JP2002166945A - 収集袋 - Google Patents

収集袋

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JP2002166945A
JP2002166945A JP2000364910A JP2000364910A JP2002166945A JP 2002166945 A JP2002166945 A JP 2002166945A JP 2000364910 A JP2000364910 A JP 2000364910A JP 2000364910 A JP2000364910 A JP 2000364910A JP 2002166945 A JP2002166945 A JP 2002166945A
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Masayoshi Izumi
政義 和泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自立式構造として作業者が一人でも収納作業
ができ、また収納物の収納作業能率が向上し、しかも収
納物収納後の運搬も容易なものとする。 【解決手段】 袋体1の開口縁部側を開放した状態で自
立可能とすべく袋体1生地による自立付勢部Pを施す。
自立付勢部Pは、袋体1を箱形形状に維持すべく当該袋
体1の各側面部3同士の接合角部に対し、袋体1自体を
形成する生地素材による補強部材4を内包状に縫製する
ことで強化させるよう形成する。袋体1の開口周縁部の
相対向する部位にはループ状の開口部側吊下用把手部5
をそれぞれ縫着形成する一方、袋体1の底面部2下面側
には、当該袋体1を逆さまにして吊下保持するよう底面
部側吊下用把手部6を掛架状に縫着形成する。補強部材
4の生地素材は、繰り返し屈曲に強い強度と剛性を有
し、且つ耐水性等を有するポリプロピレン樹脂等の高分
子合成樹脂製材料によるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば野菜、果物
等の農業生産物の集荷、剪定屑、雑草等の収集、工場等
における各種産業廃棄物の収納保管、ペットボトル、空
缶、空瓶等の資源ゴミもしくはリサイクルゴミ、または
残滓その他の廃棄物等の回収、各種イベント等における
簡易なゴミ収集等に使用できるようにした開放状態で自
立保持され、不要時には簡単に折り畳み収納保管が可能
な収集袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば各種イベント等におけるゴ
ミ収集においては、簡易な木製あるいは軽金属製のパネ
ルを箱状に組立てて会場に相応しい形態としたゴミ収集
箱を予め形成しておき、これを例えばイベント会場等の
出入口等の傍らに設置し、ゴミ収集箱が転倒しないよう
に取付器具でもって起立保持した状態で載置しておくこ
とでゴミの収集が行われている。そして、不要の際には
取付器具を取り外し、ゴミ収集箱を解体するかあるいは
そのままの状態で撤去して収納保管しておくのである。
【0003】また、農業生産物の集荷、各種産業廃棄物
の収納保管、資源ゴミもしくはリサイクルゴミ、または
残滓その他の廃棄物等の回収等において、例えばコンテ
ナ等の剛性の運搬用箱体を使用する場合もあるが、これ
以外に例えば柔軟性のある布製等の袋体を使用した場合
には、袋体内に最初に収納物を入れる際に袋体自体が自
立できないため、作業者自身が一方の手で袋体の開口縁
部側を開放させた状態で把持しておきながら、他方の手
で例えばスコップ等の道具を使用して収納物を収納する
か、または素手でもって収納物を収納するか、あるいは
予め袋体の開口縁部側を開放した状態で地面に据え置
き、両素手もしくはスコップ等の道具により収納物を収
納するか等している。そして袋体が転倒して内部の収納
物が周辺に散乱しないようにするため、収納後には袋体
の開口部を紐等で縛結してから収納物に応じた所定のス
テーションへ運搬するのであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の如き各種イベント等におけるゴミ収集において
は、ゴミ収集箱の組立て、イベント会場内での取付器具
を使用しての設置、不使用の際における取付器具の取り
外しとゴミ収集箱の解体および撤去等のそれぞれの作業
にかなりの労働力が強いられ、しかもコストもかかって
しまう。また、コンテナ等の運搬用箱体を使用しての、
農業生産物の集荷、各種産業廃棄物の収納保管、資源ゴ
ミもしくはリサイクルゴミ、または残滓その他の廃棄物
等の回収等においては、当該運搬用箱体はこのまま箱形
の状態で運ばれて使用され、また不使用の際には運搬用
箱体自体を解体するかあるいはこのままの状態で撤去さ
れるものである。
【0005】さらに、布製の袋体を使用した場合での廃
棄物等の回収等においては、片手でもって袋体の開口縁
部側を開放させた状態で把持しておきながら他方の手で
収納物を収納するのでは作業が非常に面倒なものとな
り、作業者が一人で作業するのが困難であるため、袋体
把持者と収納物投入者というようにどうしても複数の作
業者が必要となってくる。また収納後の袋体は自重によ
り自立状態が不安定で転倒し易いため、一人での作業能
率がいっこうに上がらないものとなる問題点を有してい
た。
【0006】このようなある程度の柔軟性ある素材によ
って袋体を形成することによって不要時には折畳まれる
にようにし、使用時には自立するように例えば芯材とし
て折り癖、延び癖等が記憶されるようなグラスファイバ
ー、番線材等を使用、装入したものも提案されている。
しかしながら、こうしたグラスファイバー、番線材等か
ら成る芯材を使用した場合に、一定の折り畳み形態とさ
せるための折り癖とは異なる方向等に折り畳んだり、異
なる形態に折り込んだりすると、無理な力が加わるため
に損壊してしまうことがあって、取扱いが面倒である。
【0007】そればかりでなく、折り畳み可能な柔軟性
ある従来の袋体では、かなりな重量がある収集物を収納
した場合には袋体自体が曲がってしまい、そのままで曲
がった収納後の形状ではこれを運搬、保管等をする上で
取り扱うには極めて不便なものであった。
【0008】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、例えば各種イベント等に
おけるゴミ収集等において、従来の如きゴミ収集箱を組
立てたり、転倒防止用のための起立固定用取付部材を使
用したりしなくても自立した状態を維持しながら載置し
ておくことができ、しかもコンパクトに折畳まれた状態
で収納保管することができ、また、農業生産物の集荷、
剪定屑、雑草等の収集、工場等における各種廃棄物の収
納保管、ペットボトル、空缶、空瓶等の資源ゴミもしく
はリサイクルゴミ、または残滓その他の廃棄物等の回
収、収集、管理等において、一人の作業者でも容易に収
集、収納作業をすることができ、またこれら収納物の収
集、回収、保管と共に運搬の作業能率を向上することも
可能な簡易折畳式の収集袋を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を達成する
ため、本発明にあっては、底面部2と、この底面部2の
周縁から立設させた筒状の側面部3とにより袋体1とし
て形成された収集袋において、底面部2に対し側面部3
を立ち上がり状に自立可能とすべく当該側面部3に縦方
向に沿って袋体1生地による自立付勢部Pを施して成る
ものである。自立付勢部Pは、袋体1を箱形形状に維持
すべく当該袋体1の各側面部3同士の接合角部に対し、
袋体1自体を形成する生地素材による補強部材4を内包
状に縫製して強化形成することができる。袋体1の開口
周縁部の相対向する部位にはループ状の開口部側吊下用
把手部5をそれぞれ縫着形成してあるものとできる。袋
体1の底面部2下面側には、当該袋体1を逆さまにして
吊下保持するよう底面部側吊下用把手部6を掛架状に縫
着形成してあるものとできる。補強部材4の生地素材
は、繰り返し屈曲に強い強度と剛性を有するポリプロピ
レン樹脂等の高分子合成樹脂製材料によるものとでき
る。
【0010】以上のように構成された本発明に係る収集
袋において、自立付勢部Pは、袋体1の開口縁部側を開
放させた状態で袋体1自体を自立可能とさせ、しかも作
業者Qの一人での当該袋体1内への収納物の投入作業を
容易にさせる。補強部材4は、袋体1の各側面部3同士
の接合角部に内包状に縫製加工されることにより、各側
面部3を座屈、屈曲させずに自立付勢させ、開放状態に
した袋体1を常に箱形状態となして起立保定させる。開
口部側吊下用把手部5は、例えばクレーン等の重機等を
使用することにより収納物収納後の袋体1の吊り下げ運
搬作業を容易に行なわせる。底面部側吊下用把手部6
は、袋体1を逆さまにして吊下保持させることにより、
内部に収納された収納物の排出作業を容易に行なわせ
る。繰り返し屈曲に強い強度と剛性を有する生地素材を
使用した補強部材4は、一人の作業者Qによる袋体1の
開放組立作業や折畳収納作業を可能にさせ、しかも袋体
1自体が踏まれたり、適当な折り畳み形態として揉みく
ちゃにされたりしても袋体1開口部内に手を差し入れて
広げることにより容易に開放自立状態に復帰可能にさせ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態を説明すると、図において示される符号1は、
例えば農業生産物、各種産業廃棄物、資源ゴミもしくは
リサイクルゴミ、または残滓その他の廃棄物、各種イベ
ント等における簡易なゴミ等の各種の収納物の収納作業
を容易に行なわせる目的で開口縁部を開放させた状態で
自立保持しておくことができる簡易折畳式の袋体であ
る。この袋体1は、例えばポリプロピレン樹脂等の合成
樹脂繊維を縦糸、横糸として織成した合成樹脂繊維材製
の布、帆布その他の布によって形成され、例えば縦幅、
横幅、高さが約400mm×400mm×400mm〜
約600mm×600mm×900mm程度の箱形袋状
に形成されている。
【0012】袋体1は、図1に示すように、矩形状の底
面部2と、この底面部2の周側縁から立設させた矩形筒
状の側面部3とにより袋体1を形成し、底面部2に対し
側面部3を立ち上がり状に自立可能とすべく当該側面部
3に縦方向に沿って袋体1生地による自立付勢部Pを施
してある。
【0013】すなわち袋体1は、図2(A)に示すよう
に、所定幅員の帯状布を四つ折りに折り込んで両端部同
士を外側に若干突出させた状態に折り曲げ、相対向する
折り曲げ面同士を重ね合わせてから縫合することで矩形
筒状の側面部3が形成されている。
【0014】また、図2(C)に示すように、側面部3
の下端部を外側に若干突出させた状態に折り曲げ、その
折り曲げた下面と、矩形面状の底面部2の外周縁部とを
重ね合わせてから縫合することで側面部3の一端開口部
側を閉止させてあり、しかもこのような側面部3と底面
部2との縫合成形により、袋体1自体の自立保持に役立
つものとしてある。尚、突出状の折り曲げ部が邪魔にな
らないようにするために、重ね合わされる両端部や下端
部を外側に折り曲げる替わりにこれらを内側に突出させ
るよう折曲げてから縫合しても良い。
【0015】また、図2(B)に示すように、例えば生
地素材の編粗率を大きくして剛性を高めた状態に縫製し
て成る細帯片状の補強部材4を縦方向にして接合角部の
内側から当接させて当該補強部材4を外側から若干包み
込むようにしておき、縦方向に沿って例えば袋体1と同
効素材となる糸材7により縫合するかもしくは接着剤に
より固着一体化するか等して自立付勢部Pを形成してあ
る。尚、自立付勢部P自体が袋体1よりも外側に突出し
ないようにするために、補強部材4を縦方向にして接合
角部の外側から当接させて当該補強部材4を内側から包
み込むようにして配置しても良い。
【0016】また、自立付勢部Pの他の形成例として、
前後左右の各側面部3同士の接合角部において縦方向に
沿って形成した縫目を介して筒状部を延設形成してお
き、この筒状部内に補強部材4を挿入させて固定させて
も良い。
【0017】尚、この自立付勢部P自体は、側面部3を
形成する両側部に位置しており、一連の側面部3の素材
として用意される所定幅員の帯状布の両端部を重ね合わ
せて縫合することでループ状に形成するに際し、その両
端部の重ね合わせ部分においては例えば折り返し状に二
重、三重等にして糸材7によって縫合することで、また
途中における部分においては折曲すると共にその折曲部
分の内部に芯材となるような同効材による細帯片状の補
強部材4を内蔵させるようにして糸材7によって縫合す
ることで、それぞれが構成されるものである。すなわ
ち、形成素材を例えば二重、三重等となるよう重ね合わ
せ、その重ね合わせ部分をしっかりと縫合することによ
って半ば剛性化し、伸展する延び癖が付与されるように
強化形成してあるものである。
【0018】また、図示にあっては袋体1が立方体状、
直方体状に形成されるように平面で四辺形状を呈するも
のとされているも、必要があれば、底面部2形状と共に
三角形状、五角形状その他の多角形状に形成することも
可能である。更には側面部3それぞれが単独のものとし
て裁断形成された後に、側面部3の両側で自立付勢部P
を介在形成することで周囲部分が連続されるように構成
することもできる。
【0019】こうして自立付勢部Pは、袋体1の使用の
際に作業者Q自身によって補強部材4に対し直線状に伸
展するような延び癖を施して直線形状を記憶させておく
ことにより、底面部2上で各側面部3それぞれは座屈、
屈曲することなく平面状態の立ち上がり状となって張設
されるのである。
【0020】一方、袋体1の不使用収納の際に作業者Q
自身によって補強部材4に対し折り癖を施して自立形状
を記憶させておくことによって当該袋体1をコンパクト
に折畳ませ、紐材等によって緊縛するものとし、これに
よって複数の袋体1を嵩張らずに纏めて収納保管してお
くことができるようにしてある。
【0021】尚、補強部材4の具体的な生地素材として
は、繰り返しの屈曲に強い強度と剛性とを有する例えば
ポリプロピレン樹脂等の高分子合成樹脂製材料ないしそ
の繊維材を織成した布材を使用してある。
【0022】また、袋体1の開口周縁部の相対向する箇
所にはループ状の開口部側吊下用把手部5をそれぞれ縫
着形成してあり、例えば作業者Qが開口部側吊下用把手
部5を手でもって吊下保持して運搬したり、あるいはク
レーン等の重機のフックを開口部側吊下用把手部5に掛
架保持させたりすることにより収納物収納後の袋体1の
吊り下げ運搬作業が容易に行なえるようにしてある。
尚、この開口部側吊下用把手部5はやや大きめにして形
成されることで、重機等のフック、フォークリフトのフ
ォーク等による係合が容易に行えるようにしてある。
【0023】さらに、袋体1の底面部2下面側にはベル
ト状の底面部側吊下用把手部6を掛架状に縫着形成して
あり、例えば作業者Qが所定の収納物ステーションに運
んでから当該袋体1を逆さまにして収納物を排出させる
際に底面部側吊下用把手部6を手でもって吊下保持する
ことで容易に作業が行なえるようにしてある(図5参
照)。
【0024】尚、本実施の形態における袋体1の形状を
矩形箱形に形成してあるが、これ以外に例えば円形、楕
円形、菱形、多角形等の箱形状を呈するものとしても良
く、しかも自立付勢部Pも各側面部3の接合角部だけに
限らず例えば側面部3面内に設けたり、あるいはこれに
加えてさらに側面部3と底面部2との接合部分にも設け
たりしても良く、これによって袋体1自体の起立安定性
を向上させるものとしてある。
【0025】次に、以上のように構成された実施の形態
についての使用の一例を説明するに、例えば農業生産物
の集荷、剪定屑、雑草等の収集、工場等における各種廃
棄物の収納保管、ペットボトル、空缶、空瓶等の資源ゴ
ミもしくはリサイクルゴミ、または残滓その他の廃棄物
等の回収、収集、管理等の場合においての使用例につい
て説明する。
【0026】図3に示すように、袋体1の使用の際に
は、作業者Qは折畳んである袋体1を広げてから開口部
内に手を差し込んで各側面部3を内側から外側にたたく
ようにして押し広げる。このとき、自立付勢部Pに対し
ては予め直線状に延び癖を施して直線形状を記憶させて
あるから、袋体1自体がどのような形状、形態で折り込
まれ、折り畳まれていても、各側面部3同士は座屈、屈
曲することなく平面状態の立ち上がり状となって張設さ
れて底面部2に対して自立可能な状態に変形配置され
る。
【0027】次いで図4に示すように、作業者Qはスコ
ップS等を用いて袋体1内に収納物を投入する。このと
き袋体1自体は収納物によって次第に膨らんで行くが、
袋体1の開口縁部側から底面部側までの側面部3を自立
付勢部Pによって保持しているため袋体1自体は当該自
立付勢部Pよりも外側には膨らまず安定に保持されたま
まの状態となる。
【0028】袋体1内に収納物が満杯に収納された後に
は作業者Qが開口部側吊下用把手部5を手でもって吊下
保持したり、あるいはクレーン等の重機のフックを開口
部側吊下用把手部5に掛架保持させることにより当該袋
体1を所定の収納物ステーションに運搬すれば良い。
【0029】そして、図5に示すように、作業者Qが袋
体1を収納物ステーションに運んでから当該袋体1を逆
さまにして底面部側吊下用把手部6を手でもって吊下保
持しながら収納物を排出させれば良い。
【0030】一方、袋体1の不使用における収納保管の
際には、作業者Q自身によって袋体1を折畳んでおく。
このとき自立付勢部Pに対し強制的にでも任意に折り込
むことによって折り畳み、紐材等によって緊縛しておけ
ばコンパクトに纏めることができ、複数の袋体1を嵩張
らずに纏めて収納しておくこともできる。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、例えば各種イベント等におけるゴミ収集等におい
て、従来の如きゴミ収集箱を組立てたり、転倒防止用の
ための起立固定用取付部材を使用したりしなくても自立
状態を維持しながら載置しておくことができ、しかもコ
ンパクトに折畳まれた状態で収納保管することもでき
る。また、農業生産物の集荷、剪定屑、雑草等の収集、
工場等における各種廃棄物の収納保管、ペットボトル、
空缶、空瓶等の資源ゴミもしくはリサイクルゴミ、また
は残滓その他の廃棄物等の回収、収集、管理等におい
て、一人の作業者でも容易に収納作業をすることがで
き、またこれら収納物の収集、回収、保管と共に運搬の
作業能率を向上することができる。
【0032】すなわちこれは本発明が、底面部2に対し
側面部3を立ち上がり状に自立可能とすべく当該側面部
3の縦方向に沿って袋体1生地による自立付勢部Pを施
したからであり、これにより袋体1を容易に開放状態と
なして自立保持させておくことができ、そのため一人の
作業者Qによって容易に収納作業を行なうことができ
る。しかも、自立付勢部Pは、開放状態の袋体1の開口
縁部側から底面部2側までの側面部3を横側から抱き込
むように保持させているため、収納物が投入された際の
袋体1自体の当該自立付勢部Pよりも外側への膨らみと
これに伴う袋体1自体の破損等を防止できる。
【0033】袋体1自体はポリプロピレン樹脂製にて形
成されていることで、ある程度の柔軟性が得られ、自立
付勢部Pに特別な折り癖が付与されていないことと相俟
ち、不要時では任意な方向に折り曲げて自在な形態で折
り込み、折り畳むことができ、しかも損壊、損傷される
こともない。そればかりでなく使用、収納時ではかなり
の重量物、例えば200kg程度のものを収納しても、
開放自立形状が曲がってしまうこともなく、収納状態で
の運搬、保管上の取扱いも容易なものとしている。
【0034】自立付勢部Pは、袋体1を箱形形状に維持
すべく当該袋体1の各側面部3同士の接合角部に対し、
袋体1自体を形成する生地素材による補強部材4を内包
状に縫製して強化形成したので、各側面部3を底面部2
側に落下させずに開放状態のまま確実に起立保持してお
くことができる。
【0035】袋体1の開口周縁部の相対向する部位には
ループ状の開口部側吊下用把手部5をそれぞれ縫着形成
してあるので、例えばクレーン等の重機等を使用するこ
とにより収納物収納後の袋体1の吊り下げ運搬作業を容
易に行なうことができる。
【0036】袋体1の底面部2下面側には、当該袋体1
を逆さまにして吊下保持するよう底面部側吊下用把手部
6を掛架状に縫着形成してあるので、一人の作業者Qで
も袋体1内部に収納された収納物の排出作業が容易に行
なえる。
【0037】補強部材4の生地素材は、繰り返し屈曲に
強い強度と剛性を有するポリプロピレン樹脂等の高分子
合成樹脂製材料によるので、一人の作業者Qによる袋体
1の開放組立作業や折畳収納作業が容易に行なえる。し
かも袋体1自体が踏まれたり、どのような形態で折り畳
まれ、揉みくちゃにされたりしても袋体1開口部内に手
を差し入れて外側に押し広げることにより、自立付勢部
Pに予め付与されている延び癖によって直立状に変形さ
せることができ、容易に開放自立状態に復帰させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る袋体の使用状態を
示す平面図である。
【図2】袋体を形成するための縫合状態を示すものであ
り、(A)は側面部の両端部同士の重ね合わせ部分にお
ける縫合状態の自立付勢部の拡大した一部を示す斜視
図、(B)は側面部の角部における自立付勢部の拡大し
た一部を示す斜視図、(C)は側面部と底面部との接合
部分における縫合状態の拡大した一部を示す斜視図であ
る。
【図3】袋体の組立作業状態を示す斜視図である。
【図4】袋体内への収納物の収納作業状態を示す斜視図
である。
【図5】袋体内の収納物の排出作業状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
P…自立付勢部 Q…作業者 S…スコップ 1…袋体 2…底面部 3…側面部 4…補強部材 5…開口部側吊下用把手部 6…底面部側吊
下用把手部 7…糸材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65F 1/14 B65F 1/14 A E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部と、この底面部の周縁から立設さ
    せた筒状の側面部とにより袋体として形成された収集袋
    において、底面部に対し側面部を立ち上がり状に自立可
    能とすべく当該側面部に縦方向に沿って袋体生地による
    自立付勢部を施して成ることを特徴とする収集袋。
  2. 【請求項2】 自立付勢部は、袋体を箱形形状に維持す
    べく当該袋体の各側面部同士の接合角部に対し、袋体自
    体を形成する生地素材による補強部材を内包状に縫製し
    て強化形成されている請求項1記載の収集袋。
  3. 【請求項3】 袋体の開口周縁部の相対向する部位には
    ループ状の開口部側吊下用把手部をそれぞれ縫着形成し
    てある請求項1または2記載の収集袋。
  4. 【請求項4】 袋体の底面部下面側には、当該袋体を逆
    さまにして吊下保持するよう底面部側吊下用把手部を掛
    架状に縫着形成してある請求項1乃至3のいずれか記載
    の収集袋。
  5. 【請求項5】 補強部材の生地素材は、繰り返し屈曲に
    強い強度と剛性を有するポリプロピレン樹脂等の高分子
    合成樹脂製材料を使用した請求項1乃至4のいずれか記
    載の収集袋。
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