JP4423080B2 - 重量物運搬用金属パレット - Google Patents

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Description

本発明は、重量物例えば自動車等のエンジンを載置固定して運搬できるようにした重量物運搬用金属パレットに関する。
従来、機械やエンジン等の重量物を運搬するには、その重量物を木製のパレット上に載置すると共に、周囲を木枠で囲んで箱状に形成し、或いは更に木枠に木板を張り付けて木箱の状態に形成してからコンテナに積み込んで運搬するのが一般的であった。しかしながら、木製であると材料費及び梱包コストがアップし、又輸出業者にとっては、通関時に検疫規定によって燻蒸プロセスを要求する国があるため、木製パレットの使用は敬遠される傾向にある。このため、金属製パレットが開発され、種々のタイプのものが実用に供されている。
特に重量物運搬用金属パレットは、運搬中に重量物が移動しないように堅固に固定する手段が重要視される。例えば、特許文献1に開示されている貨物保持パレットは、グリット状のフレームと、このグリット状のフレームを支持する複数の支持脚であって、それぞれグリット状のフレームのセグメントに嵌合できる支持脚と、グリット状のフレーム上の貨物位置に貨物をしっかり締結するストラップを支持脚に固定するためのストラップ固定手段とを備えている。そして、上記グリット状のフレームは、矩形のフレーム材に相互に差し渡されて取り付けられた複数の平行な縦向棒材と横向棒材とを備えている。この貨物保持パレットを形成する縦向棒材と横向棒材はスチールで製作され、支持脚はプラスチックスで作られている。これにより、貨物保持パレットは、通関時に要求される燻蒸プロセスが不要になる。
特開2000−229634号公報
金属製パレットで表面に鉄板が張られたものがあり、その鉄板は剛性を高めるために凹凸リブが設けられているのが一般的である。この一般的な金属製パレットを使用して重量物を運搬できるようにすれば、重量物運搬用の金属製パレットを特別に製作する必要がない。しかしながら、上記一般的な金属製パレットは、重量物を固定する固定手段を備えておらず、そのまま重量物運搬用金属パレットして使用することはできない。
そこで、本発明は、表面に凹凸リブが設けられている一般的なタイプの金属製パレットを用いて重量物が運搬できるように構成した重量物運搬用金属パレットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1は、表面に凹凸リブが形成されているスキッドと、このスキッドに着脱自在に取り付ける固定手段とから構成される重量物運搬用金属パレットであって、前記固定手段は前記スキッドの凹リブに嵌合する一対の長手向桟材と、この一対の長手向桟材に所定の間隔をあけて平行に差し渡して固定した一対の直交向桟材と、この一対の直交向桟材に対向させて立設した支持板とを備え、前記一対の長手向桟材は、両端部に前記スキッドの凹リブ端部に係止する係止部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記一対の長手向桟材は角筒管又は角材により形成され、その長さが前記スキッドの長手寸法に等しく、高さが前記凹リブの深さ寸法に等しく、幅が前記凹リブの底幅寸法に等しく設定されていることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記係止部材は平板により形成され、前記固定手段の一対の長手向桟材を前記スキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記平板を前記凹リブの端部に当接させて係止することを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記係止部材は平板により形成され、前記固定手段の一対の長手向桟材を前記スキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記平板の両端部を内方に折り曲げて前記凹リブの端部に係止することを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記係止部材は前記一対の長手向桟材の両端部に着脱可能なキャップ部材により形成され、このキャップ部材は前記一対の長手向桟材に嵌合する嵌合部と、この嵌合部の一方の端部に取り付けられている断面略コ字形の係止部とから構成され、前記固定手段の一対の長手向桟材を前記スキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記キャップ部材の嵌合部を前記一対の長手向桟材の端部にそれぞれ嵌合すると共に、前記断面略コ字形の係止部を前記スキッドの凹リブ端部にそれぞれ係止することを特徴とする。
本発明の請求項6は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記一対の直交向桟材の間に重量物を収容し、この重量物を前記固定手段における支持板に固定することを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、重量物運搬用金属パレットは、表面に凹凸リブが形成されているスキッドと、このスキッドに着脱自在に取り付ける固定手段とから構成したので、一般的なタイプの金属製パレットを用いて重量物が運搬できる金属パレットを容易に製作することができる。固定手段はスキッドの凹リブに嵌合する一対の長手向桟材と、この一対の長手向桟材に所定の間隔をあけて平行に差し渡して固定した一対の直交向桟材と、この一対の直交向桟材に対向させて立設した支持板とを備えているため、構成が簡単であり安価に製作することができる。又、固定手段はスキッドに対して着脱自在であるため、スキッドに溶接する必要がなく、この固定手段を外せばスキッドを重量物運搬以外の通常のパレットとして使用することが可能であり、パレットとしての汎用性を拡大することができる。更に、前記一対の長手向桟材は、両端部に前記スキッドの凹リブ端部に係止する係止部材がそれぞれ設けられているため、スキッドに対する固定手段の取り付けが容易に行え、且つ固定手段をスキッドから容易に分離することができる。
上記請求項2の発明によれば、請求項1に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記一対の長手向桟材は角筒管又は角材により形成され、その長さが前記スキッドの長手寸法に等しく、高さが前記凹リブの深さ寸法に等しく、幅が前記凹リブの底幅寸法に等しく設定されているため、一対の長手向桟材をスキッドの凹リブに落とし込んで嵌合すると同時に、前記係止部材を凹リブの端部に係止することでスキッドに対して固定部材を容易に取り付けることができる。また、固定手段を取り付けると、一対の長手向桟材の上面とスキッドの凸リブの上面とが同一面内に位置し、これにより直交向桟材をスキッド上に安定良く保持することができる。
上記請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記係止部材は平板により形成されており、前記一対の長手向桟材をスキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記平板を凹リブの端部に当接させて係止するため、スキッドに対する固定手段の取付作業が容易に行える。又、取付後における固定手段の長手方向の動きは係止部材により阻止され、直交方向の動きはスキッドの凹リブにより阻止されるため、固定手段がスキッドに対し安定良く保持される。更に、固定手段を上方に持ち上げればスキッドから容易に外して分離することができる。
上記請求項4の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記係止部材は平板により形成されており、前記一対の長手向桟材をスキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記平板の両端部を内方に折り曲げて前記凹リブの端部に係止するため、スキッドに対する固定手段の取付状態を堅固に保持することができる。又、係止部材の折り曲げ部分により固定手段の上方への動きも阻止することができる。更に、係止部材の折り曲げ部分を折り返して元に戻せば、固定手段をスキッドから外して分離することができる。
上記請求項5の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記係止部材はキャップ部材により形成されており、前記一対の長手向桟材をスキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、キャップ部材に形成されている嵌合部を一対の長手向桟材の両端部に嵌合すると同時に、キャップ部材に形成されている断面コ字形の係止部を凹リブ端部に係止するため、スキッドに対する固定手段の取り付けを容易にできると共に、その取付状態を堅固に保持することができる。更に、キャップ部材を外せば、固定手段をスキッドから外して分離することができる。
上記請求項6の発明によれば、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の重量物運搬用金属パレットにおいて、前記一対の直交向桟材の間に重量物を収容し、この重量物を前記固定手段における支持板に固定するため、重量物を確実に固定することができる。これにより、運搬中に振動等の外力が加わっても重量物の安定性を保持することができる。
次に、本発明に係る重量物運搬用金属パレットの実施形態を添付図面に基づいて説明する。添付図面中、図1は本発明に係る重量物運搬用金属パレットの第1実施形態を示す分解斜視図である。図2は図1の重量物運搬用金属パレットにおける主要部を示す概略斜視図である。図3は図2におけるA部の係止状態を示す部分上面図である。
図1において、1は金属製のスキッドであり、角筒管からなる複数の脚部1aとその上に溶接により固定された表面板1bとから構成され、表面板1bには凹リブ2と凸リブ3とが所定の間隔をあけて長手方向に並設されている。このスキッド1は、特に重量物運搬用として形成されたものではなく、通常の貨物運搬用として形成された一般的なスキッドである。尚、スキッド1は上記のものに限定されず、例えば図示は省略したが金属材で形成した枠体の上に凹凸リブを形成した表面板を溶接により固定し、枠体の下に角筒管からなる複数の脚部を溶接により固定した構成にしても良い。更に、枠体の内部に補強用の桟材を複数本取り付けるようにしても良い。
4は金属製の固定手段であり、前記スキッド1の凹リブ2に嵌合する一対の長手向桟材5と、この一対の長手向桟材5に所定の間隔をあけて平行に差し渡して固定した一対の直交向桟材6と、この一対の直交向桟材6に対向させて立設した少なくとも二対の支持板7とを備えている。
上記一対の長手向桟材5は、角筒管又は角材により形成され、その長さが前記スキッド1の長手寸法に等しく、高さが前記凹リブ2の深さ寸法に等しく、幅が前記凹リブ2の底幅寸法に等しく設定され、且つ一対の長手向桟材5は平行であって、その間隔は凹リブ2のピッチ間隔の3〜4倍に設定してある。又、一対の長手向桟材5の両端部には係止部材8がそれぞれ設けられている。この場合、係止部材8は長手向桟材5の幅より大きい幅を有する平板により形成され、この平板は長手向桟材5の両端部に溶接によりそれぞれ固定されている。
前記一対の直交向桟材6は、角筒管又は角材により形成され、長さは上記一対の長手向桟材5の外側面間の距離に等しく、高さと幅は特に限定されないが例えば長手向桟材5と同じ寸法にし、且つ一対の直交向桟材6は平行であって、その間隔は重量物W(例えば、自動車用エンジン)を収容するに足る寸法に設定してある。又、一対の直交向桟材6の上面には、前記少なくとも二対の支持板7が対向して立設されている。この場合、二対の支持板7は一対の直交向桟材6の両端部に位置して立設されており、各支持板7の上部は重量物Wの収容がし易いように外向きに少し折り曲げられ、直立部には複数のボルト挿通孔7aが設けられている。各支持板7は直交向桟材6に溶接又はボルトによりそれぞれ固定されている。尚、支持板7を立設した一対の直交向桟材6は、前記一対の長手向桟材5に対して複数セット(図1では2セット)取り付けられる。
このように構成された固定手段4は、前記スキッド1に着脱自在に取り付けることで重量物運搬用金属パレットを容易に形成することができる。固定手段4の取り付けは、図2のように前記一対の長手向桟材5をスキッド1において選択された凹リブ2にそれぞれ落とし込んで嵌合し、図3に示すように前記平板からなる係止部材8を凹リブ2の端部にそれぞれ当接させて係止することで終了する。
固定手段4の取付後において、一対の長手向桟材5は、両端部が係止部材8によりスキッド1に係止されているため長手方向の動きが阻止され、スキッド1の凹リブ2内に嵌合しているため直交方向の動きが阻止される。上方への動きは阻止されないが、前記一対の直交向桟材6の間に前記重量物Wを収容(図4参照)した時に、その重量によってスキッド1に押し付けられるために、一対の長手向桟材5の上方への動きは阻止される。これにより、固定手段4はスキッド1に対する固定状態が保持されることになる。
又、図示は省略したが、一対の直交向桟材6の間に収容した重量物Wは、前記支持板7のボルト挿通孔7aを利用して重量物Wの両側面部を固定できるため、運搬中に振動等の外力が加わったとしても重量物Wが安定良く保持される。前記のように一対の長手向桟材5の高さは凹リブ2の深さ寸法に等しいため、長手向桟材5の上面は前記凸リブ3の上面と同一平面内に位置している。これにより、重量物Wは一対の長手向桟材5により受け止されるのみならず、スキッド1の凸リブ3によっても受け止されるため、重量物Wの受止状態においても高い安定性が得られる。尚、一対の長手向桟材5は凹リブ2の底部と共に、前記複数本の脚部1aにより支持されるため湾曲することがなく、且つスキッド1を変形させることもない。
重量物Wを収容・固定した重量物運搬用金属パレットは、通常、図示を省略したコンテナ内に積み込まれて国内又は国外に運搬される。荷受側では、重量物Wを支持板7から外して取り出した後、一対の長手向桟材5を真上に持ち上げて凹リブ2から外せば、同時に係止部材8が凹リブ2の両端部から外れる。これにより、固定手段4をスキッド1から簡単に外して分離することができる。分離後のスキッド1は元の状態に復帰するため、通常の貨物運搬用パレットして使用することができる。
図4は、本発明に係る重量物運搬用金属パレットの第2実施形態を示す主要部の概略斜視図である。図5は図4におけるB部の係止状態を示す部分上面図である。第2実施形態での構成部材のうち、前記第1実施形態での構成部材と同じものは前記と同じ符号を付して、その詳しい説明は省略する。
図4に示す第2実施形態において、第1実施形態と異なる構成部分は係止部材18である。この係止部材18は平板により形成され、一対の長手向桟材5の両端部にそれぞれ溶接により固定されている点では第1実施形態の係止部材8と同じである。しかしながら、固定手段4をスキッド1に取り付ける際に、係止部材18を凹リブ2の端部にそれぞれ係止する方法が第1実施形態の係止部材8とは異なる。
第1実施形態では、前記のように平板からなる係止部材8はスキッド1の凹リブ2の端部にそれぞれ当接させて係止するだけであったが、第2実施形態では、平板からなる係止部材18はスキッド1の凹リブ2の端部にそれぞれ当接させるだけでなく、図5に示すように平板の両方の端部18aを内方にそれぞれ折り曲げて凹リブ2の側壁外面に係止する。この端部18aの折曲作業は、適宜の工具を用いることにより凸リブ3の端部空間を利用して容易に行うことができる。これにより、係止部材18が凹リブ2の端部を両側から挟み付けて係止するため、スキッド1に対し固定手段4を堅固に固定することができる。又、係止部材18の折り曲げ端部18aによって固定手段4の上方への動きも阻止される。
この第2実施形態の場合も、前記第1実施形態の場合と同様な作用・効果を期待することができる。そして、重量物Wを収容・固定した重量物運搬用金属パレットは、前記と同じく例えばコンテナ内に積み込まれて国内又は国外に運搬される。荷受側では、重量物Wを支持板7から外して取り出した後、係止部材18の折り曲げ端部18aを外方に折り返せば、係止部材18が凹リブ2の端部が外れる。これにより、固定手段4をスキッド1から簡単に外して分離することができる。この場合も、分離後のスキッド1は元の状態に復帰するため、通常の貨物運搬用パレットして使用することができる。
図6は、本発明に係る重量物運搬用金属パレットの第3実施形態を示す主要部の概略分解斜視図である。図7は、図6の重量物運搬用金属パレットを示す主要部の概略斜視図である。図8(a)は、図7におけるC部の係止状態を示す部分上面図、図8(b)はキャップ部材の他の実施形態を示す斜視図である。第3実施形態での構成部材のうち、前記第1実施形態及び第2実施形態での構成部材と同じものは前記と同じ符号を付して、その詳しい説明は省略する。
図6に示す第3実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態と異なる構成部分は係止部材である。この係止部材は一対の長手向桟材5とは別体のキャップ部材28として形成されており、一対の長手向桟材5の端部に嵌合する嵌合部28aと、この嵌合部28aの一方の端部に取り付けられている断面略コ字形の係止部28bとから構成されている。
一対の長手向桟材5が角筒管で形成されている場合には、例えばキャップ部材28の嵌合部28aを角筒状に形成して、一対の長手向桟材5の両端部の外側に嵌合(外嵌め)しても、或いは内側に嵌合(内嵌め)してもどちらでも良い。又、キャップ部材28の嵌合部28aを角材状に形成して、一対の長手向桟材5の両端部に対し内側に嵌合するようにしても良い。通常は一対の長手向桟材5をスキッド1の凹リブ2に落とし込んで嵌合した後に、キャップ部材28を嵌めるため、嵌合部28aは一対の長手向桟材5の両端部の内側に嵌合する方が作業がし易くなる。一対の長手向桟材5が角材状に形成されている場合には、キャップ部材28の嵌合部28aは角筒状に形成して、一対の長手向桟材5の両端部に対し外側に嵌合することになる。但し、一対の長手向桟材5の両端部に、キャップ部材28の嵌合部28aを嵌め込むための空間部を設けておけば、内側に嵌合することも可能となる。
図7に示すのは、一対の長手向桟材5をスキッド1の凹リブ2に落とし込んで嵌合した後、一対の長手向桟材5の端部に上記キャップ部材28を嵌合した状態を示している。この場合は、図8(a)に示すようにキャップ部材28の嵌合部28aを、長手向桟材5の端部に対し内側に嵌合している。キャップ部材28の嵌合部28aは角筒状であるが、角材状であっても構わない。
キャップ部材28の嵌合部28aを一対の長手向桟材5の両端部に嵌合すると、前記断面略コ字形の係止部28bがスキッド1の凹リブ2の端部にそれぞれ係止する。これにより、キャップ部材28は係止状態が安定し、このキャップ部材28によって固定手段4をスキッド1に堅固に固定することができる。キャップ部材28は、図8(b)に示すように断面略コ字形の対向係止部28bを、凹リブ2の対向傾斜側面に合うように傾斜させて形成すると、一対の長手向桟材5の両端部に嵌合した際に対向係止部28bが凹リブ2の対向傾斜側面の外側にそれぞれ密着して係止する。これにより、キャップ部材28の係止状態をより一層安定させることができる。
この第3実施形態の場合も、前記第1実施形態及び第2実施形態の場合と同様な作用・効果を期待することができる。そして、重量物Wを収容・固定した重量物運搬用金属パレットは、前記と同じく例えばコンテナ内に積み込まれて国内又は国外に運搬される。荷受側では、重量物Wを支持板7から外して取り出した後、キャップ部材28を一対の長手向桟材5の端部から引き抜いて外せば、固定手段4をスキッド1から簡単に外して分離することができる。分離後のスキッド1は元の状態に復帰するため、通常の貨物運搬用パレットして使用することができる。
本発明は、重量物運搬用金属パレットに適用することができ、重量物は自動車等のエンジンに限定されず、各種機械や装置等、その他種々の重量物を運搬する金属パレットとして十分適用することができる。
本発明に係る重量物運搬用金属パレットの第1実施形態を示す分解斜視図である。 図1の重量物運搬用金属パレットにおける主要部を示す概略斜視図である。 図2におけるA部の係止状態を示す部分上面図である。 本発明に係る重量物運搬用金属パレットの第2実施形態を示す主要部の概略斜視図である。 図4におけるB部の係止状態を示す部分上面図である。 本発明に係る重量物運搬用金属パレットの第3実施形態を示す主要部の概略分解斜視図である。 図6の重量物運搬用金属パレットを示す主要部の概略斜視図である。 (a)は図7におけるC部の係止状態を示す部分上面図、(b)はキャップ部材の他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 スキッド
2 凹リブ
3 凸リブ
4 固定手段
5 長手向桟材
6 直交向桟材
7 支持板
8 係止部材
18 係止部材
28 キャップ部材
28a 嵌合部
28b 係止部

Claims (6)

  1. 表面に凹凸リブが形成されているスキッドと、このスキッドに着脱自在に取り付ける固定手段とから構成される重量物運搬用金属パレットであって、前記固定手段は前記スキッドの凹リブに嵌合する一対の長手向桟材と、この一対の長手向桟材に所定の間隔をあけて平行に差し渡して固定した一対の直交向桟材と、この一対の直交向桟材に対向させて立設した支持板とを備え、前記一対の長手向桟材は、両端部に前記スキッドの凹リブ端部に係止する係止部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする重量物運搬用金属パレット。
  2. 前記一対の長手向桟材は角筒管又は角材により形成され、その長さが前記スキッドの長手寸法に等しく、高さが前記凹リブの深さ寸法に等しく、幅が前記凹リブの底幅寸法に等しく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の重量物運搬用金属パレット。
  3. 前記係止部材は平板により形成され、前記固定手段の一対の長手向桟材を前記スキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記平板を前記凹リブの端部に当接させて係止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレット。
  4. 前記係止部材は平板により形成され、前記固定手段の一対の長手向桟材を前記スキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記平板の両端部を内方に折り曲げて前記凹リブの端部に係止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレット。
  5. 前記係止部材は前記一対の長手向桟材の両端部に着脱可能なキャップ部材により形成され、このキャップ部材は前記一対の長手向桟材に嵌合する嵌合部と、この嵌合部の一方の端部に取り付けられている断面略コ字形の係止部とから構成され、前記固定手段の一対の長手向桟材を前記スキッドの凹リブに落とし込んで嵌合した際、前記キャップ部材の嵌合部を前記一対の長手向桟材の端部にそれぞれ嵌合すると共に、前記断面略コ字形の係止部を前記スキッドの凹リブ端部にそれぞれ係止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の重量物運搬用金属パレット。
  6. 前記一対の直交向桟材の間に重量物を収容し、この重量物を前記固定手段における支持板に固定することを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれかに記載の重量物運搬用金属パレット。
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