が嵌合一体化されるので、安定した段積みが可能
となる。このフック部材の絞られた頭部及び突部の山形形
状は、カ゛イト゛として作用するので、安全でかつ確実な段
積み作業が行える。この一連の作業、操作により当該搬
送具の段積みが終了する。同様な操作、作業により必要
とする個数の搬送具が段積みされる。一方、段積みした
搬送具を吊上げる場合は、最上段の搬送具のフック部材の
凹部に吊上げフ゜レート、吊上げクレーン等の吊上げ手段に設け
た係止杆、係止ワイヤ等の係止部材を掛止める。そして、
最上段の搬送具を吊上げていくと、当該最上段の搬送具
の支承体が、次の段の搬送具のフック部材の凹部に係止さ
れるので、さらに吊上げていくと、最上段の搬送具を介
して次の段の搬送具が吊上げられる。以上の操作及び手
順により順次下段の搬送具を吊上げていくので、数段の
搬送具を一気に吊上げかつ搬送(移動)できる特徴があ
る。この移動後、各搬送具を床面、その他の面、各車輌
の床面等に設置すると、前記段積みと略同様な動作によ
り、各下段の搬送具のフック部材が、各上段の搬送具の隙
間を通り、当該各上段の搬送具のフック部材の下方に位置
されるとともに、順次段積みされる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0014】1は鋼材、建材、商品、他の物等の搬送具
(搬送具とする。)の一例である搬送用ハ゜レットで、この
搬送用ハ゜レット1は、下方部材2と側面部材3で構成されてい
る。図例では、下方部材2は穴200を有するチャンネル鋼材201
(ヒ゛ーム、鋼材、他の金属材、フ゜ラスチック材、板材等の材料、
又は形状、堅さ、寸法等は限定されない。以下同じ)を
並設する。また側面部材3は穴300を有する下方部材2の
対のチャンネル鋼材201の両側に設けてなるチャンネル鋼材301(ヒ゛ー
ム、鋼材、他の金属材、フ゜ラスチック材、板材等の材料、又は
形状、堅さ、寸法等は限定されない。以下同じ)と、こ
のチャンネル鋼材301の対峙面3a、3a及び側面3b、3bにそれぞ
れ設けた穴302を有する側板303、303とで構成される。
この側面部材3の側板303、303間に支承ヒ゜ン、支承部等の
支承体4を設ける。尚、この支承体4とチャンネル鋼材301との
間に後述するフック部材が挿入できる隙間5が形成される。
前記下方部材2は板、格子、その他台板等も可能であ
る。また側面部材3は板、枠板等も可能である。前記搬
送用ハ゜レット1、(下段の搬送用ハ゜レット1')は、架台、クレート゛
ル、吊上げ台、等でもよい。
(搬送具とする。)の一例である搬送用ハ゜レットで、この
搬送用ハ゜レット1は、下方部材2と側面部材3で構成されてい
る。図例では、下方部材2は穴200を有するチャンネル鋼材201
(ヒ゛ーム、鋼材、他の金属材、フ゜ラスチック材、板材等の材料、
又は形状、堅さ、寸法等は限定されない。以下同じ)を
並設する。また側面部材3は穴300を有する下方部材2の
対のチャンネル鋼材201の両側に設けてなるチャンネル鋼材301(ヒ゛ー
ム、鋼材、他の金属材、フ゜ラスチック材、板材等の材料、又は
形状、堅さ、寸法等は限定されない。以下同じ)と、こ
のチャンネル鋼材301の対峙面3a、3a及び側面3b、3bにそれぞ
れ設けた穴302を有する側板303、303とで構成される。
この側面部材3の側板303、303間に支承ヒ゜ン、支承部等の
支承体4を設ける。尚、この支承体4とチャンネル鋼材301との
間に後述するフック部材が挿入できる隙間5が形成される。
前記下方部材2は板、格子、その他台板等も可能であ
る。また側面部材3は板、枠板等も可能である。前記搬
送用ハ゜レット1、(下段の搬送用ハ゜レット1')は、架台、クレート゛
ル、吊上げ台、等でもよい。
【0015】6は前記対峙して設けられたチャンネル鋼材301
間に設けられるほぼ鳥形を呈する穴600を備えたフック部材
で、このフック部材6と下方部材2との隙間7に、下段の搬送
用ハ゜レット1'のフック部材6'が挿入される。このフック部材6、
(6')は、凹部601と切欠部602を有しており、当該凹部60
1、601'には、吊上げ時に吊上げ手段Eの係止部材E'が係
止され、また下段の搬送用ハ゜レット1'には、搬送用ハ゜レット1
の支承体4が係止される。また切欠部602、(602')は隙間
5へのフック部材6'の挿入を容易にするためである。尚、支
承体4、(4')と凹部601、(601')を同一垂直線H上に設
け、確実で安全な吊上げを図る。また前記フック部材6、
(6')は、図1〜図8の例は、内方に折曲げる構成を、図9
〜図17の例では、平板状の構成をそれぞれ示すが、図示
しない面方向に凹設する構成、又はこれらの組合せ構
成、等がある。また図示の如く、フック部材6、(6')の下端
を切欠き、例えば、フック部材6'等の挿入を図る。
間に設けられるほぼ鳥形を呈する穴600を備えたフック部材
で、このフック部材6と下方部材2との隙間7に、下段の搬送
用ハ゜レット1'のフック部材6'が挿入される。このフック部材6、
(6')は、凹部601と切欠部602を有しており、当該凹部60
1、601'には、吊上げ時に吊上げ手段Eの係止部材E'が係
止され、また下段の搬送用ハ゜レット1'には、搬送用ハ゜レット1
の支承体4が係止される。また切欠部602、(602')は隙間
5へのフック部材6'の挿入を容易にするためである。尚、支
承体4、(4')と凹部601、(601')を同一垂直線H上に設
け、確実で安全な吊上げを図る。また前記フック部材6、
(6')は、図1〜図8の例は、内方に折曲げる構成を、図9
〜図17の例では、平板状の構成をそれぞれ示すが、図示
しない面方向に凹設する構成、又はこれらの組合せ構
成、等がある。また図示の如く、フック部材6、(6')の下端
を切欠き、例えば、フック部材6'等の挿入を図る。
【0016】8は搬送用ハ゜レット1、(1')のそれぞれの略隅
部1aに設けた突部で、各側面部材3のチャンネル鋼材301の下
端301aが嵌合されるとともに、段積みの際のカ゛イト゛とな
り、かつ段積み時に各搬送用ハ゜レット1がス゛レない構成であ
る(必要により設けられる)。前述の如く、搬送用ハ゜レッ
ト1、(1')につき詳述したが、この搬送用ハ゜レット1、(1')の
フック部材6、(6')の概念の中には、業務用、日用品の容器
(ハ゜ッケーシ゛)のフック部材(図示せず)その他箱、工具箱、収容
物等の段積み又は段吊りのために採用することは可能で
あり、本発明の範疇に入る。
部1aに設けた突部で、各側面部材3のチャンネル鋼材301の下
端301aが嵌合されるとともに、段積みの際のカ゛イト゛とな
り、かつ段積み時に各搬送用ハ゜レット1がス゛レない構成であ
る(必要により設けられる)。前述の如く、搬送用ハ゜レッ
ト1、(1')につき詳述したが、この搬送用ハ゜レット1、(1')の
フック部材6、(6')の概念の中には、業務用、日用品の容器
(ハ゜ッケーシ゛)のフック部材(図示せず)その他箱、工具箱、収容
物等の段積み又は段吊りのために採用することは可能で
あり、本発明の範疇に入る。
【0017】10は搬送具の一例である通函(防水、耐水
等の機能を付与することもできる。)で、この通函10
は、板材(鋼材等も可能である。以下同じ)でなる底部材
20と板材でなる側面部材30及び側面部材30aで構成され
ている。図例では、底部材20の両側に箱形の側面部材30
を設ける。この側面部材30間にフック部材6及び支承体4を
設ける。この側面部材30と支承体4の間には、フック部材6
が挿入できる隙間5が形成される。他の構成は前述の搬
送用ハ゜レット1等と略同様である。そして、この例では、側
面部材30及び側面部材30aに穴31を設ける。また底部材2
0にも穴21を設ける。この穴21、31の目的は、前述の穴3
00、600等と同様である。
等の機能を付与することもできる。)で、この通函10
は、板材(鋼材等も可能である。以下同じ)でなる底部材
20と板材でなる側面部材30及び側面部材30aで構成され
ている。図例では、底部材20の両側に箱形の側面部材30
を設ける。この側面部材30間にフック部材6及び支承体4を
設ける。この側面部材30と支承体4の間には、フック部材6
が挿入できる隙間5が形成される。他の構成は前述の搬
送用ハ゜レット1等と略同様である。そして、この例では、側
面部材30及び側面部材30aに穴31を設ける。また底部材2
0にも穴21を設ける。この穴21、31の目的は、前述の穴3
00、600等と同様である。
【0018】尚、他の搬送具、例えば、コンテナー、箱、収
容容器、他の容器、室内用の箱、室内用の容器等の図示
及び説明は省略する。
容容器、他の容器、室内用の箱、室内用の容器等の図示
及び説明は省略する。
【0019】また図18の例は、搬送用ハ゜レット1のそれぞれ
の略隅部1aに設けた突部8をなくし、側面部材3のチャンネル
鋼材301間にフック部材6を設けた例であり、図1〜図6の他
の一例である。この構成の特徴は、構造・組立て等の簡
略化、又は軽量化、等を意図する。他の構成、使用態様
等は前述の例と同様である。またこのフック部材6の取付部
を、前述と同様に段積みの容易化、又は段積み時に各搬
送用ハ゜レット1のス゛レ防止等に利用できる。
の略隅部1aに設けた突部8をなくし、側面部材3のチャンネル
鋼材301間にフック部材6を設けた例であり、図1〜図6の他
の一例である。この構成の特徴は、構造・組立て等の簡
略化、又は軽量化、等を意図する。他の構成、使用態様
等は前述の例と同様である。またこのフック部材6の取付部
を、前述と同様に段積みの容易化、又は段積み時に各搬
送用ハ゜レット1のス゛レ防止等に利用できる。
【0020】さらに図19の例は、搬送用ハ゜レット1のそれぞ
れの略隅部1aに設けた突部8をなくし、側面部材3のチャンネ
ル鋼材301間にフック部材6を設けた例であり、図7〜図13の
他の一例である。この構成の特徴は、前述の例と略同様
である。
れの略隅部1aに設けた突部8をなくし、側面部材3のチャンネ
ル鋼材301間にフック部材6を設けた例であり、図7〜図13の
他の一例である。この構成の特徴は、前述の例と略同様
である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、下方部材と、下方部
材の側板間に支承体を設けた側面部材と、側面部材に設
けた フック 部材と、側面部材の内面と支承体との間に、 フック
部材の頭部が挿通できる隙間を形成した搬送具であっ
て、この搬送具の隙間を利用して搬送具の側面部材を、
下段の搬送具の フック 部材に被嵌し、搬送具を下段の搬送
具の上に段積みした際に、搬送具の支承体の上方に、下
段の搬送具の フック 部材の凹部が設けられるとともに、こ
の フック 部材に一個又は数個の穴を穿設することを特徴と
する構成である。従って、搬送具の軽量化が図れるこ
と、搬送具に対する引張荷重の分散を介して、当該穴の
穿設に伴う弊害を除去できること、搬送する長 尺物等の
本数の増大、 クレーン 等の吊上機、 ワイヤー 等の吊具への負担の
軽減等が図れること、及び搬送具の段積みが、容易かつ
確実に行えること、搬送具の段吊りが、簡便かつ安全に
行えること、又は上段の搬送具を吊下げることで、数段
の搬送具を一気に吊上げかつ搬送できること、等の効果
がある。
材の側板間に支承体を設けた側面部材と、側面部材に設
けた フック 部材と、側面部材の内面と支承体との間に、 フック
部材の頭部が挿通できる隙間を形成した搬送具であっ
て、この搬送具の隙間を利用して搬送具の側面部材を、
下段の搬送具の フック 部材に被嵌し、搬送具を下段の搬送
具の上に段積みした際に、搬送具の支承体の上方に、下
段の搬送具の フック 部材の凹部が設けられるとともに、こ
の フック 部材に一個又は数個の穴を穿設することを特徴と
する構成である。従って、搬送具の軽量化が図れるこ
と、搬送具に対する引張荷重の分散を介して、当該穴の
穿設に伴う弊害を除去できること、搬送する長 尺物等の
本数の増大、 クレーン 等の吊上機、 ワイヤー 等の吊具への負担の
軽減等が図れること、及び搬送具の段積みが、容易かつ
確実に行えること、搬送具の段吊りが、簡便かつ安全に
行えること、又は上段の搬送具を吊下げることで、数段
の搬送具を一気に吊上げかつ搬送できること、等の効果
がある。
【0022】請求項2の発明は、フック部材の係止凹部と支
承ヒ゜ン、支承部等の支承体とを同一垂直線上に設ける構
成である。従って、搬送用ハ゜レット、通函、コンテナー、箱、収
容容器等の搬送具のフック部材を、支承体から簡易かつ確
実に係脱できる効果がある。
承ヒ゜ン、支承部等の支承体とを同一垂直線上に設ける構
成である。従って、搬送用ハ゜レット、通函、コンテナー、箱、収
容容器等の搬送具のフック部材を、支承体から簡易かつ確
実に係脱できる効果がある。
【0023】請求項3の発明は、下方部材及び/又は側
面部材に、一個又は数個の穴を穿設した構成である。従
って、搬送具の一層の軽量化が図れること、送具に対す
る引張荷重の分散を介して、当該穴の穿設に伴う弊害を
除去できること、等の効果がある。
面部材に、一個又は数個の穴を穿設した構成である。従
って、搬送具の一層の軽量化が図れること、送具に対す
る引張荷重の分散を介して、当該穴の穿設に伴う弊害を
除去できること、等の効果がある。
【図1】吊上げ手段と搬送用ハ゜レットとの関係を説明する
模式図である。
模式図である。
【図2】搬送用ハ゜レットの使用状態を説明する一部省略の
模式図である。
模式図である。
【図3】搬送用ハ゜レットの一部欠截の拡大側面図である。
【図4】搬送用ハ゜レットの拡大平面図である。
【図5】搬送用ハ゜レットの段積みを示す全体の模式図であ
る。
る。
【図6】通函の一例を示す斜視図である。
【図7】他の搬送用ハ゜レットの一部省略の拡大側面図であ
る。
る。
【図8】他の搬送用ハ゜レットの拡大平面図である。
【図9】他の例の吊上げ手段と搬送用ハ゜レットとの関係を
説明する模式図である。
説明する模式図である。
【図10】他の例の搬送用ハ゜レットの使用状態を説明する
一部省略の模式図である。
一部省略の模式図である。
【図11】他の例の搬送用ハ゜レットの一部欠截の拡大側面
図である。
図である。
【図12】他の例の搬送用ハ゜レットの拡大平面図である。
【図13】他の例の搬送用ハ゜レットの拡大正面図である。
【図14】搬送用ハ゜レットに設けた突部の一例を示す更に
拡大した平面図である。
拡大した平面図である。
【図15】他の例の搬送用ハ゜レットの段積みを示す全体の
模式図である。
模式図である。
【図16】さらに他の例の搬送用ハ゜レットの一例を示す側
面図である。
面図である。
【図17】(イ)〜(ホ)は従来の段積みの使用例を説明する
模式図、(イ')〜(ハ')は本発明の使用例を説明する模式図
である。
模式図、(イ')〜(ハ')は本発明の使用例を説明する模式図
である。
【図18】図1〜図6の例の他の一例の搬送用ハ゜レットの一
部欠截の拡大側面図である。
部欠截の拡大側面図である。
【図19】図7〜図13の例の他の一例の搬送用ハ゜レットの一
部欠截の拡大側面図である。
部欠截の拡大側面図である。
1 搬送用ハ゜レット 1' 下段の搬送用ハ゜レット 1a 隅部 2 下方部材 200 穴 201 チャンネル鋼材 3 側面部材 3a 対峙面 3b 側面 300 穴 301 チャンネル鋼材 301a 下端 302 穴 303 側板 4 支承体 4' 支承体 5 隙間 6 フック部材 6' フック部材 600 穴 601 凹部 601' 凹部 602 切欠部 602' 切欠部 7 隙間 8 突部 10 通函 20 底部材 21 穴 30 側面部材 31 穴 30a 側面部材 E 吊上げ手段 E' 係止部材 H 垂直線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−196281(JP,A) 特開 平4−266524(JP,A) 実開 平6−33815(JP,U) 実開 平6−64661(JP,U) 実開 昭61−52944(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/10 - 1/66
Claims (3)
- 【請求項1】 下方部材と、この下方部材に設けられた
側板間に支承 ヒ゜ン 、支承部等の支承体を設けた側面部材
と、この側面部材に設けた フック 部材と、前記側面部材の
内面と支承体との間に、前記 フック 部材の頭部が挿通でき
る隙間を形成した搬送用ハ゜レット、通函、コンテナー、箱、収容
容器等の搬送具であって、この搬送具の隙間を利用して当該搬送具の側面部材を、
同じ構成の下段の搬送具の フック 部材に被嵌し、この搬送
具を当該下段の搬送具の上に段積みした際に、前記搬送
具の支承体の上方に、前記下段の搬送具の フック 部材の凹
部が設けられるとともに、この フック 部材に一個又は数個
の穴を穿設することを特徴とする 段積み、段吊りできる
搬送具。 - 【請求項2】 上記のフック部材の係止凹部と支承ヒ゜ン、支
承部等の支承体とを同一垂直線上に設ける構成とした請
求項1又は請求項2に記載の段積み、段吊りできる搬送
具。 - 【請求項3】 上記の下方部材及び/又は側面部材に、
一個又は数個の穴を穿設した構成の請求項1又は請求項2
に記載の段積み、段吊りできる搬送具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233283A JP3124006B1 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 段積み、段吊りできる搬送具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233283A JP3124006B1 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 段積み、段吊りできる搬送具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3124006B1 true JP3124006B1 (ja) | 2001-01-15 |
JP2001058788A JP2001058788A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16952679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11233283A Expired - Fee Related JP3124006B1 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | 段積み、段吊りできる搬送具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3124006B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114134494A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-03-04 | 中机生产力促进中心 | Rpv主螺栓表面磷化处理方法 |
-
1999
- 1999-08-19 JP JP11233283A patent/JP3124006B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114134494A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-03-04 | 中机生产力促进中心 | Rpv主螺栓表面磷化处理方法 |
CN114134494B (zh) * | 2021-12-03 | 2023-01-24 | 中机生产力促进中心有限公司 | Rpv主螺栓表面磷化处理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001058788A (ja) | 2001-03-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |