JP2020019504A - リターナブル輸送パレット - Google Patents

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【課題】背高リターナブル輸送パレットでも、折り畳み時のパネル積層数を3層にして扁平化することで、リターン用コンテナに積載するパレット数を増大して輸送効率を向上する。【解決手段】輸送パレット100の側パネル60の背丈が床パネル20の短辺未満であって、当該側パネル60が、立設状態でつまパネル40相互を連結する上框61と、床パネルの短辺の中央部に係合する下框62と、上框61の両端部と下框62を連結する傾斜材63を有することで全体として略三角形状をなす。輸送パレット100を折り畳む際は、2枚の側パネル60の下框62を互いに反対方向に向け、上框61を床パネル20の2つの長辺に沿わせて配置する。これにより2枚の側パネル60を互いに重ね合わせることなく床パネル20の長手方向で横並びで配置し、その上に2枚のつまパネル40を重ね合わせて配置にすることでパネル積層数を3層にする。【選択図】図8

Description

本発明は、自動車部品等の輸送に使用されるリターナブル輸送パレットに関する。
自動車部品等を輸送するリターナブル輸送パレットは、例えば特許文献1〜3に記載のものが知られている。これら文献に記載の輸送パレットは、床パネル上に自動車部品等の貨物を搭載して保定した後、床パネルの辺々につまパネルと側パネルを係合・立設する。そして、これらパネルの隣接する上框両端部をカンヌキ軸で連結し、さらに対向するつまパネルの上框相互間を天梁で連結する。これにより輸送パレットの箱型形状を保持する。
リターナブル輸送パレットは貨物を輸送した後に天梁を取り外し、床パネルから取り外したつまパネルと側パネルを天梁と共に床パネル上に積み重ねて扁平化する。そしてこの扁平化した輸送パレットを複数パレット段積みしてリターン用コンテナに積載し、発送地に返送して次の輸送に備える。
特許第3392308号公報 特許第4549120号公報 特許第6211655号公報
従来のリターナブル輸送パレットは、折り畳み時に床パネル上に2枚のつまパネルと2枚の側パネルを合計4層で積み重ねるのが普通であった。この場合、側パネルの下框は床パネルの短辺側に沿って配置する。
側パネルの背丈が低い場合や床パネルが長い場合は、パネル積層数を3層にするために、2枚の側パネルを重ね合わせずに横並びで配置することも可能である。しかし近年は、従来の8フィート6インチ(2591mm)の高さの標準コンテナから、コンテナ容積がより大きい「クンロク」と呼称される背高コンテナ(高さ9フィート6インチ、2896mm)に移行する傾向にある。
そしてリターナブル輸送パレットもこの傾向に対応して背高化が進行している。このため2枚の側パネルを重ね合わせずに横並びで配置するは困難になりつつある。
そこで本発明の目的は、背高化したリターナブル輸送パレットでもパネル積層数を3層にして扁平化可能であって、リターン用コンテナに積載するパレット数を増大して輸送効率を向上することにある。
前記課題を解決するため、本発明のリターナブル輸送パレットは、長方形の床パネルの長辺と短辺に2枚のつまパネルと2枚の側パネルが着脱自在に立設され、当該つまパネルと側パネルの立設状態で隣接するパネル同士がロック手段で連結されるリターナブル輸送パレットであって、当該輸送パレットを折り畳む際は、前記床パネルから取り外した前記つまパネルと前記側パネルを前記床パネル上に順次積み重ねるリターナブル輸送パレットにおいて、前記側パネルの背丈が前記床パネルの短辺未満とされ、かつ、前記側パネルが、前記立設状態で前記つまパネル相互を連結する上框と、前記床パネルの短辺の中央部に係合する下框と、前記上框の両端部と前記下框をそれぞれ連結する傾斜材を有することで全体として略三角形状をなし、当該輸送パレットを折り畳む際は、2枚の前記側パネルの前記下框を互いに反対方向に向けると共に、前記上框を前記床パネルの2つの長辺に沿わせて配置することで、2枚の前記側パネルを互いに重ね合わせることなく前記床パネルの長手方向で横並びに配置し、当該横並びの側パネル上に2枚の前記つまパネルを重ね合わせて配置可能にしたことを特徴とする。
本発明によれば、2枚のつまパネルと2枚の側パネルを合計3層で積み重ねることが可能になり、リターン用コンテナに積載可能なパレット数を増大して輸送効率を向上することができる。
本発明の一実施形態に係るリターナブル輸送パレットの斜視図である。 床パネルの(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図である。 図2(a)のA部拡大図である。 図2(a)のB部拡大図である。 図2Bのグリップ金具の斜視図である。 つまパネルの(a)立面図、(b)平面図、(c)端面図である。 側パネルの(a)立面図、(b)平面図、(c)端面図、(d)下框の斜視図である。 床パネルの短辺に側パネルを立て掛ける状態を示す斜視図である。 側パネルをつまパネルにロック手段で連結する状態を示す斜視図である。 側パネルをつまパネルに連結しロック手段でロックする直前を示す斜視図である。 天梁をつまパネルに係合させる状態を示す斜視図である。 床パネルから取り外した側パネルを床パネル上に2枚並べた状態を示す斜視図である。 図8のA部拡大図である。 図8のB部拡大図である。 床パネルから取り外した側パネルとつまパネルを床パネル上に3層で積み重ねて扁平化した状態を示す側面図である。 図9の扁平化した輸送パレットを10段積みした状態を示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、全図を通じて同一又は相当部分には同一符号を付することで、重複した説明を適宜省略することとする。
(輸送パレットの全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るリターナブル輸送パレット100の全体を示すものである。当該輸送パレット100は二段積み又は三段積み以上の多段積みも可能である。
輸送パレット100は長方形の床パネル20と、当該床パネル20の対向する2つの長辺に垂直に係合・立設されるつまパネル40と、対向する2つの短辺に垂直に係合・立設される側パネル60と、2本の天梁90を有する。つまパネル40と側パネル60は、それぞれ、任意の角パイプや形鋼等の鋼材を組み合わせて構成することができる。ここでは、つまパネル40と側パネル60を角パイプを組み合わせて構成している。
つまパネル40と側パネル60は、床パネル20の辺々に垂直に係合・立設された後、各パネルの上框がコーナー部において後述するカンヌキ軸81(図6A、図6B)で互いに連結され、さらに対向するつまパネル40の上框41が天梁90によって相互に連結される。天梁90は、つまパネル40の横幅が短い場合は省略することも可能である。
(床パネル)
床パネル20は図2に示すように長方形の床フレーム21を有する。この床フレーム21は、その長辺相互間に掛け渡された、外側2本、内側2本の計4本の滑材22を有し、内側2本の滑材22に被せるようにして、床フレーム21の短辺(外側滑材22)相互間に波板鋼板23が配設されている。床フレーム21の長辺は、波板鋼板23よりも一段高い立ち上げ部21aを有し、当該立ち上げ部21aの両端部、すなわち床フレーム21の四隅に、L字状のコーナー金具24が配設されている。
床フレーム21の長辺の中央部に、つまパネル40の下框42を受け入れるための位置決めプレート25、26が配設されている。位置決めプレート25、26は同形状であって、床フレーム21の厚み方向で内外に対向して配設され、位置決めプレート25、26相互間につまパネル40の下框42を受け入れるようにしている。また床フレーム21の長辺と短辺の各両端側に、位置決めプレート26が配設されている。長辺側の位置決めプレート26はつまパネル40の下框42を内側から位置決めし、短辺側の位置決めプレート26は折り畳み時のつまパネル40の横移動(図9の左右方向)を規制する。
図2(b)に示すように、内側の2本の滑材22に隣接してガイド金具27が配設されている。そしてこのガイド金具27と内側の滑材22との間に、フォークリフトのフォークを差し込むための差込口28が形成されている。
図2Aに示すように、コーナー金具24に隣接して平面視L字状のストッパ29が配設されている。このストッパ29は、図8、図8Aのように側パネル60を床パネル20上に水平に並べて配置したときの側パネル60の位置決めを行うためのものである。当該側パネル60の位置決めの詳細については後述する。
図2B、図2Cに示すように、床パネル20の短辺の中央部にグリップ金具30が配設されている。このグリップ金具30は側パネル60の下框62を係合するためのもので、床フレーム21に溶接固定されたアングル材31で構成されている。
アングル材31の水平部分の外縁側から、左右一対のグリップ爪32が斜め上方内側に屈曲する形で形成されている。そして側パネル60を図5のように床フレーム21に対して外側に傾斜させた状態から垂直に立て掛けると、側パネル60の下框62の水平方向外側に張り出した底板部62aが、グリップ爪32の内側に係合するようになっている。
(つまパネル)
つまパネル40は図3に示すように、上框41と、下框42と、当該上框41と下框42の左右両端部分を上下方向に連結する2本の柱材43を有する。上框41の両端部には、L字状のコーナー金具46が配設されている。また、上框41と下框42の中間部分は別の2本の柱材44によって上下方向に連結され、外側の柱材43の上端部に隣接したコーナー金具46から、内側の柱材44の下端部にかけて、傾斜材45が斜めに架け渡されている。
(側パネル)
側パネル60は図4に示すように、上框61と、左右方向長さが短い下框62と、上框61の両端部と下框62を連結する傾斜材63と、上框61の中央部と下框62を垂直に連結する柱材64で構成されている。2本の傾斜材63は同じ長さであって、側パネル60は全体として二等辺三角形状に構成されている。上框61の両端部には、側パネル60をつまパネル40に連結するロック手段として後述の閂錠80が配設されている。
上框61と下框62の間隔すなわち側パネル60の背丈は、床パネル20の短辺未満である。ここで、床パネル20の短辺を仮に1480mmとすると、側パネル60の背丈を例えば1357mmにすることができるから、組み立て後の輸送パレット100の高さは、滑材22の高さを60mmとすると約1420mmとなる。
したがって、当該輸送パレット100に従来の高さ1100mmの輸送パレットを積み重ねても2520mmの高さであるから、これらを背高コンテナ(高さ9フィート6インチ、2896mm)に二段積みすることも可能である(背高コンテナの扉開口部高さ=2577mm>2520mm)。
下框62はアングル材で構成され、前述したように床パネル20のグリップ金具30に係合可能に構成されている。詳しくは図4(d)に示すように、下框62は底板部62a、垂直板部62b、左右の側板部62cを有し、当該側板部62cはアングル材の垂直部分の左右両端部を外側に向けて直角に折曲げることで形成されている。柱材64の下端部は下框62の底板部62aと垂直板部62bに溶接され、傾斜材63の下端部は垂直板部62bに溶接されている。
側パネル60を図5のように波板鋼板23に対して外側に傾斜させた状態から垂直に立て掛けると、前記底板部62aの外縁がグリップ金具30の左右のグリップ爪32の内側に係合するようになっている。このとき、柱材64の下端部は左右のグリップ爪32の間に収まる。また、図2Cのようにグリップ金具30の左右に固定配置されたストッパ33が下框62の側板部62cに当接することで、下框62の左右方向の位置規制が行われる。
(閂錠)
前記閂錠80は、図6A、図6Bに示すように上框61の長手方向に延びたカンヌキ軸81と、このカンヌキ軸81の中間部分に連結されたU字状のハンドル部材82を有する。当該図6Bは、ロック前のカンヌキ軸81とハンドル部材82を示している。ハンドル部材82のロック位置と非ロック位置は、ハンドルホルダ83で保持される。
カンヌキ軸81の軸先81aはL字状に屈曲されている。一方、図6Aに示すように、つまパネル40の上框41の両端部内側面に、側パネル60の上框61の端部を挿入するための挿入口41aが形成されている。また当該挿入口41aの下方位置に縦長のロック孔43aが形成されている。このロック孔43aは、つまパネル40の柱材43の上端部内側面に開口している。
閂錠80をロックする場合、図6Bに示すように上框61の端部を挿入口41aに挿入する。またカンヌキ軸81のL字状に屈曲された軸先81aを縦長のロック孔43aに挿入する。そしてハンドル部材82を水平位置から真下に向け直角に回転させることで閂錠80がロックされる。
(天梁)
図7に示すように、天梁90の両端部に係合部材91が配設されている。この係合部材91は、つまパネル40の上框41の外側に被る垂直部91aと、当該垂直部91aの下端部から内側方向に屈曲して延びた左右一対の爪部91bを有する。
天梁90をつまパネル40の上框41に係合させる場合、つまパネル40の上框41を内側方向に押してやや撓ませる。この状態で、一対の爪部91bを、柱材44を挟むようにして、つまパネル40の上框41の下面に係合させる。その後、上框41を押す力を解除することで天梁90が上框41に係合する。
(輸送パレットの組み立て)
床パネル20上に自動車部品等の貨物を搭載・保定した後、輸送パレット100を組み立てるには、床パネル20の辺々(長辺と短辺)に、つまパネル40と側パネル60を順次係合・立設する。詳しくは、床パネル20の長辺(立ち上げ部21a)につまパネル40の下框42を載せ、当該下框42の中央部を位置決めプレート25、26間に挿入する。また左右の柱材43の下端部をコーナー金具24の内側に嵌合し、その際下框42の両端部を位置決めプレート26の外側に配置する。
このようにして2枚のつまパネル40を床パネル20の長辺にそれぞれ垂直に立設した後、今度は側パネル60を2枚立設する。2枚の側パネル60を立設するには、まず一方の側パネル60を図5のように外側にやや傾斜させた状態で、その下框62をグリップ金具30の内側に挿入する。
そして当該下框62を支点として側パネル60を内側に向けて垂直に立ち上げて下框62をグリップ金具30に係合させる。同時に、図6Bのように側パネル60の上框61の両端部をつまパネル40の上框41の挿入口41aに挿入する。閂錠80のハンドル部材82は、このときまでアンロック状態にしておく。同じようにして、他方の側パネル60も垂直に立ち上げる。
つまパネル40と側パネル60をすべて立設すると、次はハンドル部材82をロック操作して、カンヌキ軸81の軸先81aをロック孔43aに挿入・嵌合する。これでつまパネル40と側パネル60の上框41、61が相互に連結される。最後に、つまパネル40の上框41相互間に天梁90を架け渡して輸送パレットの100の組み立てを完了する。
図1のように組み立てた輸送パレット100は、必要に応じて所要数で段積みし、この段積み状態で輸送する。当該段積み状態では、上段の輸送パレット100の両端に位置する滑材22の前後両端部が、下段の輸送パレット100のコーナー金具46の内側に配置される。これにより、当該滑材22の位置決めが行われる。
(輸送パレットの折り畳み)
輸送パレット100は段積み状態で輸送後、発送地に返送するため図9の状態に折り畳み、さらに図10のようにリターン用コンテナに収容可能な高さに段積みしてリターン用コンテナに積載する。輸送パレット100を図9のように折り畳むには、まず天梁90を取り外し、次に閂錠80のハンドル部材82を操作してカンヌキ軸81の軸先81aをつまパネル40のロック孔43aから引き抜く。
これで、つまパネル40と側パネル60の上框41、61の連結が解除される。カンヌキ軸81を引き抜き操作した後、ハンドル部材82を図6Bのようにアンロック位置に保持する。
次に、側パネル60をその下框62を支点として図5のように外側に傾け、下框62ないし側パネル60をグリップ金具30から離脱させる。取り外した側パネル60は、床パネル20の脇に仮置きする。次につまパネル40を軽く垂直上方に持ち上げ、その柱材43の下端部をコーナー金具24から引き抜く。
このようにして、つまパネル40と側パネル60をすべて取り外した後、仮置きした2枚の側パネル60を図8のように床パネル20上に水平に並べて配置する。この際、側パネル60の上框61を床パネル20の立ち上げ部21aの内側に沿うように配置する。また、当該上框61の一端部を図8AのようにL字状のストッパ28に当接させる。これにより、床パネル20上での側パネル60の横ずれが防止される。
側パネル60同士は、図8Bのように、下框62と閂錠80が隣接した状態で配置されるので、側パネル60が内側方向に位置ずれすることがない。なお、床パネル20の長辺の長さが側パネル60の上框61の長さに比べて長すぎる場合、側パネル60同士の間に隙間ができることがある。その場合は当該隙間に適当な詰め物を挿入したり、下框62の長さを延長したりして対応可能である。
図8のように床パネル20上に側パネル60を2枚並べて配置した後、その上に2枚のつまパネル40を図9のように順次積み重ねる。これで2枚の側パネル60と2枚のつまパネル40を合計3層で積み重ねることができる。図9の積み重ね状態で、3層のパネル40、60は床フレーム21の長辺の立ち上げ部21aの高さ範囲内に収まる。そして2枚のつまパネル40の横移動は図2、図8の短辺側の位置決めプレート26で規制される。
輸送パレット100を図9のように折り畳むと、今度は当該輸送パレット100を図10のように段積みする。この折り畳み段積み状態で、上段の輸送パレット100の4本の滑材22の前後両端部が、下段の輸送パレット100の床フレーム21の前後の立ち上げ部21aの上面に載る。
また両端の滑材22の前後両端部は、下段の輸送パレット100のコーナー金具24で位置決めされる。したがって、輸送パレット100の折り畳み段積み姿勢が安定化し、リターン用コンテナに収容して返送輸送する時の損傷を防止することができる。
本発明の実施形態では、前述したように折り畳み状態の輸送パレット100のパネル積層数を従来の4層から3層に低減したので、リターン用コンテナに収容可能なパレット数を大幅に増大可能であり、その分輸送効率を向上することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では側パネル60の中央に柱材64を設けたが、側パネル60の上框61と左右の傾斜材63によるトラス構造で当該側パネル60の強度が十分担保される場合は柱材64を省略することも可能である。また側パネル60の形状は前記実施形態のように全体として二等辺三角形状とする他、正三角形状や不等辺三角形状、さらには略三角形状の台形等も可能である。また前記実施形態ではつまパネル40と側パネル60を連結するロック手段として閂錠80を使用したが、閂錠80に代わる他のロック機構を使用しても構わない。
20:床パネル 21:床フレーム
21a:立ち上げ部 22:滑材
23:波板鋼板 24:コーナー金具
25:位置決めプレート 26:位置決めプレート
27:ガイド金具 28:差込口
29:ストッパ 30:グリップ金具
31:アングル材 32:グリップ爪
33:ストッパ 40:つまパネル
41:上框 41a:挿入口
42:下框 43、44:柱材
43a:ロック孔 45:傾斜材
46:コーナー金具 60:側パネル
61:上框 62:下框
62a:底板部 62b:垂直板部
62c:側板部 63:傾斜材
64:柱材 80:閂錠
81:カンヌキ軸 82:ハンドル部材
83:ハンドルホルダ 90:天梁
91:係合部材 91a:垂直部
91b:爪部 100:リターナブル輸送パレット

Claims (5)

  1. 長方形の床パネルの長辺と短辺に2枚のつまパネルと2枚の側パネルが着脱自在に立設され、当該つまパネルと側パネルの立設状態で隣接するパネル同士がロック手段で連結されるリターナブル輸送パレットであって、当該輸送パレットを折り畳む際は、前記床パネルから取り外した前記つまパネルと前記側パネルを前記床パネル上に順次積み重ねるリターナブル輸送パレットにおいて、
    前記側パネルの背丈が前記床パネルの短辺未満とされ、かつ、前記側パネルが、前記立設状態で前記つまパネル相互を連結する上框と、前記床パネルの短辺の中央部に係合する下框と、前記上框の両端部と前記下框をそれぞれ連結する傾斜材を有することで全体として略三角形状をなし、
    当該輸送パレットを折り畳む際は、2枚の前記側パネルの前記下框を互いに反対方向に向けると共に、前記上框を前記床パネルの2つの長辺に沿わせて配置することで、2枚の前記側パネルを互いに重ね合わせることなく前記床パネルの長手方向で横並びで配置し、当該横並びの側パネル上に2枚の前記つまパネルを重ね合わせて配置可能にしたことを特徴とするリターナブル輸送パレット。
  2. 前記床パネルの短辺の両端部にストッパが配設され、前記側パネルを前記床パネルの長手方向で横並びで配置したとき、当該側パネルの上框の一端部が前記ストッパに当接することで当該側パネルが前記床パネルの外側に移動するのが規制されることを特徴とする請求項1のリターナブル輸送パレット。
  3. 2枚の前記側パネルの一方の側パネルの前記上框の他端部と、他方の側パネルの前記下框が、互いに隣接して配置されることを特徴とする請求項1又は2のリターナブル輸送パレット。
  4. 前記つまパネルの上框の両端部に、前記側パネルの上框の端部を挿入可能な挿入口が形成されていることを特徴とする請求項1のリターナブル輸送パレット。
  5. 前記ロック手段が、前記側パネルの前記上框両端部に配設された閂錠で構成され、当該閂錠のカンヌキ軸が前記つまパネルの上框両端部に係合可能とされたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項のリターナブル輸送パレット。

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