JP3217707B2 - コンテナクレーン - Google Patents

コンテナクレーン

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JP3217707B2
JP3217707B2 JP22655896A JP22655896A JP3217707B2 JP 3217707 B2 JP3217707 B2 JP 3217707B2 JP 22655896 A JP22655896 A JP 22655896A JP 22655896 A JP22655896 A JP 22655896A JP 3217707 B2 JP3217707 B2 JP 3217707B2
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欣昭 大久保
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  • Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナヤードの
岸壁などに配設されるコンテナクレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナヤードの岸壁などに配設される
従来のコンテナクレーンの概略構造を図13に示す。図
13において、11は走行脚であり、U字型をなす海側
脚11aおよび陸側脚11bを中間桁11cで連結した
ものである。12は主桁であり、海側と陸側とを結ぶ方
向へ長手方向を向けるようにして上記走行脚11に水平
に支持され、その海側が上下方向へ起伏可能な起伏ブー
ム12aとなっている。13は主トロリであり、昇降可
能なスプレッダ13aを備えると共に、上記主桁12に
沿って移動できるように設けられている。14はコンテ
ナトラバーサであり、上記走行脚11の中間脚11cに
沿って移動可能に設けられている。15は補トロリであ
り、昇降可能なスプレッダ15aを備えると共に、上記
走行脚11の中間桁11cに沿って移動できるように設
けられている。なお、16はコンテナシャーシ、17は
船、18はコンテナである。
【0003】このようなコンテナクレーン10では、主
トロリ13がスプレッダ13aで船17上のコンテナ1
8を吊り上げた後、走行移動してトラバーサ14上に受
け渡し、当該トラバーサ14と補トロリ15との相互移
動により、当該トラバーサ14上の上記コンテナ18を
上記補トロリ15がスプレッダ15aで吊り上げてコン
テナシャーシ16上に積載している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなコンテ
ナクレーン10では、トラバーサ14を中継点とするこ
とにより、各トロリ13、15の搬送サイクルを短縮す
ることができるようにしているものの、トラバーサ14
上にコンテナ18が滞留しやすく、上記トロリ13、1
5を十分に稼働させることができなかった。また、船1
7の大型化に伴って、主桁12や走行脚11の中間桁1
1cの高さや主桁12のアウトリーチなどを大きくする
と、各トロリ13、15の走行に伴って各スプレッダ1
3aが大きく揺れてしまうため、コンテナ18の受け渡
し時に当該コンテナ18の揺れがおさまるのを待たなけ
ればならず、コンテナ18の受け渡しに時間が非常にか
かってしまう。
【0005】このようなことから、本発明は、コンテナ
を滞留させることなく効率よくコンテナを搬送すること
ができるコンテナクレーンを提供することを目的とし
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための、本発明によるコンテナクレーンは、走行脚に支
持され、当該走行脚から延長できるように一端側に起伏
可能な起伏ブームを有する主桁と、前記主桁に設けら
れ、当該主桁に沿って走行可能な主トロリと、前記主桁
の下方に位置するように前記走行脚に支持され、前記走
行脚から延長できるように一端側に起伏ブームを有する
と共に、上下方向の位置を所定の高さに調整できる中間
桁と、前記中間桁に設けられ、当該中間桁に沿って走行
可能なトラバーサと、前記主桁に沿って走行移動できる
ように当該主桁に設けられ、前記トラバーサと地上との
間でコンテナを搬送する補トロリと、前記補トロリの移
動方向に沿って当該補トロリと同期して移動できると共
に、当該補トロリのスプレッダの昇降をガイドするガイ
ド手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】上述したコンテナクレーンにおいては、前
記主桁がモノボックス構造をなし、前記中間桁が2ボッ
クス構造をなしていることを特徴とする。
【0008】上述したコンテナクレーンにおいては、前
記トラバーサが上下方向に沿って複数設けられているこ
とを特徴とする。
【0009】
【0010】上述したコンテナクレーンにおいては、前
記補トロリの前記スプレッダの水平方向の位置を微調整
する微調整手段を前記ガイド手段が有していることを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によるコンテナクレーンの
第一番目の実施の形態を図1〜10を用いて説明する。
なお、図1は、その全体概略構造を表す側面図、図2
は、図1のII−II線断面矢視図、図3は、図1の III−
III 線断面矢視図、図4は、図1のIV−IV線断面矢視
図、図5は、図2の矢線V部の抽出拡大断面図、図6
は、図5の矢線VI方向からの一部破断矢視図、図7は、
図3のVII部の抽出拡大図、図8は、図4のVIII−VIII
線矢視図、図9は、図8のIX−IX線断面矢視図、図10
は、図9の矢線X部の抽出拡大断面図である。ただし、
前述した従来のコンテナクレーンと同様な部材について
は、前述した従来のコンテナクレーンの説明で用いた符
号と同様な符号を用いることにより、その説明を省略す
る。
【0012】図1において、21は主桁であり、モノボ
ックス構造をなして走行脚11に水平に支持され、一端
側である海側が上下方向へ起伏可能な起伏ブーム21a
となっている。22は起伏ウインチであり、上記主桁2
1の起伏ブーム21aを起伏させることができるように
なっている。23は懸垂式の主トロリであり、昇降可能
なスプレッダ23aを備えると共に、主桁21に沿って
走行できるように設けられている。24は懸垂式の補ト
ロリであり、昇降可能なスプレッダ24aを備えると共
に、上記主トロリ23と同様にして上記主桁21に沿っ
て走行できるように設けられている。なお、主桁を2ボ
ックス構造として、主トロリおよび補トロリを懸架式と
してもよい。また、11dは梁、11eはブレースであ
る。
【0013】図1,2において、25は中間桁であり、
走行脚11内の海側と陸側とを連通する長さを有する2
ボックス構造をなし、海側脚11aおよび陸側脚11b
の長手方向に沿って昇降移動できるよう、すなわち、高
さ位置を調整できるように走行脚11に支持されると共
に、その一端側である海側が上下方向へ起伏可能な先端
の開放された起伏ブーム25aとなっている。なお、上
記中間桁25は、走行脚11の海側脚11aおよび陸側
脚11bの所定の高さ位置に固定できる構造であればよ
い。また、25b,25cは結合梁、25dは支柱、2
5eはブレースである。
【0014】26は起伏ウインチであり、中間桁25の
上記起伏ブーム25aを起伏させることができるように
なっている。27は昇降ウインチであり、走行脚11の
海側脚11aおよび陸側脚11bに沿って上記中間桁2
5を昇降させることができるようになっている。28は
下トラバーサであり、上記中間桁25に沿って移動でき
るように当該中間桁25の下側に設けられている。29
は中トラバーサであり、上記中間桁25に沿って移動で
きるように当該中間桁25の中程に設けられている。3
0は上トラバーサであり、上記中間桁25に沿って移動
できるように当該中間桁25の上側に設けられている。
31は垂直ガイド軌条であり、上端部が補トロリ24の
フレームに連結されて懸垂支持されている。32はガイ
ド保持台車であり、中間桁25上に走行可能に支持され
た一対の台車32aと、上下方向に摺動移動できるよう
に上記垂直ガイド軌条31に係合する柱組状のガイドフ
レーム32bとからなっている。
【0015】33はガイドアームであり、補トロリ24
のスプレッダ24aから水平方向に沿って張り出し、昇
降移動できるように先端部分が上記垂直ガイド軌条31
にスライド係合している。34は昇降ワイヤであり、上
記昇降ウインチ27に巻き付けられており、図1,2に
示すように、ガイドシーブ35を経て、シーブブロック
36,37を経由した後、ガイドシーブ38を通ってイ
コライザ39に中間部が無端状に繋着し、前記中間桁2
5を水平に支持することができるようになっている。
【0016】図5,6において、40は高剛性を有する
取付台であり、走行脚11の海側脚11aまたは陸脚1
1bの内側面に各々対向するようにして前記中間桁25
上に設けられている。41はピン孔であり、上記取付台
41と対向する上記海側脚11aおよび陸側脚11bの
内側面に上下方向へ沿って一定の間隔で複数設けられて
いる。42はガイドレールであり、上記ピン孔41の両
側部分に上下方向に沿ってそれぞれ設けられている。4
3はロックピンであり、上記ピン孔41に着脱可能にそ
れぞれ嵌合している。44はガイドローラであり、上記
ガイドレール42の外面に当接して回動できるように取
付台40に対をなして設けられている。45はシリンダ
であり、そのロッド45aの先端に上記ロックピン43
が連結され、当該ロッド45aの伸縮により上記ロック
ピン43を上記ピン孔41へ着脱できるように取付台4
0に設けられている。なお、49はガイドシーブであ
る。
【0017】図7において、46は外側軌条であり、2
ボックス構造の中間桁25の下部外側棚部分に設けられ
ている。47は内側軌条であり、前記中間桁25の下部
内側棚部分に設けられている。48は上部軌条であり、
前記中間桁25の上部内側寄りに設けられている。
【0018】図3に示すように、中間桁25の結合梁2
5bは、二個のボックス構造の桁の下面部で桁相互を結
合している。図7に示すように、下トラバーサ28は、
両側部が車輪を介して上記外側軌条46に自走可能に支
持されている。中トラバーサ29は、両側部が車輪を介
して上記内側軌条47に自走可能に支持されている。上
トラバーサ30は、両側部が車輪を介して上記上部軌条
48に自走可能に支持されている。これら各トラバーサ
28〜30は、相互に干渉することなく自由に中間桁2
5上を自走することができるようになっている。
【0019】図8〜10に示すように、垂直ガイド軌条
31は、断面がI型をなす一対の鋼材で構成され、フレ
ーム31aにより陸側の面が相互に結合され、上端が補
トロリ24のフレームに軸着されて支持されている。な
お、当該垂直ガイド軌条31は、補トロリ24のフレー
ムに支持されることなく、図示しない昇降装置を介して
ガイド保持台車32に昇降可能に支持されていてもよ
い。ガイド保持台車32は、前記中間桁25の上部軌条
48上に走行可能に支持された一対の台車32aが水平
フレーム32cで一体に連結され、上記垂直ガイド軌条
31の陸側を包囲する柱組状のガイドフレーム32bが
上記水平フレーム32cの中間部分に一体的に支持され
ている。なお、ガイド保持台車32に垂直ガイド軌条3
1を支持させる場合には、当該垂直ガイド軌条31の陸
側のフランジ側に昇降装置を係合させるように当該昇降
装置を上記ガイドフレーム32b上に配置すればよい。
【0020】図10に示すように、ガイド保持台車32
のガイドフレーム32bの垂直ガイド軌条31のフラン
ジ面および桁板面との対向部分には、当該垂直ガイド軌
条31のフランジ面および桁板面と平行面を形成する部
材50,51が設けられ、垂直ガイド軌条31側の対向
部分には、上下方向に連続する滑り板52が設けられ、
部材50,51側には、上記滑り板52と接する滑り板
53が設けられており、垂直ガイド軌条31は、ガイド
保持台車32のガイドフレーム32b内を上下方向へ摺
動可能に保持されている。このため、ガイド保持台車3
2は、前述したように、補トロリ24の走行移動に同期
して走行移動し、垂直ガイド軌条31の垂直を保持する
ことができるようになっている。
【0021】ガイドアーム33は、先端部分が一定間隔
を保持して前記垂直ガイド軌条31の桁板面内側と平行
に対峙するように配置され、当該垂直ガイド軌条31の
フランジ板の表裏面に接する回動自在なガイドローラ5
4が先端部分に設けられると共に、当該垂直ガイド軌条
31の桁板面に接する回動自在なガイドローラ55が設
けられており、当該垂直ガイド軌条31の案内により前
記補トロリ24のスプレッダ24aを上下方向へ昇降さ
せることができるようになっている。
【0022】なお、本実施の形態では、垂直ガイド軌条
31、ガイド保持台車32、ガイドアーム33、部材5
0,51、滑り板52,53、ガイドローラ54,55
などによりガイド手段を構成している。
【0023】このようなコンテナクレーン20において
は、以下のようにして船17からコンテナ18が搬送さ
れる。
【0024】中間桁25を図1に示す高さ位置に昇降調
整し、ロックピン43で走行脚11の海側脚11aおよ
び陸側脚11bに固定した後、コンテナクレーン20を
走行させて船17の荷役位置へ移動し、主桁21および
中間桁25の各起伏ブーム21a,25aを水平位置に
伏動して荷役を開始する。なお、中間桁25を昇降する
に当たって、ガイド保持台車32に垂直ガイド軌条31
を支持させた構造の場合には、中間桁25の昇降量に合
わせて垂直ガイド軌条31を逆方向へ連動昇降させる。
一方、高さを固定した構造の中間桁25の場合には、中
間桁25をこの高さ位置に予め設定しておけばよい。
【0025】主桁21上の主トロリ23は、中間桁25
とラップする位置では、中間桁25の2ボックス構造の
桁の間を通してスプレッダ23aを昇降させて、船17
上のコンテナ18を吊り上げることができ、中間桁25
とラップしない位置では、スプレッダ23aを自由に昇
降させて、船17上のコンテナ18を吊り上げることが
できる。主トロリ23は、コンテナ18を吊り上げた
ら、中間桁25上の海側寄りに待機している各トラバー
サ28〜30へ所定の順序でコンテナ18を渡していく
ことを繰り返す。
【0026】各トラバーサ28〜30は、所定の順序で
コンテナ18を受け取ると、中間桁25上を陸側へ順次
自走し、補トロリ24の待機位置の下方で停止する。補
トロリ24は、下方に位置した各トラバーサ28〜30
上から所定の順序でコンテナ18をスプレッダ24aに
より吊り上げると、当該スプレッダ24aを垂直ガイド
軌条31の案内で垂直降下させ、地上で待機するコンテ
ナシャーシ16上へコンテナ18を渡した後、当該スプ
レッダ24aを上昇させて所定位置に待機させることを
順次繰り返す。なお、補トロリ24へコンテナ18を渡
した後の各トラバーサ28〜30は、中間桁25上を海
側へ自走し、主トロリ23からコンテナ18を受け取れ
るように所定の位置に待機することを繰り返す。
【0027】なお、補トロリ24とガイド保持台車32
とを同期走行させて任意位置へ移動させれば、上述と同
様にして当該位置でのコンテナ18の受け渡しを行うこ
とができる。
【0028】上述したようにして荷役を行うに当たっ
て、各トラバーサ28〜30が船17上とコンテナシャ
ーシ16上との間を所定の順序で往復動できるので、コ
ンテナ18の水平搬送サイクルが短時間ピッチとなり、
主トロリ23および補トロリ24の搬送サイクルも、各
トラバーサ28〜30が短時間ピッチでより近い位置へ
移動待機できることから、大幅に短縮される。
【0029】したがって、このようなコンテナクレーン
20によれば、コンテナ18の荷役運転効率を大幅に向
上させることができる。
【0030】また、搬出による船17上のコンテナ18
の減少に伴う積荷高さの低下や潮位変化などに応じて中
間桁25の高さをを徐々に変化させることができるの
で、荷役作業時の主トロリ23および補トロリ24の各
スプレッダ23a,24aの昇降距離を常に必要最小限
に抑えることができ、高効率な荷役運転を常に維持する
ことができる。
【0031】また、中間桁25に上下方向に沿って各ト
ラバーサ28〜30を各々設けたので、起伏ブーム25
aにより延長されて長くなった中間桁25でも、コンテ
ナ18の水平方向の搬送効率を向上させることができ
る。
【0032】また、補トロリ24のスプレッダ24aの
昇降を前述したようなガイド手段によりガイドするよう
にしたので、当該昇降の際に上記スプレッダ24aが揺
れてしまうことがなくなり、コンテナ18の受け渡しを
安定して行うことができる。このため、主桁21や中間
桁25の高さやアウトリーチなどを大きくしても、コン
テナ18の受け渡しを効率よく行うことができるので、
大型船からのコンテナの搬出でも問題なく実施すること
ができる。
【0033】また、主桁21をモノボックス構造とし、
中間桁25を2ボックス構造とすることにより、中間桁
25の起伏ブーム25aの起伏機構の主桁21との干渉
を避け、上記起伏機構を自由に構成することができるよ
うになる。
【0034】本発明によるコンテナクレーンの第二番目
の実施の形態を図11,12を用いて説明する。なお、
図11は、その要部の概略構成図、図12は、図11の
矢線XII部の抽出拡大図である。ただし、前述した第一
番目の実施の形態と同様な部材については、前述した第
一番目の実施の形態の説明で用いた符号と同様な符号を
用いることにより、その説明を省略する。
【0035】図11において、63は前述した実施の形
態のガイドアーム33に代えて設けた可動式のガイドア
ームであり、当該ガイドアーム63は、図12に示すよ
うな構造となっている。
【0036】図12において、63aは固定ビーム、6
3bは伸縮シリンダ、63cはガイドビーム、63dは
傾動シリンダである。固定ビーム63aは、先端が補ト
ロリ24のスプレッダ24aから突出するように設けら
れている。伸縮シリンダ63bは、固定ビーム63aの
先端に基端が水平面に沿って回転可能に軸支されてい
る。ガイドビーム63cは、伸縮シリンダ63bの先端
に基端が水平面に沿って回転可能に軸支されている。傾
動シリンダ63dは、補トロリ24のスプレッダ24a
に基端が水平面に沿って回転可能に軸支され、伸縮シリ
ンダ63bに先端が水平面に沿って回転可能に軸支され
ている。
【0037】ガイドビーム63cには、ガイドローラ5
4,55が設けられており、これらガイドローラ54,
55は、前述した実施の形態と同様に垂直ガイド軌条3
1に回動自在に接している。なお、63eは連結部材で
あり、対をなすガイドアーム63のガイドビーム63c
を一体的に連結固定している。
【0038】つまり、ガイドアーム63は、伸縮シリン
ダ63bおよび傾動シリンダ63dが作動することによ
り、補トロリ24のスプレッダ24aを垂直ガイド軌条
31に対して水平面に沿って位置調整することができる
ようになっているのである。このようなガイドアーム6
3などにより、本実施の形態では微調整手段を構成して
いる。
【0039】このようなガイドアーム63を備えたコン
テナクレーンでは、補トロリ24のスプレッダ24aか
らコンテナシャーシ16へコンテナ18を受け渡す際
に、当該スプレッダ24aとコンテナシャーシ16とに
水平方向でのずれが生じたとしても、ガイドアーム63
の伸縮シリンダ63bの逆位相伸縮操作により捩れ方向
の位置ずれを修正することができ、ガイドアーム63の
伸縮シリンダ63bの同位相伸縮操作により補トロリ2
4の走行方向の位置ずれを修正することができ、ガイド
アーム63の傾動シリンダ63dの同期伸縮操作により
主桁21の幅方向(コンテナクレーンの走行方向)の位
置ずれを修正することができる。
【0040】したがって、このようなコンテナクレーン
によれば、前述した実施の形態の場合と同様な効果が得
られるのはもちろんのこと、補トロリ24のスプレッダ
24aからコンテナシャーシ16へコンテナ18を受け
渡す際に、当該スプレッダ24aとコンテナシャーシ1
6とに水平方向でのずれが生じたとしても、ずれを容易
に修正することができるので、コンテナ18の受け渡し
をより正確に行うことができる。
【0041】なお、本実施の形態では、同一構造の対を
なすガイドアーム63を用いるようにしたが、例えば、
一方のガイドアームの伸縮シリンダを伸縮不能なリンク
ビームにしたり、傾動シリンダを一方のガイドアームの
みに設けたりするようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明のコンテナクレーンによれば、中
間桁を走行するトラバーサを主トロリおよび補トロリの
側近まで移動させることができると共に、コンテナの昇
降高さを必要最小限に抑えることができるので、主トロ
リおよび補トロリによるコンテナ搬送サイクルを短縮す
ることができる。
【0043】また、主桁をモノボックス構造とし、中間
桁を2ボックス構造とすることにより、中間桁の起伏ブ
ーム機構を主桁構造との干渉を避け自由に構成すること
ができる。
【0044】また、トラバーサを中間桁に上下方向に沿
って複数設けることにより、起伏ブームにより延長され
た中間桁上を走行移動する場合でも、コンテナの水平方
向の搬送サイクルを短時間ピッチにすることができる。
【0045】また、補トロリのスプレッダの昇降をガイ
ド手段によりガイドすることにより、当該スプレッダを
揺らすことなくコンテナを安定して搬送することがで
き、コンテナの受け渡しにかかる時間を大幅に短縮する
ことができる。
【0046】また、補トロリのスプレッダの水平方向の
ずれを微調整手段により微調整することができるので、
コンテナの受け渡しをより正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンテナクレーンの第一番目の実
施の形態の全体概略構造を表す側面図である。
【図2】図1のII−II線断面矢視図である。
【図3】図1の III−III 線断面矢視図である。
【図4】図1のIV−IV線断面矢視図である。
【図5】図2の矢線V部の抽出拡大断面図である。
【図6】図5の矢線VI方向からの一部破断矢視図であ
る。
【図7】図3のVII部の抽出拡大図である。
【図8】図4のVIII−VIII線矢視図である。
【図9】図8のIX−IX線断面矢視図である。
【図10】図9の矢線X部の抽出拡大断面図である。
【図11】本発明によるコンテナクレーンの第二番目の
実施の形態の要部の概略構成図である。
【図12】図11の矢線 XII部の抽出拡大図である。
【図13】従来のコンテナクレーンの全体概略構造を表
す側面図である。
【符号の説明】
11 走行脚 11a 海側脚 11b 陸側脚 16 コンテナシャーシ 17 船 18 コンテナ 20 コンテナクレーン 21a 起伏ブーム 22,26 起伏ウインチ 23 主トロリ 23a スプレッダ 24 補トロリ 24a スプレッダ 25 中間桁 25a 起伏ブーム 27 昇降ウインチ 28 下トラバーサ 29 中トラバーサ 30 上トラバーサ 31 垂直ガイド軌条 32 ガイド保持台車 33 ガイドアーム 40 取付台 41 ピン孔 42 ガイドレール 43 ロックピン 44 ガイドローラ 45 シリンダ 46 外側軌条 47 内側軌条 48 上部軌条 50,51 部材 52,53 滑り板 54,55 ガイドローラ 63 ガイドアーム 63a 固定ビーム 63b 伸縮シリンダ 63c ガイドビーム 63d 傾動シリンダ 63e 連結部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行脚に支持され、当該走行脚から延長
    できるように一端側に起伏可能な起伏ブームを有する主
    桁と、 前記主桁に設けられ、当該主桁に沿って走行可能な主ト
    ロリと、 前記主桁の下方に位置するように前記走行脚に支持さ
    、前記走行脚から延長できるように一端側に起伏ブー
    ムを有すると共に、上下方向の位置を所定の高さに調整
    できる中間桁と、 前記中間桁に設けられ、当該中間桁に沿って走行可能な
    トラバーサと、前記主桁に沿って走行移動できるように当該主桁に設け
    られ、 前記トラバーサと地上との間でコンテナを搬送す
    る補トロリと、前記補トロリの移動方向に沿って当該補トロリと同期し
    て移動できると共に、当該補トロリのスプレッダの昇降
    をガイドするガイド手段と を備えた ことを特徴とするコ
    ンテナクレーン。
  2. 【請求項2】 前記主桁がモノボックス構造をなし、前
    記中間桁が2ボックス構造をなしていることを特徴とす
    る請求項1に記載のコンテナクレーン。
  3. 【請求項3】 前記トラバーサが上下方向に沿って複数
    設けられていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のコンテナクレーン。
  4. 【請求項4】 前記補トロリの前記スプレッダの水平方
    向の位置を微調整する微調整手段を前記ガイド手段が有
    していることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    記載のコンテナクレーン。
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