JPS581475Y2 - 補助床を兼ねる煽を備えたフラツトラツクコンテナ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は重量のある機械・器具等を積載する重量物積
載用フラットラックコンテナー（以下コンテナーという
）に関するもので、更に詳しくいえば、コンテナの床構
造に関し、コンテナーの規格幅（８フイート）以上の幅
を有する機械・器具等を積載し、運搬できるようにした
コンテナを提供しようとするものである。

一般にコンテナーの全幅は国際規格により、８フイート
と規定されている為、それ以上の幅を有する大型荷物を
運搬することは困難である。

本案はこの問題点を克服したもので、規格寸法幅以内の
荷物或いは以外の荷物のいずれでも積載できるようにし
たコンテナーを提供しようとするもので以下図面を参照
して詳細に説明する。

第１図は本考案を実施したコンテナーの斜視図である。

コンテナＣは床１の四隅に強固な隅柱２を有している。

３は前壁、４は後壁で、通常のフラットラックコンテナ
ーと呼ばれるものは屋根と側壁は存在しない。

しかし本考案コンテナーは両側に強固な補助床を兼ねる
煽５が設けられている。

この煽５は上枠６．下枠７及び縦部材８とからなってい
る。

そして該煽５はコンテナーの長手方向に複数個５ａｊ５
ｂ？５８に分割され、大型蝶番９（第２図）で夫々起倒
可能に取付けられている。

各煽５ａｔ５ｂ、５ｃの相互間、及び最前部と最後部の
煽と隅柱２との結合は、ボルト等の結合手段１０により
適宜固定できるようになっている（第１図）。

１１は隅柱２の上下に固着された隅金具である。

さて第２図は第１図のＡ−Ａ断面図で煽の使用方法が示
されている。

第２図に於て１２はＨ型鋼よりなる床１の側枠材、１３
は横屋根太材で、側枠材１２の長手方向に対し、直角□
複数個固設されている。

１４は床板である。１５は煽５の受台で、金属板を曲げ
加工して側枠材１２の長手方向側部に取付けられている
。

受は台１５は側枠材１２の上部フランジ１２ａと平行な
水平部１５ａと下向きに４５°傾斜した傾斜部１５ｂと
、下向！Ｋ（内方）逆傾斜し、側枠材１２の下部フラン
ジ１２ｂＫ固着された下向き傾斜部１５ｃとで形成され
ている。

受は台１５の水平部１５ａは煽５を水平に保持した時に
、コンテナーの床１の上面と面一になるように構成され
ている。

さて、煽５はその外側下端（第２図の２点鎖線の如く、
煽５の起立状態で外側下端）には受は台１５の上向さ傾
斜部１５ｂに着座する傾斜部１６を有している。

この傾斜部１６は煽５の長手方向にそって設けられてい
る。

本考案は以上のよう□構成されているので、規格幅内の
荷物を載荷するときには煽５を起立して使用する（第１
図実線）。

又、規格幅以上の大型荷物を載荷するときには、煽５を
第１図仮想線の如く水平に倒して床部を拡張して使用す
る。

この場合、海上輸送の場合には船体のデツキ上にコンテ
ナーは固定されて輸送され、陸上輸送の場合には重トレ
ーラ等□積載して輸送される。

以上本考案によれば、常時は貨物自動車の煽と同様に使
用することができると同時に、大型の貨物を積載すると
ぎはこれを水平に倒し、床の延長として利用できるので
、規格外の幅寸法をもった貨物、特に機械類の輸送に好
適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案を実施したフラットラックコンテナーの
斜視図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図。 図において、Ｃ・・・・・・コンテナー、１・・・・・
・床、２・・・・・・隅柱、３・・・・・・前壁、４・
・・・・・後壁、５・・・・・・煽、６・・・・・・上
枠、７・・・・・・下枠、８・・・・・・縦部材、９・
・・・・・蝶番、１０・・・・・・（ボルト等の）結合
手段、１１・・・・・・隅金具、１２・・・・・・（コ
ンテナの）側枠材、１３・・・・・・横根太、１４・・
・・・・床板、１５・・・・・・受は台、１６・・・・
・・傾斜面。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 床１．前壁３、後壁４、ならびに床１０両側で前壁３お
   よび後壁４の間に、蝶番９で起倒可能にとりつげられた
   煽兼補助床５とからなり、前壁３と後壁４の四隅□は、
   それぞれ隅柱２の上下に隅金具１１を有するフラットラ
   ックコンテナに於て。 前記煽兼補助床５は上枠６．受は台１５の傾斜部１５ｂ
   に対応する傾斜部１６を有する下枠７及び縦部材８とか
   らなり、前記床１の両側枠材１２の長手方向にそって水
   平部１５ａ、傾斜部１５ｂ。 下向き傾斜部１５ｃとからなる受は台１５を設けたこと
   を特徴とする補助床を兼ねる煽を備えたフラットラック
   コンテナー。