JPH0958974A - 岸壁クレーン装置 - Google Patents

岸壁クレーン装置

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Publication number
JPH0958974A
JPH0958974A JP21454295A JP21454295A JPH0958974A JP H0958974 A JPH0958974 A JP H0958974A JP 21454295 A JP21454295 A JP 21454295A JP 21454295 A JP21454295 A JP 21454295A JP H0958974 A JPH0958974 A JP H0958974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quay
trolley
traveling frame
jib
cargo
Prior art date
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Pending
Application number
JP21454295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Okano
茂 岡野
Masayoshi Tanaka
正吉 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
IHI Transport Machinery Co Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by IHI Corp, Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd filed Critical IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロリー移動範囲を短くすることにより、荷
役効率などを向上し得るようにする。 【解決手段】 走行フレーム30と岸壁25の端部26
との間に、荷物搬送装置27が出入可能な荷受場所28
を設けることにより、船舶37から荷受場所28までの
トロリー移動範囲60を最短距離として、その分、荷役
効率を向上できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岸壁クレーン装置
に関するものである。より詳しくは、荷役効率を向上し
得るようにした岸壁クレーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】岸壁に接岸された船舶への荷物の積み込
みや、船舶から陸上への荷物の陸揚げを行わせるため
に、岸壁クレーン装置が使用されている。
【0003】従来の岸壁クレーン装置は、図3に示すよ
うに、岸壁1の端部2に沿って敷設されたレール3の上
を走行可能な走行フレーム4と、走行フレーム4の海5
側の部分に、ウインチなどのブーム起伏装置6によって
起伏可能にその後端部を枢着されたブーム7と、ブーム
7の後端部に一端部を連結されると共に、他端部が、走
行フレーム4の背面側に設けられた、トレーラなどの荷
物搬送装置8が出入可能な荷受場所9まで延びる水平な
ガーダー10と、ブーム7及びガーダー10に沿って、
岸壁1に接岸された船舶11と荷受場所9との間を往復
移動可能なトロリー12と、トロリー12に、ウインチ
などの荷物昇降装置13によって昇降可能に取付けられ
た荷受治具14とで構成されている。
【0004】尚、15はトロリー12に設けられた操作
室、16はガーダー10に設けられた、ブーム起伏装置
6や荷物昇降装置13を収容する機械室、17はブーム
起伏装置6の起伏用ワイヤ、18は荷物昇降装置13の
昇降用ワイヤ、19は走行フレーム4の頂部とブーム7
の先端近傍部との間を接続する屈折伸長可能なテンショ
ンバー、20は走行フレーム4の頂部とガーダー10と
の間を接続するバックステー、21はトロリー移動範
囲、22はトロリー移動範囲21のうちのアウトリーチ
部、23はトロリー移動範囲21のうちのバックリーチ
部、24はコンテナなどの荷物である。
【0005】斯かる構成によれば、先ず、岸壁1の端部
2に敷設されたレール3に沿って走行フレーム4を移動
させることにより、船舶11の接岸予定位置へ走行フレ
ーム4を予め配置させる。
【0006】次に、ウインチなどのブーム起伏装置6を
駆動して起伏用ワイヤ17を巻取らせることにより、図
3に仮想線で示すようにブーム7を起立させて、接岸中
の船舶11が干渉しないようにし、その後、船舶11が
接岸されたら、ウインチなどのブーム起伏装置6を駆動
して起伏用ワイヤ17を巻戻させることにより、図3に
実線で示すようにブーム7を水平に倒伏させ、使用可能
な状態とする。
【0007】この状態で、ブーム7及びガーダー10に
沿って、岸壁1に接岸された船舶11と走行フレーム4
の背面側の荷受場所9との間でトロリー12を往復移動
させ、この時、ウインチなどの荷物昇降装置13によっ
て荷受治具14を昇降させて、荷受治具14でコンテナ
などの荷物24を吊上げたり吊り降ろしたりすることに
より、船舶11と荷受場所9へ搬入されたトレーラなど
の荷物搬送装置8との間で荷物24の受け渡しを行わせ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の岸壁クレーン装置には、以下のような問題があっ
た。
【0009】即ち、走行フレーム4の背面側に、トレー
ラなどの荷物搬送装置8が出入可能な荷受場所9を設け
ていたので、船舶11から荷受場所9までのトロリー移
動範囲21が長くなり、その分、荷役効率が低下すると
共に、トロリー移動範囲21をブーム7とガーダー10
に分割する必要が生じ、トロリー12がブーム7とガー
ダー10間の継目を乗り移る時に荷物24にショックを
与える可能性が高かった。
【0010】又、トロリー移動範囲21が長いので、装
置全体が大型となり、十分に整備された岸壁にレール3
を敷設するなどして用意するなどしなければ、設置する
ことができなかった。
【0011】本発明は、上述の実情に鑑み、トロリー移
動範囲を短くすることにより、上記各問題を解消し得る
ようにした岸壁クレーン装置を提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、荷物搬送装置
が出入可能な荷受場所を岸壁の端部に設け得るよう岸壁
の端部から離れた位置に配置された走行フレームと、走
行フレームの海側の部分に起伏可能に枢着されたジブ
と、ジブに沿って、岸壁に接岸された船舶と岸壁の端部
の荷受場所との間を往復移動可能なトロリーと、トロリ
ーに昇降可能に取付けられた荷受治具とを備えたことを
特徴とする岸壁クレーン装置にかかるものである。
【0013】この場合において、走行フレームが岸壁を
自在に走行可能なタイヤを備えるようにしても良い。
【0014】又、荷受治具がコンテナを把持可能なコン
テナ把持具であっても良い。
【0015】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0016】先ず、走行フレームに取付けられたタイヤ
を駆動することにより、走行フレームを走行させ、岸壁
における船舶の接岸予定位置へ走行フレームを予め配置
させる。
【0017】次に、ジブを起立させて、接岸中の船舶が
干渉しないようにし、その後、船舶が接岸されたら、ジ
ブを水平に倒伏させて、使用可能な状態とする。
【0018】この状態で、ジブに沿って、岸壁に接岸さ
れた船舶と走行フレームの背面側の荷受場所との間でト
ロリーを往復移動させ、併せて、荷受治具を昇降させ
て、荷受治具でコンテナなどの荷物を吊上げたり吊り降
ろしたりさせることによって、船舶と荷受場所へ搬入さ
れた荷物搬送装置との間で荷物の受け渡しを行わせる。
【0019】このように、走行フレームと岸壁の端部と
の間に、荷物搬送装置が出入可能な荷受場所を設けるよ
うにしたので、船舶から荷受場所までのトロリー移動範
囲が最短距離となり、その分、荷役効率が向上する。
【0020】同時に、トロリー移動範囲が最短距離とな
るので、1本もののジブのみでトロリー移動範囲をカバ
ーすることができるようになり、よって、トロリーがレ
ールの継目を乗り移る時に荷物にショックを与えるよう
なことを防止することができる。
【0021】更に、トロリー移動範囲が短いので、装置
全体を小型化して、タイヤで走行させるタイヤマウント
方式とすることができるようになるため、地方の小規模
な岸壁に対しても、レールなどを敷設することなく設置
することができるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例と共に説明する。
【0023】図1・図2は、本発明の実施の形態の一例
である。
【0024】岸壁25の端部26に、トレーラや台車や
ストラドルキャリア(コンテナ専用の搬送機)などの荷
物搬送装置27が出入可能な荷受場所28を設ける。
【0025】岸壁25の端部26から荷受場所28の分
だけ離れた位置に、タイヤ29によって、余り整備され
ていない岸壁25であっても自在に走行可能なタイヤマ
ウント式の走行フレーム30を配置する。
【0026】走行フレーム30の海31側の部分にジブ
32の後端を起伏可能に枢着し、ウインチなどのジブ起
伏装置33に巻取られた起伏用ワイヤ34の先端をシー
ブ35、及び、ジブ32に取付けられたシーブ36を介
して走行フレーム30の頂部に固定する。
【0027】ジブ32に沿って、岸壁25に接岸された
船舶37と岸壁25の端部26の荷受場所28との間を
往復移動可能なトロリー38を設け、ウインチなどのト
ロリー移動装置39に巻取られた移動用ワイヤ61の一
端部を、シーブ40〜42を介してトロリー38の前端
部に固定し、移動用ワイヤ61の他端部を、シーブ43
を介してトロリー38の後端部に固定する。
【0028】更に、トロリー38に荷受治具44を昇降
可能に取付け、ウインチなどの荷物昇降装置45に巻取
られた昇降用ワイヤ46の先端をシーブ47〜50を介
してジブ32の先端に固定する。
【0029】前記荷受治具44は、木材を把持可能な木
材把持具や、鋼材を把持可能な鋼材把持具や、コンテナ
などの荷物51を把持可能なコンテナ把持具などとする
ことができる。
【0030】尚、52は走行フレーム30のバランスウ
エイト及び走行駆動装置、53は走行フレーム30のア
ウトリガー、54は走行フレーム30のジブ32枢着部
近傍に取付けられた操作室、55は走行フレーム30の
背面に取付けられた支持フレーム、56は支持フレーム
55に取付けられたジブ起伏装置33や荷物昇降装置4
5を収容するための機械室、57は支持フレーム55に
取付けられたバランスウエイトである。
【0031】又、58は走行フレーム30の頂部とジブ
32の先端近傍部との間を接続する屈折伸長可能なテン
ションバー、59は走行フレーム30の頂部と支持フレ
ーム55との間を接続するバックステー、60はトロリ
ー移動範囲である。
【0032】次に、本実施の形態の作動について説明す
る。
【0033】先ず、走行駆動装置52により走行フレー
ム30に取付けられたタイヤ29を駆動することによ
り、走行フレーム30を走行させ、岸壁25における船
舶37の接岸予定位置へ走行フレーム30を予め配置さ
せる。
【0034】次に、ウインチなどのジブ起伏装置33を
駆動して起伏用ワイヤ34を巻取らせることにより、図
2に仮想線で示すようにジブ32を起立させて、接岸中
の船舶37が干渉しないようにし、その後、船舶37が
接岸されたら、ウインチなどのジブ起伏装置33を駆動
して起伏用ワイヤ34を巻戻させることにより、図2に
実線で示すようにジブ32を水平に倒伏させて、使用可
能な状態とする。
【0035】この状態で、ウインチなどのトロリー移動
装置39を駆動して移動用ワイヤ61を移動させること
により、ジブ32に沿って、岸壁25に接岸された船舶
37と走行フレーム30の前面側の荷受場所28との間
でトロリー38を往復移動させる。
【0036】このとき同時に、ウインチなどの荷物昇降
装置45を駆動して昇降用ワイヤ46を巻取られる或い
は繰出させることにより、荷受治具44を昇降させて、
荷受治具44でコンテナや木材や鋼材などの荷物51を
吊上げたり吊り降ろしたりさせ、よって、船舶37と荷
受場所28へ搬入されたトレーラや台車やストラドルキ
ャリアなどの荷物搬送装置27との間で荷物51の受け
渡しを行わせる。
【0037】このように、走行フレーム30と岸壁25
の端部26との間に、トレーラや台車やストラドルキャ
リアなどの荷物搬送装置27が出入可能な荷受場所28
を設けるようにしたので、船舶37から荷受場所28ま
でのトロリー移動範囲60が最短距離となり、その分、
荷役効率が向上する。
【0038】同時に、トロリー移動範囲60が最短距離
となるので、1本もののジブ32のみでもトロリー移動
範囲60を十分カバーすることができるようになり、よ
って、トロリー38がレールの継目を乗り移る時に荷物
51にショックを与えるようなことを防止することがで
きる。
【0039】更に、トロリー移動範囲60が短いので、
装置全体を小型化してタイヤ29で走行させるタイヤマ
ウント方式とすることができるようになり、地方の小規
模な岸壁25に対しても、レールなどを敷設することな
く設置することができるようになる。
【0040】尚、本発明は、上述の実施の形態にのみ限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の岸壁クレ
ーン装置によれば、トロリー移動範囲を短くすることに
より、荷役効率を向上することができ、又、トロリーが
レールの継目を乗り越えて荷物にショックを与えるよう
なことをなくすことができ、且つ、設備を小型化してタ
イヤで移動可能なタイヤマウント方式とすることができ
るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の全体斜視図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】従来例の側面図である。
【符号の説明】
25 岸壁 26 端部 27 荷物搬送装置 28 荷受場所 29 タイヤ 30 走行フレーム 31 海 32 ジブ 33 ジブ起伏装置 37 船舶 38 トロリー 44 荷受治具 51 コンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物搬送装置が出入可能な荷受場所を岸
    壁の端部に設け得るよう岸壁の端部から離れた位置に配
    置された走行フレームと、走行フレームの海側の部分に
    起伏可能に枢着されたジブと、ジブに沿って、岸壁に接
    岸された船舶と岸壁の端部の荷受場所との間を往復移動
    可能なトロリーと、トロリーに昇降可能に取付けられた
    荷受治具とを備えたことを特徴とする岸壁クレーン装
    置。
  2. 【請求項2】 走行フレームが岸壁を自在に走行可能な
    タイヤを備えた請求項1記載の岸壁クレーン装置。
  3. 【請求項3】 荷受治具がコンテナを把持可能なコンテ
    ナ把持具である請求項1又は2記載の岸壁クレーン装
    置。
JP21454295A 1995-08-23 1995-08-23 岸壁クレーン装置 Pending JPH0958974A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21454295A JPH0958974A (ja) 1995-08-23 1995-08-23 岸壁クレーン装置

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ID=16657471

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081574A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 橋形クレーン
KR200448240Y1 (ko) * 2008-03-15 2010-03-25 엄부섭 다용도 타워 크레인
CN104803290A (zh) * 2015-04-21 2015-07-29 青岛港国际股份有限公司 一种岸桥提升机构和采用其提升岸桥构件的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003081574A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 橋形クレーン
KR200448240Y1 (ko) * 2008-03-15 2010-03-25 엄부섭 다용도 타워 크레인
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A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A02 Decision of refusal

Effective date: 20040629

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