JPH10330078A - コンテナクレーン - Google Patents

コンテナクレーン

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Publication number
JPH10330078A
JPH10330078A JP14537397A JP14537397A JPH10330078A JP H10330078 A JPH10330078 A JP H10330078A JP 14537397 A JP14537397 A JP 14537397A JP 14537397 A JP14537397 A JP 14537397A JP H10330078 A JPH10330078 A JP H10330078A
Authority
JP
Japan
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container
traverser
trolley
crane
girder
Prior art date
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Pending
Application number
JP14537397A
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English (en)
Inventor
Akira Kawase
晃 川瀬
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ中継台を有するコンテナクレーンの
荷役作業の最適化を図る。 【解決手段】 クレーンガーダ上を移動するトロリと、
該トロリに吊り下げられたスプレッダによりコンテナを
吊り上げ下げしてコンテナ船に積み卸しを行うコンテナ
クレーン1であって、クレーンガーダ8上に移動可能に
第1トラバーサ17と第2トラバーサ26とを設け、ク
レーンガーダ8上の第1トラバーサ17よりも海側に、
コンテナ船22と第1トラバーサ17との間でコンテナ
21の受け渡しを行う移動可能な第1トロリ9を設ける
とともに、前記クレーンガーダ8上の第2トラバーサ2
6よりも陸側に、第2トラバーサ26と地上設備との間
でコンテナ21の受け渡しを行う移動可能な第2トロリ
12を設け、前記第1トラバーサ17または第2トラバ
ーサ26のいずれか一方に、自己が受け取ったコンテナ
21を相手のトラバーサに受け渡すコンテナ移載装置2
7を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナクレーン
に係るもので、特にコンテナ埠頭等の岸壁に設置され、
コンテナ船にコンテナを積み卸しを行うコンテナクレー
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンテナ埠頭等の岸壁に設置され、接岸
したコンテナ船との間でコンテナの積み卸しを行う荷役
装置として、従来からコンテナクレーンが使用されてい
る。このコンテナクレーンは、近年、荷役能率を高める
ために、サイクルタイム(1つのコンテナの積み卸しに
必要な時間)を短くしてコンテナの荷役個数を増やすた
めセカンドトロリ式コンテナクレーンが使用されてい
る。
【0003】従来のセカンドトロリ式コンテナクレーン
は、後脚と前脚の上部に主ガーダおよびブームとから構
成され、主トロリが走行するクレーンガーダと、後脚お
よび前脚の略中間に主ガーダと平行に設けられ、補助ト
ロリが走行する補助ガーダと、補助ガーダの下側の前脚
に設けたコンテナ中継台とを有している。そして、主ト
ロリをクレーンガーダに沿ってコンテナ船の上方に移動
し、主トロリに吊り下げたスプレッダによりコンテナ船
上のコンテナを把持し、スプレッダを巻き上げて主トロ
リを移動してコンテナ中継台上方で停止し、スプレッダ
を下ろしてコンテナをコンテナ中継台上に載置する。主
トロリは、コンテナをコンテナ中継台上に載置すると、
引き続き、次のコンテナを搬送するためにコンテナ船の
上方に移動する。一方、補助トロリは補助ガーダに沿っ
てコンテナ中継台の上方に移動し、スプレッダを下ろし
てコンテナを把持し、スプレッダを巻き上げて移動し、
陸側に設けた高架軌条上の無人台車に載置して所望のコ
ンテナヤードに搬送する。なお、コンテナヤードからコ
ンテナ船へ積み込む場合は、この積み卸しとは反対の動
作により行われる。
【0004】しかしながら、近年、コンテナ船がますま
す大型化して、従来のパナマックス船形よりも、はるか
に大きな船幅を有するスーパーパナマックスと呼ばれる
船形のコンテナ船が使用されるようになってきたため、
クレーンのブームを長くしなければならない。ブームが
長くなるとその分トロリの移動距離が長くなるが、コン
テナ中継台が固定されているため、コンテナ船とコンテ
ナ中継台との間の移動距離とコンテナ中継台と地上側設
備との移動距離とが不均一となり、コンテナ中継台と地
上側設備との間の荷役時間が短縮されてもコンテナ船と
コンテナ中継台との間の荷役時間が追いつかず、作業効
率を十分に向上させられないという問題があった。
【0005】そこで本願出願人は、これらの課題を解決
するため、平成7年12月25日に、図6に示すコンテ
ナクレーンについて特許出願した(特願平7−3372
11(未公開))。図は特願平7−337211に開示
されたコンテナクレーンの正面図で、1はコンテナクレ
ーンで、岸壁2に沿って敷設された走行レール3上を走
行する。4はコンテナクレーンの後脚であり、5は前脚
である。6はこの後脚4および前脚5の上部に前記走行
レール3と直交するように水平に設けられた主ガーダで
ある。7はこの主ガーダ6に海側に張り出すように設け
られたブームで、起伏可能に連接されている。主ガーダ
6とブーム7とでクレーンガーダ8を構成する。9はク
レーンガーダ8上を移動可能に設けられた第1トロリで
ある。10はコンテナ21の吊り具であるスプレッダ
で、第1トロリ9にロープ11により吊り下げられ、図
示しない巻上装置により昇降可能に設けられている。1
2はクレーンガーダ8上を移動可能に設けられた第2ト
ロリである。13は第2トロリ12に設けられたスプレ
ッダで、ロープ14により吊り下げられ、図示しない巻
上装置により昇降可能に設けられている。15は移動台
車16により移動可能に設けられた運転室である。17
は第1トロリ9と第2トロリ12との間に移動可能に設
けられたトラバーサで、その下部にはコンテナ中継台1
7aを設けている。18は後脚4に設けられたコンテナ
ガイドで、主ガーダ6の下方部に位置するように設けら
れている。19はこのコンテナガイド18の下方部の岸
壁2上に設けられた地上側設備の高架軌条で、その上面
には無人台車25が移動可能に載置されている。20は
後脚4と前脚5の略中間を結ぶ連結ビームである。
【0006】このようなコンテナクレーンにより、コン
テナの積み卸しを行うには、第1トロリ9および第2ト
ロリ12は、それぞれのコンテナの上方位置に停止して
コンテナの吊り上げ吊り降ろしに呼応し、それらの間を
トラバーサが横行してコンテナの受け渡しを行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
7−337211に開示されたコンテナクレーンで、第
1トロリをコンテナ船の上方に、第2トロリを地上側設
備の上方に停止してコンテナの積み卸しをする場合、コ
ンテナ船の海側の船倉の上方区画ではスプレッダの昇降
距離が短いので昇降時間は短く、反対に第1トロリと第
2トロリとの間のトラバーサの移動距離は長いのでトラ
バーサの往復時間が長くなる。一方、岸壁側の船倉の区
画との間では船倉の区画が上下方向いずれであってもト
ラバーサの移動距離は短いので往復時間が短くなる。し
たがって、第1トロリのコンテナ船との間のコンテナの
積み卸し時間と、トラバーサの第2トロリとの間の往復
時間とが不均一となり、荷役を行う船倉の区画によって
は第1トロリの荷役時間にトラバーサの荷役時間が追い
つかず、第1トロリに待ち時間が生じてコンテナ船の荷
役作業効率を十分に向上させられないという問題があ
り、より一層の向上が求められている。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、荷役を行ういかなる船倉の区
画においても第1トロリまたは第2トロリに待ち時間が
生じることなく、荷役作業効率の向上を図れるコンテナ
クレーンを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願第1発明によれば、クレーンガーダ上を移動す
るトロリを有し、該トロリに吊り下げられたスプレッダ
によりコンテナを吊り上げ吊り降ろしをしてコンテナ船
に積み卸しを行うコンテナクレーンであって、前記クレ
ーンガーダ上に移動可能に第1トラバーサと第2トラバ
ーサとを設け、かつ、クレーンガーダ上の第1トラバー
サよりも海側に、コンテナ船と第1トラバーサとの間で
コンテナの受け渡しを行う移動可能な第1トロリを設け
るとともに、前記クレーンガーダ上の第2トラバーサよ
りも陸側に、第2トラバーサと地上設備との間でコンテ
ナの受け渡しを行う移動可能な第2トロリを設け、前記
第1トラバーサまたは第2トラバーサのいずれか一方
に、自己が受け取ったコンテナを相手のトラバーサに受
け渡すコンテナ移載装置を設けたコンテナクレーンが提
供される。
【0010】本願第2発明によれば、前記第1トラバー
サまたは第2トラバーサにコンテナ移載装置を設けるの
に代えて、第1トラバーサと第2トラバーサとの間でコ
ンテナの受け渡しを行うコンテナ移載装置を有する。
【0011】上述のように構成されたコンテナクレーン
によれば、クレーンガーダ上に2基のトラバーサを移動
可能に設け、第1トラバーサと第2トラバーサとの間の
移動距離を相互に調節しながら、第1トロリとコンテナ
船との間のスプレッダの昇降時間と、第1トロリと第2
トロリとの間のトラバーサを介したコンテナの受け渡し
時間との差を少なくしたので、第1トロリまたは第2ト
ロリに待ち時間が無くなり、荷役のサイクルタイムを最
短にしてコンテナの荷役効率をより向上させることがで
きる。
【0012】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形
態について図面を参照して説明する。図1ないし図3は
本発明の一実施形態を示すもので、図1はコンテナクレ
ーンの正面図、図2は図1のA−A矢視図、図3は第1
トラバーサと第2トラバーサの側面図である。なお、図
6と同じ部材については同じ符号を付しており、重複す
るので説明を省略する。
【0013】図1において、1はコンテナクレーンで、
岸壁2に沿って敷設された走行レール3上を走行する。
4はコンテナクレーンの後脚であり、5は前脚である。
6はこの後脚4および前脚5の上部に前記走行レール3
と直交するように水平に設けられた主ガーダである。7
はこの主ガーダ6に海側に張り出すように設けられたブ
ームで、起伏可能に連接されている。主ガーダ6とブー
ム7とでクレーンガーダ8を構成する。クレーンガータ
8は、図2に示すように、2本の主桁6aによりその主
要部が構成されている。6bはこの主桁6aの下端に主
桁6aと直交するように水平に設けられた張出部材で、
この張出部材6bの両端には主桁6aに沿うように図示
しないレールが敷設されている。9は張出部材6bの内
端上に敷設したレール上を移動可能に設けられた第1ト
ロリである。9aは第1トロリ9の上端に上方に突出す
るように配設された突出部材である。9bは第1トロリ
9の移動用車輪で、突出部材9aに配設され、レール上
を移動する。10はコンテナ21の吊り具であるスプレ
ッダで、第1トロリ9にロープ11により吊り下げら
れ、図示しない巻上装置により昇降可能に設けられてい
る。12はクレーンガータ8の張出部材6bの内端上に
敷設したレール上を移動可能に設けられた第2トロリで
ある。13は第2トロリ12に設けられたスプレッダ
で、ロープ14により吊り下げられ、図示しない巻上装
置により昇降可能に設けられている。15は運転室で、
図示しない移動台車に支持されてクレーンガーダ8上を
移動する。なお、運転室15は、荷役作業中はクレーン
ガーダ8上の任意の位置に停止して、運転者は荷役の作
業状況を監視する。
【0014】17は第1トラバーサで、図2に示すよう
に、前記張出部材6bの外端上に敷設した図示しないレ
ール上をU字状の上端に配設した車輪17bを介して移
動可能に設けられており、その下部にはコンテナ21を
載置するコンテナ中継台17aを設けている。
【0015】26は第2トラバーサで、前記第1トラバ
ーサ17と同様にクレーンガーダ8上の張出部材6bの
外端上に敷設した図示しないレール上をU字状の上端に
配設した車輪を介して移動可能に設けられており、その
下部にはコンテナ21を載置するコンテナ中継台26a
を設けている。また、このコンテナ中継台26aにはコ
ンテナ移載装置27が配設されている。
【0016】前記コンテナ移載装置27は、図4に示す
ように、コンテナ中継台26aに立設した油圧シリンダ
27dに昇降可能に支持された固定フォーク27aと、
この固定フォーク27a上に配設した中間フォーク27
bと、この中間フォーク27b上に配設した先端フォー
ク27cとにより、紙面上、右側に伸縮可能に構成さ
れ、かつ、固定フォーク27aと中間フォーク27bの
先後端にそれぞれスプロケット27e,27f,27
g,27hを回転可能に取り付け、中間フォーク27b
の後端にローラチェーン27iの一端を固定してこのロ
ーラチェーン27iを固定フォーク27a先端と後端の
スプロケット27e,27fに順に掛け廻した後、ロー
ラチェーン27iの他端を中間フォーク27bの先端に
固定して、スプロケット27e,27fが回転するとロ
ーラチェーン27iにより中間フォーク27bが前後方
向に移動するようにし、固定フォーク27a後端にロー
ラチェーン27jの一端を固定してこのローラチェーン
27jを中間フォーク27b先端のスプロケット27g
に掛け廻した後、ローラチェーン27jの他端を先端フ
ォーク27c後端に固定して中間フォーク27bが前方
へ移動するとローラチェーン27jを介して先端フォー
ク27cが前方に移動するようにし、さらに、固定フォ
ーク27a先端にローラチェーン27kの一端を固定
し、このローラチェーン27kを中間フォーク27b後
端のスプロケット27hに掛け廻した後、ローラチェー
ン27kの他端を先端フォーク27c先端に固定して中
間フォーク27bが後方へ移動するとローラチェーン2
7kを介して先端フォーク27cが後方に移動するよう
にし、さらに、固定フォーク27aの下部にモータ27
mを固着し、モータ27mの回転軸に取り付けたスプロ
ケット27nと固定フォーク27a先端のスプロケット
27eと同軸上に設けられた図示しないスプロケット間
にループ状のローラチェーン27pを掛け廻して、モー
タ27mを駆動してコンテナ移載装置27を前後方向に
伸縮するようになっている。このようにして、図3に示
すように、第1トラバーサ17と第2トラバーサ26と
は互いに接近し、第2トラバーサ26のコンテナ移載装
置27により第1トラバーサ17上のコンテナ21を第
2トラバーサ26に受け渡す。なお、コンテナ移載装置
27を第2トラバーサ26に設けた例について説明した
が、これはブーム7が前脚5より海側に張り出す形式の
片持構造物なので、第2トラバーサ26より海側にある
第1トラバーサ17が軽い方が構造物への荷重負担が軽
くなるためであるが、第1トラバーサ17側に設けても
よい。
【0017】コンテナガイド18は、後脚4に主ガーダ
6の下方部に位置するように設けられている。19はこ
のコンテナガイド18の下方部の岸壁2上に設けられた
地上側設備の高架軌条で、その上面には無人台車25が
移動可能に載置されている。20は後脚4と前脚5の略
中間を結ぶ連結ビームである(図1)。23はスプレッ
ダ10のシーブブロックであり、23aはシーブであ
る。24は第1トロリ9に設けたシーブである。
【0018】次に本実施形態の作用について述べる。前
記コンテナクレーン1を使用しての荷役作業について、
荷卸しの場合を例にして説明する。コンテナ船22が接
岸すると、起立していたブーム7を回動して水平に保持
する。第1トロリ9をクレーンガーダ8に沿ってコンテ
ナ船22の荷役するコンテナ21の上方に移動して停止
する。第1トラバーサ17と第2トラバーサ26とを、
第1トロリ9の位置を考慮しながら第1トロリ9と第2
トロリ12との間の移動時間が略均等になる最適の位置
まで移動して待機する。その状態で、第1トロリ9はス
プレッダ10を降ろしてコンテナ21を把持し、スプレ
ッダ10を巻き上げてコンテナ21を吊り上げ、停止す
る。スプレッダ10が巻き上げられると同時に第1トロ
リ9の近くに待機していた第1トラバーサ17を移動し
てコンテナ中継台17aが第1トロリ9の下方に位置す
るように位置合わせして停止する。次に第1トロリ9
は、スプレッダ10を降ろしてコンテナ21を第1トラ
バーサ17のコンテナ中継台17aの上に載置する。第
1トラバーサ17はコンテナ21を受け取ると第2トラ
バーサ17側に移動する。第1トロリ9は、コンテナ2
1をコンテナ中継台17aの上に移載し、第1トラバー
サ17が移動すると、引き続き、その列の次のコンテナ
21を荷役するためにスプレッダ10を降ろす。また、
第1トロリ9は、1列目のコンテナ21の荷役が終わる
と次の列のコンテナ21を荷役するため、次の列のコン
テナ21の上方に移動する。このように第1トロリ9
は、専らコンテナ船22上方の次に荷役するコンテナ2
1の上方位置に停止していて、各列毎にスプレッダ10
の巻き上げ、巻き下げを行って、コンテナ船22のコン
テナ21の積み卸しを行う。
【0019】第1トラバーサ17は、第1トロリ9から
コンテナ21を受け取ると第2トラバーサ26側に移動
し、接近して停止する。第2トラバーサ26は、コンテ
ナ移載装置27を作動して中間フォーク27bと先端フ
ォーク27cとを伸ばし、先端フォーク27cをコンテ
ナ21の下面に侵入させた後、油圧シリンダ27dによ
りコンテナ移載装置27を上昇させてコンテナ21を第
1トラバーサ17のコンテナ中継台17aからわずかに
浮かせ、中間フォーク27bと先端フォーク27cとを
引き込み、油圧シリンダ27dによりコンテナ移載装置
27を降下させてコンテナ中継台26aに載置する。
【0020】第2トラバーサ26は、第1トラバーサ1
7からコンテナ21を受け取ると、陸側で待機している
第2トロリ12側に移動してコンテナ中継台26aが第
2トロリ12の下方に位置するように位置合わせして停
止する。
【0021】第2トロリ12は、第2トラバーサ26が
下方に移動して停止するとスプレッダ13を降ろしてコ
ンテナ21を把持する。次に、スプレッダ13をわずか
に巻き上げ、第2トラバーサ26が第2トロリ12の下
方から移動するとスプレッダ13を降ろしてコンテナガ
イド18に案内させながらコンテナ21を高架軌条19
上の無人台車25上に載置し、無人台車25により所望
のコンテナヤードに搬送される。このように第2トロリ
12は、専らコンテナガイド18の上方に停止してい
て、スプレッダ13の巻き上げ、巻き下げのみを行う。
【0022】このようにしてコンテナ船22からの積み
卸し作業は繰り返して行われるが、反対にコンテナヤー
ドからコンテナ船22へ積み込む場合は、この積み卸し
とは反対の動作により行われる。
【0023】次に本願第2発明の実施形態について説明
する。図5は本願第2発明のコンテナクレーンの正面図
である。図1と同じ部材については、同じ符号を付して
おり、重複するので説明を省略する。図において、28
は移動可能な中継台で、前記第1トラバーサ17と第2
トラバーサ26との間に、第1トラバーサ17および第
2トラバーサ26と同様にクレーンガーダ8上の張出部
材6bの外端上に敷設した図示しないレール上をU字状
の上端に配設した車輪を介して移動可能に設けられてお
り、その下部にはコンテナ21を載置するコンテナ中継
台28aを設けている。また、このコンテナ中継台28
aには、第1トラバーサ17または第2トラバーサ26
との間でコンテナ21を受け渡すコンテナ移載装置27
が配設されている。このコンテナ移載装置27は、前記
第2トラバーサ26に配設したコンテナ移載装置27と
同様の構成を有している。そして、第2トラバーサ26
のコンテナ移載装置27が紙面上、右側に伸縮するのに
対し、このコンテナ移載装置27は、第1トラバーサ1
7と第2トラバーサ26との間でコンテナ21の受け渡
しを行うので、左右いずれの方向にも伸縮する。
【0024】本第2発明の実施形態の作用については、
本発明の第1トラバーサ17と第2トラバーサ26との
間に、左右方向に伸縮するコンテナ移載装置27を有す
る中継台28を移動可能に設け、中継台28により第1
トラバーサ17で搬送されてきたコンテナ21を、一
旦、中継台28で受け取り、さらに第2トラバーサ26
へ受け渡すように追加したもので、他は本発明の実施形
態の作用と実質的に同じであり、説明を省略する。
【0025】なお、前記実施形態の作用とは別に、コン
テナ船22の船幅が小さい場合やコンテナ船22の船倉
の岸壁側の区画の荷役をするようなときには、トラバー
サの往復時間より、トロリの吊り上げ吊り下げ時間の方
が長くなる場合があり、そのときには中継台28または
第2トラバーサ26を、クレーンガーダ8のコンテナガ
イド18の上方よりも陸側であって、第2トロリ12と
地上側設備との間でコンテナ21の受け渡しをするのに
障害にならない位置に待機するようにしてもよい。
【0026】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
し得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンテナクレーンのクレーンガーダ上に、コンテナ中継
台を有する第1トラバーサと、コンテナ移載装置を配設
したコンテナ中継台を有する第2トラバーサとを移動可
能に設けるとともに同じクレーンガーダ上に、第1トロ
リおよび第2トロリも各別に移動可能に設けてコンテナ
の荷役作業を行うようにし、また、第1トラバーサと第
2トラバーサとの間にコンテナ移載装置を配設した移動
可能な中継台を設けたので、第1トロリと第2トロリお
よび各トラバーサの作業時間を略均等にでき、したがっ
て、第1トロリまたは第2トロリに待ち時間を生じるこ
とがなく、コンテナ荷役の作業時間を短縮して作業効率
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナクレーンの正面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】第1トラバーサと第2トラバーサの側面図であ
る。
【図4】コンテナ移載装置の側面図で、フォークが伸長
した状態を示す図である。
【図5】本願第2発明のコンテナクレーンの正面図であ
る。
【図6】特願平7−337211に開示されたコンテナ
クレーンの正面図である。
【符号の説明】
1 コンテナクレーン 2 岸壁 3 レール 4 後脚 5 前脚 6 主ガーダ 6a 主桁 6b 張出部材 7 ブーム 8 クレーンガーダ 9 第1トロリ 9a 突出部材 9b 車輪 10 スプレッダ 11 ロープ 12 第2トロリ 13 スプレッダ 14 ロープ 15 運転室 17 第1トラバーサ 17a コンテナ中継台 18 コンテナガイド 19 高架軌条 20 連結ビーム 21 コンテナ 22 コンテナ船 23 シーブブロック 25 無人台車 26 第2トラバーサ 26a コンテナ中継台 27 コンテナ移載装置 27a 固定フォーク 27b 中間フォーク 27c 先端フォーク 28 中継台 28a コンテナ中継台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンガーダ上を移動するトロリを有
    し、該トロリに吊り下げられたスプレッダによりコンテ
    ナを吊り上げ吊り降ろしをしてコンテナ船に積み卸しを
    行うコンテナクレーンであって、前記クレーンガーダ上
    に移動可能に第1トラバーサと第2トラバーサとを設
    け、かつ、クレーンガーダ上の第1トラバーサよりも海
    側に、コンテナ船と第1トラバーサとの間でコンテナの
    受け渡しを行う移動可能な第1トロリを設けるととも
    に、前記クレーンガーダ上の第2トラバーサよりも陸側
    に、第2トラバーサと地上設備との間でコンテナの受け
    渡しを行う移動可能な第2トロリを設け、前記第1トラ
    バーサまたは第2トラバーサのいずれか一方に、自己が
    受け取ったコンテナを相手のトラバーサに受け渡すコン
    テナ移載装置を設けたことを特徴とするコンテナクレー
    ン。
  2. 【請求項2】 前記第1トラバーサまたは第2トラバー
    サにコンテナ移載装置を設けるのに代えて、第1トラバ
    ーサと第2トラバーサとの間でコンテナの受け渡しを行
    うコンテナ移載装置を有する移動可能な中継台を設けた
    請求項1記載のコンテナクレーン。
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