JP2504043Y2 - 運搬用袋容器 - Google Patents

運搬用袋容器

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JP2504043Y2 JP7207491U JP7207491U JP2504043Y2 JP 2504043 Y2 JP2504043 Y2 JP 2504043Y2 JP 7207491 U JP7207491 U JP 7207491U JP 7207491 U JP7207491 U JP 7207491U JP 2504043 Y2 JP2504043 Y2 JP 2504043Y2
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照始 酒見
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運搬用袋容器に関する
ものである。更に詳しくいえば、破砕屑などの産業廃棄
物や砂利などの建築材料を運搬する際に使用する運搬用
袋容器に関するものである。
【0002】
【従来技術】例えば、建築工事においては、建物の解体
などによって、いわゆる産業廃棄物が多量に発生する。
この産業廃棄物には、コンクリート屑を始め、鉄筋屑、
タイル、木材等、様々なものが含まれており、これらは
現場の一か所に集められてトラックに積み込まれ、所定
の廃棄場へ送られて廃棄される。このうち、トラックへ
の積み込みの方法としては、木箱等に収容した廃棄物を
作業者の手によりトラックの荷台へ移し替えて行なうの
が一般的である。また、他の方法としては、ユンボのア
ーム先端に掴み爪を取付けて、これにより積み込む方法
或はトラックの荷台状の容器に廃棄物を収容し、この容
器ごとクレーンで吊り上げてトラックに積み込む方法な
どがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】けれども、上記した従
来の積み込み方法には次のような課題があった。 (a)作業者の手による積み込みでは作業の効率が悪い
上に人件費が嵩み、作業時の危険も大きい。 (b)ユンボのアームに掴み爪を取付けて、これを操作
して積み込む方法では、機械が大型であるため、現場が
狭い場合は機械が入れない。また、ユンボの操作には熟
練を必要とするが、人材不足の現在、専門技術者の確保
は難しい。 (c)荷台状の容器を使用してトラックに積み込む方法
では、容器を頑丈に造る必要があるために、それ自体が
相当の重量を有している。このため、積み込みには大型
のクレーンが必要で、上記(b)の場合と同様に現場が
狭い場合は機械が入れない。また、機械が入れたとして
も、容器が嵩張るので、容器の入れ替えがしにくく、効
率のよい作業ができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本考案の技術手段は次のとおりである。第1の
考案にあっては、柔軟性素材で形成された、ほぼ筒状の
袋基体を有し、この袋基体には相対向して二か所に所要
の長さの短側片が設けてあり、この短側片と隣り合う二
か所には相対向して前記短側片より延長して所要の長さ
の長側片が設けてあり、前記短側片の先端縁部には折込
み片が設けてあり、前記長側片の両端縁部には所要数の
吊り部材が設けてある運搬用袋容器である。第2の考案
にあっては、長側片の長さ方向に沿って所要数の補強部
材が取付けてある第1の考案に係る運搬用袋容器であ
る。袋基体の形状は、例えば四角筒状であるが丸筒状に
設けてもよい。また、補強部材は、吊り部材と一体に設
けてもよいし、別に設けてもよい。
【0005】
【実施例】本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は一実施例を示し、長側片を開いた
状態を示す斜視図である。符号Aは運搬用袋容器で、ほ
ぼ四角筒状の袋基体1を有している。袋基体1は、アラ
ミッド繊維を使用した柔軟性を備えた布製で、引っ張り
強度に優れ、破れにくくできている。なお、強度が十分
であれば他の素材を使用してもよいし、網状に形成する
こともできる。袋基体1には、相対向して二か所に所要
の長さの短側片11、12が設けてある。短側片11、
12の先端縁部には全幅にわたって折込み片110、1
20が設けてある。また、この短側片11、12と隣り
合う二か所には、同じく相対向して、長側片13、14
が設けてある。長側片13、14は短側片11、12よ
り延長して形成してあり、前記短側片11、12の縦お
よび横の長さを足した長さとほぼ同じ長さだけ長く設定
してある。長側片13、14の外面側には、長さ方向に
それぞれ二本のベルト状の補強部材15、16および補
強部材17、18が平行に縫着してある。補強部材1
5、16、17、18は、袋基体1と同じくアラミッド
繊維を使用して強靱に形成してある。補強部材15、1
6、17、18の長さは、前記長側片13、14の長さ
とほぼ同じに形成してあり、それぞれの両端部には連続
してループ状の吊り部材151、152、161、16
2、171、172、181、182が形成してある。
【0006】(作 用) 図2は長側片を畳んで全体を袋状とした状態を示す斜視
図、図3は保持台箱にセットして廃棄物を収容した状態
を示す斜視図である。図1ないし図3を参照して本実施
例の作用を説明する。図2を参照する。運搬用袋容器A
を、図1の展開した状態から図2の袋状とするときは、
まず、短側片11、12の折込み片110、120を内
側へ折込み、それを両側縁部で押えるようにして長側片
13を長側片14の内面側へ折込み、吊り部材152と
171および吊り部材162と181を重ねるようにす
る。次に、長側片14を長側片13の外面側へ折曲げ、
吊り部材151と172および吊り部材161と182
を重ねるようにする。これにより、底部は長側片13と
長側片14とで二重に補強される。
【0007】図3を参照する。上記のように袋状にされ
た運搬用袋容器Aは、現場に設置された台箱2にセット
される。保持台箱2は、下方側がややすぼまって形成さ
れた箱体21を有し、その底部には台板22が取付けて
ある。箱体21の下部には排水孔24が形成されてお
り、台板22の四隅には貫通孔23が形成してある。な
お、保持台箱2は鉄板で形成されており、相当の重量を
有するので現場には通常は載置して据え置かれるが、場
合によっては台板22の貫通孔23に上部に鉤を有する
杭を打って地面に固定して据え付けてもよい。そして、
保持台箱2にセットされた運搬用袋容器Aに、図に示す
ようにコンクリート屑や石等の廃棄物Sを収容する。こ
の際に、鉄やアルミニウム或は木というように産業廃棄
物を種類別に分けて収容するようにすれば、リサイクル
するうえで便利である。廃棄物Sがほぼ一杯にたまった
ら、クレーンやユニックなどで吊り上げてトラックに積
み込む。吊り上げる際は、重なった吊り部材151と1
72、吊り部材161と182、吊り部材152と17
1、吊り部材162と181はフック等に一緒に掛ける
ようにする。こうすれば、運搬用袋容器Aは、袋状のま
ま吊り上げられ、内部の廃棄物Sはこぼれない。なお、
保持台箱2の箱体21は上部側が広がっているので、運
搬用袋容器Aはスムーズに抜ける。なお、保持台箱2は
廃棄物Sで一杯になった運搬用袋容器Aがスムーズに上
方へ抜ける構造であれば上記構造のものに限定するもの
ではない。例えば台板に数本の支柱を立設して、その間
に運搬用袋容器Aを収容するようにしたもの、或は箱状
に形成して隣り合う二つの側壁部を外側へ開くことがで
きるようにしたもの等があげられる。
【0008】廃棄場で廃棄するときは、上記と同様にし
て吊り上げて、一旦は廃棄場に降ろし、次に吊り部材を
掛け替えて再度吊り上げる。本実施例においては、吊り
部材151、161、171、181、即ち袋基体1の
基端縁部に設けてある吊り部材にユニック等のフックを
掛けて吊り上げれば、長側片13、14は廃棄物Sの重
みで下方に抜け落ち、これにより廃棄物Sは下に落ち
て、運搬用袋容器Aのみが吊り上げられ、廃棄が完了す
る。運搬用袋容器Aは、この後折り畳まれて現場に運ば
れ、繰り返し使用される。なお、本実施例における運搬
用袋容器Aは、上記したような産業廃棄物の廃棄作業だ
けでなく、例えばビル等の建設時に砂利等の各種建築材
料を高所へ運搬する場合にも使用できるのはいうまでも
ない。また、本考案は図示の実施例に限定されるもので
はなく、実用新案登録請求の範囲の記載内において数々
の変形が可能である。
【0009】
【考案の効果】本考案は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)作業者の手による積み込みに比較すれば、当然に
作業の効率がよく、運搬時および廃棄時においては作業
者が廃棄物に触らなくてすむので作業時の危険も少な
い。 (b)運搬用袋容器の大きさを適当に設定すれば、ユン
ボやクレーン等の大型機械は特に必要でなく、小型のユ
ニックなどで積み降ろしができる。従って、現場が大型
の機械では寄り付けない狭い場所であっても、機械によ
る廃棄物の運搬作業が容易にできる。 (c)運搬用袋容器は、柔軟性素材で形成されているた
めに小さく折り畳むことができ、搬送や収容等、取り扱
いが容易である。また、袋容器自体は軽量で、従来の荷
台状の容器のように嵩張ることもないので、狭い場所で
も容器の入れ替えが簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示し、長側片を開いた状態を示す斜
視図である。
【図2】長側片を畳んで全体を袋状とした状態を示す斜
視図である。
【図3】保持台箱にセットして廃棄物を収容した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
A 運搬用袋容器 1 袋基体 11、12 短側片 110、120 折込み片 13、14 長側片 15、16、17、18 補強部材 151、152、161、162、171、172、1
81、182 吊り部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性素材で形成された、ほぼ筒状の袋
    基体(1) を有し、この袋基体(1) には相対向して二か所
    に、所要の長さの短側片(11,12) が設けてあり、この短
    側片(11,12) と隣り合う二か所には相対向して前記短側
    片(11,12) より延長して所要の長さの長側片(13,14) が
    設けてあり、前記短側片(11,12) の先端縁部には折込み
    片(110,120) が設けてあり、前記長側片(13,14) の両端
    縁部には所要数の吊り部材(151,152,161,162,171,172,1
    81,182) が設けてあることを特徴とする運搬用袋容器。
  2. 【請求項2】 長側片(13,14) の長さ方向に沿って所要
    数の補強部材(15,16,17,18) が取付けてあることを特徴
    とする請求項1記載の運搬用袋容器。
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