JP2690427B2 - 屋根ユニットのトラック積載具 - Google Patents

屋根ユニットのトラック積載具

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JP2690427B2
JP2690427B2 JP4150695A JP15069592A JP2690427B2 JP 2690427 B2 JP2690427 B2 JP 2690427B2 JP 4150695 A JP4150695 A JP 4150695A JP 15069592 A JP15069592 A JP 15069592A JP 2690427 B2 JP2690427 B2 JP 2690427B2
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栄忠 河上
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット工法で立てら
れる建物の屋根ユニットをトラックに積載するために使
用する積載具に関する。
【0002】
【背景技術】ユニット工法で建てられる建物の屋根は複
数の屋根ユニットを組み合わせることにより形成され、
これらの屋根ユニットは工場で生産された後、トラック
で建物の建設現場に運ばれる。このため、屋根ユニット
は工場においてトラックの荷台に積載され、そして建設
現場に運搬される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】屋根ユニットをトラッ
クの荷台に積載するためには積載具が必要であるが、こ
の積載具が大型であると、屋根ユニット自体が大きいた
め、積載具で屋根ユニットを荷台に積載した状態におい
て、法律上の輸送寸法制限を超えるおそれがあり、この
ような問題が生じない積載具が必要とされる。また、屋
根ユニットを荷台に積載した時、屋根ユニットの一部で
も荷台に接触すると屋根ユニットが工場でほぼ完成して
いるため、屋根ユニットが損傷して商品価値を低下させ
ることになり、このため、このような問題が発生するお
それがない積載具が必要となる。
【0004】本発明の目的は全体的に小型に形成でき、
また、屋根ユニットをトラックの荷台に接触させずに積
載できるようになる屋根ユニットのトラック積載具を提
供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る屋根ユニッ
トのトラック積載具は、棟部から軒側に下り勾配となっ
た屋根部と、この屋根部の軒側端部および前記棟部の間
において下向きに延びかつ下端面が建物に結合される束
柱とを有し、前記屋根部の軒側端部が前記束柱の下端面
よりも下方に位置する屋根ユニットを、トラックの荷台
に積載するための積載具であって、前記荷台に据え付け
られる基部と、この基部から立設され、上端で前記束柱
の下端面と結合される立上部とを有し、この立上部は前
記屋根部の前記軒側端部と前記荷台との間に隙間が生じ
る高さ寸法を有していることを特徴とするものである。
【0006】以上において、前記立上部は支柱状でも良
く、あるいは壁状でも良い。
【0007】
【作用】本発明に係る積載具では、立上部の上端で屋根
ユニットの下面を支持するため、積載具の前後、左右の
寸法を屋根ユニットよりも小さくでき、このため、積載
具を小型化できる。また、積載具の立上部は、屋根ユニ
ットの最も低い箇所である屋根部の軒側端部とトラック
の荷台との間に隙間が生じる高さ寸法を有しているた
め、屋根ユニットはこの荷台に全く接触せずに積載され
ることになり、屋根ユニットを損傷せずに建設現場に運
ぶことができる。更に、積載具と屋根ユニットとの結合
が屋根ユニットの束柱の下端面と立上部の上端でのみ行
われているので、建物に対する屋根ユニットの結合構造
をそのまま積載具と屋根ユニットとの結合構造として利
用することが可能となり、積載具の構造の簡単化が図ら
れる。 また、長期耐久性が要求される建物との結合構造
を利用して積載具と屋根ユニットとの結合を行っている
ので、当該結合を強固に行うことが可能となる。 従っ
て、輸送時、積載具と屋根ユニットとの結合箇所を別途
増やす必要がなく、さらには、縄掛け等も省略すること
が可能となるので、屋根ユニットの荷台への積み降ろし
作業の簡単化が図られる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1の通り、本実施例では、トラック1の
荷台2に第1屋根ユニット3と第2屋根ユニット4とが
第1積載具5と第2積載具6とにより積載されている。
図2,図3にも示されている通り、これらの屋根ユニッ
ト3,4は、棟部7から両方の軒側に下り勾配となった
2個の屋根部8,9を有し、これらの屋根部8,9は、
図1の通り、棟部7の真下の水平な連結部材10で連結
されている。
【0009】図2の通り、第1屋根ユニット3の屋根部
8と9との下面には、棟部7と屋根部8,9の軒側端部
の間において、下向きに延びる各2個の束柱11が設け
られ、これと同様な束柱12は、図3の通り、第2屋根
ユニット4にも設けられている。
【0010】図2の通り、第1積載具5は、平面四角枠
状の基部13と、この基部13から立設され、第1屋根
ユニット3の束柱11と対応する位置に4個設けられた
立上部14とを有し、これらの立上部14は支柱となっ
ている。図3の通り、第2積載具6は、4個の支柱15
と、2個の支柱15を第2屋根ユニット4の2個の束柱
12の間隔と対応する間隔で結合する結合部材16とを
有し、4個の支柱15は2本の結合部材16で結合され
て2組となっている。
【0011】次に第1,2屋根ユニット3,4をトラッ
ク1の荷台2に積載する作業方法を説明する。まず、第
1積載具5をトラック1の荷台2に載せ、第1積載具5
の基部13を荷台2にボルト等で据え付け固定する。次
いで、第1屋根ユニット3をクレーンで第1積載具5の
上方に吊り上げ、第1屋根ユニット3の束柱11の下端
に設けたブラケット17を第1積載具5の立上部14の
上端に設けたブラケット18に載せ、これらのブラケッ
ト17,18をボルト19で結合する。
【0012】これにより、第1屋根ユニット3は、第1
積載具5の立上部14の上端で下面が支持されながらト
ラック1の荷台2に積載されたことになる。
【0013】第1積載具5の立上部14の高さ寸法は、
図1の通り、第1屋根ユニット3を荷台2に積載した状
態において、第1屋根ユニット3の最も低い箇所である
屋根部8,9の軒側端部8A,9Aと荷台2との間に隙
間Sが生ずるようになっているため、これらの軒側端部
8A,9Aが荷台2に接触せずに第1屋根ユニット3は
荷台2に積載される。
【0014】この後、図3の通り、第1屋根ユニット3
の上面に第2積載具6が取り付けられる。第2積載具6
のそれぞれの支柱15の下端にはブラケット20が設け
られ、ブラケット20は第1屋根ユニット3の屋根部
8,9の傾斜角度と対応した傾き角度を有し、ブラケッ
ト20を屋根部8,9の上面に載せてボルト21で固定
する。このボルト21は屋根部8,9の内部に設けられ
ているナットに螺合され、このナットは、第1屋根ユニ
ット3を前述の通りトラックの上にクレーンで吊り上げ
る場合、あるいは建設現場で第1屋根ユニット3をクレ
ーンで吊り上げる場合に使用する吊りボルトを螺合する
ために第1屋根ユニット3に設けられているものであ
る。
【0015】このように、第1屋根ユニット3の上面に
第2積載具6を取り付けた後、第2屋根ユニット4をク
レーンで第1屋根ユニット3の真上に吊り上げ、第2屋
根ユニット4を徐々に降ろすことにより、図3の通り、
第2屋根ユニット4の束柱12の下端に設けたブラケッ
ト22を第2積載具6の支柱15の上端に設けたブラケ
ット23の上に載せ、これらのブラケット22,23を
ボルト24で結合する。
【0016】これにより、第2屋根ユニット4は第2積
載具6で下面を支持されながら第1屋根ユニット3,第
1積載具5を介してトラック1の荷台2に積載されたこ
とになる。
【0017】次いで、トラック1は走行して第1,第2
屋根ユニット3,4を建物の建設現場に運ぶ。この建設
現場において、第1,第2屋根ユニット3,4は第1,
第2積載具5,6から取り外され、トラック1の荷台2
から降ろされる。
【0018】図4は第1,第2屋根ユニット3,4によ
りユニット式建物の屋根が形成された状態を示す。ユニ
ット式建物の最上階を構成する建物ユニット25〜27
の上梁25B,26A,26B,27Aには束柱28,
29が設立され、これらの束柱28,29の上部に図面
表裏方向に並設された第1,第2屋根ユニット3,4の
束柱11,12が載せられてボルト30で結合される。
また、第1,第2屋根ユニット3,4の屋根部8,9の
軒側端部8A,9Aは建物ユニット25,27の上梁2
5A,27Bに取付具31で取り付けられる。
【0019】以上説明した本実施例によれば、トラック
1の荷台2に2個の屋根ユニット3,4を上下に重ねな
がら積載具5,6で積載できるとともに、これらの積載
具5,6は屋根ユニット3,4の下面を支持するため、
積載具5,6の前後、左右の寸法を屋根ユニット3,4
よりも小さくでき、このため積載具5,6を全体的に小
型にできるようになり、これらの積載具5,6で屋根ユ
ニット3,4をトラック1の荷台2に積載したとき、輸
送制限上の寸法を十分満足できる。また、第1積載具5
の立上部14の高さ寸法は前述した寸法となっており、
第1屋根ユニット3の屋根部8,9の軒側端部8A,9
Aとトラック1の荷台2との間に隙間Sが生じるため、
下側の第1屋根ユニット3を荷台2に全く接触させずに
積載でき、このため、第1屋根ユニット3を損傷するお
それはなく、第2積載具6により第1屋根ユニット3と
上下の間隔があけられている第2屋根ユニット4ももち
ろん損傷するおそれはなく、これらの屋根ユニット3,
4を商品価値を維持しながら建設現場に運ぶことができ
る。
【0020】また、1台のトラック1により2個の屋根
ユニット3,4を建設現場に運ぶことができるため、屋
根ユニットのトラック輸送効率を高めることができる。
【0021】更に、第2積載具6は第1屋根ユニット3
の上面に取り付けられているため、第1屋根ユニット3
を第2屋根ユニット4の積載具として活用できるように
なり、それだけ第2積載具6の小型化を達成できる。
【0022】また、屋根ユニット3,4を建物ユニット
25〜27に取り付けるために予め屋根ユニット3,4
の構成要素として設けられている束柱11,12におい
てこれらの屋根ユニット3,4を積載具5,6で支持す
るようにしたため、束柱11,12の分だけ積載具5,
6の高さ寸法を小さくでき、これらの小型化を一層有効
に達成できる。更に、積載具5,6と屋根ユニット3,
4との結合が屋根ユニット3,4の束柱11,12の下
端面と立上部の上端で行われているので、建物に対する
屋根ユニット3,4の結合構造をそのまま積載具5,6
と屋根ユニット3,4との結合構造として利用すること
ができ、積載具5の構造の簡単化を図ることができる。
また、長期耐久性が要求される建物との結合構造を利用
して屋根ユニット3,4と積載具5,6との結合を行っ
ているので、当該結合を強固に行うことができる。 従っ
て、輸送時、積載具5と屋根ユニット3,4との結合箇
所を別途増やす必要が無く、さらには、縄掛け等も省略
することができるので、屋根ユニット3の荷台2への積
み降ろし作業の簡単化を図ることができる。
【0023】なお、屋根ユニット3,4に束柱11,1
2が設けられていない場合でも、本発明は適用でき、こ
のような場合には、それらの屋根ユニットの屋根部の下
面が積載具の上端で直接支持される。
【0024】また、前記実施例はトラック1の荷台2に
2個の屋根ユニット3,4を上下に積み重ねて積載した
場合であったが、本発明は1個の屋根ユニットを積載す
る場合にも適用できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、屋根ユニットをトラッ
クの荷台に積載するための積載具を全体的に小型に形成
でき、また、屋根ユニットをトラックの荷台に接触させ
ずに積載できるようになり、屋根ユニットの損傷を防止
できる。更に、積載具と屋根ユニットとの結合を屋根ユ
ニットと建物の結合構造を利用しているので、積載具の
構造の簡単化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、屋根ユニットをトラ
ックの荷台に積載した状態を示す側面図である。
【図2】図1で示した下側の積載具を示す斜視図であ
る。
【図3】図1で示した上側の積載具を示す斜視図であ
る。
【図4】屋根ユニットを使用して建物を建てた場合を示
す要部の正面図である。
【符号の説明】
1 トラック 2 荷台 3 第1屋根ユニット 4 第2屋根ユニット 5 第1積載具 6 第2積載具 7 棟部 8,9 屋根部 8A,9A 軒側端部 11,12 束柱 13 基部 14 立上部 15 支柱 16 結合部材 S 隙間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棟部から軒側に下り勾配となった屋根部
    と、この屋根部の軒側端部および前記棟部の間において
    下向きに延びかつ下端面が建物に結合される束柱とを有
    、前記屋根部の軒側端部が前記下端面よりも下方に位
    置する屋根ユニットを、トラックの荷台に積載するため
    の積載具であって、 前記荷台に据え付けられる基部と、この基部から立設さ
    れ、上端で前記束柱の前記下端面と結合される立上部と
    を有し、この立上部は前記屋根部の前記軒側端部と前記
    荷台との間に隙間が生じる高さ寸法を有していることを
    特徴とする屋根ユニットのトラック積載具。
JP4150695A 1992-06-10 1992-06-10 屋根ユニットのトラック積載具 Expired - Lifetime JP2690427B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS628219U (ja) * 1985-06-28 1987-01-19
JPH02259774A (ja) * 1989-03-31 1990-10-22 Seiko Epson Corp 画像形成装置
JPH0786274B2 (ja) * 1990-09-27 1995-09-20 積水化学工業株式会社 屋根ユニット結合体

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