JPH0720106Y2 - コンテナクレーンにおける荷役装置 - Google Patents

コンテナクレーンにおける荷役装置

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JPH0720106Y2
JPH0720106Y2 JP1988076387U JP7638788U JPH0720106Y2 JP H0720106 Y2 JPH0720106 Y2 JP H0720106Y2 JP 1988076387 U JP1988076387 U JP 1988076387U JP 7638788 U JP7638788 U JP 7638788U JP H0720106 Y2 JPH0720106 Y2 JP H0720106Y2
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JP
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container
trolley
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cargo handling
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JP1988076387U
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藤原  潔
久夫 岡田
裕 大村
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はコンテナクレーンにおける荷役装置、より詳し
くは、コンテナ輸送用のシャーシと船舶、又は、コンテ
ナ蔵置場所間におけるコンテナつ積み換えを迅速かつ容
易に行なうようにしたコンテナの荷役装置に関するもの
である。
〔従来技術〕
一般にコンテナヤードにおいて、船舶に搭載、又は、コ
ンテナ蔵置場所に蔵置されたコンテナをシャーシ上に又
は反対にシャーシ上のコンテナを船舶、又はコンテナ蔵
置場所に積み付ける場合、コンテナクレーンが使用され
るが、この場合コンテナクレーンのトロリーにより船
舶、又はコンテナ蔵置場所とシャーシ間の荷役を行なう
ため時間を必要としていた。
かかることから、近来コンテナの荷役効率を高めるた
め、コンテナクレーンに補助荷役装置を設けることが提
案実施されている。
即ち、第6図に示すようにクレーン本体1を構成するガ
ーダー2a、ブーム2bに沿ってトロリー3を走行させ、こ
のガーダー2a、ブーム2bより下方に設けた横梁4上に補
助荷役装置として矢印B〜B方向に走行する台車5とセ
カンドトロリー6を設けるものである。この構成によれ
ば船舶7に搭載されたコンテナ8をトロリー3で吊り上
げ、台車5に積み換え、そしてこの台車5がセカンドト
ロリー6の位置まで走行して、このセカンドトロリー6
で再度コンテナ8を吊り、シャーシ9上に積み替えるも
のである。したがって、ガーダー2a、ブーム2b上を走行
するトロリー3によるコンテナ8の荷役は、船舶7と台
車5との間のみとなり、その作業間に台車5とセカンド
トロリー6との間の荷役を行うので、迅速な荷役が行な
えることになる。なお、シャーシとコンテナ蔵置場所間
の荷役についても同様である。
しかしながら、かかる方式によると、台車5上に搭載さ
れたコンテナ8はセカンドトロリー6で吊り上げ、そし
て台車5を退避させた後でなければシャーシ9上にコン
テナ8を搭載することができないばかりでなく、台車5
が走行する横梁4はトロリー走行路とは比較的低い位置
にあるため、トロリー3で運ばれて来たコンテナ8を台
車5上に下降する時間が長くなり、その結果コンテナの
荷役効率をそれ程向上させることができないものであっ
た。
〔考案の目的〕
本考案は前記した従来の問題点を解決するためになされ
たものであって、その目的とするところは、コンテナク
レーンのトロリーでの荷役時間を短縮するとともに、補
助荷役装置の作業時間を短縮し、もって全体としてのコ
ンテナの荷役効率を高めようとする点にある。
〔考案の概要〕
上記目的を達成する本考案は、トロリーの走行軌跡下方
のコンテナクレーン本体内に、構造体と該構造体内を昇
降するプラットフォームとからなるコンテナリフターを
設置し、前記構造体は、コンテナが昇降する際に通過す
る開口部を備えると共に、下部にシャーシを搬入する空
間を有し、かつ上部に該開口部に向けて出没可能な複数
の爪体を具備し、前記プラットフォームは、コンテナが
通過可能な開口部を有し、該開口部の水平長手方向で近
接及び離間するように往復移動可能で、かつ上部にコン
テナ吊具を備えた一対の直立フレームを具備し、前記ト
ロリーに吊設されたスプレッダーと前記プラットフォー
ムとの間でコンテナの授受を行う際に、該コンテナを開
口部に出状態にした前記爪体に一時載置するように構成
したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下第1図乃至第5図に基づき本考案によるコンテナク
レーンにおいて荷役装置の一実施例を説明する。
第1図はコンテナクレーンにおける荷役装置の側面図、
第2図は正面図である。
このコンテナクレーンにおける荷役装置はコンテナクレ
ーン本体11と、このコンテナクレーン本体11内でトロリ
ー15の走行軌跡下方に設置されたコンテナリフター12と
により構成されている。
詳述すればコンテナクレーンは、コンテナクレーン本体
11と船舶13とコンテナリフター12との間のコンテナ14の
荷役を行なうためのトロリー15とスプレッダー16により
構成されている。そしてコンテナリフター12は門型の構
造体17とプラットフォーム18とにより構成されている。
また、前記構造体17の下部にはシャーシ19がコンテナ14
を搭載して走行可能な空間20を有するとともに、第3図
に示されるように上部にコンテナ14が通過可能な開口部
21を設けている。
そして、開口部21を形成したフレーム22には、この開口
部に向って出没可能な複数の爪体23,24を設けている。
この爪体23は20フィートコンテナを支持するものであ
り、また、爪体24は40フィートコンテナを支持するもの
である。そして、この構造体17には第2図に示すよう
に、巻上装置25とシープ26とが設けられ、この巻上装置
25に巻廻されたワイヤ27がシーブ26、プラットフォーム
18のシーブ28に掛けられている。
したがってこの巻上装置25を操作することによりプラッ
トフォーム18は構造体17内を上下動昇降することができ
る。プラットフォーム18にもコンテナ14が通過できる開
口部29が形成されるとともに、開口部29の水平長手方向
(矢印A−A方向)で近接及び離間するように往復移動
可能な一対の直立フレーム30が設けられており、この直
立フレーム30には吊具31が取付けられ、この吊具31は油
圧ピストンの如き小リフト装置32によって直立フレーム
30に沿って上下動可能なようになっている。
そして、この直立フレーム30はプラットフォーム18を構
造体17内の最上位置まで引き上げた場合、開口部21から
突出し、吊具31は爪体23,24で支持されたコンテナ14の
上方に達するように構成されている。
〔操作方法〕
前記構成の荷役装置において、今、船舶13に搭載された
コンテナ14をシャーシ19上へ積み付ける場合について説
明する。
(a)先ずコンテナクレーンのトロリー15を船舶13上に
移動させ、これに吊下げられているスプレッダー16を下
降させてコンテナ14を吊り上げる。
(b)次にトロリー15をコンテナリフター12上へ移動さ
せる。
このとき、コンテナリフター12のプラットフォーム18の
直立フレーム30は、コンテナ14と干渉しない位置、40フ
ィートコンテナの場合は開口部21の両端側30′(第3
図、第4図)へ移動させておく、そしてコンテナ14の種
類に併せて爪体23(40フィートコンテナの場合は爪体2
4)を開口部21内に突出させておく。
(c)このようにしてコンテナ14を吊下げているスプレ
ッダーを下降させ、このコンテナ14をこの爪体23(ある
いは24)上に載置した後、スプレッダー16を取外す。
(d)トロリー15は次のコンテナ14を荷役するため船舶
13上へ移動する。
(e)一方、爪体23に一時載置されたコンテナ14は、プ
ラットフォーム18の直立フレーム30を内方(コンテナ14
の側部)へ摺動させ吊具31及び小リフト装置32により吊
り上げてから爪体23をフレーム22側へ引込む。
(f)そして、巻上装置25を操作してプラットフォーム
18を下降させてコンテナ14をシャーシ19へ積み付ける。
勿論シャーシ19により輸送されて来たコンテナ14を船舶
13に積み付ける場合はこの逆の手順を行なえばよい。
〔考案の効果〕
上述したように本考案は、トロリーの走行軌跡下方のコ
ンテナクレーン本体内に設置したコンテナリフターの構
造体が、コンテナ通過用の開口部と、シャーシ搬入用の
下部空間と、上部に前記開口部に向けて出没可能な複数
の爪体とを具備して構成され、構造体内を昇降するプラ
ットフォームが、コンテナ通過用の開口部と、該開口部
の水平長手方向で近接及び離間するように往復移動可能
で、上部にコンテナ吊具を備えた一対の直立フレームと
を有して構成され、かつコンテナを開口部に出状態にし
た爪体に一時載置し、スプレッダーとプラットフォーム
との間で該コンテナの授受を行うようにしたので、コン
テナを、構造体とシャーシとの間、及び船舶あるいはコ
ンテナ蔵置場所と構造体との間で同時移送を行うことが
でき、また、爪体に一時載置したコンテナに直立フレー
ムが近接離間してそのコンテナ吊具を係脱させるため、
爪体と直立フレームとの間でコンテナの授受を極めて容
易かつ迅速に行うことができる。その結果、コンテナク
レーンのトロリーでの荷役時間を短縮すると共に、荷役
装置の作業時間を短縮し、もって全体としてのコンテナ
荷役作業におけるサイクルタイムを短くし、その荷役作
業を極めて効率良く行うことができる。
また、コンテナリフターが搬入されたシャーシ上にライ
ン状とすることが可能となるため、地上における設置幅
が少なく、荷役装置の設置スペースを最小限にすること
ができる。
また更に、地上にあるシャーシと昇降するプラットフォ
ームとの間でコンテナを受け渡すようにするものであ
り、シャーシを昇降してコンテナの授受を行うものでは
ないため、プラットフォームの巻上装置に過大な負荷を
負わせることなく、コンテナの荷役作業を効率的に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本考案によるコンテナの荷役装置
の一実施例を示すものであって、第1図は側面図、第2
図は正面図である。 第3図は第2図のIII−III矢視図、第4図は第3図に対
応して描いたプラットフォームの側面図、第5図は第4
図のV−V矢視図である。 第6図は従来のコンテナクレーンにおける荷役装置の側
面図である。 1,11…クレーン本体、2…横梁、3…台車、4…セカン
ドトロリー、5,13…船舶、6,14…コンテナ、7,15…トロ
リー、8,19…シャーシ、12…コンテナリフター、16…ス
プレッダー、17…構造体、18…プラットフォーム、20…
空間、21,29…開口部、22…フレーム、23,24…爪体、25
…巻上装置、26,28…シーブ、27…ワイヤ、30…直立フ
レーム、31…吊具、32…小リフト装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トロリーの走行軌跡下方のコンテナクレー
    ン本体内に、構造体と該構造体内を昇降するプラットフ
    ォームとからなるコンテナリフターを設置し、前記構造
    体は、コンテナが昇降する際に通過する開口部を備える
    と共に、下部にシャーシを搬入する空間を有し、かつ上
    部に該開口部に向けて出没可能な複数の爪体を具備し、
    前記プラットフォームは、コンテナが通過可能な開口部
    を有し、該開口部の水平長手方向で近接及び離間するよ
    うに往復移動可能で、かつ上部にコンテナ吊具を備えた
    一対の直立フレームを具備し、前記トロリーに吊設され
    たスプレッダーと前記プラットフォームとの間でコンテ
    ナの授受を行う際に、該コンテナを開口部に出状態にし
    た前記爪体に一時載置するように構成したコンテナクレ
    ーンにおける荷役装置。
JP1988076387U 1988-06-10 1988-06-10 コンテナクレーンにおける荷役装置 Expired - Lifetime JPH0720106Y2 (ja)

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JPH01180431U JPH01180431U (ja) 1989-12-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865667A (ja) * 1971-12-16 1973-09-10
JPS5345065B2 (ja) * 1974-04-27 1978-12-04
JPS6042992B2 (ja) * 1976-10-06 1985-09-26 敏男 石名坂 信号選別器を介在させた計数方法
JPS6023138U (ja) * 1983-07-20 1985-02-16 三井造船株式会社 コンテナ荷役装置

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