JP3200001B2 - 重量物の一端を持ち上げるための受け具 - Google Patents

重量物の一端を持ち上げるための受け具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、建築の
施工現場において、架台に多段積みされた複合パネル
を、クレーン等により一端を持ち上げて吊り上げる際等
に用いる受け具に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、外壁材(3)と軸組
(4)とからなる複合パネル(2)の取付けにあたっては、
夫々専用パレット(5)(5)…に平置きした状態で多段積
みされているものを、クレーンで一枚づつ一端を持ち上
げながら吊り上げている。この場合、各パネル(2)(2)
…は、図のようにパレット(5)(5)…毎に互いに接触し
ないよう間隔が置かれているが、吊り上げる際に荷崩れ
やズレを起こし、上記複合パネル(2)の軸組下弦材(7)
が、その下に積まれた複合パネル(2)の外壁材(3)に接
触して、外壁材(3)の表面を傷つけるおそれがある。こ
のため、吊り上げられているパネル(2)の持ち上げ側と
は反対側を作業者が手で押さえて、その軸組下弦材(7)
が、下側の複合パネル(2)の外壁材(3)へ接触するのを
防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法に
おいては、複合パネル(2)を支えるのはかなりの重労働
であり、施工作業者にとって大きな負担となっている。
また、このように軸組(4)を複合化したものでは重量が
100kgになるものもあり、作業者が複合パネル(2)
を支えきれず、吊り上げられた複合パネル(2)と下側の
複合パネル(2)が接触してしまうことがある。この場
合、作業者が怪我をすることも多い。
【0004】この発明は、上記のような課題を解決し
て、多段積みされたパネル等の重量物をクレーン等で一
端を持ち上げて吊り上げる際等に、施工作業者が重量物
を支えることなく、持ち上げられた重量物との接触によ
る下側の部材の損傷を防止することができるようにする
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明では、上下に積載された一対の被持ち上げ
部材の吊り上げ側とは反対側の端面において、上部側の
被持ち上げ部材の穴へ挿入される第1の受部材と、下側
の被持ち上げ部材の穴へ挿入されてその穴の内側に係止
される第2の受部材と、それらの受部材の基端側を各々
上下方向へ回動自在に支持する支持部材とからなるとと
もに、この支持部材の下端は、前記第2の受部材の回動
支点よりも下方へ突出されて、上部側被持ち上げ部材の
吊り上げ時に下側被持ち上げ部材の端面へ当接する当接
部とされていることを特徴とする。また、上記におい
て、前記支持部材を、左右一対の側板により構成し、こ
れらの側板間に、上下一対の回動フレームをそれぞれ側
板間に渡した軸を介して上下方向へ回動自在に取り付
け、この回動フレーム先端にそれぞれ前記受部材を取付
けることも考えられる。
【0006】更に、前記回動フレームを平面から見てコ
の字型に構成し、その中央片にそれぞれ左右2個の受部
材を間隔をおいて突設することも考えられる。
【0007】そして、回動フレームに、前記受部材とは
反対方向へ突出して操作用の取っ手を設けることも考え
られる。
【0008】この発明の受け具は、クレーン等で吊り上
げる場合に限らず、パネルを反転させる場合等何らかの
目的で一端を持ち上げる必要のある場合に適用すること
ができる。
【0009】
【作用】被持ち上げ部材の一端をクレーン等で持ち上げ
ると、その被持ち上げ部材の穴へ挿入された上部側の受
部材がその回動支点を中心として回動し、同時に支持部
材も下側の受部材との枢支部を支点として回動しなが
ら、その被持ち上げ部材の持ち上げ側とは反対側を保持
する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の受け具(1)
を、前記と同じ複合パネル(2)の吊り上げに用いた場合
のそれら複合パネル(2)(2)への取付け状態を示してい
る。図に示すように、受け具(1)は、この発明の支持部
材としての左右一対の帯状側板(9)(9)の間を上部軸(1
0)と下部軸(11)で結び、上部軸(10)に上部回動フレーム
(12)を、下部軸(11)には下部回動フレーム(13)を、それ
ぞれ回動自在に取付けている。上部回動フレーム(12)
は、帯状の板をコの字型に折り曲げて、その両側片に上
部軸(10)を通している。そして、その中央片から、帯板
状の取っ手(14)が両側片と同じ向きに突出している。ま
た、取っ手(14)とは逆向きに、直棒状の一対の上部受部
材(15)(15)が突設されている。
【0011】下部回動フレーム(13)は、上部回動フレー
ム(12)と同様に、帯状の板をコの字型に折り曲げて、そ
の両側片に下部軸(11)を通している。そして、その中央
片から、帯板状の取っ手(16)が両側板と同じ向きに突出
している。また、その取っ手(16)とは逆向きに、その先
端が上方に屈曲した棒状の一対の上部受部材(17)(17)が
それぞれ突設されている。側板(9)は、その上端のパネ
ル取付け側のコーナーが、上部軸(10)の軸心を中心とす
る半径Rの円弧状面(6)に形成されている。なお、側板
(9)(9)の下端は、下部回動フレーム(13)の回動支点で
ある下部軸(11)よりも下方に突出して、この発明の当接
部(19)としてある。
【0012】受け具(1)を複合パネル(2)に取り付ける
にあたっては、上部受部材(15)(15)を上部側、即ち吊り
上げようとする複合パネル(2)の取付け穴(18)(18)に、
そして、下部受部材(17)(17)をその下側の複合パネル
(2)の取付け穴(18)(18)に、それぞれ挿入する。これら
の取付け穴(18)は、軸組(4)を基礎等のアンカー等へ固
定するために夫々形成されているものであり、上部側パ
ネル(2)と下側パネル(2)の取付け穴(18)(18)は、一致
させてパレット(5)(5)に載置している訳ではないの
で、上部回動フレーム(12)及び下部回動フレーム(13)
を、それぞれ、上部軸(10)、下部軸(11)に対して軸方向
に移動させることにより、上部受部材(15)及び下部受部
材(17)を取付け穴(18)の位置に合わせる。複合パネル
(2)に取付けられた受け具(1)の側面を、図2に示す。
図に示すように、下部受部材(17)は、下側複合パネル
(2)の軸組(4)内部で、上向きに屈曲している。そし
て、側板(9)の下端は、下側複合パネル(2)の下端より
も下に位置している。
【0013】このようにして、受け具(1)が複合パネル
(2)に取り付けられた後、複合パネル(2)がクレーンに
より持ち上げられる。持ち上げの際には、複合パネル
(2)の軸組(4)上端に吊り具(8)を取付け、複合パネル
(2)を上部側から起こすように回転させながら、受け具
(1)側へ荷重をかけるように移動させていく。このと
き、受け具(1)の下部回動フレーム(13)は、軸組下弦材
(7)の取付け穴(18)に挿入された下側受部材(17)の先端
が上方に屈曲しているため、下側の複合パネル(2)より
抜けないよう保持されており、側板(9)は、前記の荷重
によって下部軸(11)を中心に回転する。同時に、上部回
動フレーム(12)は、上部軸(10)を中心に複合パネル(12)
に伴って回転する。このとき、側板(9)の上端のパネル
取付け側コーナーが、上部軸(10)の軸心を中心とする半
径Rの円弧状面(6)に形成されているため、側板(9)と
軸組下弦材(7)との接触により、上部回動フレーム(12)
の回転が妨げられることはない。
【0014】そして、側板(9)下端の当接部(19)が下側
の軸組下弦材(4)端面のコーナーに当接すると、側板
(9)の回転が止まる。図3がこの状態である。その後、
複合パネル(2)は更に前記円弧状面(6)を滑りながら回
転し、それに伴い、上部回動フレーム(12)が側板(9)に
対して回転する。パネル(2)が完全に起き上がった段階
でクレーンの巻き上げを開始して上方に引き上げると、
図4のように、上部受部材(15)が取付け穴(18)から抜け
て自動的に取り外される。このとき、受け具(1)は、下
側の複合パネル(2)から抜けないように保持されたまま
となっている。このため、受け具(1)が作業者の足元に
落ちる危険や受け具(1)自身の破損を防止でき、或い
は、逆に受け具(1)を手で支えておく必要がない。最上
段のパネル(2)の取付けが終わると、この受け具(1)を
取り外して、再び前記のように上段のパネル(2)とその
下のパネル(2)へ取り付けて吊り上げる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、多段
積みされたパネル等の重量物をクレーン等で持ち上げて
吊り上げたり或いは反転させる際、従来において施工作
業者にとって大きな負担となっていたパネル等の一端を
支える作業が不要になる。そして、それに伴った作業者
の事故も解消されとともに、パネル等の部材同士の接触
による損傷を防止することができる。
【0016】更に、この発明の受け具は、被持ち上げ部
材の穴へ挿入する一対の受部材を回転自在にして支持部
材で連結するだけであるから、小型に構成することがで
き、取付け作業及び取り外し作業も非常に簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の受け具のパネルへの取付け前の状態
を示す斜視図である。
【図2】受け具のパネルへの取付け後の状態を示す側面
図である。
【図3】パネルを持ち上げた時の受け具の状態を示す側
面図である。
【図4】パネルの引き上げ途中の受け具状態を示す側面
図である。
【図5】従来のパネルの吊り上げ状況を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
(1) 受け具 (2) 複合パネル (9) 側板 (10) 上部軸 (11) 下部軸 (12) 上部回動フレーム (13) 下部回動フレーム (14) 上部取っ手 (15) 上部受部材 (16) 下部取っ手 (17) 下部受部材 (18) 取付け穴 (19) 当接部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に積載された一対の被持ち上げ部材
    の持ち上げ側とは反対側の端面において、上部側の被持
    ち上げ部材の穴へ挿入される第1の受部材と、下側の被
    持ち上げ部材の穴へ挿入されてその穴の内側に係止され
    る第2の受部材と、それらの受部材の基端側を各々上下
    方向へ回動自在に支持する支持部材とからなるととも
    に、この支持部材の下端は、前記第2の受部材の回動支
    点よりも下方へ突出されて、上部側被持ち上げ部材の吊
    り上げ時に下側の被持ち上げ部材の端面へ当接する当接
    部とされていることを特徴とする重量物の一端を持ち上
    げるための受け具。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、左右一対の側板からな
    り、これらの側板間に、上下一対の回動フレームがそれ
    ぞれ側板間に渡した軸を介して上下方向へ回動自在に取
    り付けられ、この回動フレーム先端にそれぞれ前記受部
    材が取付けられてなることを特徴とする請求項1記載の
    重量物の一端を持ち上げるための受け具。
  3. 【請求項3】 前記回動フレームは平面から見てコの字
    型であって、その中央片にそれぞれ左右2個の受部材を
    間隔をおいて突設してあることを特徴とする請求項2記
    載の重量物の一端を持ち上げるための受け具。
  4. 【請求項4】 回動フレームには、前記受部材とは反対
    方向へ突出して操作用の取っ手を設けてあることを特徴
    とする請求項2又は3記載の重量物の一端を持ち上げる
    ための受け具。
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JP6234206B2 (ja) * 2013-09-06 2017-11-22 大和ハウス工業株式会社 パネル積載ユニット、パネル積載ラック及びパネル積載方法
NL2015175B1 (nl) * 2015-07-15 2017-02-02 Van Middendorp Montage B V Draaginrichting voor het dragen van een stapel dakbedekkingsplaten.
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