JPH0516695U - 運搬用袋容器 - Google Patents

運搬用袋容器

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JPH0516695U
JPH0516695U JP7207491U JP7207491U JPH0516695U JP H0516695 U JPH0516695 U JP H0516695U JP 7207491 U JP7207491 U JP 7207491U JP 7207491 U JP7207491 U JP 7207491U JP H0516695 U JPH0516695 U JP H0516695U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】産業廃棄物の運搬、廃棄作業を、狭い現場での
作業が容易な小型の機械でできるようにし、しかも嵩張
らず、搬送や収容保管或は現場での入れ替え等の取り扱
いが容易な運搬用容器を提供する。 【構成】柔軟性素材で形成された筒状の袋基体(1) を有
し、袋基体(1) には相対向して二か所に短側片(11,12)
が設けてあり、短側片(11,12) と隣り合う二か所には相
対向して短側片(11,12) より延長して長側片(13,14) が
設けてあり、短側片(11,12) の先端縁部には折込み片(1
10,120) が設けてあり、長側片(13,14) の両端縁部には
吊り部材(151,152,161,162,171,172,181,182) が設けて
ある運搬用袋容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、運搬用袋容器に関するものである。更に詳しくいえば、破砕屑など の産業廃棄物や砂利などの建築材料を運搬する際に使用する運搬用袋容器に関す るものである。
【0002】
【従来技術】
例えば、建築工事においては、建物の解体などによって、いわゆる産業廃棄物 が多量に発生する。この産業廃棄物には、コンクリート屑を始め、鉄筋屑、タイ ル、木材等、様々なものが含まれており、これらは現場の一か所に集められてト ラックに積み込まれ、所定の廃棄場へ送られて廃棄される。 このうち、トラックへの積み込みの方法としては、木箱等に収容した廃棄物を 作業者の手によりトラックの荷台へ移し替えて行なうのが一般的である。また、 他の方法としては、ユンボのアーム先端に掴み爪を取付けて、これにより積み込 む方法或はトラックの荷台状の容器に廃棄物を収容し、この容器ごとクレーンで 吊り上げてトラックに積み込む方法などがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
けれども、上記した従来の積み込み方法には次のような課題があった。 (a)作業者の手による積み込みでは作業の効率が悪い上に人件費が嵩み、作業 時の危険も大きい。 (b)ユンボのアームに掴み爪を取付けて、これを操作して積み込む方法では、 機械が大型であるため、現場が狭い場合は機械が入れない。また、ユンボの操作 には熟練を必要とするが、人材不足の現在、専門技術者の確保は難しい。 (c)荷台状の容器を使用してトラックに積み込む方法では、容器を頑丈に造る 必要があるために、それ自体が相当の重量を有している。このため、積み込みに は大型のクレーンが必要で、上記(b)の場合と同様に現場が狭い場合は機械が 入れない。また、機械が入れたとしても、容器が嵩張るので、容器の入れ替えが しにくく、効率のよい作業ができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた本考案の技術手段は次のとおりである。 第1の考案にあっては、 柔軟性素材で形成された、ほぼ筒状の袋基体を有し、この袋基体には相対向し て二か所に所要の長さの短側片が設けてあり、この短側片と隣り合う二か所には 相対向して前記短側片より延長して所要の長さの長側片が設けてあり、前記短側 片の先端縁部には折込み片が設けてあり、前記長側片の両端縁部には所要数の吊 り部材が設けてある運搬用袋容器である。 第2の考案にあっては、 長側片の長さ方向に沿って所要数の補強部材が取付けてある第1の考案に係る 運搬用袋容器である。 袋基体の形状は、例えば四角筒状であるが丸筒状に設けてもよい。また、補強 部材は、吊り部材と一体に設けてもよいし、別に設けてもよい。
【0005】
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。 図1は一実施例を示し、長側片を開いた状態を示す斜視図である。 符号Aは運搬用袋容器で、ほぼ四角筒状の袋基体1を有している。 袋基体1は、アラミッド繊維を使用した柔軟性を備えた布製で、引っ張り強度 に優れ、破れにくくできている。なお、強度が十分であれば他の素材を使用して もよいし、網状に形成することもできる。 袋基体1には、相対向して二か所に所要の長さの短側片11、12が設けてあ る。短側片11、12の先端縁部には全幅にわたって折込み片110、120が 設けてある。 また、この短側片11、12と隣り合う二か所には、同じく相対向して、長側 片13、14が設けてある。長側片13、14は短側片11、12より延長して 形成してあり、前記短側片11、12の縦および横の長さを足した長さとほぼ同 じ長さだけ長く設定してある。 長側片13、14の外面側には、長さ方向にそれぞれ二本のベルト状の補強部 材15、16および補強部材17、18が平行に縫着してある。補強部材15、 16、17、18は、袋基体1と同じくアラミッド繊維を使用して強靱に形成し てある。補強部材15、16、17、18の長さは、前記長側片13、14の長 さとほぼ同じに形成してあり、それぞれの両端部には連続してループ状の吊り部 材151、152、161、162、171、172、181、182が形成し てある。
【0006】 (作 用) 図2は長側片を畳んで全体を袋状とした状態を示す斜視図、図3は保持台箱に セットして廃棄物を収容した状態を示す斜視図である。図1ないし図3を参照し て本実施例の作用を説明する。 図2を参照する。 運搬用袋容器Aを、図1の展開した状態から図2の袋状とするときは、まず、 短側片11、12の折込み片110、120を内側へ折込み、それを両側縁部で 押えるようにして長側片13を長側片14の内面側へ折込み、吊り部材152と 171および吊り部材162と181を重ねるようにする。次に、長側片14を 長側片13の外面側へ折曲げ、吊り部材151と172および吊り部材161と 182を重ねるようにする。これにより、底部は長側片13と長側片14とで二 重に補強される。
【0007】 図3を参照する。 上記のように袋状にされた運搬用袋容器Aは、現場に設置された台箱2にセッ トされる。 保持台箱2は、下方側がややすぼまって形成された箱体21を有し、その底部 には台板22が取付けてある。箱体21の下部には排水孔24が形成されており 、台板22の四隅には貫通孔23が形成してある。なお、保持台箱2は鉄板で形 成されており、相当の重量を有するので現場には通常は載置して据え置かれるが 、場合によっては台板22の貫通孔23に上部に鉤を有する杭を打って地面に固 定して据え付けてもよい。 そして、保持台箱2にセットされた運搬用袋容器Aに、図に示すようにコンク リート屑や石等の廃棄物Sを収容する。この際に、鉄やアルミニウム或は木とい うように産業廃棄物を種類別に分けて収容するようにすれば、リサイクルするう えで便利である。 廃棄物Sがほぼ一杯にたまったら、クレーンやユニックなどで吊り上げてトラ ックに積み込む。吊り上げる際は、重なった吊り部材151と172、吊り部材 161と182、吊り部材152と171、吊り部材162と181はフック等 に一緒に掛けるようにする。こうすれば、運搬用袋容器Aは、袋状のまま吊り上 げられ、内部の廃棄物Sはこぼれない。なお、保持台箱2の箱体21は上部側が 広がっているので、運搬用袋容器Aはスムーズに抜ける。 なお、保持台箱2は廃棄物Sで一杯になった運搬用袋容器Aがスムーズに上方 へ抜ける構造であれば上記構造のものに限定するものではない。例えば台板に数 本の支柱を立設して、その間に運搬用袋容器Aを収容するようにしたもの、或は 箱状に形成して隣り合う二つの側壁部を外側へ開くことができるようにしたもの 等があげられる。
【0008】 廃棄場で廃棄するときは、上記と同様にして吊り上げて、一旦は廃棄場に降ろ し、次に吊り部材を掛け替えて再度吊り上げる。本実施例においては、吊り部材 151、161、171、181、即ち袋基体1の基端縁部に設けてある吊り部 材にユニック等のフックを掛けて吊り上げれば、長側片13、14は廃棄物Sの 重みで下方に抜け落ち、これにより廃棄物Sは下に落ちて、運搬用袋容器Aのみ が吊り上げられ、廃棄が完了する。 運搬用袋容器Aは、この後折り畳まれて現場に運ばれ、繰り返し使用される。 なお、本実施例における運搬用袋容器Aは、上記したような産業廃棄物の廃棄 作業だけでなく、例えばビル等の建設時に砂利等の各種建築材料を高所へ運搬す る場合にも使用できるのはいうまでもない。 また、本考案は図示の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の 範囲の記載内において数々の変形が可能である。
【0009】
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a)作業者の手による積み込みに比較すれば、当然に作業の効率がよく、運搬 時および廃棄時においては作業者が廃棄物に触らなくてすむので作業時の危険も 少ない。 (b)運搬用袋容器の大きさを適当に設定すれば、ユンボやクレーン等の大型機 械は特に必要でなく、小型のユニックなどで積み降ろしができる。従って、現場 が大型の機械では寄り付けない狭い場所であっても、機械による廃棄物の運搬作 業が容易にできる。 (c)運搬用袋容器は、柔軟性素材で形成されているために小さく折り畳むこと ができ、搬送や収容等、取り扱いが容易である。また、袋容器自体は軽量で、従 来の荷台状の容器のように嵩張ることもないので、狭い場所でも容器の入れ替え が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示し、長側片を開いた状態を示す斜
視図である。
【図2】長側片を畳んで全体を袋状とした状態を示す斜
視図である。
【図3】保持台箱にセットして廃棄物を収容した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
A 運搬用袋容器 1 袋基体 11、12 短側片 110、120 折込み片 13、14 長側片 15、16、17、18 補強部材 151、152、161、162、171、172、1
81、182 吊り部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性素材で形成された、ほぼ筒状の袋
    基体(1) を有し、この袋基体(1) には相対向して二か所
    に、所要の長さの短側片(11,12) が設けてあり、この短
    側片(11,12) と隣り合う二か所には相対向して前記短側
    片(11,12) より延長して所要の長さの長側片(13,14) が
    設けてあり、前記短側片(11,12) の先端縁部には折込み
    片(110,120) が設けてあり、前記長側片(13,14) の両端
    縁部には所要数の吊り部材(151,152,161,162,171,172,1
    81,182) が設けてあることを特徴とする運搬用袋容器。
  2. 【請求項2】 長側片(13,14) の長さ方向に沿って所要
    数の補強部材(15,16,17,18) が取付けてあることを特徴
    とする請求項1記載の運搬用袋容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101458785B1 (ko) * 2013-05-21 2014-11-05 박은숙 자립형 고리를 구비한 벌크백

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101458785B1 (ko) * 2013-05-21 2014-11-05 박은숙 자립형 고리를 구비한 벌크백

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JP2504043Y2 (ja) 1996-07-03

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