JP3204901U - パックの宙吊り包装箱及びその仕切板 - Google Patents

パックの宙吊り包装箱及びその仕切板 Download PDF

Info

Publication number
JP3204901U
JP3204901U JP2016001664U JP2016001664U JP3204901U JP 3204901 U JP3204901 U JP 3204901U JP 2016001664 U JP2016001664 U JP 2016001664U JP 2016001664 U JP2016001664 U JP 2016001664U JP 3204901 U JP3204901 U JP 3204901U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition plate
packaging box
partition
cutting
pack packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016001664U
Other languages
English (en)
Inventor
清 綱嶋
清 綱嶋
Original Assignee
藤屋段ボール株式会社
新潟市農業協同組合
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 藤屋段ボール株式会社, 新潟市農業協同組合 filed Critical 藤屋段ボール株式会社
Priority to JP2016001664U priority Critical patent/JP3204901U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3204901U publication Critical patent/JP3204901U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】段ボールシートの使用量及び組立て工数の少ないパックを宙吊り状態で収容する包装箱及びその仕切板を提供する。【解決手段】包装箱1の内部に配設され、包装箱1の箱底部3に形成された仕切保持部6に係合可能な包装箱1の仕切板31であって、仕切板31は1枚の板状部材により形成され、仕切本体部71と、載置部42と、仕切本体部71と載置部42とを連結する二重部55とを有して構成され、仕切本体部71には仕切保持部6に係合する係合部が形成されている。【選択図】図5

Description

本考案は、果物等を収容する樹脂製のパックを宙吊り状態で収容する包装箱及びその仕切板に関する。
一般にいちご等の果実は、樹脂製のパックに収容され、このパックが段ボールシートにより形成された仕切りを備えた包装箱に複数(例えば、4パック)収容された状態で出荷され、トラック等により輸送されて販売店等で販売される。しかしながら、輸送時の振動等が包装箱から樹脂パックに伝達され、パックに収容された果実に衝撃が伝わることがある。いちご等の柔らかい果実は、このような衝撃を受けると表面に傷が生じ、商品価値が著しく低下してしまう。パックを包装箱の底面に載置するように収容すると、包装箱の底部からパックの底部へ振動等による衝撃が伝達してしまうため、この衝撃の伝達を緩和するために包装箱の底部とパックの底部との間に空間を設けた、パックを宙吊り状態で収容する収容箱が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
特開2005−119685号公報 特開2006−8164号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたパック収納箱は、箱本体の内側にパックを載置・収容する仕切体を配設する構成であり、パックを4つ収容する場合には、この仕切体を構成する中仕切板、支持板、端仕切板のセットが4つ必要となるため、仕切体を形成する段ボールシートの使用量が多く、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
一方、特許文献2に記載されたパック収納用トレーは、縦横の仕切壁が2つとトレーの側壁に形成された支持片により4つのパックを収容する構成となっている。このパック収納用トレーは、仕切りとしての2つの仕切壁と、パックを載置する2つの支持片が必要であり、使用する部材が多いことから、パック収納用トレーの組立て工数が多くなると共に、使用する段ボールシートの量が多くなることから、製造コストが高くなるという問題があった。
そこで本考案は、段ボールシートの使用量及び組立て工数の少ないパックを宙吊り状態で収容する包装箱及びその仕切板を提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載の仕切板は、パック包装箱の内部に配設され、前記パック包装箱の底部に形成された仕切保持部に係合可能なパック包装箱の仕切板であって、前記仕切板は1枚の板状部材により形成され、仕切本体部と、載置部と、前記仕切本体部と前記載置部とを連結する二重部とを有して構成され、前記仕切本体部には前記仕切保持部に係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項2に記載の仕切板は、前記二重部は前記仕切板を折り曲げて当接させた二重構造を有し、二重となった前記二重部を連結する固定部が形成されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項3に記載の仕切板は、前記固定部は、台形状の溝と矩形状の固定片により構成されることを特徴とする。
また、本考案の請求項4に記載の仕切板は、前記載置部には前記載置部と前記パック包装箱の側壁との間に隙間を確保する壁当接部が形成されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項5に記載の仕切板は、前記載置部には前記仕切板を切断した少なくとも1本の第一切断部が形成され、前記切断部は、前記仕切板の外形を形成する長手方向の側辺、又は、前記仕切板の外形を形成する短手方向の側辺、又は、前記仕切板の長手方向両端部に形成された前記仕切板を短手方向に2等分割する分割切断部の何れかに連通していることを特徴とする。
また、本考案の請求項6に記載の仕切板は、前記載置部には前記仕切板を切断した2本の第二切断部が形成され、前記2本の切断部の間に形成された前記壁当接部の幅が、前記仕切板の外形を形成する長手方向の側辺から前記仕切板の短手方向の中心方向に向かって幅が狭くなっていることを特徴とする。
また、本考案の請求項7に記載の仕切板は、前記仕切板の外形を形成する長手方向の側辺及び短手方向の側辺と、前記仕切板の長手方向両端部に形成された前記仕切板を2等分割する分割切断部の何れにも連通しないように前記仕切板を切断した内切断部が前記載置部に形成されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項8に記載のパック包装箱は、有底矩形状であって、請求項1〜7に記載のパック包装箱の仕切板を内部に配設したことを特徴とする。
また、本考案の請求項9に記載のパック包装箱は、前記載置部が前記仕切本体部と略垂直に配設され、前記パック包装箱の側壁と略平行に配設されていることを特徴とする。
また、本考案の請求項10に記載のパック包装箱は、前記仕切保持部が前記パック包装箱の底部の一部を上方に折り曲げて立設され、前記仕切保持部には前記係合部が係合する仕切受部が形成されていることを特徴とする。
請求項1の考案によれば、材料である板状部材の使用量が少なく、パック包装箱の仕切板の製造コストを低廉とすることができる。
請求項2の考案によれば、二重部を固定する固定部を簡易な構造とすることができる。
請求項3の考案によれば、簡易な作業により二重部を固定することができる。
請求項4の考案によれば、簡易な構造により載置部とパック包装箱の側壁との間に空間を確保することができる。
請求項5の考案によれば、長手方向の側辺、又は、前記仕切板の外形を形成する短手方向の側辺、又は、前記仕切板の長手方向両端部に形成された前記仕切板を短手方向に2等分割する分割切断部の何れかを利用して第一切断部を形成することができる。
請求項6の考案によれば、壁当接部を容易に折り曲げることができる。
請求項7の考案によれば、非常に少ない製造工数により壁当接部を形成することができる。
請求項8の考案によれば、仕切板の製造コストが低廉であり、組み立て作業が容易であるため、包装箱の製造コストも低廉となり、かつ、組み立て作業が容易となる。
請求項9の考案によれば、パックを容易に載置でき、宙吊り状態で保持することができる。
請求項10の考案によれば、包装箱への仕切板の組み込み作業を簡易なものとすることができる。
本考案の実施例1の包装箱を示す斜視図である。 同、仕切板を示す展開図である。 同、仕切板の組み立てた状態を示す斜視図である。 同、仕切板の組立て途中を示す正面図である。 同、包装箱に仕切板及びパックを収容した状態を示す斜視図である。 同、図5のA−A断面図である。 本考案の実施例2の仕切板を示す展開図である。 本考案の実施例3の仕切板を示す展開図である。 本考案の実施例4仕切板を示す展開図である。 本考案の実施例5仕切板を示す展開図である。 本考案の実施例6仕切板を示す展開図である。
以下、本考案の実施例について、添付図1〜11を参照して説明する。以下に説明する実施例は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1、図5、図6において、本実施例の包装箱1は、いちご(図示せず)を収容するパック2を4つ収容可能なトレーである。包装箱1は、段ボールシートを平面視矩形に組み立てたものであり、底部である箱底部3と、箱底部3の外周部に立設した側壁である長手方向の箱長壁部4、短手方向の箱短壁部5とを有して構成されている。箱底部3には、箱底部3の一部を切断し上方に折り曲げて立設される略台形状の仕切保持部6が2箇所形成されている。
仕切保持部6は、略台形状の上底である上底辺7以外の辺8を切断することにより形成されている。箱底部3であって仕切保持部6の下底である下底辺9の中央部に接する部分には、箱底部3を半円状に切断した半円部10が形成されている。この半円部10は、仕切保持部6を上方に立ち上げる際に指を挿入するためのものである。
仕切保持部6の下底辺9には、箱底部3を2段状に切断した仕切受部11が形成されている。仕切受部11は、幅の広い幅広溝12と幅の狭い幅狭溝13とを有している。幅狭溝13の幅は、後述する仕切板31の厚さと同一に形成されている。幅狭溝13の口部14は面取りがなされている。
包装箱1の上端部四隅には略三角状の補強板部15が形成されている。この補強板部15は、箱長壁部4と箱短壁部5とを連結することにより包装箱1全体の強度を高めると共に、包装箱1を重ねた際に、上方の包装箱1の受部として機能するものである。
パック2は、非晶性ポリエチレンテレフタレート等の樹脂で形成されており、透明で有底矩形状を有している。図5及び図6に示すとおり、パック2の上端部は水平方向外側に延設された縁部21とその外側に下方に向かって延設された縁端部22とを有して構成されている。
図2は仕切板31の展開図を示している。仕切板31は、長手方向を2等分する中心線C1により線対称に形成されているため、本実施例においては何れか一方のみを説明し、他方の説明を省略する。仕切板31は、1枚の段ボールシートの一部を切断したものであり、第一の長辺32、第二の長辺33、及び2つの短辺34により外形が形成されている。第一の長辺32と第二の長辺33は平行に形成され、2つの短辺34は平行に形成されており、仕切板31は略矩形に形成されている。短辺34から仕切板31の長手方向に向かって、仕切板31を直線状に切断した分割切断部35が形成されている。分割切断部35の短辺34と反対側には、仕切板31を矩形に切断した矩形孔36が形成され、分割切断部35と矩形孔36は連通している。また、矩形孔36の第一の長辺32及び第二の長辺33と平行な上辺37及び下辺38からは仕切板31を短く切断した切込部39が形成されている。この切込部39の端部である切込端部40からは、第一の長辺32及び第2の長辺33に向かって折目部41が形成されている。折目部41は、仕切板31を点線状に切断したものであり、折目部41を境に容易に折り曲げることができるようになっている。分割切断部35、矩形孔36、切込部39及び折目部41で囲まれた部分が載置部42を形成している。載置部42の第一の長辺32及び第二の長辺33には、仕切板42の短手方向の中心方向、すなわち分割切断部35方向に向かって幅が狭くなるように仕切板31を直線状に切断した第一切断部及び第二切断部としての2本の切断部44が形成されている。この2本の切断部44の間には壁当接片43が形成されている。壁当接片43は、分割切断部35側の幅が狭く形成されているため、折り曲げる長さが短いため折り曲げ作業が容易であり、仕切板31の組立て作業の効率を高める効果を有する。なお、本実施例では、2本の切断部44は直線状に形成されているが、これは、波線状等の曲線状に形成してもよい。
仕切板31の短手方向中央部であって、矩形孔36の分割切断部35と反対側には、仕切板31の厚みの略半部を切断した半切部51が形成されている。この半切部51は、半切部51が形成されていない面側が谷となるように折り曲げることが容易となっている。半切部51の矩形孔36と反対側の端部である半切部端部52からは、第1の長辺32に向かって仕切板31を直線状に切断した短手切断部53が形成されている。短手切断部53の短辺34側には、仕切板31を矩形状に切断した矩形溝54が形成されている。この矩形溝54は、第一の長辺32から仕切板31の短手方向の長さの略1/4の長さを有している。折目部41、切込部39、矩形孔36、半切部51、短手切断部53及び矩形溝54で囲まれた部分と、折目部41、切込部39、矩形孔36、半切部51及び短手切断部53を第二の長辺33方向に延長した線部(図示せず)により囲まれた部分が二重部55を形成している。
二重部55の折目部41と矩形溝54との間には、第一の長辺32から折目部41と平行に仕切板31を直線状に切断した平行切込部56が形成されている。平行切込部56の長さL1は、矩形溝54の長手方向の長さL2と同一となっている。矩形溝54と平行切込部56により折り曲げ可能な矩形状の固定片として矩形固定片57が形成されている。
一方、二重部55の第二の長辺33には第二の長辺33から半切部51方向に向かって幅が狭くなるように前記段ボールシートを直線状に切断した傾斜切込部58が形成されている。図2に示すとおり、傾斜切込部58の傾きは全て等しくなっており、傾斜切込部58の長さL3は、平行切込部56の長さL1と略同一となっている。この傾斜切込部58により折り曲げ可能な台形固定片59が形成されている。台形固定片59の最も幅が広い第二の長辺33部分の幅W1は、矩形固定片57の幅W2よりも広く、台形固定片59の最も幅が狭い半切部51側の幅W3は矩形固定片57の幅W2よりも狭くなっている。矩形固定片57の幅方向の中心線C2と台形固定片59の幅方向の中心線C3は同線上に位置する。
仕切板31の載置部42及び二重部55以外の部分が仕切板本体71であり、仕切板本体71の第一の長辺32の両角部72は面取りがされている。また、仕切板本体71の第二の長辺33の中央部分には、仕切受部11に仕切板31を係合させるための係合部73が形成されている。この係合部73は、包装箱1の2つの仕切受部11に係合させるため、仕切板31を切断した2つの細溝74により構成されている。細溝74の長さL4は、図1に示す幅狭溝13から上底辺7までの長さL5と略同一となっている。細溝74の口部75は面取りがされている。
次に、図3に基づいて、仕切板31の組立てについて説明する。まず、第一の長辺32を上方に向け、上側の載置部42及び二重部55を半切部51から折り曲げて下側の載置部42及び二重部55に当接させる。この状態を示すのが図4である。次に、矩形固定片57を台形固定片59と共に台形固定片59側に折り曲げる。台形固定片59の幅は矩形固定片57の幅W2よりも狭い部分があるため、矩形固定片57が台形固定片59を折り曲げることにより形成される台形状の溝としての台形溝60に係合し、当接して二重となった二重部55が当接した状態で固定される。これにより、上側の載置部42及び二重部55が浮き上がることを防止することができる。次に、載置部42を二重部55と直角になるように折目部41で折り曲げ、壁当接片43を外側方向に折り曲げる。この状態を示すのが図3である。なお、二重部55には載置部42を二重部55と直角になるように折り曲げた状態で、載置部42よりも外側に突出した突出部61が形成される。この突出部61の長さは、切込部39の長さにより決定される。
次に、仕切板31の包装箱1内への配設について説明する。まず、包装箱1の仕切保持部6を上底辺7から上方に折り曲げて立設させる。次に、図5に示すように第一の長辺32を上方に向けた状態で仕切板31を包装箱1の内部へ入れ込み、仕切板31の係合部73の細溝74と包装箱1の幅狭溝13との位置を合わせて仕切板31を差し込むように係合させる。載置部42は箱短壁部5と略並行に配置する。また、突出部61が箱短壁部5に当接することにより、仕切板31が包装箱1内で長手方向に移動することを防止することができる。さらに、壁当接片43が箱短壁部5に当接することにより、載置部42と箱短壁部5との間に隙間81が形成される。この隙間81にパック2の縁部21の一部と縁端部22が配置されるため、パック2を載置部42の上端である載置部上端82に載置し易くなる。なお、壁当接片43の長さD1を任意の長さとすることにより、箱短壁部5と載置部42との間の隙間81の幅を調整可能となる。壁当接片43の幅M1は適宜変更可能である。仕切板本体71の高さH1は、包装箱1の高さH2と同一に形成されており、包装箱1を重ねた場合に、上側の包装箱1の箱底部3を仕切板本体71により支持できるようになっている。
次に、パック2の包装箱1への収容について説明する。いちご(図示せず)を収容したパック2の短手方向の縁部21を仕切保持部6の上端である保持部上端83と載置部上端82に載置する。仕切保持部6には幅広溝12が形成されているため、幅広溝12にパック2の縁端部22が配置される。また、図5に示すとおり、仕切保持部6及び載置部42は、箱長壁部4と当接せず、所定の隙間84,85が形成されているため、この隙間84,85にパック2の縁端部22が配置される。図6に示すとおり、仕切保持部6の高さH3と載置部の高さH4は同一であり、パック2の高さH5は仕切保持部6の高さH3及び載置部42の高さH4よりも低いため、パック2を仕切保持部6と載置部42に載置した状態では、パック2の底面86は包装箱1の箱底部3に当接しない。すなわち、パック2は宙吊り状態で保持される。
このように本実施例では、パック包装箱としての包装箱1の内部に配設され、前記包装箱1の底部としての箱底部3に形成された仕切保持部6に係合可能な包装箱1の仕切板31であって、前記仕切板31は1枚の板状部材により形成され、仕切本体部71と、載置部42と、前記仕切本体部71と前記載置部42とを連結する二重部55とを有して構成され、前記仕切本体部71には前記仕切保持部6に係合する係合部73が形成されていることにより、包装箱1の仕切板31の製造コストを低廉とすることができる。
また、このように本実施例では、前記二重部55は前記仕切板31を折り曲げて当接させた二重構造を有し、二重となった前記二重部55を連結する固定部としての矩形固定片57及び台形溝60が形成されていることにより、矩形固定片57を台形溝60に係合させることで容易に二重部55を連結することができる。また、矩形固定片57及び台形溝60は仕切板31を切断することにより形成しているため、構造が単純であり製造工数を非常に少なくすることができる。
また、このように本実施例では、前記固定部は、台形状の溝としての台形溝60と矩形状の固定片としての矩形固定片57により構成されていることにより、二重部55を容易に連結することができる。また、矩形固定片57及び台形溝60は仕切板31を切断することにより形成されているため、構造が単純であり製造工数を非常に少なくすることができる。
また、このように本実施例では、前記載置部42には前記載置部42と前記包装箱1の側壁としての箱短壁部5との間に隙間81を確保する壁当接部としての壁当接片43が形成されていることにより、壁当接片43を折り曲げるという簡易な作業により載置部42と箱短壁部5との間に空間81を確保することができる。また、壁当接片43は仕切板31を切断することにより形成しているため、構造が単純であり製造工数を非常に少なくすることができる。
また、このように本実施例では、前記載置部42には前記仕切板31を切断した少なくとも1本の第一切断部としての切断部44が形成され、前記切断部44は、前記仕切板31の外形を形成する長手方向の側辺としての第一の長辺32及び第二の長辺33、又は、前記仕切板31の外形を形成する短手方向の側辺としての短辺34、又は、前記仕切板31の長手方向両端部に形成された前記仕切板31を短手方向に2等分割する分割切断部35の何れかに連通していることにより、第一の長辺32及び第二の長辺33、又は、短辺34、又は、分割切断部35から仕切板31を切断することにより壁当接片43を形成することができるため、壁当接片43の形成が非常に容易である。また、仕切板31を組み立てる際も、壁当接片43を折り曲げるだけでよく、組み立て作業が容易となる。
また、このように本実施例では、前記載置部42には前記仕切板31を切断した2本の第二切断部としての切断部44が形成され、前記2本の切断部44の間に形成された前記壁当接部43の幅が、前記仕切板31の外形を形成する第一の長辺32及び第二の長辺33から前記仕切板31の短手方向の中心方向に向かって幅が狭くなっていることにより、壁当接部43の折り曲げる長さが短くなるため、壁当接部43の折り曲げ作業が容易となる。
また、このように本実施例では、有底矩形状の包装箱1の内部に仕切板31を配設したことにより、製造コストが低廉で、かつ、組み立て作業が容易な包装箱1にパック2を宙吊り状態で4つ収容することができる。
また、このように本実施例では、前記載置部42が前記仕切本体部71と略垂直に配設され、前記包装箱1の箱短壁部5と略平行に配設されていることにより、パック2を容易に載置することができる。
また、このように本実施例では、前記仕切保持部6が前記包装箱1の箱底部3の一部を上方に折り曲げて立設され、前記仕切保持部6には前記係合部73が係合する仕切受部11が形成されていることにより、仕切板31の係合部73を包装箱1の仕切受部11に係合させることにより仕切板31を包装箱1に組み込むことができ、仕切板31の組み込み作業を簡易なものとすることができる。
図7は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、載置部42に短辺34と平行に仕切板31を切断した第一切断部としての4本の切断部45を形成し、2本の切断部45の間に壁当接部としての壁当接片91を形成したものである。すなわち、実施例1の壁当接片43に替えて、壁当接片91を形成したものである。切断部45は、第一の長辺32及び第二の長辺33に連通して形成されている。壁当接片91は、実施例1の壁当接片43と略同一の位置に形成されている。壁当接片91は、実施例1の壁当接片43と同様に外側に折り曲げられ、壁当接片91が箱短壁部5に当接することにより、載置部42と箱短壁部5との間に隙間81が形成される。壁当接片91の長さD2は、所望する隙間81の幅に対応して任意に変更可能である。また、壁当接片91の幅M2は適宜変更可能である。なお、本実施例では、2本の切断部45は短辺34と平行に直線状に形成されているが、これは、波線状等の曲線状に形成してもよく、また、短辺34と非平行に形成してもよい。
このように本実施例では、前記載置部42には前記仕切板31を切断した少なくとも1本の第一切断部としての切断部45が形成され、前記切断部45は、前記仕切板31の外形を形成する長手方向の側辺としての第一の長辺32及び第二の長辺33に連通していることにより、第一の長辺32及び第二の長辺33から仕切板31を切断することにより壁当接片91を形成することができるため、壁当接片91の形成が非常に容易である。また、仕切板31を組み立てる際も、壁当接片91を折り曲げるだけでよく、組み立て作業が容易となる。
図8は、本発明の実施例3を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、載置部42に短辺34と平行に仕切板31を切断した第一切断部としての2本の切断部46を形成し、2本の切断部46の間に壁当接部としての壁当接片92を形成したものである。すなわち、実施例1の壁当接片43に替えて、壁当接片92を形成したものである。切断部46は、分割切断部35に連通して形成されている。壁当接片92は、実施例1の壁当接片43や実施例2の壁当接片91と同様に外側に折り曲げられ、壁当接片92が箱短壁部5に当接することにより、載置部42と箱短壁部5との間に隙間81が形成される。壁当接片92の長さD3及び幅M3は、適宜変更可能である。なお、本実施例では、2本の切断部46は短辺34と平行に直線状に形成されているが、これは、波線状等の曲線状に形成してもよく、また、短辺34と非平行に形成してもよい。
このように本実施例では、前記載置部42には前記仕切板31を切断した少なくとも1本の第一切断部としての切断部46が形成され、前記切断部46は、前記仕切板31の長手方向両端部に形成された前記仕切板31を短手方向に2等分割する分割切断部35に連通していることにより、分割切断部35から仕切板31を切断することにより壁当接片92を形成することができるため、壁当接片92の形成が非常に容易である。また、仕切板31を組み立てる際も、壁当接片92を折り曲げるだけでよく、組み立て作業が容易となる。
図9は、本発明の実施例4を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、載置部42に短辺34と平行に仕切板31を切断した第一切断部としての2本の切断部47を形成し、短辺34と切断部47との間に壁当接部としての壁当接片93を形成したものである。すなわち、実施例1の壁当接片43に替えて、壁当接片93を形成したものである。切断部47は、第一の長辺32及び第二の長辺33に連通して形成されている。壁当接片93は、実施例1〜3の壁当接片43,91,92と同様に外側に折り曲げられ、壁当接片93が箱短壁部5に当接することにより、載置部42と箱短壁部5との間に隙間81が形成される。壁当接片93の長さD4及び幅M4は、適宜変更可能である。なお、本実施例では、2本の切断部47は短辺34と平行に直線状に形成されているが、これは、波線状等の曲線状に形成してもよく、また、短辺34と非平行に形成してもよい。
このように本実施例では、前記載置部42には前記仕切板31を切断した少なくとも1本の第一切断部としての切断部47が形成され、前記切断部47は、前記仕切板31の外形を形成する長手方向の側辺としての第一の長辺32及び第二の長辺33に連通していることにより、第一の長辺32及び第二の長辺33を切断することにより壁当接片93を形成することができるため、壁当接片93の形成が非常に容易である。また、仕切板31を組み立てる際も、壁当接片93を折り曲げるだけでよく、組み立て作業が容易となる。
図10は、本発明の実施例5を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、載置部42に第一の長辺32及び第二の長辺33と平行に仕切板31を切断した第一切断部としての2本の切断部48を形成し、第一の長辺32及び第二の長辺33と切断部48との間に壁当接部としての壁当接片94を形成したものである。すなわち、実施例1の壁当接片43に替えて、壁当接片94を形成したものである。切断部48は、短辺34に連通して形成されている。壁当接片94は、実施例1〜4の壁当接片43,91,92,93と同様に外側に折り曲げられ、壁当接片94が箱短壁部5に当接することにより、載置部42と箱短壁部5との間に隙間81が形成される。壁当接片94の長さD5及び幅M5は、適宜変更可能である。なお、本実施例では、2本の切断部48は第一の長辺32及び第二の長辺33と平行に直線状に形成されているが、これは、波線状等の曲線状に形成してもよく、また、第一の長辺32及び第二の長辺33と非平行に形成してもよい。
このように本実施例では、前記載置部42には前記仕切板31を切断した少なくとも1本の第一切断部としての切断部48が形成され、前記切断部48は、前記仕切板31の外形を形成する短手方向の側辺としての短辺34に連通していることにより、短辺34から仕切板31を切断することにより壁当接片94を形成することができるため、壁当接片94の形成が非常に容易である。また、仕切板31を組み立てる際も、壁当接片94を折り曲げるだけでよく、組み立て作業が容易となる。
図11は、本発明の実施例6を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して説明する。本実施例は、載置部42にコの字状(又は、逆コの字状)に仕切板31を切断した内切断部としての切断部49を形成したものである。切断部49は、第一の長辺32、第二の長辺33及び分割切断部35の何れにも連通しておらず、この切断部49により折り曲げ可能となった壁当接部としての壁当接片95が形成されている。すなわち、実施例1の壁当接片43に替えて、壁当接片95を形成したものである。壁当接片95は、実施例1〜5の壁当接片43,91,92,93,94と同様に外側に折り曲げられ、壁当接片95が箱短壁部5に当接することにより、載置部42と箱短壁部5との間に隙間81が形成される。壁当接片95の長さD6及び幅M6は、適宜変更可能である。また、本実施例では、切断部49がコの字状(又は、逆コの字状)に形成されているが、壁当接片95が箱短壁部5に当接することにより、載置部42と箱短壁部5との間に隙間81を形成するものであれば、例えば、半円形状、三角形状、台形状等の他の形状であってもよい。また、切断部49は波線状等の曲線状に形成してもよい。
このように本実施例では、前記仕切板31の外形を形成する長手方向の側辺としての第一の長辺32及び第二の長辺33及び短手方向の側辺としての短辺34と、前記仕切板31の長手方向両端部に形成された前記仕切板を2等分割する分割切断部35の何れにも連通しないように前記仕切板31を切断した内切断部としての切断部49が前記載置部42に形成されていることにより、壁当接片95の形状の多様性が向上し、そのうちから所望の形状を選択することができる。また、仕切板31を組み立てる際も、壁当接片95を折り曲げるだけでよく、組み立て作業が容易となる。
なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、壁当接片は載置部42と箱短壁部5との間に隙間81が形成され、載置部42が箱短壁部5と略平行に配設されるようにするものであれば、他の形状であってもよい。また、矩形固定片57及び台形固定片59は、2枚の二重部55を固定することができるものであれば、他の形状であってもよい。
1 包装箱(パック包装箱)
3 箱底部(底部)
5 箱短壁部(側壁)
6 仕切保持部
11 仕切受部
31 仕切板
32 第一の長辺(長手方向の側辺)
33 第ニの長辺(長手方向の側辺)
35 分割切断部
42 載置部
43 壁当接片(壁当接部)
44 切断部(第一切断部、第二切断部)
45 切断部(第一切断部)
46 切断部(第一切断部)
47 切断部(第一切断部)
48 切断部(第一切断部)
49 切断部(内切断部)
55 二重部
57 矩形固定片(固定部、矩形状の固定片)
60 台形溝(固定部、台形状の溝)
71 仕切本体部
73 係合部
81 隙間
91 壁当接片(壁当接部)
92 壁当接片(壁当接部)
93 壁当接片(壁当接部)
94 壁当接片(壁当接部)
95 壁当接片(壁当接部)

Claims (10)

  1. パック包装箱の内部に配設され、前記パック包装箱の底部に形成された仕切保持部に係合可能なパック包装箱の仕切板であって、
    前記仕切板は1枚の板状部材により形成され、
    仕切本体部と、載置部と、前記仕切本体部と前記載置部とを連結する二重部とを有して構成され、
    前記仕切本体部には前記仕切保持部に係合する係合部が形成されていることを特徴とするパック包装箱の仕切板。
  2. 前記二重部は前記仕切板を折り曲げて当接させた二重構造を有し、二重となった前記二重部を連結する固定部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパック包装箱の仕切板。
  3. 前記固定部は、台形状の溝と矩形状の固定片により構成されることを特徴とする請求項2に記載のパック包装箱の仕切板。
  4. 前記載置部には前記載置部と前記パック包装箱の側壁との間に隙間を確保する壁当接部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のパック包装箱の仕切板。
  5. 前記載置部には前記仕切板を切断した少なくとも1本の第一切断部が形成され、
    前記切断部は、前記仕切板の外形を形成する長手方向の側辺、又は、前記仕切板の外形を形成する短手方向の側辺、又は、前記仕切板の長手方向両端部に形成された前記仕切板を短手方向に2等分割する分割切断部の何れかに連通していることを特徴とする請求項4に記載のパック包装箱の仕切板。
  6. 前記載置部には前記仕切板を切断した2本の第二切断部が形成され、
    前記2本の切断部の間に形成された前記壁当接部の幅が、前記仕切板の外形を形成する長手方向の側辺から前記仕切板の短手方向の中心方向に向かって幅が狭くなっていることを特徴とする請求項4に記載のパック包装箱の仕切板。
  7. 前記仕切板の外形を形成する長手方向の側辺及び短手方向の側辺と、前記仕切板の長手方向両端部に形成された前記仕切板を2等分割する分割切断部の何れにも連通しないように前記仕切板を切断した内切断部が前記載置部に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のパック包装箱の仕切板。
  8. 有底矩形状であって、請求項1〜7に記載のパック包装箱の仕切板を内部に配設したことを特徴とするパック包装箱。
  9. 前記載置部が前記仕切本体部と略垂直に配設され、前記パック包装箱の側壁と略平行に配設されていることを特徴とする請求項8に記載のパック包装箱。
  10. 前記仕切保持部が前記パック包装箱の底部の一部を上方に折り曲げて立設され、前記仕切保持部には前記係合部が係合する仕切受部が形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のパック包装箱。
JP2016001664U 2016-04-11 2016-04-11 パックの宙吊り包装箱及びその仕切板 Active JP3204901U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001664U JP3204901U (ja) 2016-04-11 2016-04-11 パックの宙吊り包装箱及びその仕切板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016001664U JP3204901U (ja) 2016-04-11 2016-04-11 パックの宙吊り包装箱及びその仕切板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3204901U true JP3204901U (ja) 2016-06-23

Family

ID=56137640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016001664U Active JP3204901U (ja) 2016-04-11 2016-04-11 パックの宙吊り包装箱及びその仕切板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3204901U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425650B2 (ja) パック収納用トレー
JP3150184U (ja) 段ボール製トレー
CN105620846A (zh) 瓦楞包装盒
JP2019172286A (ja) 箱およびそのブランクシート
JP3204901U (ja) パックの宙吊り包装箱及びその仕切板
JP6440442B2 (ja) 青果物パック収納用トレー
JP3111978U (ja) 包装箱
KR200390241Y1 (ko) 포장용 상자
JP3212133U (ja) 緩衝機能付き包装体及びこれを用いた包装箱
JP2009280211A (ja) 包装用箱
JP2006225011A (ja) 包装箱
JP7123535B2 (ja) 梱包容器及び梱包容器用シート材
JP2012254815A (ja) 包装箱
CN212099705U (zh) 包装箱底垫片及包装结构
JP3151760U (ja) 段ボール箱
JP4377372B2 (ja) 同梱ケースおよび梱包装置
JP2010163201A (ja) 仕切部材
JP2001328678A (ja) 梱包用スペーサおよびこのスペーサを用いた梱包構造
JP7114232B2 (ja) 梱包容器及び梱包容器用シート材
JP4813114B2 (ja) 段ボール製緩衝材
JP5174410B2 (ja) 緩衝包装材
WO2015060111A1 (ja) 緩衝材及びそれを用いた梱包体
JP3188921U (ja) カップ保持トレイ
JP4740046B2 (ja) 仕切部材
JP4750637B2 (ja) 梱包用緩衝材

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20160425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3204901

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250