JP2000142857A - 屋根パネル運搬治具及び屋根パネルの運搬方法 - Google Patents
屋根パネル運搬治具及び屋根パネルの運搬方法Info
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- JP2000142857A JP2000142857A JP10324304A JP32430498A JP2000142857A JP 2000142857 A JP2000142857 A JP 2000142857A JP 10324304 A JP10324304 A JP 10324304A JP 32430498 A JP32430498 A JP 32430498A JP 2000142857 A JP2000142857 A JP 2000142857A
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- roof
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Abstract
(57)【要約】
【課題】搬送中に生じる荷崩れを未然に防止しながら屋
根パネルを運搬でき、屋根パネルの施工も円滑に行う屋
根パネル運搬治具と屋根パネルの運搬方法を提供する。 【解決手段】一対の支柱2,2と両支柱2,2間に複数
段架設される横枠3からなる支持構造体を、互いに横枠
3が平行となるようにベース部5に立設し、横枠3は支
柱2に着脱自在に取り付けて屋根パネル運搬治具1を構
成する。各支持構造体の対応する横枠3,3間には、そ
れらに架け渡すように屋根パネル4を略水平に載置す
る。
根パネルを運搬でき、屋根パネルの施工も円滑に行う屋
根パネル運搬治具と屋根パネルの運搬方法を提供する。 【解決手段】一対の支柱2,2と両支柱2,2間に複数
段架設される横枠3からなる支持構造体を、互いに横枠
3が平行となるようにベース部5に立設し、横枠3は支
柱2に着脱自在に取り付けて屋根パネル運搬治具1を構
成する。各支持構造体の対応する横枠3,3間には、そ
れらに架け渡すように屋根パネル4を略水平に載置す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の屋根パネル
を一体にして運搬する屋根パネル運搬治具と、その屋根
パネル運搬治具を用いた屋根パネルの運搬方法に関す
る。
を一体にして運搬する屋根パネル運搬治具と、その屋根
パネル運搬治具を用いた屋根パネルの運搬方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来屋根パネル等の運搬に際しては、屋
根パネルの小口を断面コ字型の搬送用金物の開口部に差
し込むようにして、四ヶ所に断面コ字型の金物を取り付
け、その屋根パネルをトラックの荷台上に載置し、同様
に四ヶ所に予め搬送用金物を取り付けた屋根パネルを、
その搬送用金物相互を重ねるようにして積み重ねること
で、屋根パネルを複数段に積載していた。この積載方法
によると、搬送用金物がそれぞれの屋根パネルに別々に
取り付けられ、それらは単に積み重ねられるだけである
ので、運搬時に荷崩れが生じ易いという問題点があっ
た。特に、屋根パネルに予め屋根葺材が取り付けられた
葺材付屋根パネルの場合には、屋根パネルの厚みが増す
ので、搬送用金物の背が高くなりさらに不安定となり、
荷崩れが生じる恐れがあった。
根パネルの小口を断面コ字型の搬送用金物の開口部に差
し込むようにして、四ヶ所に断面コ字型の金物を取り付
け、その屋根パネルをトラックの荷台上に載置し、同様
に四ヶ所に予め搬送用金物を取り付けた屋根パネルを、
その搬送用金物相互を重ねるようにして積み重ねること
で、屋根パネルを複数段に積載していた。この積載方法
によると、搬送用金物がそれぞれの屋根パネルに別々に
取り付けられ、それらは単に積み重ねられるだけである
ので、運搬時に荷崩れが生じ易いという問題点があっ
た。特に、屋根パネルに予め屋根葺材が取り付けられた
葺材付屋根パネルの場合には、屋根パネルの厚みが増す
ので、搬送用金物の背が高くなりさらに不安定となり、
荷崩れが生じる恐れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、搬送
中に生じる荷崩れを未然に防止しながら屋根パネルを運
搬でき、屋根パネルの施工も円滑に行う屋根パネル運搬
治具と屋根パネルの運搬方法を提供することである。
中に生じる荷崩れを未然に防止しながら屋根パネルを運
搬でき、屋根パネルの施工も円滑に行う屋根パネル運搬
治具と屋根パネルの運搬方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、一対の支柱
と両支柱間に複数段架設した横枠により支持構造体を構
成し、この支持構造体を横枠が互いに略平行となるよう
にベース部に複数立設して屋根パネル運搬治具を構成す
る。各支持構造体の対応する横枠間には、それらに架け
渡されるようにして屋根パネルを略水平に載置し、屋根
パネルを複数段に積載する。横枠は支柱に対して着脱自
在に取り付ける。この屋根パネル運搬治具を用いると、
横枠が支柱に着脱自在に取り付けられているので、下段
の屋根パネルを載置した後に、上段の横枠を取り付ける
ことができる。従って、屋根パネルを載置するときに上
段の横枠が障害とならないので屋根パネルの積載、更に
は解載を容易に行うことができる。
と両支柱間に複数段架設した横枠により支持構造体を構
成し、この支持構造体を横枠が互いに略平行となるよう
にベース部に複数立設して屋根パネル運搬治具を構成す
る。各支持構造体の対応する横枠間には、それらに架け
渡されるようにして屋根パネルを略水平に載置し、屋根
パネルを複数段に積載する。横枠は支柱に対して着脱自
在に取り付ける。この屋根パネル運搬治具を用いると、
横枠が支柱に着脱自在に取り付けられているので、下段
の屋根パネルを載置した後に、上段の横枠を取り付ける
ことができる。従って、屋根パネルを載置するときに上
段の横枠が障害とならないので屋根パネルの積載、更に
は解載を容易に行うことができる。
【0005】この屋根パネル運搬治具を用いる場合に
は、各支持構造体の横枠間に、屋根表面側を上にして屋
根パネルを載置し、前記屋根パネルの上段に、横枠を各
支柱に取り付けて架設し、更に屋根パネルの載置と横枠
の架設を繰り返して複数の屋根パネルを屋根パネル運搬
治具に積載し、前記屋根パネル運搬治具を施工現場に運
搬し、最上段の屋根パネルから順にクレーンで吊上げ建
物本体に取り付けることで解載しながら屋根パネルを施
工する。屋根パネル運搬治具を施工現場に運搬する際に
は、屋根パネル運搬治具を二段以上に積み重ねることも
好ましい。
は、各支持構造体の横枠間に、屋根表面側を上にして屋
根パネルを載置し、前記屋根パネルの上段に、横枠を各
支柱に取り付けて架設し、更に屋根パネルの載置と横枠
の架設を繰り返して複数の屋根パネルを屋根パネル運搬
治具に積載し、前記屋根パネル運搬治具を施工現場に運
搬し、最上段の屋根パネルから順にクレーンで吊上げ建
物本体に取り付けることで解載しながら屋根パネルを施
工する。屋根パネル運搬治具を施工現場に運搬する際に
は、屋根パネル運搬治具を二段以上に積み重ねることも
好ましい。
【0006】この方法によると、屋根パネルの屋根面を
上にして載置するので、屋根パネルに予め瓦等の屋根葺
材を取り付けておいた場合でも、その屋根葺材を損傷す
ることなく屋根パネルの載置が可能であり、屋根パネル
を取り付ける方向と積載方向が略一致しているので、屋
根パネルを吊上げてそのまま取り付けることができる。
また、屋根パネルを最上段から順にクレーンで吊上げて
施工しながら解載するので、運搬、施工途中で屋根パネ
ルの積替え等の作業が不要となり、屋根パネル損傷の可
能性を低くするとともに、省力化を図ることができる。
また、屋根パネル運搬治具を二段以上に積み重ねた場合
には、屋根パネル運搬治具を積載するスペースを節約す
ることができ、屋根パネルを効率的に運搬することがで
きる。
上にして載置するので、屋根パネルに予め瓦等の屋根葺
材を取り付けておいた場合でも、その屋根葺材を損傷す
ることなく屋根パネルの載置が可能であり、屋根パネル
を取り付ける方向と積載方向が略一致しているので、屋
根パネルを吊上げてそのまま取り付けることができる。
また、屋根パネルを最上段から順にクレーンで吊上げて
施工しながら解載するので、運搬、施工途中で屋根パネ
ルの積替え等の作業が不要となり、屋根パネル損傷の可
能性を低くするとともに、省力化を図ることができる。
また、屋根パネル運搬治具を二段以上に積み重ねた場合
には、屋根パネル運搬治具を積載するスペースを節約す
ることができ、屋根パネルを効率的に運搬することがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明について図面に基づき説明
する。本発明では、一対の支柱2,2と両支柱2,2間
に複数段架設される横枠3からなる支持構造体を、互い
に横枠3が平行となるようにベース部5に立設し、横枠
3は支柱2に着脱自在に取り付けて屋根パネル運搬治具
1を構成する。各支持構造体の対応する横枠3,3間に
は、それらに架け渡すように屋根パネル4を略水平に載
置する。
する。本発明では、一対の支柱2,2と両支柱2,2間
に複数段架設される横枠3からなる支持構造体を、互い
に横枠3が平行となるようにベース部5に立設し、横枠
3は支柱2に着脱自在に取り付けて屋根パネル運搬治具
1を構成する。各支持構造体の対応する横枠3,3間に
は、それらに架け渡すように屋根パネル4を略水平に載
置する。
【0008】ベース部5は、平面視長方形であり、長手
方向にのびる縦フレーム6と、横断方向に設けられた横
フレーム7とからなる。縦フレーム6は側端部に一対
と、中央部に一本或いは両端部の横フレーム7を三等分
する位置に一対設けられ、それらは長手方向の一端から
他端にわたるように設けられている。横フレーム7は縦
フレーム6の下側に取り付けられ、縦フレーム6の両端
と、中間部に一対設けられている。縦フレーム6、横フ
レーム7とも角鋼管により構成されている。縦フレーム
6には複数箇所に吊上フック係止部9が設けられてお
り、屋根パネル運搬治具1を吊上げる際に使用される。
また、縦フレーム6の下面には等間隔に角柱状の脚部8
が取り付けられている。
方向にのびる縦フレーム6と、横断方向に設けられた横
フレーム7とからなる。縦フレーム6は側端部に一対
と、中央部に一本或いは両端部の横フレーム7を三等分
する位置に一対設けられ、それらは長手方向の一端から
他端にわたるように設けられている。横フレーム7は縦
フレーム6の下側に取り付けられ、縦フレーム6の両端
と、中間部に一対設けられている。縦フレーム6、横フ
レーム7とも角鋼管により構成されている。縦フレーム
6には複数箇所に吊上フック係止部9が設けられてお
り、屋根パネル運搬治具1を吊上げる際に使用される。
また、縦フレーム6の下面には等間隔に角柱状の脚部8
が取り付けられている。
【0009】両端に位置する縦フレーム6上面には、上
向きに突出する角柱10が複数取り付けられている。角
柱10には、支柱2が外嵌される。支柱2は下端が開口
した角鋼管で構成され、支柱2側面の適宜箇所には、横
枠取付け部11が設けられている。横枠取付け部11
は、縦方向に貫通する角型の貫通孔を形成するように、
コ字型の金物を支柱2に溶接して形成されている。横枠
取付け部11は、複数段設けられ、その段差は屋根パネ
ル4の厚みよりやや広くなっている。支柱2は、ベース
部5の縦フレーム6に対して、最上段に位置する屋根パ
ネル運搬治具以外は長手方向にそれぞれ四ヶ所、最上段
に位置する屋根パネル運搬治具の場合は長手方向にそれ
ぞれ三ヶ所設けられている。支柱2はベース部5を横断
する方向の反対側にも同様に設けられており、それらの
支柱2,2間を繋ぐように横枠3が取り付けられる。
向きに突出する角柱10が複数取り付けられている。角
柱10には、支柱2が外嵌される。支柱2は下端が開口
した角鋼管で構成され、支柱2側面の適宜箇所には、横
枠取付け部11が設けられている。横枠取付け部11
は、縦方向に貫通する角型の貫通孔を形成するように、
コ字型の金物を支柱2に溶接して形成されている。横枠
取付け部11は、複数段設けられ、その段差は屋根パネ
ル4の厚みよりやや広くなっている。支柱2は、ベース
部5の縦フレーム6に対して、最上段に位置する屋根パ
ネル運搬治具以外は長手方向にそれぞれ四ヶ所、最上段
に位置する屋根パネル運搬治具の場合は長手方向にそれ
ぞれ三ヶ所設けられている。支柱2はベース部5を横断
する方向の反対側にも同様に設けられており、それらの
支柱2,2間を繋ぐように横枠3が取り付けられる。
【0010】尚、最上段の屋根パネル運搬治具1には主
に三角形の屋根パネル4が、三ヶ所の支柱2に架け渡さ
れた横枠3,3間に跨るように載置される。一方、最上
段以外の屋根パネル運搬治具1には、四本の横枠3,3
間に跨るように主に長方形或いは台形の屋根パネル1が
載置される。
に三角形の屋根パネル4が、三ヶ所の支柱2に架け渡さ
れた横枠3,3間に跨るように載置される。一方、最上
段以外の屋根パネル運搬治具1には、四本の横枠3,3
間に跨るように主に長方形或いは台形の屋根パネル1が
載置される。
【0011】前記横枠取付け部11には、横枠3の端部
が縦方向に挿入される。横枠3は水平方向に延びる横枠
本体の両端に、下方向の垂下部が取り付けられて構成さ
れている。横枠3を複数段取り付けると、上下の横枠
3,3の段差は横枠取付け部11の上端の段差と一致す
るので、屋根パネル4の厚みより広くなって、上段の横
枠3が屋根パネル4に接触することはない。また、横枠
3の端部付近には係止ピン12が上方向に突出してお
り、係止ピン12は、屋根パネル4下面の貫通孔に挿入
される。横枠3から上向きに突出した係止ピン12の長
さは、上段の横枠3下面と屋根パネル4表面の段差より
長く、上段の横枠3を取り付けることにより屋根パネル
4の上下の動きが規制されるので、運搬時に屋根パネル
4が係止ピン12から脱落して落下することはない。
が縦方向に挿入される。横枠3は水平方向に延びる横枠
本体の両端に、下方向の垂下部が取り付けられて構成さ
れている。横枠3を複数段取り付けると、上下の横枠
3,3の段差は横枠取付け部11の上端の段差と一致す
るので、屋根パネル4の厚みより広くなって、上段の横
枠3が屋根パネル4に接触することはない。また、横枠
3の端部付近には係止ピン12が上方向に突出してお
り、係止ピン12は、屋根パネル4下面の貫通孔に挿入
される。横枠3から上向きに突出した係止ピン12の長
さは、上段の横枠3下面と屋根パネル4表面の段差より
長く、上段の横枠3を取り付けることにより屋根パネル
4の上下の動きが規制されるので、運搬時に屋根パネル
4が係止ピン12から脱落して落下することはない。
【0012】ベース部5の横フレーム7の両端部には下
面が開放した縦方向の挿入孔が形成されている。屋根パ
ネル運搬治具1の支柱2の上端部は最上段の屋根パネル
運搬治具1を除き尖塔状に形成されており、屋根パネル
運搬治具1を二段以上に積み重ねる場合には、下段の屋
根パネル運搬治具1の支柱2の先端を横フレーム7両端
部の挿入孔に挿入する様にして段積みされる。支柱2の
上端部付近には、隣接する支柱2の上端部を連結する繋
ぎ材13が取り付けられている。繋ぎ材13の取り付け
は、最上段の屋根パネル運搬治具1と、それ以外とで異
なる。最上段の支柱2には、角鋼管で構成される支柱2
の上端が開放しており、繋ぎ材13の下面から下向きに
垂下した挿入部を支柱2の上端に挿入して取り付けられ
る。さらに最上段の屋根パネル運搬治具1には、両繋ぎ
材間13,13を繋ぐ補助材14が取り付けられる。中
段、下段の屋根パネル運搬治具1の支柱2には、支柱2
の側面に設けられた繋ぎ材取付け部15,15間に繋ぎ
材13を架け渡して取り付けられる。
面が開放した縦方向の挿入孔が形成されている。屋根パ
ネル運搬治具1の支柱2の上端部は最上段の屋根パネル
運搬治具1を除き尖塔状に形成されており、屋根パネル
運搬治具1を二段以上に積み重ねる場合には、下段の屋
根パネル運搬治具1の支柱2の先端を横フレーム7両端
部の挿入孔に挿入する様にして段積みされる。支柱2の
上端部付近には、隣接する支柱2の上端部を連結する繋
ぎ材13が取り付けられている。繋ぎ材13の取り付け
は、最上段の屋根パネル運搬治具1と、それ以外とで異
なる。最上段の支柱2には、角鋼管で構成される支柱2
の上端が開放しており、繋ぎ材13の下面から下向きに
垂下した挿入部を支柱2の上端に挿入して取り付けられ
る。さらに最上段の屋根パネル運搬治具1には、両繋ぎ
材間13,13を繋ぐ補助材14が取り付けられる。中
段、下段の屋根パネル運搬治具1の支柱2には、支柱2
の側面に設けられた繋ぎ材取付け部15,15間に繋ぎ
材13を架け渡して取り付けられる。
【0013】本実施の形態の屋根パネル運搬治具1を使
用した屋根パネル4の運搬方法について説明する。ま
ず、工場で屋根パネル4の載置に先立ち、ベース部5の
角柱10に支柱2を外嵌して取り付け、最下段の横枠取
付け部11に横枠3を取り付ける。次に、最下段の横枠
3,3間に跨るように、屋根パネル4を載置する。こと
のき、横枠3から上向きに突出した係止ピン12を屋根
パネル4の下面の貫通孔に貫通させ、屋根パネル4を係
止するようにする。さらに、横枠3の取り付けと、屋根
パネル4の載置の作業を繰り返して、順次屋根パネル4
を屋根パネル運搬治具1に積載する。屋根パネル運搬治
具1に屋根パネル4の積載が終了すると、屋根パネル運
搬治具1をトラックの荷台に載置する。同様に屋根パネ
ル4を積載した屋根パネル運搬治具1を、既に積載した
屋根パネル運搬治具1の上に重ねて積載する。本実施の
形態では合計三段になるように屋根パネル運搬治具1を
重ねて積載する。
用した屋根パネル4の運搬方法について説明する。ま
ず、工場で屋根パネル4の載置に先立ち、ベース部5の
角柱10に支柱2を外嵌して取り付け、最下段の横枠取
付け部11に横枠3を取り付ける。次に、最下段の横枠
3,3間に跨るように、屋根パネル4を載置する。こと
のき、横枠3から上向きに突出した係止ピン12を屋根
パネル4の下面の貫通孔に貫通させ、屋根パネル4を係
止するようにする。さらに、横枠3の取り付けと、屋根
パネル4の載置の作業を繰り返して、順次屋根パネル4
を屋根パネル運搬治具1に積載する。屋根パネル運搬治
具1に屋根パネル4の積載が終了すると、屋根パネル運
搬治具1をトラックの荷台に載置する。同様に屋根パネ
ル4を積載した屋根パネル運搬治具1を、既に積載した
屋根パネル運搬治具1の上に重ねて積載する。本実施の
形態では合計三段になるように屋根パネル運搬治具1を
重ねて積載する。
【0014】トラックを施工現場まで移動させ、トラッ
クから直接、或いは、トラックから一旦屋根パネル運搬
治具1を降ろして、最上段の屋根パネル4から順に解載
する。その手順は、まず最上段の屋根パネル4の横枠3
を取り外す。つぎに屋根パネル4をクレーンで吊上げ建
物本体に取り付ける。この作業を繰り返して順次屋根パ
ネル4を建物本体に取り付ける。屋根パネル4の解載が
終了したら、支柱2をベース部5から取り外し、ベース
部5から上向きに突出した角柱10上端を、上段のベー
ス部5の横フレーム7端部の挿入孔に挿入してベース部
5を重ね合せた状態で、トラックに積載し屋根パネル運
搬治具1を工場に運搬する。
クから直接、或いは、トラックから一旦屋根パネル運搬
治具1を降ろして、最上段の屋根パネル4から順に解載
する。その手順は、まず最上段の屋根パネル4の横枠3
を取り外す。つぎに屋根パネル4をクレーンで吊上げ建
物本体に取り付ける。この作業を繰り返して順次屋根パ
ネル4を建物本体に取り付ける。屋根パネル4の解載が
終了したら、支柱2をベース部5から取り外し、ベース
部5から上向きに突出した角柱10上端を、上段のベー
ス部5の横フレーム7端部の挿入孔に挿入してベース部
5を重ね合せた状態で、トラックに積載し屋根パネル運
搬治具1を工場に運搬する。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、横枠が支
柱に着脱自在に取り付けられているので、下段の屋根パ
ネルを載置した後に、上段の横枠を取り付けることがで
きる。従って、屋根パネルを載置するときに上段の横枠
が障害とならないので屋根パネルの積載、更には解載が
容易に行いうる。また、屋根パネルを水平にかつ相互に
接触することなく積載することができるので、屋根パネ
ルに瓦等の屋根葺材が予め取り付けられている場合でも
損傷することなく運搬できる。
柱に着脱自在に取り付けられているので、下段の屋根パ
ネルを載置した後に、上段の横枠を取り付けることがで
きる。従って、屋根パネルを載置するときに上段の横枠
が障害とならないので屋根パネルの積載、更には解載が
容易に行いうる。また、屋根パネルを水平にかつ相互に
接触することなく積載することができるので、屋根パネ
ルに瓦等の屋根葺材が予め取り付けられている場合でも
損傷することなく運搬できる。
【0016】請求項2記載の発明によると、屋根パネル
の屋根面を上にして載置するので、屋根パネルに予め瓦
等の屋根葺材を取り付けておいた場合でも、その屋根葺
材を損傷することなく屋根パネルの載置が可能であり、
また、屋根パネルを取り付ける方向と積載方向が略一致
しているので、屋根パネルを吊上げてそのまま取り付け
ることができる。また、屋根パネルを最上段から順にク
レーンで吊上げて施工しながら解載するので、運搬、施
工途中で屋根パネルの積替え等の作業が不要となり、屋
根パネル損傷の可能性を低くするとともに、省力化を図
ることができる。
の屋根面を上にして載置するので、屋根パネルに予め瓦
等の屋根葺材を取り付けておいた場合でも、その屋根葺
材を損傷することなく屋根パネルの載置が可能であり、
また、屋根パネルを取り付ける方向と積載方向が略一致
しているので、屋根パネルを吊上げてそのまま取り付け
ることができる。また、屋根パネルを最上段から順にク
レーンで吊上げて施工しながら解載するので、運搬、施
工途中で屋根パネルの積替え等の作業が不要となり、屋
根パネル損傷の可能性を低くするとともに、省力化を図
ることができる。
【0017】請求項3記載の発明によると、屋根パネル
運搬治具を積載するスペースを節約することができ、屋
根パネルの輸送効率が向上する。
運搬治具を積載するスペースを節約することができ、屋
根パネルの輸送効率が向上する。
【図1】屋根パネル運搬治具の使用状態を示す(a)は
側面図、(b)は正面図である。
側面図、(b)は正面図である。
【図2】中段、下段の屋根パネル運搬治具の組立ての概
略を示す側面図である。
略を示す側面図である。
【図3】中段、下段の屋根パネル運搬治具の組立ての概
略を示す正面図である。
略を示す正面図である。
【図4】最上段の屋根パネル運搬治具の組立ての概略を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図5】最上段の屋根パネル運搬治具の組立ての概略を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図6】屋根パネル運搬治具の積み重ねの概略を示す側
面図である。
面図である。
1 屋根パネル運搬治具 2 支柱 3 横枠 4 屋根パネル 5 ベース部
Claims (3)
- 【請求項1】 一対の支柱と両支柱間に複数段架設され
る横枠からなる支持構造体が、横枠が互いに略平行とな
るようにベース部に複数立設され、各支持構造体の対応
する横枠間に架け渡されるようにして屋根パネルが略水
平に載置され、屋根パネルが複数段に積載される屋根パ
ネル運搬治具であって、横枠は支柱に対して着脱自在に
取り付けられていることを特徴とする屋根パネル運搬治
具。 - 【請求項2】 一対の支柱と両支柱間に複数段架設され
る横枠からなる支持構造体が、横枠が互いに略平行とな
るようにベース部に複数立設され、各支持構造体の対応
する横枠間に架け渡されるようにして屋根パネルが略水
平に載置され、屋根パネルが複数段に積載される屋根パ
ネル運搬治具を用いた屋根パネルの運搬方法であって、 支持構造体の対応する横枠間に、屋根表面側を上にして
屋根パネルを載置し、前記屋根パネルの上段に位置する
横枠を支柱に取り付けて架設し、屋根パネルの載置と横
枠の架設を繰り返して複数の屋根パネルを屋根パネル運
搬治具に積載し、前記屋根パネル運搬治具を施工現場に
運搬し、最上段の屋根パネルから順にクレーンで吊上げ
建物本体に取り付けることにより解載しながら屋根パネ
ルを施工することを特徴とする屋根パネルの運搬方法。 - 【請求項3】 屋根パネル運搬治具を施工現場に運搬す
る際に、屋根パネル運搬治具を二段以上に積み重ねるこ
とを特徴とする屋根パネルの運搬方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324304A JP2000142857A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 屋根パネル運搬治具及び屋根パネルの運搬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10324304A JP2000142857A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 屋根パネル運搬治具及び屋根パネルの運搬方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000142857A true JP2000142857A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=18164319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10324304A Withdrawn JP2000142857A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | 屋根パネル運搬治具及び屋根パネルの運搬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000142857A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110902079A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-03-24 | 王怀亮 | 一种可拆卸式拖车轴多层运输货架 |
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1998
- 1998-11-16 JP JP10324304A patent/JP2000142857A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110902079A (zh) * | 2019-12-12 | 2020-03-24 | 王怀亮 | 一种可拆卸式拖车轴多层运输货架 |
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