JPH09315759A - コンテナクレーン - Google Patents

コンテナクレーン

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Publication number
JPH09315759A
JPH09315759A JP12949196A JP12949196A JPH09315759A JP H09315759 A JPH09315759 A JP H09315759A JP 12949196 A JP12949196 A JP 12949196A JP 12949196 A JP12949196 A JP 12949196A JP H09315759 A JPH09315759 A JP H09315759A
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JP
Japan
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container
trolley
traverser
crane
girder
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JP12949196A
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English (en)
Inventor
Akira Kawase
晃 川瀬
Hiroo Kondo
弘雄 近藤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ中継台を有するコンテナクレーンの
荷役作業の最適化を図る。 【解決手段】 クレーンガーダ上を移動するトロリに吊
り下げられたスプレッダによりコンテナを吊り上げ吊り
降ろしを行うコンテナクレーンであって、前記クレーン
ガーダ上に移動可能にトラバーサを設け、かつ、クレー
ンガーダ上のトラバーサよりも海側に、コンテナ船とト
ラバーサとの間でコンテナの受け渡しを行う移動可能な
第1トロリを設けるとともに、前記クレーンガーダ上の
トラバーサよりも陸側に、トラバーサと地上設備との間
でコンテナの受け渡しを行う移動可能な第2トロリを設
け、前記トラバーサは、下端にコンテナ受け部材を有す
る偏心アームを設け、偏心アームを回動させることによ
りコンテナ受け部材の間隔をコンテナの長さに応じて拡
大・縮小可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナクレーン
に係るもので、特にコンテナ埠頭等の岸壁に設置されコ
ンテナ船にコンテナを積込みまたは積卸しを行うコンテ
ナクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンテナ埠頭等の岸壁に設置され、接岸
したコンテナ船との間でコンテナの積込みまたは積卸し
を行う荷役装置として、従来からコンテナクレーンが使
用されている。このコンテナクレーンは、近年、荷役能
率を高めるために、サイクルタイム(1つのコンテナの
積込みまたは積卸しに必要な時間)を短くしてコンテナ
の荷役個数を増やすためセカンドトロリ式コンテナクレ
ーンが使用されている。
【0003】図6は従来のセカンドトロリ式コンテナク
レーンの正面図である。aはセカンドトロリ式コンテナ
クレーンで、岸壁bに沿って敷設された走行レールc上
を走行する。dはコンテナクレーンの後脚であり、eは
前脚である。fはこの後脚dおよび前脚eの上部に前記
走行レールcと直行するように水平に設けられた主ガー
ダである。gはこの主ガーダfの海側に張り出すように
設けられたブームで、上下方向に回動可能に連接されて
いる。主ガーダfおよびブームgでクレーンガーダtを
構成する。そして、ブームgはコンテナ船sが接岸する
ときは、その接岸に障害とならないように上方に起立
し、荷役作業を行うときは、コンテナ船s上に張り出す
ようにして水平に保持される。iはこれら主ガーダfお
よびブームg上を移動可能に設けられた主トロリであ
る。jはコンテナの吊り具であるスプレッダで、この主
トロリiにロープrにより吊り下げられ、図示しない巻
上装置により昇降可能に設けられている。kは運転室
で、主トロリiと一体に設けられ、主トロリiの移動と
ともに移動する。hは後脚dおよび前脚eの略中間に主
ガーダfと平行に設けられた補助ガーダである。mはこ
の補助ガーダh上を移動可能に設けられた補助トロリで
ある。nはこの補助トロリmにロープr1により吊り下
げられ、図示しない巻上装置により昇降可能に設けられ
たスプレッダである。oは補助ガーダhの下側の前脚e
に水平に設けられたコンテナ中継台である。pは岸壁b
に設けられた高架軌条であり、uはこの高架軌条p上に
移動可能に載置された無人台車である。sはコンテナ船
である。
【0004】次に、前記コンテナクレーンaを使用して
の荷役作業について、荷卸しの場合を例にして説明す
る。前記ブームgが水平に保持された状態で、主トロリ
iをクレーンガーダtに沿ってコンテナ船sの上方に移
動して停止し、スプレッダjを降ろしてコンテナqを把
持する。次に、スプレッダjを巻き上げて主トロリiを
移動し、コンテナ中継台o上方で停止し、スプレッダj
を降ろしてコンテナqをコンテナ中継台o上に載置す
る。主トロリiは、コンテナqをコンテナ中継台o上に
載置すると、引き続き、次のコンテナqを搬送するため
にコンテナ船sの上方に移動する。
【0005】一方、補助トロリmは補助ガーダhに沿っ
てコンテナ中継台oの上方に移動して停止し、スプレッ
ダnを降ろしてコンテナqを把持する。次に、スプレッ
ダnを巻き上げて補助トロリmを移動し、高架軌条p上
の無人台車uに載置して所望のコンテナヤードに搬送さ
れる。
【0006】このようにしてコンテナ船sからの積み卸
し作業は繰り返して行われ、反対にコンテナヤードから
コンテナ船sへ積み込む場合は、この積み卸しとは反対
の動作により行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
コンテナ船がますます大型化して、従来のパナマックス
船形よりも、はるかに大きな船幅を有するスーパーパナ
マックスと呼ばれる船形のコンテナ船が使用されるよう
になってきたが、それに対応するため、ブームを長くし
なければならない。したがって、ブームが長くなるとそ
の分トロリの移動距離が長くなるが、コンテナ中継台が
固定されているため、コンテナ船とコンテナ中継台との
間の移動距離とコンテナ中継台と無人台車またはトレー
ラなどの地上設備との移動距離とが不均等となり、コン
テナ中継台と地上設備との間の荷役時間が短縮されても
コンテナ船とコンテナ中継台との間の荷役時間が追いつ
かず、特に、大きなコンテナ船においては作業効率を十
分に向上させられないという問題があった。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、コンテナ船とコンテナ中継台
(トラバーサ)との間の第1トロリの移動距離と、コン
テナ中継台(トラバーサ)と地上側との間の第2トロリ
の移動距離とを均等にもたせ、かつ、トラバーサがコン
テナ船上まで張り出して移動したとき荷役の邪魔になら
ないようにしたコンテナクレーンを提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、クレー
ンガーダ上を移動するトロリを有し、該トロリに吊り下
げられたスプレッダによりコンテナを吊り上げ吊り降ろ
しをしてコンテナ船に積み込みまたは積み卸しを行うコ
ンテナクレーンであって、前記クレーンガーダ上に移動
可能にトラバーサを設け、かつ、クレーンガーダ上のト
ラバーサよりも海側に、コンテナ船とトラバーサとの間
でコンテナの受け渡しを行う移動可能な第1トロリを設
けるとともに前記クレーンガーダ上のトラバーサよりも
陸側に、トラバーサと地上設備との間でコンテナの受け
渡しを行う移動可能な第2トロリを設け、前記トラバー
サは、略長方形の下部継ぎ部材と、クレーンガーダの左
右の主桁の外側に設けたガイドフレーム上を移動可能に
対峙する一対のサドルと、略C型に形成され、上端に設
けた垂直軸が前記サドルに枢支され、下部先端に設けた
垂直軸が前記下部継ぎ部材の4隅に枢支された4本の偏
心アームとからなり、該偏心アームには下部隅部にコン
テナ受け部材が設けられるとともに、下部先端から水平
直角方向に延びるビーム上にもコンテナ受け部材が設け
られていて、偏心アームを互いに外方に向かって略90
°回動させることにより、いずれかのコンテナ受け部材
によりコンテナを支持するようになっていることを特徴
とするコンテナクレーンが提供される。
【0010】上述のように構成されたコンテナクレーン
によれば、トラバーサを移動可能に設けて、コンテナ船
上のコンテナの位置と地上設備の位置とを考慮し、トラ
バーサの最適位置を決めてコンテナ船とトラバーサとの
間の第1トロリの走行距離と、トラバーサと岸壁の地上
設備との間の第2トロリの走行距離とを均等にもたせる
ようにしたので、荷役のサイクルタイムを最短にしてコ
ンテナの荷役効率をより高めることができる。また、前
記トラバーサは、移動可能なサドルに回動可能に設けた
偏心アームの下部隅部に設けたコンテナ受け部材と下部
先端から水平直角方向に延びるビーム上に設けたコンテ
ナ受け部材とを有し、偏心アームを互いに外方に向かっ
て略90°回動させることにより、いずれかのコンテナ
受け部材でコンテナを支持するようにしたので短いコン
テナを荷役するときに、トラバーサがコンテナ船上まで
移動しても偏心アームとブリッジ等が干渉しないように
なっている。
【0011】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の
形態について図面を参照して説明する。図1ないし図5
は本発明の一実施形態を示すもので、図1はコンテナク
レーンの正面図、図2はトラバーサの正面図、図3は図
1のA−A矢視図である。
【0012】図1において、1はコンテナクレーンで、
岸壁2に沿って敷設された走行レール3上を走行する。
4はコンテナクレーンの後脚であり、5は前脚である。
6はこの後脚4および前脚5の上部に前記走行レール3
と直交するように水平に設けられた主ガーダである。7
はこの主ガーダ6に海側に張り出すように設けられたブ
ームで、上下方向に回動可能に連接されている。主ガー
ダ6とブーム7とでクレーンガーダ8を構成する。この
クレーンガーダ8上を第1トロリ9および第2トロリ1
2が移動する。なお、6dは主桁6a同志を連結した横
継ぎ部材である。また、この第1トロリ9と第2トロリ
12との間にはトラバーサ16が移動可能に設けられて
いる。第1トロリ9にはスプレッダ10がロープ11に
より吊り下げられていてトラバーサ16の海側で、コン
テナ船22とトラバーサ16との間でコンテナ21の受
け渡しを行う。また、第2トロリ12にはスプレッダ1
3がロープ14により吊り下げられていてトラバーサ1
6よりも陸側で、トラバーサ16と地上設備との間でコ
ンテナ21の受け渡しを行う。なお、15は第1トロリ
9に設けられた運転室で、第1トロリ9の移動とともに
移動する。
【0013】第1トロリ9は、図3に示すように、主桁
6aの内側に、主桁6aに沿って設けられたガイドフレ
ーム6e上を移動可能に設けられており、荷役作業中は
主にブーム7上を往復移動して作業を行う。9aは第1
トロリ9の上端に上方に突出するように配設された吊り
部材であり、9bはこの吊り部材9aに軸9cにより支
持されたトロリ走行用垂直車輪である。10はコンテナ
21の吊り具であるスプレッダで、第1トロリ9上のロ
ープシーブ24およびスプレッダ10のシーブブロック
23上のロープシーブ24aに巻着されたロープ11に
より吊り下げられ、図示しない巻上装置により昇降可能
に設けられている。また、このスプレッダ10は、コン
テナ21の長さ(例えば、20フィートまたは40フィ
ート)に応じて伸縮可能になっている。なお、21aは
40フィートのコンテナを、21bは20フィートのコ
ンテナを示している。
【0014】12は第2トロリ(図1)で、第1トロリ
9と略同じ構造をしており、第1トロリ9と同様に、主
桁6aの内側に、主桁6aに沿って設けられたガイドフ
レーム6e上を移動可能に設けられており、荷役作業中
は主に主ガーダ6上を往復移動して作業を行う。この第
2トロリ12には、スプレッダ13が吊り下げられてい
てトラバーサ16の陸側で、トラバーサ16と地上設備
との間でコンテナ21の受け渡しを行う。なお、14は
スプレッダ13を吊り下げるロープである。
【0015】トラバーサ16は、図2ないし図4に示す
ように、略長方形の下部継ぎ部材18と、クレーンガー
ダ8の左右の主桁6aの外側に設けたガイドフレーム6
f上を移動可能に対峙する一対のサドル16bと、略C
型に形成され、上端に設けた上部垂直軸17aが前記サ
ドル16bに枢支され、下部先端に設けた下部垂直軸2
9が前記下部継ぎ部材18の4隅に枢支され、かつ、上
部垂直軸17aおよび下部垂直軸29は同一軸芯上に配
置された4本の偏心アーム17とからなり、この偏心ア
ーム17には下部隅部にコンテナ受け部材27が設けら
れるとともに、下部先端から水平直角方向に延びるビー
ム20上にもコンテナ受け部材27aが設けられてい
て、偏心アーム17を互いに外方に向かって略90°回
動させることにより、いずれかのコンテナ受け部材2
7,27aによりコンテナ21a,21bを支持するよ
うになっている。
【0016】16cはサドル16bに軸16dにより支
持されたトラバーサ走行用垂直車輪で、主桁6aの外側
に、主桁6aに沿って設けられたガイドフレーム6f上
を移動可能に設けられている。16eは上部連結部材1
6aに軸16fにより支持された上部水平車輪で、主桁
6aの上面の長さ方向に一定の間隔を持って外方に突出
するように設けられた複数個の張出部材6bの外端に主
桁6aに沿うように設けられたガイドフレーム6cに沿
って回転する。16gは円筒状部材17bに設けられた
車輪支持部材16jに軸16hにより支持された下部水
平車輪で、ガイドフレーム6fに沿って回転する。な
お、トラバーサ16は、図示しない巻取装置に巻き取ら
れたトラバース用ロープ30により走行する(図2)。
偏心アーム17の上部垂直軸17aには、円筒状部材1
7bが外嵌されている。17cは上部垂直軸17aの上
端に外嵌された上部偏心アーム支持部材であり、17d
は上部垂直軸17aの下端に外嵌された下部偏心アーム
支持部材である。なお、上部垂直軸17aの上端は、軸
受17eにより支持されている。
【0017】偏心アーム17の下部隅部に設けられたコ
ンテナ受け部材27と、下部先端から水平直角方向に延
びるビーム20上に設けられたコンテナ受け部材27a
は、図4に示すように、直角をなすように設けられてい
て、下部垂直軸29および上部垂直軸17aを中心とし
て偏心アーム17を互いに外方に向かって略90°回動
するようになっている。なお、28はコンテナ受け部材
27の側部に内方に向かって直角をなすように配設され
た40フィート用コンテナガイド板であり、28aはコ
ンテナ受け部材27aの側部に内方に向かって直角をな
すように配設された20フィート用コンテナガイド板で
ある。
【0018】19は油圧シリンダで、図3および図4に
示すように、下部継ぎ部材18の下面にピストンロッド
19aが外方に向かって伸縮するように取り付けられて
いる。19bは回転レバーで、一端をこのピストンロッ
ド19aに、他端を偏心アーム17先端の下面にそれぞ
れピンにより枢支されている。そして、ピストンロッド
19aの伸縮により偏心アーム17を外方に向かって略
90°回動させることにより、コンテナ受け部材27お
よびコンテナ受け部材27aを外方に向かって略90°
回動させるようになっている。例えば、コンテナ21の
長さが40フィートとのときは、ピストンロッド19a
を引き込んで偏心アーム17およびコンテナ受け部材2
7を内側に回動する。すると、コンテナ受け部材27a
は外方に向かって略90°回動して、コンテナ21aを
コンテナ受け部材27に載置する際に障害とならないよ
うに退避する。一方、コンテナ21の長さが20フィー
トとのときは、ピストンロッド19aを伸ばして偏心ア
ーム17およびコンテナ受け部材27を外側に回動す
る。すると、いままで外方に退避していたコンテナ受け
部材27aは内方に向かって略90°回動するので、コ
ンテナ受け部材27は、図2に示すように、コンテナ2
1bをコンテナ受け部材27aに載置する際に障害とな
らない。
【0019】図1に示すように、31は後脚4に設けら
れたコンテナガイドで、主ガーダ6の下方部に位置する
ように設けられている。32はこのコンテナガイド31
の下方部の岸壁2上に設けられた地上側設備の高架軌条
で、その上面には無人台車25が移動可能に載置されて
いる。
【0020】図5はコンテナ船22の側面図で、22a
はコンテナ船22のブリッジである。L1およびL2
は、コンテナ21の長さを示している。コンテナクレー
ン1は、図1に示すように、このコンテナ船22と直交
するようにして岸壁2に設置されており、第1トロリ9
のスプレッダ10は、このコンテナ21の長さに応じて
伸縮してコンテナ21を吊り上げてトラバーサ16に移
載する。このときコンテナ船22が大きい場合には、ト
ラバーサ16はコンテナ船22の上まで張り出す必要が
ある。図のように短いコンテナ21aがブリッジ22a
に隣り合って積まれている場合に、トラバーサ16の幅
間隔を狭くしてやれば、トラバーサ16がブリッジ22
aに当たることがない。
【0021】次に本実施形態の作用について述べる。前
記コンテナクレーン1を使用しての荷役作業について、
荷卸しの場合を例にして説明する。コンテナ船22が接
岸すると、起立していたブーム7を回動して水平に保持
する。次に、トラバーサ16を第1トロリ9の移動距離
が第2トロリ12の移動距離と略均等になる最適の位置
まで移動して停止するとともに、コンテナ21の長さに
応じて偏心アーム17により幅間隔を調節する。その状
態で、第1トロリ9をクレーンガーダ8に沿ってコンテ
ナ船22の荷役するコンテナ21の上方に移動して停止
し、コンテナ21の長さに応じてスプレッダ10の長さ
を調節し、スプレッダ10を降ろしてコンテナ21を把
持する。次に、スプレッダ10を巻き上げて第1トロリ
9を移動してトラバーサ16の上方で停止し、スプレッ
ダ10を降ろしてコンテナ21をコンテナ受け部材27
の上に載置する。その後、第1トロリ9は、引き続き、
次のコンテナ21を搬送するためにコンテナ船22の次
に荷役するコンテナ21の上方に移動する。
【0022】一方、第2トロリ12は主ガーダ6に沿っ
てトラバーサ16の上方に移動して停止し、コンテナ2
1の長さに応じてスプレッダ13の長さを調節し、スプ
レッダ13を降ろしてコンテナ21を把持する。引き続
き、スプレッダ13を巻き上げ、第2トロリ12を移動
してコンテナガイド31の上方で停止し、スプレッダ1
3を降ろしてコンテナガイド31に案内させながらコン
テナ21を高架軌条32上の無人台車25上に載置し、
無人台車25により所望のコンテナヤードに搬送され
る。
【0023】このようにしてコンテナ船22からの積み
卸し作業は繰り返して行われるが、反対にコンテナヤー
ドからコンテナ船22へ積み込む場合は、この積み卸し
とは反対の動作により行われる。
【0024】なお、前記実施形態の作用では、トラバー
サ16を第1トロリ9の移動距離が第2トロリ12の移
動距離と略均等になる位置に停止させ、第1トロリ9お
よび第2トロリ12を移動させて荷役作業を行う例につ
いて説明したが、トラバーサ16は、一定の位置に停止
させず、トラバーサ16を第1トロリ9と第2トロリ1
2との間で往復移動させ、第1トロリ9は、専らコンテ
ナ船22上方の荷役するコンテナ21の上部位置に停止
していて、スプレッダ10の巻き上げ、巻き下げのみを
行って、コンテナ船22のコンテナ21の積み込み積み
卸しを行い、また、第2トロリ12は、コンテナガイド
31の上方に停止していて、スプレッダ13の巻き上
げ、巻き下げのみを行い、高架軌条32上の無人台車2
5との積み込み積み卸しを行ってもよい。
【0025】さらに、前記2つの実施形態の作用とは別
に、トラバーサ16,第1トロリ9および第2トロリ1
2を、コンテナ21の船上位置に応じてコンテナ21の
上下方向移動時間と水平方向移動時間の合計荷役時間が
最小になるように、それぞれ各別に移動させてコンテナ
21の積み込み積み卸しを行ってもよい。
【0026】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
し得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテナクレーンのクレーンガーダ上に、下端にコンテ
ナ受け部材を設けたコンテナ支持フレームを有するトラ
バーサを移動可能に設けるとともに、同じクレーンガー
ダ上に、第1トロリおよび第2トロリも各別に移動可能
に設けてコンテナの荷役作業を行うようにしたので、第
1トロリとトラバーサおよび第2トロリとトラバーサの
作業時間を略均等にできる。また、トラバーサの幅間隔
を可変にしたので、トラバーサをコンテナ船上まで張り
出し最適の位置にしておくことができる。したがって、
コンテナ荷役の作業時間を短縮して作業効率を高めるこ
とができるなど優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナクレーンの正面図である。
【図2】トラバーサの正面図である。
【図3】図1のA−A矢視図で、スプレッダが40フィ
ートのコンテナを把持している状態を示している。
【図4】コンテナ受け部材の平面図である。
【図5】コンテナ船の側面図である。
【図6】従来のコンテナクレーンの正面図である。
【符号の説明】
1 コンテナクレーン 2 岸壁 3 レール 4 後脚 5 前脚 6 主ガーダ 6a 主桁 6b 張出部材 6c,6e,6f ガイドフレーム 6d 横継ぎ部材 7 ブーム 8 クレーンガーダ 9 第1トロリ 9a 吊り部材 9b 垂直車輪 9c 軸 10,13 スプレッダ 11,14 ロープ 12 第2トロリ 15 運転室 16 トラバーサ 16a 上部連結部材 16b サドル 16c 垂直車輪 16d,16f,16h 軸 16e 上部水平車輪 16g 下部水平車輪 16i 下部連結部材 16j 車輪支持部材 17 偏心アーム 17a 上部垂直軸 17b 円筒状部材 17c 上部偏心アーム支持部材 17d 下部偏心アーム支持部材 17e 軸受 18 下部継ぎ部材 19 油圧シリンダ 19a ピストンロッド 19b 回転レバー 20 ビーム 21,21a,21b コンテナ 22 コンテナ船 22a ブリッジ 23 シーブブロック 24,24a シーブ 25 無人台車 27,27a コンテナ受け部材 28,28a コンテナガイド板 29 下部垂直軸 30 トラバース用ロープ 31 コンテナガイド 32 高架軌条 a コンテナクレーン b 岸壁 c レール d 後脚 e 前脚 f 主ガーダ g ブーム h 補助ガーダ i 主トロリ j スプレッタ k 運転室 m 補助トロリ n スプレッタ o コンテナ中継台 p 高架軌条 q コンテナ r ロープ s コンテナ船 t クレーンガーダ u 無人台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンガーダ上を移動するトロリを有
    し、該トロリに吊り下げられたスプレッダによりコンテ
    ナを吊り上げ吊り降ろしをしてコンテナ船に積み込みま
    たは積み卸しを行うコンテナクレーンであって、前記ク
    レーンガーダ上に移動可能にトラバーサを設け、かつ、
    クレーンガーダ上のトラバーサよりも海側に、コンテナ
    船とトラバーサとの間でコンテナの受け渡しを行う移動
    可能な第1トロリを設けるとともに前記クレーンガーダ
    上のトラバーサよりも陸側に、トラバーサと地上設備と
    の間でコンテナの受け渡しを行う移動可能な第2トロリ
    を設け、前記トラバーサは、略長方形の下部継ぎ部材
    と、クレーンガーダの左右の主桁の外側に設けたガイド
    フレーム上を移動可能に対峙する一対のサドルと、略C
    型に形成され、上端に設けた垂直軸が前記サドルに枢支
    され、下部先端に設けた垂直軸が前記下部継ぎ部材の4
    隅に枢支された4本の偏心アームとからなり、該偏心ア
    ームには下部隅部にコンテナ受け部材が設けられるとと
    もに、下部先端から水平直角方向に延びるビーム上にも
    コンテナ受け部材が設けられていて、偏心アームを互い
    に外方に向かって略90°回動させることにより、いず
    れかのコンテナ受け部材によりコンテナを支持するよう
    になっていることを特徴とするコンテナクレーン。
JP12949196A 1996-05-24 1996-05-24 コンテナクレーン Pending JPH09315759A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12949196A JPH09315759A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 コンテナクレーン

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