JPS6032173Y2 - 吊具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は各種の標示器具の支柱台座を大量に荷処理する
場合において、支柱挿入孔に中通して大量の支柱台座を
積み重ねて吊揚げることによって大量の台座を一括して
荷処理することが可能なる吊具に関するものである。

従来土木建築諸工事の現場において使用せられる各種の
標示器具の支柱台座は大家、固定的に製造せられたもの
で、支柱に定着し一体となって組み立てられたる故に図
体が嵩張て大量に使用する場合は運搬その他の荷処理は
極めて不便であり、又工事完成後、収拾納置して管理す
る場合においても莫大な労力と時間を要する。

これ等の欠点に鑑み、これを解消するために本出願人は
先に標示器具の支柱から分離して任意に取付は取外し、
一環して使用可能なる多孔式支柱台座を提案した（実願
昭５５−０１５３５７号及び実願昭５５−０４０８０４
号）。

上記の提案中において、大量の支柱台座を使用する場合
における運搬方法や使用後における管理に付いて附属の
吊具を利用することが極めて便利であることが指摘され
ている。

大量の支柱台座を運搬する時はロープを使用して支柱台
座を縛結することにより荷揚げ荷降しの作業するのが常
であるけれども労力と時間がかかり、能率的ではない。

又ロープの長短強弱によって一律整然として処理するこ
とが不可能で理想的ではない。

又支柱台座の使用後、収拾して保管する場合も同様の状
態が繰り返される欠点がある。

本考案はこれ等の欠点を解消し上記提案の吊具を更に改
良した荷処理に使用する外に柵柱として兼用する。

以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。

１本の丸パイプの頂端に吊手２の鉄筋を熔接し、下端に
は四角形の底盤３を溶接する。

吊手２に接近した上段の位置両側面において、各々１個
の四角形の側口４ａと４ｂを穿ちて、側口４ａの内面に
は突起５ａの鉄筋を直立熔接し、側口４ｂの内面には突
起５ｂの鉄筋を直立熔接する。

パイプの中段の位置の両側面においても同じく各々１個
の四角形の側口４ｃと４ｄを穿ちて、側口４ｃの内面に
突起５ｃ、側口４ｄの内面には突起５ｄの鉄筋を各々直
立熔接する。

これによって構成せられる吊具１は荷処理の附属器具又
は標示器具の柵柱として兼用される。

底盤３は吊具１本体の直立支持盤であって四角形を形成
するが故に吊具１本体の姑立は極めて安定である。

支柱台座を大量に運搬する場合又は荷処理する場合にお
いては支柱台座の挿入孔（上記の提案においては中央部
の挿入孔）に吊具１を中通して支柱台座を積み重ねると
整然として底盤３に載せられて簡単迅速に荷造の作業を
完成することになり、頂端の吊手２をクレーンによて鉤
引すれば簡便に荷揚げ荷降し、その他の荷処理が可能で
ある。

又そのままの荷造りの状態で納置した管理すれば高張る
煩雑を避けることができて便利である。

各側口４ａｗ ４ｂｔ ４ｃｔ ４ｄの内面に溶
接したる突起５ａ、５ｂ、５ｃ、５ｄは土木建築諸工事
現場において通行止のチェーンを懸繋することによって
吊具１は標示器具の柵柱として兼用される。

本考案は主として上記提案中の支柱台座を荷処理する吊
具に関するものであるけれどもその他の台座、ブロック
、車輪、タイヤなどを荷処理する場合にも同様に使用す
ることが可能にしてクレーンにおけるパケットやフック
装置と同様の効果を発揮し、その用途は広い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案吊具の正面図、第２図は側面図、第３図
は矢視Ａ−Ａ’の断面図、第４図は矢視Ｂ−Ｂ’断面図
、第５図は吊具の斜視図を示す。 １・・・・・・吊具、２・・・・・・吊手、３・・・・
・・底盤、４・・・・・・側口、５・・・・・・突起。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 丸パイプの頂端口を跨って弯曲の鉄筋を溶接して吊手２
   を形威し、下端には四角形鉄板を中央より直立溶接して
   底盤３を形威し、又吊手２に接した上段の位置の両側面
   及び中段の両側面において各々１個の四角形の側口４ａ
   、ｂ、ｃ、ｄを穿設して、各側口の内側に各々１本の鉄
   筋突起５ａ。 ｂ、Ｃ，ｄを直立溶接することにより構成することを特
   徴とする吊具。