JP2784729B2 - 貯蔵・搬送用装置 - Google Patents

貯蔵・搬送用装置

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JP2784729B2
JP2784729B2 JP25161994A JP25161994A JP2784729B2 JP 2784729 B2 JP2784729 B2 JP 2784729B2 JP 25161994 A JP25161994 A JP 25161994A JP 25161994 A JP25161994 A JP 25161994A JP 2784729 B2 JP2784729 B2 JP 2784729B2
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JP25161994A
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勉 井手
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Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールやパイプなどの
多数の固形貯蔵品を貯蔵し、搬送させる貯蔵・搬送用装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】パイプなどの長尺形状物品を貯蔵し、搬
送する装置として、特公昭56-13436号公報記載の発明
(第一従来例)や実公昭55-46582号公報記載の発明(第
二従来例)が提案されている。
【0003】第一従来例の貯蔵及び搬送用装置は、図4
に示すようにラック1及び吊具2を備えてなり、ラック
1内に長尺形状物品が収納可能とされ、吊具2がクレー
ンなどにより昇降される。吊具2の吊ピン3をラック1
の吊プレート4に係止させて、ラック1が懸吊される。
吊ピン3を吊プレート4の窪み部5に滑らせながら、こ
の吊ピン3を吊プレート4に係止させることにより、ラ
ック1の懸吊作業を補助者の必要なく単独で実施でき
る。また、吊プレート4がラック1の内側に折り曲げら
れ、先行したラック1内に配置可能とされて、ラック1
の段積みが実施される。
【0004】また、第二従来例の小径鋼管の格納及び搬
送用パレットは、図5に示すように、多数の長尺形状物
品を収納可能とするラック6に吊プレート7及びガイド
プレート8を設け、吊プレート7を、クレーンなどによ
り昇降される吊具に係止させ、先行したラック6のガイ
ドプレート8に案内させて、懸吊状態のラック6を段積
み可能とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第一従
来例では、ラック1の懸吊作業時に、吊具2の吊ピン3
を吊プレート4に係止させる際、これら吊ピン3と吊プ
レート4とを衝突させることになるので、これらの吊ピ
ン3及び吊プレート4に過大な負荷が作用し、吊ピン3
及び吊プレート4が損傷する恐れがある。
【0006】更に、第一従来例ではラック1の段積み時
に、懸吊状態のラック1の下部が、先行したラック1の
吊プレート4に衝突してしまい、この吊プレート4が曲
がってしまう恐れがある。第二従来例においても、ラッ
ク6の段積み時に、懸吊状態のラック6の下部によっ
て、先行したラック6の吊プレート7が曲がってしまう
恐れがある。
【0007】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、ラックの吊プレート及び吊具の吊ピンを損
傷することなく、吊具によるラックの懸吊作業を単独で
実施でき、かつ複数のラックを段積みできる貯蔵・搬送
用装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、多数の固形貯蔵品を収納可能とするラックの上部に
フック形状の吊プレートが複数設置され、懸架装置によ
り昇降される吊具の吊ピンを上記吊プレートに係止させ
て上記ラックを懸吊し、このラックを先行したラック上
に段積みする貯蔵の搬送用装置において、上記ラックの
上部にガイド溝を構成するガイド板が設置され、上記吊
具の下部にガイドローラが設置され、上記ガイドローラ
が上記ガイド溝内を転動する間に上記吊ピンが上記吊プ
レートに係止可能とされるとともに、上記先行したラッ
クのガイド溝にラックの下部が案内可能とされるもので
ある。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におけ
るラックの吊プレートが、ラックの外側表面から所定距
離だけ離れた位置にて立設されたものである。
【0010】
【作用】したがって、請求項1に記載の発明に係る貯蔵
・搬送用装置によれば、吊具のガイドローラがラックの
ガイド溝内を転動する間に吊具の吊ピンがラックの吊プ
レートに係止可能に構成されたので、ラックの懸吊時
に、吊具のガイドローラをラックのガイド溝に転動させ
て、吊具の吊ピンをラックの吊プレートに係止させれば
良いので、吊ピンを吊プレートに直接係止させる場合
に、これらの吊ピン及び吊プレート間に生ずる恐れがあ
る過大な負荷の発生を防止でき、これらの吊プレート及
び吊ピンの損傷を防止できる。
【0011】また、請求項1に記載の発明によれば、先
行するラックのガイド溝にラックの下部が案内可能とさ
れたことから、ラックの段積み時に、懸吊状態にあるラ
ックの下部を、先行したラックのガイド溝に案内させる
ことによりラックを段積みできるので、懸吊状態のラッ
クの下部が、先行したラックの吊プレートに直接衝突す
ることがなく、段積み時の吊プレートの曲げなどの損傷
を防止できる。
【0012】更に、請求項2に記載の発明によれば、ラ
ックの吊プレートが、ラックの外側表面から所定距離だ
け離れた位置に立設されたので、ラックの段積み時に、
先行したラックのガイド溝に案内される懸吊状態のラッ
クの下部と、この先行したラックの吊プレートとの衝突
を確実に防止できる。この結果、段積み時の吊プレート
の損傷をより一層防止できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る貯蔵・搬送用装置の一実施
例が適用されたラック及び吊具を示し、(A)が吊具
の、(B)がラックのそれぞれ斜視図である。図2は、
図1(B)のII矢視図である。図3は、段積み状態のラ
ックを示し、(A)がその正面図、(B)がその側面図
である。
【0014】貯蔵・搬送用装置10は、多数のパイプや
ロール11(図3)などの固形貯蔵品を収納可能とする
ラック12(図1)と、懸架装置としての図示しないク
レーンにより昇降される吊具13(図1)と、を有して
構成される。
【0015】ラック12は、2本のラック基礎部材14
の両端を2本のラック連結部材15にて連結して、四角
形状の底部を構成し、この底部の4つのコーナ部からラ
ック支柱16を立設し、これらのラック支柱16の上端
部を、ラック基礎部材14に並行配置されたラック継ぎ
部材17にて連結して、直方体形状のフレーム構造に構
成される。
【0016】2本のラック継ぎ部材17には、その長手
方向の2ヶ所に吊プレート18がそれぞれ設置される。
この吊プレート18は逆J形状のフック形状であり、取
付部材19を介してラック継ぎ部材17に固着される。
図2に示すように、この取付部材19により、吊プレー
ト18は、ラック12におけるラック基礎部材14、ラ
ック支柱16及びラック継ぎ部材17の外側表面Aから
距離Lだけ外方へ離れて設置される。
【0017】また、図1に示すように、上記2本のラッ
ク継ぎ部材17のそれぞれには、その長手方向に沿って
2枚のガイド板20A及び20Bが固着される。これら
のガイド板20A及び20Bは、図2に示すように、そ
れぞれが外側に折り曲げられ、対向状態で上方が拡大し
たガイド溝21を構成する。尚、ラック12の底部を構
成するラック基礎部材14及びラック連結部材16に
は、図示しないが、金網などの底壁が備えられて、ロー
ル11が載置される。
【0018】一方、前記吊具13は、2本の吊具基礎部
材22の両端を2本の吊具連結部材23にて連結して、
長方形状のフレーム構造に構成される。
【0019】それぞれの吊具基礎部材の長手方向2ヶ所
に吊ピン24が植設される。この2本の吊ピン24の間
隔は、ラック12における同一のラック継ぎ部材17に
固着された吊プレート18の間隔とほぼ同一に設定され
る。これらの吊ピン24が吊プレート18に個別に係止
可能とされる。
【0020】また、2本の吊具基礎部材22のそれぞれ
に、その長手方向に適宜間隔をもって、2個のガイドロ
ーラ25が回転自在に配設される。このガイドローラ2
5がラック12のガイド溝21内を転動可能とされる。
更に、このガイド溝21内に、先行したラック12のラ
ック基礎部材14が案内可能とされる。
【0021】次に、作用効果を説明する。ラック12の
懸吊作業時には、吊具13のガイドローラ25をラック
12のガイド溝21に転動させて、吊具13をラック1
2に対しスライドさせ、この間に吊具13の吊ピン24
をラック12の吊プレート18に係止させ、その後、吊
具13を上昇させてラック12を懸吊する。したがっ
て、吊具13よるラック12の懸吊作業を単独で実施で
きるとともに、吊ピン24を吊プレート18に直接係止
させる場合に、これら吊ピン24及び吊プレート18が
衝突することによって生ずる恐れがある過大な負荷の発
生を防止できるので、吊プレート18及び吊ピン24の
損傷を防止できる。
【0022】また、ラック12の段積み作業時には、懸
吊状態にあるラック12の底部を構成するラック基礎部
材14を、先行したラック12のガイド溝21に案内さ
せることによりラック12を段積みする。したがって、
懸吊状態のラック12のラック基礎部材14が、先行し
たラック12の吊プレート18に直接衝突することがな
く、段積み作業時における吊プレート18の曲げなどの
損傷を防止できる。
【0023】更に、ラック12の吊プレート18が、ラ
ック12の外側表面Aから距離Lだけ放れた位置にて立
設されたので、ラック12の段積み作業時に、先行した
ラック12のガイド溝21に案内される懸吊状態にある
ラック12のラック基礎部材14と、上記先行したラッ
ク12の吊プレート18との衝突を確実に防止できる。
この結果、段積み作業時における吊プレート18の損傷
をより一層確実に防止できる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る貯蔵・搬送
用装置によれば、ラックの吊プレート及び吊具の吊ピン
を損傷することなく、吊具によるラックの懸吊作業を単
独で実施でき、かつ複数のラックを段積みすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る貯蔵・搬送装置の一実施
例が適用されたラック及び吊具を示し、(A)が吊具
の、(B)がラックのそれぞれ斜視図である。
【図2】図2は、図1(B)のII矢視図である。
【図3】図3は、段積み状態のラックを示し、(A)が
その正面図、(B)がその側面図である。
【図4】図4は、第一従来例の貯蔵及び搬送装置を示
し、(A)がラックの斜視図、(B)が吊具の断面図で
ある。
【図5】図5は、第二従来例の小径鋼管の格納及び搬送
用パレットを示し、(A)がそのパレットの斜視図、
(B)が吊プレートの正面図、(C)がガイドプレート
の正面図である。
【符号の説明】
10 貯蔵・搬送用装置 11 ロール 12 ラック 13 吊具 14 ラック基礎部材 15 ラック連結部材 18 吊プレート 19 取付け部材 20A、20B ガイド板 21 ガイド溝 24 吊ピン 25 ガイドローラ A ラックの外側表面 L 距離

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の固形貯蔵品を収納可能とするラッ
    クの上部にフック形状の吊プレートが複数設置され、懸
    架装置により昇降される吊具の吊ピンを上記吊プレート
    に係止させて上記ラックを懸吊し、このラックを先行し
    たラック上に段積みする貯蔵・搬送用装置において、 上記ラックの上部にガイド溝を構成するガイド板が設置
    され、上記吊具の下部にガイドローラが設置され、 上記ガイドローラが上記ガイド溝内を転動する間に上記
    吊ピンが上記吊プレートに係止可能とされるとともに、
    上記先行したラックのガイド溝にラックの下部が案内可
    能とされることを特徴とする貯蔵・搬送用装置。
  2. 【請求項2】 ラックの吊プレートは、ラック外側表面
    から所定距離だけ離れた位置にて立設された請求項1に
    記載の貯蔵・搬送用装置。
JP25161994A 1994-09-21 1994-09-21 貯蔵・搬送用装置 Expired - Lifetime JP2784729B2 (ja)

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JP2011178479A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Jfe Steel Corp 遠隔玉掛機構
JP2019503314A (ja) * 2015-12-30 2019-02-07 ヴェスタス ウィンド システムズ エー/エス 風力タービンブレードのためのリフトフレーム

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