JP2002019916A - コンテナ貯蔵装置 - Google Patents

コンテナ貯蔵装置

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JP2002019916A
JP2002019916A JP2000200868A JP2000200868A JP2002019916A JP 2002019916 A JP2002019916 A JP 2002019916A JP 2000200868 A JP2000200868 A JP 2000200868A JP 2000200868 A JP2000200868 A JP 2000200868A JP 2002019916 A JP2002019916 A JP 2002019916A
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container storage
rail
spreader
indoor
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Akira Kawase
晃 川瀬
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コンテナの貯蔵作業効率の向上を図る。 【解決手段】 コンテナ貯蔵棚2を対向配置してなるコ
ンテナ貯蔵建屋3と、コンテナ移動用通路5上方に敷設
した天井クレーン19と、該天井クレーン19から吊り
下げられた昇降フレーム20と、コンテナ移動用通路5
下方を走行可能に設けた複数の屋内搬送台車7Aと、コ
ンテナ貯蔵建屋3の端部に敷設したコンテナ移載クレー
ン9Aと、該コンテナ移載クレーン9Aから吊り下げら
れたスプレッダ9cとからなり、該スプレッダ9cはコ
ンテナ把持用ツイストロック装置9dを有し、上記天井
クレーン19の昇降フレーム20にはコンテナ把持用ツ
イストロック装置22を有する走行式スプレッダ23を
有し、上記屋内搬送台車用レール6A、6Bの両端部に
屋内搬送台車7Aを上下2段間で昇降させるリフタ25
を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ貯蔵装置
に係り、特にコンテナターミナルのコンテナヤード上に
設置されて、荷物を収納したコンテナまたは空コンテナ
を一時的に貯蔵するコンテナ貯蔵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンテナターミナルは、陸上輸送と海上
輸送の接点に位置し、コンテナ船とトレーラ(シャー
シ)などの異種輸送手段間の積み替えとコンテナの貯蔵
を行う。
【0003】図6および図7は、従来のコンテナ貯蔵装
置の一例を示す概略図で、図6はコンテナ貯蔵装置の側
面図であり、図7は図6のA−A矢視図である。図にお
いて、1はコンテナヤードで、コンテナ貯蔵棚2を多段
多列に配置したコンテナ貯蔵建屋3を、2列1組にして
海側から陸側へ延びるように配置し、対向するコンテナ
貯蔵建屋3間にコンテナ4を移動させるためのコンテナ
移動用通路5を形成している。また、コンテナ貯蔵建屋
3の下部には、上下2段に敷設したレール6上に複数台
のトラバーサ7を移動可能に載置し、かつ、トラバーサ
7の移動経路の上方に、端部が海側および陸側へ張り出
すように敷設したレール8上にコンテナ移載用天井クレ
ーン9を載架し、海側の天井クレーン9でコンテナ搬送
台車11とトラバーサ7との間でコンテナ4の受け渡し
を行い、陸側の天井クレーン9でシャーシ(トレーラ)
12とトラバーサ7との間でコンテナ4の受け渡しを行
うようになっている。10は岸壁である。
【0004】また、上記コンテナ移動用通路5上方のコ
ンテナ貯蔵建屋3の頂部に敷設したレール13上に、海
側用と陸側用の2台のオートスタッククレーン14を走
行可能に搭載し、該オートスタッククレーン14にスプ
レッダ15がコンテナ移動用通路5を移動可能になって
いる。なお、16は岸壁クレーンで、コンテナ搬送台車
11とコンテナ船17との間でコンテナ4の積み込み、
積み卸しを行う。
【0005】上記コンテナ貯蔵装置では、シャーシ12
上のコンテナ4を、陸側の天井クレーン9で吊り上げて
陸側端部に位置するトラバーサ7上に移載し、トラバー
サ7を貯蔵位置まで移動させた後、コンテナ4をオート
スタッククレーン14に受け渡し、オートスタッククレ
ーン14によって目的段のコンテナ貯蔵棚2に貯蔵する
ようになっている。また、コンテナ4を直接コンテナ船
17に積み込む場合は、陸側端部でコンテナ4を受け取
ったトラバーサ7を、そのまま海側端部まで移動させ、
海側の天井クレーン9で吊り上げてコンテナ搬送台車1
1に吊り降ろすようになっている。さらに、貯蔵されて
いるコンテナ4を船積みする場合は、オートスタックク
レーン14によりコンテナ4を出庫させてトラバーサ7
上に受け渡し、該トラバーサ7を上記の場合と同様にし
て海側端部へ移動させて海側の天井クレーン9によりコ
ンテナ搬送台車11上に吊り降ろすようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ンテナ貯蔵装置では、コンテナ貯蔵棚の中間と地上の上
下2段に敷設されたレール上をトラバーサが走行するよ
うに設けられているので、上段のトラバーサよりも下方
のコンテナ貯蔵棚にコンテナを貯蔵しようとするとオー
トスタッククレーンがトラバーサと干渉してトラバーサ
走行の障害となる。また、複数台のトラバーサが海側と
陸側との間で往復する方式なので、搬出のため搬送して
きたコンテナをコンテナ貯蔵棚に順次貯蔵させるような
場合、海側に移動した最後のトラバーサが空にならない
と、先に移動したトラバーサが先に空になっても陸側に
戻って来られないという不具合があり、作業効率が悪
い。
【0007】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、天井クレーン(オートスタッ
ククレーン)が、どのコンテナ貯蔵棚にコンテナを貯蔵
しているときでも複数の屋内搬送台車(トラバーサ)
は、天井クレーンと干渉することなく走行してコンテナ
を目的の場所まで搬送することができ、かつ、複数の屋
内搬送台車を上下2段のレール間で昇降させ、循環させ
るようにして屋内搬送台車を円滑に移動できるようにし
たコンテナ貯蔵装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明におけるコンテナ貯蔵装置は、コンテナヤー
ド上に、コンテナ貯蔵棚を多段多列に、かつ、コンテナ
貯蔵棚間にコンテナ移動用通路を形成するように2列1
組にして対向配置してなるコンテナ貯蔵建屋と、コンテ
ナ移動用通路上方にコンテナ貯蔵建屋に沿って敷設した
レール上に走行可能に搭載した天井クレーンと、該天井
クレーンから吊り下げられた昇降フレームと、コンテナ
移動用通路下方の地下部に上下2段に敷設したレール上
をコンテナを載置して走行可能に設けた複数の屋内搬送
台車と、コンテナ貯蔵建屋の長手方向の端部に、かつ、
コンテナ移動用通路の延長上に外方に張り出すように敷
設したレール上に走行可能に搭載したコンテナ移載クレ
ーンと、該コンテナ移載クレーンから吊り下げられたス
プレッダとからなり、該スプレッダは4隅にコンテナ把
持用ツイストロック装置を有してコンテナ移載クレーン
下方に来た地上搬送台車と屋内搬送台車との間でコンテ
ナを吊持してコンテナの受け渡しを行い、上記天井クレ
ーンの昇降フレームには昇降フレームに敷設したレール
上とコンテナ貯蔵棚に敷設したレール上を相互に乗り継
いで左右に走行して屋内搬送台車とコンテナ貯蔵棚との
間でコンテナを吊持してコンテナの受け渡しを行う4隅
にコンテナ把持用ツイストロック装置を有する走行式ス
プレッダを有し、上記屋内搬送台車用レールの両端部に
屋内搬送台車を上下2段間で昇降させるリフタを設けて
なるものである。
【0009】上記昇降フレームの4隅には、コンテナ貯
蔵棚側に設けた位置決め穴に嵌入、離脱させるための位
置決め装置を有しているのが好ましい。
【0010】次に、本発明の作用について説明する。コ
ンテナ貯蔵棚にコンテナを貯蔵する場合、コンテナが地
上搬送台車上に載置されて搬送されて来ると、コンテナ
移載クレーンはスプレッダをコンテナ上に降ろし、スプ
レッダの4隅のコンテナ把持用ツイストロック装置によ
りコンテナを把持して吊り上げる。一方、屋内搬送台車
用レールの陸側のリフタは降下して下段の屋内搬送台車
用レールから空の屋内搬送台車を移載して上昇し、リフ
タにより乗り継ぎレールを上段のレールのレベルに合わ
せる。コンテナ移載クレーンはコンテナを吊り上げると
コンテナ移動用通路側に移動し、リフタ上の空の屋内搬
送台車上にコンテナを降ろして受け渡す。コンテナを受
け取った屋内搬送台車は、リフタのレールから上段のレ
ールに乗り継ぎ走行して目的のコンテナ貯蔵棚の前で停
止する。屋内搬送台車が停止すると、天井クレーンは昇
降フレームを降ろして昇降フレームの下面に設けられて
いる走行式スプレッダをコンテナ上に降ろし、走行式ス
プレッダの4隅のコンテナ把持用ツイストロック装置に
よりコンテナを把持して吊り上げる。このとき、昇降フ
レームは目的のコンテナ貯蔵棚の1段上方部のコンテナ
貯蔵棚の位置に合わせて停止し、昇降フレームの4隅の
位置決め装置により昇降フレームをコンテナ貯蔵棚に固
定する。昇降フレームを固定すると、走行式スプレッダ
が昇降フレームのレール上とコンテナ貯蔵棚のレール上
を乗り継ぎ走行して目的のコンテナ貯蔵棚へ移動し停止
する。走行式スプレッダが停止すると、走行式スプレッ
ダ4隅のコンテナ把持用ツイストロック装置によりコン
テナをコンテナ貯蔵棚へ降ろして受け渡す。走行式スプ
レッダは、コンテナ貯蔵棚にコンテナを受け渡すと、走
行して昇降フレームに戻る。昇降フレームに走行式スプ
レッダが戻ると昇降フレームの固定を解除し、天井クレ
ーンは次のコンテナを受け取りに他の屋内搬送台車上方
まで走行して上記と同様の貯蔵作業を行う。
【0011】屋内搬送台車は、天井クレーンにコンテナ
を受け渡して空になると、レール上を海側へ走行してあ
らかじめ上昇して待機している海側のリフタ上に乗り移
る。海側のリフタは、空の屋内搬送台車を載置すると降
下して下段のレールのレベルに合わせ、海側のリフタの
レールから下段のレールに乗り継ぎ、陸側のリフタへ走
行する。
【0012】複数の屋内搬送台車は、コンテナ移載クレ
ーンとの間でコンテナの受け渡しを行うとともに、走行
して天井クレーンとの間でコンテナの受け渡しを行う。
【0013】このように、屋内搬送台車がコンテナ移動
用通路の地下部に設けられた上下2段のレール上を循環
走行するとともに、レールの両端に設けられたリフタに
より昇降し、上段のレール上ではコンテナを載置して走
行し、下段のレール上では空の状態で走行する。したが
って、天井クレーンがコンテナの貯蔵作業中であっても
干渉することなく走行してコンテナを搬送することがで
き、天井クレーンによるコンテナ貯蔵棚へのコンテナの
受け渡しと、屋内搬送台車によるコンテナの搬送を連続
的に行うことができるので、作業効率の向上を図ること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい1実施形
態について図面を参照して説明する。なお、図6および
図7で説明したコンテナ貯蔵装置と同じ部分について
は、同じ符号を付して説明をする。図1は本発明のコン
テナ貯蔵装置の斜視図である。図2は走行式スプレッダ
の側面図である。図3は走行式スプレッダの一部斜視拡
大図である。図4はコンテナ把持用ツイストロック装置
の図で、(A)は正面図、(B)は平面図である。図5
はリフタの概要図である。図1ないし図5において、1
はコンテナターミナルのコンテナヤードである。2はコ
ンテナヤード1上に、コンテナ移動用通路5を挟んで左
右に2列1組に対向配置した多数のコンテナ貯蔵棚であ
る。2aはコンテナ貯蔵棚2に敷設した走行式スプレッ
ダ用レールで、溝型鋼で形成されている。3はコンテナ
貯蔵棚2のコンテナ貯蔵建屋である。3aはコンテナ貯
蔵建屋3の支柱である。コンテナ貯蔵棚2の前面部に
は、後述する昇降フレーム20の4隅に設けた位置決め
装置23の位置決めピン23aを嵌入し、離脱させるた
めの位置決め穴2bを、行き止まりの穴としてそれぞれ
対応位置に設け、かつ、各位置決め穴2bへ位置決めピ
ン23aを導くための、V字状のガイド3bを、各位置
決め穴2b部分に張り出させている(図1の○の中の拡
大図)。4はコンテナである。4aはコンテナ4の上部
4隅に設けた隅金具であり、4bは長孔である。6A、
6Bはコンテナ移動用通路5下方の地下部に上下2段に
敷設した屋内搬送台車用レールで、6Aは上部レール、
6Bは下部レールである。7Aは上部レール6A上およ
び下部レール6B上を走行する複数の屋内搬送台車で、
上部レール6A上ではコンテナ4を載置して走行し、下
部レール6B上では空の状態で走行する。6aは上部レ
ール6Aおよび下部レール6Bの両端部に設けられた、
後述するリフタ25に設けた屋内搬送台車乗り継ぎ用レ
ールである。8Aはコンテナ移載クレーン用レールで、
コンテナ貯蔵建屋3の長手方向の端部に、かつ、コンテ
ナ移動用通路5の延長上に外方に張り出すように敷設さ
れている。9Aはコンテナ移載クレーンである。9aは
コンテナ移載クレーン9Aに設けられた巻上装置で、ワ
イヤロープ9bを介してスプレッダ9cを昇降可能に吊
り下げている。スプレッダ9cの4隅には、コンテナ4
を把持して吊持するコンテナ把持用ツイストロック装置
9dを有している。コンテナ把持用ツイストロック装置
9dは、ツイストロックピン22aのT字状の先端部2
2mとコンテナ4の上部4隅の長孔4bとの間で係合、
離脱可能にしてある(図3、図4)。12Aはコンテナ
ヤード1に敷設した搬送台車走行用レール12b上をコ
ンテナ4を載置して走行する地上搬送台車である。
【0015】18はコンテナ移動用通路5の上方にコン
テナ貯蔵建屋3に沿って敷設した天井クレーン走行用レ
ールである。19は天井クレーン走行用レール18上を
走行する天井クレーンである。19aは天井クレーン1
9に設けた巻上装置で、ワイヤロープ19bを介して昇
降フレーム20を昇降可能に吊り下げている。昇降フレ
ーム20は、下方を開放した断面C字状を形成してい
て、下端部20aの上面に走行式スプレッダ走行用レー
ル20bを敷設している。昇降フレーム20の4隅に
は、コンテナ貯蔵棚2の前面部に設けた位置決め穴2b
に嵌入、離脱させるための位置決め装置23を設けてい
る。23bは位置決め装置23の位置決めピン23aを
伸縮するための位置決めシリンダである。
【0016】21は走行式スプレッダで、昇降フレーム
20のスプレッダ走行用レール20b上とコンテナ貯蔵
棚2の走行式スプレッダ用レール2a上を走行車輪21
aを介して相互に乗り継いで左右に走行する。走行車輪
21aは、駆動モータ21bによりギヤボックス21c
を介して駆動される。走行式スプレッダ21の4隅には
コンテナ4を把持して吊持するコンテナ把持用ツイスト
ロック装置22を有している。
【0017】コンテナ把持用ツイストロック装置22
は、図4に示すように、コンテナ4の上部4隅に設けら
れた隅金具4aの長孔4bの位置に合わせて、走行式ス
プレッダ21の4隅に計4個のツイストロックピン22
aを下向きに配置するとともに、ツイストロックピン2
2aを、ガイドスリーブ22bに回転可能に保持させて
ツイストロックピン22aをガイドスリーブ22bと一
体にガイド機構22cに沿わせて上下に移動することに
より、ツイストロックピン22aのT字状の先端部22
mを隅金具4aの長孔4bに対して出し入れ可能にして
ある。
【0018】上記ガイドスリーブ22bの側面には、支
持ブラケット22dを上下に固設し、一方、ガイドスリ
ーブ22bから離れた側方部に、固定側支持板22eを
張り出させ、かつ、支持ブラケット22dと固定側支持
板22eとの間に平行四辺形リンク機構22fを形成す
るように上下のリンク部材22gをピンで枢着連結し、
さらに、上部のリンク部材22gと固定側支持板22e
の下部との間に上下動用シリンダ22hを介装させ、上
下動用シリンダ22hの伸縮により平行四辺形リンク機
構22fを介してガイドスリーブ22bに上下方向の移
動力が与えられるようにしてある。
【0019】上記ガイドスリーブ22bから突出させた
ツイストロックピン22aの上端に、ツイストリンク2
2iを取り付け、かつ、ガイドスリーブ22bに固設し
たフレーム22j上にツイスト用シリンダ22kを設置
し、ツイスト用シリンダ22kの先端をツイストリンク
22iに接続し、ツイスト用シリンダ22kの伸縮作動
でツイストリンク22iを変位させることにより、ツイ
ストロックピン22aを回転させて先端部の向きを90
°変位させるようにし、これにより、ツイストロックピ
ン22aの先端部22mをコンテナ隅金具4aの長穴4
bに係合、離脱させるようにしてある。
【0020】各コンテナ貯蔵棚2と天井クレーン19の
昇降フレーム20との間でコンテナ4の受け渡しをする
ときは、天井クレーン19を移動し、昇降フレーム20
を昇降させて昇降フレーム20を貯蔵しようとするコン
テナ貯蔵棚2の位置よりも1段上方部まで移動し、その
位置で昇降フレーム20の4隅に設けた位置決め装置2
3の左右両側の各位置決めピン23aを、位置決めシリ
ンダ23bの伸長作動によって僅かに突出させるように
する。このような状態で、昇降フレーム20をさらに降
下させると、昇降フレーム20の4隅の端面から突出し
ている各位置決めピン23aがコンテナ貯蔵棚2側のV
字状のガイド3bに係合するので、その時点で昇降フレ
ーム20の降下を停止する。
【0021】次に、位置決めシリンダ23bを伸長作動
させて各位置決めピン23aをさらに突出させると、各
位置決めピン23aはそれぞれガイド3bに導かれて対
向する左右の位置決め穴2b内に嵌入させられ、昇降フ
レーム20の位置決めが完了する。
【0022】リフタ25は、図1および図5に示すよう
に、複数の屋内搬送台車7Aを、上下2段のレール6
A、6B間の両端で、上部レール6Aから下部レール6
Bへ、下部レール6Bから上部レール6Aへとそれぞれ
昇降させる。複数の屋内搬送台車7Aは、図5に示す矢
印の方向に、上部レール6A上および下部レール6B上
を走行するとともに、それら両端のリフタ25を昇降
し、順次乗り継いで循環走行することができる。25a
はリフタ25の油圧シリンダ、24はリフタ25の上端
に設けた昇降板で、上面に乗り継ぎ用レール6aを敷設
している。
【0023】次に、本実施形態の作用について述べる。
コンテナ貯蔵棚2にコンテナ4を貯蔵する場合、コンテ
ナ4が地上搬送台車12A上に載置されて搬送されて来
ると、コンテナ移載クレーン9Aはスプレッダ9cをコ
ンテナ4上に降ろし、スプレッダ9cの4隅のコンテナ
把持用ツイストロック装置9dによりコンテナ4を把持
して吊り上げる。一方、屋内搬送台車用レール6A、6
Bの陸側のリフタ25は降下して下段の屋内搬送台車用
レール6Bから空の屋内搬送台車7Aを移載して上昇
し、リフタ25のレール6aを上段のレール6Aのレベ
ルに合わせる。コンテナ移載クレーン9Aはコンテナ4
を吊り上げるとコンテナ移動用通路5側に移動し、リフ
タ25上の空の屋内搬送台車7A上にコンテナ4を降ろ
して受け渡す。コンテナ4を受け取った屋内搬送台車7
Aは、リフタ25のレール6aから上段のレール6Aに
乗り継ぎ走行して目的のコンテナ貯蔵棚2の前で停止す
る。屋内搬送台車7Aが停止すると、天井クレーン19
は昇降フレーム20を降ろして昇降フレーム20の下面
に設けられている走行式スプレッダ21をコンテナ4上
に降ろし、走行式スプレッダ21の4隅のコンテナ把持
用ツイストロック装置22によりコンテナ4を把持して
吊り上げる。このとき、昇降フレーム20は目的のコン
テナ貯蔵棚2の1段上方部のコンテナ貯蔵棚2の位置に
合わせて停止し、昇降フレーム20の4隅の位置決め装
置23により昇降フレーム20をコンテナ貯蔵棚2に固
定する。昇降フレーム20を固定すると、走行式スプレ
ッダ21が昇降フレーム20のレール20b上とコンテ
ナ貯蔵棚2のレール2a上を乗り継ぎ走行して目的のコ
ンテナ貯蔵棚2へ移動し停止する。走行式スプレッダ2
1が停止すると、走行式スプレッダ21の4隅のコンテ
ナ把持用ツイストロック装置22によりコンテナ4をコ
ンテナ貯蔵棚2へ降ろして受け渡す。走行式スプレッダ
21は、コンテナ貯蔵棚2にコンテナ4を受け渡すと、
走行して昇降フレーム20に戻る。昇降フレーム20に
走行式スプレッダ21が戻ると、昇降フレーム20の固
定を解除し、天井クレーン19は次のコンテナ4を受け
取りに他の屋内搬送台車7Aの上方まで走行して上記と
同様の貯蔵作業を行う。
【0024】屋内搬送台車7Aは、天井クレーン19に
コンテナ4を受け渡して空になると、レール6A上を海
側へ走行してあらかじめ上昇して待機している海側のリ
フタ25上に乗り移る。海側のリフタ25は、空の屋内
搬送台車7Aを載置すると降下して下段のレール6Bの
レベルに合わせ、海側のリフタ25のレール6aから下
段のレール6Bに乗り継ぎ、陸側のリフタ25へ走行す
る。
【0025】複数の屋内搬送台車7Aは、コンテナ移載
クレーン9Aとの間でコンテナ4の受け渡しを行うとと
もに、走行して天井クレーン19との間でコンテナ4の
受け渡しを行う。
【0026】一方、コンテナ貯蔵棚2に貯蔵されている
コンテナ4を搬出する場合は、上記貯蔵する場合とは反
対に、天井クレーン19によりコンテナ貯蔵棚2からコ
ンテナ4を受け取り、空の屋内搬送台車7A上に降ろ
し、屋内搬送台車7Aにより海側のリフタ25まで走行
し、海側のリフタ25上で海側のコンテナ移載クレーン
により吊り上げて海側の地上搬送台車に降ろして搬出す
る。屋内搬送台車7Aは、コンテナ4をコンテナ移載ク
レーンに受け渡すとリフタ25により降下して下段のレ
ール6Bを陸側のリフタ25へ走行する。
【0027】このように、複数の屋内搬送台車7Aがコ
ンテナ移動用通路5の地下部に設けられた上下2段のレ
ール6A、6B上を循環走行するとともに、レール6
A、6Bの両端部に設けられたリフタ25により昇降
し、上段のレール6A上ではコンテナ4を載置して走行
し、下段のレール6B上では空の状態で走行する。した
がって、天井クレーン19がコンテナ4の貯蔵作業中で
あっても干渉することなく走行してコンテナ4を搬送す
ることができ、天井クレーン19によるコンテナ貯蔵棚
2へのコンテナ4の受け渡しと、屋内搬送台車7Aによ
るコンテナ4の搬送を連続的に行うことができるので、
作業効率の向上を図ることができる。
【0028】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更し
得ることは勿論である。たとえば、上記実施形態では荷
物を収納したコンテナの貯蔵について説明したが、使用
済みの空コンテナも同様に貯蔵することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、天井クレーンがコ
ンテナ貯蔵棚にコンテナを貯蔵している間でも、屋内搬
送台車は天井クレーンと干渉することなく走行してコン
テナを目的の場所まで搬送することができ、かつ、複数
の屋内搬送台車を上下2段のレール間で昇降させて循環
させるようにしたので、屋内搬送台車を円滑に移動する
ことができ、したがって、作業効率の向上を図ることが
できるなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナ貯蔵装置の斜視図である。
【図2】走行式スプレッダの側面図である。
【図3】走行式スプレッダの一部斜視拡大図である。
【図4】コンテナ把持用ツイストロック装置の図で、
(A)は正面図、(B)は平面図である。
【図5】リフタの概要図である。
【図6】従来のコンテナ貯蔵装置の斜視図である。
【図7】図6のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1 コンテナヤード 2 コンテナ貯蔵棚 2a レール(溝型鋼) 3 コンテナ貯蔵建屋 3a 支柱 3b V字状ガイド 4 コンテナ 4a 隅金具 4b 長孔 5 コンテナ移動用通路 6A、6B 屋内搬送台車用レール 6a 乗り継ぎ用レール 7A 屋内搬送台車 9A コンテナ移載クレーン 9c スプレッダ 9d ツイストロック装置 19 天井クレーン 20 昇降フレーム 20A 位置決め装置 21 走行式スプレッダ 22 ツイストロック装置 25 リフタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナヤード上に、コンテナ貯蔵棚を
    多段多列に、かつ、コンテナ貯蔵棚間にコンテナ移動用
    通路を形成するように2列1組にして対向配置してなる
    コンテナ貯蔵建屋と、コンテナ移動用通路上方にコンテ
    ナ貯蔵建屋に沿って敷設したレール上に走行可能に搭載
    した天井クレーンと、該天井クレーンから吊り下げられ
    た昇降フレームと、コンテナ移動用通路下方の地下部に
    上下2段に敷設したレール上をコンテナを載置して走行
    可能に設けた複数の屋内搬送台車と、コンテナ貯蔵建屋
    の長手方向の端部に、かつ、コンテナ移動用通路の延長
    上に外方に張り出すように敷設したレール上に走行可能
    に搭載したコンテナ移載クレーンと、該コンテナ移載ク
    レーンから吊り下げられたスプレッダとからなり、該ス
    プレッダは4隅にコンテナ把持用ツイストロック装置を
    有してコンテナ移載クレーン下方に来た地上搬送台車と
    屋内搬送台車との間でコンテナを吊持してコンテナの受
    け渡しを行い、上記天井クレーンの昇降フレームには昇
    降フレームに敷設したレール上とコンテナ貯蔵棚に敷設
    したレール上を相互に乗り継いで左右に走行して屋内搬
    送台車とコンテナ貯蔵棚との間でコンテナを吊持してコ
    ンテナの受け渡しを行う4隅にコンテナ把持用ツイスト
    ロック装置を有する走行式スプレッダを有し、上記屋内
    搬送台車用レールの両端部に屋内搬送台車を上下2段間
    で昇降させるリフタを設けてなることを特徴とするコン
    テナ貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 上記昇降フレームの4隅には、コンテナ
    貯蔵棚側に設けた位置決め穴に嵌入、離脱させるための
    位置決め装置を有している請求項1記載のコンテナ貯蔵
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100791123B1 (ko) 2006-03-29 2008-01-02 한국해양수산개발원 고단적재시스템을 이용한 컨테이너터미널 시스템의 제어 방법
CN110304469A (zh) * 2019-07-29 2019-10-08 武汉新丝路快铁物流有限公司 一种集装箱的水-陆-水高效转运系统和方法
CN111874550A (zh) * 2020-07-09 2020-11-03 上海海事大学 一种地下集装箱物流地下装卸系统及其布置方法

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