JPH09263385A - コンテナクレーンのコンテナガイド - Google Patents
コンテナクレーンのコンテナガイドInfo
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- JPH09263385A JPH09263385A JP7285996A JP7285996A JPH09263385A JP H09263385 A JPH09263385 A JP H09263385A JP 7285996 A JP7285996 A JP 7285996A JP 7285996 A JP7285996 A JP 7285996A JP H09263385 A JPH09263385 A JP H09263385A
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- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上部ガイド，中間ガイドおよび下部ガイドか
らなるコンテナガイドを設け、中間ガイドと下部ガイド
とを略水平方向に平行移動可能にした。 【解決手段】 クレーンガーダ上を移動するトロリを有
し、該トロリに吊り下げられたスプレッダによりコンテ
ナを吊り上げ吊り降ろしをしてコンテナ船に積み込みま
たは積み卸しを行うコンテナクレーンに設けられ、コン
テナをシャーシに積み込みまたは積み卸しを行う際にコ
ンテナを案内するコンテナガイドであって、上端をコン
テナの横行の障害にならない位置までクレーンガーダの
下面に接近させてコンテナクレーンの脚部に固定した上
部ガイドと、上端を上部ガイドの下端部に係止部材によ
り傾動可能に枢着した中間ガイドと、上端を中間ガイド
の下端部に係止部材により傾動可能に枢着するとともに
脚部に装着された移動手段により略水平方向に平行移動
可能に保持した下部ガイドとから構成されている。
らなるコンテナガイドを設け、中間ガイドと下部ガイド
とを略水平方向に平行移動可能にした。 【解決手段】 クレーンガーダ上を移動するトロリを有
し、該トロリに吊り下げられたスプレッダによりコンテ
ナを吊り上げ吊り降ろしをしてコンテナ船に積み込みま
たは積み卸しを行うコンテナクレーンに設けられ、コン
テナをシャーシに積み込みまたは積み卸しを行う際にコ
ンテナを案内するコンテナガイドであって、上端をコン
テナの横行の障害にならない位置までクレーンガーダの
下面に接近させてコンテナクレーンの脚部に固定した上
部ガイドと、上端を上部ガイドの下端部に係止部材によ
り傾動可能に枢着した中間ガイドと、上端を中間ガイド
の下端部に係止部材により傾動可能に枢着するとともに
脚部に装着された移動手段により略水平方向に平行移動
可能に保持した下部ガイドとから構成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナクレーン
のコンテナガイドに係るもので、特にコンテナ埠頭等の
岸壁に設置され、コンテナ船およびシャーシ（トレー
ラ）にコンテナを積込みまたは積卸しを行う際に、コン
テナを案内するコンテナクレーンのコンテナガイドに関
するものである。
のコンテナガイドに係るもので、特にコンテナ埠頭等の
岸壁に設置され、コンテナ船およびシャーシ（トレー
ラ）にコンテナを積込みまたは積卸しを行う際に、コン
テナを案内するコンテナクレーンのコンテナガイドに関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】コンテナ埠頭等の岸壁に設置され、接岸
したコンテナ船との間でコンテナの積込みまたは積卸し
を行う荷役装置として、従来からコンテナクレーンが使
用されている。また、このコンテナクレーンには、コン
テナの吊り上げ吊り降ろしを行う際にコンテナを案内す
るコンテナガイドが設けられている。
したコンテナ船との間でコンテナの積込みまたは積卸し
を行う荷役装置として、従来からコンテナクレーンが使
用されている。また、このコンテナクレーンには、コン
テナの吊り上げ吊り降ろしを行う際にコンテナを案内す
るコンテナガイドが設けられている。
【０００３】図５は従来のコンテナガイドを設けたコン
テナクレーンの正面図である。ａはコンテナクレーン
で、岸壁ｂに沿って敷設された走行レールｃ上を走行す
る。ｄはコンテナクレーンの前脚であり、ｅは後脚であ
る。ｆはこの前脚ｄおよび後脚ｅの上部に前記走行レー
ルｃと直交するように水平に設けられたガーダである。
ｇはこのガーダｆの海側に張り出すように設けられたブ
ームで、上下方向に回動可能に連接されている。そし
て、コンテナ船ｑが接岸するときは、その接岸に障害と
ならないように回動して上方に起立し、荷役作業を行う
ときは、回動してコンテナ船ｑ上に張り出すようにして
水平に保持される。ｈはこれらガーダｆおよびブームｇ
上を移動可能に設けられたトロリである。ｉはコンテナ
ｏの吊り具であるスプレッダで、このトロリｈにロープ
ｍにより吊り下げられ、図示しない巻上装置により昇降
可能に設けられている。ｊは前記前脚ｄおよび後脚ｅの
略中間に前記ガーダｆと同様に設けられた中間梁であ
る。ｋは後脚ｅに設けられたコンテナガイドで、上端が
中間梁ｊの位置よりも下方に設けられている。ｎは岸壁
ｂ上を移動してコンテナｏを搬送するシャーシである。
なお、ｐはトロリｈに設けられた運転室である。
テナクレーンの正面図である。ａはコンテナクレーン
で、岸壁ｂに沿って敷設された走行レールｃ上を走行す
る。ｄはコンテナクレーンの前脚であり、ｅは後脚であ
る。ｆはこの前脚ｄおよび後脚ｅの上部に前記走行レー
ルｃと直交するように水平に設けられたガーダである。
ｇはこのガーダｆの海側に張り出すように設けられたブ
ームで、上下方向に回動可能に連接されている。そし
て、コンテナ船ｑが接岸するときは、その接岸に障害と
ならないように回動して上方に起立し、荷役作業を行う
ときは、回動してコンテナ船ｑ上に張り出すようにして
水平に保持される。ｈはこれらガーダｆおよびブームｇ
上を移動可能に設けられたトロリである。ｉはコンテナ
ｏの吊り具であるスプレッダで、このトロリｈにロープ
ｍにより吊り下げられ、図示しない巻上装置により昇降
可能に設けられている。ｊは前記前脚ｄおよび後脚ｅの
略中間に前記ガーダｆと同様に設けられた中間梁であ
る。ｋは後脚ｅに設けられたコンテナガイドで、上端が
中間梁ｊの位置よりも下方に設けられている。ｎは岸壁
ｂ上を移動してコンテナｏを搬送するシャーシである。
なお、ｐはトロリｈに設けられた運転室である。
【０００４】次に、前記コンテナクレーンａを使用して
の荷役作業について、荷卸しの場合を例にして説明す
る。前記ブームｇが水平に保持された状態で、トロリｈ
をガーダｆおよびブームｇに沿ってコンテナ船ｑの荷役
するコンテナｏの上方に移動して停止し、スプレッダｉ
を降ろしてコンテナｏを把持する。次に、スプレッダｉ
を吊り上げてトロリｈを移動してコンテナガイドｋ上方
で停止し、スプレッダｉを降ろしてコンテナｏをコンテ
ナガイドｋで案内しながら岸壁ｂ上で待機しているシャ
ーシｎの上に載置する。シャーシｎに載置されたコンテ
ナｏは、シャーシｎによって所望のコンテナヤードに搬
送される。
の荷役作業について、荷卸しの場合を例にして説明す
る。前記ブームｇが水平に保持された状態で、トロリｈ
をガーダｆおよびブームｇに沿ってコンテナ船ｑの荷役
するコンテナｏの上方に移動して停止し、スプレッダｉ
を降ろしてコンテナｏを把持する。次に、スプレッダｉ
を吊り上げてトロリｈを移動してコンテナガイドｋ上方
で停止し、スプレッダｉを降ろしてコンテナｏをコンテ
ナガイドｋで案内しながら岸壁ｂ上で待機しているシャ
ーシｎの上に載置する。シャーシｎに載置されたコンテ
ナｏは、シャーシｎによって所望のコンテナヤードに搬
送される。
【０００５】このようにしてコンテナ船ｑからの積み卸
し作業は繰り返して行われるが、反対にコンテナヤード
からコンテナ船ｑへ積み込む場合は、この積み卸しとは
反対の動作により行われる。
し作業は繰り返して行われるが、反対にコンテナヤード
からコンテナ船ｑへ積み込む場合は、この積み卸しとは
反対の動作により行われる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のコンテナガイドは、中間梁より下方に設けられてい
るため、クレーンガーダとコンテナガイドの上端との間
には長い間隔がある。したがって、コンテナを吊り降ろ
す際、その間隔分スプレッダのロープ長さが長くなり揺
れが生じて、トロリを横行してコンテナガイドに位置合
わせしようとしても位置合わせが難しいため、コンテナ
降ろしに必要以上の時間がかかった。また、コンテナガ
イドの下端部においても、シャーシの停止位置が正確で
ないため、シャーシとの間での位置合わせが難しく、コ
ンテナの吊り降ろし吊り上げが円滑に行われないという
問題があった。
成のコンテナガイドは、中間梁より下方に設けられてい
るため、クレーンガーダとコンテナガイドの上端との間
には長い間隔がある。したがって、コンテナを吊り降ろ
す際、その間隔分スプレッダのロープ長さが長くなり揺
れが生じて、トロリを横行してコンテナガイドに位置合
わせしようとしても位置合わせが難しいため、コンテナ
降ろしに必要以上の時間がかかった。また、コンテナガ
イドの下端部においても、シャーシの停止位置が正確で
ないため、シャーシとの間での位置合わせが難しく、コ
ンテナの吊り降ろし吊り上げが円滑に行われないという
問題があった。
【０００７】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、コンテナをコンテナガイドま
で降ろす際、スプレッダのロープ長さを短くしてロープ
の揺れを少なくするとともに、コンテナガイドからシャ
ーシへの案内を円滑に行い、積み替え時間の短縮を図る
ようにしたコンテナクレーンのコンテナガイドを提供す
ることを目的とするものである。
ために創案されたもので、コンテナをコンテナガイドま
で降ろす際、スプレッダのロープ長さを短くしてロープ
の揺れを少なくするとともに、コンテナガイドからシャ
ーシへの案内を円滑に行い、積み替え時間の短縮を図る
ようにしたコンテナクレーンのコンテナガイドを提供す
ることを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、クレー
ンガーダ上を移動するトロリを有し、該トロリに吊り下
げられたスプレッダによりコンテナを吊り上げ吊り降ろ
しをしてコンテナ船に積み込みまたは積み卸しを行うコ
ンテナクレーンに設けられ、コンテナをシャーシに積み
込みまたは積み卸しを行う際にコンテナを案内するコン
テナガイドであって、上端をコンテナの横行の障害にな
らない位置までクレーンガーダの下面に接近させてコン
テナクレーンの脚部に固定した上部ガイドと、上端を上
部ガイドの下端部に係止部材により傾動可能に枢着した
中間ガイドと、上端を中間ガイドの下端部に係止部材に
より傾動可能に枢着するとともに脚部に装着された移動
手段により略水平方向に平行移動可能に保持した下部ガ
イドとから構成されたコンテナガイドを有することを特
徴とするコンテナクレーンのコンテナガイドが提供され
る。
ンガーダ上を移動するトロリを有し、該トロリに吊り下
げられたスプレッダによりコンテナを吊り上げ吊り降ろ
しをしてコンテナ船に積み込みまたは積み卸しを行うコ
ンテナクレーンに設けられ、コンテナをシャーシに積み
込みまたは積み卸しを行う際にコンテナを案内するコン
テナガイドであって、上端をコンテナの横行の障害にな
らない位置までクレーンガーダの下面に接近させてコン
テナクレーンの脚部に固定した上部ガイドと、上端を上
部ガイドの下端部に係止部材により傾動可能に枢着した
中間ガイドと、上端を中間ガイドの下端部に係止部材に
より傾動可能に枢着するとともに脚部に装着された移動
手段により略水平方向に平行移動可能に保持した下部ガ
イドとから構成されたコンテナガイドを有することを特
徴とするコンテナクレーンのコンテナガイドが提供され
る。
【０００９】本発明の好ましい実施形態によれば、上部
ガイドの上端は上方に向かって末広がり形状を有し、下
部ガイドの下端は下方に向かって末広がり形状を有す
る。
ガイドの上端は上方に向かって末広がり形状を有し、下
部ガイドの下端は下方に向かって末広がり形状を有す
る。
【００１０】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
上部ガイド，中間ガイドおよび下部ガイドの上端は上方
に向かって末広がり形状を有し、上部ガイド，中間ガイ
ドおよび下部ガイドの下端は下方に向かって末広がり形
状を有する。
上部ガイド，中間ガイドおよび下部ガイドの上端は上方
に向かって末広がり形状を有し、上部ガイド，中間ガイ
ドおよび下部ガイドの下端は下方に向かって末広がり形
状を有する。
【００１１】上述のように構成されたコンテナクレーン
のコンテナガイドによれば、コンテナクレーンの脚部に
固定した上部ガイドをできるだけ高く位置させるととも
に、移動可能な中間ガイドおよび下部ガイドとを有する
コンテナガイドを設けたので、コンテナをコンテナガイ
ドに吊り降ろす場合にロープの長さが短くて揺れが少な
く、コンテナガイドとシャーシとの位置合わせが容易と
なる。したがって、コンテナの吊り上げ吊り降ろしの際
にコンテナを案内し易くなり、コンテナの荷役効率を高
めることができる。
のコンテナガイドによれば、コンテナクレーンの脚部に
固定した上部ガイドをできるだけ高く位置させるととも
に、移動可能な中間ガイドおよび下部ガイドとを有する
コンテナガイドを設けたので、コンテナをコンテナガイ
ドに吊り降ろす場合にロープの長さが短くて揺れが少な
く、コンテナガイドとシャーシとの位置合わせが容易と
なる。したがって、コンテナの吊り上げ吊り降ろしの際
にコンテナを案内し易くなり、コンテナの荷役効率を高
めることができる。
【００１２】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形
態について図面を参照して説明する。図１ないし図４は
本発明の一実施形態を示すもので、図１はコンテナクレ
ーンの正面図、図２は図１の一部拡大図、図３は図２の
左側面図、図４は図３のＡ−Ａ矢視図である。
態について図面を参照して説明する。図１ないし図４は
本発明の一実施形態を示すもので、図１はコンテナクレ
ーンの正面図、図２は図１の一部拡大図、図３は図２の
左側面図、図４は図３のＡ−Ａ矢視図である。
【００１３】図において、１はコンテナクレーンで、岸
壁２に沿って敷設された走行レール３上を走行する。４
はコンテナクレーン１の前脚であり、５は後脚である。
６はこの前脚４および後脚５の上部に前記走行レール３
と直交するように水平に設けられたクレーンガーダであ
る。７はこのクレーンガーダ６に海側に張り出すように
設けられたブームで、上下方向に回動可能に連接されて
いる（図１）。そして、コンテナ船３３が接岸するとき
は、コンテナ船３３の接岸に障害とならないように回動
して上方に起立し、荷役作業を行うときは、回動してコ
ンテナ船３３上に張り出すようにして水平に保持され
る。なお、これらの構造は、従来のコンテナクレーンと
同じである。８はクレーンガーダ６およびブーム７上を
横行するトロリである。９はコンテナ３１の吊り具であ
るスプレッダで、トロリ８にロープ３０により吊り下げ
られ、図示しない巻上装置により昇降可能に設けられて
いる（図２）。１０はトロリ８に設けられた運転室であ
る。
壁２に沿って敷設された走行レール３上を走行する。４
はコンテナクレーン１の前脚であり、５は後脚である。
６はこの前脚４および後脚５の上部に前記走行レール３
と直交するように水平に設けられたクレーンガーダであ
る。７はこのクレーンガーダ６に海側に張り出すように
設けられたブームで、上下方向に回動可能に連接されて
いる（図１）。そして、コンテナ船３３が接岸するとき
は、コンテナ船３３の接岸に障害とならないように回動
して上方に起立し、荷役作業を行うときは、回動してコ
ンテナ船３３上に張り出すようにして水平に保持され
る。なお、これらの構造は、従来のコンテナクレーンと
同じである。８はクレーンガーダ６およびブーム７上を
横行するトロリである。９はコンテナ３１の吊り具であ
るスプレッダで、トロリ８にロープ３０により吊り下げ
られ、図示しない巻上装置により昇降可能に設けられて
いる（図２）。１０はトロリ８に設けられた運転室であ
る。
【００１４】１１は後脚５に設けられたコンテナガイド
で、上端がスプレッダ９により吊られて横行するコンテ
ナ３１の搬送の障害にならない位置までクレーンガーダ
６の下面に接近させて設けられている。また、このコン
テナガイド１１は、後脚５，５間に掛け渡すように設け
た中間連結部材１５，１５ａ（図３）に支持部材１７，
１７ａ（図２）を介して垂直方向に延びて固設された上
部ガイド１２と、上端が上部ガイド１２の下端にワイヤ
ロープやチェーンなどの係止部材１８を介して傾動可能
に枢着された中間ガイド１３と、上端が中間ガイド１３
の下端にワイヤロープやチェーンなどの係止部材１８ａ
を介して傾動可能に枢着されるとともに、後に述べる移
動手段１９により支持された下部ガイド１４とから構成
されている。この中間ガイド１３の傾動は、下部ガイド
１４の移動に追従して行われる。上部ガイド１２の上端
には、吊り降ろしのときコンテナ３１が滑らかにガイド
内に入り込めるように、上方に広がった入口ガイド１２
ａが設けられており、下部ガイド１４の下端には、吊り
上げのときコンテナ３１が滑らかにガイド内に入り込め
るように、下方に広がった入口ガイド１４ｂが設けられ
ている。
で、上端がスプレッダ９により吊られて横行するコンテ
ナ３１の搬送の障害にならない位置までクレーンガーダ
６の下面に接近させて設けられている。また、このコン
テナガイド１１は、後脚５，５間に掛け渡すように設け
た中間連結部材１５，１５ａ（図３）に支持部材１７，
１７ａ（図２）を介して垂直方向に延びて固設された上
部ガイド１２と、上端が上部ガイド１２の下端にワイヤ
ロープやチェーンなどの係止部材１８を介して傾動可能
に枢着された中間ガイド１３と、上端が中間ガイド１３
の下端にワイヤロープやチェーンなどの係止部材１８ａ
を介して傾動可能に枢着されるとともに、後に述べる移
動手段１９により支持された下部ガイド１４とから構成
されている。この中間ガイド１３の傾動は、下部ガイド
１４の移動に追従して行われる。上部ガイド１２の上端
には、吊り降ろしのときコンテナ３１が滑らかにガイド
内に入り込めるように、上方に広がった入口ガイド１２
ａが設けられており、下部ガイド１４の下端には、吊り
上げのときコンテナ３１が滑らかにガイド内に入り込め
るように、下方に広がった入口ガイド１４ｂが設けられ
ている。
【００１５】上部ガイド１２，中間ガイド１３および下
部ガイド１４の各上端に、上方に広がった入口ガイド１
２ａ，１３ａ，１４ａをそれぞれ設けておき、また、上
部ガイド１２，中間ガイド１３および下部ガイド１４の
各下端に、下方に広がった出口ガイド１２ｂ，１３ｂ，
１４ｂをそれぞれ設けておけば、コンテナ吊り降ろしの
とき各ガイド間を通過する際、より通過し易くなる。な
お、吊り上げるときは入口ガイド１２ａ，１３ａ，１４
ａは出口となり、出口ガイド１２ｂ，１３ｂ，１４ｂは
入口ガイドとなる。
部ガイド１４の各上端に、上方に広がった入口ガイド１
２ａ，１３ａ，１４ａをそれぞれ設けておき、また、上
部ガイド１２，中間ガイド１３および下部ガイド１４の
各下端に、下方に広がった出口ガイド１２ｂ，１３ｂ，
１４ｂをそれぞれ設けておけば、コンテナ吊り降ろしの
とき各ガイド間を通過する際、より通過し易くなる。な
お、吊り上げるときは入口ガイド１２ａ，１３ａ，１４
ａは出口となり、出口ガイド１２ｂ，１３ｂ，１４ｂは
入口ガイドとなる。
【００１６】前記移動手段１９は、図３および図４に示
すように、後脚５，５間に掛け渡すように設けた中間連
結部材１５ｂの両端付近に固着した逆Ｃ状の溝を有する
溝部材２０（図２）と，この逆Ｃ状の溝内に嵌合されて
中間連結部材１５ｂの長手方向に溝内を摺動するスライ
ド部材２１と、シリンダの基端をこのスライド部材２１
に固着し、ピストンロッドの先端を下部ガイド１４の上
端の突起２２に枢着した油圧シリンダ２３と、シリンダ
の基端を中間連結部材１５ｂに固着したブラケット２４
に枢着し、ピストンロッドの先端をスライド部材２１の
突起２５に枢着した油圧シリンダ２６とから構成された
上部移動手段１９ａ（図４）と、この上部移動手段１９
ａと同様の構成を有する下部移動手段１９ｂとから構成
されている。そして、この上下の移動手段１９ａ，１９
ｂからなる移動手段１９により、下部ガイド１４の上下
端部を４個所で保持し、下部ガイド１４を略水平方向前
後左右に、コンテナ通路が垂直方向を維持しつつ、平行
移動可能にしている。
すように、後脚５，５間に掛け渡すように設けた中間連
結部材１５ｂの両端付近に固着した逆Ｃ状の溝を有する
溝部材２０（図２）と，この逆Ｃ状の溝内に嵌合されて
中間連結部材１５ｂの長手方向に溝内を摺動するスライ
ド部材２１と、シリンダの基端をこのスライド部材２１
に固着し、ピストンロッドの先端を下部ガイド１４の上
端の突起２２に枢着した油圧シリンダ２３と、シリンダ
の基端を中間連結部材１５ｂに固着したブラケット２４
に枢着し、ピストンロッドの先端をスライド部材２１の
突起２５に枢着した油圧シリンダ２６とから構成された
上部移動手段１９ａ（図４）と、この上部移動手段１９
ａと同様の構成を有する下部移動手段１９ｂとから構成
されている。そして、この上下の移動手段１９ａ，１９
ｂからなる移動手段１９により、下部ガイド１４の上下
端部を４個所で保持し、下部ガイド１４を略水平方向前
後左右に、コンテナ通路が垂直方向を維持しつつ、平行
移動可能にしている。
【００１７】２７は前脚４と後脚５の略中間を結ぶ中間
梁である。なお、コンテナガイド１１は、後脚５に代え
て、この中間梁２７に設けてもよい。３２は岸壁２上を
移動してコンテナ３１を搬送するシャーシ（トレーラ）
で、コンテナガイド１１の下方部に停止して、コンテナ
ガイド１１で案内されたコンテナ３１を受け取り、所望
のコンテナヤードに搬送する。２８はスプレッダ９のシ
ーブブロックであり、２９はシーブである。なお、３３
はコンテナ船である。
梁である。なお、コンテナガイド１１は、後脚５に代え
て、この中間梁２７に設けてもよい。３２は岸壁２上を
移動してコンテナ３１を搬送するシャーシ（トレーラ）
で、コンテナガイド１１の下方部に停止して、コンテナ
ガイド１１で案内されたコンテナ３１を受け取り、所望
のコンテナヤードに搬送する。２８はスプレッダ９のシ
ーブブロックであり、２９はシーブである。なお、３３
はコンテナ船である。
【００１８】次に本実施形態の作用について述べる。前
記コンテナクレーン１を使用しての荷役作業について、
荷卸しの場合を例にして説明する。コンテナ船３３が接
岸すると、起立していたブーム７を回動して水平に保持
する。次に、トロリ８をガーダ６およびブーム７に沿っ
てコンテナ船３３の荷役するコンテナ３１の上方に移動
して停止し、スプレッダ９を降ろしてコンテナ船３３上
のコンテナ３１を把持する。引き続き、スプレッダ９を
吊り上げてトロリ８を移動してコンテナガイド１１の上
方で停止し、スプレッダ９を吊り下げてコンテナ３１を
コンテナガイド１１に案内させながらコンテナ３１を岸
壁２上で待機しているシャーシ３２の上に載置する。こ
のコンテナ３１を吊り降ろしてコンテナガイド１１に案
内させる際、スプレッダ９とコンテナガイド１１の上端
との間隔が短いので吊りロープ３０が短い。したがっ
て、コンテナ３１の揺れが少なくコンテナ３１を円滑に
案内することができる。また、シャーシ３２はコンテナ
ガイド１１の下方部に正確に位置して待機しているとは
限らず、むしろ、少しずれて停止していることのほうが
多い。したがって、ずれているときはコンテナガイド１
１の下端部がシャーシ３２の上方に正確に位置するよう
に下部ガイド１４を略水平方向に平行移動させ、ずれを
矯正してコンテナ３１を案内する。なお、このとき、中
間ガイド１３はロープやチェーンなどの係止部材１８，
１８ａを介して上部ガイド１２および下部ガイド１４と
接続しているので、下部ガイド１４の移動に追従して傾
動する。そして、シャーシ３２に載置されたコンテナ３
１は、従来のものと同様にシャーシ３２によって所望の
コンテナヤードに搬送される。
記コンテナクレーン１を使用しての荷役作業について、
荷卸しの場合を例にして説明する。コンテナ船３３が接
岸すると、起立していたブーム７を回動して水平に保持
する。次に、トロリ８をガーダ６およびブーム７に沿っ
てコンテナ船３３の荷役するコンテナ３１の上方に移動
して停止し、スプレッダ９を降ろしてコンテナ船３３上
のコンテナ３１を把持する。引き続き、スプレッダ９を
吊り上げてトロリ８を移動してコンテナガイド１１の上
方で停止し、スプレッダ９を吊り下げてコンテナ３１を
コンテナガイド１１に案内させながらコンテナ３１を岸
壁２上で待機しているシャーシ３２の上に載置する。こ
のコンテナ３１を吊り降ろしてコンテナガイド１１に案
内させる際、スプレッダ９とコンテナガイド１１の上端
との間隔が短いので吊りロープ３０が短い。したがっ
て、コンテナ３１の揺れが少なくコンテナ３１を円滑に
案内することができる。また、シャーシ３２はコンテナ
ガイド１１の下方部に正確に位置して待機しているとは
限らず、むしろ、少しずれて停止していることのほうが
多い。したがって、ずれているときはコンテナガイド１
１の下端部がシャーシ３２の上方に正確に位置するよう
に下部ガイド１４を略水平方向に平行移動させ、ずれを
矯正してコンテナ３１を案内する。なお、このとき、中
間ガイド１３はロープやチェーンなどの係止部材１８，
１８ａを介して上部ガイド１２および下部ガイド１４と
接続しているので、下部ガイド１４の移動に追従して傾
動する。そして、シャーシ３２に載置されたコンテナ３
１は、従来のものと同様にシャーシ３２によって所望の
コンテナヤードに搬送される。
【００１９】このようにしてコンテナ船３３からの積み
卸し作業は繰り返して行われるが、反対にコンテナヤー
ドからコンテナ船３３へ積み込む場合は、この積み卸し
とは反対の動作により行われる。
卸し作業は繰り返して行われるが、反対にコンテナヤー
ドからコンテナ船３３へ積み込む場合は、この積み卸し
とは反対の動作により行われる。
【００２０】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
し得ることは勿論である。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
し得ることは勿論である。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トロリとコンテナガイドとの間隔を少なくしてスプレッ
ダを吊るロープの長さを短くするようにしたので、トロ
リとコンテナガイドとの間のコンテナの揺れを小さくす
ることができる。また、コンテナガイドを分割し、中間
ガイドと下部ガイドとを移動可能に設けたので、コンテ
ナガイドおよびシャーシとの間での位置合わせを容易に
行うことができ、したがって、コンテナ荷役の作業時間
を短縮して作業効率を高めることができるなど優れた効
果を有する。
トロリとコンテナガイドとの間隔を少なくしてスプレッ
ダを吊るロープの長さを短くするようにしたので、トロ
リとコンテナガイドとの間のコンテナの揺れを小さくす
ることができる。また、コンテナガイドを分割し、中間
ガイドと下部ガイドとを移動可能に設けたので、コンテ
ナガイドおよびシャーシとの間での位置合わせを容易に
行うことができ、したがって、コンテナ荷役の作業時間
を短縮して作業効率を高めることができるなど優れた効
果を有する。
【図１】本発明のコンテナガイドを有するコンテナクレ
ーンの正面図である。
ーンの正面図である。
【図２】図１の一部拡大図である。
【図３】図２の左側面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ矢視図である。
【図５】従来のコンテナガイドを有するコンテナクレー
ンの正面図である。
ンの正面図である。
１ コンテナクレーン ２ 岸壁 ３ レール ４ 前脚 ５ 後脚 ６ ガーダ ７ ブーム ８ トロリ ９ スプレッダ １０ 運転室 １１ コンテナガイド １２ 上部ガイド １２ａ 末広がり入口ガイド １２ｂ 末広がり出口ガイド １３ 中間ガイド １３ａ 末広がり入口ガイド １３ｂ 末広がり出口ガイド １４ 下部ガイド １４ａ 末広がり入口ガイド １４ｂ 末広がり出口ガイド １５，１５ａ，１５ｂ 中間連結部材 １６ 下部連結部材 １７ 支持部材 １８，１８ａ 係止部材 １９ 移動手段 １９ａ 上部移動手段 １９ｂ 下部移動手段 ２０ 溝部材 ２１ スライド部材 ２２，２２ａ 突起 ２３，２３ａ 油圧シリンダ ２４ ブラケット ２５ 突起 ２６ 油圧シリンダ ２７ 中間梁 ２８ シーブブロック ２９ シーブ ３０ ロープ ３１ コンテナ ３２ シャーシ ３３ コンテナ船 ａ コンテナクレーン ｂ 岸壁 ｃ レール ｄ 前脚 ｅ 後脚 ｆ ガーダ ｇ ブーム ｈ トロリ ｉ スプレッタ Ｊ 中間梁 ｋ コンテナガイド ｍ ロープ ｎ シャーシ ｏ コンテナ ｐ 運転室 ｑ コンテナ船
Claims (3)
- 【請求項１】 クレーンガーダ上を移動するトロリを有
し、該トロリに吊り下げられたスプレッダによりコンテ
ナを吊り上げ吊り降ろしをしてコンテナ船に積み込みま
たは積み卸しを行うコンテナクレーンに設けられ、コン
テナをシャーシに積み込みまたは積み卸しを行う際にコ
ンテナを案内するコンテナガイドであって、上端をコン
テナの横行の障害にならない位置までクレーンガーダの
下面に接近させてコンテナクレーンの脚部に固定した上
部ガイドと、上端を上部ガイドの下端部に係止部材によ
り傾動可能に枢着した中間ガイドと、上端を中間ガイド
の下端部に係止部材により傾動可能に枢着するとともに
脚部に装着された移動手段により略水平方向に平行移動
可能に保持した下部ガイドとから構成されたコンテナガ
イドを有することを特徴とするコンテナクレーンのコン
テナガイド。 - 【請求項２】 前記上部ガイドの上端は上方に向かって
末広がり形状を有し、下部ガイドの下端は下方に向かっ
て末広がり形状を有する請求項１記載のコンテナクレー
ンのコンテナガイド。 - 【請求項３】 前記上部ガイド，中間ガイドおよび下部
ガイドの上端は上方に向かって末広がり形状を有し、上
部ガイド，中間ガイドおよび下部ガイドの下端は下方に
向かって末広がり形状を有する請求項１記載のコンテナ
クレーンのコンテナガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7285996A JPH09263385A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | コンテナクレーンのコンテナガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7285996A JPH09263385A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | コンテナクレーンのコンテナガイド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09263385A true JPH09263385A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13501505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7285996A Pending JPH09263385A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | コンテナクレーンのコンテナガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09263385A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011049268A1 (ko) * | 2009-10-22 | 2011-04-28 | 한국과학기술원 | 듀얼 가이드 크레인, 이를 장착한 선박 및 컨테이너 착지 방법 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP7285996A patent/JPH09263385A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011049268A1 (ko) * | 2009-10-22 | 2011-04-28 | 한국과학기술원 | 듀얼 가이드 크레인, 이를 장착한 선박 및 컨테이너 착지 방법 |
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