JPH1111870A - コンテナクレーン - Google Patents

コンテナクレーン

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JPH1111870A
JPH1111870A JP16678597A JP16678597A JPH1111870A JP H1111870 A JPH1111870 A JP H1111870A JP 16678597 A JP16678597 A JP 16678597A JP 16678597 A JP16678597 A JP 16678597A JP H1111870 A JPH1111870 A JP H1111870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナを滞留させることなく効率良くコン
テナを搬送することができるコンテナクレーンを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 支持脚(11)に固定支持され、一端側
に仰動可能な起伏ブーム(21a)を有する主桁(2
1)と、前記主桁(21)上に設けられ、主桁(21)
に沿って横行可能な主トロリ(23)と、前記主桁(2
1)の下方中間高さで、海側と陸側に通じるように、支
持脚(11)に固定支持された中間桁(25)と、前記
中間桁(25)上に設けられ、中間桁(25)に沿って
横行可能なトラバーサ(71a,71b)と、前記中間
桁(25)上に設けられ、トラバーサ(71a,71
b)と地上との問でコンテナ搬送を行うスプレッダ(7
2a)補トロリ(72)と、前記スプレッダ(72a)
を、垂直方向に案内するスプレッダガイド手段(73)
とを備えて構成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナヤードの
岸壁などに配設されるコンテナクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナクレーンを図11に示
す。同図に示すコンテナクレーン10は、走行脚11、
主桁12、主トロリ13、コンテナトラバーサ14、補
トロリ15等から構成される。走行脚11は、U字型を
なす海側脚11a及び陸側脚11bのそれぞれの下部を
結合桁11cで相互に結合し構成されている。
【0003】主桁12は、海側と陸側へ通り抜けるよう
に前記走行脚11上に水平に支持され、その海側が水平
から上向きへ回動可能な起伏ブーム12aとなってい
る。主トロリ13は、上記主桁12に沿って移動できる
ように設けられ、昇降可能なスプレッダ13aを備えて
いる。
【0004】コンテナトラバーサ14は、上記走行脚1
1の結合桁11cに沿って移動可能に設けられている。
補トロリ15は、上記走行脚11の結合桁11cに沿っ
て移動できるように設けられ、昇降可能なスプレッダ1
6aを備えている。尚、図中、16はコンテナシャー
シ、17は船、18はコンテナである。
【0005】このようなコンテナクレーン10では、主
トロリ13がスプレッダ13aで船17上のコンテナ1
8を吊り上げた後、走行移動してトラバーサ14上に渡
し、トラバーサ14と補トロリ15との相互移動によ
り、トラバーサ14上のコンテナ18を補トロリ15が
吊り上げてコンテナシャーシ16上に積載している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のコンテ
ナクレーン10では、トラバーサ14を中継点とするこ
とにより、各トロリ13、15の搬送サイクルを短縮す
ることがてきるようにしているものの、トラバーサ14
上にコンテナ18が滞留し易く、待ち時間を生じて、主
トロリ13及び補トロリ15を十分稼働させることがで
きなかった。
【0007】また、船17の大型化に伴って、主桁12
や走行脚11の結合桁11cの高さや主桁12のアウト
リーチなどを大きくすると、各トロリ13,15の走行
に伴って各スプレッダ13a,15aが大きく揺れてし
まうため、コンテナ18の受渡し時にコンテナ18の揺
れのおさまるのを待たなければならず、コンテナ18の
受渡しに長い時間が掛かってしまう等の問題がある。
【0008】本発明は、上述した従来の問題に対し、コ
ンテナを滞留させることなく効率良くコンテナを搬送す
ることができるコンテナクレーンを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の請求項1に係るコンテナクレーンは、主桁と、前
記主桁上を走行し、荷の吊り上げ・吊り下げを行なう手
段を有する主トロリと、前記主桁下部に設けられた中間
桁と、前記中間桁上を走行し、上記主トロリとの間で荷
の授受が可能なトラバーサと、前記中間桁上を走行し、
前記トラバーサとの間で荷の授受が可能な補トロリとを
備えることを特徴とする。
【0010】上記目的を達成する本発明の請求項2に係
るコンテナクレーンは、請求項1において、前前記中間
桁は複数の軌条を有し、それぞれに前記トラバーサを設
けたことを特徴とする。上記目的を達成する本発明の請
求項3に係るコンテナクレーンは、請求項1又は2にお
いて、前記補トロリのスプレッダをガイドする手段を設
けたことを特徴とする。上記目的を達成する本発明の請
求項4に係るコンテナクレーンは、請求項3において、
前記手段の位置を調整する手段を設けたことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔実施例1〕本発明の第1の実施例に係るコンテナクレ
ーンを図1〜図8に示す。本実施例に係るコンテナクレ
ーン20は、走行脚11、主桁21、起伏ウインチ2
2、主トロリ23、中間桁25、トラバーサ71a,7
1b、補トロリ72、スプレッダガイド手段73等から
構成されている。
【0012】同図に示すように、走行脚11には、海側
と陸側へ通り抜けるように、モノボックス構造よりなる
主桁21が水平に支持されると共にその海側の一端側は
水平から上向きへ回動可能な起伏ブーム21aにより構
成され、起伏ブーム21aは、起伏ウインチ22によっ
て起伏操作できるようになっている。
【0013】主桁21は、モノボックス構造で構成され
ているが、2ボックス構造を用いても良い。走行脚11
は、図2及び図3に示すように、従来と同様に、U字型
をなす海側脚11a及び陸側脚11bのそれぞれの下部
を結合桁11cで相互に結合し構成されている。
【0014】主桁21には、図1及び図3に示すよう
に、主桁21に沿って横行できるように懸垂式の主トロ
リ23が設けられると共にこの主トロリ23には昇降可
能なスプレッダ23aが備えられている。走行脚11に
は、図1〜図3に示すように、主桁21の下方中間高さ
に、2ボックス構造で構成される中間桁25が固定支持
され、この中間桁25に上下2個のトラバーサ71a,
71b及び補トロリ72が相互に干渉することなく並行
移動可能に設けられている。
【0015】即ち、中間桁25は、図4に示すように、
海側脚11a、陸側脚11bから内向きに突破されたボ
ックス構造の接続用ブラケット26に溶接して支持され
る2ボックス構造であり、海側が海側脚11aを越えて
ほぼ岸壁前端付近まで、且つ、陸側が陸側脚11bを越
え主桁21とほぼ同じ位置まで水平に達している。中間
桁25の2ボックス構造間に跨がって、図3及び図4に
示すように、中間桁25に沿って横行移動可能に上トラ
バーサ71aが設けられると共に、中間桁25の2ボッ
クス構造に懸垂して、上トラバーサ71aと干渉するこ
となく中間桁25に沿って横行移動可能に下トラバーサ
71bが設けられている。
【0016】上トラバーサ71aは、図4に示すよう
に、中間桁25の2ボックス構造の内側面に配置した軌
道74a上に走行自在に載置され、図示しない横行モー
タによる駆動で横行移動するようにされている。下トラ
バーサ71bは、図4に示すように、中間桁25の2ボ
ックス構造の外側面に配置した軌道74b上に走行自在
に懸垂され、図示しない横行モータによる駆動で横行移
動するようにされている。
【0017】中間桁25の2ボックス構造間に跨がっ
て、図5及び図6に示すように、上下の各トラバーサ7
1a,71bを跨いで横行移動可能に門型構造の補トロ
リ72が設けられている。補トロリ72は、図4及び図
5に示すように、中間桁25の2ボックス構造の上面に
配置した軌道74c上に走行自在に載置され、図示しな
い横行モータによる駆動で横行移動するようにされてい
る。
【0018】補トロリ72は、図3に示すように昇降可
能なスプレッダ72aを備えると共に図5及び図6に示
すようにこのスプレッダ72aを上下に案内するスプレ
ッダガイド手段73を備え、スプレッダ72aは、巻上
装置75により巻き上げられるように構成されている。
スプレッダガイド手段73は、補トロリ72の陸側面に
垂直方向に固定支持され、その下端がクレーン下を通行
するトレーラ等と干渉しない高さとして設定されてい
る。
【0019】即ち、スプレッダガイド手段73は、図6
及び図7に示すように、補トロリ72側に向かうコの字
形断面に構成したガイドフレーム73aの上端を補トロ
リ72の門型トップビームの陸側面に固定支持し、且
つ、このガイドフレーム73aの中間を補トロリ72の
門型脚の陸側面にウイングフレーム73bを介し固定し
垂直に設けたものである。更に、図7、図8に示すよう
に、スプレッダ72aの本体部72b上には、スプレッ
ダ本体部72b上からガイドフレーム73a内の両側に
対向して突入する位置に一対のガイドアーム76が固定
して設けられている。
【0020】ガイドフレーム73a内側の両側部には、
I形断面の垂直ガイド軌条77が対称に国定して設けら
れている。各ガイドアーム76の先端部には、図8に示
すように、対向する垂直ガイド軌条77のフランジ部の
両面に接する位置に一対のガイドローラ78aがそれぞ
れ設けられ、垂直ガイド軌条77の桁板面に接する位置
にはガイドローラ78bが設けられている。
【0021】補トロリ72の構成及びスプレッダガイド
手段73の構成は、上記構造によるほか、任意の他の補
造を採用して良いものである。また、トラバーサ71
a,71bは、上中下3段に三組配置する構成とするこ
とも可能である。
【0022】上述した構成からなる本実施例のコンテナ
クレーン20においては、以下のようにして船17から
陸ヘコンテナ18の搬送が行われる。先ず、コンテナ1
8の荷揚げ搬送時には、図1に示すように、上下の各ト
ラバーサ71a,71bを、中間桁25の海側端上で待
機させ、補トロリ72を中間桁25の陸側端上でクレー
ン下に停止したコンテナトレーラのシャーシ16の位置
に合わせて待機させる。
【0023】次に、主桁21上の主トロリ23が、船1
7上のコンテナ18を吊り上げて、岸壁線上の位置へ移
動し、コンテナ18を待機する上トラバーサ71a上に
移載し、再び船17側へ戻る。引き続き、上トラバーサ
71aが、陸側へ自走移動し、補トロリ72内に進入し
停止する。
【0024】その後、補トロリ72が、上トラバーサ7
1a上のコンテナ18を吊り上げ、空の上トラバーサ7
1aが補トロリ72下から海側へ移動するのを待って、
スプレッダ72aを下降し、コンテナ18を待機するシ
ャーシ16上へ移載する。更に、上トラバーサ71a
が、陸側へ移動し、戻るまでの間に、主トロリ23が、
次のコンテナ18を下トラバーサ71b上に搬送して移
載し、下トラバーサ71bが補トロリ72の位置へ自走
移動し、補トロリ72が下トラバーサ71b上のコンテ
ナ18を同様にして地上のシャーシ16上に移載する。
【0025】このような一連の動作を操り返し連続して
行うことにより、効率的な搬送を行なうことができる。
すなわち、本実施例では、主トロリ28が、船17上の
コンテナ吊り上げ位置と、岸壁線上のトラバーサ待機位
置との間の短い距離を往復して、コンテナ18を上トラ
バーサ71a及び下トラバーサ71b上に、交互に荷揚
げ搬送し、上トラバーサ71a及び下トラバーサ71b
が、交互にコンテナ18を補トロリ72の位置まで搬送
し、補トロリ72が、上トラバーサ71a及び下トラバ
ーサ71bから交互にコンテナ18を吊り上げてシャー
シ16上に荷積み搬送することができるようになる。
【0026】また、補トロリ72は、空荷状態の時に、
クレーン下に停止するトレーラのシャーシ16位置に対
し、スプレッダガイド手段73のガイドフレーム23a
下端を目安として位置合わせし、正確に停止させること
ができる。更に、この位置で補トロリ72が、コンテナ
18を吊ったスプレッダ72aを下降させるとき、スプ
レッダ72aは、ガイドアーム76上のガイドローラ7
8a,78bと垂直ガイド軌道77とによる案内で垂直
に下降するから、スプレッダ72aの揺れ動きがなくな
り、コンテナ13をシャーシ16上に素早く円滑に移載
できるようになる。
【0027】尚、ヤード上のコンテナ18を船17に積
み込む場合は、上記荷揚げ搬送時と逆方向に、補トロリ
72、上トラバーサ718、下トラバーサ71b及び主
トロリ23を運転して、コンテナ18を搬送し、船積み
を行う。従って、上述した実施例によれば、コンテナ荷
役にあたって、主トロリ23、上下の各トラバーサ71
a,71b、及び補トロリ72が、それぞれ、短距離の
移動区間で、小さい昇降リフトで、繰り返し搬送できる
ようになり、それぞれの搬送サイクル時間が著しく短縮
される。
【0028】また、複数台の並行移動可能なトラバーサ
71a,71bの採用で、トラバーサ上での荷の停滞が
なくなり、各搬送手段間の時間待ちが解消し、全体の搬
送サイクル時間が大幅に短縮される効果が得られる。
【0029】〔実施例2〕本発明の第2の実施例に係る
コンテナクレーンを図9及び図10に示す。本実施例
は、前記スプレッダガイド手段23として、スプレッダ
72aの水平面に沿った姿勢を調整する手段を付加した
ものである。即ち、第1の実施例で用いたガイドアーム
76に代えて可動式のガイドアーム80を設けたもので
あり、このガイドアーム76は、図10に示すように、
一対の固定ビーム80a、伸縮ビーム80b、ガイドビ
ーム80d、傾動シリンダ80e等より構成されてい
る。
【0030】一対の固定ビーム80aは、スプレッダ本
体72bの縁部に連結端を突出するようにスプレッダ本
体72b上にそれぞれ取り付けられている。一対の伸縮
ビーム80bは、駆動シリンダ80cを内蔵すると共に
基端を各固定ビーム80aの先端に水平面沿いに回転可
能にそれぞれ軸連結している。各伸縮ビーム80bは、
内蔵する駆動シリンダ80cにより伸縮されることにな
る。
【0031】一対のガイドビーム80dは、駆動シリン
ダ80cにより伸縮される各伸縮ビーム80bの先端
に、水平面沿いに回転可能に軸連結され、且つ、結合部
材80fで相互に一体にされている。各ガイドビーム8
0dには、第1の実施例と同様に垂直ガイド軌条77の
フランジ面、桁板面と係合するガイドローラ78a,7
8bが設けられている。傾動シリンダ80eは、各伸縮
ビーム80bの固定側とスプレッダ本体72bの縁部間
に水平面内に傾斜して且つ水平面沿いに回動可能に接続
されている。
【0032】上述した第1の実施例の装置を使用してコ
ンテナ荷役を行う場合に、主トロリ23のスプレッダ2
3aから上トラバーサ71a又は下トラバーサ71b上
にコンテナ18を移載するとき、スプレッダ23aの揺
れなどによって、コンテナ18が、水平面沿いに回動し
てずれた状態、又はトラバーサ71a,71bの長さ方
向へずれた状態でトラバーサ71a,71b上に乗せら
れる場合がある。そして、トラバーサ上のコンテナ18
の位置ずれが大きい場合、又は補トロリ72下でトラバ
ーサ71a,71bとコンテナ18がずれて停止した場
合、補トロリ72のスプレッダ72aが、垂直ガイド軌
条77により拘束されている状態では、トラバーサ71
a,71b上のコンテナ18とスプレッダ72aの位置
が一致せず、吊り上げられない状態を発生する。
【0033】本実施例の構成によると、このような場合
において、垂直ガイド軌条77と係合する一対のガイド
ビーム80dに対して、一対の駆動シリンダ80cによ
る伸縮ビーム80bの同調伸縮で、スプレッダ72a
を、ガイドビーム80dに接近し又は離れる方向へ移動
し、位置調整することができる。また、一対の傾動シリ
ンダ80eの同調伸縮駆動による一対の伸縮ビーム80
bの水平面沿いの同調回動で、スプレッダ72aを、一
対のガイドビーム80dに対し、スプレッダ長手方向へ
移動し、位置調整することができる。
【0034】更に、一対の傾動シリンダ80eを異なる
ストロークで伸縮駆動すると、一対の伸縮ビーム80b
に水平面沿いの傾き差を生じて、スプレッダ72aを、
水平面内に回動する方向に移動し、姿勢調整することが
できる。従って、本実施例によれば、補トロリ72のス
プレッダ72aの位置に対して、トラバーサ71a,7
1b上のコンテナ18が、前後、左右、水平回転方向に
ずれた状態にあるとき、補トロリ72のスプレッダ72
aを水平回動方向、あるいは長さ方向、幅方向に位置合
わせ調整できるようになり、コンテナ荷役運転を中断す
ることなく、円滑に行えるようになる効果が得られる。
【0035】尚、補トロリ72のスプレッダ72aか
ら、地上のシャーシ16上にコンテナ18を移載すると
き、相互の位置がずれている場合にも、スプレッダ72
aの位置調整に用いることがてき、同様の効果を得るこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明の請求項1に係るコンテナクレーンに
よれば、主桁と、前記主桁上を走行し、荷の吊り上げ・
吊り下げを行なう手段を有する主トロリと、前記主桁下
部に設けられた中間桁と、前記中間桁上を走行し、上記
主トロリとの間で荷の授受が可能なトラバーサと、前記
中間桁上を走行し、前記トラバーサとの間で荷の授受が
可能な補トロリとを備えるため、主トロリは船上のコン
テナ吊り上げ位置と岸壁線上のトラバーサ待機位置との
間の短い距離を往復してコンテナをトラバーサ上に荷揚
げ搬送し、トラバーサはコンテナを補トロリの位置まで
搬送し、補トロリはスプレッダにより、トラバーサから
コンテナを吊り上げてシャーシ上に荷積み搬送すること
ができる。
【0037】また、本発明の請求項2に係るコンテナク
レーンによれば、請求項1において、前記中間桁は複数
の軌条を有し、それぞれに前記トラバーサを設けたた
め、主トロリ又は補トロリと複数台のトラバーサとの間
でコンテナを交互に搬送することができるため、トラバ
ーサ上での荷の停滞がなくなり、各搬送手段間の時間待
ちが解消し、全体の搬送サイクル時間が大幅に短縮され
る効果が得られる。
【0038】更に、本発明の請求項3に係るコンテナク
レーンによれば、請求項1又は2において、前記補トロ
リのスプレッダをガイドする手段を設けたためスプレッ
ダがコンテナを吊り下げる際、スプレッダガイドにより
垂直に案内されて下降するため、スプレッダの揺れ動き
がなくなり、コンテナをシャーシ上に素早く円滑に移載
できる。
【0039】特に、本発明の請求項4に係るコンテナク
レーンによれば、請求項3において、前記手段の位置を
調整する手段を設けたため、コンテナ等の位置に応じ
て、スプレッダの位置が調整されるため、コンテナ荷役
運転を中断することなく、円滑にコンテナの搬送が行え
るようになる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるコンテナクレーンの
側面図である。
【図2】図1中のII−II矢視の平面図である。
【図3】図1中のIII−III矢視の背面図である。
【図4】図2中のIV−IV矢視の拡大正面図である。
【図5】図2中のV部の拡大平面図である。
【図6】図5中のVI−VI矢視の背面図である。
【図7】図6中のVII−VII失視の平面図である。
【図8】図7中のVIIIの拡大説明図である。
【図9】図7に対応する本発明の他の実施例の平面図で
ある。
【図10】図9中のX部の拡大説明図である。
【図11】従来のコンテナクレーンの側面図である。
【符号の説明】
10 コンテナクレーン 11 走行脚 12 主桁 13 主トロリ 14 コンテナトラバーサ 15 補トロリ 20 コンテナクレーン 21 主桁 22 起伏ウインチ 23 主トロリ 25 中間桁 71a,71b トラバーサ 72 補トロリ 73 スプレッダガイド手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主桁と、前記主桁上を走行し、荷の吊り
    上げ・吊り下げを行なう手段を有する主トロリと、前記
    主桁下部に設けられた中間桁と、前記中間桁上を走行
    し、上記主トロリとの間で荷の授受が可能なトラバーサ
    と、前記中間桁上を走行し、前記トラバーサとの間で荷
    の授受が可能な補トロリとを備えることを特徴とするコ
    ンテナクレーン。
  2. 【請求項2】 前記中間桁は複数の軌条を有し、それぞ
    れに前記トラバーサを設けたことを特徴とする請求項1
    記載のコンテナクレーン。
  3. 【請求項3】 前記補トロリのスプレッダをガイドする
    手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のコ
    ンテナクレーン。
  4. 【請求項4】 前記手段の位置を調整する手段を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載のコンテナクレーン。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1106564A1 (de) * 1999-11-30 2001-06-13 Atecs Mannesmann AG Hubeinrichtung zur Erhöhung der Leistung eines Umschlaggerätes für ISO-Container
US7762760B2 (en) * 2004-06-24 2010-07-27 Paceco Corp. Method of operating a cargo container scanning crane
CN103321152A (zh) * 2012-07-23 2013-09-25 上海振华重工(集团)股份有限公司 伸缩式桁架大梁及其制造方法
JP2020109031A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 株式会社三井E&Sマシナリー コンテナクレーン及びコンテナクレーンの制御方法

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