JPH01317995A - コンテナクレーンにおけるコンテナの受け渡し方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガーダにその長手方向に沿って３個のトロリー
を横行自在に備えたコンテナクレーンにおけるコンテナ
の受け渡し方法及び装置に関するものである。

（従来技術） 従来のコンテナクレーンはシングルトロリー式のものが
主流をしめてきた（第９図）、シかし近年コンテナ船の
大形化に伴い、コンテナクレーンも大形化してきた。こ
の為荷役効率を上げる為に。

トロリーの移動速度を上げると共に１脚と脚の中間にセ
カンドホイストを設けたセカンドホイスト式クレーンが
出現してきた（第１０図）。

（発明により解決しようとする課題） セカンドホイスト式クレーンはシングルトロリー式クレ
ーンに比べて荷役効率は向上するが、しかしいまだ主ト
ロリーが船舶上とシャツトルトロリーとの間を往復して
いるので、大巾な荷役効率の向上には到っていない。

そこで本願発明では、セカンドホイスト式クレーンより
も、さらに荷役効率が向上し、しかも運転手の疲労が軽
減されるコンテナクレーンを提供しようとするものであ
る。

（発明による課題の解決手段） コンテナクレーンのガーダに、その長手方向に沿って整
列して３個のトロリーを横行自在に備え、一端側のトロ
リーのコンテナ用吊具に吊上げられたコンテナを中間に
設けられたトロリーのコンテナ載置部に移載し、その後
、前記中間に設けられたトロリーを他端側のトロリー迄
移動させた後。

前記中間に設けたトロリーに移載されているコンテナを
他端側のトロリーのコンテナ用吊具で吊上げるようにし
、中間に設けたトロリーが両端に設けたトロリー間の受
け渡しをする方法として効率的な荷役ができるようにし
た。

又この方法を実施する装置として、コンテナクレーンの
ガーダに、その長手方向に沿って整列して３個のトロリ
ーを横行自在に設け、該３個のトロり−のうち、両側の
トロリーには巻上げロープを介してコンテナ用吊具を吊
設し、中間に設けられたトロリーにはその下部にコンテ
ナを載置して。

ガーダの長手方向に移動可能なスライディングプレート
を設け、該スライディングプレートを前記両側のトロリ
ーによって吊持されたコンテナを載置できる位置迄移動
できるようにした。

さらに前記方法を実施する装置として、ガーダが並設さ
れたコンテナクレーンにおいて、夫々のガーダのクレー
ン中心側とクレーン外側に、その長手方向に沿ってレー
ルを設け、クレーン中心側のレールに２個のトロリーを
横行自在に設け、該２個のトロリーには巻上げロープを
介してコンテナ用吊具を吊設し、前記クレーン外側のレ
ールにガーダの長手方向にみてＵ状に形成されたトロリ
ーを横行自在に設け、該トロリーは前記２個のトロリー
の外側を通過できる大きさでＵ状に形成されていると共
に、その下部上面に前記クレーン中心側のレール上を走
行するトロリーのコンテナ用吊具に吊持されたコンテナ
を受けて載せることのできるコンテナ載置部をもたせた
。

（実施例） 第１図で１はガーダ、２はブームである０本発明に於て
はガーダ１及びブーム２にまたがり、ガーダ１の長手方
向に沿って設けたレール３上を移動するトロリーが３個
ある。第１トロリーＴｉは運転室を有し、主に手動で船
側の作業を分担するトロリーである。

第２トロリーＴ２は第１トロリーＴ工と、第３トロリー
Ｔ、の受渡しを行ない、自動走行する６第２トロリーＴ
２は第２図及び第３図に示す如く、台車４の下部に固定
フレーム５が設けられ、この上をコンテナＣを１個載置
できるスライディングプレート６が横移動可能に設置さ
れている。

第３トロリーＴ、は遠隔操作によって主として手動によ
り操作され、岸壁側の作業を分担する。

８は第１トロリーＴ、と第３トロリーＴ、との巻上げド
ラムにワイヤロープを介して吊設されたスプレッダ（コ
ンテナ吊具）である。

次に第４図〜第６図を参照して第２実施例について説明
する。この例においては、レール３は左右に２条設けら
れており、第１トロリーＴ１と第２トロリーＴ２とが別
々のレール上を走行する。

なお、コンテナＣを載置するスライディングプレート６
には図示していないが、コンテナを案内支持するガイド
部材又はロックビンが設けられている。

さぢに第７図と第８図を参照して第３実施例について説
明する。この例では、第１トロリーＴＬと第３トロリー
Ｔ、はガーダ１のクレーン中心側に設けたレール３ａ上
を走行し、第２トロリーＴ２はガーダ１のクレーン外側
に設けたレール３ｂ上を走行する。この実施例での第２
トロリーは、ガーダの長手方向にみてＵ状で、かつ、第
１トロリー及び第２トロリーの外側を通過できる大きさ
に形成され、下端にコンテナを載置することのできるコ
ンテナ載置部を設けている。そして前記第１と第３トロ
リーＴ、、Ｔ、で運搬されるコンテナＣは第２トロリー
Ｔ２の下部上面にコンテナ載置部９に設けたガイド装置
７に両側を案内されて移動する。

なお上述した第１．第２．第３の実施例は図示していな
いが、トロリーの走行については、機械室からのワイヤ
ロープをトロリーの両端に連結して走行させるか、又は
給電ケーブルを介して駆動装置を駆動させて行う。

又トロリーに吊設されたコンテナの吊具の巻上げについ
ては、機械室からのワイヤを介して上げ下げするか、又
は給電ケーブルを介して巻上げ駆動装置を駆動させて行
う。

さらに第１．第２の実施例のコンテナ載置部となるスラ
イディングプレート６の移動方法については、スライデ
ィングプレート６の両端にワイヤをループ状に連結して
、そのワイヤを駆動装置で移動させるか、或いは固定フ
レーム５にラックを取付け、該ラックに係合するピニオ
ンをモータを介してスライディングプレートに設け、前
記ピニオンを回転させることによりスライディングプレ
ートを移動させる。

さらに又、第２トロリーを第１と第３のトロリーに対し
て停止位置の位置決定をするためには。

リミットスイッチを第２トロリーに取付けて行うか、或
いは第１及び第３トロリーにリミットスイッチを取付け
て行う。

（作用） ｆＩａｓから岸壁Ｗへのアンローディング作業＝１）第
１トロリーＴ工にて船上のコンテナＣを上限迄吊上げる
。

２）第２トロリーＴ２が第１トロリーＴ１のコンテナＣ
の下側へ移動する。

３）第１トロリーＴえがコンテナＣを第２トロリーＴ２
上のスライディングプレート６上へ置き、再び上限迄移
動する。

４）第２トロリーＴ２のスライディングプレート６は、
コンテナＣを安定させる為に中央へ移動した後、岸壁Ｗ
側へ走行する。

５）第３トロリーＴ３は、空荷のま）上限にて待機する
。

６）第２トロリーＴ２が第３トロリーＴ３の下側迄移動
すると、スライディングプレート６はコンテナＣを第３
トロリーＴ、の下側へ移動させる。

そして、第３トロリーＴ、が第２トロリーＴ２上のコン
テナＣを上限迄吊上げる。

７）第２トロリーＴ２が再び海側へ移動すると、第３ト
ロリーＴ、はコンテナＣを岸壁Ｗ上へ降ろす。

岸壁Ｗから船Ｓへのローディング作業：前記アンローデ
ィング作業の逆の操作、即ち、第３トロリーＴ３→第２
トロリーＴ２→第１トロリーＴ工へと移行して行う。

また、第３実施例ではコンテナを第１トロリーから第２
トロリー、第２トロリーから第３トロリーへと移載する
場合、第１トロリーと第２トロリー、第２トロリーと第
３トロリーとを重合させて行なう。その他の作業は第１
．第２実施例と同様である。

（効果） ガーダの長手方向に沿って整列して３個のトロリーを横
行自在に備えて、船側のトロリーは一定場所でコンテナ
を中間トロリーから船へ、又は船から中間トロリーへ移
載する作業を専門に行ない、岸壁側のトロリーは一定場
所でコンテナを中間トロリーから岸壁へ、又は岸壁から
中間トロリーへ移載する作業を専門に行ない、さらに中
間トロリーは両トロリー間を移動して、両トロリーへの
コンテナの受け渡しを専門に行なうようにした。

従って、従来は１つのトロリーが船上からコンテナを吊
上げ、そして横行移動し、シャツトルトロリー上で停止
してコンテナをシャツトル］・ロワー上に移載し、再び
船上に復帰するまで多くの時間を費やしていたが、本発
明の方法によれば船側トロリーがコンテナを吊り上げ、
そのコンテナを中間トロリーに移載すれば次のコンテナ
の吊り上げ作業に取かＳれるので、荷役の効率が非常に
良くなった。しかも、トロリー運転手は一定場所で、コ
ンテナを船上から中間トロリーへ、又は中間トロリーか
ら船上へ移載するだけの単純作業なので。

疲労が軽減される。

又ガーダの長手方向に沿って整列する３個のトロリーを
横行自在に備え、かつ中間トロリーの下部にガーダの長
手方向に移動可能なコンテナ載置部を設け、該コンテナ
載置部が両側のトロリーによって吊持されたコンテナを
載置できる位置まで移動可能にした。

従って、コンテナを吊上げた端部トロリーに中間トロリ
ーを近接させ、コンテナ載置部をコンテナの真下に移動
させれば、容易にコンテナを中間トロリーに載置するこ
とができる。

また、コンテナ載置部のコンテナを両側のトロリーで吊
上げる場合も同様の効果がある。

さらに中間トロリーの形状をガーダ長手方向からみてＵ
状に形成し、その大きさを両側トロリーの外側を通過で
きる大きさにしたので、中間トロリーと両側トロリーが
重なり合うことができる。

従って、コンテナを吊上げた端側トロリーに中間トロリ
ーを重ね合せ、コンテナを巻下げるだけで中間トロリー
に容易に載置することができる。

従って、コンテナを受け渡す為の翻動装置等を別に必要
としないから、構成が簡単になると共に、装置を安価に
製作することができる。

また、小型船舶に対するコンテナの荷役作業の場合には
、第２トロリーと第３トロリーとをガーダの陸側端迄移
動させておけば、第１トロリーのみで対応することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る３トロリ一式コンテナクレーンの
全体概念図。 第°２図はコンテナクレーンの第１実施例。 第３図は第２図の■矢視図。 第４図は本発明の第２実施例。 第５図は第４図の■矢視図。 第６図は同じく■矢視図。 第７図は本発明の第３実施例。 第８図は同じく側面図。 第９図は従来型コンテナクレーン。 第１０図はセカンドホイスト式のコンテナクレーン。 図において； ｓＩ！Ｉ９ｗ　　岸壁 １　ガーダ　　　　　２　ブーム ３　レール　　　　　４　台車 ５　固定フレーム ６　スライディングプレート ７　ガイド装置　　　８　スプレッダ ９　コンテナ載置部 以上 出願人　住友重機械工業株式会社 復代理人　弁理士　大　橋　　　勇 第　１図 第１０図 第２図 第４図 す 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）コンテナクレーンのガーダに、その長手方向に沿っ
   て整列して３個のトロリーを横行自在に備え、一端側の
   トロリーのコンテナ用吊具に吊上げられたコンテナを中
   間に設けられたトロリーのコンテナ載置部に移載し、そ
   の後、前記中間に設けられたトロリーを他端側のトロリ
   ー迄移動させた後、前記中間に設けたトロリーに移載さ
   れているコンテナを他端側のトロリーのコンテナ用吊具
   で吊上げるようにしたことを特徴とするコンテナクレー
   ンにおけるコンテナの受け渡し方法。 ２）コンテナクレーンのガーダに、その長手方向に沿っ
   て整列して３個のトロリーを横行自在に設け、該３個の
   トロリーのうち、両側のトロリーには巻上げロープを介
   してコンテナ用吊具を吊設し、中間に設けられたトロリ
   ーにはその下部にコンテナを載置して、ガーダの長手方
   向に移動可能なスライディングプレートを設け、該スラ
   イディングプレートを前記両側のトロリーによって吊持
   されたコンテナを載置できる位置迄移動可能にしたこと
   を特徴とするコンテナクレーンにおけるコンテナの受け
   渡し装置。 ３）ガーダが並設されたコンテナクレーンにおいて、夫
   々のガーダのクレーン中心側とクレーン外側にその長手
   方向に沿ってレールを設け、クレーン中心側のレールに
   ２個のトロリーを横行自在に設け、該２個のトロリーに
   は巻上げロープを介してコンテナ用吊具を吊設し、前記
   クレーン外側のレールにガーダの長手方向にみて■状に
   形成されたトロリーを横行自在に設け、該トロリーは前
   記２個のトロリーの外側を通過できる大きさで■状に形
   成されていると共に、その下部上面に前記クレーン中心
   側のレール上を走行するトロリーのコンテナ用吊具に吊
   持されたコンテナを受けて載せることのできるコンテナ
   載置部を有することを特徴とするコンテナクレーンにお
   けるコンテナの受け渡し装置。