JP2000142693A - 梱包部材 - Google Patents

梱包部材

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JP2000142693A
JP2000142693A JP10317787A JP31778798A JP2000142693A JP 2000142693 A JP2000142693 A JP 2000142693A JP 10317787 A JP10317787 A JP 10317787A JP 31778798 A JP31778798 A JP 31778798A JP 2000142693 A JP2000142693 A JP 2000142693A
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Atsuo Suehiro
篤夫 末廣
Kiyomi Hayakawa
清巳 早川
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Koyo Seiko Co Ltd
Kowa Kogyo Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
Kowa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梱包部材を用い、施工現場の足場に包装材な
どのごみを散在させることなく、施工効率及び施工の安
全性を向上させる。 【解決手段】 底部に孔を有する複数の立設部材(防護
柵の支柱など)を立設して運搬可能に梱包するための梱
包部材は、前記立設部材を支持するためのベース2と、
このベースに形成され、かつ前記孔に対して装着可能な
凸部3と、前記ベース2のコーナー部に立設され、かつ
所定の高さ位置で折り畳み可能な支柱4とを備えたパレ
ット1で構成されている。支柱4の下端部には、支柱の
上端11が装着可能な受け部10が形成され、複数のパ
レット1が積重ね可能である。前記複数の立設部材の上
端には押え用板材が配置され、前記複数の立設部材はカ
バー材でカバーして輸送又は運搬される。施工現場で
は、ごみとなる板材とカバー材は、ベース2と折畳んだ
支柱4との間に収容して回収でき、再利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁の部材(高欄
などの道路資材など)などの資材を輸送又は運搬可能で
あり、輸送資材の包装ごみ(梱包ごみ)を散在させるこ
となく効率よく施工できるとともに、再利用可能な梱包
部材に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁などの各種工事においては、種々の
資材が搬入され、かつ各資材を組立てることにより施工
されている。例えば、橋梁を構成する部材(親柱を含む
支柱、手摺などのパイプやプレートなど)は、それぞれ
緩衝性包装材料で個別に包装され、パレットに積載し
て、カバー及びバンド(紐)を施して、施工現場に輸送
されている。また、施工現場では、バンド(紐)、カバ
ーや各部材の包装材を解いて内容物を取り出し、支柱、
パイプやパネルを順次組立てることにより橋梁を構築し
ている。
【0003】しかし、施工においては、梱包資材の解体
に伴って種類の異なる梱包材と資材とが多量に発生する
とともに、梱包材と資材とが散在し、施工現場の足場を
不安定にする。そのため、施工作業性が低下するととも
に、作業環境や作業域の美観を損ねる。
【0004】さらに、パイプやパネルについては、個別
に包装されたパイプやパネルを、パレット上に積上げて
輸送するため、包装された複数のパイプやパネルを並設
させてさらにシート状包装材で包装している。そして、
このようにして得られた包装ユニットをパレットに積上
げて紐掛けしている。しかし、このような梱包形態では
多量のごみ(包装材や紐など)が発生する。しかも、地
面に直置きされるパイプやパネルなどの資材には、打根
跡が付いたり、資材を損傷させたり、製品品質を低下さ
せる。
【0005】さらに、支柱などを輸送又は移送するため
のパレット(特に木材製パレット)は、ときには施工現
場で解体されている。そのため、施工現場の足元がさら
に乱雑になるとともにパレットを有効に利用できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、施工現場のごみの回収を効率よく行うことができる
とともに、施工現場の足場に包装材などのごみを散在さ
せることなく、施工効率を向上させるのに適した梱包部
材を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、資材の損傷を有効に
防止できる梱包部材を提供することにある。本発明のさ
らに他の目的は、施工現場の足場を確保して、施工の安
全性を向上させるのに有効な梱包部材を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討の結果、隣接する支柱などの部
材を立設して輸送可能な折畳み又は着脱式パレット、パ
イプやパネルの周方向に帯状の緩衝材を巻いて横にして
積上げた状態で折畳み又は着脱式パレットで輸送する
と、包装材料の使用量を大幅に低減できるとともに、梱
包を解体した後は、折畳み又は着脱式パレットに包装ご
みを載せて回収できることを見出し、本発明を完成し
た。
【0009】すなわち、本発明の梱包部材は、底部に孔
又は凹凸部を有する複数の立設部材を立設して運搬可能
に梱包するための梱包部材であって、前記複数の立設部
材を支持するためのベースと、このベースに形成され、
かつ前記立設部材の孔又は凹凸部に対して装着可能な凹
凸部又は孔と、前記ベースのコーナー部に立設され、か
つベースに対して折り畳み可能又は着脱可能な支柱とを
備えたパレットで構成されている。この梱包部材におい
て、支柱の下端部に支柱の上端が装着可能な受け部を形
成し、複数のパレットを積重ね可能としてもよい。前記
立設部材は、橋梁などの防護柵の支柱などであってもよ
く、パレットは、吊り上げ及び吊り下げ可能なフック部
を備えていてもよい。
【0010】さらに、梱包部材には、横向きにして輸送
又は運搬される横設部材又は横架部材(パネル類、パイ
プ類など)の少なくとも上下面に着脱可能に取付けられ
る緩衝材と、積み上げた複数の横設部材を支持するため
のベースと、隣接する横設部材類の間に介在するスペー
サと、前記ベースのコーナー部に立設され、かつベース
に対して折り畳み可能又は着脱可能な支柱とを備えたパ
レットで構成された梱包部材も含まれる。
【0011】これらの梱包部材において、支柱は所定の
高さ位置でベースに対して折り畳み可能又は着脱可能で
あってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、必要により添付図面を参
照しつつ本発明を詳細に説明する。図示する例では、橋
梁の高欄を構成する部材、例えば、支柱(親柱、装飾支
柱などを含む)などの立設部材、この立設部材に対して
横方向に架設されるパイプ(又は手摺など)、隣接する
複数の立設部材間に配設して取付けられるパネル(装飾
パネルを含む)などを梱包するための梱包部材が示され
ている。
【0013】図1は上記高欄の支柱を輸送するための本
発明の梱包部材を示す概略斜視図、図2は図1の梱包部
材の折畳み機構を説明するための概略図であり、図3は
図1に示す立設部材の構造を説明するための概略斜視図
である。図4及び図5は、それぞれ、図1に示すパレッ
トの積重ね状態を示す概略図である。
【0014】前記立設部材として、図3には、高欄など
の防護柵の支柱が示されており、この立設部材21は、
底部に複数の固定用孔23を有している。すなわち、立
設部材21は、パイプ31を取付けるための湾曲凹部2
4を上部に有する前板25と、この前板を支持して補強
するための支持板26と、前記前板25及び支持板26
が一体に取付けられた底板22と、この底板のうち前部
及び後部にそれぞれ形成された複数の固定用孔23とを
備えている。
【0015】なお、前記湾曲凹部24には、前記パイプ
31をボルトナットなどの固定部材により固定するため
の取付孔が形成されている。これらの固定用孔23は、
前記立設部材21をアンカーなどの固定部材によりコン
クリートなどに固定し、高欄を形成するために利用され
る。
【0016】前記複数の立設部材21は、パレット1の
ベース2で支持して輸送又は移送される。図1に示され
るように、このパレット1 は、棒状体が格子状(又はア
ングル状)に連結して形成されたベース2と、前記棒状
体に形成され、かつ前記立設部材21の固定用孔23に
対応して嵌合又は装着可能な凸部3とを備えている。そ
のため、前記ベース2の凸部3を利用して複数の立設部
材21を位置決めしつつ立設させることにより、立設部
材21を高密度に隣接させて安定に支持でき、輸送効率
を向上でき、輸送コストを低減できる。
【0017】前記ベース2の4つのコーナー部には、そ
れぞれ、折畳み方向のベース2よりも長さが小さな支柱
4が立設されており、これらの支柱4は、所定の高さ位
置でベースに対して折り畳み可能である。すなわち、図
2に示されるように、支柱4の折畳み機構は、支柱4の
下部に枢着されたガイドピン5と、ベース2の長手方向
において互いに対向する一対の支柱4の下部両側に取り
付けられ、かつ前記ガイドピン5が摺動可能な縦長の案
内スリット6を備えた一対のガイド部材7と、前記支柱
4のうち前記ガイドピン5よりも上部に形成された係合
突出ピン8と、前記ガイド部材7の上端部に形成され、
かつ前記係合突出ピン8が係合可能な凹部9とを備えて
いる。さらに、前記ガイド部材7の上端部は、後述する
支柱4の下端部の受け部10の凹部に収容又は装着可能
である。
【0018】このような折畳み機構では、係合突出ピン
8をガイド部材7上端の凹部9に係合させることにより
支柱4を立設できる。一方、折畳む場合には、案内スリ
ット6に沿ってピン5を案内させながら支柱4を持上げ
て係合突出ピン8と凹部9との係合を解除し、互いに対
向する支柱4をベース2の内方へ折畳むことにより、パ
レット1の容積を大きく減少することができる。この例
では、縦長の案内スロット6の長さが、支柱4の厚みの
2倍以上であることを利用して、一方の側の一対の支柱
4をベース2の基部から内方へ折畳んでベース2と接触
状態とした後、他方の側の一対の支柱4を前記折畳まれ
た支柱4上に折畳んで重ねている。
【0019】さらに、各支柱4の下端部には、湾曲凹面
(装着凹部)を有する受け部10が形成されていると共
に、各支柱4の上端部は、前記受け部10の湾曲凹面に
対応する湾曲凸部11として形成されており、受け部1
0に対して支柱4の上端が収容又は装着可能である。そ
のため、図4及び図5に示されるように、支柱4を立設
した状態又は折畳んだ状態で、受け部10と湾曲凸部1
1とを利用して複数のパレット1が積重ね可能である。
なお、支柱4のうち受け部10の上部に、前記ベース2
が一体に取付けられており、支柱4のうちベース2の下
部が脚部として形成されている。
【0020】さらには、パレット1には、クレーンなど
で吊り上げ又は吊り下げ可能なフック部12が形成され
ている。この例では、パレット1は、各支柱4の下部に
フック部12を備えているこのような梱包部材では、前
記立設部材21の固定用孔23にベース2の装着用凸部
3を装着して立設させることにより、複数の立設部材2
1を隣接させて配置でき、安定に輸送又は移動できる。
必要により、これらの立設部材21の上部には、押え用
の板材を配置し、シートやフィルムなどのカバー材(図
示せず)で複数の立設部材21全体をカバーし、紐やバ
ンドなどの締結手段(図示せず)で締結することにより
梱包できる。特に、個々の立設部材21を梱包する必要
がないので、梱包材の部品点数を大きく低減でき、ごみ
の発生を抑制できる。また、フック部12を利用してク
レーンなどの移動手段により吊り上げて移送できるとと
もに、図4に示されるように、積重ね状態でパレット1
を輸送又は移送でき、輸送又は移送効率を大きく改善で
きる。
【0021】施工現場では、前記締結手段を解いてカバ
ー材及び板材を取り除き、立設部材21をベース2から
取出し、所定の施工部位に運搬することにより施工でき
る。一方、梱包部材を解体しても、前記締結手段、カバ
ー材及び板材だけが残り、これらの部材は、前記ベース
2と折畳んだ支柱4との間に挟んで回収できるととも
に、図5に示されるように、パレット1を積重ねて運搬
又は移送することにより、パレット1と共に再度利用で
きる。そのため、施工現場の足場にカバー材などのごみ
を散在させることがなく、施工効率を向上できる。ま
た、カバー材などの回収作業も容易であり、施工現場の
足場を確保して、施工安全性を向上させることができ
る。
【0022】本発明は前記立設部材に限らず、横向きに
して運搬される横設部材又は横架部材(パイプ類やパネ
ル類など)の梱包にも有用である。図6はパイプ類の積
重ね状態を示す一部概略斜視図、図7は図6の緩衝材を
示す概略斜視図である。
【0023】コンクリート面などに直置きされる前記パ
イプ類31の損傷を防止するため、パイプ類31の長手
方向の複数箇所の周面には、緩衝材32が帯状に着脱可
能に取付けられている。これらの緩衝材32は、巻回可
能な又は湾曲した緩衝材本体32aと、この緩衝材本体
に取付けられ、緩衝材本体32aをパイプ類31に着脱
可能に取付けるための締結又は取付手段32bとで構成
できる。前記緩衝材本体32aは、例えば、合成樹脂発
泡体(ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン系樹脂、ポリスチレンなどのスチレン系樹脂、ポリ
塩化ビニルなどのハロゲン含有樹脂、ポリウレタン系樹
脂などの発泡体)、不織布などで形成でき、締結又は取
付手段32bは、例えば、紐、面ファスナーなどの仮止
め手段で形成できる。
【0024】これら複数のパイプ類31は、凸部3が形
成されていない点を除いて前記図1、図2、図4及び図
5と同様に形成されたパレット1のベース2上に長手方
向に横たわらせて(横設して)、かつ積上げ又は積重ね
状態で輸送又は移送される。なお、パイプ類31の輸送
過程での損傷を確実に防止するため、少なくとも高さ方
向に隣接するパイプ類31の間には、スペーサ33を介
在させている。
【0025】このような梱包部材では、緩衝材32が巻
回されたパイプ類31を、パレット1のベース2上に横
設してスペーサ33を介して縦横方向に積重ね、必要に
よりカバー材でカバーした後、紐などの締結手段で締結
することにより梱包できる。特に、個々のパイプ類31
を梱包する必要がないので、梱包材の部品点数を大きく
低減でき、ごみの発生を抑制できる。また、前記と同様
に、フック部12を利用してクレーンなどの移動手段に
より吊り上げて移送できるとともに、図4に示されるよ
うに、積重ね状態でパレット1を輸送又は移送できる。
【0026】施工現場では、前記締結手段を解いてカバ
ー材を取り除き、パイプ類31をパレット1から取出
し、所定の施工部位に運搬し、前記立設部材21の湾曲
凹部24などに取付けることにより高欄などを施工でき
る。その際、パイプ類31を施工現場のコンクリート面
などに直置きしても、緩衝材32により損傷するのを有
効に防止できるとともに、緩衝材32をパイプ類31の
所定部位(前記立設部材21に位置しない部位)に巻回
することにより、緩衝材32を巻回した状態で前記立設
部材21の湾曲凹部24などに取付けることができる。
そのため、パイプ類31を施工部位に取り付けた後で緩
衝材32を除去でき、緩衝材32の除去効率も向上でき
る。
【0027】一方、梱包部材を解体しても、前記締結手
段及びカバー材は、前記と同様に、ベース2と折畳んだ
支柱4との間に挟んで回収できるとともに、図5に示さ
れるように、パレット1を積重ねて運搬又は移送するこ
とにより、パレット1と共に再度利用できる。そのた
め、施工現場の足場にごみを散在させることがなく、施
工効率を向上できる。また、カバー材などの回収作業も
容易であり、施工現場の足場を確保して、施工安全性を
向上できる。
【0028】前記の例では、折畳み可能な支柱が示され
ているが、支柱は、所定の位置でベースに対して着脱可
能であってもよい。図8は本発明の梱包装置のさらに他
の例を示す概略側面図である。
【0029】梱包部材を構成する図8に示すパレット4
1は、前記と同様に、ベース42と、このベースのコー
ナー部に立設された支柱44とを備えている。この支柱
44は、コーナー部でベース42と一体化した中空支持
パイプ44aと、この支持パイプに対して着脱可能な差
込みパイプ44bとで構成されている。また、前記ベー
ス42の側部又は支柱44の基部には、前記と同様のフ
ック部45が形成されている。なお、ベース42には、
前記と同様に、立設部材に対する凹凸部や孔部を形成し
てもよく、横設又は横架部材を輸送又は運搬するとき、
凹凸部は必ずしも必要ではない。
【0030】このような梱包部材では、支持パイプ44
aに対してパイプ44bを差込んで装着し、立設部材や
横設部材(横架部材)を前記と同様にして施工現場へ輸
送又は運搬できる。また、施工現場では、支持パイプ4
4aからパイプ44bを取り外して、立設部材や横設部
材(横架部材)を組立てて施工し、押え板やカバー材、
紐などの締結手段などの梱包ごみと共に、パイプ44b
をパレット41のベース42に載せて回収でき、再利用
できる。特に、パイプ44bがパレット本体から脱着で
きるので、パレット41の重量を軽減し、パレット41
の回収労力を低減できる。
【0031】なお、本発明の梱包部材は、立設して又は
横設して種々の部材を輸送又は運搬するのに有用であ
る。立設部材は、前記防護柵、高欄の支柱に限らず、立
設して輸送又は運搬する部材(例えば、円柱状又は角柱
状部材や、面積の大きな底部や脚部を有する柱状部材)
であればよい。立設部材の底部には、前記固定用孔に限
らず凹凸部を形成してもよい。また、立設部材は少なく
とも1つの孔や凹凸部を備えていればよく、装着又は嵌
合用の複数の孔や凹凸部を有していてもよい。さらに、
立設部材は、前記パイプ用の湾曲凹部に限らず、用途に
応じた種々の装着部などを有していてもよい。
【0032】パレットのベースは、格子状(又はアング
ル状)である必要はなく、平板状であってもよく、立設
部材の重量が小さい場合には、メッシュ状などであって
もよい。ベースには、前記立設部材の孔や凹凸部に対し
て装着又は嵌合可能な凹凸部や孔を形成してもよい。ま
た、横設部材(横架部材)用の梱包部材では、ベース
を、補強材で補強されていてもよいメッシュ体で構成す
ることにより、パレットの重量を大きく軽減できる。
【0033】前記支柱の折畳み機構は特に制限されず、
種々の機構が採用でき、支柱の長手方向の1箇所に限ら
ず複数箇所で同一方向又は互い違いの方向に折畳み可能
であってもよい。また、折畳み位置は、適当に選択で
き、例えば、支柱のうちベースとの基部で折畳み可能で
あってもよく、ごみ類を収容可能な高さ位置で支柱はベ
ースに対して折り畳み可能であってもよい。支柱の折畳
み高さ位置は、梱包ごみの収容量に応じて、前記縦長ス
リットの長さを調整することにより容易に行うことがで
きる。
【0034】また、支柱の着脱機構も特に制限されず、
例えば、嵌入、挿入機構などが採用できる。着脱可能な
支柱は、ベースに形成された孔部とこの孔部に対して着
脱可能に立設できる支柱本体とで構成してもよいが、通
常、ベースから立設する基部と、この基部に対して着脱
可能な支柱本体とで構成できる。
【0035】なお、支柱の上下端部には前記受け部やこ
の受け部に対する装着部を設ける必要はなく、パレット
は必ずしも積重ね可能である必要はない。支柱の下部
は、フォークリフトのフォークなどが挿入可能な脚部と
して形成されているのが輸送又は移動に有利であるが、
脚部は必ずしも必要ではない。また、吊り上げて運搬す
るのに有用なフック部も必ずしも必要ではない。
【0036】前記のように、横向きに載置して輸送又は
運搬される横設部材(又は横架部材)は、前記パイプ類
などの柱状部材(円柱状又は角柱状部材など)に限らず
パネル類(装飾用又は非装飾用プレートなど)などであ
ってもよい。緩衝材は、横設部材の少なくとも上下面に
着脱可能に配設できればよく、通常、横設部材(パイプ
類やパネル類などの横架部材)の周方向に帯状に着脱可
能に取付ける場合が多い。また、緩衝材は、通常、横設
部材の複数箇所に着脱自在に取りつけられる。スペーサ
は、横設部材を積重ねる場合、少なくとも高さ方向(縦
方向)に隣接する横設部材の間に介在させればよく、横
方向に隣接する横設部材の間に介在させてもよい。ま
た、スペーサは、横設部材の表面に沿わせて支持するた
め、横設部材に対応した凹凸部や湾曲部を有していても
よい。
【0037】なお、横設部材(パイプ類やパネル類な
ど)の輸送及び運搬において、パレットのベースには、
凹凸部を形成する必要はないが、必要により、位置決め
用の凹凸部を形成し、積重ね状態での安定性を高めても
よい。
【0038】本発明は、立設して又は横設して輸送又は
運搬する種々の部材に適用でき、特に、橋梁、防護柵
(高欄など)などの道路資材に好適に適用できる。さら
に、本明細書は、前記立設部材用の梱包部材と、横設部
材(又は横架部材)用の梱包部材とを組合せたセットを
喪開示する。このような組合せで構成されたセットを利
用すると、立設部材と横設部材(又は横架部材)とで構
成された橋梁や防護柵(高欄など)の輸送又は運搬効率
を大きく改善できるとともに、施工現場での施工性、足
場の安全性を向上できる。
【0039】
【発明の効果】本発明の梱包部材を用いると、立設部材
や横設部材(又は横架部材)を個別に梱包する必要がな
く、ごみの発生量を低減できるとともに、施工現場での
ごみの回収効率を高め、包装材などのごみを散在させる
ことなく、施工効率を向上できる。また、横向きに載置
して輸送又は運搬される部材では、損傷を有効に防止で
きる。さらに、施工現場の足場を確保して、施工の安全
性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は支柱を輸送するための本発明の梱包部材
を示す概略斜視図である。
【図2】図2は図1の梱包部材の折畳み機構を説明する
ための概略図である。
【図3】図3は図1に示す立設部材の構造を説明するた
めの概略斜視図である。
【図4】図4は図1に示すパレットの積重ね状態を示す
概略図である。
【図5】図5は図1に示すパレットの他の積重ね状態を
示す概略図である。
【図6】図6はパイプ類の積重ね状態を示す一部概略斜
視図である。
【図7】図7は図6の緩衝材を示す概略斜視図である。
【図8】図8は本発明の梱包装置のさらに他の例を示す
概略側面図である。
【符号の説明】
1,41…パレット 2,42…ベース 3…凸部 4,44…支柱 5…ガイドピン 6…案内スリット 7…ガイド部材 8…係合突出ピン 9…凹部 10…受け部 11…湾曲凸部 12,45…フック部 21…立設部材 23…固定用孔 31…パイプ類 32…緩衝材 33…スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E063 AA07 CB04 CC01 CC03 CD11 CD13 FF03 3E066 AA10 CA01 CA09 DA01 FA11 FA13 GA05 HA01 JA01 KA01 MA09 NA32 3E068 AA24 AC02 AC05 BB02 CC28 CC29 CD02 CE04 CE08 DD14 EE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に孔又は凹凸部を有する複数の立設
    部材を立設して運搬可能に梱包するための梱包部材であ
    って、前記複数の立設部材を支持するためのベースと、
    このベースに形成され、かつ前記立設部材の孔又は凹凸
    部に対して装着可能な凹凸部又は孔と、前記ベースのコ
    ーナー部に立設され、かつベースに対して折り畳み可能
    又は着脱可能な支柱とを備えたパレットで構成されてい
    る梱包部材。
  2. 【請求項2】 支柱の下端部に支柱の上端を装着可能な
    受け部が形成され、複数のパレットが積重ね可能である
    請求項1記載の梱包部材。
  3. 【請求項3】 立設部材が、防護柵の支柱である請求項
    1記載の梱包部材。
  4. 【請求項4】 パレットがフック部を備えている請求項
    1記載の梱包部材。
  5. 【請求項5】 底部に複数の固定用孔を有する複数の立
    設部材を支持するためのベースと、このベースに形成さ
    れ、かつ前記立設部材の固定用孔に対する凸部と、前記
    ベースのコーナー部に立設され、かつ所定の高さ位置で
    ベースに対して折り畳み可能又は着脱可能な支柱とを備
    えたパレットと、前記複数の立設部材の上端に配置可能
    な押え用板材と、前記複数の立設部材をカバーするため
    のカバー材とで構成されている梱包部材。
  6. 【請求項6】 横向きにして運搬される横設部材の少な
    くとも上下面に着脱可能に取付けられる緩衝材と、積み
    上げた複数の横設部材を支持するためのベースと、隣接
    する横設部材の間に介在するスペーサと、前記ベースの
    コーナー部に立設され、かつベースに対して折り畳み可
    能又は着脱可能な支柱とを備えたパレットで構成されて
    いる梱包部材。
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