JP3160364U - 1ピース型宙吊り包装箱 - Google Patents
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Abstract
Description
このような包装ができる包装箱として、特許文献1では、段ボールブランクからなる箱の中に、食品用トレーの縁を保持するために、箱とは別ピースの中仕切りを設け、箱の側壁には食品用トレーの縁を支持する支持片を切り起して設けた包装箱が提案されている(特許文献1の図4参照)。また、特許文献2には、箱の4側壁が額縁タイプではないが、食品用トレーの縁を支持する支持片を箱底面から切り起した仕切板に設けた包装箱が提案されている(特許文献2の図5参照)。さらに、同様な構成を持った包装箱は特許文献3(図7参照)にも記載されている。
いずれの包装箱も、食品用トレーの縁を箱の側壁に設けた支持片と、底面から切起こした仕切板や、箱とは別ピースからなる仕切板とを用いることにより、箱の内部に宙吊り状態に保持するものであった。
また、例えば食品用トレーを市場や量販店に出荷する場合に、包装箱に例えば2個パックずつ収納した後、その包装箱を多段積みし、テープ掛けして市場や量販店に出荷することがある。その場合には荷扱いにより往々にして積上げた包装箱が荷崩れし、また損傷を受けやすい。そこで包装箱を積重ねした場合に荷崩れを起すことなく、また緩衝性の高い構造に作成することができるものである。
また、本考案の第2の目的は、包装箱の側板を2重側壁構造にすることにより、緩衝性に富む食品用トレー包装箱を容易に製造することができ、かつ積上げた包装箱の荷崩れを防止できる包装箱を提案するものである。
そして本考案によれば、箱本体とは別のピースからなる仕切部材(食品用トレー受台)を必要とせずに、食品用トレーを箱内部に宙吊り状態に保持することができるため、組立て作業が容易で、包装材料を節減することができる。
さらにまた、箱を積重ねたときに、上段の箱がズレ落ちることなく安定した積み上げ状態を得ることができる等の利点を有している。
図1は、本考案の包装箱の展開図を示すものである。この包装箱は、廃棄処理並びにリサイクル処理の容易な段ボール等の紙を素材として作製される。この実施例は緩衝性と断熱性に優れたAフルート又はBフルートの1枚の打ち抜き段ボールブランクから形成されているが、Eフルート又はGフルートと呼ばれている薄い段ボールを使用することもできる。また段ボールに代え、一般紙器用の板紙を使用しても構わない。
符号3で示すものは、前記一対の側板2aと2bとの間に折線を介して設けた細長い縁板である。同じく符号4aと4bは、底板1の対向した短側辺に折線を介して連接した内外一対の側板である。5は、前記一対の側板4aと4bとの間に折線を介して設けた細長い縁板である。さらに符号6aと6bは、前記一対の側板4aと4bの両端に連接した折込片である。
また、前記一対の側板4aと4bのうち、組立て時に内側に折り曲げる短側板4bには、その側板をくり抜いて食品用トレーの縁を保持する2個の、ほぼ矩形の係止穴11を長さ方向に並べて形成する。
その後、箱底面から切起こした中仕切材14a、14bの端部を嵌合孔15、15に挿入する。こうすると中仕切材14a、14bは、底板1に対してほぼ直立状態に維持される。
そして、このような包装箱を、額縁状に形成した2重側壁の縁板部に形成した突起片17と、さらに底板の端部に設ける係止用穴18を利用して荷崩れせぬように所定個数積上げ、テープ掛けなどして市場や量販店などに出荷する(図5参照)。
5 縁板 6a、6b 折込片 7 掛け止め突起
8 掛け止め孔 9 掛け止め突起 10 掛け止め孔
11 係止穴 12 折線 13a、13b コ字形をした切込み
14a、14b 中仕切材 15 嵌合孔 16a、16b 一対の切線
17 スタッキング用の突起片 18 係止用穴
Claims (3)
- 段ボールなどの一枚の打ち抜きブランクより作られた包装箱であって、展開状態において矩形の底板を中央部に形成し、その底板の四辺に、縁板と、内外一対の側板からなる2重側壁部を額縁状に設け、その内側の側壁部分をくり抜いて食品用トレーの縁を保持する係止穴を設けると共に、その係止穴と箱底面から切起こした仕切板とにより、包装箱内部に食品用トレーを宙吊り状態に支持して箱の底面と食品用トレーの底面とが接触しないようにしたことを特徴とする1ピース型宙吊り包装箱。
- 箱底面から切り起こした仕切板と平行に延びる内側の側板に、前記仕切板と同じ高さに、食品用トレーの縁を保持する係止穴を設け、かつ、箱底面から切り起こした仕切板の両端部を、その仕切板と直交方向に延びる内側の側板の中央部に設けた切込穴に挿入し掛合わせて固定したことを特徴とする請求項1に記載の1ピース型宙吊り包装箱。
- 請求項1に記載の1ピース型宙吊り包装箱であって、額縁状に形成した2重側壁の縁板部に嵌合突起を形成し、さらに底板の左右の端部に前記嵌合突起に対応する係止用穴を形成した請求項1〜2の何れか1項に記載の1ピース型宙吊り包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001468U JP3160364U (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | 1ピース型宙吊り包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001468U JP3160364U (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | 1ピース型宙吊り包装箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3160364U true JP3160364U (ja) | 2010-06-24 |
Family
ID=54863546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010001468U Expired - Lifetime JP3160364U (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | 1ピース型宙吊り包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3160364U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012062083A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Oji Paper Co Ltd | 包装用キャリーケース |
JP2018012526A (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | 王子ホールディングス株式会社 | 搬送容器の保護トレイ |
JP7565668B2 (ja) | 2019-07-19 | 2024-10-11 | フォッケ・ウント・コンパニー(ゲゼルシャフト・ミト・べシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト) | タバコ産業の製品用のパックとパックを製造するための方法及び装置 |
-
2010
- 2010-03-09 JP JP2010001468U patent/JP3160364U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2018012526A (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | 王子ホールディングス株式会社 | 搬送容器の保護トレイ |
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