JP3205536U - 包装箱用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用性が高く比較的簡易な手順で形成可能な仕切り付きの包装箱用シートを提供する。【解決手段】1枚の段ボールシートからなり、左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1パネル1、第2パネル2、第3パネル3及び第4パネル4と、第1パネル1及び第3パネル3の上縁から上方に延出する第1外フラップ5及び第2外フラップ6と、第2パネル2及び第4パネル4の上縁から上方に延出する第1内フラップ7及び第2内フラップ8とを備える包装箱用シートであって、第4パネル4の上縁から上方に延出する第2内フラップ8に左右方向に横断する破断容易線14が形成されており、この破断容易線14によって区画される第2内フラップ8の上側部分15の左右方向の他方側端縁から他方側に延出する突片16を有する。上側部分15及び突片16の境界にリード罫線が形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、包装箱用シートに関する。
包装箱用シートとして、左右方向に連接され、組立時に四角筒状部を構成する4つのパネルと、これらのパネルの上縁から上方に延出する4つのフラップとを有する段ボールシートが用いられている。この包装箱用シートを組み立ててなる包装箱は、物品の保管用、運送用等に広く用いられている。
一方、この包装箱に物品を収容するに際し、包装箱のサイズに比べて物品のサイズが小さい場合や、複数の物品を区分けして収容したいという場合がある。そのため、この包装箱に物品を収容する際に、包装箱内で物品を区画するための仕切りが用いられることがある。
また今日では、保管、管理等の取扱性を向上すべく包装箱に組立可能であると共に、この包装箱内を区画する仕切りを同時に形成可能な仕切り付き包装箱用シートも発案されている(特開2015−229521号公報参照)。
上記公報に記載の包装箱用シートは、一対の上側内フラップの一部を用いて仕切りを形成可能に構成されている。具体的には、この包装箱用シートは、一対の上側内フラップに左右方向に横断する破断容易線が形成されており、この破断容易線を破断することで切り離された一対の切離片を、それぞれ切離片の上縁に形成された係合切込みで十字に組み合わせることで仕切りを形成可能とされている。
しかしながら、上記公報に記載の包装箱用シートは、上述のように一対の上側内フラップを横断する一対の破断容易線を破断し、さらに一対の切離片を組み合わせて仕切りを形成するものであるため、仕切りの形成に手間がかかる。また、この仕切りは、十字状であるため、例えば包装箱内を2区分したい場合には使用し難く、汎用性に欠ける。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、汎用性が高く比較的簡易な手順で形成可能な仕切り付きの包装箱用シートの提供を目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る包装箱用シートは、1枚の段ボールシートからなり、左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1パネル、第2パネル、第3パネル及び第4パネルと、上記第1パネル及び第3パネルの上縁から上方に延出する第1外フラップ及び第2外フラップと、上記第2パネル及び第4パネルの上縁から上方に延出する第1内フラップ及び第2内フラップとを備える包装箱用シートであって、上記第4パネルの上縁から上方に延出する第2内フラップに左右方向に横断する破断容易線が形成されており、この破断容易線によって区画される第2内フラップの上側部分の左右方向の他方側端縁から他方側に延出する突片を有する。
当該包装箱用シートは、第1パネルの左右方向の一方側端縁と第4パネルの左右方向の他端側端縁とを連結することで四角筒状部を有する箱型に組み立て可能に構成されている。また、当該包装箱用シートは、第4パネルの上縁から上方に延出する第2内フラップに左右方向に横断する破断容易線が形成されており、この破断容易線を破断することで切り離される切離片(第2内フラップの上側部分及び突片)によって仕切りを形成可能に構成されている。具体的には、当該包装箱用シートは、上記破断容易線によって第2内フラップの上側部分及び突片を切り離した上、この上側部分及び突片の境界を折り曲げることで、上記上側部分を包装箱組立状態における第1パネル及び第3パネル間に架け渡した状態で安定的に保持することができる。当該包装箱用シートは、このように第2内フラップに形成される破断容易線を破断した上、上記上側部分及び突片の境界を折り曲げるだけで容易に仕切りを形成することができる。また、当該包装箱用シートは、折り曲げ状態における突片の反力を利用して上側部分を包装箱内で安定的に保持することができるので、上記公報に記載の従来の仕切りのように包装箱内を4区画しなくてもよいので、仕切りの汎用性に優れる。
上記上側部分及び突片の境界にリード罫線が形成されているとよい。このように、上記上側部分及び突片の境界にリード罫線が形成されていることによって、上側部分及び突片の境界を容易かつ確実に折り曲げることができる。
上記第1パネル及び第3パネルの下縁から下方に延出する一対の下側外フラップ、並びに上記第2パネル及び第4パネルの下縁から下方に延出する一対の下側内フラップをさらに備え、上記突片の延出方向長さと上記一対の下側内フラップの延出方向長さとの合計長さが、上記第1パネルの左右方向長さ以下であるとよい。このように、上記突片の延出方向長さと上記一対の下側内フラップの延出方向長さとの合計長さが、上記第1パネルの左右方向長さ以下であることによって、上記突片を包装箱組立状態における一対の下側内フラップ間に保持することができるので、仕切りの安定性が向上する。
上記第1パネルの左右方向の一方側端縁に連接される糊代部をさらに備えるとよい。このように、上記第1パネルの左右方向の一方側端縁に連接される糊代部をさらに備えることによって、四角筒状部を有する箱型に組み立て易い。つまり、当該包装箱用シートは、通常第1パネルを第2パネルの内面側に折り重ね、続いて第4パネルを第3パネルの内面側に折り重ねて、糊代部を第4パネルの内面側の他端側端縁に貼着することで無端状に接続される。この点に関し、糊代部が第1パネルの左右方向の一方側端縁に連接されていることで、上記突片が第1パネルの外側に重ねられるので、この突片が第1乃至第4パネルを四角筒状に形成する際の妨げとなり難い。
上記第1乃至第4パネルの上下方向長さよりも上記第2内フラップの延出方向長さが大きいとよい。このように、上記第1乃至第4パネルの上下方向長さよりも上記第2内フラップの延出方向長さが大きいことによって、上記上側部分を十分に大きくして、この上側部分及び突片により構成される仕切りによって包装箱内を的確に区画することができる。
以上説明したように、本考案の包装箱用シートは、汎用性が高い仕切りを比較的簡易な手順で形成することができる。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[包装箱用シート]
図1の包装箱用シートは、1枚の段ボールシートからなる。当該包装箱用シートは、左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1パネル1、第2パネル2、第3パネル3及び第4パネル4を備える。また、当該包装箱用シートは、第1パネルの上縁から上方に延出する第1外フラップ5(上側外フラップ)、第3パネルの上縁から上方に延出する第2外フラップ6(上側外フラップ)、第2パネル2の上縁から上方に延出する第1内フラップ7(上側内フラップ)及び第4パネル4の上縁から上方に延出する第2内フラップ8(上側内フラップ)を備える。また、当該包装箱用シートは、第1パネル1及び第3パネル3の下縁から下方に延出する一対の下側外フラップ9,10、並びに第2パネル2及び第4パネル4の下縁から下方に延出する一対の下側内フラップ11,12を備える。さらに、当該包装箱用シートは、第1パネル1の左右方向の一方側端縁に連接される糊代部13を備える。当該包装箱用シートは、第4パネル4の上縁から上方に延出する第2内フラップ8に左右方向に横断する破断容易線14が形成されている。当該包装箱用シートは、破断容易線14によって区画される第2内フラップ8の上側部分15の左右方向の他端側端縁から他方側に延出する突片16を有する。第1パネル1、第2パネル2、第3パネル3及び第4パネル4(以下、「第1乃至第4パネル1〜4」ともいう。)と各フラップ及び糊代部13との境界には、折り曲げ容易線(筋押しして形成された罫線)が形成されている。なお、本明細書において「左右」とは、当該包装箱用シートを包装箱に組み立てた場合の左右を意味する。また、「上」とは、当該包装箱用シートを包装箱に組み立てた場合の上を意味し、「下」とは、その逆を意味する。
図1の包装箱用シートは、1枚の段ボールシートからなる。当該包装箱用シートは、左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1パネル1、第2パネル2、第3パネル3及び第4パネル4を備える。また、当該包装箱用シートは、第1パネルの上縁から上方に延出する第1外フラップ5(上側外フラップ)、第3パネルの上縁から上方に延出する第2外フラップ6(上側外フラップ)、第2パネル2の上縁から上方に延出する第1内フラップ7(上側内フラップ)及び第4パネル4の上縁から上方に延出する第2内フラップ8(上側内フラップ)を備える。また、当該包装箱用シートは、第1パネル1及び第3パネル3の下縁から下方に延出する一対の下側外フラップ9,10、並びに第2パネル2及び第4パネル4の下縁から下方に延出する一対の下側内フラップ11,12を備える。さらに、当該包装箱用シートは、第1パネル1の左右方向の一方側端縁に連接される糊代部13を備える。当該包装箱用シートは、第4パネル4の上縁から上方に延出する第2内フラップ8に左右方向に横断する破断容易線14が形成されている。当該包装箱用シートは、破断容易線14によって区画される第2内フラップ8の上側部分15の左右方向の他端側端縁から他方側に延出する突片16を有する。第1パネル1、第2パネル2、第3パネル3及び第4パネル4(以下、「第1乃至第4パネル1〜4」ともいう。)と各フラップ及び糊代部13との境界には、折り曲げ容易線(筋押しして形成された罫線)が形成されている。なお、本明細書において「左右」とは、当該包装箱用シートを包装箱に組み立てた場合の左右を意味する。また、「上」とは、当該包装箱用シートを包装箱に組み立てた場合の上を意味し、「下」とは、その逆を意味する。
当該包装箱用シートに用いられる段ボールシートとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
第1乃至第4パネル1〜4は各々略方形状に形成されている。第1パネル1及び第3パネル3は略同形状に形成されている。また、第2パネル2及び第4パネル4は略同形状に形成されている。
第1乃至第4パネル1〜4の上下方向長さの下限としては、5cmが好ましく、10cmがより好ましい。一方、第1乃至第4パネル1〜4の上下方向長さの上限としては、40cmが好ましく、50cmがより好ましい。第1乃至第4パネル1〜4の上下方向長さが上記下限に満たないと、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱に収容できる物品が限定されるおそれがある。逆に、第1乃至第4パネル1〜4の上下方向長さが上記上限を超えると、包装箱のサイズが大きくなり過ぎて取扱性が低下するおそれがある。
第1パネル1及び第3パネル3の左右方向長さの下限としては、20cmが好ましく、25cmがより好ましく、30cmがさらに好ましい。一方、第1パネル1及び第3パネル3の左右方向長さの上限としては、200cmが好ましく、180cmがより好ましく、160cmがさらに好ましい。第1パネル1及び第3パネル3の左右方向長さが上記下限に満たないと、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱に収容できる物品が限定されるおそれがある。逆に、第1パネル1及び第3パネル3の左右方向長さが上記上限を超えると、包装箱のサイズが大きくなり過ぎて取扱性が低下するおそれがある。
第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さの下限としては、15cmが好ましく、20cmがより好ましく、25cmがさらに好ましい。一方、第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さの上限としては、150cmが好ましく、130cmがより好ましく、110cmがさらに好ましい。第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さが上記下限に満たないと、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱に収容できる物品が限定されるおそれがある。逆に、第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さが上記上限を超えると、上側部分15の左右方向長さが長くなり過ぎて、後述の仕切り17が包装箱内において上側部分15で意図せず折れ曲がるおそれがある。
第1パネル1及び第3パネル3の左右方向長さは、第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さよりも長い。後述するように、当該箱用シートを組み立ててなる包装箱では、第2内フラップ8の上側部分15は第1パネル1及び第3パネル3間に架け渡された状態で保持される。そのため、この上側部分15の左右方向長さが長くなり過ぎると、包装箱内において仕切り17が上側部分15で意図せず折れ曲がるおそれがある。この点、第1パネル1及び第3パネル3の左右方向長さを第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さよりも長くすることで、上側部分15の左右方向長さを比較的短く抑えて包装箱内を仕切り17でより安定的に区画することができる。
第1外フラップ5及び第2外フラップ6は、略同形状に形成されている。また、第1外フラップ5及び第2外フラップ6は、各々略矩形状に形成されている。第1外フラップ5及び第2外フラップ6は、第1パネル1及び第3パネル3の上縁の略全領域から連続して設けられている。そのため、第1外フラップ5及び第2外フラップ6の左右方向長さは、第1パネル1及び第3パネル3の左右方向長さと略等しい。具体的には、第1外フラップ5及び第2外フラップ6の左右方向長さの下限としては、20cmが好ましく、25cmがより好ましく、30cmがさらに好ましい。一方、第1外フラップ5及び第2外フラップ6の左右方向長さの上限としては、200cmが好ましく、180cmがより好ましく、160cmがさらに好ましい。
第1外フラップ5及び第2外フラップ6は、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱において先端同士が突き合わされるよう内側に折り曲げられた状態で天面部を構成する。そのため、第1外フラップ5及び第2外フラップ6の延出方向長さ(上下方向長さ)は、第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さの略1/2とされている。具体的には、第1外フラップ5及び第2外フラップ6の延出方向長さの下限としては、7.5cmが好ましく、10cmがより好ましく、12.5cmがさらに好ましい。一方、第1外フラップ5及び第2外フラップ6の延出方向長さの上限としては、75cmが好ましく、65cmがより好ましく、55cmがさらに好ましい。
第1内フラップ7及び第2内フラップ8は、略同形状に形成されている。また、第1内フラップ7及び第2内フラップ8は、各々略矩形状に形成されている。第1内フラップ7及び第2内フラップ8は、第2パネル2及び第4パネル4の上縁の略全領域から連続して設けられている。そのため、第1内フラップ7及び第2内フラップ8の左右方向長さは、第2パネル2及び第4パネル4の左右方向長さと略等しい。具体的には、第1内フラップ7及び第2内フラップ8の左右方向長さの下限としては、15cmが好ましく、20cmがより好ましく、25cmがさらに好ましい。一方、第1内フラップ7及び第2内フラップ8の左右方向長さの上限としては、150cmが好ましく、130cmがより好ましく、110cmがさらに好ましい。
第1内フラップ7及び第2内フラップ8の延出方向長さ(上下方向長さ)は、第1外フラップ5及び第2外フラップ6の延出方向長さと等しい。
第2内フラップ8の延出方向長さは、第1乃至第4パネル1〜4の上下方向長さより大きいことが好ましい。当該包装箱用シートは、破断容易線14の破断によって切り離される上側部分15及び突片16が仕切り17として構成される。また、この仕切り17は、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱内で上側部分15の上下方向が第1乃至第4パネル1〜4の上下方向と平行に保持される。そのため、当該包装箱用シートは、第1乃至第4パネル1〜4の上下方向長さよりも第2内フラップ8の延出方向長さが大きいことによって、上側部分15の上下方向長さを十分に大きくして、この上側部分15及び突片16によって構成される仕切り17によって包装箱内を的確に区画することができる。
上述のように、第2内フラップ8には左右方向に横断する破断容易線14が形成されている。破断容易線14は、第4パネル4の上縁と平行に形成されている。破断容易線14は、ミシン目から構成されている。
破断容易線14は、第2内フラップ8の上下方向中央位置よりも下方に形成されている。第2内フラップ8の上下方向長さに対する第2内フラップ8の下縁(第2内フラップ8及び第4パネル4の境界)及び破断容易線14間の長さの比の下限としては、0.1が好ましく、0.2がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.45が好ましく、04がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、第2内フラップ8における破断容易線14の下側部分の上下方向長さが不足して、この下側部分による当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱の上側開口の封止機能が不十分となるおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、上側部分15の上下方向長さが不足して、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱内を仕切り17によって的確に区画できないおそれがある。
第1乃至第4パネル1〜4の上下方向長さに対する上側部分15の上下方向長さの比の下限としては、0.6が好ましく、0.7がより好ましく、0.8がさらに好ましい。一方、上記比の上限としては、1であり、0.95がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱内を仕切り17によって的確に区画できないおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱を封函できなくなるおそれがあると共に、物品の収容及び取出作業性が低下するおそれがある。
突片16は、略矩形状に形成されている。突片16は、上側部分15の左右方向の他端側端縁の全領域から他方側に延出している。そのため、突片16の上下方向長さは、上側部分15の上下方向長さと等しい。このように、突片16が略矩形状であり、突片16の上下方向長さが上側部分15の上下方向長さと等しいことによって、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱の底面部に対して仕切り17を垂直に立たせ、包装箱内を安定的に区画し易い。
突片16の延出方向長さ(左右方向長さ)の下限としては、1cmが好ましく、2cmがより好ましい。一方、突片16の延出方向長さの上限としては、20cmが好ましく、10cmがより好ましい。突片16の延出方向長さが上記下限に満たないと、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱内において上側部分15を第1パネル1及び第3パネル3間に架け渡した状態で安定的に保持できなくなるおそれがある。逆に、突片16の延出方向長さが上記上限を超えると、突片16が不要に大きくなると共に、当該包装箱用シートを製造する際の材料のロス率が高くなる。
上側部分15の左右方向長さに対する突片16の延出方向長さの比の下限としては、0.05が好ましく、0.1がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.3が好ましく、0.2がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱内において上側部分15を第1パネル1及び第3パネル3間に架け渡した状態で安定的に保持できなくなるおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、突片16が不要に大きくなると共に、当該包装箱用シートを製造する際の材料のロス率が高くなる。
突片16の延出方向長さ、及び後述する一対の下側内フラップ11,12の延出方向長さ(上下方向長さ)の合計長さは、第1パネル1の左右方向長さ以下であることが好ましい。これにより、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱内に仕切り17を挿入した状態で、突片16を一対の下側内フラップ11,12間に保持することができるので、仕切り17の安定性が向上する。
上側部分15及び突片16の境界には折り曲げ容易線18が形成されている。また、この折り曲げ容易線18は、リード罫線であることが好ましい。このリード罫線は、1又は複数のスリットと、シート材の一方側面を筋押しして形成される1又は複数の罫線とが相互に接続されることで形成されている。具体的には、本実施形態におけるリード罫線は、上側部分15及び突片16の境界の上下方向中央部に形成される1つのスリットと、シート材の内面を筋押しして形成され、このスリットの上下に配される一対の罫線とによって構成されている。当該包装箱用シートは、このように上側部分15及び突片16の境界にリード罫線が形成されていることによって、このリード罫線に沿って上側部分15及び突片16の境界を容易かつ確実に折り曲げることができ、当該包装箱用シートを組み立ててなる包装箱内に仕切り17を安定的に保持することができる。
糊代部13は、上述のように第1パネル1の左右方向の一方側端縁に連接されている。当該包装箱用シートは、糊代部13が第1パネル1の左右方向の一方側端縁に連接されていることによって、四角筒状部を有する箱型に組み立て易い。つまり、当該包装箱用シートは、通常第1パネル1を第2パネル2の内面側に折り重ね、続いて第4パネル4を第3パネル3の内面側に折り重ねて、糊代部13を第4パネル4の内面側の他端側端縁に貼着することで無端状に接続される。この点に関し、糊代部13が第1パネル1の左右方向の一方側端縁に連接されていることで、突片16が第1パネル1の外側に重ねられるので、この突片16が第1乃至第4パネル1〜4を四角筒状に形成する際の妨げとなり難い。
一対の下側外フラップ9,10は、略同形状に形成されている。また、一対の下側外フラップ9,10は、各々矩形状に形成されている。具体的には、一対の下側外フラップ9,10は、第1外フラップ5及び第2外フラップ6と同様の外形を有する。
一対の下側内フラップ11,12は、略同形状に形成されている。また、一対の下側内フラップ11,12は、各々矩形状に形成されている。具体的には、一対の下側内フラップ11,12は、第1内フラップ7及び第2内フラップ8と同様の外形を有する。
<組立手順>
次に図2〜図4を参照して、当該包装箱用シートの組立手順について説明する。まず、第1パネル1を第2パネル2の内面に折り重ね、続いて第4パネル4を第3パネル3の内面に折り重ねる。このとき、図2に示すように、第1パネル1の左右方向の一方側端縁に連接される糊代部13は第4パネル4の左右方向の他端側の内面に重ねられ、第4パネル4の左右方向の他端側端縁から延出する突片16は第1パネル1の左右方向の一端側の外面に重ねられる。この状態で、糊代部13を第4パネル4の内面に貼着することで第1パネル1の左右方向の一端側端縁及び第4パネル4の左右方向の他端側端縁が連結され、第1乃至第4パネル1〜4が無端状に接続される。
次に図2〜図4を参照して、当該包装箱用シートの組立手順について説明する。まず、第1パネル1を第2パネル2の内面に折り重ね、続いて第4パネル4を第3パネル3の内面に折り重ねる。このとき、図2に示すように、第1パネル1の左右方向の一方側端縁に連接される糊代部13は第4パネル4の左右方向の他端側の内面に重ねられ、第4パネル4の左右方向の他端側端縁から延出する突片16は第1パネル1の左右方向の一端側の外面に重ねられる。この状態で、糊代部13を第4パネル4の内面に貼着することで第1パネル1の左右方向の一端側端縁及び第4パネル4の左右方向の他端側端縁が連結され、第1乃至第4パネル1〜4が無端状に接続される。
次に、図3に示すように、第1乃至第4パネル1〜4によって四角筒状部を形成した後、一対の下側内フラップ11,12を内側に折り曲げ、さらに一対の下側外フラップ9,10を内側に折り曲げて底面部を組み立てる。さらに、破断容易線14を破断することで上側部分15及び突片16を切り離す。なお、当該包装箱用シートは、糊代部13及び突片16が左右方向の反対側に形成されているので、上述のように第1乃至第4パネル1〜4を無端状に接続した際に突片16が第1パネル1の外面に重ねられる。そのため、当該包装箱用シートは、上側部分15及び突片16の境界に形成される折り曲げ容易線18を折り曲げなくても、第1乃至第4パネル1〜4を四角筒状に容易に形成することができ、組立作業性に優れる。
続いて、図4に示すように、上側部分15及び突片16を折り曲げ容易線18で折り曲げて仕切り17を形成し、この仕切り17を上側部分15を第2パネル2及び第4パネル4と平行になるように第1パネル1及び第3パネル3間に架け渡す。このとき、突片16の下端が一対の下側外フラップ9,10の内面に当接すると共に、突片16の延出方向の両端が一対の下側内フラップ11,12間に収まることが好ましい。当該包装箱用シートは、かかる構成によると、仕切り17を包装箱内に安定的に保持することができる。なお、仕切り17を包装箱内に挿入した後は、包装箱内に所望の物品を収容した上、第1内フラップ7及び第2内フラップ8を内側に折り曲げ、さらに第1外フラップ5及び第2外フラップ6を内側に折り曲げることで天面部を組み立てればよい。
<利点>
当該包装箱用シートは、第1パネル1の左右方向の一方側端縁と第4パネル4の左右方向の他端側端縁とを連結することで四角筒状部を有する箱型に組み立て可能に構成されている。また、当該包装箱用シートは、第4パネル4の上縁から上方に延出する第2内フラップ8に左右方向に横断する破断容易線14が形成されており、この破断容易線14を破断することで切り離される切離片(第2内フラップの上側部分15及び突片16)によって仕切り17を形成可能に構成されている。具体的には、当該包装箱用シートは、上記破断容易線14によって第2内フラップ8の上側部分15及び突片16を切り離した上、この上側部分15及び突片16の境界を折り曲げることで、上記上側部分15を包装箱組立状態における第1パネル1及び第3パネル3間に架け渡した状態で安定的に保持することができる。当該包装箱用シートは、このように第2内フラップ8に形成される破断容易線14を破断した上、上記上側部分15及び突片16の境界を折り曲げるだけで容易に仕切り17を形成することができる。また、当該包装箱用シートは、折り曲げ状態における突片16の反力を利用して上側部分15を包装箱内で安定的に保持することができるので、上記公報に記載の従来の仕切りのように包装箱内を4区画しなくてもよいので、仕切り17の汎用性に優れる。
当該包装箱用シートは、第1パネル1の左右方向の一方側端縁と第4パネル4の左右方向の他端側端縁とを連結することで四角筒状部を有する箱型に組み立て可能に構成されている。また、当該包装箱用シートは、第4パネル4の上縁から上方に延出する第2内フラップ8に左右方向に横断する破断容易線14が形成されており、この破断容易線14を破断することで切り離される切離片(第2内フラップの上側部分15及び突片16)によって仕切り17を形成可能に構成されている。具体的には、当該包装箱用シートは、上記破断容易線14によって第2内フラップ8の上側部分15及び突片16を切り離した上、この上側部分15及び突片16の境界を折り曲げることで、上記上側部分15を包装箱組立状態における第1パネル1及び第3パネル3間に架け渡した状態で安定的に保持することができる。当該包装箱用シートは、このように第2内フラップ8に形成される破断容易線14を破断した上、上記上側部分15及び突片16の境界を折り曲げるだけで容易に仕切り17を形成することができる。また、当該包装箱用シートは、折り曲げ状態における突片16の反力を利用して上側部分15を包装箱内で安定的に保持することができるので、上記公報に記載の従来の仕切りのように包装箱内を4区画しなくてもよいので、仕切り17の汎用性に優れる。
[その他の実施形態]
なお、本考案の包装箱用シートは、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば上記突片の形状は略矩形状に限られるものではなく、例えば半円状等であってもよい。
なお、本考案の包装箱用シートは、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば上記突片の形状は略矩形状に限られるものではなく、例えば半円状等であってもよい。
上記第2内フラップ及び突片の境界に形成される折り曲げ容易線は、リード罫線であることが好ましいが、例えばミシン目であってもよく、罫線であってもよい。
当該包装箱用シートは、一対の下側内フラップを内側に折り曲げ、さらに一対の下側外フラップを内側に折り曲げることで底面部が形成される必要はない。つまり、第1乃至第4パネルの下縁から下方に延出する複数の下側フラップの構成は、必要に応じて適宜設計可能であり、例えばワンタッチタイプ、アメリカンロックタイプ等の構成を採用することも可能である。
当該包装箱用シートは、第1パネル及び第3パネルの下縁から下方に延出する一対の下側外フラップ、並びに第2パネル及び第4パネルの下縁から下方に延出する一対の下側内フラップを備えなくてもよい。また、これら一対の下側外フラップ及び一対の下側内フラップを備える場合であっても、突片の延出方向長さ、及び一対の下側内フラップの延出方向長さの合計長さが第1パネルの左右方向長さより大きくてもよい。当該包装箱用シートは、突片の延出方向長さ、及び一対の下側内フラップの延出方向長さの合計長さが第1パネルの左右方向長さより大きい場合であっても、折り曲げ状態における突片の反力を利用して上側部分を包装箱内で安定的に保持することができる。
当該包装箱用シートは、糊代部が第4パネルの左右方向の他方側端縁に連接されていてもよい。当該包装箱用シートは、上記上側部分及び突片の境界に折り曲げ容易線が形成されているので、例えば糊代部が第4パネルの左右方向の他方側端縁に連接されている場合でも、この折り曲げ容易線で突片を折り曲げることで第1乃至第4パネルを四角筒状に形成することができる。
また、当該包装箱用シートは、第1乃至第4パネルの上下方向長さが第2フラップの延出方向長さ以上であってもよい。
以上のように、本考案の包装箱用シートは、汎用性が高い仕切りを比較的簡易な手順で形成することができるので、保管用、輸送用等の仕切り付き包装箱用シートとして適している。
1 第1パネル
2 第2パネル
3 第3パネル
4 第4パネル
5 第1外フラップ
6 第2外フラップ
7 第1内フラップ
8 第2内フラップ
9,10 下側外フラップ
11,12 下側内フラップ
13 糊代部
14 破断容易線
15 上側部分
16 突片
17 仕切り
18 折り曲げ容易線
2 第2パネル
3 第3パネル
4 第4パネル
5 第1外フラップ
6 第2外フラップ
7 第1内フラップ
8 第2内フラップ
9,10 下側外フラップ
11,12 下側内フラップ
13 糊代部
14 破断容易線
15 上側部分
16 突片
17 仕切り
18 折り曲げ容易線
Claims (5)
- 1枚の段ボールシートからなり、
左右方向の一方側から他方側に連接され、組立時に四角筒状部を構成する第1パネル、第2パネル、第3パネル及び第4パネルと、
上記第1パネル及び第3パネルの上縁から上方に延出する第1外フラップ及び第2外フラップと、
上記第2パネル及び第4パネルの上縁から上方に延出する第1内フラップ及び第2内フラップと
を備える包装箱用シートであって、
上記第4パネルの上縁から上方に延出する第2内フラップに左右方向に横断する破断容易線が形成されており、
この破断容易線によって区画される第2内フラップの上側部分の左右方向の他方側端縁から他方側に延出する突片を有する包装箱用シート。 - 上記上側部分及び突片の境界にリード罫線が形成されている請求項1に記載の包装箱用シート。
- 上記第1パネル及び第3パネルの下縁から下方に延出する一対の下側外フラップ、並びに上記第2パネル及び第4パネルの下縁から下方に延出する一対の下側内フラップをさらに備え、
上記突片の延出方向長さと上記一対の下側内フラップの延出方向長さとの合計長さが、上記第1パネルの左右方向長さ以下である請求項1又は請求項2に記載の包装箱用シート。 - 上記第1パネルの左右方向の一方側端縁に連接される糊代部をさらに備える請求項1、請求項2又は請求項3に記載の包装箱用シート。
- 上記第1乃至第4パネルの上下方向長さよりも上記第2内フラップの延出方向長さが大きい請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の包装箱用シート。
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