JP4556138B2 - 折り畳み可能な自立型囲い部材 - Google Patents

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本発明は、ゴミ、土砂、瓦礫等の物を収容するとともに、収集場所を区画することができる自立型囲い部材に関するものである。
通常、一般家庭や事業所から出るゴミは、ゴミ袋に収容される。そして、このゴミ袋は、収集日に所定の収集場所に置いておくと、回収車が巡回してきて回収される。
ところが、ゴミの収集場所には、例えば、道路の脇や電柱の下といった仮設の場所が指定されることが多い。このような場所では、ゴミの載置領域が明確に定められていないため、ゴミが散在して置かれることが多く、車や歩行者の通行の妨げとなることがあった。また、回収車が到着するまでの間はゴミ袋が露出して放置されるため、周囲の景観を損なうだけでなく、カラスや犬猫によってゴミ袋を荒らされてゴミが散乱するといった事態も生じていた。
このような事態を解決すべく、仮設の収集場所でも設置できるようにしたゴミ袋収容箱が提案されており、例えば、四隅に支柱を立設して箱体を形成し、対向する一方の支柱を固定して固定支柱とし、対向する他方の支柱を移動可能な移動支柱として、それぞれの支柱を伸縮自在に連結し、移動支柱を固定支柱側に移動させることによって、箱体を折り畳み、移動支柱を固定支柱から引き離す方向に引っ張ることにより箱体を形成するようにした折り畳み可能なゴミ収容箱が提案されている(特許文献1参照)。
上記のようなゴミ収容箱は、収集場所においてゴミの載置領域を明確にすることができ、使用しないときには折り畳んでおくことができる点においては有効であるが、対向する一方の支柱を固定するために、その場所に常設することが必要となる。そうすると、ゴミ収容箱が不要な収集日以外の日でもゴミ収容箱が収集場所に存在することとなってしまい、道路の脇等の仮設の収集場所には設けることができなかった。
一方、工事現場や建設現場等では、現場で排出される土砂や瓦礫を運搬するための手段として、収容バッグが用いられることがある。収容バッグとしては、例えば、上部に投入口を有し内部に土砂や瓦礫等を収容可能に形成されるとともにクレーンのフック等に係合可能な掛止部を外周に備えてつり上げ可能に形成され、バッグの底部全面に開閉可能な排出口を設けた産業廃棄物収容バッグが提案されている(特許文献2参照)。すなわち、当該収容バッグは、バッグの上部の投入口より直接土砂や瓦礫等を投入し、底部を開放することで収容物を外部に排出するようにしたものである。
しかし、上記の収容バッグでは、収容バッグが満杯になった場合には収容バッグごと運搬しなければならず、このとき現場には別の収容バッグを設置する必要があった。このため、現場には常に複数の収容バッグを準備しておかなければならなかった。また、底部に設けた排出口から収容物がそのまま排出されるため、特に土砂等の不定形な物を収容した場合には、排出場所で収容物が拡散してしまい、作業が煩雑となることもあった。
特開平8−310601号公報 特開2001−58701号公報
本発明は、一般家庭ゴミの収集場所においてゴミ袋が散在することがないようゴミ袋の載置領域を区画しながらカラスや犬猫等によってゴミ袋が荒らされないようにゴミ袋を収容し、かつ設置や片付けを容易に行えるとともに、工事現場や建設現場等において排出される土砂や産業廃棄物等の収容及び運搬作業を容易かつ効率的に行えるようにする折り畳み可能な自立型囲い部材を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の採った手段は、シート部材若しくは網状部材より形成される四つの矩形面を有し、平面及び底面が開放された角筒状に形成され、折り畳み可能な自立型囲い部材100であって、前記四つの矩形面は略同一の幅長さに形成され、前記四つの矩形面を互いに折り重ねて1つの矩形面の大きさにまで折り畳み可能なように、各稜線若しくは各稜線の近傍に形成され前記各矩形面の間を屈曲自在とする袋体50と、該袋体の内部に挿入されて各稜角において互いに間隔を空けて設けられる剛性部材60と、一の矩形面とこれに隣接する他の矩形面とを連結して角筒状として自立させ、かつ収容物を回収するときに前記一の矩形面と前記他の矩形面との間を開いて該自立型囲い部材100を前記収容物から取り外しできるようにする連結開閉手段70とを備前記連結開閉手段70は、前記一の矩形面の側辺近傍及び前記他の矩形面の側辺近傍のそれぞれの上下方向に設けられる複数の紐孔71と、該複数の紐孔71に通される紐材72とを有し、前記紐材72を前記複数の紐孔71で折り返して掛止して前記紐材72の緩締を行うことにより前記一の矩形面と前記他の矩形面との間の開閉間隔を調節できるようにしたことを特徴とする折り畳み可能な自立型囲い部材、とするものである。
すなわち、請求項1に記載した折り畳み可能な自立型囲い部材100(以下、便宜上単に自立型囲い部材という。)は、シート部材又は網状部材より正面10、右側面20、左側面30及び背面40の四つの矩形面から角筒状に形成され、各稜線に形成される袋体50の内部に剛性部材60を挿入して自立可能として、内部にゴミ袋等の物を収容するようにしたものである。さらに、例えば、正面10と左側面30といったように、一の矩形面とこれに隣接する他の矩形面とは、連結開閉手段70によって連結されており、この連結開閉手段70によって一の矩形面とこれに隣接する他の矩形面との間の開閉を自在に行えるようにしている。これにより、自立型囲い部材100の内部に収容された物を取り出すときには、一の矩形面と他の矩形面との間を開放して自立型囲い部材100を簡単に取り外せるようになる。また、各矩形面の間に袋体50を設けたことにより、この袋体50を折り目にして自立型囲い部材を一の矩形面の大きさにまで折り畳むことができる。なお、本明細書において、自立型囲い部材について平面、正面、背面、左右側面、底面とは、それぞれ図1で示されている状態で10を正面とした状態で示される面を指す。
また、連結開閉手段70は、両矩形面の側辺近傍に設けた紐孔71に紐材72を折り返して掛止して、紐材72の緩締を行うことによって、一の矩形面と他の矩形面との間の開閉操作を簡単に行えるようにしたものである。
さらに、請求項に記載の発明が採った手段は、自立型囲い部材100の内部に、収容袋200が着脱自在に配設されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の折り畳み可能な自立型囲い部材100、とするものである。
自立型囲い部材100の内部に収容袋200を備えることにより、ゴミ袋等の物を複数収容する場合や、土砂や瓦礫等の不定形な物であっても、それらの物を一纏めにして収容袋200ごと回収することができるようになる。
さらに、請求項に記載の発明が採った手段は、収容袋200には、収容袋200を補強する補強袋210が収容袋200と一体若しくは別体に配設されることを特徴とする請求項に記載の折り畳み可能な自立型囲い部材100、とするものである。
収容袋200の外側に収容袋200と一体若しくは別体に収容袋200を補強する補強袋210を設けることにより、収容袋200に土砂や瓦礫等の重量物を収容した場合であっても、収容袋200が破れて収容物が外部に漏れ出すといった事態を防ぐことができるようになる。
さらに、請求項に記載の発明が採った手段は、シート部材又は網状部材より形成されて、自立型囲い部材100の内部に投入したものの下敷きとなる下敷き部80が自立型囲い部材100の底辺から延設されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の折り畳み可能な自立型囲い部材100、とするものである。
自立型囲い部材100を設置したときに強風が吹いた場合等には、自立型囲い部材100が風にあおられて移動したり倒れたりするおそれがある。そこで、自立型囲い部材100の内部に収容したゴミ袋等の収容物の下敷きとなる下敷き部80を設けて、ゴミ袋の荷重によって下敷き部80を押さえつけることで、自立型囲い部材100が倒れたり移動したりすることを防止するようにした。
さらに、請求項に記載の発明が採った手段は、自立型囲い部材100の一の矩形面の上辺から延設された蓋部90を備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の折り畳み可能な自立型囲い部材100、とするものである。
すなわち、自立型囲い部材100の平面に蓋部90を設けて平面を被覆できるようにしたことにより、カラスや犬猫等が自立型囲い部材100の内部に進入することを防止するとともに、収容物が露出して景観を損なわないようにしたものである。
請求項1に記載した折り畳み可能な自立型囲い部材によれば、四つの矩形面を有して角筒状に形成され、かつ各稜線に剛性部材を備えるので、収容場所を容易に区画することができるとともに、物を収容しても型崩れすることなく安定して設置することができる。しかも、自立型囲い部材を構成する一の矩形面とそれに隣接する他の矩形面とを開閉自在に連結する連結開閉手段を備えたことにより、一の矩形面と他の矩形面との間で自立型囲い部材を開放することができるので、収容物を回収する際に自立型囲い部材の取り外しが行いやすくなる。また、折り畳みが可能であるので、使用しない場合でも場所をとらずに保管しておくことができ、設置場所までの運搬も容易に行うことができる。
また、連結開閉手段を一の矩形面及び他の矩形面の側辺近傍にそれぞれ設けた複数の紐孔に紐材を通して折り返して掛止することにようにしたことにより、一の矩形面と他の矩形面との連結を強固に行え、かつ一の矩形面と他の矩形面との間の開閉を容易に行うことができる。
請求項に記載した折り畳み可能な自立型囲い部材によれば、請求項に記載した自立型囲い部材の効果に加えて、自立型囲い部材の内部に収容袋を着脱自在に配設したことにより、ゴミ袋等の物を複数収容する場合や、土砂や瓦礫等の不定形な物を収容する場合に、それらの収容物を一纏めにして収容袋ごと回収することができるようになる。また、物を収容袋に入れて回収するようにしたことにより、例えば、建設現場や工事現場において場合には、自立型囲い部材をそのまま現場に残しておくことができるので、土砂や瓦礫等の物の運搬作業を効率的に行うことができる。
請求項に記載した折り畳み可能な自立型囲い部材によれば、請求項に記載した自立型囲い部材の効果に加えて、収容袋に補強袋を設けたことにより、例えば土砂や瓦礫等の重量物を収容した場合でも、収容袋が破れることを防止することができる。
請求項に記載した折り畳み可能な自立型囲い部材によれば、請求項1からのいずれかに記載した自立型囲い部材の効果に加えて、収容物の下敷きとなる下敷き部を設けたことにより、下敷き部の上に載置される収容物の荷重によって自立型囲い部材を定位置に固定することができるので、自立型囲い部材が移動したり横転したりすることを防止することができる。
請求項に記載した折り畳み可能な自立型囲い部材によれば、請求項1からのいずれかに記載の自立型囲い部材の効果に加えて、蓋部を備えたことにより、自立型囲い部材の平面を被覆することができるので美観を保つことができるとともに、内部にカラスや犬猫等の鳥獣が入って収容物を荒らすことを防止することができる。
本発明の自立型囲い部材は、シート部材若しくは網状部材より形成される四つの矩形面を有して平面及び底面が開放された角筒状に形成され、袋体と、剛性部材と、連結開閉手段とを備える。
自立型囲い部材の各矩形面は、それぞれほぼ同様の幅に形成される。これは折り畳んだときに全ての面が同一の大きさでないと、折り畳むことができないからである。ただし、実際には、自立型囲い部材の厚さ等によっては、全く同じ幅であると折り曲げまれない場合もあるので、その場合には折り曲げに影響がないように幅長さの修正をすることはできる。自立型囲い部材を構成するシート部材若しくは網状部材は、ゴミ袋等の物を内部に収容したときにかかる圧力により破れない程度の強度を有するものであれば、その素材は特に限定されるものでなく、例えば、布材の両面をポリエチレンでラミネート処理したものやポリプロピレンのシート等を用いることができる。
袋体は、各矩形面の各稜線に形成される。この袋体は、各矩形面の間での折り曲げを容易に行えるようにすると同時に、その内部に剛性部材を挿入するために設けられるものである。剛性部材は、自立型囲い部材において、その自立を保つために備えるものであり、その素材は特に限定されるものではなく、金属でもよいし、プラスチック等であってもよい。また、その断面形状も特に限定されるものではなく、円形、三角形、四角形等であってもよい。さらに、各剛性部材は、折り畳み可能とするために、各稜角において互いに間隔を開けて設けられる。また、剛性部材は、各稜線若しくはその近傍に設けることの他、各矩形面において対向する二の稜線を連結するように中央に設けてもよい。このように剛性部材を各稜線以外の部分に設けることで、自立型囲い部材の自立安定性をより強化できるとともに、内部に物が大量に収容された場合に、収容物から受ける圧力により変形しにくくすることができる。
連結開閉手段は、自立型囲い部材を構成する四つの矩形面のうち、一の矩形面とこれに隣接する他の矩形面とを連結するとともに、それらの間で開閉を自在に行えるようにするものである。当該機能を有するものであれば、その構成、形態等は限定されるものではない。例えば、一の矩形面とこれに隣接する他の矩形面のそれぞれの側辺近傍に上下方向に複数の紐孔を形成し、これら紐孔に紐材を折り返しながら通していき、その紐材を緩締によって一の矩形面とこれに隣接する他の矩形面とを連結し、かつ開閉を自在に行えるように構成することが考えられる。
この他に、連結開閉手段には、面ファスナーを用いることも可能である。例えば、一の矩形面の側辺近傍に面ファスナー雌材を設けるとともに他の矩形面の側辺近傍に面ファスナー雄材を設けて、これら雌雄の面ファスナー同士を止着して一の矩形面と他の矩形面とを連結するものや、一の矩形面の側辺近傍に複数のベルト状の雌雄一対型面ファスナーを上下方向に配設し、他の矩形面の側辺近傍に、面ファスナーが掛止されるリング部材を設けて、面ファスナーをリング部材で折り返して止着するように形成することが考えられる。
また、自立型囲い部材の内部には、収容袋を設けてもよい。収容袋を設けることで、自立型囲い部材にゴミ袋等の物が複数収容される場合や、土砂や瓦礫等の不定形な物を収容する場合には、それらの物を一纏まりにして収容することができるようになる。収容袋の素材は特に限定されるものではなく、例えばポリエチレン製の袋を使用することができる。さらに、収容袋の外側には、収容袋が破れることを防止するために補強袋を設けてもよい。補強袋は収容袋の外側に収容袋と一体に設けても別体に設けてもどちらでもよい。補強袋の素材は特に限定されるものではないが、収容袋を補強可能な程度の強度を有するものであればよい。
また、自立型囲い部材には、下敷き部及び蓋部を設けてもよい。下敷き部は、自立型囲い部材の底辺より延設されて内部に収容されるゴミ袋等の収容物の下敷きとなるものである。つまり、収容物の荷重を利用して、自立型囲い部材が風にあおられて移動したり倒れたりすることを防止するものである。この下敷き部は、各矩形面と同様の素材を用いて作製することができ、その大きさや形状、数等は特に限定されるものではない。また、蓋部を設けることによって、ゴミ等の物を収容したときに内部にカラスや犬猫等の鳥獣が進入するのを防止できるとともに、内部に収容した物を人目に付きにくくすることができるようになる。蓋部は、一の矩形面の上辺より延設され、各矩形面と同様の素材から作製することができる。また、蓋部は、平面に被せたときに平面全体を覆うように形成されるものであればよいが、平面よりもやや大きく形成して、平面からはみ出た部分を面ファスナー等によって各矩形面の上方と固定できるようにすることが好ましい。
以下、本発明の最良の実施形態について、実施例とともに図に基づいて説明する。
図1には、実施例1に係る自立型囲い部材100が示されている。まず、図1に示すように、自立型囲い部材100は、ほぼ同様の大きさに形成されたシート部材からなる四つの矩形面、すなわち、正面10、右側面20、左側面30、背面40からなり、平面及び底面が開放して全体が略直方体若しくは立方体の角筒状に形成されている。
各矩形面の各稜線には袋体50が形成されており、その内部にはプラスチック製の剛性部材60が挿入されている。剛性部材60は、それぞれの稜角において互いに間隔を空けて挿入されており、各稜角で屈曲自在となるように形成されている。さらに、各矩形面の中央にも上下方向に袋体50を設け、その内部にプラスチック製の剛性部材60を挿入している。このように各稜線だけでなく、矩形面の中央にも剛性部材60を設けることで、自立型囲い部材100の自立安定性をより高めることが可能となる。
自立型囲い部材100の正面10と右側面20、右側面20と背面40、背面40と左側面30とは、それぞれ袋体50を介して連結されており、かつ袋体50の部分で屈曲自在となるように形成されている。正面10と左側面30とは、紐孔71と紐材72とからなる連結開閉手段70を介して連結され、正面10と左側面30の間で開閉ができるようになっている。紐孔71は、正面10の左側辺に沿って設けられる第一綴じ代73と、左側面30の右側辺に沿って延設される第二綴じ代74とのそれぞれに、上下方向に4つほぼ同じ間隔を空けて設けられている。そして、第一綴じ代73に設けた紐孔71と第二綴じ代74に設けた紐孔71とに紐材72が交互に折り返して通されて、正面10と左側面30とが連結されている。
図2には、自立型囲い部材100の内部にゴミ袋を収容した状態を示しており、図3には、自立型囲い部材100の正面10と左側面30との間を開いた状態を示している。図2に示すように、自立型囲い部材100の上方、すなわち開放した平面からゴミ袋が投入され、内部に載積されていく。そして、内部に載積されたゴミ袋を回収する際には、図3に示すように、連結開閉手段70としての紐材72を緩め、その後、正面10と左側面30との間を開いて自立型囲い部材100を上方に引き上げて取り外してから載積されたゴミ袋を回収する。
このようにして自立型囲い部材100を取り外すようにしたことにより、ゴミ袋の取り出しが容易に行えるようになる。また、正面10と左側面30との間を開閉自在に形成したことにより、自立型囲い部材100の内部が物で満杯になっている場合でも、自立型囲い部材100の取り外しを簡単に行うことができる。
図4及び図5には、自立型囲い部材100を折り畳んだ状態を示している。自立型囲い部材100を折り畳むには、まず、図4に示すようにして、袋体50を折り目として自立型囲い部材100を平らに折り畳み、その後、図5に示すようにして、平らに折り畳んだ自立型囲い部材100をさらに二つ折りにして折り畳むことができる。
このようにして形成された自立型囲い部材100は、収容場所を容易に区画することができるとともに、物を収容しても型崩れすることなく安定して設置することができる。また、正面10と左側面30との間で自立型囲い部材100を開放することができるので、自立型囲い部材100の取り外しが簡単に行えて、収容物の回収作業が行いやすくなる。さらに、折り畳みが可能であるので、使用しない場合でも場所をとらずに保管しておくことができ、設置場所までの運搬も容易に行うことができる。
実施例2に係る自立型囲い部材100は、実施例1の自立型囲い部材100の内部に収容袋200を設けたものである。図6には、内部に収容袋200が設けられた自立型囲い部材100を示しており、図7には、収容袋200が示されている。この収容袋200は、図7に示すように外側に補強袋210が設けられている。補強袋210は、収容袋200の上方から略4分の1の領域を除く全面を覆って収容袋210と一体に設けられている。そして、補強袋210の底面から周面にかけて上下方向に吊り上げベルト211が取り付けられている。
補強袋210が取り付けられた収容袋200は、図6に示すように自立型囲い部材100の内部に設けられる。そして、物が収容された収容袋200の回収は、図8に示すように収容袋200の口を輪ゴム等で縛ってから、自立型囲い部材100の連結開閉手段70としての紐材72を緩めて正面10と左側面30との間を開いた後、図9に示すように、吊り上げベルト211にクレーンのフックを引っ掛けて引き上げることによって行うことができる。このように収容袋200を設けることにより、土砂や瓦礫等の不定形な物も一纏めにして回収することができるとともに、さらに補強袋210を備えたことにより、重量物を収容しても、その重量に耐えうる強度を備えることができる。
(参考例)
図10には、参考例としての自立型囲い部材100を示している。この自立型囲い部材100は、その基本的構成は実施例1と共通するが、連結開閉手段70に面ファスナーを用いている点において相違している。図10に示すように、自立型囲い部材100の正面10の左側辺の近傍には4本のベルト状の面ファスナー雄材76が上下方向にほぼ等間隔を空けて設けられており、左側面30の右側辺には、その側辺に沿って上下方向に面ファスナー雌材75が設けられている。そして、これら雌雄の面ファスナー75、76同士の止着、剥離を行うことによって、正面10と左側面30との間の開閉が行えるようにしている。なお、参考例の自立型囲い部材100においても上記実施例2と同様に、収容袋200を設けることはもちろん可能である。
図11及び図12には、実施例における自立型囲い部材100を示している。実施例における自立型囲い部材100は、実施例1の自立型囲い部材100に、下敷き部80と蓋部90とを設けたものである。下敷き部80は、自立型囲い部材100の左右側面20、30の底辺でかつ自立型囲い部材100の内側に位置するように取り付けられている。この下敷き部80の上にゴミ袋等の物を載置することにより、物の荷重によって自立型囲い部材100が固定され、下方側の位置が固定されることになる。
蓋部90は、自立型囲い部材100の背面40の上辺より延設されている。蓋部90は、図11に示すように、自立型囲い部材100の平面とほぼ同様の横幅に形成され、奥行幅は平面よりも長く形成されている。従って、蓋部90を閉めた場合には、正面10側に平面より長い部分がはみ出ることとなる。そして、図12に示すように、このはみ出た部分を正面10の上方に固定できるように、固定手段が設けられている。固定手段は特に限定されるものではないが、本実施例においては、図11に示すように面ファスナー91を用いている。固定手段に面ファスナー91を用いることで、着脱が容易で利便性に優れるものとなる。また、蓋部90を閉じた場合に、より安定的に固定できるように、蓋部90が正面10側だけでなく左右側面20、30にもはみ出るように横幅を平面よりも長く形成し、そのはみ出た部分と左右側面20、30の上方とを固定できるようにしてもよい。
このように、自立型囲い部材100に下敷き部80を設けたことにより、下敷き部80の上に載置される収容物の荷重によって自立型囲い部材100を定位置に固定することができるので、自立型囲い部材100が移動したり横転したりすることを防止することができる。また、蓋部90を設けたことにより、自立型囲い部材100の内部に収容したゴミ袋等の物を外から見えなくすることができるので、美観が保たれるとともに、自立型囲い部材100の内部にカラスや犬猫等の鳥獣が内部に入って収容物を荒らすことを防止することができる。
実施例1における自立型囲い部材の斜視図である。 実施例1における自立型囲い部材であって、内部に物を収容した状態を示す 斜視図である。 実施例1における自立型囲い部材であって、正面と左側面との間を開いた状 態を示す斜視図である。 実施例1における自立型囲い部材を折り畳んだ状態を示す斜視図である。 実施例1における自立型囲い部材を折り畳んだ状態を示す斜視図である。 実施例2における自立型囲い部材を示す斜視図である。 実施例2における自立型囲い部材の内部に設けられる収容袋の斜視図である 。 実施例2における自立型囲い部材の内部に設けられる収容袋に物を収容した 状態を示す斜視図である。 実施例2における自立型囲い部材の収容袋を回収する方法を説明する図であ る。 参考例における自立型囲い部材の斜視図である。 実施例における自立型囲い部材の斜視図である。 実施例における自立型囲い部材であって、蓋部を閉じた状態を示す斜視 図である。
10 正面
20 右側面
30 左側面
40 背面
50 袋体
60 剛性部材
70 連結開閉手段
71 紐孔
72 紐材
75 面ファスナー雌材
76 面ファスナー雄材
80 下敷き部
90 蓋部
100 自立型囲い部材
200 収容袋
210 補強袋

Claims (5)

  1. シート部材若しくは網状部材より形成される四つの矩形面を有し、平面及び底面が開放された角筒状に形成され、折り畳み可能な自立型囲い部材であって、
    前記四つの矩形面は略同一の幅長さに形成され、
    前記四つの矩形面を互いに折り重ねて1つの矩形面の大きさにまで折り畳み可能なように、各稜線若しくは各稜線の近傍に形成され前記各矩形面の間を屈曲自在とする袋体と、
    該袋体の内部に挿入されて各稜角において互いに間隔を空けて設けられる剛性部材と、
    一の矩形面とこれに隣接する他の矩形面とを連結して角筒状として自立させ、かつ収容物を回収するときに前記一の矩形面と前記他の矩形面との間を開いて該自立型囲い部材を前記収容物から取り外しできるようにする連結開閉手段とを備
    前記連結開閉手段は、前記一の矩形面の側辺近傍及び前記他の矩形面の側辺近傍のそれぞれの上下方向に設けられる複数の紐孔と、該複数の紐孔に通される紐材とを有し、前記紐材を前記複数の紐孔で折り返して掛止して前記紐材の緩締を行うことにより前記一の矩形面と前記他の矩形面との間の開閉間隔を調節できるようにしたことを特徴とする折り畳み可能な自立型囲い部材。
  2. 自立型囲い部材の内部に、収容袋が着脱自在に配設されることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み可能な自立型囲い部材。
  3. 収容袋には、該収容袋を補強する補強袋が該収容袋と一体若しくは別体に配設されることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み可能な自立型囲い部材。
  4. シート部材又は網状部材より形成されて、自立型囲い部材の内部に投入したものの下敷きとなる下敷き部が該自立型囲い部材の底辺から延設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の折り畳み可能な自立型囲い部材。
  5. 自立型囲い部材の一の矩形面の上辺から延設された蓋部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の折り畳み可能な自立型囲い部材。
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