JP7149992B2 - ダンボール搬送箱及びその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、多様な形態を有する積載品を安定に支持して搬送するためのダンボール搬送箱及びその組立方法に関するものであり、特に、紙類、フィルム類、光ファイバーケーブル、自動車鋼板用コイル等の円筒状積載品の搬送(他の複雑な形状をした機械や機器の従来の木枠梱包に替わる搬送)に好適なダンボール製の搬送箱及びその組立方法に関するものである。
一般に、フォークリフトやハンドリフトの爪をパレット等に差し込んで、その上に搭載(積載)された積載品を持ち上げて搬送する荷役作業において、当該積載品は様々な形状、大きさを有している。
例えば、平坦面に置くと転がり易い円筒状積載品(紙類、フィルム類、光ファイバーケーブル、自動車鋼板用コイル等)を搬送する場合には、その中心部の巻芯紙管の両端を支持する2カ所の架台により、円筒状積載品を宙吊り状態にして箱体に収納し、かかる箱体の底に当該架台を固定して搬送する方法が採用されていた。しかし、この方法は、架台の下端の2カ所の固定部に荷重が集中するため、一般に、強度の高い部材(鋼板、合板、木枠等)により箱体を構成して収納する必要がある。これにより、当該箱体の組立に、溶接、ボルト締め、釘打ち等の接合作業が必要となって工数が増大すると共に、円筒状積載品が宙吊り状態で不安定であるため、これを補う支持材や梱包がさらに必要となり、作業性が悪くコストアップするといった問題を有していた。特に、巻芯が設けられていない円筒状積載品の場合には、上記宙吊り方法も採用できず、積載品の大きさ、重量、形状等に応じて、その都度、固定方法や搬送に工夫を要し不便をきたしていた。
そこで、本発明者らは、ロール状製品(円筒状積載品)を搬送する際に、鋼板、合板、木枠等による箱体を要することなく、溶接、ボルト締め、釘打ち等の接合作業を不要とした、ダンボール製の搬送用パレットを既に提案している(特許文献1参照)。
ここで、特許文献1には、四角形のダンボールシートの両端部をそれぞれ断面が略三角形となるように内側に折曲げることにより、2本の略三角柱部が、お互いに近接して対向配置され、製品の積載時に対向する2個の略三角柱部の間に浮揚空間が形成される搬送用パレットが開示されている。
特開2000-33943号公報
しかしながら、特許文献1に記載された先行技術では、重力方向の荷重に対しては十分な強度を有するものの、複合荷重(特に、横荷重)に対しては、対向する略三角柱部の一方側に倒れやすく不安定であり、積載品が当該柱部を乗り越えて横転し易いといった問題が生じていた。また、略三角柱部の一方をフォークリフト等で引っ掛けた場合、積載品が脱落する恐れも生じていた。さらに、パレット自体を搬送する際には、三角柱部を折り畳むことができずに嵩張るため、搬送効率が悪いといった問題も生じていた。
そこで、本発明は上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、円筒状等の形態の積載品を安定して搬送することができるダンボール搬送箱及びその組立方法を簡易な構造で安価に提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るダンボール搬送箱は、その中に積載品が収容され、積層形成されたダンボール製の搬送箱であって、複数の貫通孔を有し、その上に円筒状積載品が積載されると共に、その下にフォークリフトの爪が挿入される略矩形状の底板と、前記底板の長手方向に沿って対向配置され、前記底板の前記貫通孔に差し込み可能に形成された一対の胴板と、前記底板に対応して、複数の貫通孔が形成され、一対の胴板の上部に取り付けられる嵌合蓋と、前記底板及び前記嵌合蓋に取り付けられ、前記円筒状積載品の表面形状に倣うような対向曲面を有して前記円筒状積載品を支持固定する複数のホルダーと、を備え、前記ホルダーは、さらに、前記底板及び前記嵌合蓋の四隅の上下に配置され前記円筒状積載品の軸方向端部を支持固定する端部ホルダーと、前記円筒状積載品の軸方向中間部の上下に配置される中間ホルダーとを有し、前記端部ホルダーは、前記底板の貫通孔に差し込まれているのに対し、前記中間ホルダーは前記円筒状積載品の上下側面に挿入されて、前記底板、前記一対の胴板、前記嵌合蓋を一体に接合していることを特徴とするものである。
このように構成したダンボール搬送箱においては、円筒状積載品の軸方向、幅方向の荷重に対して、底板、一対の胴板、嵌合蓋をホルダーにより一体に固定し、搬送中におけるダンボール搬送箱自体の変形(円筒状積載品の位置ずれ)を未然に防止することができる。また、ダンボール搬送箱の現場での組立を容易に可能とすると共に、搬送箱を構成する部材自体の保管スペースや搬送スペースを低減させてコストダウンに寄与することができる。
また、本発明に係る別のダンボール搬送箱は、その中に積載品が収容され、積層形成されたダンボール製の搬送箱であって、複数の貫通孔を有し、その上に軸心付き円筒状積載品が積載されると共に、その下にフォークリフトの爪が挿入される略矩形状の底板と、前記底板の周縁に沿って立設され、前記底板の前記貫通孔に差し込み可能に形成された四面の胴板と、前記底板に対応して、複数の貫通孔が形成され、前記四面の胴板の上部に取り付けられる嵌合蓋と、を備え、前記四面の胴板は、さらに、前記軸心付き円筒状積載品を挟んで軸方向に沿って対向配置された一対の軸方向胴板と、前記軸心付き円筒状積載品の軸端部に対向配置された一対の軸端部胴板を有し、前記一対の軸端部胴板は、前記軸心付き円筒状積載品の軸心を支持すると共に、前記一対の軸方向胴板を介して、前記底板に接合されていることを特徴とするものである。
このように構成したダンボール搬送箱においては、底板、四面胴板、嵌合蓋という6個の肉厚なボード部材(強度部材)にて、軸芯付き円筒状積載品を安定して支持固定することができ、搬送中におけるダンボール搬送箱自体の変形(軸芯付き円筒状積載品の位置ずれ)を未然に防止することができる。また、軸芯付き円筒状積載品の重量を、四面胴板を介して底板全体で支持することができダンボール搬送箱全体の強度の向上を図ることができる。また、ダンボール搬送箱の現場での組立を容易に可能とすると共に、搬送箱を構成する部材自体の保管スペースや搬送スペースを低減させてコストダウンに寄与することができる。
また、前記底板の前記貫通孔は、四隅に形成された端部貫通孔と、前記フォークリフトの爪の挿入方向と略直交する方向に形成された中間貫通孔とを有し、当該中間貫通孔に差し込まれる前記一対の胴板の下端は、前記底板の下面と面一となるように形成されていてもよい。
このように構成した場合には、ダンボール積層断面と対向する方向にフォークの爪による荷重が加わることとなり、底板の撓みの発生を抑制して搬送箱全体の形状を安定して維持することができる。
さらに、前記一対の胴板の上端は、前記嵌合蓋を貫通してその上部に突出するように形成されていてもよい。
このように構成した場合には、搬送箱の段積みを容易に可能とすると共に、段積みされた搬送箱相互の位置ずれを防止することができる。
さらにまた、前記ホルダーのそれぞれは、相互に連結されて井桁状に一体形成されていてもよい。
このように構成した場合には、積載品の表面形状に倣うように予め各ホルダーの対向面の形状を形成しておき、その後井桁状に一体化することにより、円筒状積載品のみならず任意の複雑な表面形状の積載品の搭載が可能となる。
以上において、前記ダンボールは、その厚さが30mm~60mmの強化ダンボールであってもよい。
このように構成した場合には、折り曲げ難い厚さの強化ダンボールを用いて、現場での組立が容易であって強度の高い搬送箱を提供することができる。
本発明に係るダンボール搬送箱の組立方法は、その中に積載品が収容され、積層形成されたダンボール製の搬送箱の組立方法であって、四隅に形成された端部貫通孔と、フォークリフトの爪の挿入方向と略直交する方向に形成された中間貫通孔とを有し、その上に円筒状積載品が積載される略矩形状の底板と、前記底板の長手方向に沿って対向配置され、前記底板の前記端部貫通孔及び中間貫通孔に差し込み可能に形成された一対の胴板と、前記底板に対応して、端部貫通孔及び中間貫通孔が形成され、一対の胴板の上部に取り付けられる嵌合蓋と、前記底板及び前記嵌合蓋の四隅の上下に配置され前記円筒状積載品の軸方向端部を支持固定する端部ホルダーと、前記円筒状積載品の軸方向中間部の上下に配置される中間ホルダーと、を用い、前記底板の四隅に前記端部ホルダーを差し込み、次に、四隅の前記端部ホルダーの上に前記円筒状積載品を載置し、次に、前記円筒状積載品の下部側方から、前記中間ホルダーを前記中間貫通孔と直交する方向に差し込み配置し、次に、前記一対の胴板の下部を、前記端部ホルダー及び前記中間ホルダーを介して、前記底板の端部貫通孔及び前記中間貫通孔に差し込み、次に、前記一対の胴板の上部を、前記端部ホルダー及び前記中間ホルダーを介して、前記嵌合蓋の端部貫通孔及び前記中間貫通孔に差し込んで一体化することを特徴とするものである。
このように構成した場合には、底板に必要最小限の部材(下端部ホルダー)のみが取り付けられ、その周囲が開放されたほぼ平坦なボード上に円筒状積載品を搭載するので、箱体の内部に搭載(収容)する場合に比し、格段に作業性を向上させることができる。また、従来折り曲げ難かった底板、一対の胴板、嵌合蓋を相互に差し込むだけで一体化することができるので現場での組立が容易となる。さらに、搬送箱の一連の組立手順の一環として円筒状積載品を積載(収容)固定することができるので、作業の円滑化を促進することができる。
本発明に係る別のダンボール搬送箱の組立方法は、その中に積載品が収容され、積層形成されたダンボール製の搬送箱の組立方法であって、四隅に形成された端部貫通孔と、フォークリフトの爪の挿入方向と略直交する方向に形成された中間貫通孔とを有し、その上に軸心付き円筒状積載品が積載される略矩形状の底板と、前記軸心付き円筒状積載品を挟んで、その軸方向に沿って対向配置される一対の軸方向胴板及び前記軸心付き円筒状積載品の軸心の支持部を有して軸端部に対向配置される一対の軸端部胴板とから構成される四面の胴板と、前記底板に対応して、端部貫通孔及び中間貫通孔が形成され、前記四面の胴板の上部に取り付けられる嵌合蓋と、を用い、前記底板の前記端部貫通孔及び前記中間貫通孔に前記一対の軸方向胴板を差し込み、次に、前記一対の軸端部胴板を前記一対の軸方向胴板と嵌合させつつ、前記底板の前記端部貫通孔に差し込み、次に、前記軸心付き円筒状積載品の軸心を前一対の軸端部胴板の前記支持部に載置し、次に、前記四面の胴板の上部を、前記嵌合蓋の端部貫通孔及び前記中間貫通孔に差し込んで一体化することを特徴とするものである。
このように構成した場合には、折り曲げ作業等を要することなく、強度の高い(折り曲げ難い)6面の肉厚ボード部材(底板、四面胴板、嵌合蓋)を相互に差し込むだけで一体化することができるので現場での組立が容易となる。また、折り曲げ作業が不要なので角部を厚くして強度を補強することもできる。さらに、軸芯付き円筒状積載品による荷重を、底板、四面胴板に均等に分散させることができるので、箱体の積載荷重を増大させると共に、その形状の安定した保持に寄与することができる。
本発明によれば、円筒状積載品の搬送中におけるダンボール搬送箱自体の変形(円筒状積載品の位置ずれ)を未然に防止することができる。また、搬送箱の現場での組立を容易に可能として作業性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態1に係るダンボール搬送箱の構成を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態1に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、パレット(底板)に下部ホルダーを取り付ける状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態1に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、下端部ホルダーの上に円筒状積載品を積載し、中間ホルダーを円筒状積載品の下側面から差し込み挿入する状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態1に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、パレット(底板)に一対のパネル(胴板)を差し込み、下部ホルダーを一体に固定する状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態1に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、上部ホルダーを介して嵌合蓋を一対のパネルに差し込む状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態1に係るホルダーを井桁状に一体形成した状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態2に係るダンボール搬送箱の構成を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態2に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、パレット(底板)に左右一対の軸方向パネルを取り付ける状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態2に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、前後一対の軸端面パネルを左右一対の軸方向パネルを介して底板に取り付ける状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態2に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、軸芯付き円筒状積載品を前後一対の軸端面パネルの支持部に載置する状態を示す模式的斜視図である。 本発明の実施形態2に係るダンボール搬送箱の組立手順を示す模式図であり、4面パネルに嵌合蓋を取り付ける状態を示す模式的斜視図である。
以下に、本発明に係るダンボール搬送箱の一実施形態(実施形態1)について、図1~図5を参照して説明する。ここで、図1は本実施の形態に係るダンボール搬送箱の構成を示す模式的斜視図であり、図2~図5はダンボール搬送箱の組立手順を示す模式的斜視図である。なお、各図において、円筒状積載品LDについては、明瞭化のため二点鎖線で示している。
また、以下の実施形態にて例示するダンボール搬送箱は、予め所定の大きさにカットした強化ダンボールを4枚から6枚程度積層して貼り合せた、比較的肉厚(厚さ:約30mm~60mm、より好ましくは、厚さ:約40mm~50mm)で剛性の高い(折り曲げ難い)ボード状の肉厚ダンボールシート(以下、ボード部材とも称する)にて形成されている。さらに、上記強化ダンボールとしては、両面ダンボールの片側に片面ダンボールを貼り合わせた、いわゆる複両面ダンボール(AB段:8mm)であり、ライナーはK7かK6、中芯はMM180が用いられている。なお、本発明において、ダンボール搬送箱を形成する際には、肉厚なボード部材の折り曲げ作業が不要なので、ボード部材同士を突き合わせることにより角部を容易に厚く形成することができ、搬送箱全体の強度を高めることができる。
<実施形態1>
本実施形態に係るダンボール搬送箱1は、図1に模式的に示すように、複数の貫通孔を有する底板(パレット)10と、このパレット10の長手方向(円筒状積載品LDの軸方向)に沿って対向配置され複数のタブ状の差し込みや切欠きを有する略矩形状(略長方形状)の一対の胴板(パネル)30と、パネル30の上部に取り付けられ、複数の貫通孔を有する嵌合蓋(キャップ)50とを備え、軸方向(長手方向)端面が開口(開放)された横坑(トンネル)状に形成されている。そして、その内部には、円筒状積載品LDを安定して保持するための複数のホルダー40が配設されている。具体的には、厚くて剛性の高い(折り曲げ難い)各ボード部材(底板10、一対の胴板30R,30L、嵌合蓋50)を、後述する貫通孔と、差し込みタブや切欠きとを、ホルダー40を介して嵌合させて相互に差し込むことにより、折り曲げ作業や釘打ち作業等を不要とし、現場での簡易な組立を可能としている。また、本実施の形態において、底板10、一対の胴板30R,30L、嵌合蓋50の各肉厚ボード部材はいずれも平坦なので、平積みが可能となり肉厚ボード部材自体の保管や運搬のための必要スペース及びコストを大幅に低減することができる。
パレット10は、図2に最も良く示されるように、積層形成されたデッキボード10Bと、その下部に取り付けられ幅方向(軸方向と直交する方向)に延在する略直方体形状の複数の脚桁10Lとを有している。
さらに、脚桁10Lは、軸方向端部(最外方)に配置された一対の端部桁10Lo,10Loと、この端部桁10Lo,10Loの間で、フォークリフトの爪位置に合わせて配置された4個の爪桁10Liとで構成されている。なお、本実施の形態では、対向する爪桁10Li,10Li内側にフォークリフトの爪を挿入することにより、ダンボール搬送箱1の容易な搬送を可能としている。
一方、デッキボード10Bには、複数の下部貫通孔12が形成されており、この下部貫通孔12は、端部桁10Loと重ならないように、四隅に形成された平面視L字状の下端部貫通孔12eと、上記爪桁10Liの対向間隔に合せて長手方向(フォークリフトの爪の挿入方向と略直交する方向)に沿って形成された複数(本例では、4個)の矩形状(長方形状)の下部中間貫通孔12iとで構成されている。
図4に示すように、一対の左右パネル30L,30Rは、積載品LDの軸方向に沿って立設して対向配置されている。なお、左右パネル30L,30Rは同構造であるため、以下、右パネル30R(図4において右側)について説明する。
右パネル30Rの下部には、軸方向端部の下端部貫通孔12eに対応する位置に下端部切欠き32Rd及び下端部差し込み32Rtが設けられていると共に、下部中間貫通孔12iに対応する位置に下部中間切欠き34Rd及びこれを挟むように下方に突出した一対の下部中間差し込み34Rt,34Rtが設けられている。なお、各パネル30R,30Lは、基本的に上下対称であり、右パネル30Rの上部にも、下部と同様な位置に、上端部切欠き36Rd、上端部差し込み36Rt、上部中間切欠き38Rd、上部中間差し込み38Rtが設けられている。
また、本実施の形態では、各パネル30R,30Lを嵌合蓋50に取り付けた(差し込んだ)際に、その先端が嵌合蓋50の厚さを超えて嵌合蓋50の表面(上面)から突出するような長さに設定されている(例えば、デッキボード10Bと嵌合蓋50の厚さ(肉厚)が同じ場合、上端部差し込み36Rt、上部中間差し込み38Rtの方が、下端部差し込み32Rt、下部中間差し込み34Rtの方より長くなるように設定されている)。これにより、ダンボール搬送箱1を段積みした際に、下段の搬送箱の突出部分が上段の搬送箱の爪桁10Li内に入り込んで、上段搬送箱に対するストッパーの役割を果たし、搬送箱相互の位置ずれを防止することができる(図1参照)。
図5に最も良く示されるように、本実施の形態に係るホルダー40は、下部(底板10側)に配置された下部ホルダー40Dと、対応する上部(嵌合蓋50側)に配置された上部ホルダー40Uとを有している。各ホルダー40は、その頂部に切り欠き40dが設けられていると共に、積載品LDと対向する斜面が当該積載品LDの曲面形状に倣うような対向曲面(支持曲面)40sとして形成されている。なお、対応する上部ホルダー40Uと下部ホルダー40Dとは、同様な構造であるため、以下、下部ホルダー40Dの構成について説明する。なお、本実施の形態では、各ホルダーの厚さをボード部材の厚さ(約30mm~60mm)よりも厚く設定(約50mm~80mm)して、補強材の機能を兼用させている。
下部ホルダー40Dは、下端部貫通孔12eに対応して四隅に配置される下端部ホルダー40Deと、下部中間貫通孔12iに対応して配置される下部中間ホルダー40Diとを有している(例えば、図3参照)。
そして、下端部ホルダー40Deには、下端部貫通孔12eに挿入される下端踵部(突起部)40Dhが突出形成されているのに対し、中間ホルダー40Diは、ロール状(円筒状)の積載品LDの側方からの差し込み配置が容易となるように、その底面が平坦に形成されている(例えば、図2、図3参照)。より具体的には、この中間ホルダー40Diは、中間貫通孔12iの長手方向中央部に当該中間貫通孔12iと直交するように、円筒状積載品LDと底板10との間に差し込み配置されている。
なお、本実施の形態では、ホルダー40として、上辺と下辺とが平行な略台形状のホルダーを例示したが、ホルダーの形状としては台形形状に限定されるものではなく、胴板30との嵌合部(切り欠き40d)が形成されていれば差し支えなく、例えば、略三角形状に形成しても良い。
嵌合蓋50は、底板10のデッキボード10Bと同様な構成であり、デッキボード10Bと同様な位置に上端部貫通孔52e及び中間貫通孔52iがそれぞれ形成されている。また、複数のダンボール搬送箱1の段積みを考慮すると、嵌合蓋50の厚さは、デッキボード10Bと同等の厚さであることが好ましい(30mm~60mm、より好ましくは、40mm~50mm)。
このように構成したダンボール搬送箱1においては、底板10、一対の胴板30,30、ホルダー40、嵌合蓋50という必要最小限の部材で、巻芯(軸芯)の有無に関わらず、円筒状積載品LDの上下の周囲を支持固定することができる。すなわち、円筒状積載品LDの軸方向、幅方向の荷重に対して、ホルダー40が楔の役割を果たして、底板10、一対の胴板30,30、嵌合蓋50を一体にその形状を保持固定し、搬送中におけるダンボール搬送箱1自体の変形(円筒状積載品LDの位置ずれ)を未然に防止することができる。
なお、上述の実施形態では、各ホルダー40をそれぞれ独立して形成したが、図6に模式的に示すように、各ホルダー40を井桁状に繋げて(相互に連結して)一体形成してもよい。このように形成した場合には、積載品LDの表面形状に倣うように予め各ホルダー40の対向面40sの形状を形成しておき、その後、井桁状に一体化することにより、円筒状積載品のみならず任意の複雑な表面形状の積載品LDを搭載することができる。
次に、本実施の形態に係るダンボール搬送箱1の組立手順について説明する。
まず、底板(デッキボード)10Bの四隅の端部貫通孔12eに、下端部ホルダー40Deを差し込む(図2参照)。
次に、円筒状積載品LDをクランプフォークリフト等で把持して、四隅に配置された下端部ホルダー40Deの上に載置する(図3参照)。
次に、下部中間ホルダー40Diを円筒状積載品LDの下部側方から幅方向(軸方向と直交する方向)に沿って差し込み挿入する。より具体的には、底板10の中間貫通孔12iの中央部と直交するように、下部中間ホルダー40Diを差し込んで配置する(図3参照)。このように、下部中間ホルダー40Diを配置する前に円筒状積載品LDを下端部ホルダー40Deの上に積載することにより、円筒状積載品LDの搬送箱1への積載(収容)作業の際、下部中間ホルダー40Diがクランプフォークリフト等の邪魔とならないので作業性の向上を図ることができる。
次に、一対のパネル30R,30Lの下端部切欠き32R(L)dが下端部ホルダー40Deの切欠き40Ddと嵌合するように下端部差し込み32R(L)tを底板10の端部貫通孔12eに差し込む。同時に、下部中間切欠き34R(L)dが下部中間ホルダー40Diの切欠き40Ddと嵌合するように下部中間差し込み34R(L)tを底板10の中間貫通孔12iに差し込む(図4参照)。なお、下部中間差し込み34R(L)tを底板10の中間貫通孔12iに差し込んだ際は、中間差し込み34R(L)tの積層断面が底板10(デッキボード10B)の下面と面一となるように、中間差し込み34R(L)tの長さが設定されている。
ここで一般に、積層ダンボールとは、両面ダンボール又は複両面ダンボールを2~10枚程度貼り合わせてボード状に形成したものをいい、本実施の形態では、底板(10)や嵌合蓋(50)をフルート(中芯)が水平になるように構成しつつ、耐荷重性能が必要な個所(例えば、フォークリフトの爪が接触する部分)において、部分的(局所的)にフルートが垂直になるように構成している。
具体的には、上述したように、胴板30の切欠き32R(L)d,34R(L)dを下部ホルダー40Dの切欠き40Ddと嵌合させつつ、下端部差し込み32R(L)t、下部中間差し込み34R(L)tを対応する端部貫通孔12e、中間貫通孔12iにそれぞれ差し込むことにより、ダンボール積層断面(フルートの波型断面)と対向する方向(下部中間差し込み34R(L)tのフルートに対して垂直方向)にフォークの爪による荷重が加わるように構成している。これにより、底板10の撓みの発生を抑制して搬送箱1の形状を安定して保持することを可能としている。
次に、一対のパネル30R,30Lの上端部切欠き36R(L)d、上部中間切欠き38R(L)dを上端部ホルダー40Ueの切欠き40Udと嵌合させて、さらに、上端部ホルダー40Ueの上端踵40Uhを嵌合蓋50の上端部貫通孔52eに差し込む。同時に、上端部差し込み36R(L)tを嵌合蓋50の上端部貫通孔52eに差し込むと共に、上部中間差し込み38R(L)tを嵌合蓋50の中間貫通孔52iに差し込む(図5参照)。なお、本実施の形態では、上部中間差し込み38R(L)tを嵌合蓋50の中間貫通孔52iに差し込んだ際に、その先端が嵌合蓋50の表面(上面)より突出するように、上部中間差し込み38R(L)tの長さが設定されている(図1参照)。これにより、段積みの際の搬送箱相互の位置ずれを未然に防止することができる。
このような本実施の形態に係るダンボール搬送箱の組立方法によれば、底板10に必要最小限の部材(下端部ホルダー40De)のみが取り付けられ、その周囲が開放されたほぼ平坦なボード上に円筒状積載品LDを搭載するので、箱体の内部に搭載(収容)する場合に比し、格段に作業性を向上させることができる。また、従来折り曲げ難かった肉厚のボード部材(底板10、一対の胴板30L,30R、嵌合蓋50)を相互に差し込むだけで一体化することができるので現場での組立が容易となる。さらに、搬送箱1の一連の組立手順の一環として円筒状積載品LDを積載(収容)固定することができるので、作業の円滑化を促進することができる。
なお、本実施の形態に係るダンボール搬送箱1は、巻芯(軸芯)の有無に関わらず、比較的大型(例えば、φ800~1200mmの重量物(例えば、600kg以上)の円筒状積載品LDに好適である。
次に、本発明に係るダンボール搬送箱の別の実施形態(実施形態2)について、図7~図11を参照して説明する。ここで、図7は本実施形態に係るダンボール搬送箱の構成を示す模式的斜視図であり、図8~図11はダンボール搬送箱の組立手順を示す模式的斜視図である。なお、本実施の形態に係るダンボール搬送箱は、巻芯(軸芯)付き円筒状積載品LD1の搭載に好適なものであり、各図において、軸芯付き円筒状積載品LD1については、明瞭化のため二点鎖線で示している。
<実施形態2>
本実施形態に係るダンボール搬送箱1Aは、図7に模式的に示すように、複数の貫通孔を有する底板(パレット)10と、このパレット10の周囲に沿って立設配置され複数のタブ状の差し込みや切欠きを有する平面視略矩形状(略長方形状)の四面の胴板(以下、4面パネルとも称する)70と、4面パネル70の上部に取り付けられ、複数の貫通孔を有する嵌合蓋(キャップ)50とを備えて、箱状に形成されている。具体的には、厚くて剛性の高い(折り曲げ難い)各ボード部材(底板10、四面胴板70、蓋50)を、後述する貫通孔と差し込みタブや切欠きとを、嵌合させて相互に差し込むことにより、折り曲げ作業や釘打ち作業等を不要とし、現場での簡易な組立を可能としている。なお、符号Nは、必要に応じて補強用のバンドを掛け回すための切欠きである。また、本実施の形態において、底板10、四面胴板70、嵌合蓋50の各ボード部材はいずれも平坦なので、先の実施形態と同様に、各ボード部材自体の保管や運搬のための必要スペース及びコストを大幅に低減することができる。なお、本実施形態において、底板(パレット)10、嵌合蓋(キャップ)50は、基本的に先の実施形態と同様な構成であるので、以下、4面パネル70の構成を中心に説明する。
図7~図9に示すように、本実施の形態に係る4面パネル(四面胴板)70は、軸芯付き円筒状積載品LD1を挟んで、その軸方向(長手方向)に沿って対向配置される左右一対の軸方向パネル70R,70Lと、軸芯付き円筒状積載品LD1の前後の軸方向端面に立設して対向配置される前後一対の軸端面パネル70F,70Eとを有し、これらが互いに嵌合して四面の胴板(4面パネル)を構成している。なお、左右の軸方向パネル70R,70L及び前後の軸端面パネル70F,70Eはそれぞれ同構造であるため、以下、軸方向右パネル70R(図8において右側)及び軸端面前パネル70F(図9において左側)について説明する。
図8に良く示されるように、軸方向右パネル70Rの下部には、底板10の軸方向端部の下端部貫通孔12eに対応する位置に下端部差し込み72Rtが設けられていると共に、下部中間貫通孔12iに対応する位置に下部中間差し込み74Rtが設けられている。一方、軸方向右パネル70Rの上部には、前後の軸端面パネル70F,70Eと嵌合する上端部切欠き76Rdが設けられていると共に、この上端部切欠き76Rdの軸方向内側に嵌合蓋50の上端部貫通孔52eに差し込まれる上端部差し込み76Rtが設けられている。さらに、嵌合蓋50の上部中間貫通孔52iに対応する位置に上部中間差し込み78Rtが設けられている。
一方、図9に良く示されるように、軸端面前パネル70Fの下部には、上述した軸方向パネル70R,70Lの上端部切欠き76R(L)dと嵌合する下端部切欠き72Fdが設けられていると共に、この下端部切欠き72Fdの幅方向内側に底板10のL字状の下端部貫通孔12eに対応する位置に下端部差し込み72Ftが設けられている。また、軸端面前パネル70Fの上部には、嵌合蓋50のL字状の上端部貫通孔52eに差し込まれる上端部差し込み76Ftが設けられている。さらに、中央部には、軸芯付き円筒状積載品LD1の軸心(巻芯)LD1sが載置(配置)される支持部76Fuが正面視U字状に形成されている。
このように構成したダンボール搬送箱1Aにおいては、底板10、四面胴板70、嵌合蓋50という6個の肉厚なボード部材にて、軸芯付き円筒状積載品LD1を支持固定することができる。すなわち、軸芯付き円筒状積載品LD1の軸方向、幅方向の荷重に対して、六面の肉厚ボード部材(底板10、四面胴板70、嵌合蓋50)にて一体にその形状を保持固定し、搬送中におけるダンボール搬送箱1A自体の変形(軸芯付き円筒状積載品LD1の位置ずれ)を未然に防止することができる。また、重量の嵩む軸芯付き円筒状積載品LD1が前後の軸端面パネル70F,70Eに支持され、さらにこの軸端面パネル70F,70Eが左右の軸方向パネル70R,70Lを介して底板10に接続支持されるので、逆の構成(軸方向パネル70R,70Lが軸端面パネル70F,70Eを介して底板10に接続支持される構成)に比し、軸芯付き円筒状積載品LD1の重量を底板10全体で支持することができダンボール搬送箱1A全体の強度の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態では、先の実施形態と同様に、軸方向パネル70R,70Lを嵌合蓋50に取り付けた(差し込んだ)際に、その先端が嵌合蓋50の厚さを超えて嵌合蓋50の表面(上面)から突出するような長さに設定されている(例えば、デッキボード10Bと嵌合蓋50の厚さ(肉厚)が同じ場合、上端部差し込み36Rt、上部中間差し込み38Rtの方が、下端部差し込み32Rt、下部中間差し込み34Rtの方より長くなるように設定されている)。これにより、ダンボール搬送箱1Aを段積みした際に、下段の搬送箱の突出部分が上段の搬送箱の爪桁10Li内に入り込んで、上段搬送箱に対するストッパーの役割を果たし、搬送箱相互の位置ずれを防止することができる(図7参照)。
次に、本実施の形態に係るダンボール搬送箱1Aの組立手順について説明する。
まず、左右の軸方向パネル70R,70Lの下端部差し込み72R(L)t及び下部中間差し込み74R(L)tを、対応する底板10の端部貫通孔12e及び下部中間貫通孔12iに差し込む(図7参照)。なおこの際、先の実施形態と同様に、下部中間差し込み74R(L)tを底板10の中間貫通孔12iに差し込んだ際は、中間差し込み74R(L)tの積層面(断面)が底板10(デッキボード10B)の下面と面一となるように、中間差し込み74R(L)tの長さが設定されている。これにより、先の実施形態と同様に、ダンボール積層断面と対向する方向にフォークの爪による荷重が加わることとなり、底板10の撓みの発生を抑制して搬送箱1Aの形状を安定して保持することができる。
次に、前後の軸端面パネル70F,70Eの下端部切欠き74F(E)dを軸方向パネル70R,70Lの上端部切欠き76R(L)dと嵌合させつつ、下端部差し込み72F(E)tを底板のL字状の下端部貫通孔12eに差し込む(図8参照)。
次に、軸芯付き円筒状積載品LD1をクレーンリフト等で吊り下げて、軸心LD1sを軸端面パネル70F,70Eの支持部76F(E)uに載置する(図9参照)。
次に、4面パネル70R,70L,70F,70Eの上端部差し込み76R(L)t、上部中間差し込み78R(L)t、上端部差し込み76F(E)tを嵌合蓋50の対応する上端部貫通孔52e、中間貫通孔52iに差し込む(図10参照)。なおこの際、先の実施形態と同様に、上部中間差し込み78R(L)tの先端が嵌合蓋50の表面(上面)より突出するように、上部中間差し込み78R(L)tの長さが設定されているので、段積みの際の搬送箱相互の位置ずれを未然に防止することができる。
このような本実施の形態に係るダンボール搬送箱の組立方法によれば、折り曲げ作業等を要することなく、強度の高い(折り曲げ難い)6面の肉厚ボード部材(底板10、4面胴板70、嵌合蓋50)を相互に差し込むだけで一体化することができるので現場での組立が容易となる。また、それぞれが独立した肉厚のボード部材なので、従来の折り畳み式ダンボール搬送箱に比し、角部を肉厚に形成することができ強度の増大が可能となる。さらに、軸芯付き円筒状積載品LD1による荷重を、底板10、4面パネル70R,70L,70F,70Eに均等に分散させることができるので、箱体の積載荷重を増大させると共に、その形状の安定した保持に寄与することができる。
なお、本発明の技術的範囲は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨に逸脱しない範囲において多様な変更もしくは改良を加え得るものである。例えば、上述した実施の形態を適宜組み合わせても良いし、軸方向端部を覆うカバー等を適宜設けても良い。
1,1A ダンボール搬送箱
LD 円筒状積載品
LD1 軸心付き円筒状積載品
LD1s 軸心(巻芯)
1,1A ダンボール搬送箱
10 底板(パレット)
10B デッキボード
10L 脚桁
10Li 爪桁
10Lo 端部桁
12e 端部貫通孔
12i 中間貫通孔
30 胴板(パネル)
30L,30R 左右パネル
32Rd,32Ld 下端部切欠き
32Rt,32Lt 下端部差し込み
34Rd,34Ld 下部中間切欠き
34Rt,34Lt 下部中間差し込み
36Rd,36Ld 上端部切欠き切欠き
36Rt,36Lt 上端部差し込み
38Rd,38Ld 上部中間切欠き
38Rt,38Lt 上部中間差し込み
40 ホルダー
40D 下部ホルダー
40Dd 切欠き
40De 下端部ホルダー
40Dh 下端踵部(突起部)
40Di 下部中間ホルダー
40U 上部ホルダー
40Ud 切欠き
40Ue 上端部ホルダー
40Uh 上端踵
40d 切り欠き
40s 対向曲面(支持曲面)
50 嵌合蓋(キャップ)
52e 上端部貫通孔
52i 上部中間貫通孔
70 4面パネル(四面胴板)
70F,70E 軸端面パネル
70R,70L 軸方向パネル
72Ft,72Et 下端部差し込み
72Fd,72Ed 下端部切欠き
72Rt,72Lt 下端部差し込み
74Rt,74Lt 下部中間差し込み
76Fu,76Eu 支持部
76Ft,76Et 下端部差し込み
76Rd,76Ld 上端部切欠き
76Rt,76Lt 上端部差し込み

Claims (5)

  1. その中に積載品が収容され、積層形成されたダンボール製の搬送箱であって、
    複数の貫通孔を有し、その上に円筒状積載品が積載されると共に、その下にフォークリフトの爪が挿入される略矩形状の底板と、
    前記底板の長手方向に沿って対向配置され、前記底板の前記貫通孔に差し込み可能に形成された一対の胴板と、
    前記底板に対応して、複数の貫通孔が形成され、一対の胴板の上部に取り付けられる嵌合蓋と、
    前記底板及び前記嵌合蓋に取り付けられ、前記円筒状積載品の表面形状に倣うような対向曲面を有して前記円筒状積載品を支持固定する複数のホルダーと、
    を備え、
    前記ホルダーは、さらに、前記底板及び前記嵌合蓋の四隅の上下に配置され前記円筒状積載品の軸方向端部を支持固定する端部ホルダーと、前記円筒状積載品の軸方向中間部の上下に配置される中間ホルダーとを有し、
    前記端部ホルダーは、前記底板の貫通孔に差し込まれているのに対し、前記中間ホルダーは前記円筒状積載品の上下側面に挿入されて、前記底板、前記一対の胴板、前記嵌合蓋を一体に接合していることを特徴とするダンボール搬送箱。
  2. 前記底板の前記貫通孔は、四隅に形成された端部貫通孔と、前記フォークリフトの爪の挿入方向と略直交する方向に形成された中間貫通孔とを有し、当該中間貫通孔に差し込まれる前記一対の胴板の下端は、前記底板の下面と面一となるように形成されていることを特徴とする請求項に記載のダンボール搬送箱。
  3. 前記一対の胴板の上端は、前記嵌合蓋を貫通してその上部に突出するように形成されていることを特徴とする請求項に記載のダンボール搬送箱。
  4. 前記ホルダーのそれぞれは、相互に連結されて井桁状に一体形成されていることを特徴とする請求書に記載のダンボール搬送箱。
  5. 前記ダンボールは、その厚さが30mm~60mmの強化ダンボールであることを特徴とする請求項に記載のダンボール搬送箱。
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