JP2000264571A - 資材の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法 - Google Patents

資材の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法

Info

Publication number
JP2000264571A
JP2000264571A JP11074527A JP7452799A JP2000264571A JP 2000264571 A JP2000264571 A JP 2000264571A JP 11074527 A JP11074527 A JP 11074527A JP 7452799 A JP7452799 A JP 7452799A JP 2000264571 A JP2000264571 A JP 2000264571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unloading
frames
shaped frame
frame
materials
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11074527A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kamimura
正義 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP11074527A priority Critical patent/JP2000264571A/ja
Publication of JP2000264571A publication Critical patent/JP2000264571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pallets (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、資材、特に建築資材を現場
などに荷下ろす際に、資材が収容されているパレットを
荷下ろしに用いることなく、つまり資材を収容している
パレットごと荷下ろすことなく、その場で容易に持ち帰
ることで、コストが掛からず、荷下ろし作業における産
業廃棄物を削減することができる資材の荷下ろし装置お
よびこれを用いた資材の荷下ろし方法を提供すること。 【解決手段】 資材2にその両端部2a,2bから外挿
した状態で吊り上げられることで、資材2を吊り上げた
状態で支持可能な枠状をなす複数の枠体7A,7Bと、
これら枠体7A,7Bによって吊り上げられた状態の資
材2が、枠体7A,7Bを下降させることにより、下降
した際に、資材2の下面21に下方から当接すること
で、枠体7A,7Bを資材2の両端部2a,2b側に移
動可能となるように、資材2を支持する資材支持部50
とを備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、資材、特に建材を
移送する際に用いる資材の荷下ろし装置およびこれを用
いた資材の荷下ろし方法に関するものである。
【0002】
【背景の技術】建築現場に建築資材を運搬して荷下ろし
をする場合、一般的には、平面視矩形状の板状パレット
に建築資材を載置して、このパレットをトラックなどの
運搬手段によって運搬し、パレットごと吊り上げて現場
に下ろして納品、つまり、トラックから現場に荷下ろし
ている。パレットは通常、平面視矩形板状であるので、
複数の建築資材を重ねて載置すれば、一度に複数の建築
資材の運搬を行うことができ、パレットを吊り上げて現
場で下ろす作業も少なくてすみ、効率よく複数の資材を
納品することができるものとなっている。よって、この
パレットを工場等でトラックに積み作業はフォークリフ
ト等を使用して行い、現場における荷下ろし作業は、パ
レットにスリングベルトを掛ける等して、資材が載置さ
れているパレットごとクレーンなどで吊り下ろすように
して行っている。
【0003】このような資材の荷下ろしに用いるパレッ
トの一例として、例えば、特開平10−95453号公
報に記載されたパレットがある。この公報に記載のパレ
ットは、上部に荷物を載置する平面視矩形状の本体の四
隅に断面L字形の保護部材が鉛直方向に立設した状態で
設けられているものである。この保護部材は、本体に載
置された荷物の角部を保護するためのものであり、パレ
ット本体に沿って折り畳み可能に取り付けられ、保管時
には全高が低くなる状態で保管できるようになってい
る。この公報に記載のパレットを用いれば、工場などに
おいて積まれた荷物を保護部材により該荷物の角部を保
護した状態で積み、その状態のまま納品場所に納品する
ことができる。
【0004】また、資材を運搬するパレットの別の形態
として、箱状の本体内部に資材を収納することができる
籠状のパレットがある。この籠状のパレットは、資材を
収容し、コンテナ内などにおいて、隣接した状態で他の
資材とともに積み込まれていても、他の資材に干渉され
ることなく、資材ごと現場に下ろされるものであり、上
述した2つの形態のパレットと同様に一度に複数の資材
を建築現場に搬入することができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなパレットを用いて建築現場に、建築資材、例えば、
外壁に貼着するサイディングなどを荷下ろす場合、パレ
ットは、該パレット上に積み重ねられた複数のサイディ
ングとともに吊り上げて現場に下ろされ、パレット上部
のサイディングが使用される等して全て無くなるまで現
場に残されることになる。よって、建築資材を現場に下
ろして、その場でパレットを回収することが出来ず、パ
レットを回収するためには、トラックなどの運搬手段を
別便で用意しなければならず、その分の回収費用がかさ
むことになる。
【0006】このようなパレットの回収費用と、新たに
製作したり等して工場で新たにパレットを用意する費用
とを比べると、工場で用意する方が使用したパレットを
回収することよりコストが掛からないため、これら現場
に残されたパレットは最後に産業廃棄物として処分され
ている。これに対して、近年では、環境保護の観点か
ら、なるべく産業廃棄物を減少させようとする要望が強
くなっている。
【0007】上述した前記公報に記載のパレットおよび
籠状のパレットも、パレットごと資材を現場に納品する
ものであるので、回収費用と製作費用とを比較して考慮
された極力コストを削減するという観点から産業廃棄物
として処理されることになり、上記要望を達成すること
はできない。また、上記のように構成されたパレットを
用いて資材を移送する方法において、資材だけ現場に納
品してパレット自体を回収するという考えもあるが、公
報のパレット本体の上部または、籠状のパレットの底板
の上部に載置される資材が全てなくならなければ回収す
ることができず、回収しようとすれば、上部の資材を他
の場所に移動する作業が必要となり手間がかかってしま
い、また、その分の作業コストが掛かってしまうことに
なり都合が悪い。
【0008】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
で、その目的は、資材、特に建築資材を現場などに荷下
ろす際に、資材が収容されているパレットを荷下ろしに
用いることなく、つまり資材を収容しているパレットご
と荷下ろすことなく、その場で容易に持ち帰ることで、
コストが掛からず、荷下ろし作業における産業廃棄物を
削減することができる資材の荷下し装置およびこれを用
いた資材の荷下ろし方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、図3に示すように、資
材2にその両端部2a,2bから外挿した状態で吊り上
げられることで、前記資材2を吊り上げた状態で支持可
能な枠状をなす複数の枠体7A,7Bと、これら枠体7
A,7Bによって吊り上げられた状態の資材2が、前記
枠体7A,7Bを下降させることにより、下降した際
に、前記資材2の下面21に下方から当接することで、
前記枠体7A,7Bを資材2の両端部2a,2b側に移
動可能となるように、前記資材2を支持する資材支持部
50,50とを備えたものである。
【0010】前記資材支持部50は、前記複数の枠体7
A,7Bにより吊り上げられた状態で支持されている資
材2を、前記枠体7A,7Bを下降させた際に、前記資
材2の下面21に下方から当接することで、前記枠体7
A,7Bを資材2の両端部2a,2b側に移動可能とな
るように、前記資材2を支持するものであるならば、ど
のように構成されていてもよい。前記資材支持部50
を、例えば、前記資材2に外挿された前記枠体7A,7
B間に位置するように、つまり、資材2の下面21に当
接して該資材2を支持する際に、資材2の中央部に位置
するように配置されるとともに、後述するように前記枠
体7A,7Bのそれぞれの下側辺部74,74より上下
方向の厚みを有するものとして構成してもよい。
【0011】請求項1記載の資材の荷下ろし装置1にあ
っては、資材2にその両端部2a,2bから外挿した状
態で吊り上げられることで、前記資材2を吊り上げた状
態で支持可能な枠状をなす複数の枠体7A,7Bと、こ
れら枠体7A,7Bによって吊り上げられた状態の資材
2が、前記枠体7A,7Bを下降させることにより、下
降した際に、前記資材2の下面21に下方から当接する
ことで、前記枠体7A,7Bを資材2の両端部2a,2
b側に移動可能となるように、前記資材2を支持する資
材支持部50とを備えているので、前記枠体7A,7B
を吊り上げると、該枠体7A,7Bによって支持された
前記資材2を吊り上げることができ、この資材2を下降
して、該資材2の下面21を荷下ろし先である位置に配
置された前記資材支持部50に当接させて支持させ、前
記枠体7A,7Bを前記資材2の両端部2a,2b側に
移動させて該資材2から引き抜いて外して前記資材2の
荷下ろしを行うことができるとともに、その場で前記枠
体7A,7Bを回収することができる。
【0012】したがって、従来のように資材の荷下ろし
にパレットを用いた場合と異なり、パレットを新たに用
意するしたり、その場にパレットを残して別途に回収し
たりする費用がかからずコストを削減することができ
る。また、荷下ろし先には、前記資材支持部50だけが
残ることになり、従来のように資材の荷降ろしにパレッ
トを用いた場合と異なり、建築現場などに荷下ろしに用
いた装置全体が残ることがなく、これを産業廃棄物とし
て処分する必要がなくなり、その分の産業廃棄物を減ら
すことができる。
【0013】また、前記複数の枠体7A,7Bが外挿さ
れることにより吊り上げられる前記資材2は、前記複数
の枠体7A,7Bのそれぞれによって囲まれた状態で吊
り上げられることになり、側方にずれたりすることない
とともに、複数の枠体7A,7Bをその両端部2a,2
b側から外挿した状態で吊り上げられるので、前記資材
2を安定した状態で吊り上げ安全に荷下ろしすることが
できる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の資
材の荷下ろし装置において、例えば、図5に示すよう
に、前記資材支持部50は前記枠体7A,7Bを構成す
る下側辺部74,74より上下方向に厚みPがあるもの
である。
【0015】請求項2記載の資材の荷下ろし装置にあっ
ては、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることがで
きるとともに、前記資材支持部50を、前記枠体を構成
する下側辺部74より上下の厚みを有するものとしたの
で、前記枠体7A,7Bを介して前記資材2が前記資材
支持部50に荷下ろしされる場合において、前記枠体7
A,7Bを下降させることにより、前記資材支持部50
に前記資材2が載置された際に、言い換えれば、資材2
の下面21に前記資材支持部50に当接した際に、前記
複数の枠体7A,7B間に位置するように配置しておけ
ば、前記枠体7A,7Bの下降に伴い、前記下側辺部7
4から前記資材2が上方に離間して、前記資材支持部5
0により支持され、前記枠体7A,7Bが前記資材2を
支持しなくなり、前記資材2から前記枠体7A,7Bを
該資材2の両端部側から容易に外すことができる。
【0016】このとき、資材支持部50は、前記複数の
枠体7A,7Bをそれぞれ構成する下側辺部74,74
より上下方向の厚みがあるものであれば、どのようなも
のであってもよく、建築現場などにおいて切断などして
いらなくなった建築資材であある端材などの産業廃棄物
となるものを用いれば、産業廃棄物の有効利用を図るこ
とができる。
【0017】請求項3記載の発明は、例えば、図12に
示すように、資材2に、その側方(図12では、図面奥
側から)から外挿した状態で吊り上げられることで、前
記資材2を吊り上げた状態で支持可能なコ字状フレーム
部31と、前記コ字状フレーム部31によって吊り上げ
られた状態の資材2が、前記コ字状フレーム部31を下
降させることにより、下降した際に、前記資材2の下面
21に下方から当接することで、前記コ字状フレーム部
31を前記資材2の側方に移動可能となるように、前記
資材2を支持する資材支持部51とを備えたものであ
る。
【0018】請求項3記載の資材の荷下ろし装置10に
あっては、資材2に、その側方から外挿した状態で吊り
上げられることで、前記資材2を吊り上げた状態で支持
可能なコ字状フレーム部31と、前記コ字状フレーム部
31によって吊り上げられた状態の資材2が、前記コ字
状フレーム部31を下降させることにより、下降した際
に、前記資材2の下面21に下方から当接することで、
前記コ字状フレーム部31を前記資材2の側方に移動可
能となるように、前記資材2を支持する資材支持部51
とを備えているので、前記コ字状フレーム部31内に前
記資材2が挿入された状態で該資材2は吊り上げられ、
前記コ字状フレーム部31を下降させることにより、こ
の吊り上げられた資材2の下面21に前記資材支持部5
1を下方から当接させて支持させ、前記資材2の側方に
前記コ字状フレーム部31を移動して前記資材2から引
き抜くことができる。したがって、その場で、前記コ字
状フレーム部31を回収することができ、従来と異な
り、パレットのような産業廃棄物がでないことになる。
よって、現場などの荷下ろし先には、前記資材支持部だ
け残した状態とすることができ、パレット分の産業廃棄
物を削減することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
資材の荷下ろし装置において、例えば、図7に示すよう
に、前記コ字状フレーム部31の両端部32a,33a
間には、該コ字状フレーム部31内に挿入された資材の
抜けを防止する抜け止め部材36が着脱可能に取り付け
られているものである。
【0020】請求項4記載の資材の荷下ろし装置にあっ
ては、請求項3記載の発明と同様の効果を得ることがで
きるとともに、前記コ字状フレーム部31の両端部32
a,33a間に、前記該コ字状フレーム部31内に挿入
された資材2の抜けを防止する抜け止め部材36が着脱
可能に取り付けられているので、前記資材2の側方か
ら、該資材2に前記コ字状フレーム部31を差し込んで
外挿させて、前記両端部32a,33aに前記抜け止め
部材36を取り付けることにより、前記資材2は上、
下、奥、手前側が囲まれた状態となって、前記コ字状フ
レーム部31内に納められた前記資材2はコ字状フレー
ム部31から抜けることがない。したがって、前記コ字
状フレーム部31を介して吊り上げられる前記資材2を
安全にかつ安定した状態で荷下ろしすることができる。
【0021】この抜け止め部材36は、どのような部材
で構成されていてもよく、例えば、コ字状フレーム部を
構成する部材と同様の部材で形成されていてもよく、ま
た、鎖などの可撓性を有するものとして形成されていて
もよい。また、前記コ字状フレーム部の両端部間に着脱
可能に取り付けられるものであれば、どのように取り付
けられていてもよく、前記両端部から外れる構成である
のは勿論のこと、両端部のうち少なくとも一方と着脱す
るように構成されていてもよい。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項1記載の資
材の荷下ろし装置を用いて資材を下ろす資材の荷下ろし
方法であって、例えば、図2〜図5に示すように、資材
2にその両端部2a,2bから前記複数の枠体7A,7
Bをそれぞれ外挿し、次いで、これら枠体7A,7Bを
吊り上げ手段20により吊り上げて、前記資材2を吊り
上げた状態で支持する一方で、前記資材2の荷下ろし先
である所定の位置に、前記資材2が下降した際に、該資
材2の下面21に下方から当接することで前記枠体7
A,7Bを前記資材2の両端部2a,2b側に移動可能
となるように支持する前記資材支持部50を配置し、次
いで、前記枠体7A,7Bにより吊り上げられた前記資
材2が当接するように、前記枠体7A,7Bを下ろし
て、前記資材支持部50に前記資材2の下面21を当接
させて支持させ、次いで、前記枠体7A,7Bを前記資
材2の両端部2a,3b側に移動して該資材2から抜い
て外すものである。
【0023】吊り上げ手段20は、前記枠体を吊り上げ
られるように構成されていれば、どのようなものを用い
てもよく、例えば、周知のワイヤーの先端部にフックが
設けられたクレーンなどが挙げられる。
【0024】請求項5記載の資材の荷下ろし方法によれ
ば、資材2にその両端部2a,2bから前記複数の枠体
7A,7Bをそれぞれ外挿し、次いで、これら枠体7
A,7Bを吊り上げ手段20により吊り上げて、前記資
材2を吊り上げた状態で支持する一方で、前記資材2の
荷下ろし先である所定の位置に、前記資材2が下降した
際に、該資材2の下面21に下方から当接することで前
記枠体7A,7Bを前記資材2の両端部2a,2b側に
移動可能となるように支持する前記資材支持部50を配
置し、次いで、前記枠体7A,7Bにより吊り上げられ
た前記資材2が当接するように、前記枠体7A,7Bを
下ろして、前記資材支持部50に前記資材2の下面21
を当接させて支持させ、次いで、前記枠体7A,7Bを
前記資材2の両端部2a,3b側に移動して該資材2か
ら抜いて外すことができるので、前記資材2を前記資材
支持部50に支持させて荷下ろした状態にしたその場
で、前記複数の枠体7A,7Bをそれぞれ容易に回収す
る、言い換えれば持ち帰ることができる。
【0025】したがって、従来のように、例えば、パレ
ットを用いて資材を荷下ろした場合と異なり、別便によ
り前記資材収納パレットを回収する費用と、新たに製作
したり等して工場で新たにパレットを用意する費用がか
からず、また、現場に産業廃棄物としてパレット、ここ
では、パレットの代わりに用いた前記複数の枠体7A,
7Bが残ることがなく、その分の産業廃棄物を削減する
ことができる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項2記載の資
材の荷下ろし装置を用いて資材を下ろす資材の荷下ろし
方法であって、例えば、図2〜図5に示すように、資材
2にその両端部2a,2bから前記複数の枠体7A,7
Bをそれぞれ外挿し、次いで、これら枠体7A,7Bを
吊り上げ手段20により吊り上げて、前記資材2を吊り
上げた状態で支持する一方で、前記資材2の荷下ろし先
である所定の位置に、前記枠体7A,7Bの下側辺部7
4,74より上下方向に厚みのある資材支持部50を、
前記資材2が下降して該資材の下面に当接した際に前記
資材2に外挿された前記複数の枠体7A,7Bの間に位
置するように配置し、次いで、この資材支持部50に前
記枠体7A,7Bにより吊り上げられた前記資材2の下
面21が当接するように、前記複数の枠体7A,7Bを
下ろして、前記複数の枠体7A,7B間で、前記資材支
持部50に前記資材2を支持させるとともに該資材2を
前記枠体7A,7Bの下側辺部74,74から上方に離
間させ、次いで、前記複数の枠体7A,7Bを前記資材
2の両端部2a,2b側に移動して該資材2から抜いて
外すものである。
【0027】請求項6記載の資材の荷下ろし方法にあっ
ては、資材2にその両端部2a,2bから前記複数の枠
体7A,7Bをそれぞれ外挿し、次いで、これら枠体7
A,7Bを吊り上げ手段20により吊り上げて、前記資
材2を吊り上げた状態で支持する一方で、前記資材2の
荷下ろし先である所定の位置に、前記枠体7A,7Bの
下側辺部74,74より上下方向に厚みのある資材支持
部50を、前記資材2が下降して該資材の下面に当接し
た際に前記資材2に外挿された前記複数の枠体7A,7
Bの間に位置するように配置し、次いで、この資材支持
部50に前記枠体7A,7Bにより吊り上げられた前記
資材2の下面21が当接するように、前記複数の枠体7
A,7Bを下ろして、前記複数の枠体7A,7B間で、
前記資材支持部50に前記資材2を支持させるとともに
該資材2を前記枠体7A,7Bの下側辺部74,74か
ら上方に離間させ、次いで、前記複数の枠体7A,7B
を前記資材2の両端部2a,2b側に移動して該資材2
から抜いて外方に外すことができるので、前記資材2を
前記所定の位置の前記資材支持部50,50に支持させ
たその場で、前記枠体7A,7Bを容易に回収する、言
い換えれば持ち帰ることができる。
【0028】したがって、請求項5記載の発明と同様の
効果をうることができる。また、この荷下ろし方法によ
れば、荷下ろし先の所定の位置で、前記枠体7A,7B
を介して下ろされた前記資材2を支持する前記資材支持
部50,50は、現場において、産業廃棄物となる端材
を用いることができ、コスト削減と、産業廃棄物の有効
利用を図ることができる。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項3または4
に記載の資材の荷下ろし装置を用いて資材を下ろす資材
の荷下ろし方法であって、前記資材2にその側方から前
記コ字状フレーム部31を外挿し、次いで、このコ字状
フレーム部31を介して吊り上げ手段20により前記資
材2を吊り上げて支持する一方で、前記資材2の荷下ろ
し先である所定の位置に、前記資材支持部51,51を
配置し、次いで、前記資材支持部51,51上にコ字状
フレーム部31により吊り上げられた前記資材2が載置
されるように、前記コ字状フレーム部31を下ろして、
前記資材支持部51,51に前記資材2の下面21を当
接させ、次いで、前記コ字状フレーム部31を前記資材
2から側方に抜いて外すものである。
【0030】請求項7記載の資材の荷下ろし方法にあっ
ては、前記資材2をその側方から前記コ字状フレーム部
31を外挿し、次いで、このコ字状フレーム部31を介
して吊り上げ手段20により前記資材2を吊り上げて支
持する一方で、前記資材2の荷下ろし先である所定の位
置に、前記資材支持部51,51を配置し、次いで、前
記資材支持部51,51上にコ字状フレーム部31によ
り吊り上げられた前記資材2が載置されるように、前記
コ字状フレーム部31を下ろして、前記資材支持部5
1,51に前記資材2の下面21を当接させ、次いで、
前記コ字状フレーム部31を前記資材2から側方に抜い
て外すことにより資材の荷下ろしを行うことができる。
このように前記資材2の側方からコ字状フレーム部31
を抜いて外せることにより、前記資材2を前記所定の位
置の前記資材支持部51,51に支持させたその場で、
前記コ字状フレーム部31を容易に回収する、言い換え
れば持ち帰ることができる。
【0031】したがって、従来のように、例えば、パレ
ットを用いて資材を荷下ろした場合と異なり、別便によ
り前記資材収納パレットを回収する費用と、新たに製作
したり等して工場で新たにパレットを用意する費用がか
からず製作コストを削減することができる。また、現場
に産業廃棄物としてパレット、ここでは、パレットの代
わりとなっているコ字状フレーム部31が残ることがな
く、その分の産業廃棄物を削減することができる。これ
により別途回収用のトラックなどの運搬手段を用意する
必要がなく、その分のコスト削減を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る資材の荷降
し装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法の各実施
の形態例を図1〜図12に基づいて説明する。この実施
の形態でにおろされる資材は、例えば、外装材として外
壁に貼設するサイディングなどである。
【0033】<第1の実施の形態例>本発明に係る資材
の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法
の第1の実施の形態例を図1から図5に基づいて説明す
る。まず、資材2に、その両端部2a,2b側から外挿
した状態で吊り上げられることで、資材2を吊り上げた
状態で支持可能な枠状の複数の枠体7A,7Bについて
図1を用いて説明する。なお、これら枠体7A,7Bは
同形状に構成されているものであるので、以下では同一
の構成には同符号を付して説明する。
【0034】図1は本発明を適用した一例としての荷下
ろし装置の一部を構成する複数の枠体を説明するための
資材を吊り上げた状態の複数の枠体の斜視図である。
【0035】枠体7A,7Bは、それぞれ、奥側辺部7
2、手前側辺部73、下側辺部74および上側辺部75
といった各平板状の部材で矩形枠状に組んで構成された
ものであり、これら枠体7A,7Bは、吊り上げる資材
2に所定間隔を開けて該資材の両端部2a,2bにそれ
ぞれ取り付けられるものである。なお、これら枠体7
A,7Bと後述する資材支持部50,50とで資材の荷
降し装置1は概略構成されている。(図3〜図5参照)
【0036】これら奥側辺部72、手前側辺部73、下
側辺部74および上側辺部75はそれぞれ、平板状の部
材で構成されているので、資材2を吊り上げる際に、該
資材2に接する面積が大きなものとなっている。これに
より、枠体7A,7Bで吊り上げられた資材2はより安
定した状態で吊り上げられることになる。また、枠体7
A(7B)を介して資材2を吊り上げた際に下側辺部7
4の両端部から奥側辺部72および手前側辺部73とが
対向して鉛直に立設された状態で構成されているので、
枠体7A(7B)を構成するこれら各辺部72〜75に
より囲まれた状態で吊り上げられる資材2の下側の角部
が、吊り上げられることにより圧迫されて痛むことがな
く、該資材2は好適に吊り上げることができるようにな
っている。
【0037】また、上述した所定間隔とは、枠体7A,
7Bをクレーン、該クレーンにより牽引されるワイヤ、
該ワイヤに接続された吊り具などによって構成される吊
り上げ手段20(図3及び図4参照)により吊り上げた
際、バランスよく資材2が吊り上げられる間隔であり、
この実施の形態では、資材2の中心からそれぞれ等間隔
あけて、資材2の延在方向に、一列に並んだ状態で、か
つ資材2がそれぞれの枠体7A,7Bの枠体内に配置さ
れた状態となるように構成されている。
【0038】つまり、それぞれの枠体7A,7Bで資材
2を囲むようにして、該資材2に取り付けられ、上方に
吊り上げるように構成されている。
【0039】上側辺部75には、先端に設けられた出没
する掛止片が形成された、吊り上げ手段の一部である吊
り具25の棒状の先端部が挿入される吊穴部75c,7
5cが上下方向に貫通した状態で形成されている。図1
では、この吊穴部75c,75c,…に吊り具25の先
端部が挿入された状態を示している。これら吊穴部75
c,75cに吊部材の先端部を挿通させ、先端に設けら
れている掛止片を突出させることにより、該掛止片が吊
り上げた際に上側辺部75の下面に当接する。これによ
り、クレーン、該クレーンに接続されているワイヤ、ワ
イヤの先端に設けられたフック等の吊り上げ手段20、
及び前記フックが係止して吊り上げる枠体7A,7Bに
よって、枠体7A,7Bは上方に吊り上げられることに
なる。
【0040】次に、この資材の荷降し装置を用いて資材
2の荷下ろしを行う方法について、図2〜図5を参照し
て説明する。ここでは、資材を内部に収容し、少なくと
も上面に開口が形成されている箱状の資材収納パレット
により現場に運搬されてきた資材を、資材の荷降し装置
1を用いて所定の場所に荷下ろしする場合について説明
する。
【0041】図2は、資材収納パレット内に収納された
資材2に本発明を適用した第1の実施の形態の資材の荷
降し装置の複数の枠体が外挿された状態を示す資材収納
パレットの正面図、図3は図2において、資材に取り付
けられた複数の枠体を吊り上げ手段で吊り上げた状態を
示す、一方、移送先の所定の位置に資材支持部である台
材を配置した状態を示す図、図4は図3の台材に資材を
下ろした状態を示す図、図5は図4において資材から複
数の枠体を取り外した状態を示す図である。
【0042】図2に示すように、資材運搬パレット60
の底板部61に取り付けられている台部(6A〜6E)
上面に載置された状態で収容されている資材2は、資材
に2つの枠体7A,7Bを所定の間隔を開けて、資材2
の両端部2a,2b側から取り付けた状態となってい
る。なお、ここでは、資材運搬パレット60の底板部6
1に設けられている台部6A〜6Eの上下方向の厚み
は、枠体7A,7Bを構成している下側辺部74,74
の上下方向の厚みより厚くなるように構成されている。
この資材運搬パレット60における資材2への枠体7
A,7Bの取付は、該資材2が資材運搬パレット60に
収納される前に、資材2の両端部から外挿して行う。な
お、これら枠体7A,7Bは資材2に現場で外挿するよ
うにしてもよいことは勿論である。
【0043】そして、図3に示すように、このように取
り付けられた枠体7A,7Bに吊り上げ手段20を構成
しているクレーンのワイヤの先端部に取り付けられてい
る吊り具25,…を差し込んで吊り上げる。一方、この
図3に示すように、資材2の移送先となる所定の場所
に、資材の荷降し装置1を構成している上述した資材支
持部である台材50,50を配置する。
【0044】ここで、台材50(資材支持部)について
説明する。この台材50(資材支持部)は、枠体7A,
7Bによって吊り上げられた状態の資材2が、枠体7
A,7Bを下降させることにより、下降した際に、資材
2の下面21に下方から当接することで、枠体7A,7
Bを資材2の両端部2a,2b側に移動可能となるよう
に、資材2を支持するものであり、この実施の形態で
は、枠体7A(7B)を構成する下側辺部74の上下方
向の厚みQ(図5参照)より上下の厚みP(図5参照)
を有するように構成されている。この実施の形態では、
現場などで産業廃棄物として取り扱われる余りの角材
(端材)を用いている。
【0045】この台材50は、図3に示すように、資材
2に取り付けられている2つの枠体7A,7B間、詳細
には枠体7A,7Bの下側辺部74,74間内に配置さ
れるものであり、ここでは、台材50,50を互いに平
行に、それぞれの外側端面の長さMが枠体7A,7B間
の長さNより短くなるように配置する。なお、ここでは
枠体7A,7B間に2つの台材50が配置する構成とし
ているが、これに限らず、枠体7A,7B間に、1個で
も、あるいは2つ以上配置してもよい。
【0046】そして、図4に示すように、上記のように
配置された台材50,50の上部に資材2が載置される
ように、枠体7A,7Bを下ろしていき、台材50,5
0の上面を枠体7A,7Bの下側辺部74,74間内の
資材2の下面21に下方から当接させ、更に資材2を下
降させて資材2の下面を枠体7A,7Bのそれぞれの下
側辺部74,74の上方に離間させる。これにより、資
材支持部50が資材2を支持した状態となり、枠体7
A,7Bが資材2を支持しなくなる。
【0047】この後、図5に示すように、枠体7A,7
Bを資材2から該資材2の両端部2a,2b側にそれぞ
れ移動させて、外方に抜いて資材2から枠体7A,7B
を外す。これによって、該資材2の荷下ろしが完了す
る。上述したように枠体7A,7Bの外す際には、資材
2の下面21に下方から当接することで、該資材2を支
持している台材50,50はそれぞれ枠体7A,7Bの
内側に配置された状態となっているので、図8の白抜き
矢印で示すように、資材2をガイドとして資材2の延在
方向、つまり枠体7A,7Bの開口方向に、該枠体7
A,7Bを資材2から抜ける。このようにそれぞれの枠
体7A,7Bを外方に抜くことができるので、枠体7
A,7Bを資材2から容易に取り外すことができる。な
お、この図では、枠体7A,7Bを資材2から外す前
に、枠体7A,7Bを吊り上げ手段20の先端に設けら
れている吊り具25,25から外した状態を示してい
る。
【0048】したがって、回収された枠体7A,7Bを
再び使用することができ、新たに用意する費用がかから
ず、その分の製作コストを削減することができる。ま
た、その構造が容易であるので、単体の製作コストの低
廉化を図ることができる。また、その場で回収できるこ
とにより、別途に回収用のトラックなどの運搬手段を用
意する必要がなく、その分のコストを削減することがで
きる。
【0049】さらに加えて、資材2を現場に移送させた
その場で、枠体7A,7Bを容易に回収することがで
き、従来と異なり、資材とともに荷下ろしされていたパ
レット自体を現場(資材2の移送先)に残すことがな
い。よって、資材収納パレット1は産業廃棄物として処
分されることがなく、該資材収納パレット1分の産業廃
棄物を減らすことができる。
【0050】なお、上記実施の形態では、資材の荷降し
装置1の有する複数の枠体は、枠体7A,7Bと2つの
枠体として説明したが、これに限らず、2つ以上の枠体
を用いて資材2を吊り上げるようにした構成としてもよ
い。
【0051】また、これら枠体7A(7B)の構成とし
て、図6に示すような構成としてもよい。図6は、図1
に示す枠体7A(7B)の変形例の枠体71が資材2に
取り付けられる様子を示す該枠体71の側面図である。
この図6に示すように、この枠体71は、上述した枠体
7A,7Bの構成とほぼ同様に、枠材である奥側辺部7
2A、手前側辺部73A、下側辺部74Aおよび上側辺
部75Aを矩形枠状に組んで構成されたもので、奥側辺
部72Aが、その基端部72aで、下側辺部74Aの端
部74aとヒンジ接合79により接続されており回動自
在となっている。
【0052】また、この奥側辺部72Aの先端部72b
は、上側辺部75Aの一端部75aと接離可能に構成さ
れており、固定部材(図示省略。)を介して固定可能と
なっている。つまり、奥側辺部72Aは、図6の左側の
側面図に示すように、下側辺部74および上側辺部75
に開閉自在に取り付けられているものである。この枠体
71の資材2への外挿方法は、図6の右側の想像線で示
しているように、資材2に取り付ける際は、奥側辺部7
2Aを基端部72aを中心に回動させて、該枠内を外方
に開放した状態にする。(図6の右側に想像線で示
す。)
【0053】そして、図6の左側の実線で示すように、
この開放された枠内に資材2が配置されるように、つま
り資材2が下側辺部74の延在方向に位置するように、
ほぼ水平まで回動させた奥側辺部72Aを資材2の下方
に位置させた状態で、資材2に外挿させる。奥側辺部7
2Aを回動させて立ち上げ、先端部72bを上側辺部7
5Aの端部75aに固定し、枠体71の枠内に資材2が
配置され、これら枠体7A,7Bが資材2を囲んだ状態
にする。このような構成であるので、資材2の荷下ろし
を行う際に、上述した枠体7A(7B)のように資材2
の両端部2a,2b側から外挿出来るだけでなく、該資
材2の側方からも外挿することができ、該資材2に容易
に枠体71を外挿することが出来る。
【0054】この枠体71を用いて資材の荷下ろしを行
った場合は、該枠体71の奥側辺部72Aが回動するこ
とにより、枠体71の枠内を外方に開放可能に構成され
ているので、資材2の延在方向に抜いて外さなくとも、
資材2の前方、言い換えれば、と枠体71の正面側から
外すことが出来る。このとき、台材50,50(上述し
たものと同様の構成のものであるので、同符号を付
す。)の配置位置は、台材50の上面に資材2が載置さ
れている状態であるならば、どのような位置に配置され
ていてもよく、台材50,50の配置作業の手間を省く
ことができる。
【0055】<第2の実施の形態例>次に、図7〜図1
2を用いて、本発明に係る資材の荷降し装置およびこれ
を用いた資材の荷下ろし方法の第2の実施の形態を説明
する。この第2の実施の形態における資材の荷降し装置
10(図12参照)は、資材2にその側方から外挿した
状態で吊り上げられることで、資材2を吊り上げた状態
で支持するコ字状フレーム部31,31を有する吊り上
げ装置30と、この吊り上げ装置30を下降することに
より、下降した際に、資材2の下面21に下方から当接
することで、吊り上げ装置30を側方に抜くことができ
るように資材2を支持する台材(資材支持部)51,5
1とから概略構成されている。ここで荷下ろされる資材
は上述した第1の実施の形態における資材2と同様のも
のであるので、同一の符号を付して説明する。
【0056】まず、図7を用いて本第2の実施の形態で
ある資材の荷降し装置10における吊り上げ装置30を
説明する。図7は、第2の実施の形態における資材の荷
降し装置10の吊り上げ装置30の全体斜視図、図8
は、同吊り上げ装置30の資材への外挿状態を示す図7
の吊り上げ装置のコ字状フレーム部の側面図である。
【0057】図7に示すように、この吊り上げ装置30
は、資材2をその側方から外挿できるコ字状フレーム部
31,31を有し、これらコ字状フレーム部31,31
を互いに平行に一列に並べた状態で接続し、これらコ字
状の開口部が同一方向に向くように構成されている。
【0058】コ字状フレーム部31は、水平に配置さ
れ、互いに平行な下側辺部32と上側辺部33と、これ
ら上下側辺部32,33のそれぞれの対向する端部間に
鉛直に取り付けられた鉛直部34とから構成されてい
る。これら上下側辺部32,33および鉛直部34は、
角柱形状のフレーム材から構成されている。
【0059】このように構成されたコ字状フレーム部3
1が2つコ字状の開口方向が同一方向となるように一列
に並べて配され、これらコ字状フレーム部31,31の
対向する辺部の接合部分どうしをそれぞれ、互いに平行
に配設された接続部材35,…で接続することで吊り上
げ装置30を箱状に形成している。この対向するコ字状
フレーム部31,31内部に資材2を側方から外挿する
ことによって納めて吊り上げることができるように構成
されている。
【0060】そして、コ字状フレーム部31の両端部
間、つまり、上側辺部33の先端部33aと下側辺部3
2の先端部32a間には、コ字状のフレーム部31とで
吊り上げて荷下ろしする資材2を囲むように構成し、資
材2がコ字状フレーム部31から抜けることを防止する
抜け止め部材である鎖部36,36が鉛直方向に吊り下
げられた状態で設けられている。
【0061】鎖部36は、基端部が上側辺部33の先端
部33aに取り付けられ、先端部36aにフック36b
が取り付けられたものであり、このフック36bが下側
辺部32の先端部32aに設けられ、該フック36bが
係止可能に構成されている。このフック36bを被係止
部36cに係止させることによって、コ字状フレーム部
31の両端部間に鉛直方向に延在して固定された状態と
なるものである。この鎖部36のフック36bを被係止
部36cから外したり係止させたり、また、基端部から
取り外したりすることにより、鎖部36は着脱自在とな
っている。
【0062】よって、この吊り上げ装置30に資材2を
収納する場合には、図8に示すように、鎖部36の先端
部36aのフック36bを外して、資材2に吊り上げ装
置30を、該資材2が該吊り上げ装置30の内側に配置
されるように該資材2の側方から差し込んで、資材2の
下方にコ字状フレーム部31,31の下側辺部32,3
2が、また資材2の上方に上側辺部33,33が位置す
るようにする。このように上下側辺部32,33間に資
材2が配置された状態で、鎖部36,の先端部36aの
フック36bを下側辺部32の被係止部36c,36c
に係止させて、吊り上げ装置30の内部に資材2が収容
された状態となる(コ字状フレーム部31を資材2に側
方から外挿した状態。)。
【0063】また、吊り上げ装置30は本体を構成する
各フレーム部材の接合部分、つまり接続部材35とコ字
状フレーム部31を構成する各部(上下側辺部32,3
3および鉛直部34)との接続部分には、補強板37,
…が取り付けられており(図9では上側辺部33と接続
部材35との接続部分に取り付けられているものを示
す。)、このように吊り上げ装置30の上部分の4隅上
面にとりつけられた補強板37…には、つり上げ手段2
0(図13および図14参照)によって吊り上げられる
吊り上げ孔37a,…がそれぞれ形成されている。この
吊り上げ孔37a,…のそれぞれに吊り上げ手段20、
例えば、クレーン等のワイヤに設けられた吊り具25を
掛止させることによって、資材を収納した吊り上げ装置
30を吊り上げることができる。
【0064】次に、この第2の実施の形態例の資材の荷
降し装置を用いた資材の荷下ろし方法を図9〜図12を
参照して説明する。この実施の形態では、トラックなど
の運搬手段によって、現場に搬入されたパレットに収納
された資材2を、現場に荷下ろす場合について説明す
る。
【0065】図9〜図12は、第2の実施の形態の資材
の荷降し装置を用いてパレットに収納された資材をパレ
ット内部から建築現場などに荷下ろしする様子を説明す
る図であり、図9はパレットに資材が収納された状態を
示すパレット内部を示す概略正面図、図10は同パレッ
ト内の資材に吊り上げ装置30が取り付けられた状態を
示すパレット内部の概略正面図、図11は、吊り上げ装
置を介して資材が吊り上げられる様子を説明するパレッ
ト内部の概略正面図、図12は荷下ろされた資材を示す
図である。
【0066】図9では、トラックなどで現場に搬入され
た資材運搬パレット40に資材2が収納されている状態
を示している。このパレット40は、上面および一方の
側面に開口が形成されている箱状に構成されており、底
板部41の上面41aには、第1の実施の形態の台部6
と同様に資材2が載置される台部6B〜6Eが、略中央
部に、吊り上げ装置30のコ字状フレーム部31の下側
辺部32,32が後に挿入される空間Gが形成されるよ
うに設けられている。
【0067】そして、図10に示すように、このパレッ
ト40内に収納されている資材に吊り上げ装置30を取
り付ける。この吊り上げ装置3は、図8に示したよう
に、鎖部36を外して下側辺部32,32を側方から底
板部41と資材2の間に挿通させて、吊り上げ装置3の
上下側辺部32,33間に資材2が介在するようにす
る。つまり、吊り上げ装置30のコ字状フレーム部3
1,31内に、資材2を挿入した状態にする。
【0068】そして、鎖部36の先端部36aのフック
36bを下側辺部32の被係止部36cに係止させるこ
とにより、それぞれコ字状フレーム部31で、上下側辺
部32,33、鎖部36および鉛直部34とで、資材2
を囲んだ状態にする。次いで、図11に示すように、吊
り上げ手段であるクレーン20のワイヤに取り付けられ
た吊り具(第1の実施の形態の吊り具25と同様のも
の)25,…の先端部を吊り上げ孔37aに挿入して吊
り上げ孔37aの裏面に掛止片を係止させて、資材2を
囲んだ状態で支持している吊り上げ装置30を吊り上げ
る。
【0069】そして、図12に示すように、資材2を移
送する移送先となる現場に、資材2を載置する台材(資
材支持部)51,51を配置し、この台材51,51の
上面に資材2が載るように、吊り上げ装置30を下ろ
す。
【0070】ここで、台材51,51について説明す
る。この台材51,51は、それぞれ資材2を載置して
支持する台となるものであり、吊り上げ装置30のコ字
状フレーム部31によって吊り上げられた状態の資材2
が、コ字状フレーム部31を下降させることにより、下
降した際に、資材2の下面21に下方から当接すること
で、コ字状フレーム部31を資材2の側方に移動可能と
なるように、資材2を支持するように構成されている。
【0071】つまり、ここでは、台材51は、資材2に
外挿した状態となっている吊り上げ装置30のコ字状フ
レーム部31の下側辺部32より上下方向の厚みを有す
るように形成されているものである。つまり図12を参
照すると台材51の上下方向の厚みXは下側辺部32の
上下方向の厚みYより厚くなるように構成されている。
この構成により、台材51に資材2が載せられ、吊り上
げ装置30を下降させると、資材2の下面21はコ字状
フレーム部31の下側辺部32から上方に離間して吊り
上げ装置30を側方に抜きやすくなる。この実施の形態
では、建築現場で端材となった角柱状の角材を用いてい
る。このように端材を用いれば、元来産業廃棄物となる
端材を有効利用することができ、新たに台材を用意する
必要がなく施工コストの削減を図ることができる。
【0072】このような台材51,51に資材2が載置
されるように、吊り上げ装置30を下ろすと、台材5
1,51の上面が資材2の下面21に当接して、資材2
は吊り上げ装置30のコ字状フレーム部31を構成する
下側辺部32から上方に離間する。これに伴い、コ字状
フレーム部31,31を接続した状態で設けられている
接続部材35,35も上方に離間する。これにより、下
側辺部32および下側辺部32間に架設されている接続
部材35,35は資材2の支持を解放された状態とな
る。
【0073】そして、鎖部36を外して、吊り上げ装置
30を資材2から引き抜いて外して回収する。このよう
に資材2を荷下ろして、資材2を荷下ろすために用いた
吊り上げ装置30をその場で容易に回収することができ
る。したがって、現場に吊り上げ装置30やパレットが
残ることがない。また、資材運搬パレット40や吊り上
げ装置30をその場で回収することができるので、従来
のようにパレットごと荷下ろす場合と異なり、工場など
の積み込み先で、新たにパレットを用意する必要がな
く、その分コストの削減を図ることができる。
【0074】さらに、鎖部36を外すだけで吊り上げ装
置30を資材から側方に取り外すことができるので、容
易に取り外し作業を行うことができる。また、上記実施
の形態の資材の荷降し装置10にあっては、吊り上げ装
置30を構成しているコ字状フレーム部31,31の下
側辺部32,32は接続部材35,35を介して、互い
に接続され一体に成形されているので、下側辺部32,
32どうしの間隔が一定で変更することがなく、より確
実にかつ安定して状態で前記資材2を吊り上げて所定の
位置に荷下ろしすることができる。また、資材2への取
り付けや取り外しの際も一度に取り付けたり取り外した
りすることが出来、その作業時間を短縮することができ
る。
【0075】なお、以上の第2の実施の形態例において
は吊り上げ装置30は、鎖部36を用いたがこれに限ら
ず、コ字状フレーム部31の両端部に架設され、外すこ
とにより該コ字状フレーム部31内部、言い替えれば吊
り上げ装置30内部に資材2を収納できるものであれ
ば、どの様に構成されていてもよく、例えば、第1の実
施の形態で、枠体71として説明した構成をコ字状フレ
ーム部に適用してもよい。また、鎖でなく、一方が自由
端となるように取り付けられる可撓性の有するフレーム
を用いた構成としてもよい。また、上記資材運搬パレッ
ト40および吊り上げ装置30を構成する部材の材質等
も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても
適宜に変更可能であることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る資材の荷下ろし装置によれば、前記枠体を吊り上げる
と、該枠体によって支持された前記資材を吊り上げるこ
とができ、この資材を下降して、該資材の下面を荷下ろ
し先である位置に配置された前記資材支持部に当接させ
て支持させ、前記枠体を前記資材の両端部側に移動させ
て該資材から引き抜いて外して前記資材の荷下ろしを行
うことができるとともに、前記枠体をその場で回収する
ことができ、従来のように資材の荷下ろしに用いるパレ
ットを新たに用意するしたり、その場にパレットを残し
て別途に回収したりする費用がかからずコストを削減す
ることができるとともに、荷下ろし先には、前記資材支
持部だけが残り、荷下ろしに用いた装置全体を産業廃棄
物として処分する必要がなく、その分の産業廃棄物を減
らすことができる。
【0077】また、前記複数の枠体が外挿されることに
より吊り上げられる前記資材は、前記複数の枠体のそれ
ぞれによって囲まれた状態で吊り上げられることにな
り、側方にずれたりすることないとともに、複数の枠体
をその両端部側から外挿した状態で吊り上げられるの
で、前記資材は安定した状態で吊り上げられ安全に荷下
ろしされる。
【0078】請求項2記載の発明に係る資材の荷下ろし
装置によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得る
ことができるとともに、前記資材支持部を、前記枠体を
構成する下側辺部74より上下の厚みを有するものとし
たので、前記枠体を介して前記資材が前記資材支持部に
荷下ろしされる場合において、前記複数の枠体間に位置
するように配置しておけば、前記枠体の下降に伴い、前
記下側辺部から前記資材が上方に離間され、前記資材支
持部により前記資材が支持され、前記枠体が前記資材を
支持しなくなり、前記資材から前記枠体を該資材の両端
部側から容易に外すことができる。
【0079】請求項3記載の発明に係る資材の荷下ろし
装置によれば、前記コ字状フレーム部内に前記資材が挿
入された状態で、該資材を吊り上げ、前記コ字状フレー
ム部を下降させて、この吊り上げられた資材の下面に前
記資材支持部を下方から当接させて支持させ、前記資材
の側方に前記コ字状フレーム部を移動させることによ
り、前記コ字状フレーム部を前記資材から引き抜くこと
ができ、その場で、前記コ字状フレーム部を回収するこ
とができ、従来と異なり、パレットのような産業廃棄物
がでないことになる。よって、現場などの荷下ろし先に
は、前記資材支持部だけ残した状態とすることができ、
パレット分の産業廃棄物を削減することができる。
【0080】請求項4記載の発明に係る資材の荷下ろし
装置によれば、請求項3記載の発明と同様の効果を得る
ことができるとともに、前記コ字状フレーム部の両端部
間に、前記該コ字状フレーム部内に挿入された資材の抜
けを防止する抜け止め部材が着脱可能に取り付けられて
いるので、前記資材の側方から、該資材に前記コ字状フ
レーム部を差し込んで外挿させて、前記両端部に前記抜
け止め部材を取り付けることにより、前記資材は上、
下、奥、手前側が囲まれた状態となって、前記コ字状フ
レーム部内に納められた前記資材はコ字状フレーム部か
ら抜けることがなく、前記コ字状フレーム部を介して安
全にかつ安定した状態で吊り上げられ、て安全に荷下ろ
しすることができる。
【0081】請求項5記載の発明に係る資材の荷下ろし
方法によれば、資材にその両端部から前記複数の枠体を
それぞれ外挿した後、これら枠体を吊り上げ手段により
吊り上げて、前記資材を吊り上げた状態で支持する一方
で、前記資材の荷下ろし先である所定の位置に、前記資
材支持部を配置して、次いで、前記枠体を下ろして前記
資材支持部に前記資材の下面を当接させて支持させ、次
いで、前記枠体を前記資材の両端部側に移動して該資材
から抜いて外すことができるので、前記資材を前記所定
の位置の前記資材支持部に支持させて荷下ろした状態に
したその場で、前記複数の枠体をそれぞれ容易に回収す
る、言い換えれば持ち帰ることができる。
【0082】したがって、従来のように、例えば、パレ
ットを用いて資材を荷下ろした場合と異なり、別便によ
り前記資材収納パレットを回収する費用と、新たに製作
したり等して工場で新たにパレットを用意する費用がか
からず、また、現場に産業廃棄物としてパレット、ここ
では、パレットの代わりとなっている前記複数の枠体が
残ることがなく、その分の産業廃棄物を削減することが
できる。
【0083】請求項6記載の発明に係る資材の荷下ろし
方法によれば、資材にその両端部から前記複数の枠体を
それぞれ外挿した後、これら枠体を吊り上げ手段により
吊り上げて、前記資材を吊り上げた状態で支持する一
方、前記資材の荷下ろし先である所定の位置に、前記枠
体の下側辺部より上下方向に厚みのある資材支持部を、
前記資材が下降して該資材の下面に当接した際に前記資
材に外挿された前記複数の枠体の間に位置するように配
置し、次いで、前記資材支持部に前記枠体により吊り上
げられた前記資材の下面が当接するように、前記複数の
枠体を下ろして、前記複数の枠体間で、前記資材支持部
に前記資材を支持させるとともに該資材を前記枠体の下
側辺部から上方に離間させ、次いで、前記複数の枠体を
前記資材の両端部側に移動して該資材から抜いて外方に
外すことにより、前記資材を前記所定の位置の前記資材
支持部に支持させたその場で、前記枠体を容易に回収す
る、言い換えれば持ち帰ることができ、請求項5記載の
発明と同様の効果をうることができる。また、この荷下
ろし方法によれば、荷下ろし箇所で、前記枠体を介して
荷下ろされた前記資材を支持する前記資材支持部は、現
場において、産業廃棄物となる端材を用いることがで
き、コスト削減と、産業廃棄物の有効利用を図ることが
できる。
【0084】請求項7記載の発明に係る資材の荷下ろし
方法によれば、前記資材をその側方から前記コ字状フレ
ーム部を外挿し、次いで、このコ字状フレーム部を介し
て吊り上げ手段により前記資材を吊り上げて支持する一
方、前記資材の荷下ろし先である所定の位置に、前記資
材支持部を配置し、次いで、前記資材支持部上にコ字状
フレーム部により吊り上げられた前記資材が載置される
ように、前記コ字状フレーム部を下ろして、前記資材支
持部に前記資材の下面を当接させ、次いで、前記コ字状
フレーム部を前記資材から側方に抜いて外すことにより
前記資材の荷下ろしを行うことができる。このように、
容易にコ字状フレーム部を外せることにより、前記資材
を前記所定の位置の前記資材支持部に支持させたその場
で、前記コ字状フレーム部を容易に回収する、言い換え
れば持ち帰ることができる。
【0085】したがって、従来のように、例えば、パレ
ットを用いて資材を荷下ろした場合と異なり、別便によ
り前記資材収納パレットを回収する費用と、新たに製作
したり等して工場で新たにパレットを用意する費用がか
からず製作コストを削減することができる。また、現場
に産業廃棄物としてパレット、ここでは、パレットの代
わりとなっているコ字状フレーム部が残ることがなく、
その分の産業廃棄物を削減することができる。これによ
り別途回収用のトラックなどの運搬手段を用意する必要
がなく、その分のコスト削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての資材の荷降し装
置の一部を構成する複数の枠体を説明するための、資材
を吊り上げた状態の複数の枠体の斜視図である。
【図2】資材収納パレット内に収納された資材に本発明
を適用した第1の実施の形態の資材の荷降し装置の複数
の枠体が外挿された状態を示す資材収納パレットの正面
図である。
【図3】図2において、資材に取り付けられた複数の枠
体を吊り上げ手段で吊り上げた状態を示す、一方、移送
先の所定の位置に資材支持部である台材を配置した状態
を示す図である。
【図4】図3の台材に資材を下ろした状態を示す図であ
る。
【図5】図4において資材から複数の枠体を取り外した
状態を示す図である。
【図6】図1に示す枠体7A(7B)の変形例の枠体7
1が資材2に取り付けられる様子を示す該枠体71の側
面図である。
【図7】第2の実施の形態における資材の荷降し装置1
0の吊り上げ装置30の全体斜視図である。
【図8】同吊り上げ装置30の資材への外挿状態を示す
図7の吊り上げ装置のコ字状フレーム部の側面図であ
る。
【図9】第2の実施の形態の資材の荷降し装置を用いて
パレットに収納された資材をパレット内部から建築現場
などに荷下ろしする様子を説明する図である。
【図10】第2の実施の形態の資材の荷降し装置を用い
てパレットに収納された資材をパレット内部から建築現
場などに荷下ろしする様子を説明する図である。
【図11】第2の実施の形態の資材の荷降し装置を用い
てパレットに収納された資材をパレット内部から建築現
場などに荷下ろしする様子を説明する図である。
【図12】第2の実施の形態の資材の荷降し装置を用い
てパレットに収納された資材をパレット内部から建築現
場などに荷下ろしする様子を説明する図である。
【符号の説明】
1 資材の荷降し装置 2 資材 21 資材の下面 7A,7B 枠体 10 資材の荷降し装置 20 クレーン(吊り上げ手段) 31 コ字状フレーム部 32 下側辺部 32a 下側辺部の先端部(コ字状フレーム部の端部) 33a 上側辺部の先端部(コ字状フレーム部の端部) 36 鎖部(抜け止め部材) 50,51 台材(資材支持部) 74 コ字状フレーム部の下側辺部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 資材にその両端部から外挿した状態で吊
    り上げられることで、前記資材を吊り上げた状態で支持
    可能な枠状をなす複数の枠体と、 これら枠体によって吊り上げられた状態の資材が、前記
    枠体を下降させることにより、下降した際に、前記資材
    の下面に下方から当接することで、前記枠体を資材の両
    端部側に移動可能となるように、前記資材を支持する資
    材支持部と、 を備えたことを特徴とする資材の荷下ろし装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の資材の荷下ろし装置にお
    いて、 前記資材支持部は前記枠体を構成する下側辺部より上下
    方向に厚みがあることを特徴とする資材の荷下ろし装
    置。
  3. 【請求項3】 資材に、その側方から外挿した状態で吊
    り上げられることで、前記資材を吊り上げた状態で支持
    可能なコ字状フレーム部と、 前記コ字状フレーム部によって吊り上げられた状態の資
    材が、前記コ字状フレーム部を下降させることにより、
    下降した際に、前記資材の下面に下方から当接すること
    で、前記コ字状フレーム部を前記資材の側方に移動可能
    となるように、前記資材を支持する資材支持部と、 を備えたことを特徴とする資材の荷下ろし装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の資材の荷下ろし装置にお
    いて、 前記コ字状フレーム部の両端部間には、該コ字状フレー
    ム部内に挿入された資材の抜けを防止する抜け止め部材
    が着脱可能に取り付けられていることを特徴とする資材
    の荷下ろし装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の資材の荷下ろし装置を用
    いて資材を下ろす資材の荷下ろし方法であって、 資材にその両端部から前記複数の枠体をそれぞれ外挿
    し、 次いで、これら枠体を吊り上げ手段により吊り上げて、
    前記資材を吊り上げた状態で支持する一方で、前記資材
    の荷下ろし先である所定の位置に、前記資材が下降した
    際に、該資材の下面に下方から当接することで前記枠体
    を前記資材の両端部側に移動可能となるように支持する
    前記資材支持部を配置し、 次いで、前記枠体により吊り上げられた前記資材が当接
    するように、前記枠体を下ろして、前記資材支持部に前
    記資材の下面を当接させて支持させ、 次いで、前記枠体を前記資材の両端部側に移動して該資
    材から抜いて外すこと、 を特徴とする資材の荷下ろし方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の資材の荷下ろし装置を用
    いて資材を下ろす資材の荷下ろし方法であって、 資材にその両端部から前記複数の枠体をそれぞれ外挿
    し、 次いで、これら枠体を吊り上げ手段により吊り上げて、
    前記資材を吊り上げた状態で支持する一方で、前記資材
    の荷下ろし先である所定の位置に、前記枠体の下側辺部
    より上下方向に厚みのある資材支持部を、前記資材が下
    降して該資材の下面に当接した際に前記資材に外挿され
    た前記複数の枠体の間に位置するように配置し、 次いで、この資材支持部に前記枠体により吊り上げられ
    た前記資材の下面が当接するように、前記複数の枠体を
    下ろして、前記複数の枠体間で、前記資材支持部に前記
    資材を支持させるとともに該資材を前記枠体の下側辺部
    から上方に離間させ、 次いで、前記複数の枠体を前記資材の両端部側に移動し
    て該資材から抜いて外すこと、 を特徴とする資材の荷下ろし方法。
  7. 【請求項7】 請求項3または4に記載の資材の荷下ろ
    し装置を用いて資材を下ろす資材の荷下ろし方法であっ
    て、 前記資材をその側方から前記コ字状フレーム部を外挿
    し、 次いで、このコ字状フレーム部を介して吊り上げ手段に
    より前記資材を吊り上げて支持する一方で、前記資材の
    荷下ろし先である所定の位置に、前記資材支持部を配置
    し、 次いで、前記資材支持部上にコ字状フレーム部により吊
    り上げられた前記資材が載置されるように、前記コ字状
    フレーム部を下ろして、前記資材支持部に前記資材の下
    面を当接させ、 次いで、前記コ字状フレーム部を前記資材から側方に抜
    いて外すこと、 を特徴とする資材の荷下ろし方法。
JP11074527A 1999-03-18 1999-03-18 資材の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法 Pending JP2000264571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074527A JP2000264571A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 資材の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074527A JP2000264571A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 資材の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000264571A true JP2000264571A (ja) 2000-09-26

Family

ID=13549884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11074527A Pending JP2000264571A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 資材の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000264571A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126642A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd パネル状被搬送体の搬送方法
WO2014069534A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 旭化成建材株式会社 Alcパネル、alcパネルの施工方法及びalcパネルの積載方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126642A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd パネル状被搬送体の搬送方法
WO2014069534A1 (ja) * 2012-10-31 2014-05-08 旭化成建材株式会社 Alcパネル、alcパネルの施工方法及びalcパネルの積載方法
JPWO2014069534A1 (ja) * 2012-10-31 2016-09-08 旭化成建材株式会社 Alcパネル、alcパネルの施工方法及びalcパネルの積載方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3827744A (en) Process and apparatus for handling bulk building materials at construction sites
JPH024642A (ja) 構脚の配置フレーム用搬送装置
JP2000264571A (ja) 資材の荷下ろし装置およびこれを用いた資材の荷下ろし方法
JP2002337923A (ja) 建築用複合パネルの搬送装置
KR100205514B1 (ko) 물류의 피킹방법 및 그 장치
JP2008074423A (ja) 板状体の輸送用パレット
JPH09295643A (ja) 面状物体搬送治具
JP3408756B2 (ja) コンテナ装置
JP7219610B2 (ja) 運搬保管ラック
JPH0511157Y2 (ja)
CN213895046U (zh) 一种新型箱式提升机
JP2000185737A (ja) パレットおよびこれを用いた資材の移送方法
JP2022033620A (ja) コイルリフター
JP3067105B1 (ja) 段積み、段吊りできる搬送具
JPH09104439A (ja) 長尺物格納用具
JP3124006B1 (ja) 段積み、段吊りできる搬送具
JP4644454B2 (ja) コンテナ
JP2510948Y2 (ja) 建設資材搬送装置用吊具
JP2000335669A (ja) コンテナ及びその使用方法
JPH089114Y2 (ja) ワーク搬送用ハンガー
JP3071685U (ja) 足場パイプ収納・移送枠
JP2002211875A (ja) ラック装置
JPH0517016A (ja) 長尺部材の搬送システム
JP2513208Y2 (ja) 管体専用移載装置
JPH0672687A (ja) 厚板用コンテナ