JP3163433U - 宙吊り収容包装箱 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、使用されている樹脂製容器は、一般的には、薄くて柔らかい、変形しやすい材質の容器であるため、イチゴ等のように、僅かな衝撃でも荷傷みが発生し易い青果物等を収容した樹脂製容器を包装箱の底面に直接載置すると、イチゴ等の重量が軟らかい樹脂製容器底を挟んで硬い段ボール箱底面に間接的ながらも常に接している状態となるので、運搬時に包装箱に加わる押圧力や衝撃力が硬い段ボール箱底面から樹脂製容器内のイチゴに伝わることとなり、荷傷みの発生頻度が高くなる。
上記のような樹脂製容器を包装箱の底面より浮かせた状態で箱内に支持して運搬できる包装箱としては、フランジを有する矩形の樹脂製トレーの該フランジ部を支持してイチゴ収容部分を宙吊り状態に収容して運搬できる包装箱が提案されている(特許文献1〜3)。
この特許文献2,3に記載されている包装箱は、箱の4側壁が二重構造でないので、横からの衝撃に対する強度が充分でないし、また、仕切板を底面から切り起こしているので、底面に大きな開口部を有することに起因する収容食品等の汚染が懸念される。
箱本体(A)の前記4区画内には、長辺側壁部(12)の内壁板(16)の一部によって、4区画内に突出している段部(23)と該段部(23)に連接されていて先端部(24a)が底部(11)の差込孔(11b)に差し込み係止されている固定部(24)を有する突出部(D)が形成されており、
前記十字型の中仕切部材(B)の各先端部は、相対する長辺側壁部(12)及び短辺側壁部(13)の各内壁板(16),(19)に形成されている差込孔(16b),(19b)に嵌合固定されており、前記突出部(D)の段部(23)と十字型の中仕切り部材の上面とによってフランジ付トレーのフランジ部を支える支持部を構成していることを特徴とする、宙吊り収容包装箱(C)。
また、包装箱内にトレーのフランジを確実に支持できる段部を箱内壁部分によって形成しているので、箱内壁側のフランジ支持部を別体に形成して箱内壁に装着する方式に較べて箱体の組み立て部品が少なく作業が簡素化される。
また、箱本体の底面に開口部が無いので、底部からの埃、虫等の侵入のおそれがないという効果も有する。
図1は、本考案の実施例の箱本体Aの展開図である。図2は、中仕切部材Bの展開図である。図3は本考案の包装箱の組立が完了した状態の斜視図である。図1〜図3は、本考案の包装箱の代表例として、フランジ付の樹脂トレーを4個詰め合わせるための上面開口型包装箱を示したものである。
長辺側壁部(12)は、底部(11)に、外壁板(14)、上面板(15)及び内壁板(16)が順次連設されている二重壁板部分によって形成されており、短辺側壁部(13)は、底部(11)に、外壁板(17)、上面板(18)及び内壁板(19)が順次連設されている二重壁板部分によって形成されている。
この差込孔(16b)の両側には、内壁板(16)面から箱本体(A)内に突出する段部(23)を有する突出部(D)を形成する突出部形成片(22)が、内壁板(16)の一部により形成されている。
図4に、突出部(D)の他の実施形態に関する(d2)として示されているように、段部(23)の幅方向中央部に切れ込み部(30)を設けることにより、図7に示すように、箱本体(A)を組み立てた場合に、トレーのフランジ支持部となる突起(23a)が形成される態様とすることもできる。図1に示す本考案の実施態様では、(d2)に示されている段部(23)に突起(23a)が形成されるブランクの例を示している。
折込片(20)と折込片(21)は、箱本体(A)の組み立て時に折線(28)により短辺側壁部(13)側に折り曲げられ、互いに重なり合った状態で両長辺側壁部側から短辺側壁部の外壁版(17)と内壁板(19)の間に折り込まれる。
また、内壁板(16)における折込片(21)の折線(28)部分には、箱本体(A)を組立てた時に短辺側壁部(13)の内壁板(19)に設けられている突出部(19a)を差込係止する差込孔(16a)が設けられている。
また、内壁板(19)の中央部には中仕切部材(B)の縦仕切板(1)の端部と嵌合する差込孔(19b)が形成されている。
そして、長手方向中央部において長手方向に連接されている横仕切板形成部(2a)と横仕切板形成部(2b)の部分は、紙製シートの長手方向に延びる中央線(7)に沿う切断部(10)によって(2a)と(2a)、(2b)と(2b)に左右に分割されている。
なお、図2には、縦仕切板形成部(1)と横仕切板形成部材(2)間の折線(8)から横形成部材(2)側に切れ欠け部(4)を形成して、十字型の中仕切部材(B)を組み立てた際に、隣接する連結部3と高さが等しくなるように形成しているが、この切れ欠け部(4)に代えて、横仕切板形成部(2)の切断部(1)を折線(8)まで延長する構造とすることもできる。
同様に、突出部6bは、図6に示されていないが、縦仕切板形成部1bと横仕切板形成部2bの折線に沿って縦仕切板形成部1b面に当接し、縦仕切板形成部1b−1b間を前記連結部3と略同じ幅に保持する。
上記のように、図2の紙製シートから図5、図6に示す状態を経て最終的に中仕切部材(B)を形成する組み立て作業はワンタッチ組み立て作業であり、熟練者でなくても確実に行うことができる作業である。
B:中仕切部材
C:包装箱
D:突出部
1:縦仕切板
2:横仕切板
3:連結部
4,5:切れ欠き部
6:切断部
6a:突出部
6b:突出部
7:中央線
8:折線
9:先端面
10:切断部
11:底部
11b:差込部
12:長辺側壁部
13:短辺側壁部
14:外壁板
15:上面板
15a:差込孔
16:内壁板
16a:差込孔
16b:差込孔
17:外壁板
18:上面板
19:内壁板
19a:突出部
19b:差込孔
20:折込片
21:折込片
21a:嵌合凸部
21b:嵌合凹部
22:突出部形成片
23:段部
23a:突起
24:固定部
24a:突起部
25:切断部
26:第一折線
27:第二折線
28:折線
29:コーナー板
29a:差込片
30:切れ込み部
Claims (6)
- 一枚の剛性の紙製シートにより形成されていて、矩形底部(11)の四辺に連接されている二重壁板構造の一対の長辺側壁部(12)と二重壁板構造の一対の短辺側壁部(13)を有する上面開口の箱本体(A)と、一枚の剛性の紙製シートより形成されていて、箱本体(A)の内部をトレー収容用の4区画に区分している二重壁板構造の十字型の中仕切部材(B)よりなり、
箱本体(A)の前記4区画内には、長辺側壁部(12)の内壁板(16)の一部によって、4区画内に突出している段部(23)と該段部(23)に連接されていて先端部(24a)が底部(11)の差込孔(11b)に差し込み係止されている固定部(24)を有する突出部(D)が形成されており、
前記十字型の中仕切部材(B)の各先端部は、相対する長辺側壁部(12)及び短辺側壁部(13)の各内壁板(16),(19)に形成されている差込孔(16b),(19b)に嵌合固定されており、前記突出部(D)の段部(23)と十字型の中仕切り部材の上面とによってフランジ付トレーのフランジ部を支える支持部を構成していることを特徴とする、宙吊り収容包装箱(C)。 - 前記突出部(D)は、長辺側壁部(12)の内壁板(16)内に、長辺側壁部の上面部の折線28に平行に所定長さで第一の折線(26)と第二の折線(27)を設け、第一の折線の両端部を起点として内壁板(16)の下縁に至る2本の平行切断部(25)により内壁板(16)を切断して形成されている突出部形成片(22)を、第一の折線(26)において区画内方向に直角に折り曲げ、次いで、第二の折線(27)よりさらに底部(11)方向に直角に折り曲げて、第一の折線と第二の折線の間に底部(11)面に平行な面を有する段部(23)を形成すると共に、第二の折線を介して段部(23)に連接されている固定部(24)の先端の突起部(24a)を底部(11)の差込孔(11b)に差込係止して形成されていることを特徴とする、請求項1記載の宙吊り収容包装箱(C)。
- 前記突出部(D)の段部(23)に、内壁板(16)に平行に立ち上がる突起(23a)が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の宙吊り収容包装箱(C)。
- 前記中仕切部材(B)は、一枚の長方形の剛性の紙製シートを、縦仕切板形成部(1a)/横仕切板形成部(2a)/横仕切板形成部(2b)/縦仕切板形成部(1b)の順に長さ方向に折線(8)によって区分し、剛性シートの長手方向に延びる中心線(7)に沿って、長手方向に連接されている横仕切板形成部(2a)、(2b)を切断部(10)によって切断した構造を有するワンタッチ組み立て式の中仕切部材(B)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の宙吊り収容包装箱(C)。
- 前記中仕切部材(B)は、前記長手方向に連接されている横仕切部形成部(2a)、(2b)の間が幅方向に平行に設けられた2本の折線(8,8)によって離間されており、該両折線間の離間領域により横仕切板(2)、(2)の先端面(9)が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の宙吊り収容包装箱(C)。
- 前記一枚の剛性の紙製シートが段ボール及び板紙から選ばれる1種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の宙吊り収容包装箱(C)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010005191U JP3163433U (ja) | 2010-08-03 | 2010-08-03 | 宙吊り収容包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010005191U JP3163433U (ja) | 2010-08-03 | 2010-08-03 | 宙吊り収容包装箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3163433U true JP3163433U (ja) | 2010-10-14 |
Family
ID=54874933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010005191U Expired - Lifetime JP3163433U (ja) | 2010-08-03 | 2010-08-03 | 宙吊り収容包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163433U (ja) |
-
2010
- 2010-08-03 JP JP2010005191U patent/JP3163433U/ja not_active Expired - Lifetime
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