JP3375330B2 - コンテナ荷役装置 - Google Patents

コンテナ荷役装置

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JP3375330B2
JP3375330B2 JP2000362740A JP2000362740A JP3375330B2 JP 3375330 B2 JP3375330 B2 JP 3375330B2 JP 2000362740 A JP2000362740 A JP 2000362740A JP 2000362740 A JP2000362740 A JP 2000362740A JP 3375330 B2 JP3375330 B2 JP 3375330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、コンテナ荷役装
置に関し、特に、大型の海上輸送用コンテナを鉄道輸送
する際の荷役作業に適したコンテナ荷役装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 コンテナとしては、鉄道輸送用コンテ
ナ(以下、鉄道コンテナという)と、海上輸送用コンテ
ナ(以下、海上コンテナという)とがある。鉄道コンテ
ナはその最大長が約6mで、下端部にフォークポケット
を備え、フォークリフト等で持ち上げて線路上の貨車と
トレーラシャーシ間の積込み積降しを行う。海上コンテ
ナはその最大長が約6〜12mで、構造上もフォークリ
フトで搬送することが難しいため、コンテナ搬送用クレ
ーン等によりコンテナヤードとトレーラシャーシ間の積
込み積降しを行う。
【0003】前記コンテナ搬送用クレーンは、多数の海
上コンテナを跨ぐ門形状に構成され、前後1対の柱部材
と、その上端部に架着された梁構造とで門形状に構成さ
れている。前後の柱部材の下端部には複数の自走輪(駆
動輪と従動輪)が設けられ、梁構造にはそれに沿って前
後方向へ横行可能なトロリーが装備され、このトロリー
に設けた巻上装置により主巻ロープを介して昇降駆動さ
れ海上コンテナを吊持するスプレッダーが設けられてい
る。スプレッダーを構成するスプレッダー本体には、海
上コンテナの頂部の4隅部の係合連結金具に係脱可能な
ツイストロックピンが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 前記海上コンテナを
鉄道輸送するとき、上述したコンテナ搬送用クレーンに
より線路上の貨車との間で積込み積卸しを行う場合に
は、4つのツイストロックピンを海上コンテナの頂部の
4隅部の係合連結金具に係合させて海上コンテナをスプ
レッダー本体に固定し、巻上装置により主巻ロープを介
して海上コンテナを吊り上げて搬送しなければならない
から、スプレッダー及び海上コンテナが線路上方の架線
に干渉してしまう。
【0005】フォークリフトのフォークに前記スプレッ
ダーと同様のものを装着したり、海上コンテナを吊具で
もって斜め上方位置に片持ち支持するリーチスタッカ等
により架線の干渉を防止して積込み積卸しを行うことも
考えられるが、何れも空コンテナ或いは軽量の荷のコン
テナしか扱うことができなかった。特に、リーチスタッ
カでは海上コンテナの吊具つまりリーチの先端部を斜め
上方に持上げなければならないから、海上コンテナ上方
に大きな荷役空間が必要になり、荷役作業に制約を受け
る。本発明の目的は、海上コンテナを鉄道輸送する際の
荷役作業に適したコンテナ荷役装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1のコンテナ荷
役装置は、40フィートコンテナを含む種々のサイズの
コンテナの頂部の4隅部を支持して少なくともコンテナ
の幅方向へ移送可能なコンテナ荷役装置において、4本
の柱部材とそれらの上部を連結する矩形枠体とを含むメ
インフレームと、前記矩形枠体の平行な1対の縦梁部材
に一端側と他端側において夫々架設され且つ縦梁部材の
長さ方向に移動可能に装備された1対のキャリッジ体
と、前記各キャリッジ体に昇降可能に装備された横梁部
材と、前記各キャリッジ体に装備され横梁部材を昇降さ
せる昇降手段と、前記各横梁部材にガイド機構を介して
横方向へ水平移動可能に装備され、横梁部材から横方向
へ片持ち張出し状態に張出した張出し位置と、張出さな
い復帰位置とにわたって切換え可能な可動横梁部材と、
各可動横梁部材に装備されコンテナの頂部の1対の隅部
を吊持可能な1対の吊具とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0007】海上コンテナを鉄道輸送すべくコンテナ荷
役装置により線路上の貨車との間で荷役作業を行う場合
には、1対の可動横梁部材を復帰位置に切換えた状態で
その下側にコンテナを位置させ、コンテナ長さに合わせ
て1対のキャリッジ体を縦梁部材の長さ方向に移動さ
せ、昇降手段により1対の横梁部材を下降させてコンテ
ナの頂部の4隅部を2対の吊具で吊持して上昇させる。
次に、1対の可動横梁部材を横梁部材からガイド機構を
介して横方向へ張出した張出し位置に切換え、その後昇
降手段により1対の横梁部材つまり2対の吊具を下降さ
せてコンテナを貨車に積込む。尚、貨車上のコンテナの
積降ろしを行う場合には上述した逆の操作を行う。
【0008】請求項2のコンテナ荷役装置は、40フィ
ートコンテナを含む種々のサイズのコンテナの頂部の4
隅部を支持して少なくともコンテナの幅方向へ移送可能
なコンテナ荷役装置において、4本の柱部材とそれらの
上部を連結する矩形枠体とを含むメインフレームと、前
記矩形枠体の平行な1対の縦梁部材に一端側と他端側に
おいて夫々架設され且つ縦梁部材の長さ方向に移動可能
に装備された1対のキャリッジ体と、前記各キャリッジ
体に連結支持された横梁部材と、前記各横梁部材にガイ
ド機構を介して横方向へ水平移動可能に装備され、横梁
部材から横方向へ片持ち張出し状態に張出した張出し位
置と、張出さない復帰位置とにわたって切換え可能な可
動横梁部材と、各可動横梁部材に可動に装備され且つキ
ャリッジ体に昇降可能に連結され、コンテナの頂部の1
対の隅部を吊持可能な1対の吊具と、前記各キャリッジ
体に装備され1対の吊具を昇降させる昇降手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0009】コンテナの長さに合わせて1対のキャリッ
ジ体を縦梁部材の長さ方向に移動させ、昇降手段により
2対の吊具を下降させてコンテナの頂部の4隅部を前記
2対の吊具で吊持して上昇させる他、請求項1と略同様
の作用を奏する。
【0010】請求項3のコンテナ荷役装置は、40フィ
ートコンテナを含む種々のサイズのコンテナの頂部の4
隅部を支持して少なくともコンテナの幅方向へ移送可能
なコンテナ荷役装置において、4本の柱部材とそれらの
上部を連結する矩形枠体とを含むメインフレームと、前
記矩形枠体の平行な1対の縦梁部材の下側に縦梁部材と
平行に夫々昇降可能に配設された1対の可動縦梁部材
と、前記各縦梁部材の両端付近に夫々装備されて可動縦
梁部材を昇降させる1対の昇降手段と、各可動縦梁部材
に長さ方向に移動可能に装備された1対のキャリッジ体
と、前記可動縦梁部材の一端側と他端側において横方向
に並ぶ各1対のキャリッジ体に連結支持された横梁部材
と、前記各横梁部材にガイド機構を介して横方向に水平
移動可能に装備され、横梁部材から横方向へ片持ち状に
張出した張出し位置と、張出さない復帰位置とに切換え
可能な可動横梁部材と、各可動横梁部材に装備されコン
テナの頂部の1対の隅部を吊持可能な1対の吊具とを備
えたことを特徴とするものである。
【0011】コンテナの長さに合わせて横方向に並ぶ1
対のキャリッジ体を可動縦梁部材の長さ方向に移動させ
て各横梁部材を移動させ、昇降手段により1対の可動縦
梁部材を下降させてコンテナの頂部の4隅部を2対の吊
具で吊持して上昇させる他、請求項1と同様の作用を奏
する。
【0012】請求項4のコンテナ荷役装置は、請求項1
〜3の何れかの発明において、前記各可動横梁部材を横
方向へ水平に移動駆動する横行駆動手段を設けたことを
特徴とするものである。それ故、横行駆動手段により、
可動横梁部材に装備された吊具に吊持したコンテナを横
方向へ水平に移動させることができる。
【0013】請求項5のコンテナ荷役装置は、請求項1
〜3の何れかの発明において、前記4本の柱部材の下端
部には夫々鉛直軸心回りに旋回可能な自走輪が装備され
たことを特徴とするものである。それ故、矩形枠体の下
側に輸送するコンテナを位置させるようにコンテナ荷役
装置を前後方向(コンテナの長さ方向)と左右方向(コ
ンテナの幅方向)に走行させ移動できる。そのコンテナ
を貨車に積込む場合もそれが行い易い場所に前記と同様
に走行させ移動できる。
【0014】請求項6のコンテナ荷役装置は、請求項1
〜3の何れかの発明において、前記昇降手段が、その駆
動部をなす油圧シリンダを有することを特徴とするもの
である。それ故、油圧シリンダにより吊具を昇降するこ
とができる。請求項7のコンテナ荷役装置は、請求項1
〜3の何れかの発明において、前記吊具は、コンテナの
頂部の隅部の係合連結金具に係脱可能なツイストロック
ピンであることを特徴とするものである。ツイストロッ
クピンをコンテナの頂部の隅部の係合連結金具に係合す
ることで、コンテナを吊具で吊持することができ、その
係脱作業を容易に行うことができる。
【0015】請求項8のコンテナ荷役装置は、4本の柱
部材を含むメインフレームを有し、コンテナの長さ方向
に離隔した2個所においてコンテナ下端部を支持して、
コンテナの少なくとも幅方向に移送可能なコンテナ荷役
装置において、前記コンテナ下端部を両側から支持可能
な開閉式フック装置を設け、前記開閉式フック装置は、
コンテナ長手方向一端側の第1端部と、コンテナ長手方
向他端側の第2端部であって第1端部よりも所定高さ低
い位置にある第2端部とを備えた本体フレームと、この
本体フレームをコンテナの幅方向と平行方向へ移送する
横移送手段および本体フレームをコンテナの長さと平行
方向へ移動させる縦移動手段と、本体フレームを昇降さ
せる昇降手段と、前記本体フレームの第1端部に回動可
能に装備された第1軸部材の両端部に回動可能に連結さ
れコンテナの両側からコンテナの下端部を支持可能な1
対の第1フック部材と、前記本体フレームの第2端部に
回動可能に装備された第2軸部材の両端部に回動可能に
連結されコンテナの下端部を支持可能な1対の第2フッ
ク部材と、前記第1,第2フック部材のフック部をコン
テナの下端部に夫々係合させる閉位置と係合解除する開
位置とに亘って第1,第2フック部材を開閉駆動可能な
開閉駆動手段と、前記第1,第2軸部材を回動駆動させ
て、第1,第2フック部材を鉛直の使用姿勢と、第1,
第2フック部材を上下に重ねた水平な退避姿勢とに亘っ
て姿勢切換えする姿勢切換え手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0016】荷役作業を行う場合には、本体フレームを
縦移動手段によりコンテナの上方に移動させ、昇降手段
により下降させる。次に、開閉駆動手段により第1,第
2フック部材のフック部を閉位置に駆動し、これらフッ
ク部をコンテナの下端部に夫々係合させる。その後、コ
ンテナを昇降手段により上昇させ、本体フレーム即ちコ
ンテナを横移送手段により前後方向へ移送する。
【0017】次に、昇降手段により本体フレームを下降
させ、コンテナを所定位置に載置した後、開閉駆動手段
によりフック部を開位置に駆動してコンテナに対する係
合を解除する。このようなコンテナの荷役作業時には、
姿勢切換え手段により、第1,第2フック部材を実線で
示す鉛直の使用姿勢に切換えておき、非作業時には、第
1,第2フック部材を仮想線で示す上下に重ねた水平な
退避姿勢に切換える。
【0018】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。本実施形態は、海上コン
テナを積込み積卸しする為のコンテナ荷役装置に本発明
を適用したものである。図1において海上コンテナ2の
長手方向を左右としその前後を前後と定義して以下説明
する。図1〜図3に示すように、コンテナ荷役装置1
は、長さ40フィートの海上コンテナ2を跨ぐメインフ
レーム3と、可動縦梁部材4と、昇降機構5と、キャリ
ッジ体6と、横梁部材7と、可動横梁部材8と、横行駆
動機構9と、吊具10とを有する。
【0019】最初に、メインフレーム3について説明す
ると、図1〜図3に示すように、メインフレーム3は、
鉛直に立設した4本の柱部材11と、4本の柱部材11
の下端部に夫々装備された旋回機構12を介して取付け
られた自走輪13(駆動輪と従輪輪を含む)と、4本の
柱部材11の上端部を連結する矩形枠体14等から構成
されている。各旋回機構12は鉛直軸心回りに旋回可能
に構成され、各旋回機構12の下端部には、荷役中にコ
ンテナの移動とともに自走輪13の負荷が増減し、装置
全体の傾きが変わることによる不都合を回避する為と、
自走輪13の交換を行う為のアウトリガー15が装備さ
れている。矩形枠体14は、左右方向向きの平行な1対
の縦梁部材16と、前後方向向きの平行な1対の連結部
材17とから構成されている。
【0020】次に、可動縦梁部材4について説明する。
図1〜図4に示すように、1対の縦梁部材16の下側に
は、1対の可動縦梁部材4が縦梁部材16と平行に夫々
昇降可能に配設されている。即ち、左右に相対向する柱
部材11の内側面に夫々ガイド機構18を介して可動縦
梁部材4が昇降可能に配設されている。
【0021】次に、昇降機構5について説明する。図1
〜図3に示すように、各縦梁部材16の両端付近には1
対の昇降機構5が装備され、各昇降機構5はその駆動部
をなす油圧シリンダ19を有する。各油圧シリンダ19
は、鉛直方向向きに配備され、そのシリンダ本体が縦梁
部材16に連結されロッドが可動縦梁部材4に連結さ
れ、4本の油圧シリンダ19を同期駆動することにより
1対の可動縦梁部材4を昇降駆動するようになってい
る。
【0022】次に、キャリッジ体6について説明する。
図1〜図4に示すように、各可動縦梁部材4の長さ方向
には、1対のキャリッジ体6が移動可能に装備されてい
る。4個のキャリッジ体6は同一構造であるので、可動
縦梁部材4の右半部に装備された1個のキャリッジ体6
について説明すると、可動縦梁部材4の上面と下面と後
面に左右方向に延びるガイドレール部材20,21,2
2が夫々付設されている。
【0023】キャリッジ体6は、可動縦梁部材4を囲繞
する直方枠体23と、この直方枠体23に枢支され且つ
ガイドレール部材20,21,22に摺動案内される複
数の車輪24,25,26とを有する。可動縦梁部材4
に支持された駆動モータ27には、チェーン28が掛装
されてこのチェーン28の一端と他端にキャリッジ体6
が連結されている。キャリッジ体6は、前記駆動モータ
により複数の車輪24,25,26でガイドレール部材
20,21,22に沿って移動するように構成されてい
る。
【0024】次に、横梁部材7と可動横梁部材8につい
て説明する。図1〜図4に示すように、可動縦梁部材4
の一端側と他端側において横方向に並ぶ各1対のキャリ
ッジ体6には、横梁部材7が連結支持されている。これ
ら横梁部材7は同一構造であるから、図1の右側の横梁
部材7について説明すると、横方向に並ぶキャリッジ体
6の直方枠体の下端部に横梁部材7が一体的に且つ水平
方向向きに固着されている。横梁部材7は平行な1対の
矩形フレーム構造であり、横梁部材7にガイド機構29
を介して可動横梁部材8が横方向に水平移動可能に装備
されている。
【0025】ガイド機構29について説明すると、横梁
部材7の各矩形フレーム7a,7bの下面のうち、前端
部と後端部と中間部には夫々ブラケット30,31,3
2が連結され、各ブラケット30,31,32に内向き
に1対のガイドローラ33が枢支されている。可動横梁
部材8は、所定間隔を空けて平行に配設された1対の断
面I形フレーム34と、これらの上端部を連結する連結
フレーム35等からなる。可動横梁部材8は、1対のI
形フレーム34の外側の被ガイド部34aがガイドロー
ラ33に案内され、横梁部材7から横方向へ片持ち状に
張出した図3に示す張出し位置(P)と、図2に示す張
出さない復帰位置(Q)とに切換え可能に構成されてい
る。
【0026】次に、吊具10について説明する。図3、
図4に示すように、各可動横梁部材8には、コンテナ2
の頂部の1対の隅部を吊持可能な1対の吊具10が装備
され、これら1対の吊具10は把持フレーム36の前端
部と後端部に付設されている。把持フレーム36の両側
には2個の車輪37,38が夫々枢支され、1対のI形
フレーム34の内側の被ガイド部34bに走行可能に支
持されている。各吊具10はツイストロックピン39で
あって、このツイストロックピン39は、把持フレーム
36やI形フレーム34よりも下方に突出し、把持フレ
ーム36の下部のツイストロックピン39近傍位置に取
り付けられた回動用シリンダ40により、コンテナ2の
頂部の隅部の係合連結金具41に係脱可能に構成されて
いる。
【0027】次に、横行駆動機構9について説明する。
図3、図4に示すように、横行駆動機構9は、各可動横
梁部材8を横方向へ水平に移動駆動する機構であって、
図示外の駆動モータと、横梁部材7に設けられたチェー
ン42と、スプロケット44等から構成されている。即
ち、ブラケット30付近部における横梁部材7の1対の
矩形フレーム7a,7bにわたりシャフト45が回動可
能に支持され、ブラケット31付近部における横梁部材
7の1対の矩形フレーム7a,7bにわたりシャフト4
5が回動可能に支持され、各シャフト45の両端部にス
プロケット44が固着されている。
【0028】前後に対応するスプロケット44にチェー
ン42が掛装され、チェーン42の途中部に連結部材4
6を介して可動横梁部材8の連結フレーム35が連結さ
れている。可動横梁部材8の連結フレーム35の上面の
うち一端部と他端部とには、スプロケット47が枢支さ
れ、2つのスプロケット47にわたりチェーン43が掛
装されている。このチェーン43の途中部に、連結部材
48を介して把持フレーム36が連結されている。前記
駆動モータにより、可動横梁部材8が横方向に水平に移
動駆動し、別の駆動モータにより把持フレーム36すな
わちツイストロックピン39が横方向に水平に移動駆動
するように構成されている。
【0029】尚、4本の柱部材11のうち1本には、図
示外のエンジン、このエンジンにより駆動される油圧供
給源や発電機が搭載され、オペレータルーム49も設け
られている。エンジン、油圧シリンダ19、回動用シリ
ンダ40、駆動モータ27及び図示外の駆動モータ、旋
回機構12、アウトリガー15をオペレータル−ム49
から操作可能となっている。
【0030】次に、以上説明したコンテナ荷役装置1の
作用について説明する。地上に載置された海上コンテナ
2を鉄道輸送すべくコンテナ荷役装置1により線路50
上の貨車51との間で荷役作業を行う場合には、4本の
アウトリガー15を伸長させた後、コンテナ長さに合わ
せてキャリッジ体6を駆動モータ27により左右方向に
移動させ、4本の油圧シリンダ19を同期駆動すること
により1対の可動縦梁部材4を下降させる。
【0031】次に、4つのツイストロックピン39をコ
ンテナ2の頂部の4隅部の係合連結金具41に挿入し、
各回動用シリンダ40によりツイストロックピン39を
90度回動させてコンテナ2に係合する。次に、4本の
油圧シリンダ19により1対の可動縦梁部材4を上昇さ
せ、駆動モータにより、復帰位置Qにある1対の可動横
梁部材8を横梁部材7からガイド機構29を介して張出
し位置Pに切換える。
【0032】これと並行的に把持フレーム36を横方向
に水平に移動させ、吊持した海上コンテナ2を線路50
上の貨車51の上方位置に移動させる。その後、可動縦
梁部材4を下降させて海上コンテナ2を貨車51に積込
む。尚、貨車51上の海上コンテナ2の積降しを行う場
合には、上述した逆の操作を行う。
【0033】以上説明したコンテナ荷役装置1によれ
ば、可動横梁部材8が、横梁部材7にガイド機構29を
介して横方向へ水平移動可能に装備され、横梁部材7か
ら横方向へ片持ち状に張出した張出し位置Pと、張出さ
ない復帰位置Qとに切換え可能に構成されると共に、各
可動横梁部材8に、海上コンテナ2の頂部の1対の隅部
を吊持可能な1対の吊具10を設けたので、海上コンテ
ナ2やこのコンテナ荷役装置1の一部を線路50上方の
架線Kに干渉することなく、線路50上の貨車51との
間でこの海上コンテナ2の荷役作業を行うことができ
る。
【0034】次に、本実施形態を部分的に変更した変更
形態について説明する。但し、前記実施形態と同じ部材
には同一の符号を付して説明を適宜省略する。 1)変更形態1・・・図5、図6参照 変更形態1に係るコンテナ荷役装置1Aは、メインフレ
ーム60と、キャリッジ体61と、昇降機構62と、横
梁部材63と、可動横梁部材8と、吊具10とを有す
る。キャリッジ体61について説明すると、1対のキャ
リッジ体61は、矩形枠体14Aの平行な1対の縦梁部
材16Aに一端側と他端側において夫々架設され且つ縦
梁部材16Aの長さ方向に移動可能に装備されている。
【0035】図5の右半部のキャリッジ体61と左半部
のキャリッジ体61は同一構造であるから、右半部のキ
ャリッジ体61について説明する。縦梁部材16Aの上
面と下面に左右方向に延びるガイドレール部材64,6
5が夫々付設され、キャリッジ体61は、矩形枠体14
Aの上方位置で1対の縦梁部材16Aにわたって延びる
ベースフレーム66と、ガイドレール部材64,65に
摺動案内される複数の車輪67,68と、ベースフレー
ム66から下方に延び1対の縦梁部材16Aよりも内側
に配設された1対のサイドフレーム69とを有する。
【0036】次に、昇降機構62について説明すると、
ベースフレーム66の上面の前後両端部には、1対の逆
凹形状のフレーム部材70が接合され、各フレーム部材
70に横梁部材63を昇降させる油圧シリンダ71が連
結されている。各油圧シリンダ71は、鉛直下方向きに
配備され、そのシリンダ本体がフレーム部材70に連結
されロッドが横梁部材63に連結されている。この横梁
部材63について説明すると、1対のサイドフレーム6
9の下半部には、横梁部材63が案内機構72を介して
油圧シリンダ71で昇降可能に装備されている。その他
前記実施形態と略同様の構成となっている。
【0037】以上説明したコンテナ荷役装置1Aによれ
ば、キャリッジ体61を縦梁部材16Aに移動可能に装
備し、キャリッジ体61に装備した横梁部材63を昇降
機構によって昇降させるようにしたから、可動縦梁部材
が不要となり構造を簡単化することができる。その他前
記実施形態と同様の効果を奏する。
【0038】2)変更形態2・・・図7、図8参照 変更形態2に係るコンテナ荷役装置1Bにおいては、横
梁部材73がキャリッジ体74の下端部に連結支持され
ている。1対の吊具10を備えた把持フレーム75をチ
ェーン76を介して吊持する吊具支承体77が、1対の
I形フレーム34の内側の被ガイド部34b(図4参
照)に走行可能に支持されている。この吊具支承体77
は、複数のスプロケット78,79と、被ガイド部34
bを走行する為の複数の車輪80とを有する。
【0039】1対の吊具10を昇降させる昇降機構81
について説明すると、キャリッジ体74のベースフレー
ム74aの上面には、矩形枠状のフレーム部材82が接
合され、このフレーム部材82に油圧シリンダ83が連
結されている。この油圧シリンダ83は、鉛直下方向き
に配備され、そのシリンダ本体がフレーム部材82に連
結され、ロッドの先端部にはスプロケット84が回動可
能に連結されている。
【0040】次に、横行駆動機構85について説明す
る。図7、図8に示すように、横行駆動機構85は、図
示外の駆動モータと、チェーン76と、スプロケット7
8,79,84,86〜90等から構成されている。即
ち、横梁部材73の前端部と後端部と中間部にスプロケ
ット87、86,89、88が夫々枢支され、チェーン
76が順次スプロケット84,86,87,78,9
0,79,88,89にわたって掛装されている。この
チェーン76の途中部に、連結部材46を介して可動横
梁部材8が連結されている。従って、前記駆動モータに
より、可動横梁部材8が横方向に水平に移動駆動すると
共に、吊具支承体77が同じ方向に移動駆動するように
構成されている。
【0041】以上説明したコンテナ荷役装置1Bによれ
ば、コンテナ荷役装置1Aのように、横梁部材自体を昇
降させる必要がなく、把持フレーム75つまり1対の吊
具10を昇降させればよいから、油圧シリンダ83の小
型化、低出力化を図ることができる。また、コンテナ荷
役装置1Aと比べて油圧シリンダ、駆動モータの数を低
減することができる。その他コンテナ荷役装置1Aと同
様の効果を奏する。
【0042】次に、本発明の別実施形態について図面を
参照して説明する。この別実施形態は、鉄道コンテナの
長さ方向に離隔した2個所においてコンテナ下端部を支
持して積込み積卸しする為のコンテナ荷役装置に本発明
を適用したものである。但し、前記実施形態と同じ部材
には同一の符号を付して説明を適宜省略する。図9〜図
11に示すように、コンテナ荷役装置1Cは、メインフ
レーム100と、複数の開閉式フック装置101とを備
えている。
【0043】図10、図11に示すように、開閉式フッ
ク装置101について説明すると、開閉式フック装置1
01は、鉄道コンテナ下端部を両側から支持可能に構成
され、本体フレーム102と、この本体フレーム102
の横移送機構103および縦移動機構104と、本体フ
レーム102を昇降させる昇降機構105と、第1フッ
ク部材106と、第2フック部材107と、開閉駆動機
構108と、姿勢切換え機構109等を有する。本体フ
レーム102について説明すると、本体フレーム102
は、コンテナ長手方向一端側の第1端部102aと、コ
ンテナ長手方向他端側の第2端部102bであって第1
端部102aよりも所定高さ低い位置にある第2端部1
02bとを備えている。
【0044】横移送機構103について説明すると、横
移送機構103は、本体フレーム102をコンテナCの
幅方向と平行方向(前後方向)へ移送する機構で、図示
外の駆動モータと、図3に示すコンテナ荷役装置1と略
同様のチェーン42と、スプロケット44等から構成さ
れている。駆動モータによりチェーン42を介して可動
横梁部材8すなわち本体フレーム102を前後方向へ移
送するようになっている。
【0045】縦移動機構104について説明すると、縦
移動機構104は、本体フレーム102をコンテナCの
長さと平行方向(左右方向)へ移動させる機構で、キャ
リッジ体6Aと、可動縦梁部材4Aに支持された図示外
の駆動モータと、チェーン等を有する。キャリッジ体6
Aに保持された本体フレーム102は、前記駆動モータ
により複数の車輪24で左右方向に移動するように構成
されている。また、可動縦梁部材4Aすなわち本体フレ
ーム102を昇降させる昇降機構105であって、コン
テナ荷役装置1と略同様の昇降機構105およびガイド
機構18が設けられている。
【0046】次に、第1,第2フック部材106,10
7について説明する。図10、図11に示すように、本
体フレーム102の第1端部102aには第1軸部材1
10が回動可能に連結され、この第1軸部材110の両
端部に1対の第1フック部材106が連結されている。
各第1フック部材106の先端部にはフック部106a
が形成され、コンテナCの両側からコンテナCの下端部
が支持可能に構成されている。本体フレーム102の第
2端部102bには第2軸部材111が回動可能に連結
され、この第2軸部材111の両端部に1対の第2フッ
ク部材107が連結されている。各第2フック部材10
7の先端部にはフック部107aが形成され、コンテナ
Cの両側からコンテナCの下端部が支持可能に構成され
ている。
【0047】次に、開閉駆動機構108について説明す
る。図11に示すように、開閉駆動機構108は、フレ
ーム本体102に前後方向向きに取付けられた油圧シリ
ンダ112,113からなる。油圧シリンダ112のロ
ッドが第1フック部材106の基端部に連結され、油圧
シリンダ113のロッドが第2フック部材107の基端
部に連結され、これら油圧シリンダ112,113によ
り第1,第2フック部材106,107のフック部10
6a,107aが閉位置と開位置とに亘って開閉駆動可
能に構成されている。フック部106a,107aの閉
位置は、フック部106a,107aをコンテナCの下
端部に夫々係合させる図11の実線で示す位置で、開位
置は係合解除する図11の仮想線で示す位置である。
【0048】次に、姿勢切換え機構109について説明
する。図10に示すように、姿勢切換え機構109は、
第1,第2軸部材110,111を回動駆動させて、第
1,第2フック部材106,107を実線で示す鉛直の
使用姿勢と、第1,第2フック部材106,107を仮
想線で示す上下に重ねた水平な退避姿勢とに亘って姿勢
切換えするように構成されている。本体フレーム102
には1対の駆動モータ114,115が取り付けられ、
駆動モータ114のモータ軸に固着のスプロケットと第
1軸部材110に一体的に設けられた図示外のスプロケ
ットとに亘ってチェーン116が掛装され、駆動モータ
115のモータ軸に固着のスプロケットと第2軸部材1
11に一体的に設けられた図示外のスプロケットとに亘
ってチェーン117が掛装されている。
【0049】次に、以上説明したコンテナ荷役装置1C
の作用について説明する。地上に載置されたコンテナC
を鉄道輸送すべくコンテナ荷役装置1Cにより線路上の
貨車との間で荷役作業を行う場合には、4本のアウトリ
ガーを伸長させた後、縦移動機構104により、キャリ
ッジ体6Aをつまり本体フレーム102をコンテナCの
長さ方向略中間部分の上方に移動させる。次に、昇降機
構105により本体フレーム102を下降させ、開閉駆
動機構108により第1,第2フック部材106,10
7のフック部106a,107aを閉位置に駆動し、こ
れらフック部106a,107aをコンテナCの下端部
に夫々係合させる。
【0050】昇降機構105によりコンテナCを上昇さ
せ、本体フレーム102を横移送機構103により前後
方向へ移送し、コンテナCを線路上の貨車の上方位置に
移動させる。次に、昇降機構105により本体フレーム
102を下降させ、コンテナCを貨車上に載置した後、
開閉駆動機構108によりフック部106a,107a
を開位置に駆動してコンテナCに対する係合を解除す
る。尚、貨車上のコンテナCの積卸しを行う場合には、
上述した逆の操作を行う。このようなコンテナCの積込
み・積卸し作業時には、姿勢切換え機構により、第1,
第2フック部材106,107を実線で示す鉛直の使用
姿勢に切換えておき、非作業時には、第1,第2フック
部材106,107を仮想線で示す上下に重ねた水平な
退避姿勢に切換える。
【0051】以上説明したコンテナ荷役装置1Cによれ
ば、コンテナ下端部を両側から支持可能な開閉式フック
装置101を設け、この開閉式フック装置101の本体
フレーム102を前後・左右・上下方向に移動可能に構
成したから、前記各実施形態と同様にコンテナCやこの
コンテナ荷役装置1Cの一部を線路上方の架線に干渉す
ることなく、線路上の貨車との間でこのコンテナCの荷
役作業を行うことができる。
【0052】本体フレーム102の第2端部102bが
第1端部102aよりも所定高さ低い位置に形成されて
おり、開閉駆動機構108において第1フック部材10
6は第2フック部材107より所定寸法大きく開くよう
に設定されているので、姿勢切換え機構109の駆動モ
ータ114を反時計回りに、駆動モータ115を時計方
向回りに回動し、第1,第2フック部材106,107
を互いに干渉することなく、夫々使用姿勢から90度回
動させることができ、両フック部材106,107を上
下に重ねた水平な退避姿勢に切換えることができる。
尚、第1,第2フック部材106,107を使用姿勢に
切換える際には、駆動モータ114を時計方向回りに、
駆動モータ115を反時計回りに回動して切換えること
ができる。
【0053】次に、本実施形態を部分的に変更した変更
形態について説明する。 1)横行駆動機構を、駆動モータとラック・ピニオン式
のギヤ等から構成してもよい。 2)地上に多段積みされたコンテナと線路上の貨車との
間で積込み・積卸し作業を行うことも可能である。この
場合、4本の柱部材の長さを延ばし、例えばモータ駆動
方式の昇降機構を適用する必要がある。 3)コンテナ荷役装置1Cの開閉式フック装置101の
本体フレーム102を着脱自在に構成することも可能で
ある。その他、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能
である。
【0054】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、可動横梁部
材が、横梁部材にガイド機構を介して横方向へ水平移動
可能に装備され、横梁部材から横方向へ片持ち状に張出
した張出し位置と、張出さない復帰位置とに切換え可能
に構成されると共に、各可動横梁部材に、コンテナの頂
部の1対の隅部を吊持可能な1対の吊具を設けたので、
コンテナやこのコンテナ荷役装置の一部を線路上方の架
線に干渉することなく、線路上の貨車との間でこのコン
テナの荷役作業を行うことができる。従って、重量の重
い海上コンテナを鉄道輸送することができる。キャリッ
ジ体を、メインフレームの縦梁部材の長さ方向に移動可
能に装備したので、コンテナの長さに応じて、キャリッ
ジ体を介して横梁部材の位置、つまり吊具の位置を変え
ることができるうえ、キャリッジ体を可動縦梁部材に移
動可能に装備したもの(請求項3)に比べて構造を簡単
化することができる。
【0055】請求項2の発明によれば、昇降手段によ
り、請求項1のように横梁部材を昇降させる必要がな
く、1対の吊具を昇降させればよいから、昇降手段を小
型化、低出力化することができ、請求項1のものより製
作費を低減することができる。その他、請求項1と略同
様の効果を奏する。
【0056】請求項3の発明によれば、キャリッジ体を
可動縦梁部材に長さ方向に移動可能に装備し、この可動
縦梁部材を昇降手段により昇降させるので、請求項1と
略同様の効果を奏する。請求項4の発明によれば、可動
横梁部材を横方向へ水平に移動駆動する横行駆動手段を
設けたので、この横行駆動手段により、可動横梁部材に
装備された吊具に吊持したコンテナを横方向へ水平に移
動させることができる。その他請求項1〜3の何れかと
同様の効果を奏する。
【0057】請求項5の発明によれば、矩形枠体の下側
に輸送するコンテナを位置させるようにコンテナ荷役装
置を前後方向(コンテナの長さ方向)と左右方向(コン
テナの幅方向)に走行させ移動することができる。その
コンテナを貨車に積込む場合もそれが行い易い場所に前
記と同様に走行させ移動することができる。その他請求
項1〜3の何れかと同様の効果を奏する。
【0058】請求項6の発明によれば、昇降手段がその
駆動部をなす油圧シリンダを有するので、油圧シリンダ
により吊具を昇降することができる。その他請求項1〜
3の何れかと同様の効果を奏する。請求項7の発明によ
れば、ツイストロックピンをコンテナの頂部の隅部の係
合連結金具に係合することで、コンテナを吊具で吊持す
ることができる。その他請求項1〜3の何れかと同様の
効果を奏する。
【0059】請求項8の発明によれば、コンテナ下端部
を両側から支持可能な開閉式フック装置を設け、この開
閉式フック装置の本体フレームを前後・左右・上下方向
に移動可能に構成したから、コンテナやこのコンテナ荷
役装置の一部を線路上方の架線に干渉することなく、線
路上の貨車との間でこのコンテナの荷役作業を行うこと
ができる。
【0060】本体フレームの第2端部が第1端部よりも
所定高さ低い位置に形成されているので、姿勢切換え手
段により第1フック部材と第2フック部材を夫々同一方
向回りに回動させて互いに干渉することなく上下に重ね
た水平な退避姿勢に切換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコンテナ荷役装置の正
面図である。
【図2】海上コンテナの貨車への移送完了状態の荷役装
置の側面断面図である。
【図3】可動横梁部材を張出し位置に切換えた状態の図
2相当図である。
【図4】キャリッジ体の拡大正面図である。
【図5】変更形態に係るコンテナ荷役装置の正面図であ
る。
【図6】可動横梁部材の復帰位置状態の荷役装置の側面
断面図である。
【図7】別の変更形態に係るコンテナ荷役装置の正面図
である。
【図8】可動横梁部材の張出し途中段階の荷役装置の側
面断面図である。
【図9】別実施形態に係るコンテナ荷役装置の正面図で
ある。
【図10】開閉式フック装置とコンテナとの関係と、姿
勢切換え手段を示す正面断面図である。
【図11】開閉式フック装置とコンテナとの関係と、開
閉駆動手段を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C コンテナ荷役装置 2 海上コンテナ 3,60 メインフレーム 4 可動縦梁部材 5,62,81 昇降機構 6,61,74 キャリッジ体 7,63,73 横梁部材 8 可動横梁部材 9,85 横行駆動機構 10 吊具 11 柱部材 13 自走輪 14,14A 矩形枠体 16,16A 縦梁部材 19,71,83 油圧シリンダ 29 ガイド機構 39 ツイストロックピン 41 係合連結金具 100 メインフレーム 101 開閉式フック装置 102 本体フレーム 102a 第1端部 102b 第2端部 103 横移送機構 104 縦移動機構 105 昇降機構 106 第1フック部材 106a フック部 107 第2フック部材 107a フック部 108 開閉駆動機構 109 姿勢切換え機構 110 第1軸部材 111 第2軸部材 C 鉄道コンテナ P 張出し位置 Q 復帰位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−102053(JP,A) 特表 昭62−500863(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 7/10 B66C 19/00 B66F 9/18

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 40フィートコンテナを含む種々のサイ
    ズのコンテナの頂部の4隅部を支持して少なくともコン
    テナの幅方向へ移送可能なコンテナ荷役装置において、 4本の柱部材とそれらの上部を連結する矩形枠体とを含
    むメインフレームと、 前記矩形枠体の平行な1対の縦梁部材に一端側と他端側
    において夫々架設され且つ縦梁部材の長さ方向に移動可
    能に装備された1対のキャリッジ体と、 前記各キャリッジ体に昇降可能に装備された横梁部材
    と、 前記各キャリッジ体に装備され横梁部材を昇降させる昇
    降手段と、 前記各横梁部材にガイド機構を介して横方向へ水平移動
    可能に装備され、横梁部材から横方向へ片持ち張出し状
    態に張出した張出し位置と、張出さない復帰位置とにわ
    たって切換え可能な可動横梁部材と、 各可動横梁部材に装備されコンテナの頂部の1対の隅部
    を吊持可能な1対の吊具と、 を備えたことを特徴とするコンテナ荷役装置。
  2. 【請求項2】 40フィートコンテナを含む種々のサイ
    ズのコンテナの頂部の4隅部を支持して少なくともコン
    テナの幅方向へ移送可能なコンテナ荷役装置において、 4本の柱部材とそれらの上部を連結する矩形枠体とを含
    むメインフレームと、 前記矩形枠体の平行な1対の縦梁部材に一端側と他端側
    において夫々架設され且つ縦梁部材の長さ方向に移動可
    能に装備された1対のキャリッジ体と、 前記各キャリッジ体に連結支持された横梁部材と、 前記各横梁部材にガイド機構を介して横方向へ水平移動
    可能に装備され、横梁部材から横方向へ片持ち張出し状
    態に張出した張出し位置と、張出さない復帰位置とにわ
    たって切換え可能な可動横梁部材と、 各可動横梁部材に可動に装備され且つキャリッジ体に昇
    降可能に連結され、コンテナの頂部の1対の隅部を吊持
    可能な1対の吊具と、 前記各キャリッジ体に装備され1対の吊具を昇降させる
    昇降手段と、 を備えたことを特徴とするコンテナ荷役装置。
  3. 【請求項3】 40フィートコンテナを含む種々のサイ
    ズのコンテナの頂部の4隅部を支持して少なくともコン
    テナの幅方向へ移送可能なコンテナ荷役装置において、 4本の柱部材とそれらの上部を連結する矩形枠体とを含
    むメインフレームと、 前記矩形枠体の平行な1対の縦梁部材の下側に縦梁部材
    と平行に夫々昇降可能に配設された1対の可動縦梁部材
    と、 前記各縦梁部材の両端付近に夫々装備されて可動縦梁部
    材を昇降させる1対の昇降手段と、 各可動縦梁部材に長さ方向に移動可能に装備された1対
    のキャリッジ体と、 前記可動縦梁部材の一端側と他端側において横方向に並
    ぶ各1対のキャリッジ体に連結支持された横梁部材と、 前記各横梁部材にガイド機構を介して横方向に水平移動
    可能に装備され、横梁部材から横方向へ片持ち状に張出
    した張出し位置と、張出さない復帰位置とに切換え可能
    な可動横梁部材と、 各可動横梁部材に装備されコンテナの頂部の1対の隅部
    を吊持可能な1対の吊具と、 を備えたことを特徴とするコンテナ荷役装置。
  4. 【請求項4】 前記各可動横梁部材を横方向へ水平に移
    動駆動する横行駆動手段を設けたことを特徴とする請求
    項1〜3の何れか1項に記載のコンテナ荷役装置。
  5. 【請求項5】 前記4本の柱部材の下端部には夫々鉛直
    軸心回りに旋回可能な自走輪が装備されたことを特徴と
    する請求項1〜3の何れかに記載のコンテナ荷役装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降手段が、その駆動部をなす油圧
    シリンダを有することを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載のコンテナ荷役装置。
  7. 【請求項7】 前記吊具は、コンテナの頂部の隅部の係
    合連結金具に係脱可能なツイストロックピンであること
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコンテナ荷
    役装置。
  8. 【請求項8】 4本の柱部材を含むメインフレームを有
    し、コンテナの長さ方向に離隔した2個所においてコン
    テナ下端部を支持して、コンテナの少なくとも幅方向に
    移送可能なコンテナ荷役装置において、 前記コンテナ下端部を両側から支持可能な開閉式フック
    装置を設け、 前記開閉式フック装置は、 コンテナ長手方向一端側の第1端部と、コンテナ長手方
    向他端側の第2端部であって第1端部よりも所定高さ低
    い位置にある第2端部とを備えた本体フレームと、 この本体フレームをコンテナの幅方向と平行方向へ移送
    する横移送手段および本体フレームをコンテナの長さと
    平行方向へ移動させる縦移動手段と、本体フレームを昇
    降させる昇降手段と、 前記本体フレームの第1端部に回動可能に装備された第
    1軸部材の両端部に回動可能に連結されコンテナの両側
    からコンテナの下端部を支持可能な1対の第1フック部
    材と、 前記本体フレームの第2端部に回動可能に装備された第
    2軸部材の両端部に回動可能に連結されコンテナの下端
    部を支持可能な1対の第2フック部材と、 前記第1,第2フック部材のフック部をコンテナの下端
    部に夫々係合させる閉位置と係合解除する開位置とに亘
    って第1,第2フック部材を開閉駆動可能な開閉駆動手
    段と、 前記第1,第2軸部材を回動駆動させて、第1,第2フ
    ック部材を鉛直の使用姿勢と、第1,第2フック部材を
    上下に重ねた水平な退避姿勢とに亘って姿勢切換えする
    姿勢切換え手段と、 を備えたことを特徴とするコンテナ荷役装置。
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