JP3111978U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品を浮かせて収納する包装箱において、仕切壁のない場合でも、物品を載せるための支持部を確実に固定し、物品を安定した状態で保持できるようにすることを目的とする。
【解決手段】 第1補強壁部24(26)の側端部及び中央部には、組立時に内側に折り曲げられることにより、収納する容器Pのフランジの一部に係合し、この容器Pを底板部10から浮かせた状態に保持する側端部支持片24A,24B(26A,26B)及び中央部支持片24C,24D(26C,26D)が形成され、第2補強壁部28,32(30,34)において、第2側壁部16,18と反対側の辺には、組立時に内側に折り曲げられることにより、中央部支持片24C,24D(26C,26D)が内側に折り曲げられた状態を保持するための固定片36,40(38,42)が連設されている。
【選択図】 図2

Description

本考案は、パック詰めの青果等を収納し運搬するための包装箱に関する。
従来より、いちご等の傷みやすい青果を出荷する際には、一般に、このような青果をプラスチック製のパックに詰めてパック詰めにし、パック詰めの状態で、他の複数のパック詰めの青果と共に包装箱に収納し、搬送するようにしている。そして、この包装箱としては、段ボール等のシート材を組み立てて構成されたトレー状で、内部にパックの形状に合わせた仕切壁が設けられたものが知られており、この仕切壁により、各パックが箱内で移動して青果が傷つけられることを防止している。
しかしながら、各パック同士が接触することにより青果が傷つけられることを防止しても、包装箱が搬送中に受ける振動や衝撃が、包装箱の底部からパックに直接加わることにより、青果を損傷させてしまうことがあった。
一方、上記問題を回避する方法として、トレー状の包装箱の側壁の一部により支持部を形成し、この支持部及び仕切壁にパックのフランジ部を載せてパックを浮かせた状態にすることで、パックに加わる振動等を緩和する包装箱が提案されている(例えば特許文献1,2等参照)。
特開2004−276954号公報 特開2005−35612号公報
しかしながら、上記のようなパックを浮かせた状態で保持する包装箱においては、側壁に切り込みを設けて、その側壁の一部を包装箱の内側に折り曲げるか、又は、側壁を延出し、その延出部分を包装箱の底部の縁から斜め上方に折り曲げることにより支持部を形成しており、これらの支持部の一部又は全ては、仕切壁に係合することで折り曲げた状態が固定されている。このため、仕切壁を取り外すと、支持部の一部又は全てが固定されていない状態となるので、例えば、仕切壁を必要としない大きさのパックを収納しようとした場合には、パックを安定した状態で保持することができなくなるという問題があった。
本考案は、こうした問題に鑑みなされたもので、物品を浮かせて収納する包装箱において、仕切壁のない場合でも、物品を載せるための支持部を確実に固定し、物品を安定した状態で保持できるようにすることを目的とする。
係る目的を達成するためになされた請求項1に記載の考案は、予め定められた形状に切断された1枚のシート材を定められた折線に沿って折り曲げることにより組立可能な包装箱であって、矩形の底板部と、該底板部の4辺の内、互いに平行な1組の辺に夫々連設された一対の第1側壁部と、前記底板部の4辺の内、互いに平行で、しかも前記第1側壁部が連設されない1組の辺に夫々連設された一対の第2側壁部と、前記各第1側壁部の前記底板部とは反対側の辺に夫々連設され、組立時に前記底板部に略平行に対向する面を形成する一対の額縁部と、該各額縁部の前記第1側壁部とは反対側の辺に夫々連設され、組立時には内側に折り込まれる一対の第1補強壁部と、前記各第2側壁部において、前記底板部側の辺と直交する2辺に夫々連設され、組立時には夫々前記各第1側壁部と前記各第1補強壁部との間に挟まれる一対の第2補強壁部と、を備え、前記各第1補強壁部において、前記額縁部に連設される辺の両端側及びその中央部には、組立時に内側に折り曲げられることにより、収納する物品の一部に係合し、この物品を前記底板部から浮かせた状態に保持する支持片が形成され、前記各第2補強壁部において、前記第2側壁部とは反対側の辺には、組立時に内側に折り曲げられることにより、前記中央部の支持片が内側に折り曲げられた状態を保持するための固定片が連設されていることを特徴としている。
このような包装箱によれば、矩形の底板部に連設された一対の第1側壁部と、底板部の第1側壁部が連設されない1組の辺に夫々連設された一対の第2側壁部とを上方に折り曲げ、額縁部と、第1補強壁部とを、第2補強壁部を挟むように内側に折り込むことによりトレー状の箱が形成される。そして、第1補強壁部の額縁部に連設される辺の両端側及びその中央部に形成された支持片を、内側に折り曲げることにより、これらの支持片が収納する物品の一部に係合し、この物品を底板部から浮かせた状態に保持することができる。
さらに、第2補強壁部において、第2側壁部側の辺とは反対側の辺に連設された固定片を、内側に折り曲げることにより、中央部の支持片が内側に折り曲げられた状態が保持されるので、支持片が折り曲げられていない状態に戻ることを防止でき、より確実に物品を保持できる。また、このように各部を連設することで、シート材の形状が略長方形となるので、シート材を効率的に使用でき、シート材の使用量を必要最小限にすることができる。
次に、請求項1に記載の包装箱は、請求項2に記載のように、各第2側壁部の底板部とは反対側の辺には、組立時に底板部に略平行に対向する面を形成する第2額縁部、及び、組立時に内側に折り込まれる内壁部を順に連設すると共に、各内壁部において、第2額縁部側の辺と直交する2辺には、組立時には夫々各第1側壁部と各第1補強壁部との間に挟まれる一対の第3補強壁部を連設し、固定片を、第3補強壁部の内壁部とは反対側の辺に連設するようにしてもよい。
このようにすると、第2側壁部側の側壁も二重に構成されるので、包装箱の強度を上げることができる。また、全ての側壁の上面に、底板部に略平行に対向する面が形成されるので、包装箱をより安定した状態で、上下に重ねることができる。
そして、請求項1又は請求項2に記載の包装箱は、請求項3に記載のように、第2側壁部と平行に配置され、底板部、第1側壁部、第2側壁部にて囲まれて形成される内部空間を2つの内部空間に分離する第1仕切壁を設け、この第1仕切壁には、組立時に第1補強壁部から内部空間に向けて突出される2つの固定片の間に挿入される第1挿入片を形成するようにしてもよい。
このようにすると、第1仕切壁の第1挿入片が、2つの固定片により形成された挿入孔に挿入されることにより、第1仕切壁の立設状態が保持されるので、容易に内部空間を分割することができる。
また、請求項3に記載の包装箱は、請求項4に記載のように、組立時に第1仕切壁と直交するように配置され、底板部、第1側壁部、第2側壁部、第1仕切壁にて囲まれて形成される2つの内部空間を分離する第2仕切壁を設け、この第2仕切壁は、予め定められた形状に切断された1枚のシート材を、定められた折線に沿って折り曲げることにより断面がコの字状になるように構成し、コの字の開放端側が底板部を向くように配置し、支持片が物品の一部に係合する高さと同じ高さで物品の一部と係合する支持部を、コの字の2つの頂点を形成する互いに平行な一対の辺に沿って、夫々形成するようにしてもよい。
このようにすると、第2仕切壁がコの字状に構成されているので、第1仕切壁と第2仕切壁を直交するように配置することにより、第1仕切壁の立設状態がより安定し、容易に内部空間を分割できる。また、第2仕切壁には、支持片と同じ高さで物品の一部と係合するように支持部が形成されているので、支持片と、支持部とにより、より確実に物品を底板部から浮かせた状態で保持できる。
そして、請求項1〜請求項4の何れかに記載の包装箱は、請求項5に記載のように、各第1補強壁部において、額縁部に連設される辺の両端側に形成される支持片は、第1側壁部の両端よりも外側に突出するように形成してもよい。
このようにすると、支持片の一部が第1側壁部の両端よりも外側に突出しているので、第1補強壁部を内側に折り込んだ状態において、支持片が第2側壁部に接触し、固定される。このため、支持片が折り曲げられていない状態に戻ることを防止でき、より確実に物品を底板部から浮かせた状態で保持できる。
さらに、請求項1〜請求項5の何れかに記載の包装箱は、請求項6に記載のように、底板部において、第1側壁部が連設された辺には、補強壁挿入孔を形成し、第1補強壁部において、額縁部とは反対側の辺には、組立時に補強壁挿入孔に挿通可能な凸部を形成するようにしてもよい。
このようにすると、接着剤や金具等の接合部材を用いることなく、第1補強壁部を固定することができるので、組立が容易となり、また、製造コストを削減することができる。
また、請求項1〜請求項6の何れかに記載の包装箱は、包装箱を構成するシート材として、プラスチック等の樹脂材料や、厚紙等の紙材料を用いてもよいが、請求項7に記載のように、段ボールにて構成してもよく、このようにすると、箱としての十分な強度を保ちつつ、折り曲げ、切断等の加工を容易に行うことができる。
以下、本考案が適用された実施形態の包装箱を図面と共に説明する。
[第1実施例]
図1は、本実施例の包装箱1の展開図である。
包装箱1は、いちごが詰められたいちごパック(以下、容器Pとする)を収納し、搬送する際に使用されるものであって、トレー2と、第1仕切壁50及び第2仕切壁60により構成され、トレー2の内部空間を4等分する中仕切りと、からなり、各分割された領域に略等しい大きさの容器Pを4個収納可能に構成されている。
包装箱1の材料であるシート材4は、段ボールからなり、図1に示すような形状に予め裁断されており、破線で示す箇所は、折り曲げやすいように折れ目や切れ目が設けられている。また、シート材4における領域Aには、波形の形状を有する段ボールの中芯の向きを示しており、領域A内の線は、中芯の山または谷の部分を示す。
ここで、シート材4は、第1仕切壁50、第2仕切壁60を除いて、対称軸B−Bを中心として線対称に構成されているため、線対称に構成された当該部分に対して、その線対称に位置する部分については、括弧書きにて符号を追加し、まとめて説明する。
シート材4は、図1に示すように、トレー2を構成する、底板部10、底板部10の4辺の内、互いに平行な1組の辺に夫々連設された一対の第1側壁部12(14)、底板部10の4辺の内、互いに平行で、しかも第1側壁部12(14)が連設されない1組の辺に夫々連設された一対の第2側壁部16,18、第1側壁部12(14)の底板部10とは反対側の辺に連設され、組立時に底板部10に略平行に対向する面を形成する一対の額縁部20(22)、各額縁部の第1側壁部12(14)とは反対側の辺に連設され、組立時には内側に折り込まれる一対の第1補強壁部24(26)、各第2側壁部16,18において、底板部10側の辺と直交する2辺に夫々連設され、組立時には第1側壁部12(14)と第1補強壁部24(26)との間に挟まれる第2補強壁部28,32(30,34)と、中仕切りを構成する、第1仕切壁50、第2仕切壁60と、から構成されている。ここで、第1仕切壁50は第1補強壁部24の額縁部20(22)とは反対側の辺に切断可能に連設され、第2仕切壁60は、第1仕切壁の第1補強壁部24とは反対側の辺に切断可能に連設されている。
底板部10は、第2側壁部16,18が連設された辺が、第1側壁部12(14)の連設された辺より長く構成された長方形であり、長方形の補強壁挿入孔10A(10B)が形成されている。そして、この補強壁挿入孔10A(10B)は、長辺の内の1辺が、第1側壁部12(14)が連設された辺に接するように、各辺に2箇所形成されている。
第1補強壁部24(26)は、額縁部20(22)とは反対側の端縁に、底板部10に形成された補強壁挿入孔10A(10B)に挿通可能な幅の凸部24J(26)が2箇所形成されており、組立時に、底板部10に形成された補強壁挿入孔10A(10B)に挿通される。
また、第1補強壁部24(26)は、額縁部20(22)に連設される辺の両端側が第1側壁部12(14)の両端よりも外側に突出している。そして、凸部24J(26J)が形成されている側の辺から、この辺に直交し、この第1補強壁部24(26)を二等分するように、この面の略中央部を端として、切り込み24Eが形成されている。一方、この切り込み24Eの切り込み端から、この切り込み24Eを中心線として、切り込み24Eと直交する方向で線対称に、切り込み24Fが所定の長さで設けられると共に、この切り込み24Fの延長線上に、この第1補強壁部24(26)の両側端部から切り込み24Gが所定の長さで設けられている。さらに、切り込み24Eと平行に、各切り込み24F,24Gの切り込み端を端として、一部切れ目を含む折線24Hが設けられている。
そして、組立時には、切り込み24E,24Fにより形成された側端部支持片24A,24B(26A,26B)及び中央部支持片24C,24D(26C,26D)が、この折線24Hに沿ってトレー2の内側に折り曲げられることにより、これらの支持片が、収納する容器Pのフランジに係合し、容器Pが底板部10から浮いた状態に保持される。
第2補強壁部28,32(30,34)の第2側壁部16,18とは反対側の辺は、組立時に底板部10に当接する側が一部突出し、固定片36,40(38,42)を形成している。そして、この固定片36,40(38,42)の連結部には、第2側壁部16,18が連設されている辺と平行な折線28A,32A(30A,34A)が形成されており、この折線28A,32A(30A,34A)に沿ってトレー2の内側に、固定片36,40(38,42)が折り曲げられることにより、中央部支持片24C,24D(26C,26D)が内側に折り曲げられた状態が保持される。
また、第2補強壁部28,32(30,34)の第1側壁部12(14)と反対側の辺には凸部28B,32B(30B,34B)が各2箇所形成されており、組立時には、この凸部28B,32B(30B,34B)が内側に折り曲げられて額縁部20(22)に重なり、額縁部20(22)を補強する。
第1仕切壁50は長尺状であり、両端に、組立時に第1補強壁部から突出する2つの固定片36,40又は固定片38,42の間に挿入される第1挿入片50Aが形成されており、略平行な2つの長辺の内、第2仕切壁60と連設する側の中央部には、組立時に、第2仕切壁60に挿入される第2挿入片50Bが形成されている。そして、この第1仕切壁50は、トレー2を構成する部分と、第2仕切壁60とは切り離して使用され、組み立てられたトレー2の内部に、第2側壁部16,18と平行に配置され、底板部10、第1側壁部12,14、第2側壁部16,18にて囲まれて形成される内部空間を2つに分離する。
第2仕切壁60は、略長方形であり、第1仕切壁50に連設された辺(長辺)と平行に、この第2仕切壁60を二等分する中心線に沿って、中央部と端部を残して2箇所に切り込み60Bが形成されていると共に、中央部と端部には、中心線の両側に中心線と平行に折線60Cが形成されている。そして、この第2仕切壁60は、第1仕切壁50と、トレー2を構成する部分とは切り離され、折線60Cに沿って断面がコの字状となるように折り曲げた状態で第1仕切壁50と組み合わせて使用される。
また、第2仕切壁60は、折線60Cに沿って折り曲げられることにより、切り込み60Bの切断面の一部が上方を向き、容器Pのフランジの一部と係合可能な支持部60Dを形成する。尚、この支持部60Dは、側端部支持片24A,24B(26A,26B)及び中央部支持片24C,24D(26C,26D)が容器Pのフランジの一部に係合する高さと同じ高さでフランジの一部と係合するように形成されている。
また、第2仕切壁60には、第1仕切壁50に連設された辺(長辺)と直交する方向に、この第2仕切壁60を二等分する中心線に沿って、仕切壁挿入孔60Aが形成されており、第2仕切壁60は、組立時には、第1仕切壁50と直交するように配置され、底板部10、第1側壁部12(14)、第2側壁部16(18)、第1仕切壁50にて囲まれて形成される2つの内部空間を分離する。
第1側壁部12(14)、額縁部20(22)、第1補強壁部24(26)には、各部が夫々連設される辺に直交する方向に、各部を跨ぐように、一対の平行な切り込み44A(46A)が2箇所に形成されている。そして、これらの切り込み44A(46A)は、一対の切り込み44A(46A)に挟まれた部分を、この切り込み44A(46A)に直交するように形成された折線94(96)に沿って折り曲げることにより、額縁部20(22)の上面よりも上方に突出される突起44(46)を形成するためのものであり、切り込み44A(46A)の位置は、同一の包装箱1を、更にその上に重ねたときに、この突起44(46)が、上に重ねた包装箱1の底板部10に形成された補強壁挿入孔10A(10B)に挿通されるように、補強壁挿入孔10A(10B)の両端縁の位置に対応している。
次に、このシート材4から包装箱1を組み立てる手順について図2、図3を用いて説明する。図2は、包装箱1の完成状態を示す斜視図、図3は、包装箱1の分解図である。
まず、図1に示すシート材4から、第1仕切壁50、第2仕切壁60を切り離す。次に、第2側壁部16,18と、その両側に連設された第2補強壁部28,32(30,34)とを、折線70,72及び折線74,76(78,80)に沿って起こすように折り曲げる。そして、固定片36,40(38,42)と凸部28B,32B(30B,34B)を、夫々折線28A,32A(30A,34A)、折線98,102(100,104)に沿ってトレー2の内側方向に折り曲げる。
ここまでの手順を終了すると、固定片36,40(38,42)がトレー2の内側に突出した状態となる。
次に、第1側壁部12(14)と、額縁部20(22)と、第1補強壁部24(26)とを折線82,86,90(84,88,92)に沿って、第2補強壁部28,32(30,34)を覆うように折り曲げる。この際、折線94(96)を折り曲げて突起44(46)を形成し、側端部支持片24A,24B(26A,26B)及び中央部支持片24C,24D(26C,26D)を折線24H(26H)に沿って、トレー2の内側方向に折り曲げ、中央部支持片24C(26C)と、中央部支持片24C(26D)との間に、トレー2の内側に突出している固定片36,40(38,42)を挿通させる。さらに、第1補強壁部24(26)に形成された凸部24J(26J)を、底板部10に形成された補強壁挿入孔10A(10B)に挿通させる。
ここまでの手順を終了すると、トレー2の組立が完了する(図3参照)。
次に、第2仕切壁60を、断面がコの字状になるように折線60Cに沿って折り曲げ、コの字の開放端を下方に向けた状態で、仕切壁挿入孔60Aに、上方から第1仕切壁50に形成された第2挿入片50Bを挿入し、夫々が直交するように中仕切りを組み合わせる。そして、第1仕切壁50の両端に形成された第1挿入片50Aを、固定片36,40又は固定片38,42の間に挿入し、中仕切りをトレー2の内部に固定する。
ここまでの手順を終了すると、トレー2に中仕切りが設けられた包装箱1の組立が完了する(図2参照)。
上記に詳述したように、このような包装箱1によれば、側端部支持片24A,24B(26A,26B)及び中央部支持片24C,24D(26C,26D)を、内側に折り曲げることにより、これらの支持片が収納する容器Pのフランジに係合するので、容器Pを底板部10から浮いた状態に保持することができる。
そして、側端部支持片24A,24B(26A,26B)は、第2側壁部16,18に接触して固定され、中央部支持片24C,24D(26C,26D)は、固定片36,40(38,42)により固定されているので、これらの支持片が折り曲げられていない状態に戻ることを防止でき、より確実に容器Pを保持することができる。さらに、上述したように各部を連設しているので、シート材4の形状が略長方形となり、シート材を効率的に使用でき、シート材の使用量を必要最小限にすることができる。
そして、端部に第1挿入片50Aが形成され、第2側壁部16,18と平行に配置可能な第1仕切壁50と、第2仕切壁60とを直交するように組立てることにより、中仕切りを形成しているので、中仕切りを、第1挿入片50Aが固定片36,40又は固定片38,42の間に挿入されるようにトレー2の内部に配置することにより、容易に内部空間を容器Pの大きさに略等しい4つの領域に分割することができ都合がよい。
また、第2仕切壁60がコの字状に構成されているので、中仕切りの立設状態が安定し、さらに、各支持片と同じ高さで容器Pのフランジの一部と係合するように支持部60Dが形成されているので、より確実に容器Pを底板部10から浮かせた状態で保持できる。
そして、底板部10には、補強壁挿入孔10A(10B)が形成されていると共に、第1補強壁部24(26)には、凸部24J(26J)が形成されているので、接着剤や金具等の接合部材を用いることなく、第1補強壁部24(26)を固定することができるので、組立が容易となると共に、製造コストを削減することができる。
また、包装箱1を構成するシート材4は、段ボールにて構成されているので、箱としての十分な強度を保ちつつ、折り曲げ、切断等の加工を容易に行うことができる。
さらに、包装箱1には、額縁部20(22)の上面に突起44(46)が形成されているので、包装箱1を積み重ねた際に、包装箱1同士のずれを防止することができる。
尚、上述したように、側端部支持片24A,24B(26A,26B)及び中央部支持片24C,24D(26C,26D)は、中仕切りの無い状態で夫々固定されているので、包装箱1は、中仕切りの無い状態で、他の容器を収納するために使用することも可能である。
[第2実施例]
次に、別形態の包装箱5について説明する。本実施例(第2実施例)の包装箱5は、トレー6と中仕切りとから構成されており、中仕切りの構成は第1実施例の中仕切りと同じである。また、トレー6は、底板部10に連設された第2側壁部16,18に連設された部分の構成が第1実施例のトレー2と異なるが、他の構成はトレー2と同じである。従って、本実施例の包装箱5では、第1実施例の包装箱1と同様の箇所については同様の符号を付して説明を省略し、異なる箇所についてのみ以下に説明する。
まず、本実施例の包装箱5について図4を用いて説明する。図4は、包装箱5の展開図である。
シート材8において、各第2側壁部16,18の底板部10側の辺と直交する辺には、組立時に第1側壁部12(14)と第1補強壁部24(26)との間に挟まれる第2補強壁部120,122(124,126)が連設されている。また、第2側壁部16,18の底板部10とは反対側の辺には、組立時に底板部10に略平行に対向する面を形成する第2額縁部130,132、及び、組立時に内側に折り込まれる内壁部134,136が順に連設されており、さらに、内壁部134,136において、第2額縁部130,132側の辺と直交する2辺には、組立時に第2補強壁部120,122(124,126)と共に第1側壁部12(14)と第1補強壁部24(26)との間に挟まれる第3補強壁部138,140(142,144)が連設されている。
第3補強壁部138,140(142,144)の内壁部134,136とは反対側の辺は、組立時に底板部10に当接する側が一部突出し、固定片146,148(150,152)を形成している。そして、この固定片146,148(150,152)の連結部には、内壁部134,136が連設されている辺と平行な折線138A,142A(140A,144A)が形成されており、組立時には、この折線138A,142A(140A,144A)に沿ってトレー6の内側に、固定片146,148(150,152)が折り曲げられることにより、中央部支持片24C,24D(26C,26D)が内側に折り曲げられた状態が保持される。
次に、このシート材8から包装箱5を組み立てる手順について図5を用いて説明する。図5は、包装箱5の完成状態を示す斜視図である。
まず、図4に示すシート材8から、第1仕切壁50、第2仕切壁60を切り離す。そして、内壁部134,136と、第2額縁部130,132とを、夫々、折線158,160折線154,156に沿って第2側壁部16,18と重なるように折り曲げ、さらに、第2側壁部16,18を、この折り曲げた部分と共に、折線70,72に沿って起こすように折り曲げる。次に、第2補強壁部120,122(124,126)、第3補強壁部138,140(142,144)を、夫々折線74,76(78,80)と、折線162,164(166,168)に沿ってトレー6の内側方向に折り曲げ、さらに、固定片146,148(150,152)を、折線138A,142A(140A,144A)に沿ってトレー6の内側方向に折り曲げる。
ここまでの手順を終了すると、固定片146,148(150,152)がトレー6の内側に突出した状態となる。
次に、第1側壁部12(14)と、額縁部20(22)と、第1補強壁部24(26)とを折線82,86,90(84,88,92)に沿って、第2補強壁部120,122(124,126)と第3補強壁部138,140(142,144)を覆うように折り曲げる。この際、折線94(96)を折り曲げて突起44(46)を形成し、側端部支持片24A,24B(26A,26B)及び中央部支持片24C,24D(26C,26D)を折線24H(26H)に沿って、トレー6の内側方向に折り曲げ、中央部支持片24C(26C)と、中央部支持片24C(26D)との間に、トレー6の内側に突出している固定片146,148(150,152)を挿通させる。さらに、第1補強壁部24(26)に形成された凸部24J(26J)を、底板部10に形成された補強壁挿入孔10A(10B)に挿通させる。
ここまでの手順を終了すると、トレー6の組立が完了する。
そして、第1仕切壁50と第2仕切壁60とを組み合わせて構成した中仕切りの、第1仕切壁50の両端に形成された第1挿入片50Aを、トレー6の内側に突出した固定片146,148又は固定片150,152の間に挿入し、中仕切りをトレー6の内部に固定する。
ここまでの手順を終了すると、トレー6に中仕切りが設けられた包装箱5の組立が完了する(図5参照)。
上記に詳述したように、このような包装箱5によれば、第1実施例の包装箱1にて得られる効果と同様の効果を得ることができ、さらに、底板部10の長辺側の側壁も二重に構成されているので、より強度の高い包装箱5とすることができる。また、全ての側壁の上面に、底板部10に略平行に対向する面が形成されるので、包装箱5を、より安定した状態で、上下に重ねることができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
例えば、本実施例では、容器Pが4個収納される大きさの包装箱1,5とし、中仕切りにより内部空間を分割するようにしたが、中仕切りを使用せず、容器Pより大きいパックのフランジを側壁から突出された支持片により支持し、底板部10から浮かせた状態で保持するようにしてもよい。
また、収納する物品としては、いちごに限らず、ぶどう、さくらんぼ等の青果、又は、卵、菓子等をパックに詰めたものでもよい。そして、パックの材質はプラスチックに限らず、支持片又は支持部に係合し、底板部10から浮かせた状態に保持できるものであれば、紙、金属、プラスチック以外の樹脂等を用いてもよい。
さらに、本実施例では、包装箱1は蓋の無いトレー状であるが、例えば第2側壁部16又は18に、開口面を覆うような大きさの蓋部を連設し、蓋付きの包装箱1としてもよい。また、別途蓋を設けてもよい。
第1実施例の包装箱1を示す展開図である。 第1実施例の包装箱1の完成状態を示す斜視図である。 第1実施例の包装箱1の分解斜視図である。 第2実施例の包装箱5を示す展開図である。 第2実施例の包装箱5の完成状態を示す斜視図である。
符号の説明
1…包装箱、2…トレー、4…シート材、5…包装箱、6…トレー、8…シート材、10…底板部、10A,10B…補強壁挿入孔、12,14…第1側壁部、16,18…第2側壁部、20,22…額縁部、24,26…第1補強壁部、24A,24B,26A,26B…側端部支持片、24C,24D,26C,26D…中央部支持片、24E〜24G,26E〜26G…切り込み、24H,26H…折線、24J,26J…凸部、28,30,32,34…第2補強壁部、28A,30A,32A,34A…折線、28B,30B,32B,34B…凸部、36,38,40,42…固定片、44,46突起、50…第1仕切壁、50A…第1挿入片、50B…第2挿入片、60…第2仕切壁、60A…仕切壁挿入孔、60B…切り込み、60C…折線、60D…支持部、70〜104…折線、120,122,124,126…第2補強壁部、130,132…第2額縁部、134,136…内壁部、138,140,142,144…第3補強壁部、138A,140A,142A,144A…折線、146,148,150,152…固定片、154〜168…折線

Claims (7)

  1. 予め定められた形状に切断された1枚のシート材を定められた折線に沿って折り曲げることにより組立可能な包装箱であって、
    矩形の底板部と、
    該底板部の4辺の内、互いに平行な1組の辺に夫々連設された一対の第1側壁部と、
    前記底板部の4辺の内、互いに平行で、しかも前記第1側壁部が連設されない1組の辺に夫々連設された一対の第2側壁部と、
    前記各第1側壁部の前記底板部とは反対側の辺に夫々連設され、組立時に前記底板部に略平行に対向する面を形成する一対の額縁部と、
    該各額縁部の前記第1側壁部とは反対側の辺に夫々連設され、組立時には内側に折り込まれる一対の第1補強壁部と、
    前記各第2側壁部において、前記底板部側の辺と直交する2辺に夫々連設され、組立時には夫々前記各第1側壁部と前記各第1補強壁部との間に挟まれる一対の第2補強壁部と、
    を備え、
    前記各第1補強壁部において、前記額縁部に連設される辺の両端側及びその中央部には、組立時に内側に折り曲げられることにより、収納する物品の一部に係合し、この物品を前記底板部から浮かせた状態に保持する支持片が形成され、
    前記各第2補強壁部において、前記第2側壁部とは反対側の辺には、組立時に内側に折り曲げられることにより、前記中央部の支持片が内側に折り曲げられた状態を保持するための固定片が連設されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記各第2側壁部の前記底板部とは反対側の辺には、組立時に前記底板部に略平行に対向する面を形成する第2額縁部、及び、組立時に内側に折り込まれる内壁部が順に連設されていると共に、前記各内壁部において、前記第2額縁部側の辺と直交する2辺には、組立時には夫々前記各第1側壁部と前記各第1補強壁部との間に挟まれる一対の第3補強壁部が連設されており、
    前記固定片は、前記第3補強壁部の前記内壁部とは反対側の辺に連設されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記第2側壁部と平行に配置され、前記底板部、前記第1側壁部、前記第2側壁部にて囲まれて形成される内部空間を2つの内部空間に分離する第1仕切壁を備え、
    該第1仕切壁には、組立時に前記各第1補強壁部から前記内部空間に向けて突出される2つの固定片の間に挿入される第1挿入片が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記第1仕切壁と直交するように配置され、前記底板部、前記第1側壁部、前記第2側壁部、前記第1仕切壁にて囲まれて形成される2つの内部空間を分離する第2仕切壁を備え、
    前記第2仕切壁は、予め定められた形状に切断された1枚のシート材を、定められた折線に沿って折り曲げることにより断面がコの字状になるように構成され、前記コの字の開放端側が前記底板部を向くように配置され、前記支持片が前記物品の一部に係合する高さと同じ高さで前記物品の一部と係合する支持部が、前記コの字の2つの頂点を形成する互いに平行な一対の辺に沿って、夫々形成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
  5. 前記各第1補強壁部において、前記額縁部に連設される辺の両端側に形成される支持片は、前記第1側壁部の両端よりも外側に突出していることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載の包装箱。
  6. 前記底板部において、前記第1側壁部が連設された辺には、補強壁挿入孔が形成されていると共に、
    前記各第1補強壁部において、前記額縁部とは反対側の辺には、組立時に前記補強壁挿入孔に挿通可能な凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の包装箱。
  7. 当該包装箱を構成するシート材は、段ボールにて構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載の包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0639774U (ja) * 1992-10-28 1994-05-27 宏 瓜生 梱包用緩衝材
JP2011152931A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Rengo Co Ltd パック収納用トレー
KR101424674B1 (ko) * 2014-04-01 2014-08-01 (주)동양팩 칸막이를 가변적으로 형성가능한 저장용기
JP2017218203A (ja) * 2016-06-08 2017-12-14 王子ホールディングス株式会社 包装箱

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