JP2004092174A - チェーン収納パレット - Google Patents
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Abstract
【課題】長さや径の異なる大量のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)でき、しかもきわめて効率的にかつ安全に運搬できるチェーン収納パレットを提供する。
【解決手段】各コーナ部に支柱1をそれぞれ立設し、各支柱1,1間に下横枠2と上横枠3をそれぞれ水平に架け渡す。左右方向に隣接する下横枠2,2間に中枠4を架け渡し、各下横枠2と上横枠3間に縦桟部材5を所定間隔おきに立設する。下横枠2と中枠4とからなる床骨組の上に底板6を張り付け、各支柱1と下横枠2と上横枠3とからなる各側骨組の内側に側板7を四周連続して張り付ける。上下方向に隣接する各縦桟部材5,5間にチェーン8を巻き掛けて載置する竿部材9をそれぞれ架け渡す。
【選択図】 図1
【解決手段】各コーナ部に支柱1をそれぞれ立設し、各支柱1,1間に下横枠2と上横枠3をそれぞれ水平に架け渡す。左右方向に隣接する下横枠2,2間に中枠4を架け渡し、各下横枠2と上横枠3間に縦桟部材5を所定間隔おきに立設する。下横枠2と中枠4とからなる床骨組の上に底板6を張り付け、各支柱1と下横枠2と上横枠3とからなる各側骨組の内側に側板7を四周連続して張り付ける。上下方向に隣接する各縦桟部材5,5間にチェーン8を巻き掛けて載置する竿部材9をそれぞれ架け渡す。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明はチェーン収納パレットに関し、主に建築土木工事で大量に用いられる仮設用のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)でき、しかもきわめて効率的にかつ安全に運搬できるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設工事や土木工事では、型枠の結束材や吊り足場の吊り材として長さや太さの異なるチェーンが多く用いられているが、この種のチェーンをまとめて特定の場所に収納したり、運搬したりするための手段は特になく、特に建設現場などでは、ほとんどの場合、簡単に束ねて一カ所にまとめておいたり、また束ねたものをクレーンで吊って持ち運びしているのが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、建設工事などで用いられるチェーンは、一般に非常に重く、また形が定まりにくく荷崩れしやすいため、単に束ねただけでは収納(保管)や持ち運びが非常に面倒なだけでなく、チェーンどうしが絡み合いやすく取り扱いも非常に面倒であった。
【0004】
また、例えば図6に図示するように、チェーンをクレーンで吊って運搬する場合などに、チェーンが地上にずり落ちるおそれがあり、運搬作業の安全性にも問題があった。
【0005】
本願発明は以上の課題を解決するためになされたもので、長さや径の異なる大量のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)でき、しかもきわめて効率的にかつ安全に運搬できるチェーン収納パレットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のチェーン収納パレットは、チェーン収納パレットであり、箱状に形成され、その対向する側部に縦桟部材がそれぞれ所定間隔おきに立設され、かつ対向する前記各縦桟部材間にチェーンを載置する竿部材がそれぞれ架け渡されてなることを特徴とするものである。
【0007】
本願発明は、主に建築土木工事で大量に用いられる仮設用のチェーンを収納(保管)および運搬する際に用いられるチェーン収納パレットであり、一度に大量のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)でき、しかもきわめて効率的にかつ安全に運搬できるものである。本願発明の場合、チェーンは竿部材に竿部材を跨ぐような状態に載置される。
【0008】
請求項2記載のチェーン収納パレットは、請求項1記載のチェーン収納パレットにおいて、竿部材は対向する桟部材間に複数段に架け渡されてなることを特徴とするものである。本願発明は、特に限られた狭いスペースに大量のチェーンを収納する際に適している。
【0009】
請求項3記載のチェーン収納パレットは、請求項1または2記載のチェーン収納パレットにおいて、吊り金具が取り付けられてなることを特徴とするものである。本願発明は、大量のチェーンをパレットごとクレーン等で吊って運搬する際に用いられるもので、特に出荷時や搬入時に適している。
【0010】
請求項4記載のチェーン収納パレットは、請求項1〜3のいずれかに記載のチェーン収納パレットにおいて、チェーンを束ねる結束金具が用いられてなることを特徴とするものである。
【0011】
結束金具は鉄筋などから三角形のリング状に形成されたもので、これにチェーンを一本ないし数本ずつ通し、双方を結束ひもで結束することによりチェーンを一本ないし数本ずつ束ねることができる。結束金具を用いることにより形が定まりにくく荷崩れしやすいチェーンの取り扱いが容易になる。なお、結束金具の形状は特に支障がなければ円形または矩形であってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本願発明に係るチェーン収納パレット(以下「バレット」という)の一例を示し、図において各コーナ部に支柱1がそれぞれ立設され、各支柱1,1間に下横枠2と上横枠3がそれぞれ水平に架け渡されている。
【0013】
また、図面上、左右方向に隣接する下横枠2,2間に中枠4が架け渡され、各下横枠2と上横枠3間に縦桟部材5が所定間隔おきに立設されている。
【0014】
こうして平面長方形状の骨組が構成され、そしてその下横枠2と中枠4とからなる床骨組の上に底板6が張り付けられ、かつ各支柱1と下横枠2と上横枠3とからなる各側骨組の内側に側板7が四周連続して張り付けられて浅い箱状に形成されている。
【0015】
また、図面上、上下方向に隣接する各縦桟部材5,5間に、例えば図2(a)〜(c)に図示するようにチェーン8を巻き掛けて載置するための竿部材9がそれぞれ架け渡されている。
【0016】
支柱1、下横枠2、上横枠3、中枠4および縦桟部材5、さらに竿部材9はいずれも角形鋼管から形成され、底板6と側板7はともに鋼板または鋼製ネットから形成され、かつこれらの部材は溶接またはボルト締めによって組み立てられている。
【0017】
また、各支柱1は上横枠3および縦桟部材5より高く形成され、その下端部に逆碗形状の沓部1aが突設され、また上端部には吊り金具10がそれぞれ取り付けられている。吊り金具10はシャックル状に形成され、かつ上下方向に回転自在に取り付けられている。
【0018】
また、各縦桟部材5,5は上横枠3より高く形成され、上端部(上横枠3より上に突出した位置)に竿部材9の端部9aを連結するための連結金具11,11がそれぞれ対向して突設されている。連結金具11は平行に突出された側板部11a,11aと側板部11a,11aの下端部間に水平に突設された底板部11bとをそれぞれ有し、側板部11a,11aには連結孔11cがそれぞれ形成されている。
【0019】
そして、側板部11a,11a間に竿部材9の端部9aが挿入され、かつ側板部11a,11aの連結孔11c,11cとこれに連通して形成された竿部材9端部の連結孔9bに連結ボルト12が締め付けられている。
【0020】
こうして、各竿部材9の両端部9a,9aが各縦桟部材5,5の上端部に切り離し自在に連結されている。なお、側板部11a,11aの下端部間に底板部11bが突設されているため、竿部材9は両端部9a,9aを側板部11a,11a間に挿入するだけで縦桟部材5,5間に架け渡すことができるが、移動の際の安全などを考慮して、竿部材9の両端部9a,9aは連結ボルト12で連結するのが望ましい。
【0021】
このような構成において、次に本願発明に係るパレットを用いたチェーンの収納方法と運搬方法について説明する。
【0022】
チェーンを収納するには、まず、例えば図3(a)に図示するようにチェーン8を長さに応じて複数に折り畳み、これを一束として例えば図3(b)に図示するように一束ずつ結束金具13に通し、結束ひも14によって結束金具13に結束する。そして、図2(a)〜(c)に図示するように一束ずつ竿部材9に巻き架けて載置する。
【0023】
また、チェーン8をクレーンで吊って移動するには、例えば図2(d)に図示するように、各支柱1の吊り金具10,10に吊りワイヤー15を架け渡し、この吊りワイヤー15にクレーン16のフック16aを引っ掛けてパレットごと運搬する。
【0024】
なお、この場合、各竿部材9の表面にチェーン8のずれ止め(図省略)を突設しておけば、パレットが傾いたとしてもチェーン8が移動して荷崩れを起こすおそれがなく、大量のチェーンをきわめて安全に運搬することができる。ずれ止めとしてはリブや突起などでよい。
【0025】
結束金具13はチェーン8を束ねるための治具であり、鉄筋などから例えば図3(c)に図示するような三角形のリング状に形成されている。結束金具13を用いてチェーン8を一本ないし数本ずつ束ねることで、チェーン8の取り扱いがきわめて容易になり、特に竿部材9に巻き架けて載置した際の荷崩れを防止することができる。また、図3(d)に図示するように人力によるチェーン8の持ち運びもし易くなる。
【0026】
図4(a)〜(d)は、本願発明に係るパレットの他の例を示し、特に各縦桟部材5,5の上端部と中間部に竿部材9が二段に架け渡されている。この場合、各縦桟部材5の上端部と中間部に、竿部材9の端部9aを連結するための連結金具11,11が上下二段に突設されている。このパレットを用いれば一度に大量のチェーン8を収納し、かつ運搬することができる。
【0027】
また、図4はパレットを二段に重ねられるようにしたものであり、このパレットを用いれば、狭いスペースに大量のチェーン8をきわめてコンパクトに収納することができる。パレットはさらに多く積み重ねることができるが、高くなると不安定になるので、ワイヤーなどで倒れ止めの処置をするのが望ましい。
【0028】
【発明の効果】
本願発明は以上説明したとおりであり、箱状に形成され、その対向する側部に縦桟部材がそれぞれ所定間隔おきに立設され、かつ対向する前記各縦桟部材間にチェーンを巻き架けて載置する竿部材がそれぞれ架け渡されてなるので、竿部材にチェーンを巻き架けて設置することにより、大量のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)することができ、またパレットごと大量のチェーンをきわめて効率的に運搬することができる。
【0029】
また、箱状に形成されているので、クレーン等でチェーンをパレットごと吊って運搬する際に、万一パレットが傾いてチェーンが竿部材からずり落ちたとしても地上まで落ちることはないので、安全面でもすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のチェーン収納パレットの一例を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は一部斜視図である。
【図2】本願発明のチェーン収納パレットの一例を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)はクレーンで吊った状態を示す正面図である。
【図3】(a)はチェーンの平面図、(b)は結束金具で束ねられたチェーンの平面図、(c)は結束金具の斜視図、(d)は結束金具で束ねられたチェーンを持ち運びする状態を示す側面図である。
【図4】本願発明のチェーン収納パレットの一例を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)はクレーンで吊った状態を示す正面図である。
【図5】本願発明のチェーン収納パレットを積層した状態を示す正面図である。
【図6】クレーンでチェーンを吊って運搬する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 下横枠
3 上横枠
4 中枠
5 縦桟部材
6 底板
7 側板
8 チェーン
9 竿部材
10 吊り金具
11 連結金具
12 連結ボルト
13 結束金具
14 結束ひも
15 吊りワイヤー
16 クレーン
【発明の属する技術分野】
本願発明はチェーン収納パレットに関し、主に建築土木工事で大量に用いられる仮設用のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)でき、しかもきわめて効率的にかつ安全に運搬できるものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建設工事や土木工事では、型枠の結束材や吊り足場の吊り材として長さや太さの異なるチェーンが多く用いられているが、この種のチェーンをまとめて特定の場所に収納したり、運搬したりするための手段は特になく、特に建設現場などでは、ほとんどの場合、簡単に束ねて一カ所にまとめておいたり、また束ねたものをクレーンで吊って持ち運びしているのが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、建設工事などで用いられるチェーンは、一般に非常に重く、また形が定まりにくく荷崩れしやすいため、単に束ねただけでは収納(保管)や持ち運びが非常に面倒なだけでなく、チェーンどうしが絡み合いやすく取り扱いも非常に面倒であった。
【0004】
また、例えば図6に図示するように、チェーンをクレーンで吊って運搬する場合などに、チェーンが地上にずり落ちるおそれがあり、運搬作業の安全性にも問題があった。
【0005】
本願発明は以上の課題を解決するためになされたもので、長さや径の異なる大量のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)でき、しかもきわめて効率的にかつ安全に運搬できるチェーン収納パレットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のチェーン収納パレットは、チェーン収納パレットであり、箱状に形成され、その対向する側部に縦桟部材がそれぞれ所定間隔おきに立設され、かつ対向する前記各縦桟部材間にチェーンを載置する竿部材がそれぞれ架け渡されてなることを特徴とするものである。
【0007】
本願発明は、主に建築土木工事で大量に用いられる仮設用のチェーンを収納(保管)および運搬する際に用いられるチェーン収納パレットであり、一度に大量のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)でき、しかもきわめて効率的にかつ安全に運搬できるものである。本願発明の場合、チェーンは竿部材に竿部材を跨ぐような状態に載置される。
【0008】
請求項2記載のチェーン収納パレットは、請求項1記載のチェーン収納パレットにおいて、竿部材は対向する桟部材間に複数段に架け渡されてなることを特徴とするものである。本願発明は、特に限られた狭いスペースに大量のチェーンを収納する際に適している。
【0009】
請求項3記載のチェーン収納パレットは、請求項1または2記載のチェーン収納パレットにおいて、吊り金具が取り付けられてなることを特徴とするものである。本願発明は、大量のチェーンをパレットごとクレーン等で吊って運搬する際に用いられるもので、特に出荷時や搬入時に適している。
【0010】
請求項4記載のチェーン収納パレットは、請求項1〜3のいずれかに記載のチェーン収納パレットにおいて、チェーンを束ねる結束金具が用いられてなることを特徴とするものである。
【0011】
結束金具は鉄筋などから三角形のリング状に形成されたもので、これにチェーンを一本ないし数本ずつ通し、双方を結束ひもで結束することによりチェーンを一本ないし数本ずつ束ねることができる。結束金具を用いることにより形が定まりにくく荷崩れしやすいチェーンの取り扱いが容易になる。なお、結束金具の形状は特に支障がなければ円形または矩形であってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本願発明に係るチェーン収納パレット(以下「バレット」という)の一例を示し、図において各コーナ部に支柱1がそれぞれ立設され、各支柱1,1間に下横枠2と上横枠3がそれぞれ水平に架け渡されている。
【0013】
また、図面上、左右方向に隣接する下横枠2,2間に中枠4が架け渡され、各下横枠2と上横枠3間に縦桟部材5が所定間隔おきに立設されている。
【0014】
こうして平面長方形状の骨組が構成され、そしてその下横枠2と中枠4とからなる床骨組の上に底板6が張り付けられ、かつ各支柱1と下横枠2と上横枠3とからなる各側骨組の内側に側板7が四周連続して張り付けられて浅い箱状に形成されている。
【0015】
また、図面上、上下方向に隣接する各縦桟部材5,5間に、例えば図2(a)〜(c)に図示するようにチェーン8を巻き掛けて載置するための竿部材9がそれぞれ架け渡されている。
【0016】
支柱1、下横枠2、上横枠3、中枠4および縦桟部材5、さらに竿部材9はいずれも角形鋼管から形成され、底板6と側板7はともに鋼板または鋼製ネットから形成され、かつこれらの部材は溶接またはボルト締めによって組み立てられている。
【0017】
また、各支柱1は上横枠3および縦桟部材5より高く形成され、その下端部に逆碗形状の沓部1aが突設され、また上端部には吊り金具10がそれぞれ取り付けられている。吊り金具10はシャックル状に形成され、かつ上下方向に回転自在に取り付けられている。
【0018】
また、各縦桟部材5,5は上横枠3より高く形成され、上端部(上横枠3より上に突出した位置)に竿部材9の端部9aを連結するための連結金具11,11がそれぞれ対向して突設されている。連結金具11は平行に突出された側板部11a,11aと側板部11a,11aの下端部間に水平に突設された底板部11bとをそれぞれ有し、側板部11a,11aには連結孔11cがそれぞれ形成されている。
【0019】
そして、側板部11a,11a間に竿部材9の端部9aが挿入され、かつ側板部11a,11aの連結孔11c,11cとこれに連通して形成された竿部材9端部の連結孔9bに連結ボルト12が締め付けられている。
【0020】
こうして、各竿部材9の両端部9a,9aが各縦桟部材5,5の上端部に切り離し自在に連結されている。なお、側板部11a,11aの下端部間に底板部11bが突設されているため、竿部材9は両端部9a,9aを側板部11a,11a間に挿入するだけで縦桟部材5,5間に架け渡すことができるが、移動の際の安全などを考慮して、竿部材9の両端部9a,9aは連結ボルト12で連結するのが望ましい。
【0021】
このような構成において、次に本願発明に係るパレットを用いたチェーンの収納方法と運搬方法について説明する。
【0022】
チェーンを収納するには、まず、例えば図3(a)に図示するようにチェーン8を長さに応じて複数に折り畳み、これを一束として例えば図3(b)に図示するように一束ずつ結束金具13に通し、結束ひも14によって結束金具13に結束する。そして、図2(a)〜(c)に図示するように一束ずつ竿部材9に巻き架けて載置する。
【0023】
また、チェーン8をクレーンで吊って移動するには、例えば図2(d)に図示するように、各支柱1の吊り金具10,10に吊りワイヤー15を架け渡し、この吊りワイヤー15にクレーン16のフック16aを引っ掛けてパレットごと運搬する。
【0024】
なお、この場合、各竿部材9の表面にチェーン8のずれ止め(図省略)を突設しておけば、パレットが傾いたとしてもチェーン8が移動して荷崩れを起こすおそれがなく、大量のチェーンをきわめて安全に運搬することができる。ずれ止めとしてはリブや突起などでよい。
【0025】
結束金具13はチェーン8を束ねるための治具であり、鉄筋などから例えば図3(c)に図示するような三角形のリング状に形成されている。結束金具13を用いてチェーン8を一本ないし数本ずつ束ねることで、チェーン8の取り扱いがきわめて容易になり、特に竿部材9に巻き架けて載置した際の荷崩れを防止することができる。また、図3(d)に図示するように人力によるチェーン8の持ち運びもし易くなる。
【0026】
図4(a)〜(d)は、本願発明に係るパレットの他の例を示し、特に各縦桟部材5,5の上端部と中間部に竿部材9が二段に架け渡されている。この場合、各縦桟部材5の上端部と中間部に、竿部材9の端部9aを連結するための連結金具11,11が上下二段に突設されている。このパレットを用いれば一度に大量のチェーン8を収納し、かつ運搬することができる。
【0027】
また、図4はパレットを二段に重ねられるようにしたものであり、このパレットを用いれば、狭いスペースに大量のチェーン8をきわめてコンパクトに収納することができる。パレットはさらに多く積み重ねることができるが、高くなると不安定になるので、ワイヤーなどで倒れ止めの処置をするのが望ましい。
【0028】
【発明の効果】
本願発明は以上説明したとおりであり、箱状に形成され、その対向する側部に縦桟部材がそれぞれ所定間隔おきに立設され、かつ対向する前記各縦桟部材間にチェーンを巻き架けて載置する竿部材がそれぞれ架け渡されてなるので、竿部材にチェーンを巻き架けて設置することにより、大量のチェーンをきわめてコンパクトに収納(保管)することができ、またパレットごと大量のチェーンをきわめて効率的に運搬することができる。
【0029】
また、箱状に形成されているので、クレーン等でチェーンをパレットごと吊って運搬する際に、万一パレットが傾いてチェーンが竿部材からずり落ちたとしても地上まで落ちることはないので、安全面でもすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のチェーン収納パレットの一例を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は一部斜視図である。
【図2】本願発明のチェーン収納パレットの一例を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)はクレーンで吊った状態を示す正面図である。
【図3】(a)はチェーンの平面図、(b)は結束金具で束ねられたチェーンの平面図、(c)は結束金具の斜視図、(d)は結束金具で束ねられたチェーンを持ち運びする状態を示す側面図である。
【図4】本願発明のチェーン収納パレットの一例を示し、(a)はその平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)はクレーンで吊った状態を示す正面図である。
【図5】本願発明のチェーン収納パレットを積層した状態を示す正面図である。
【図6】クレーンでチェーンを吊って運搬する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 下横枠
3 上横枠
4 中枠
5 縦桟部材
6 底板
7 側板
8 チェーン
9 竿部材
10 吊り金具
11 連結金具
12 連結ボルト
13 結束金具
14 結束ひも
15 吊りワイヤー
16 クレーン
Claims (4)
- チェーン収納パレットであり、箱状に形成され、その対向する側部に縦桟部材がそれぞれ所定間隔おきに立設され、かつ対向する前記各縦桟部材間にチェーンを載置する竿部材がそれぞれ架け渡されてなることを特徴とするチェーン収納パレット。
- 竿部材は対向する各縦桟部材間に複数段に架け渡されてなることを特徴とする請求項1記載のチェーン収納パレット。
- 吊り金具が取り付けられてなることを特徴とする請求項1または2記載のチェーン収納パレット。
- チェーンを束ねる結束金具が用いられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のチェーン収納パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254220A JP2004092174A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | チェーン収納パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254220A JP2004092174A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | チェーン収納パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004092174A true JP2004092174A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32060025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002254220A Pending JP2004092174A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | チェーン収納パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004092174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021055456A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大和ハウス工業株式会社 | パネル積載ラック |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002254220A patent/JP2004092174A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021055456A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 大和ハウス工業株式会社 | パネル積載ラック |
JP7402650B2 (ja) | 2019-09-30 | 2023-12-21 | 大和ハウス工業株式会社 | パネル積載ラック |
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