JPS6216932A - 荷降し台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ業上の利用分野） 本発明は荷降し台に係り、詳しくは多数製数体貨物等の
一括搬送用補助具としてのシート体形式の搬送具により
輸送された袋体貨物等をその荷姿のままで荷崩れするこ
となくパレット等の上に荷解きさせることができる荷降
し台に関するものである。

（従来の技術） 従来、セメント、肥料等が充填された袋体貨物等を輸送
するには、袋体貨物をパレット上に荷くずれすることな
く多段に積み重ねて−まとめにし、そのままの状態で、
パレットとともヒトラック又は船等に積み込み、目的地
で袋体貨物をパレットとともに荷降しする一括搬送の形
式をとるのが一般的である。すなわち、前記パレットは
一括搬送のための補助具として、使用されているのであ
り、輸送後便用済みのパレットは回収されて再使用され
るのが普通である。

しかしながら、大量の袋体貨物等を輸送する際は、前記
パレットを多数必要とし、これを回収することは、パレ
ットそれ自体が嵩のある重量物であるため、回収に要す
る手間、費用および船積する際の製品積載効率の低下等
が相当なものとなる難点があった。

このような難点を解決するために、前記したパレットに
代わる多数袋体貨物の一括搬送用補防具として、シート
体形式の搬送具が最近提案されている。

第５図はこのような搬送具の一例を示し、図はその展開
した状態を示している。

図中、１は滑りがよくしかも強靭な樹脂シート、合成繊
維シート、例えばポリプロピレン。

ポリエチレンで形成された矩形状の胴布を示し、その中
央に長手方向に沿ってスリット２が設けられている。

３は前記スリット２を挟むようにして前記胴布１の両端
に一対突出するようにして縫合された吊り手を示し、こ
の吊り手３は胴布１と同一のあるいは吊りベルトとして
強度を有するシート材で長円状の帯体に形成したものを
胴布１の裏面に縫合し、荷役の際袋体貨物の前重量が胴
布１に均一に加わるようにしている。また吊り手３を胴
布１の両端に各々一対設けているのは、荷役の際容量り
手３にクレーン等のフックを掛けて４点吊りを行い、多
段に積み重ねられた袋体貨物の水平バランスを得るため
である。

４は胴布１の中央領域幅方向に一定の間隔で設けられた
基準線を示し、この基準線４内に袋体貨物等が載面され
るようにしている。なお、この一対の基準線４の間隔は
市販のパレット等の規格に合せて決められている。そし
て、この一対の基準線４の若干内側には、前記スリット
２の裂は目を拡開されるための引抜き手５が胴布１の両
側端から突出するようにして胴布１に縫合されている。

この引抜き手５は前記胴布１と同一のあるいは吊りベル
トとして強度を有するシートで帯状に形成されたものを
たすき掛けにして胴布１の裏面側に縫合して形成されて
いる。このためこの引抜き手５に引張力を加えて前記ス
リット２の裂は目を拡開させる際に、袋体貨物等が載置
される胴布１の中央部に均一な力が加わることになる。

６は前記胴布１の一端側に前記スリット２を挟むように
して設けられた結び紐を示し、袋体貨物の荷造りの際、
胴布１の他端に対向して設けた結び輪７にこの結び紐を
結んで袋体貨物の荷造りを行うようにしている。

以上のように構成された搬送シート体によれば、袋体貨
物等は、前記胴布１の中央部に多段に積み重ねされて、
胴布１により荷造りされるようになっている（以下この
ような搬送シート体によ）て一括梱包した搬送の一単位
を搬送ユニットと称す）。そして、荷役の際は、前記搬
送ユニットの吊り手３にクレーン等のフックを掛けて船
等へ積み込み、また荷解きの際は、搬送ユニットをパレ
ット上に載置して、前記引抜き手５を上方に引き上げな
がら、前記スリット２の裂は目を拡げて、胴布１を袋体
貨物の下から引抜き、袋体貨物を、その多段に積み重ね
された荷姿のままでパレット上に載置させることができ
るようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、荷解きの際、搬送ユニットのパレットへ
の載置位置がずれると、はなはだしいときは荷くずれを
起し、かりに荷ずれを生起せずしたとしても荷解きされ
た袋体貨物がパレットよりも突出した状態で、パレット
上に載置されるため、これをそのまま自動ラック方式の
金属に保管する場合に、荷崩れを起さない程度のずれで
あっても、パレット荷姿検知器にかかり、積みかえ調整
をしなければならなかった。

この場合に搬送ユニットの載置位置にずれが生じるのは
、搬送ユニットがクレーン等により、パレットの上方か
ら吊り降ろされながら、作業者によって載置位置の調整
が行われていたためである。そしてこの調整作業は、人
力ではかならずしもうまく載置しえず、また固定するた
めには作業者の多大な労力もしくは作業時間が費やされ
ていた。

（問題点を解決するための手段） そこでこのような載置位置のずれを防止するためには、
搬送ユニットが吊り降ろされる際に、パレット上方で、
搬送ユニットを所定の載置位置となるように案内すれば
よいのであるから、本発明者は、パレット載置面を有す
る台本体の一側部に対向して案内部材を立設させること
で搬送ユニットをパレット上の所定の載置位置に案内で
きることに着目し、本発明をなすに至ったものである。

而して本発明の要旨とするところは、パレット載置位置
面を有する剛性台本体と、前記パレット載置面の対向一
側端の中央部に各々立設された案内部の先端部は互いに
外側に拡開していることを特徴とする荷降し台にある。

（実施例） 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図は本発明による荷降し台の一実施例を示し、図中
、１０は鋼材で形成された矩形状の枠体１１の表裏両面
に各々鋼板１２が取り付けられた函体状の剛性台本体を
示し、この台本体１０上にパレット１３が載置されるよ
うになっている。また、この台本体１０の大きさは、パ
レットの規格に応じて決めるのが好ましい。

１４は第１図（イ）中前記枠体１１の左右の枠体部材１
１ａ、ｌｌｂに設けられたフォークリフトの爪用の開口
を示し、この間口１４にフォークリフトの爪を入れて、
荷降し台を８勤させることができるようにしている。１
５は第１図（イ）中前記枠体１１の上・下の枠体部材１
１ｃ、ｌｉｄの中央部から上方に立設された案内部材を
示し、その先端部が外側に各々湾曲している。したがっ
て搬送ユニット１６がクレーン等によって前記台本体１
０上のパレット１３に載置される際、パレット１３の真
上に搬送ユニット１６が位置してなくても、前記案内部
材１５の外側に湾曲した先端部に案内されて、パレット
１３の所定位置に＠置されるようになフている。そして
パレット１３は案内部材が立設されていない開放側辺側
から搬入、搬出される。

本例において、前記案内部材１５は、搬送ユニットの案
内を容易とするために、ローラ１７が上・下方向に回転
可能に並設されたローラコンベア構造に形成されている
。また、搬送具によっては、例えば第５図に示すような
搬送シート体のように、引抜き手５が胴布１の底部両外
側に離隔して一対設けられているものもあるので、本例
では、前記案内部材１５の幅を、前記引抜き手５の離隔
距離よりも若干小さくしている。

以上述べた構造の荷降し台によれば、袋体貨物等を荷造
りした搬送ユニットを、荷降し台上のパレットに載置す
る際、搬送ユニットがパレットの所定載置位置に多少ず
れて降下しても、案内部材により矯正されて、所定載置
位置に案内されるので、この搬送シート体を既述した所
定操作により取り去った後、パレット上に荷解きされた
貨物、例えば袋体貨物は多段に積み重ねされた荷姿のま
ま、パレットから突出することなく倉庫等に保管するこ
とが可能となる。

なお、本例において案内部材をローラコンベア構造とし
ているが、これに限定されることはなく、平板状のもの
であってもよく、要は、搬送ユニットをスムーズに案内
することができるものであればよい。

また、本例において、台本体を鋼材で函体状の剛構造に
形成しているが、これに限定されることはなく、木材、
アルミ等を使用してもよく、また台本体の底面に鋼板を
設けなくともよい。

第２図は第１図に示した実施例の変形例を示している。

前記第１図に示した荷降し台は、対向する一対の案内部
材１５によってのみ搬送ユニットをパレット１３上に案
内しているが、本例では台本体１０の３側端中央部に設
けた３個の案内部材１５により搬送ユニットを案内しな
がらパレット１３上に載置させるようにしている点に特
徴がある。これは、対向する一対の案内部材１５によっ
て行われる搬送ユニットの案内をより一層正確にするも
ので、搬送ユニットはその３個面が同時に案内部材１５
により案内されながらパレット１３上に載置されるため
、搬送ユニットを常にパレット上の所定位置に載置させ
ることができるようにしている。

次に本発明の他の実施例を第３図に基づいて説明する。

図中、第１図に示したものと同一構造のものには同一の
符号を付し、その説明を省略する。

本例において、台本体２０は搬送ユニットを２個同時に
パレット１３上に載置させることができるようにしたも
ので、第１図に示した荷降し台を２台並列に固定連結し
て形成されている。そして、この台本体２０の中央にそ
の幅方向に沿って仕切壁２１が立設されて、第１のパレ
ット載置面２２と第２のパレット載置面２３が形成され
ている。この仕切壁２１は２個同時に並列して吊り降ろ
された搬送ユニットを台本体２０上の前記第１．第２の
パレット載置面上のパレット１３に振り分けるためのも
ので、搬送ユニットのスムースな振り分けが得られるよ
うに、本例では仕切壁２１の先端にその長手方向に沿フ
てバイブ２４が溶接されている。また、２個同時に吊り
降ろされた搬送ユニットの案内部材１５による載置位置
の矯正は、前記仕切壁２１によって振り分けられた後で
行なわれるのが好ましいで、本例では、仕切壁２１を案
内部材１５よりも若干高くしている。

なお、本例では、台本体を連結構造のものとしているが
、これに限定されることはなく一体剛構造の台本体の中
央に、その幅方向に沿って仕切壁を立設してもよい。

以上述べた本例による構造の荷降し台によれば、前述し
た実施例の効果に加えて同時に２個の搬送ユニット荷解
作業が行える。

続いて第３図に示した荷降し台を使用した荷役・荷解作
業工程を第４図に基づいて説明する。

図中、袋体貨物等を多段に積み重ねて荷造りした搬送ユ
ニット１６は船２５によって目的地の岸壁まで輸送され
、クレーン２６に設けた吊り具２７で同時に２個吊り上
げられる。一方、陸側に置かれた荷降し台にはパレット
１３が第１、第２のパレット載置面２２，２３に各々載
置されており、この荷降し台の上方から搬送ユニット１
６が吊り降ろされて、仕切壁２１によって各パレット１
３に撮り分けられる。そして、案内部材１５によって搬
送ユニット１６がパレット１３の所定位置に案内載置さ
れる。さらに、今度は荷解きを行うために１、吊り具２
７のフックを搬送ユニット１６の引抜き手５に掛け、こ
れを上方に引き上げる。その際、引抜き手５は案内部材
１５の外側に位置しているのでスムーズな引き上げが可
能となり、搬送ユニット１６の搬送シート体が取り去ら
れると、パレット１３上に、袋体貨物が多段に積み重ね
られた荷姿のままで載置される。そしてパレット１３は
フォークリフト等により台本体の案内部材が立設されて
いない開放側辺側から搬出されて倉庫等へ保管される。

以上述べた如く本発明によれば、袋体貨物等の一括搬送
用補助具のシート体形式の搬送具の荷解きの際、袋体貨
物等をパレット上の所定位置に載置させることができる
ので、荷役作業に支障をきたすことなく大量の袋体貨物
等を迅速に倉庫等へ保管させることが可能となり、その
利用性は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は本発明による荷降し台の一実施例を示す
平面図、第１図（ロ）は第１図（イ）の側面図、第１図
（八）は第１図（イ）の正面図、第２図（イ）は第１図
に示した実施例の変形例を示す平面図、第２図（ロ）は
第２図（イ）の側面図、第３図（イ）は本発明による荷
降し台の他の実施例を示す平面図、第３図（ロ）は第３
（イ）の側面図、第３図（八）は第３図（イ）の正面図
、第４図（イ）。 （ロ）、（八）　、　（＝）　、　（ホ）、（へ）は荷
役・荷解き作業工程図、第５図は搬送具の平面図を示し
ている。 １・・・調布　　　　　　２・・・スリット３・・・吊
り手　　　　　４・・・基準線５・・・引抜き千　　　
　６・・・結び紐７・・・結び輪　　　　　１０．２０
・・・台本体１１・・・枠体 １１ａ、ｌｌｂ、ｌｌｃ、ｌｉｄ　・−・枠部材１２・
・・鋼板　　　　　　１３・・・パレット１４・・・開
口　　　　　　１５・・・案内部材１６・・・搬送ユニ
ット　　１７・・・ローラ２１・・・仕切壁 ２２・・・第１のパレット載置面 ２３・・・第２のパレット載置面 ２４・・・バイブ　　　　　２５・・・船２６・・・ク
レーン　　　　２７・・・吊り具穎、ニー−・ 第１図 （イ） 第２図 （イ） （ロ） 第４図 （イ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ロ
）ＱＡ／１ （ハ） （へ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、パレット載置面を有する剛性台本体と、前記パレッ
   ト載置面の対向一側端の中央部に 各々立設された案内部材とを備え、前記一対の案内部材
   の先端部は互いに外側に拡開していることを特徴とする
   荷降し台。 ２、前記案内部材は上・下に多数のローラが回転可能に
   並設されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の荷降し台。