JP3151760U - 段ボール箱 - Google Patents

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勝彦 寺岡
勝彦 寺岡
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Abstract

【課題】一枚の段ボール紙から接着剤を用いずに内部に収納スペースが形成される段ボール箱を提供する。【解決手段】4つの側壁を有する四角筒状部と、上記各側壁2,3,5の各上縁から延出する4つの上側フラップ6,7,9と、各下縁から延出する4つの下側フラップとを備える段ボール箱であって、上記側壁中の一の側壁から延出する一の上側フラップが、一の側壁の上縁から延出する天井部15とこの天井部15の先端縁から延出する上側仕切壁部17とを有し、上記側壁中の一の側壁から延出する一の下側フラップが、一の側壁の下縁から延出する底板部とこの底板部の先端縁から延出する下側仕切壁部28とを有し、上側仕切壁部17及び下側仕切壁部28の先端縁に設けられた係合構造同士が、四角筒状部内で係合されることにより収納スペースが形成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、一枚の段ボール紙から組み立てられる段ボール箱に関し、詳細には、付属品等の収納スペースを備える段ボール箱に関するものである。
従来、段ボール箱は、輸送から商品陳列までの間、複数の商品をまとめて収容する容器として、あるいは家電製品、鉢植え等の重量物商品を販売する際の包装容器として用いられている。従来の一般的な段ボール箱は、4つの側壁を有する四角筒状部と、上記各側壁の各上縁から延出する4つの上側フラップと、上記各側壁の各下縁から延出する4つの下側フラップとを備えている。このような段ボール箱は、上記上側及び下側内フラップを四角筒状部の内側に直角に折り込み、上側及び下側外フラップを四角筒状部の内側に直角に折り込み、各内フラップの外側に各外フラップが重ねられた状態で封緘されることで直方体状を形成するように構成されている。この際、下側の内フラップ及び外フラップが段ボール箱の底板を形成し、上側の内フラップ及び外フラップが段ボール箱の蓋を形成することとなる。
家電製品や家庭用日用品を段ボール箱で梱包する場合に、本体以外に多数の付属品を一つの段ボール箱に梱包する必要がある。このような場合、上記のような通常の段ボール箱においては、仕切部材として発泡スチロールを用いたり、他の段ボールで組み立てられた部材を用いることにより、付属品の収納スペースを確保している。しかしながら、このように他の部材を使用することによれば、部品点数が増大するために梱包作業の時間及びコストが高くなる上に、廃棄物の量も増えるという環境上の不都合も存在する。
そこで、一枚の段ボールから収納スペースを組み立てる段ボール箱に関する技術として天フラップの一つを折り曲げ、段ボール箱本体部内側に接着させることによって、収納スペースを確保する提案もなされている(例えば、特開2000−142672号公報等参照)。しかしながら当該発明によれば、一枚の段ボール紙から段ボール箱内部に付属品等の収納スペースは確保されるものの、接着剤によりこの収納スペースを固定する必要があり、新たな組み立て作業のコスト及び作業時間が発生することとなる。また、この段ボール箱は、接着剤で固定されているので、通常の段ボール箱として使用することはできないため汎用性が低い。更には、この段ボール箱は、商品を取り出した後に当該段ボール箱を廃棄する際に、接着部分を切り離す必要が生じるという不都合が存在する。
特開2000−142672号公報
本考案はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、接着剤を用いずに一枚の段ボール紙から内部に付属品等の収納スペースを形成することができる段ボール箱の提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた考案は、
4つの側壁を有する四角筒状部と、
上記各側壁の各上縁から延出する4つの上側フラップと、
上記各側壁の各下縁から延出する4つの下側フラップと
を備え、
一枚の段ボール紙から組み立てられる段ボール箱であって、
上記側壁中の一の側壁から延出する一の上側フラップが、一の側壁の上縁から延出する天井部と、この天井部の先端縁から延出する上側仕切壁部とを有し、
上記側壁中の一の側壁から延出する一の下側フラップが、一の側壁の下縁から延出する底板部と、この底板部の先端縁から延出する下側仕切壁部とを有し、
上記天井部が、切込により開閉可能に設けられる蓋部を備え、
上記上側仕切壁部及び下側仕切壁部が、各先端縁部分に係合構造を備え、
上記上側仕切壁部及び下側仕切壁部の係合構造同士が、四角筒状部内で係合されることにより収納スペースが形成されていることを特徴とする段ボール箱である。
当該段ボール箱によれば、一枚の段ボール紙から段ボール箱内部に収納スペースが形成されるため、この収納スペースに付属物等を収納することができる。また、当該段ボール箱によれば、上記収納スペースが接着剤を用いず係合構造の係合により形成されるため、作業効率に優れ、作業コストも低減される。更には、収納スペースの形成に接着剤を使用しない当該段ボール箱は、係合を外すことにより通常の段ボールとして使用することも容易にでき汎用性が高く、またリサイクル性にも優れている。
また、当該段ボール箱によれば、一の側壁から延出する一の上側フラップが天井部と上側仕切壁部を備え、一の側壁から延出する一の下側フラップが底板部と下側仕切壁部とを備えることにより、収納スペースが直方体形状に形成されることとなる。このような直方体形状の収納スペースは、付属品等の収納空間として好適に用いられることができる。更には、当該段ボール箱は、一の上側フラップの天井部に、開閉可能に設けられる蓋部を備えているためこの蓋部から収納スペースに付属物等を容易に出し入れすることができる。
上記係合構造が、上側仕切壁部及び下側仕切壁部の各先端縁部分に設けられる係合用切込によって分けられる複数の係合部からなり、この係合用切込が、上側仕切壁部及び下側仕切壁部の各先端縁の垂直方向かつ各先端縁を等分する位置に同数設けられていることが好ましい。当該段ボール箱の係合構造が、このように上側仕切壁部及び下側仕切壁部の各先端縁部分に係合用切込によって分けられる複数の係合部からなることにより、この係合部同士を係合することで確実に段ボール箱内部に収納スペースが形成され、一定の強度を有することができる。更に、この係合用切込が上側仕切壁部及び下側仕切壁部の各先端縁に垂直方向かつ先端縁を等分する位置に同数設けられていることにより、係合部同士の係合を容易に行うことができるため、収納スペースを容易に組み立てることができる。
上記各係合構造の係合部を同一方向から数えた場合において、一方の係合構造の偶数番目の係合部及び他方の係合構造の奇数番目の係合部が、係合用切込に垂直かつ収納スペース方向に折目を有するとよい。このように、当該段ボール箱が、各係合構造の係合部を互い違いに一つおきに収納スペース方向に折目を有することにより、収納スペースの組立の際の係合構造の係合を容易かつ確実に行うことができる。
上記係合用切込が上側仕切壁部と下側仕切壁部とに2つずつ設けられているとよい。係合用切込が上側仕切壁部及び下側仕切壁部に2つずつ設けられる、即ち係合構造が三等分された各係合部からなる当該段ボール箱によれば、収納スペースの強度に対する安定性に優れかつ、収納スペースの組み立て及び分解も容易に行われることができる。
なお、本考案における「上側」及び「下側」とは、通常段ボール箱として用いられる方向(開閉する側を「上側」、底となる側を「下側」)として便宜上定めたものであって、製品として使用される際にこの方向に限定されるものではない。
以上説明したように、本考案の段ボール箱によれば、一枚の段ボール紙から接着剤を用いずに、内部に十分な強度を有する付属品等の収納スペースを容易かつ確実に形成することができる。また、本考案の段ボール箱は通常の段ボール箱としても使用することもできるため、汎用性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る段ボール箱を示す斜視図である。 図1の段ボール箱を示す展開図である。 図1の段ボール箱の一の上側フラップを示す拡大展開図(a)及び一の下側フラップの拡大展開図(b)である。 図1の段ボール箱の組み立て途中の状態を示す斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
図1及び図2の段ボール箱1は、一枚の段ボール紙から組み立てられ、4つの側壁(側壁2、側壁3、側壁4及び側壁5)を有する四角筒状部と、上記各側壁2、3、4及び5の各上縁から延出する4つの上側フラップ(上側フラップ6、上側フラップ7、上側フラップ8及び上側フラップ9)と、上記各側壁2、3、4及び5の各下縁から延出する4つの下側フラップ(下側フラップ10、下側フラップ11、下側フラップ12及び下側フラップ13)とを備えている。
この段ボール箱1は、封緘状態で直方体形状に形成され、均一な厚さの一枚の段ボール紙を用いて形成される。当該段ボール箱1のサイズとしては特に限定されず、内容物である商品の大きさ等を考慮して適宜設定される。なお、図2の段ボール箱1の展開図中の細線は折目線を示しており、これらの折目には折り曲げを容易にする罫線加工が施されていることが好ましい。
4つの側壁2、3、4及び5は、対向する2組(側壁2と側壁4及び側壁3と側壁5)がそれぞれ同型及び同サイズの矩形形状を有し、4つの側壁全てが等しい高さに形成されている。これらの側壁2、3、4及び5によって、直方体形状を有する四角筒状部が形成される。
4つの側壁中、展開図である図2において端に位置する側壁5は、側縁に糊代部14を備えている。当該糊代部14によれば、四角筒状部を形成する際に、当該糊代部14を他の側壁2の側縁と側壁5の側縁とが接するように側壁2の内面に接着させることにより、四角筒状部を筒状に固定することができる。
当該段ボール箱1によれば、下側フラップ10及び12を四角筒状部の内側に垂直に折り込み、続けて下側フラップ11及び13を四角筒状部の内側に垂直に折り込むことで当該段ボール箱1の底が形成される。さらに、当該段ボール箱1によれば、上側フラップ6及び8を四角筒状部の内側に垂直に折り込み、続けて上側フラップ7及び9を四角筒状部の内側に垂直に折り込むことで当該段ボール箱1の蓋が形成される。
図1及び図3(a)に示されるように、上記側壁中の一の側壁4から延出される一の上側フラップ8は、側壁4の上縁から延出する天井部15と、この天井部15の先端縁16から延出する上側仕切部17とを有している。
天井部15は側壁4の上縁18を一辺として共有する矩形形状を有している。天井部15の幅(上縁18と共有する辺の垂直方向の長さ)としては特に限定はされないが、当該ダンボール箱1に収納される付属品等の大きさや量等に応じて適宜設定される。天井部15は、中央に側壁4の上縁18から延出し、天井部15の先端縁16を底辺として含むコの字形状の切込により形成される蓋部19を有している。
蓋部19は、側壁4の上縁18を軸に自由に開閉し、この蓋部19から後述する収納スペース34内に付属品等を容易に出し入れすることができる。この蓋部19のサイズとしては、天井部15の1/4以上3/4以下であることが好ましい。蓋部19のサイズが上記範囲未満であると、付属品等の出し入れが困難となり、逆に上記範囲を超えると蓋部19ひいてはダンボール箱1の強度が低下するおそれがある。なお、蓋部19は、側壁4の上縁18と共有する辺の対辺の中央付近に突設する突起部20を備えている。この突起部20を有する当該蓋部19によれば、蓋部19が閉じた状態においてもこの突起部20に指等を掛けることにより容易に開けられることができる。
上側仕切壁部17は、下側仕切壁部28と係合され、収納スペース34の一つの壁を形成する。上側仕切壁部17の幅(先端縁16と垂直方向の長さ)としては、後述する下側仕切壁部28の幅(先端縁27と垂直方向の長さ)と等しく、かつ側壁4の高さの1/2以上1以下である必要がある。上側仕切壁部17が上記幅を有することで、下側仕切壁部28と係合されることができ、収納スペース34を形成することができる。上側仕切壁部17の幅が上記下限未満であると、下側仕切壁部28と係合されることができず、収納スペース34が形成されない。また、上側仕切壁部17の幅が上記上限を超えるた場合も、後述する係合用切込21の長さをどう調整しても、下側仕切壁部28と平面で係合することができず、長方形状の収納スペースを形成34することができない。
上側仕切壁部17は、先端縁部分に、係合構造として、先端縁に垂直方向かつ先端縁を3等分する位置に設けられる係合用切込21によって分けられる3つの矩形形状の係合部22、23及び24を有している。係合部22、23及び24を後述する下側仕切壁部28の係合部30、31及び32と係合することで側壁4と上側仕切壁部17及び下側仕切壁部28との間に収納スペース34が形成される。
当該係合用切込21の長さは、上側仕切壁部17、後述する下側仕切壁部28及び下側仕切壁部28に設けられる係合用切込29の長さによって調整される。即ち、係合される上側仕切壁部17と下側仕切壁部28が、係合用切込21及び29によって平面状となるような長さに調整される。係合用切込21の長さが短いと、上側仕切壁部17と下側仕切壁部28とが平面を形成せず、収納スペース34が不安定な構造となる。逆に係合用切込21の長さが長すぎると、上側仕切壁部17と下側仕切壁部28とが平面を形成するものの、係合によって形成されるこの壁の強度が低下することとなる。係合用切込21等を上側仕切壁部17と下側仕切壁部28とが平面状となるように調整されることで、収納スペース34及びメインの収納空間が直方体形状となり、収納物が無駄なスペース無く収納され、また、収納スペース34の強度を保つことができる。
上側仕切壁部17に備わる係合部22、23及び24のうち、両端にある係合部22及び24は、係合用切込21に垂直かつ側壁4方向(収納スペース34方向)に折目25を有している。係合部22及び24が当該折目25を有することで、後述する下側仕切壁部28の係合部30、31及び32との係合を容易に行うことができる。折目25の位置としては特に限定されないが、ダンボール箱1や、上側フラップ8自体の大きさや、組み立て時の作業性等を考慮して、上側仕切壁部17の端縁から1cm以上5cm以下の位置であることが好ましい。
図1及び図3(b)に示されるように、上記側壁中の一の側壁4から延出される一の下側フラップ12は、側壁4の下縁から延出する底板部26と、この底板部26の先端縁27から延出する下側仕切壁部28とを有している。
底板部26は、収納スペース34の底部を形成する。底板部26の幅は、蓋部19と同様に付属品のサイズや量等に応じて適宜設定されるが、蓋部19の幅と同様の長さとすることが好ましい。底板部26の幅が、蓋部19の幅と等しく形成されていることで、収納スペース34が直方体形状に形成され、付属品等を効率的に収納することができるとともに、収納スペース34の強度を保つことができる。
下側仕切壁部28は、上側仕切壁部17と係合され、収納スペース34の一つの壁を形成する。下側仕切壁部28の幅(先端縁27と垂直方向の長さ)は、上側仕切壁部17の幅(折目辺16と垂直方向の長さ)と等しく、かつ上側仕切壁部17と同様、側壁4の高さの1/2以上1以下である必要がある。下側仕切壁部28が上記幅を有することで上側仕切壁部17と係合され、収納スペース34を形成することができる。下側仕切壁部28の幅が上記下限未満であると、上側仕切壁部17と係合されることができず、収納スペース34が形成されない。また、下側仕切部28の幅が上記上限を超えるた場合にも、後述する係合用切込29の長さをどう調整しても、上側仕切壁部17と平面で係合することができず、長方形状の収納スペース34を形成することができない。
下側仕切壁部28は、先端縁部分に、係合構造として先端縁に垂直方向かつ先端縁を3等分するように設けられる係合用切込29によって分けられる3つの係合部30、31及び32を有している。この係合部30、31及び32を上側仕切壁部17の係合部22、23及び24と係合することで側壁4と上側仕切壁部17及び下側仕切壁部28との間に収納スペース34が形成される。
具体的には、下側仕切壁部28の中央の係合部31は、上側仕切壁部17の中央の係合部23の内側(側壁4側、形成される収納スペース34の内側)に位置するように係合され、下側仕切壁部28の左右の係合部30、32は、上側仕切壁部17の左右の係合部22及び24の外側(形成される収納スペース34の外側)に位置するように係合される。このように上側仕切壁部17の係合部22、23及び24と、下側仕切壁部28の係合部30、31及び32が交互に組まれることにより係合されることで、多少の衝撃にも耐えうる一定の強度及び安定性を有する構造とすることができる。
下側仕切壁部28に備わる係合部30、31及び32のうち、中央に位置する係合部31は、係合用切込29に垂直かつ側壁4方向(収納スペース34方向)に折目33を有している。係合部31がこの折目29を有していることで、係合部31を上側仕切壁部17の中央の係合部23の内側に位置するように係合することを容易に行うことができる。折目33の位置としては特に限定されないが、上側仕切壁部17に設けた折目25と同様、ダンボール箱1や下側フラップ12自体の大きさや、組み立て時の作業性等を考慮し、下側仕切壁部28の端縁から1cm以上5cm以下の位置であることが好ましい。
このように、当該ダンボール箱1の内部には、側壁4、上側仕切壁部17、下側仕切壁部28及び側壁3と5の一部を周の壁とし、さらに天井部15と底板部26とで囲まれた収納スペース34が形成されている。この収納スペース34には付属品等を天井部15に設けた蓋部19から出し入れすることができる。
当該段ボール箱1は、このように一枚の段ボール紙から内部に収納スペース34が形成されるため、この収納スペース34に付属物等を収納することができる。また、当該段ボール箱1によれば、上記収納スペース34を接着剤を使用せず係合構造の係合により形成されるため、作業効率に優れ、作業コストも低減される。更には、収納スペース34の形成に接着剤を使用しない当該段ボール箱1は、係合を外すことにより通常の段ボールとして使用することも容易にでき汎用性が高く、またリサイクル性にも優れている。
また、上側仕切壁部17及び下側仕切壁部28の各先端縁部分の同位置に、先端縁に垂直方向かつ先端縁を等分するように設けられる2つの係合用切込21及び29によって分けられる各3つの係合部(22〜24、30〜32)からなる係合構造を有することにより、当該段ボール箱1は、この係合部同士を係合することにより容易かつ確実に収納スペース34が形成される。
更には、当該段ボール箱1は、切込が各仕切壁部17及び28に2つずつ設けられ、係合構造が三等分された各係合部(22〜24、30〜32)からなるため、収納スペース34が対称構造を有し外部からの圧力等に対する安定性に優れかつ、収納スペース34の組み立て及び分解も容易に行われることができる。
次に、当該段ボール箱1の組み立て方法について説明する。当該段ボール箱は図2及び図3の展開図に示す平面形状で切り抜かれた段ボール紙を組み立てることによって形成される。まず、側壁2、3、4及び5間のそれぞれの折目線を折り、糊代部14を側壁2に接着させることで四角筒状部が形成される。
次に、収納スペース34が、上記四角筒状部内部に形成される。図3に示すように、上側フラップ8と下側フラップ12を側壁4の上縁及び下縁にそって段ボール箱1の内側に折り曲げる。そして、上側仕切壁部17の係合部22、23及び24と下側仕切壁部28の係合部30、31及び32を係合させる。詳細には、上側仕切壁部17の左右の係合部22及び24は、下側仕切壁部28の左右の係合部30及び32の内側に位置するように係合され、上側仕切壁部17の中央の係合部23は、下側仕切壁部28の中央の係合部31の外側に位置するように係合される。この際、上側仕切壁部17の左右の係合部22及び24並びに下側仕切壁部28の中央の係合部31は、折目25及び33によって内側に折り曲げることによって、この係合が容易かつ確実に行われる。また、天井部15に設けられた蓋部19は、突起部20を把持して開閉することができる。
収納スペース34を形成した後に、下側フラップ10を四角筒状部の内側に垂直に折り込み、続けて下側フラップ11及び13を四角筒状部の内側に垂直に折り込むことで当該段ボール箱1の底が形成される。下側フラップ11と下側フラップ13とにガムテープ等を貼ることにより固定し、底の形状を固定する。最後に、上側フラップ6を四角筒状部の内側に垂直に折り込み、続けて上側フラップ7及び9を四角筒状部の内側に垂直に折り込むことで当該段ボール箱1の蓋が形成される。
なお、本考案の段ボール箱は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、二組の上側フラップ及び下側フラップを用いて収納スペースを2つ設けることもできる。このように2つの収納スペースを有する段ボール箱は、付属品が多数ある商品の梱包に好適に用いることができる。
また、上側フラップの天井部と、下側フラップの底板部との幅の長さが異なり、断面形状が、台形である収納スペースを有するダンボール箱や、上側仕切壁部と下側仕切壁部に備わる係合構造が、相互の凹凸が一致する波状形状を有する段ボール箱とすることもできる。
さらには、収納スペースを構成する上側仕切壁部及び下側仕切壁部に設ける係合用切込が1又は3以上であってもよい。係合用切込が1つの段ボール箱は、最も簡単に収納スペースを形成することができる。また、係合用切込が3以上の段ボール箱は、収納スペースをより強固に形成することができ、収納スペース、ひいては段ボール箱の強度を高めることができる。なお、いずれの場合も、上側仕切壁部及び下側仕切壁部の係合部を同一方向から数えた場合において、一方の係合構造の偶数番目の係合部及び他方の係合構造の奇数番目の係合部に折目を備えることにより、係合を容易かつ確実に行うことができる。
以上のように、本発明の段ボール箱によれば、収納スペースを備えているため、付属品を有する商品の梱包、例えばコード等を有する家電製品や、備え付けのための紐等を有する額縁の梱包等において好適に用いられる。
1 段ボール箱
2、3、4、5 側壁
6、7、8、9 上側フラップ
10、11、12、13 下側フラップ
14 糊代部
15 天井部
16 先端縁
17 上側仕切壁部
18 上縁
19 蓋部
20 突起部
21 係合用切込
22、23、24 係合部
25 折目
26 底板部
27 先端縁
28 下側仕切壁部
29 係合用切込
30、31、32 係合部
33 折目
34 収納スペース

Claims (4)

  1. 4つの側壁を有する四角筒状部と、
    上記各側壁の各上縁から延出する4つの上側フラップと、
    上記各側壁の各下縁から延出する4つの下側フラップと
    を備え、
    一枚の段ボール紙から組み立てられる段ボール箱であって、
    上記側壁中の一の側壁から延出する一の上側フラップが、一の側壁の上縁から延出する天井部と、この天井部の先端縁から延出する上側仕切壁部とを有し、
    上記側壁中の一の側壁から延出する一の下側フラップが、一の側壁の下縁から延出する底板部と、この底板部の先端縁から延出する下側仕切壁部とを有し、
    上記天井部が、切込により開閉可能に設けられる蓋部を備え、
    上記上側仕切壁部及び下側仕切壁部が、各先端縁部分に係合構造を備え、
    上記上側仕切壁部及び下側仕切壁部の係合構造同士が、四角筒状部内で係合されることにより収納スペースが形成されていることを特徴とする段ボール箱。
  2. 上記係合構造が、上側仕切壁部及び下側仕切壁部の各先端縁部分に設けられる係合用切込によって分けられる複数の係合部からなり、
    この係合用切込が、上側仕切壁部及び下側仕切壁部の各先端縁の垂直方向かつ各先端縁を等分する位置に同数設けられている請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 上記各係合構造の係合部を同一方向から数えた場合において、一方の係合構造の偶数番目の係合部及び他方の係合構造の奇数番目の係合部が、係合用切込に垂直かつ収納スペース方向に折目を有する請求項2に記載の段ボール箱。
  4. 上記係合用切込が上側仕切壁部と下側仕切壁部とに2つずつ設けられている請求項3に記載の段ボール箱。
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