JP3229162U - 箱用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】陳列スペースの有効利用を図ることが可能な箱用シートを提供する。【解決手段】箱用シート20は、左右方向に交互に連接される一対の長さ面パネル1、2及び一対の幅面パネル3、4と、長さ面パネルの上縁から延出する蓋外フラップ5、6と、幅面パネルの上縁から延出する蓋内フラップ7、8と、長さ面パネルの下縁から延出する底外フラップ9、10と、幅面パネルの下縁から延出する底内フラップ11、12とを備え、一方の幅面パネル並びにこの幅面パネルから延出する蓋内フラップ及び底内フラップを縦断する第1破断容易線14と、他方の幅面パネル並びに蓋内フラップ及び底内フラップを縦断する第2破断容易線15と、一方の長さ面パネルから延出する蓋外フラップ及び底外フラップをそれぞれ横断する第3破断容易線16a、16bとを有しており、第1破断容易線及び第2破断容易線のうち、蓋内フラップ及び底内フラップに形成されている部分が、組立状態で両端に亘って上記第3破断容易線と重なり合う。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシート等から組み立てられる箱体が、物品の保管、運搬等に広く用いられている。この箱体としては、物品の運搬後に物品を陳列するための容器として用いられるものも存在している(実開昭61−27815号公報参照)。
実開昭61−27815号公報
上記公報には、互いに対向する一対の側面パネルの対向する部分に破断容易線によって画定される切り離し領域が形成された展示兼包装箱が記載されている。上記公報には、上記切り離し領域をそれぞれ切り離したうえで、天面パネルの折り曲げによって天面を開放することで展示用のディスプレイとして使用できることが記載されている。
上記公報に記載されているように、従来の箱体は、物品の運搬に用いられた向きのままで陳列用容器として使用されるものである。
一方で、今日では、陳列スペースの有効利用等の観点から、輸送時の向きと陳列時の向きとを変えることが望まれる場合がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、運搬時の向きと陳列時の向きとを異ならせることで、陳列スペースの有効利用を図ることが可能な箱用シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る箱用シートは、左右方向に交互に連接される一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、上記一対の長さ面パネルの上縁から延出する一対の蓋外フラップと、上記一対の幅面パネルの上縁から延出する一対の蓋内フラップと、上記一対の長さ面パネルの下縁から延出する一対の底外フラップと、上記一対の幅面パネルの下縁から延出する一対の底内フラップとを備え、箱型に組み立て可能な箱用シートであって、一方の上記幅面パネル、並びにこの幅面パネルから延出する上記蓋内フラップ及び上記底内フラップを縦断する第1破断容易線と、他方の上記幅面パネル、並びにこの幅面パネルから延出する上記蓋内フラップ及び上記底内フラップを縦断する第2破断容易線と、一方の上記長さ面パネルから延出する上記蓋外フラップ及び上記底外フラップをそれぞれ横断する第3破断容易線とを有しており、上記第1破断容易線及び上記第2破断容易線のうち、上記蓋内フラップ及び上記底内フラップに形成されている部分が、組立状態で両端に亘って上記第3破断容易線と重なり合っている。
本考案の一態様に係る箱用シートによると、運搬時の向きと陳列時の向きとを異ならせることで、陳列スペースの有効利用を図ることができる。
図1は、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の輸送時の状態を示す模式的斜視図である。 図3は、図2の箱体を縦置きした状態を示す模式的斜視図である。 図4は、図3の箱体のIV−IV線断面図である。 図5は、図3の箱体の開放手順を示す模式的斜視図である。 図6は、図3の箱体を開放して形成される物品陳列容器を示す模式的斜視図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、左右方向に交互に連接される一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、上記一対の長さ面パネルの上縁から延出する一対の蓋外フラップと、上記一対の幅面パネルの上縁から延出する一対の蓋内フラップと、上記一対の長さ面パネルの下縁から延出する一対の底外フラップと、上記一対の幅面パネルの下縁から延出する一対の底内フラップとを備え、箱型に組み立て可能な箱用シートであって、一方の上記幅面パネル、並びにこの幅面パネルから延出する上記蓋内フラップ及び上記底内フラップを縦断する第1破断容易線と、他方の上記幅面パネル、並びにこの幅面パネルから延出する上記蓋内フラップ及び上記底内フラップを縦断する第2破断容易線と、一方の上記長さ面パネルから延出する上記蓋外フラップ及び上記底外フラップをそれぞれ横断する第3破断容易線とを有しており、上記第1破断容易線及び上記第2破断容易線のうち、上記蓋内フラップ及び上記底内フラップに形成されている部分が、組立状態で両端に亘って上記第3破断容易線と重なり合っている。
当該箱用シートは、上記第3破断容易線が、上記一方の長さ面パネルから延出する上記蓋外フラップ及び上記底外フラップを横断しており、換言すると、上記第1破断容易線、上記第2破断容易線及び上記第3破断容易線がいずれも、組立状態で上記一対の蓋外フラップ同士の合わせ目及び上記一対の底外フラップ同士の合わせ目を跨がないように形成されている。そのため、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、上記第1破断容易線、上記第2破断容易線及び上記第3破断容易線を容易に破断することができると共に、この破断によって箱体を物品陳列容器と切り離し片とに分離することができる。当該箱用シートは、上記第1破断容易線、上記第2破断容易線及び上記第3破断容易線を一連の動作によって破断することができるので、物品陳列容器と切り離し片との分離が容易である。当該箱用シートから形成される物品陳列容器は、上記長さ面パネルを接地面パネルとして縦置きに配置されるので、陳列スペースの有効利用を図ることができる。
上記幅面パネルの左右方向長さに対する上下方向長さの比としては、0.5以下が好ましい。このように、上記幅面パネルの左右方向長さに対する上下方向長さの比が上記上限以下であることによって、陳列スペースの有効利用を図りやすい。
上記第3破断容易線が、左右方向の一方側から他方側に向けて上記蓋外フラップ及び上記底外フラップの基端側から先端側に傾斜しているとよい。このように、上記第3破断容易線が、左右方向の一方側から他方側に向けて上記蓋外フラップ及び上記底外フラップの基端側から先端側に傾斜していることによって、物品陳列容器として設けられた状態での物品の表示効果を高めると共に、上記第1破断容易線、上記第2破断容易線及び上記第3破断容易線の破断容易化を促進することができる。
上記第1破断容易線のうち、上記幅面パネルに形成されている部分が、この幅面パネルの左右方向中央側に凸なアーチ状であり、上記第2破断容易線のうち、上記幅面パネルに形成されている部分が、この幅面パネルの左右方向中央側に凸なアーチ状であるとよい。このように、上記第1破断容易線のうち、上記幅面パネルに形成されている部分が、この幅面パネルの左右方向中央側に凸なアーチ状であり、上記第2破断容易線のうち、上記幅面パネルに形成されている部分が、この幅面パネルの左右方向中央側に凸なアーチ状であることによって、上記第1破断容易線及び上記第2破断容易線の破断容易化を促進することができる。
上記一対の幅面パネルに、上記第1破断容易線及び上記第2破断容易線から連続する指孔が設けられるとよい。このように、上記一対の幅面パネルに、上記第1破断容易線及び上記第2破断容易線から連続する指孔が設けられることによって、上記第1破断容易線、上記第2破断容易線及び上記第3破断容易線の破断容易化を促進することができる。
なお、本考案において、「左右方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の運搬時の一般的な使用態様における水平方向をいう。また、「上」とは、上記左右方向を基準とする上を意味し、「下」とは、上記左右方向を基準とする下を意味する。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1の箱用シート20は、左右方向に交互に連接される一対の長さ面パネル(第1長さ面パネル1及び第2長さ面パネル2)並びに一対の幅面パネル(第1幅面パネル3及び第2幅面パネル4)を備える。第1長さ面パネル1、第1幅面パネル3、第2長さ面パネル2及び第2幅面パネル4は、左右方向の一方側から他方側に向けてこの順で連接されている。また、当該箱用シート20は、第1長さ面パネル1の上縁から延出する第1蓋外フラップ5と、第2長さ面パネル2の上縁から延出する第2蓋外フラップ6と、第1幅面パネル3の上縁から延出する第1蓋内フラップ7と、第2幅面パネル4の上縁から延出する第2蓋内フラップ8と、第1長さ面パネル1の下縁から延出する第1底外フラップ9と、第2長さ面パネル2の下縁から延出する第2底外フラップ10と、第1幅面パネル3の下縁から延出する第1底内フラップ11と、第2幅面パネル4の下縁から延出する第2底内フラップ12とを備える。さらに、当該箱用シート20は、第1長さ面パネル1の左右方向外側の側縁から延出する糊代13を備える。当該箱用シート20は、1枚のシートから構成されている。当該箱用シート20は、箱型に組み立て可能であり、具体的には図2のA式(ミカン箱タイプ)の箱体30に組み立てられる。なお、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの内面(箱体30に組み立てられた状態における内側の面)を筋押しして形成される罫線を示す。
当該箱用シート20を箱体30に組み立てる手順について説明する。まず、左右方向外側(本実施形態では左右方向右側)に位置する第1長さ面パネル1をこの第1長さ面パネル1に連接される第1幅面パネル3の内面に折り重ね、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に位置する第2幅面パネル4をこの第2幅面パネル4に連接される第2長さ面パネル2の内面に折り重ね、糊代13を折り重ねられた第2幅面パネル4の内面に貼着する。続いて、無端状に接続された第1長さ面パネル1、第1幅面パネル3、第2長さ面パネル2及び第2幅面パネル4を四角筒状に広げたうえ、第1底内フラップ11及び第2底内フラップ12(以下、第1底内フラップ11及び第2底内フラップ12をまとめて「底内フラップ11、12」ともいう)を内側に折り曲げ、さらに第1底外フラップ9及び第2底外フラップ10(以下、第1底外フラップ9及び第2底外フラップ10をまとめて「底外フラップ9、10」ともいう)を内側に折り曲げて先端縁同士を突き合わせ、箱体30の底部31を形成する。次に、底部31上に物品(不図示)を収容したうえで、第1蓋内フラップ7及び第2蓋内フラップ8(以下、第1蓋内フラップ7及び第2蓋内フラップ8をまとめて「蓋内フラップ7、8」ともいう)を内側に折り曲げ、さらに第1蓋外フラップ5及び第2蓋外フラップ6(以下、第1蓋外フラップ5及び第2蓋外フラップ6をまとめて「蓋外フラップ5、6」ともいう)を内側に折り曲げて先端縁同士を突き合わせ、箱体30の蓋部32を形成する。一対の底外フラップ9、10同士の合わせ目及び一対の蓋外フラップ5、6同士の合わせ目には、封函テープXが貼着され、これにより箱体30の蓋部32及び底部31が封止される。箱体30は、底部31の下面が接地面として構成された図2の状態で、物品の運搬に供される。
当該箱用シート20に用いられるシートとしては、当該箱用シート20を組み立ててなる箱体30の形状を維持できる程度の強度を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。当該箱用シート20を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。
(長さ面パネル)
第1長さ面パネル1及び第2長さ面パネル2(以下、第1長さ面パネル1及び第2長さ面パネル2をまとめて「長さ面パネル1、2」ともいう)は、矩形状かつ略同一形状に形成されている。長さ面パネル1、2の左右方向長さは、第1幅面パネル3及び第2幅面パネル4(以下、第1幅面パネル3及び第2幅面パネル4をまとめて「幅面パネル3、4」ともいう)の左右方向長さよりも大きい。
長さ面パネル1、2の左右方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば20cm以上50cm以下とすることができる。長さ面パネル1、2の上下方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば5cm以上20cm以下とすることができる。
(幅面パネル)
一対の幅面パネル3、4は、矩形状かつ略同一形状に形成されている。幅面パネル3、4の左右方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上40cm以下とすることができる。幅面パネル3、4の上下方向長さとしては、長さ面パネル1、2の上下方向長さと同じとすることができる。
幅面パネル3、4の左右方向長さに対する上下方向長さの比の上限としては、0.5が好ましく、0.45がより好ましい。当該箱用シート20は、図2の状態で物品の運搬等に供された後、図3の縦置き状態(第2長さ面パネル2を接地面パネルとして配置した状態)で物品の陳列用に供される。この際、幅面パネル3、4の左右方向長さに対する上下方向長さの比が上記上限以下であることで、陳列スペースの有効利用を図りやすい。なお、上記上下方向長さの比の下限としては、特に限定されるものではないが、例えば0.2とすることができる。
(蓋外フラップ)
一対の蓋外フラップ5、6は、略同一形状に形成されている。蓋外フラップ5、6は、長さ面パネル1、2の左右方向長さと略同幅の略長方形状である。蓋外フラップ5、6の延出方向長さは、幅面パネル3、4の左右方向長さの略1/2である。
(蓋内フラップ)
一対の蓋内フラップ7、8は、略同一形状に形成されている。蓋内フラップ7、8は、幅面パネル3、4の左右方向長さと略同幅の略長方形状である。蓋内フラップ7、8の延出方向長さは、蓋外フラップ5、6の延出方向長さと同じとすることができる。
(底外フラップ)
一対の底外フラップ9、10は、略同一形状に形成されている。底外フラップ9、10は、長さ面パネル1、2の左右方向長さと略同幅の略長方形状である。底外フラップ9、10の延出方向長さは、幅面パネル3、4の左右方向長さの略1/2である。
(底内フラップ)
一対の底内フラップ11、12は、略同一形状に形成されている。底内フラップ11、12は、幅面パネル3、4の左右方向長さと略同幅の略長方形状である。底内フラップ11、12の延出方向長さは、底外フラップ9、10の延出方向長さと同じとすることができる。
(破断容易線)
当該箱用シート20は、第1幅面パネル3、並びに第1幅面パネル3から延出する第1蓋内フラップ7及び第1底内フラップ11を縦断する第1破断容易線14と、第2幅面パネル4、並びに第2幅面パネル4から延出する第2蓋内フラップ8及び第2底内フラップ12を縦断する第2破断容易線15と、第1長さ面パネル1から延出する第1蓋外フラップ5及び第1底外フラップ9にそれぞれ設けられる第3破断容易線16a、16bとを有する。第3破断容易線16a、16bは、第1蓋外フラップ5及び第1底外フラップ9を幅方向に横断している。第3破断容易線16a、16bは、第1蓋外フラップ5及び第1底外フラップ9の両側縁に亘って延びている。第1破断容易線14は、第1幅面パネル3を上下方向に縦断する第1部分14aと、第1蓋内フラップ7を延出方向に縦断する第2部分14bと、第1底内フラップ11を延出方向に縦断する第3部分14cとを有する。第2破断容易線15は、第2幅面パネル4を上下方向に縦断する第1部分15aと、第2蓋内フラップ8を延出方向に縦断する第2部分15bと、第2底内フラップ12を延出方向に縦断する第3部分15cとを有する。図4に示すように、第1破断容易線14の第2部分14b及び第2破断容易線15の第2部分15bは、組立状態で両端に亘って第3破断容易線16aと重なり合っている。また同様に、第1破断容易線14の第3部分14c及び第2破断容易線15の第3部分15cは、組立状態で両端に亘って第3破断容易線16bと重なり合っている。第1破断容易線14、第2破断容易線15及び第3破断容易線16a、16bとしては、断続的にシートを切断したミシン目が挙げられる。図1に示すように、第1破断容易線14の第1部分14a及び第2破断容易線15の第1部分15aには、アーチ状の切断線17a、17bの両端部が接続されている。
箱体30は、図3の縦置き状態で第1破断容易線14、第2破断容易線15及び第3破断容易線16a、16bを破断することで、物品陳列容器と切り離し片とに分離される。以下、図5及び図6を参照して、箱体30を物品陳列容器40と切り離し片50とに分離する手順について説明する。
まず、図3に示すように箱体30を縦置きに配置した状態で、第1破断容易線14の第1部分14aと切断線17aとで囲まれる領域に指を入れる。これにより、第1部分14aと切断線17aとで囲まれる領域が、第1部分14aで折れ曲がり又は第1部分14aで破断されることで、図5に示すように、第1幅面パネル3に、第1破断容易線14から連続する指孔18が形成される。なお、図5では、第1幅面パネル3に指孔18が設けられる構成について図示しているが、第2破断容易線15の第1部分15aと切断線17bとで囲まれる領域に指を入れ、第2幅面パネル4に第2破断容易線15から連続する指孔を設けることも可能である。当該箱用シート20は、幅面パネル3、4に、第1破断容易線14及び第2破断容易線15から連続する指孔が設けられることで、第1破断容易線14、第2破断容易線15及び第3破断容易線16a、16bの破断容易化を促進することができる。
次に、図5に示すように、指孔18に指を入れ、切断線17aによって画定される指孔18のエッジに指を引っ掛けたうえで、第1幅面パネル3における第1部分14aの上側領域を上方に引き上げる。これにより、第1破断容易線14の第1部分14aが破断される。さらに、続けて上記上側領域を上方に引き上げてゆくことで、第1破断容易線14の第2部分14b及び第3部分14c、第3破断容易線16a、16b、並びに第2破断容易線15が、第1幅面パネル3側から順次破断されてゆく。その結果、箱体30における第1破断容易線14、第2破断容易線15、及び第3破断容易線16a、16bよりも下側の領域で形成される物品陳列容器40と、第1破断容易線14、第2破断容易線15、及び第3破断容易線16a、16bよりも上側の領域で形成される切り離し片50とが分離される。これにより、図6に示す物品陳列容器40が得られる。
第3破断容易線16a、16bは、左右方向の一方側から他方側に向けて第1蓋外フラップ5及び第1底外フラップ9の基端側から先端側に傾斜している。この構成によると、物品の表示効果を高めると共に、第1破断容易線14、第2破断容易線15及び第3破断容易線16a、16bの破断容易化を促進することができる。
第1破断容易線14の第1部分14aは、第1幅面パネル3の左右方向中央側に凸なアーチ状であり、第2破断容易線15の第1部分15aは、第2幅面パネル4の左右方向中央側に凸なアーチ状である。この構成によると、第1部分14a、15aの破断容易化を促進することができる。
<利点>
当該箱用シート20は、第3破断容易線16a、16bが、第1蓋外フラップ5及び第1底外フラップ9を横断しており、換言すると、第1破断容易線14、第2破断容易線15及び第3破断容易線16a、16bがいずれも、組立状態で一対の蓋外フラップ5、6同士の合わせ目及び一対の底外フラップ9、10同士の合わせ目を跨がないように形成されている。そのため、当該箱用シート20を組み立ててなる箱体30は、第1破断容易線14、第2破断容易線15及び第3破断容易線16a、16bを容易に破断することができると共に、この破断によって箱体30を物品陳列容器40と切り離し片50とに分離することができる。当該箱用シート20は、第1破断容易線14、第2破断容易線15及び第3破断容易線16a、16bを一連の動作によって破断することができるので、物品陳列容器40と切り離し片50との分離が容易である。当該箱用シート20から形成される物品陳列容器40は、第2長さ面パネル2を接地面パネルとして縦置きに配置されるので、陳列スペースの有効利用を図ることができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば当該箱用シートは、上述の切り離し片を物品陳列容器として用いることも可能である。また、当該箱用シートは、上記第2蓋外フラップ及び上記第2底外フラップに上記第3破断容易線が形成されたものであってもよい。
上記第1破断容易線、上記第2破断容易線及び上記第3破断容易線の具体的な形状は、上記実施形態に記載の形状に限定されない。例えば上記第3破断容易線は、蓋外フラップ及び底外フラップの基端縁と平行に延びていてもよい。また、上記第1破断容易線の第1部分及び上記第2破断容易線の第1部分は、幅面パネルの左右方向中央側から外側に凸なアーチ状であってもよい。
当該箱用シートは、一対の幅面パネルのうちの一方のみに上述の指孔が設けられてもよい。また、一対の幅面パネルのいずれにも指孔を有しない構成とすることも可能である。
以上のように、本考案の一態様に係る箱用シートは、陳列スペースの有効利用を図るのに適している。
1 第1長さ面パネル
2 第2長さ面パネル
3 第1幅面パネル
4 第2幅面パネル
5 第1蓋外フラップ
6 第2蓋外フラップ
7 第1蓋内フラップ
8 第2蓋内フラップ
9 第1底外フラップ
10 第2底外フラップ
11 第1底内フラップ
12 第2底内フラップ
13 糊代
14 第1破断容易線
14a 第1部分
14b 第2部分
14c 第3部分
15 第2破断容易線
15a 第1部分
15b 第2部分
15c 第3部分
16a、16b 第3破断容易線
17a、17b 切断線
18 指孔
20 箱用シート
30 箱体
31 底部
32 蓋部
40 物品陳列容器
50 切り離し片
X 封函テープ

Claims (5)

  1. 左右方向に交互に連接される一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、
    上記一対の長さ面パネルの上縁から延出する一対の蓋外フラップと、
    上記一対の幅面パネルの上縁から延出する一対の蓋内フラップと、
    上記一対の長さ面パネルの下縁から延出する一対の底外フラップと、
    上記一対の幅面パネルの下縁から延出する一対の底内フラップと
    を備え、箱型に組み立て可能な箱用シートであって、
    一方の上記幅面パネル、並びにこの幅面パネルから延出する上記蓋内フラップ及び上記底内フラップを縦断する第1破断容易線と、
    他方の上記幅面パネル、並びにこの幅面パネルから延出する上記蓋内フラップ及び上記底内フラップを縦断する第2破断容易線と、
    一方の上記長さ面パネルから延出する上記蓋外フラップ及び上記底外フラップをそれぞれ横断する第3破断容易線と
    を有しており、
    上記第1破断容易線及び上記第2破断容易線のうち、上記蓋内フラップ及び上記底内フラップに形成されている部分が、組立状態で両端に亘って上記第3破断容易線と重なり合っている箱用シート。
  2. 上記幅面パネルの左右方向長さに対する上下方向長さの比が0.5以下である請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記第3破断容易線が、左右方向の一方側から他方側に向けて上記蓋外フラップ及び上記底外フラップの基端側から先端側に傾斜している請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記第1破断容易線のうち、上記幅面パネルに形成されている部分が、この幅面パネルの左右方向中央側に凸なアーチ状であり、
    上記第2破断容易線のうち、上記幅面パネルに形成されている部分が、この幅面パネルの左右方向中央側に凸なアーチ状である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記一対の幅面パネルに、上記第1破断容易線及び上記第2破断容易線から連続する指孔が設けられる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
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