JPH07101446A - 運搬用スキット - Google Patents
運搬用スキットInfo
- Publication number
- JPH07101446A JPH07101446A JP24828193A JP24828193A JPH07101446A JP H07101446 A JPH07101446 A JP H07101446A JP 24828193 A JP24828193 A JP 24828193A JP 24828193 A JP24828193 A JP 24828193A JP H07101446 A JPH07101446 A JP H07101446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skit
- wire
- square
- upper side
- lower side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保管スペース、運送コストの問題を解消する
ことができるとともに、それぞれの寿命を著しく向上さ
せることができ、ひいては資源問題、公害問題を引き起
こすことがない運搬用スキットを提供する。 【構成】 角材1,2を縦横に組付けて鉄板3の座面と
し、該木組みの周囲にワイヤWを掛けて吊り、搬送する
ようにした鉄板3の運搬用スキットにおいて、各角材
は、複数の下部側角材1と、該下部側角材1の上部にこ
れと直交して配置され、前記鉄板3を支持する複数の上
部側角材2とからなり、前記下部側角材1の少なくても
左右にはこれの断面を包囲すべく断面コ字状の固定金具
5を固定するとともに、該固定金具5の上部にはストッ
パ部6と、該ストッパ部6を貫通して端部側に向けて伸
びる連結ピン7とを一体に設ける一方、前記上部側角材
2の下部側角材1との交差部には、これの断面を包囲す
べく断面コ字形の固定金具8を固定するとともに、該固
定金具8には上部側角材2の断面を貫通して前記連結ピ
ン7を挿通するピン穴9を開口した。
ことができるとともに、それぞれの寿命を著しく向上さ
せることができ、ひいては資源問題、公害問題を引き起
こすことがない運搬用スキットを提供する。 【構成】 角材1,2を縦横に組付けて鉄板3の座面と
し、該木組みの周囲にワイヤWを掛けて吊り、搬送する
ようにした鉄板3の運搬用スキットにおいて、各角材
は、複数の下部側角材1と、該下部側角材1の上部にこ
れと直交して配置され、前記鉄板3を支持する複数の上
部側角材2とからなり、前記下部側角材1の少なくても
左右にはこれの断面を包囲すべく断面コ字状の固定金具
5を固定するとともに、該固定金具5の上部にはストッ
パ部6と、該ストッパ部6を貫通して端部側に向けて伸
びる連結ピン7とを一体に設ける一方、前記上部側角材
2の下部側角材1との交差部には、これの断面を包囲す
べく断面コ字形の固定金具8を固定するとともに、該固
定金具8には上部側角材2の断面を貫通して前記連結ピ
ン7を挿通するピン穴9を開口した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば鉄板の運搬に用
いて好適な運搬用スキットに係り、特に、分解組立が容
易な運搬用スキットに関するものである。
いて好適な運搬用スキットに係り、特に、分解組立が容
易な運搬用スキットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄板等の被運搬物を運搬する
場合には、積層された鉄板そのものにワイヤ掛けして運
送用の車輛に載せるのではなく、運搬用スキットに鉄板
を積層載置した後、該スキットの下部両側にワイヤ掛け
した上でこれを鉄板とともに吊り上げ、車輛に載せて目
的地まで運送するのが一般的である。
場合には、積層された鉄板そのものにワイヤ掛けして運
送用の車輛に載せるのではなく、運搬用スキットに鉄板
を積層載置した後、該スキットの下部両側にワイヤ掛け
した上でこれを鉄板とともに吊り上げ、車輛に載せて目
的地まで運送するのが一般的である。
【0003】スキットは、鉄板の重さや大きさにより複
数本の木製角材を縦横に組合わせたものであり、定尺物
の鉄板を搬送する場合には、鉄板の長手方向と直交して
平行配置された複数本(例えば3本)の下部側角材の上
部に鉄板の長手方向に平行して鉄板を支持する複数本
(例えば3本)の上部側角材を配置したもので、下部側
角材と上部側角材の各交差部(合計9箇所)を釘止めに
よって連結し、格子状に枠組みしている。
数本の木製角材を縦横に組合わせたものであり、定尺物
の鉄板を搬送する場合には、鉄板の長手方向と直交して
平行配置された複数本(例えば3本)の下部側角材の上
部に鉄板の長手方向に平行して鉄板を支持する複数本
(例えば3本)の上部側角材を配置したもので、下部側
角材と上部側角材の各交差部(合計9箇所)を釘止めに
よって連結し、格子状に枠組みしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造のスキットにあっては、組立に際しては釘を打
つ手間が掛かり、しかも一旦組立てた場合には容易にバ
ラせないので、使用後には大きな保管スペースを要する
ばかりか、鉄板運搬後のスキットを空の状態で車輛に載
せて通わせようにも角材が縦横に組まれた状態であると
容量が大きく運送コストが高くなるといった欠点があ
る。加えて、従来のスキットにあっては、ワイヤが角材
に直接当たる構造となっているため、当該部分が擦れて
損耗し易いので、仮に保管スペースの問題や運送コスト
の問題を解消できたとしても、寿命が短いといった問題
があった。
うな構造のスキットにあっては、組立に際しては釘を打
つ手間が掛かり、しかも一旦組立てた場合には容易にバ
ラせないので、使用後には大きな保管スペースを要する
ばかりか、鉄板運搬後のスキットを空の状態で車輛に載
せて通わせようにも角材が縦横に組まれた状態であると
容量が大きく運送コストが高くなるといった欠点があ
る。加えて、従来のスキットにあっては、ワイヤが角材
に直接当たる構造となっているため、当該部分が擦れて
損耗し易いので、仮に保管スペースの問題や運送コスト
の問題を解消できたとしても、寿命が短いといった問題
があった。
【0005】このため、目的地まで鉄板を運搬するのに
供されたスキットは、通わせることなく目的地で廃棄さ
れることが多く、資源の浪費、焼却時の公害問題が懸念
されていた。
供されたスキットは、通わせることなく目的地で廃棄さ
れることが多く、資源の浪費、焼却時の公害問題が懸念
されていた。
【0006】本発明は以上の欠点を解消するものであっ
て、運搬保管時においては個々の角材に容易に分解で
き、使用時には容易に組立てて繰返し使用ができ、もっ
て保管スペース、運送コストの問題を解消することがで
きるとともに、それぞれの寿命を著しく向上させること
ができ、ひいては資源問題、公害問題を引き起こすこと
がない運搬用スキットを提供することを目的とする。
て、運搬保管時においては個々の角材に容易に分解で
き、使用時には容易に組立てて繰返し使用ができ、もっ
て保管スペース、運送コストの問題を解消することがで
きるとともに、それぞれの寿命を著しく向上させること
ができ、ひいては資源問題、公害問題を引き起こすこと
がない運搬用スキットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、縦横に組付けた角材を座面として被運
搬物を運搬するための運搬用スキットであって、前記各
角材は、複数の下部側角材と、該下部側角材の上部にこ
れと直交して配置され、前記被運搬物を支持する複数の
上部側角材とからなり、前記下部側角材に固定された下
部固定金具と、この下部固定金具の上部に立設され前記
上部側角材の位置決め用ストッパ部と、このストッパ部
から該下部側角材の端部に向けて伸びる連結ピンと、前
記上部側角材に固定され前記下部側角材との交差部から
該上部側角材の延長方向に伸びる上部固定金具と、この
上部固定金具および前記上部側角材を貫通して形成され
前記連結ピンを嵌挿可能なピン穴とを備えたことを特徴
とする。
め、この発明は、縦横に組付けた角材を座面として被運
搬物を運搬するための運搬用スキットであって、前記各
角材は、複数の下部側角材と、該下部側角材の上部にこ
れと直交して配置され、前記被運搬物を支持する複数の
上部側角材とからなり、前記下部側角材に固定された下
部固定金具と、この下部固定金具の上部に立設され前記
上部側角材の位置決め用ストッパ部と、このストッパ部
から該下部側角材の端部に向けて伸びる連結ピンと、前
記上部側角材に固定され前記下部側角材との交差部から
該上部側角材の延長方向に伸びる上部固定金具と、この
上部固定金具および前記上部側角材を貫通して形成され
前記連結ピンを嵌挿可能なピン穴とを備えたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、下部側角材の連結ピンを
上部側角材のピン穴に嵌挿するだけで両者間を位置決め
状態で連結でき、スキットとして用いることができる。
一方、上部側角材を引き抜いてピン穴と連結ピンとの嵌
挿状態を解除すれば各角材ごとに分解できる。
上部側角材のピン穴に嵌挿するだけで両者間を位置決め
状態で連結でき、スキットとして用いることができる。
一方、上部側角材を引き抜いてピン穴と連結ピンとの嵌
挿状態を解除すれば各角材ごとに分解できる。
【0009】被運搬物が載置されたスキットは、ワイヤ
が掛けられて吊上げられるか、或いはフォークリフトに
よって持上げられて所定位置、例えば運送用の車輌に載
せられる。スキットにワイヤ掛けした場合には、該ワイ
ヤの締め付け方向に対し、上部側角材はストッパ部で移
動規制され組立状態を維持する。上部固定金具は上下角
材の交差部から上部側角材の延長方向に伸びており、ワ
イヤが上部固定金具の延長部分に当接するので、従来の
ようにワイヤが角材に直接当たることがない。
が掛けられて吊上げられるか、或いはフォークリフトに
よって持上げられて所定位置、例えば運送用の車輌に載
せられる。スキットにワイヤ掛けした場合には、該ワイ
ヤの締め付け方向に対し、上部側角材はストッパ部で移
動規制され組立状態を維持する。上部固定金具は上下角
材の交差部から上部側角材の延長方向に伸びており、ワ
イヤが上部固定金具の延長部分に当接するので、従来の
ようにワイヤが角材に直接当たることがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1〜図3は本発明に係るスキットを示すも
のである。図において、スキットは横方向に平行な3本
の下部側角材1と、これの上部に直交して縦方向に組付
けられる平行な3本の上部側角材2とからなり、両者の
前後交差部にそれぞれワイヤwを掛けるとともに、図3
(a)に示すように上部側角材2の上部に鉄板3を積層
載置し、同図(b)に示すように各ワイヤwの両端をク
レーンフックFに玉掛けすることによって、吊り上げて
目的位置まで運搬できるようになっている。
説明する。図1〜図3は本発明に係るスキットを示すも
のである。図において、スキットは横方向に平行な3本
の下部側角材1と、これの上部に直交して縦方向に組付
けられる平行な3本の上部側角材2とからなり、両者の
前後交差部にそれぞれワイヤwを掛けるとともに、図3
(a)に示すように上部側角材2の上部に鉄板3を積層
載置し、同図(b)に示すように各ワイヤwの両端をク
レーンフックFに玉掛けすることによって、吊り上げて
目的位置まで運搬できるようになっている。
【0011】各角材1,2の各交差部はこの発明に係る
連結具4によって着脱可能に連結される。図2(a)は
その詳細を示すもので、まず下部側角材1の上部側角材
2と交わる位置、すなわち、両端と中央には、断面コ字
形をなして前記角材1の周囲を包囲する下部固定金具5
が釘止め或いはネジ止め等によって固定されている。な
お、角材1の両端側に位置する下部固定金具5の端部に
は図示のごとく化粧用のエンドカバー5aが一体に設け
られ、中央部はストレート形状となっているがこのエン
ドカバー5aはなくてもよい。
連結具4によって着脱可能に連結される。図2(a)は
その詳細を示すもので、まず下部側角材1の上部側角材
2と交わる位置、すなわち、両端と中央には、断面コ字
形をなして前記角材1の周囲を包囲する下部固定金具5
が釘止め或いはネジ止め等によって固定されている。な
お、角材1の両端側に位置する下部固定金具5の端部に
は図示のごとく化粧用のエンドカバー5aが一体に設け
られ、中央部はストレート形状となっているがこのエン
ドカバー5aはなくてもよい。
【0012】各下部固定金具5の上部には前記上部側角
材2の位置決め用のL字形ストッパ部6の底面部6aが
複数箇所スポット溶接等により一体に固定されていると
ともに、底面部6aに一端が固着された連結ピン7がス
トッパ部6の立上げ部6bを貫通して前記角材1の端部
に向けて平行に延設されてほぼJ字形をなしている。な
お、エンドカバー5aの端面から立上げ部6bの端面ま
での距離は上部側角材2の幅寸法とほぼ等しく、連結ピ
ン7の端部位置はエンドカバー5aとほぼ面一になって
いる。
材2の位置決め用のL字形ストッパ部6の底面部6aが
複数箇所スポット溶接等により一体に固定されていると
ともに、底面部6aに一端が固着された連結ピン7がス
トッパ部6の立上げ部6bを貫通して前記角材1の端部
に向けて平行に延設されてほぼJ字形をなしている。な
お、エンドカバー5aの端面から立上げ部6bの端面ま
での距離は上部側角材2の幅寸法とほぼ等しく、連結ピ
ン7の端部位置はエンドカバー5aとほぼ面一になって
いる。
【0013】なお、中央部においては連結ピン7の突出
方向は左右のいずれでも良いが、各下部側角材1でその
方向をいずれかに統一しておけばよい。
方向は左右のいずれでも良いが、各下部側角材1でその
方向をいずれかに統一しておけばよい。
【0014】これに対し、上部側角材2の前記下部側角
材1との交差位置には同じく断面コ字形をした上部固定
金具8が固定されている。この上部固定金具8の側面部
には連結ピン7を嵌挿するピン穴9が形成され、上部側
角材2には該ピン穴9と連通して連結ピン7を嵌挿する
ピン穴2aが形成されている。そして、上部固定金具8
は、下部側角材1との交差部から上部側角材2の延長方
向に伸びている。
材1との交差位置には同じく断面コ字形をした上部固定
金具8が固定されている。この上部固定金具8の側面部
には連結ピン7を嵌挿するピン穴9が形成され、上部側
角材2には該ピン穴9と連通して連結ピン7を嵌挿する
ピン穴2aが形成されている。そして、上部固定金具8
は、下部側角材1との交差部から上部側角材2の延長方
向に伸びている。
【0015】以上の構成におけるスキットの組立手順と
しては、バラバラな状態の各下部側角材1を連結ピン7
を上面側として地表面に平行に設置し、次いでこれに直
交して各上部側角材2を上部固定金具8が下側に位置す
べく、角材1の上に位置させ、各ピン穴9を連結ピン7
に差し込めば、差込み方向に位置するストッパ部6に上
部固定金具8の側面が当接し、この状態で図2(b)に
示すようにスキットの組立が完了する。
しては、バラバラな状態の各下部側角材1を連結ピン7
を上面側として地表面に平行に設置し、次いでこれに直
交して各上部側角材2を上部固定金具8が下側に位置す
べく、角材1の上に位置させ、各ピン穴9を連結ピン7
に差し込めば、差込み方向に位置するストッパ部6に上
部固定金具8の側面が当接し、この状態で図2(b)に
示すようにスキットの組立が完了する。
【0016】したがって、組立完了後に図1に示すよう
にワイヤWを配置するとともに、図3(a)に示すよう
に鉄板3を積層載置した後、同図(b)に示すようにワ
イヤwの端部をフックFに玉掛けして吊り上げれば、ワ
イヤwは各角材1,2の交差部である下部固定金具5の
側面と上部固定金具8の底面に接触した状態で吊り上げ
られることになり、角材1,2に直接接触することがな
いため、この部分における損耗が防止されることにな
る。また、ワイヤwの緊張力によって両側の上部側角材
2は中央に引き寄せられる力が加わるが、ストッパ部6
によって移動が規制され、その荷姿を維持できることに
なる。
にワイヤWを配置するとともに、図3(a)に示すよう
に鉄板3を積層載置した後、同図(b)に示すようにワ
イヤwの端部をフックFに玉掛けして吊り上げれば、ワ
イヤwは各角材1,2の交差部である下部固定金具5の
側面と上部固定金具8の底面に接触した状態で吊り上げ
られることになり、角材1,2に直接接触することがな
いため、この部分における損耗が防止されることにな
る。また、ワイヤwの緊張力によって両側の上部側角材
2は中央に引き寄せられる力が加わるが、ストッパ部6
によって移動が規制され、その荷姿を維持できることに
なる。
【0017】また以上のスキットを各角材1,2に解体
するには、ピン穴9を連結ピン7から引き抜けば、各角
材1,2に分解でき、束ねた状態で運搬や保管を行うこ
とができる。
するには、ピン穴9を連結ピン7から引き抜けば、各角
材1,2に分解でき、束ねた状態で運搬や保管を行うこ
とができる。
【0018】図4は下部固定金具5の他の形状例を示す
もので、この固定金具10の上面にはストッパ部11が
切起こしなどにより一体に突設されている。
もので、この固定金具10の上面にはストッパ部11が
切起こしなどにより一体に突設されている。
【0019】また、連結ピン12は一端が前記固定金具
10の上面に溶接などにより固定され、他端側はストッ
パ部11を貫通して前記角材1の端部側に向けて平行に
延設されており、この実施例でも前記と同様上部側角材
2に設けた固定金具8のピン穴9を連結ピン12に通せ
ば、組立を行うことができる。
10の上面に溶接などにより固定され、他端側はストッ
パ部11を貫通して前記角材1の端部側に向けて平行に
延設されており、この実施例でも前記と同様上部側角材
2に設けた固定金具8のピン穴9を連結ピン12に通せ
ば、組立を行うことができる。
【0020】なお、運搬する鉄板3の表面積や重量に応
じて角材の組本数を変えることができる。また、上記実
施例ではスキットにワイヤを掛けて吊上げる例を示した
が、フォークリフトで持上げてもよいことは勿論であ
る。この場合、下部側角材1,1間にフォークリフトの
爪を差込んでそのままリフトすれば爪が上部側角材2の
底面に当接して全体が持上げられる。下部側角材と上部
側角材とが交差部において釘止めされているだけである
従来のスキットに比べて、上下角材の一体性が高いので
運搬時の信頼性が増すことはワイヤ掛けの場合と同様で
ある。さらに、上記実施例では鉄板を運搬するものとし
て説明したが、被運搬物は鉄板に限られないことは勿論
である。
じて角材の組本数を変えることができる。また、上記実
施例ではスキットにワイヤを掛けて吊上げる例を示した
が、フォークリフトで持上げてもよいことは勿論であ
る。この場合、下部側角材1,1間にフォークリフトの
爪を差込んでそのままリフトすれば爪が上部側角材2の
底面に当接して全体が持上げられる。下部側角材と上部
側角材とが交差部において釘止めされているだけである
従来のスキットに比べて、上下角材の一体性が高いので
運搬時の信頼性が増すことはワイヤ掛けの場合と同様で
ある。さらに、上記実施例では鉄板を運搬するものとし
て説明したが、被運搬物は鉄板に限られないことは勿論
である。
【0021】
【発明の効果】以上各実施例で説明したように本発明に
係る鉄板の運搬用スキットにあっては、下部側角材の連
結ピンを上部側角材のピン穴に嵌挿するだけで両者間を
位置決め状態で連結でき、スキットとして用いることが
できる一方、上部側角材を引き抜いてピン穴と連結ピン
との嵌挿状態を解除すれば各角材ごとに分解できるた
め、組み付け、解体が容易で、繰返し使用ができるので
保管スペース、運送コストの問題を解消することができ
る。
係る鉄板の運搬用スキットにあっては、下部側角材の連
結ピンを上部側角材のピン穴に嵌挿するだけで両者間を
位置決め状態で連結でき、スキットとして用いることが
できる一方、上部側角材を引き抜いてピン穴と連結ピン
との嵌挿状態を解除すれば各角材ごとに分解できるた
め、組み付け、解体が容易で、繰返し使用ができるので
保管スペース、運送コストの問題を解消することができ
る。
【0022】しかも、ワイヤ掛けした場合には、ワイヤ
が上部固定金具の延長部分に当接するので、従来のよう
にワイヤが角材に直接当たることがなく、寿命を著しく
向上させることができ、繰返し使用ができることと相俟
ってさらなるコストダウンが図れ、ひいては資源問題、
公害問題を引き起こすことがないといった優れた効果を
奏する。
が上部固定金具の延長部分に当接するので、従来のよう
にワイヤが角材に直接当たることがなく、寿命を著しく
向上させることができ、繰返し使用ができることと相俟
ってさらなるコストダウンが図れ、ひいては資源問題、
公害問題を引き起こすことがないといった優れた効果を
奏する。
【図1】本発明によるスキットの全体斜視図である。
【図2】本発明の要部を示し、(a)は要部分解斜視図
である。(b)は同組立状態を示す要部斜視図である。
である。(b)は同組立状態を示す要部斜視図である。
【図3】(a),(b)は本発明に係るスキットを用い
た鉄板の運搬手順を示す斜視図である。
た鉄板の運搬手順を示す斜視図である。
【図4】固定金具の他の形状例を示す要部斜視図であ
る。
る。
1 下部側角材 2 上部側角材 3 鉄板 4 連結具 5,8,10 固定金具 6,11 ストッパ部 7,12 連結ピン 9 ピン穴
Claims (1)
- 【請求項1】 縦横に組付けた角材を座面として被運搬
物を運搬するための運搬用スキットであって、 前記各角材は、複数の下部側角材と、該下部側角材の上
部にこれと直交して配置され、前記被運搬物を支持する
複数の上部側角材とからなり、前記下部側角材に固定さ
れた下部固定金具と、この下部固定金具の上部に立設さ
れ前記上部側角材の位置決め用ストッパ部と、このスト
ッパ部から該下部側角材の端部に向けて伸びる連結ピン
と、前記上部側角材に固定され前記下部側角材との交差
部から該上部側角材の延長方向に伸びる上部固定金具
と、この上部固定金具および前記上部側角材を貫通して
形成され前記連結ピンを嵌挿可能なピン穴とを備えたこ
とを特徴とする被運搬物の運搬用スキット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5248281A JP2784135B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 運搬用スキット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5248281A JP2784135B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 運搬用スキット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07101446A true JPH07101446A (ja) | 1995-04-18 |
JP2784135B2 JP2784135B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=17175774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5248281A Expired - Fee Related JP2784135B2 (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 運搬用スキット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2784135B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001019691A1 (en) * | 1999-09-10 | 2001-03-22 | Naohiko Yokoshima | Skid |
WO2002072440A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Y.Tec Corporation | Patin |
CN107758489A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-03-06 | 烟台宝井钢材加工有限公司 | 一种用于激光拼焊板的吊装组件及吊装方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5318762U (ja) * | 1976-07-28 | 1978-02-17 |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP5248281A patent/JP2784135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5318762U (ja) * | 1976-07-28 | 1978-02-17 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001019691A1 (en) * | 1999-09-10 | 2001-03-22 | Naohiko Yokoshima | Skid |
WO2002072440A1 (fr) * | 2001-03-09 | 2002-09-19 | Y.Tec Corporation | Patin |
CN107758489A (zh) * | 2017-11-30 | 2018-03-06 | 烟台宝井钢材加工有限公司 | 一种用于激光拼焊板的吊装组件及吊装方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2784135B2 (ja) | 1998-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0118530Y2 (ja) | ||
JPH07101446A (ja) | 運搬用スキット | |
JP2002337923A (ja) | 建築用複合パネルの搬送装置 | |
JPH061574Y2 (ja) | 屋根瓦用搬送具 | |
KR0156047B1 (ko) | 운반용 스키드 | |
JP3749457B2 (ja) | 長尺物の結束装置 | |
KR19980065041U (ko) | 팰릿 장치 | |
JP3975454B2 (ja) | 物品載置用金属製パレット | |
JP4295708B2 (ja) | 製品梱包枠 | |
KR100789301B1 (ko) | 장척물 운반용 파렛트 | |
JP2002337872A (ja) | スキッド及びスキッド載置台 | |
JP3509074B2 (ja) | フォークリフト用荷支持具 | |
JPH0613355B2 (ja) | 輸送用容器 | |
JPH07257575A (ja) | 輸送用パレット及びそのセット | |
JPH079967Y2 (ja) | 板状部材のパッケージ用クランプ装置 | |
JP2009274738A (ja) | 組立式パレット | |
JP3090088U (ja) | 線材パレット | |
KR0119701Y1 (ko) | 콘크리트 패널의 운반 장치 | |
JPH09264022A (ja) | 火打受けピース | |
JPH0656232A (ja) | 輸送用ラック体収納体 | |
JP2004092174A (ja) | チェーン収納パレット | |
JPH10236480A (ja) | 輸送補助具及びそれを用いた輸送方法 | |
JP2002080042A (ja) | パレット及びこのパレットを使用した運搬物 | |
JPH10273144A (ja) | パレット用治具と、このパレット用治具を使用した荷物の荷降ろし方法および積み込み方法 | |
JPH0710156A (ja) | 資材管理用ラック |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |