JPS6128773Y2 - - Google Patents

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JPS6128773Y2
JPS6128773Y2 JP11334983U JP11334983U JPS6128773Y2 JP S6128773 Y2 JPS6128773 Y2 JP S6128773Y2 JP 11334983 U JP11334983 U JP 11334983U JP 11334983 U JP11334983 U JP 11334983U JP S6128773 Y2 JPS6128773 Y2 JP S6128773Y2
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JP
Japan
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cargo
slit
sheet
body cloth
cloth
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JP11334983U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は袋体等の貨物一括搬送用シート体に係
り、詳しくは多段に積み合ねした袋体貨物等をそ
の積み合ねした荷袋のままで一括搬送するために
用いる補助具としての搬送シート体に関するもの
である。
従来、セメント,肥料等が充填された袋体貨物
等を輸送するには、袋体貨物をパレツト上に荷く
ずれすることなく多段に積み合ねて一まとめに
し、そのままの状態でパレツトとともにトラツク
又は船等に積み込み、目的地で袋体貨物をパレツ
トとともに荷降しする一括搬送の形式をとるのが
一般的であつた。すなわち、前記パレツトは一括
搬送のための補助具として使用されているのであ
り、輸送後使用済みのパレツトは回収されて再使
用されるのが普通である。
しかしながら、大量の袋体貨物等を輸送する際
は、前記パレツトを多数必要とし、これを回収す
ることは、パレツトそれ自体が嵩のある重量物で
あると共にその価格も高価でありまた、回収に要
する手間,費用および船積する際の製品積載効率
の低下等が相当なものとなる難点があつた。
このような難点を解決するために、前記したパ
レツトに代わる多数袋体貨物等の一括搬送用補助
具として、シート体形式の搬送具が最近提案され
ている(実開昭58−151596号)。
第1図はこのような搬送具の一例を示し、図は
その展開した状態を示している。図中、1,2は
十文字状に縫合された第1,第2の搬送シート体
を示し、これはそれぞれ強靭な樹脂シート合成繊
維で形成された矩形状をしていて、更に第1の搬
送シート体1にはその中央に長手方向に沿つてス
リツト3が設けられているものである。前記スリ
ツト3は前記第1の搬送シート体1をその幅方向
外側に引張ることにより、スリツト3の裂け目を
拡げ全体が二つに割れて、該搬送具を袋体貨物の
下から抜き取ることができるようにするためのも
のである。また前記各搬送シート体は上方に起立
されて互いに結び紐4,5で結ばれるようになつ
ている。そして、船等への積込み,積降ろしの際
は、前記第1の搬送シート体1の両端に縫合され
た吊り手6にクレーン等のフツクを掛け、荷解き
の際は、前記第2の搬送シート体2の両端に縫合
した引抜き手7にフツクを掛けて、上方に引上げ
るようにして前記スリツト3の裂け目を拡げるの
である。
このような搬送具は、多数の袋体貨物を多段に
積み重ねた状態で一括して直接船等への積込み,
積降し等を含めた搬送ができるため、パレツトと
同等の機能を奏するものであり、しかも輸送先
(客先)では袋体貨物をその荷姿のままで所定の
場所、例えば倉庫内の保管に用いるパレツト等に
直接載置させた後、簡易に荷解きできるという特
徴を有するものである。
ところで、前記のようなシート体形式の搬送具
は、パレツトの代わるものとしての利点はある
が、実際の使用においていくつかの難点が指摘さ
れている。その一つとしてはこの搬送具の取り扱
いにつき不慣れな作業者においては、船積等の際
にクレーン等のフツクを誤つて引抜き手7に掛け
るという誤吊りの問題である。
また他の難点としては、荷解きの際に荷崩れが
起こりやすい傾向にあるので、この搬送具ととも
に荷をパレツト上に載置し、これらをそのまま倉
庫等に保管するのであれば前述した荷崩れは問題
とはならないが、通常は搬送具のみを回収し再使
用する方法が行なわれており、そのために、荷崩
れが起こるのを承知してパレツト上での荷解きを
行なわざるを得ないという問題があつた。
さらに展開された状態では十字状であるため、
荷を梱包する際に4枚の胴布を起立させて、各々
結びひもにより結び、また、これとは逆の作業に
よる開袋作業が行なわれていたため、梱包および
開袋作業に時間がかかり過ぎ、実作業特に船積と
いつた時間に制約のある作業においては作業者を
(4人)/ユエツト必要とするという作業者の増
加の問題があつた。
本考案者はこのような問題点の解消と誤吊りを
防止することを目的として、前記したシート体形
式の搬送具につき種々検討を重ねたところ、次の
ような知見を見い出すに至つた。
すなわち、第1図に示されるような搬送具にお
いては、第2の搬送シート体を介して引抜き手7
が中央部のみに存するため荷解きの際、荷くずれ
を起たすのであり、また誤吊りを生ずるのは、類
似的な吊り手6と引抜き手7が略同じような位置
に合わさつて存在することに起因すると考えられ
る点である。
そこで、このような誤吊りを避けるために、例
えば吊り手と引抜き手を色分けすることなどを考
えたが作業者慣れの程度においては根本的な解決
に至らない。このため、引抜き手は構造的に吊り
上げに用いるには不適であることが一見して分か
るようにすることが望まれるのである。
また、本考案者のこのような検討の過程におい
ては、次のことも知見された。つまり引抜き手の
部分の構造を考えてみると、第2のシート体は例
えば吊り上げ時の荷崩れ防止の点については機能
しているとは言い難く、むしろ、荷解きのとき
は、弊害をきたし、本来的にはなくてもよいもの
である。
これらのことから、前記のような第2のシート
体の存在にとらわれず、引抜き手を吊り手とは
上・下方向において異なる位置に存在させるとい
う本考案をなすに至つたものである。
而して本考案の要旨とするところは、長手方向
に沿つて延びる中央スリツトの形成された細長の
胴布と、該胴布の長手方向両端部それぞれから外
側に突設取着され、かつ前記スリツトの延長線を
挾んで幅方向に関し対称をなす両端部各一対の吊
り手と、前記胴布の長手方向中央部領域において
その両側幅縁端部からそれぞれ各一対に突設され
た短尺のスリツト拡開用引抜き手とを備えたこと
を特徴とする貨物一括搬送用シート体にある。
以下本考案を第2図に示す実施例に基づいて説
明する。
図中、10は滑りがよくしかも強靭な合成繊維
シート、例えばポリプロピレン,ポリエチレン,
ポリ塩化ビニル等で形成された矩形状の胴布を示
し、その中央に長手方向に沿つてスリツト11が
設けられている。このスリツト11は既述したス
リツトと同様の目的のために設けられたものであ
る。12は前記スリツト11を挾むようにして前
記胴布10の両端に一対突出するようにして縫合
された吊り手を示し、本例では胴布10と同一あ
るいは吊りベルトとして強度を有する他のシート
材で長円状の帯体に形成したものを胴布10の裏
面に縫合し、荷役の際袋体貨物の全重量が胴布1
0に均一に加わるようにしている。また吊り手1
2を胴布10の両端に各々一対設けているのは、
荷役の際各吊り手12にクレーン等のフツクを掛
けて4点吊りを行ない、多段に積み合ねられた袋
体貨物の水平バランスを得るためである。
13は、胴布10の中央領域幅方向に一定の間
隔で設けられた基準線を示し、この基準線13内
に袋体貨物等が載置されるようにしている。な
お、この一対の基準線13の間隔は市販のパレツ
ト等の規格に合わせて決めることがよい。そし
て、この一対の基準線13の若干内側には、前記
スリツト11の裂け目を拡開させるための引抜き
手14が胴布10の両側端から突出するようにし
て胴布に縫合されている。本例において、この引
抜き手14は前記胴布10と同一あるいは引抜き
ベルトとして強度を有する他のシート材で帯状に
形成されたものをたすき掛けにして胴布10の裏
面側に縫合して形成されている。このためこの引
抜き手14に引張力を加えて前記スリツト11の
裂け目を拡開させる際に、袋体貨物等が載置され
る胴布10の中央部分に均一な力が加わることに
なる。
また、好ましい態様としては、パレツト上に荷
解きする場合、パレツトとの摩擦の低減を図るた
めに、更に引抜き手14を胴布10に縫合した
後、胴布10と同一のシートを引抜き手の下に縫
い付けることが望ましい。
15は前記胴布10の一端側に前記スリツト1
1を挾むようにして設けられた結び紐を示し、袋
体貨物の梱包の際、胴布10の他端に対向して設
けた結び輪16にこの結び紐15を結んで袋体貨
物の梱包を行なうようにしている。
以上のように構成された搬送用シート体によれ
ば、荷役の際、前記引抜き手14は搬送用シート
体の底に位置することになり、このため不慣れな
作業者であつても、誤つてクレーン等のフツクを
この引抜き手に掛けるという誤作業を行なう虞れ
は全くなくなり、しかも梱包作業は2ケ所の結び
紐を結ぶだけで済み、さらに輸送後使用済のもの
は、特別な折畳み方法を要することなく誰でも簡
単に折畳むことができ又、パレツト上に設置する
場合においても荷くずれなく載置しうるという効
果が得られることとなり、作業時間は前述のもの
と比べて、相当に短縮されるとともに作業者も小
人数(2人)/ユニツトで済み効率の向上となつ
た。
また搬送用補助具としての機能を充分に発揮
し、しかも資材の無駄はないという優れた特徴を
備えている。
なお、本例において胴布をポリプロピレン製の
シートで形成しているが、これは他の合成繊維シ
ートに比べて嵩があるので衝撃に強く、しかもそ
の表面が滑らかなのでスリツトの裂け目がスムー
スに拡開させることができるためであり、表面が
滑らかなシートであれば他の合成繊維シートを使
用してもよく、また綿,麻等のシートの両面に合
成樹脂等を塗布してもよい。
また本例においてこの搬送用シート体によつて
輸送される貨物を袋体貨物として説明したが、こ
れに限定されることはなく函体等の貨物であつて
もよい。
以上述べた如く本考案によれば、パレツトの回
収を省略して大量の袋体貨物等を輸送,荷役する
ことが可能となり、しかも誤吊りのない荷役作業
が行なえるという優れた効果を奏し、その利用性
は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の搬送具を示す平面図、第2図は
本考案による搬送用シート体の実施例を示す平面
図である。 1……第1の搬送シート体、2……第2の搬送
シート体、3……スリツト、4,5……結び紐、
6……吊り手、7……引抜き手、10……胴布、
11……スリツト、12……吊り手、13……基
準線、14……引抜き手、15……結び紐、16
……結び輪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に沿つて延びる中央スリツトの形成さ
    れた細長の胴布と、該胴布の長手方向両端部それ
    ぞれから外側に突設取着され、かつ前記スリツト
    の延長線を挾んで幅方向に関し対称をなす両端部
    各一対の吊り手と、前記胴布の長手方向中央部領
    域においてその両側幅縁端部からそれぞれ各一対
    に突設された短尺のスリツト拡開用引抜き手とを
    備えたことを特徴とする貨物一括搬送用シート
    体。
JP11334983U 1983-07-21 1983-07-21 貨物一括搬送用シ−ト体 Granted JPS6021464U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11334983U JPS6021464U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 貨物一括搬送用シ−ト体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11334983U JPS6021464U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 貨物一括搬送用シ−ト体

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Publication Number Publication Date
JPS6021464U JPS6021464U (ja) 1985-02-14
JPS6128773Y2 true JPS6128773Y2 (ja) 1986-08-26

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ID=30262423

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JP11334983U Granted JPS6021464U (ja) 1983-07-21 1983-07-21 貨物一括搬送用シ−ト体

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JPS6021464U (ja) 1985-02-14

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