JP3749457B2 - 長尺物の結束装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、形鋼材等の長尺物を並列してなる配列体を結束する長尺物の結束装置に関し、詳しくは前記配列体の保管、輸送、クレーン吊下げ等の作業を便宜に行うとともに作業時の荷崩れを確実に防止しうる長尺物の結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、梁や柱などの家屋架構体を、I型鋼やH型鋼などの形鋼材で形成した鉄骨構造の家屋が普及している。そしてこのような形鋼材は、通常、パレット上で長さ方向を揃えて並べ置きされ、かつベルト等にて結束固定された状態で、倉庫から建築現場への輸送、或いは建築現場へのクレーンによる搬入、保管等が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の結束方法では、使用済みパレットが邪魔となり、建築現場における作業スペースや作業性を阻害するとともに、その返却においても大きな労力を要することとなる。又輸送時の振動、或いはクレーン吊下げ時における揺れや傾斜等によって荷崩れが生じる場合があり、事故の発生や形鋼材の損傷を招く恐れがある。
【0004】
そこで本発明は、長尺物の結束及びその取外しを簡便に行う一方、パレットの使用を排除でき、返却回収作業を容易とししかも返却回収までの間の建築現場における保管スペースの縮小を図りうるとともに、結束状態における荷崩れを確実に防止しうる長尺物の結束装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、ウエブに比較的大径な孔部が形成された長尺物がその長さ方向を揃えて並列された配列体を結束する長尺物の結束装置であって、配列体の両側縁を横切りその底面を受ける下枠片の両端に、前記配列体の側面に沿って立ち上がる側枠片を一体に立ち上げた上開放のコ字状基体と、下方に張り出した張り出し部に細溝状の係合溝を有するとともに、前記コ字状基体に着脱自在に取付きかつ取付けにより前記側枠片の間を継ぐ上枠片とを具え、この上枠片は、長尺物の孔部を通るとともにその係合溝が長尺物の孔部の周縁を遊嵌して、長尺物の上方移動と、長さ方向の位置ずれを防止することを特徴としている。
【0006】
又請求項2の発明では、上のフランジにボルト挿通孔が配された長尺物がその長さ方向を揃えて並列された配列体を結束する長尺物の結束装置であって、配列体の両側縁を横切りその底面を受ける下枠片の両端に、前記配列体の側面に沿って立ち上がる側枠片を一体に立ち上げた上開放のコ字状基体と、下方にのびる係合ピンが設けられるとともに、前記コ字状基体に着脱自在に取付きかつ取付けにより前記側枠片の間を継ぐ上枠片とを具え、この上枠片は前記取付けによりその係合ピンが長尺物挿通孔に遊挿されて、長尺物の長手方向及び巾方向の位置ずれを防止することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、長尺物Wが家屋の梁や柱などの架構体をなす形鋼材であり、本発明の結束装置1が、この長尺物Wを結束し、建築現場にクレーンを用いて吊り下げて搬入している場合を例示している。なお長尺物Wは、例えば商品倉庫内で結束装置1を用いて結束され、この結束状態で、商品倉庫から建築現場までの輸送、建築現場へのクレーンによる搬入、及び建築現場での仮置きが行われる。
【0008】
又同図には、前記長尺物Wが、床梁W1である場合が示されており、本例では、この床梁W1は、ウエブ50の上下にフランジ51を設けたI型鋼からなる基体52を有し、その上端には壁パネル取付け用の立上げ片53を突設している。又床梁W1には、軽量化を図るため、前記ウエブ50に、比較的大径な孔部54が適宜の間隔(通常、基本モジュール或いはその整数倍の間隔)を有して形成されている。
【0009】
そして以下に、本発明の結束装置1が、この床梁W1である長尺物Wの配列体WAを結束する場合を例に取って説明する。
【0010】
前記結束装置1は、配列体WAの底面を受ける下枠片2を有する上開放のコ字状基体3と、このコ字状基体3に着脱自在に取付きかつ取付けにより前記上開放を閉じる上枠片4とを具える。
【0011】
前記コ字状基体3は、図2、3に示すように、前記配列体WAの両側縁を横切って巾方向にのびることにより各長尺物Wの底面を受ける下枠片2の両端に、前記配列体WAの側面に沿って立ち上がる側枠片5を一体に立ち上げている。
【0012】
なお前記下枠片2は、本例では、断面方形の角鋼管からなる基体7を有し、その上面下面に、木質材からなる保護枠材9U、9Lを添設している。この上の保護枠材9Uは、その上面で載置する配列体WA(長尺物W)が傷付くのを防止する役目を果たし、又下の保護枠材9Lは、結束装置1で結束した配列体WAを多段に積み上げる際などに下の配列体WAが傷付くのを防止する役目を果たしている。
【0013】
又前記側枠片5として、本例では、間隔Gを隔てた上下の枠片部5A、5B間を、側板片5Cによって連結したものを例示しており、この間隔Gによって、側枠片5は、前記巾方向に貫通する上枠片4の挿通部10を形成している。なお各枠片部5A、5B、及び側板片5Cは、鋼材からなり溶着などによって前記基体7と強固に一体固定される。
【0014】
又前記下の枠片部5Bの上面には、前記上枠片4を着脱自在に取付けるボルト金具等のネジ軸11が突出するとともに、前記上の枠片部5Aの上端には、クレーン吊り下げ用の例えばU字状のフック部12を設けている。
【0015】
次に、前記上枠片4は、本例では、一方の前記挿通部10から挿通されかつ長尺物Wに設けた前記孔部54を通った後、その両端部が前記ネジ軸11に取り付けられ、これによって配列体WAを結束する。
【0016】
詳しくは、前記上枠片4は、前記ネジ軸11にナット止めされるフランジ部13A、13Aの間を胴部13Bで継いだ鋼材からなる基体13を有し、前記胴部13Bを例えば逆V字状断面とすることにより、曲げや捻り変形に対する抗力を高めている。又上枠片4は、前記基体13の下面に、配列体WAの上面が傷付くのを防止する木質材からなる保護枠材14を取り付けている。
【0017】
該保護枠材14は、図4に拡大して示すように、前記基体13の下縁より下方に張り出して配されるとともに、この張り出し部分には、長尺物Wの前記孔部54周縁を遊嵌して保持する細溝状の係合溝16を形成している。
【0018】
そして前記係合溝16は、長尺物Wが上方移動する際、その溝底面16Sが前記孔部54の端面と当接することによりその移動を阻止できる。従って、本例では、この係合溝16によって、前記長尺物Wに係合してこの長尺物Wの上方移動を防止する第1の係止部17を構成してる。
【0019】
又溝底面16Sは、長尺物Wが長手方向に移動する際にも、孔部54の端面と当接することによりその移動を阻止できる。従って、この係合溝16は、各長尺物に係合してこの長尺物の長さ方向の位置ずれを防止する第2の係止部19をも構成している。そのために、本例では、前記溝底面16Sが、前記孔部54の端面に沿って円弧状に湾曲する好ましい場合を例示しているが、図4に一点鎖線で例示する如く直線状に形成しても良い。
【0020】
又係合溝16は、長尺物Wが巾方向に移動する際にも、溝壁が当接することによりその移動を阻止できる。即ち、本例では、係合溝16は、長尺物Wの巾方向の位置ずれを防止する第3の係止部20としても機能しうる。
【0021】
このように、本実施形態の結束装置1は、コ字状基体3の側枠片5、5の間に上枠片4を架け渡して例えばナット止めすることにより、下枠片2上で並べ置きした長尺物Wを簡便に結束できる。この時、下枠片2がパレットの役目を果たし、長尺物Wを床面などから浮かして載置でき、フォークリフトなどによる荷揚げをも便宜とする。又小型であるため、その返却回収作業を容易とし、かつ使用済みの結束装置1の建築現場における保管スペースを大幅に縮小できる。
【0022】
又上枠片4に第1、第2の係止部17、19を設けているため、結束状態における荷崩れを確実に防止しうる。特に第3の係止部20を設けた場合には、巾方向へのズレを防げるため、通常よりも少ない本数の長尺物Wを結束する場合にも、荷崩れを確実に防止できる。又側枠片5の上端に、フック部12を設けた場合には、玉掛け作業を的確にかつ能率良く行いうる。
【0023】
次に、結束装置1が、屋根梁W2の結束用として形成された場合を図5、6に例示する。ここで、屋根梁W2は、本例では、前記床梁W1に比して高さが低いI型鋼からなり、その上下のフランジ51には、ボルト止め用の複数のボルト挿通孔55が、適宜の間隔(通常、基本モジュール或いはその整数倍の間隔)を有して配されている。そして本例では、上のフランジ51に配されるボルト挿通孔55を利用して、上枠片4との係合が行われる。
【0024】
詳しくは、前記上枠片4は、本例では、側枠片5の上端間に架け渡して配される。即ち上枠片4は、両端のフランジ部13Aが、前記側枠片5上面のネジ軸11にナット止めされる基体13を有し、その下面には木質の保護枠材14が取り付けられる。
【0025】
そして、図7に拡大して示すように、長尺物Wが上方移動する際、保護枠材14の下面14Sが上のフランジ51と当接することによりその移動を阻止できる。従って、本例では、保護枠材14の下面14Sによって、前記長尺物Wに係合してこの長尺物Wの上方移動を防止する第1の係止部17を構成している。
【0026】
又前記上枠片4には、例えば前記基体13に溶接等によって固定され、前記
保護枠材14を貫通して下方に突出してのびる係合ピン21が設けられる。又この係合ピン21は、上枠片4の取付けにより、長尺物Wの前記ボルト挿通孔55内に遊挿される。その結果、この係合ピン21は、長尺物Wが長手方向及び巾方向の双方に移動する際にも、その移動を阻止できる。従って、本例では、前記係合ピン21は、長尺物Wの長手方向及び巾方向の位置ずれを防止する第2、第3の係止部19、20を構成している。
【0027】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は叙上の如く構成しているため、長尺物の結束及びその取外しを簡便に行う一方、パレットの使用を排除でき、返却回収作業を容易とししかも返却回収までの間の建築現場における保管スペースの縮小を図りうる。又結束状態における荷崩れを確実に防止でき、作業の安全性を確保するとともに、長尺物の損傷なども抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結束装置の使用状態の一例を示す斜視図である。
【図2】その主要部を示す斜視図である。
【図3】その断面図である。
【図4】係合部を説明する拡大断面図である。
【図5】結束装置の他の例を示す斜視図である。
【図6】その断面図である。
【図7】係合部を説明する拡大断面図である。
【符号の説明】
1 結束装置
2 下枠片
3 コ字状基体
4 上枠片
5 側枠片
12 フック部
17 第1の係止部
19 第2の係止部
W 長尺物
WA 配列体

Claims (2)

  1. ウエブに比較的大径な孔部が形成された長尺物がその長さ方向を揃えて並列された配列体を結束する長尺物の結束装置であって、配列体の両側縁を横切りその底面を受ける下枠片の両端に、前記配列体の側面に沿って立ち上がる側枠片を一体に立ち上げた上開放のコ字状基体と、下方に張り出した張り出し部に細溝状の係合溝を有するとともに、前記コ字状基体に着脱自在に取付きかつ取付けにより前記側枠片の間を継ぐ上枠片とを具え、この上枠片は、長尺物の孔部を通るとともにその係合溝が長尺物の孔部の周縁を遊嵌して、長尺物の上方移動と、長さ方向の位置ずれを防止することを特徴とする長尺物の結束装置。
  2. 上のフランジにボルト挿通孔が配された長尺物がその長さ方向を揃えて並列された配列体を結束する長尺物の結束装置であって、配列体の両側縁を横切りその底面を受ける下枠片の両端に、前記配列体の側面に沿って立ち上がる側枠片を一体に立ち上げた上開放のコ字状基体と、下方にのびる係合ピンが設けられるとともに、前記コ字状基体に着脱自在に取付きかつ取付けにより前記側枠片の間を継ぐ上枠片とを具え、この上枠片は前記取付けによりその係合ピンが長尺物挿通孔に遊挿されて、長尺物の長手方向及び巾方向の位置ずれを防止することを特徴とする長尺物の結束装置。
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