JP3216806U - 箱用シート及び包装資材セット - Google Patents

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Abstract

【課題】本考案は、複数の物品を上下方向に区分して箱体内に容易かつ安定的に収容することが可能な箱用シートを提供する。【解決手段】本考案の箱用シート1は、1枚の段ボールシートから形成され、左右方向に連接されて四角筒状に組み立てられる4つの側面パネル2〜5を備え、箱型に組立可能な箱用シートであって、4つの上記側面パネルが、両側の側縁から同じ高さ位置で左右方向に延びる第1破断線15と、上記第1破断線の下方かつ同じ高さ位置で第1破断線と平行に延びる第2破断線16と、上記第1破断線及び第2破断線の端部同士を上下方向に接続する折り曲げ容易線17とを有し、組立状態で隣接する側面パネル同士の境界線及びこの境界線に近接する一方の上記折り曲げ容易線の間で上記第1破断線及び第2破断線を上下方向に接続する4つの谷折り線18を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シート及び包装資材セットに関する。
段ボールシートを組み立ててなる箱体が物品の保管、運搬用ケースとして広く用いられている。また、箱体内に収容される物品間を区画する中底を有する包装容器も用いられている(特開平10−114328号公報参照)。
特開平10−114328号公報
上記公報に記載の包装容器は、側面パネルの上縁側から延出する中底(中蓋)を有しており、この中底によって物品間を区画することができる。しかしながら、上記公報に記載の包装容器は、収容する物品の外形やサイズによっては中底が安定せず、箱体内で物品を安定的に保持することができないおそれがある。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、複数の物品を上下方向に区分して箱体内に容易かつ安定的に収容することが可能な箱用シート及び包装資材セットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る箱用シートは、1枚の段ボールシートから形成され、左右方向に連接されて四角筒状に組み立てられる4つの側面パネルを備え、箱型に組立可能な箱用シートであって、4つの上記側面パネルが、両側の側縁から同じ高さ位置で左右方向に延びる第1破断線と、上記第1破断線の下方かつ同じ高さ位置で第1破断線と平行に延びる第2破断線と、上記第1破断線及び第2破断線の端部同士を上下方向に接続する折り曲げ容易線とを有し、組立状態で隣接する側面パネル同士の境界線及びこの境界線に近接する一方の上記折り曲げ容易線の間で上記第1破断線及び第2破断線を上下方向に接続する4つの谷折り線を備える。
当該箱用シートは、組立状態で箱体の4つの隅部に配置される第1破断線、第2破断線及び一対の折り曲げ容易線で囲まれる領域を内側に折り込むことで、隣接する側面パネル同士の境界線を稜線として箱体の内側に突出する4つの平面視略L字状の支持部を形成することができる。そのため、当該箱用シートは、これらの支持部上に、箱体内の物品収容空間を区画するための中底を載置することができる。また、当該箱用シートは、組立状態で隣接する側面パネル同士の境界線及びこの境界線に近接する一方の上記折り曲げ容易線の間で上記第1破断線及び第2破断線を上下方向に接続する4つの谷折り線を備えるので、上記支持部を形成しやすい。従って、当該箱用シートは、複数の物品を上下方向に区分して箱体内に容易かつ安定的に収容することができる。
当該箱用シートは、上記第1破断線及び第2破断線の側面パネルの境界線と反対側の端部が、上記第1破断線及び第2破断線の対向方向外側かつ上記側面パネルの境界線側に湾曲しているとよい。このように、上記第1破断線及び第2破断線の側面パネルの境界線と反対側の端部が、上記第1破断線及び第2破断線の対向方向外側かつ上記側面パネルの境界線側に湾曲していることによって、上記支持部を形成する際に上記第1破断線及び第2破断線の延長部分が破断し難い。
上記4つの谷折り線が、組立状態で対向する一対の側面パネルに形成されているとよい。このように、上記4つの谷折り線が、組立状態で対向する一対の側面パネルに形成されていることによって、1つの側面パネルの左右に位置する一対の谷折り線を同時に折り込みやすい。これにより、上記4つの支持部の形成作業が容易となる。
組立状態で隣接する側面パネル同士の境界線の上記第1破断線及び第2破断線間の部分に、複数の切断線と、シートの内面を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線が形成されるとよい。このように、組立状態で隣接する側面パネル同士の境界線の上記第1破断線及び第2破断線間の部分に、複数の切断線と、シートの内面を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線が形成されることによって、隣接する側面パネル同士の境界線の折り曲げを容易かつ確実に行うことができ、上記4つの支持部をより容易かつ確実に形成することができる。
また、上記課題を解決するためになされた本考案に係る包装資材セットは、当該箱用シートと、この箱用シートを組み立ててなる箱体の4つの隅部に配置される上記第1破断線、第2破断線及び一対の折り曲げ容易線で囲まれる領域を内側に折り込んで形成される4つの支持部に載置可能な中底に形成可能な中底用シートとを備える。
当該包装資材セットは、当該箱用シートを備えるので、箱体の4つの隅部に平面視略L字状の支持部を容易に形成することができる。そのため、当該包装資材セットは、これらの支持部上に、上記中底用シートから形成され、箱体内の物品収容空間を区画するための中底を載置することができる。従って、当該包装資材セットは、複数の物品を上下方向に区分して箱体内に容易かつ安定的に収容することができる。
なお、本考案において、「左右」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における水平方向をいい、「上下」とは、想定される一般的な使用態様における上下を意味するが、上記箱体の使用時の向きを制限することを企図するものではない。「谷折り線」とは、組立状態で内面側に凸に折り曲げられる線をいう。
以上説明したように、本考案に係る箱用シート及び包装資材セットは、複数の物品を上下方向に区分して箱体内に容易かつ安定的に収容することができる。
本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の4つの支持部に載置される中底に形成可能な中底用シートを示す模式的平面図である。 図1の箱用シート組み立ててなる箱体に図2の中底用シートから形成される中底を配置した状態を示す模式的斜視図である。 図3の箱体の支持部の形成工程を示す模式的部分拡大図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1の箱用シート1は、1枚の段ボールシートから形成される。当該箱用シート1は、箱型に組立可能である。当該箱用シート1は、図2の中底用シート31と共に用いられる。当該箱用シート1は、図3の箱体1aに組み立てられ、中底用シート31から形成される中底31aが配置されることで、包装容器41を形成する。当該箱用シート1は、左右方向に連接され、四角筒状に組み立てられる4つの側面パネル(第1側面パネル2、第2側面パネル3、第3側面パネル4及び第4側面パネル5)を備える。第1側面パネル2、第2側面パネル3、第3側面パネル4及び第4側面パネル5は、左右方向一方側から他方側にこの順で連接されている。また、当該箱用シート1は、第1側面パネル2及び第3側面パネル4の上縁から延出する一対の蓋外フラップ6,7と、第2側面パネル3及び第4側面パネル5の上縁から延出する一対の蓋内フラップ8,9と、第1側面パネル2乃至第4側面パネル5(以下、単に「側面パネル2〜5」ともいう)の下縁から延出する4つの底フラップ(第1底フラップ10、第2底フラップ11、第3底フラップ12及び第4底フラップ13)と、第1側面パネル2の第2側面パネル3との連接側と反対側の端縁から延出し、第4側面パネル5の内面(組立状態で内側に配置される面)に貼着される糊代部14とを備える。なお、図1及び図2において、太い実線はシートを切断して形成されるエッジを示し、細い実線はシートの片面に筋押しして形成される罫線を示す。
一対の蓋外フラップ6,7は、第1側面パネル2及び第3側面パネル4の上縁から延出する矩形状の本体6a,7aと、本体6a,7aの上縁から延出する挿入片6b,7bとを有する。本体6a,7aの延出方向長さは、第2側面パネル3及び第4側面パネル5の左右方向長さの略1/2である。一対の蓋内フラップ8,9には、幅方向の中央に先端縁から基端側に延びるスリット8a,9aが形成されている。当該箱用シート1は、4つの側面パネル2〜5が四角筒状に組み立てられた状態で、4つの底フラップ10〜13を内側に折り曲げ、互い違いに組み合わせて底部を形成し、一対の蓋内フラップ8,9を内側に折り曲げたうえ、一対の蓋外フラップ6,7の挿入片6b,7bを一対の蓋内フラップ8,9のスリット8a,9aに挿入して蓋部を形成することによって箱体1aに組み立てられる。
当該箱用シート1を形成する段ボールシートとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。上記段ボールシートの中芯の稜線は、箱体1aの座屈強度を高めると共に、後述する支持部20aの形成を容易にする観点から、上下方向に配設されることが好ましい。
(側面パネル)
側面パネル2〜5は略矩形状である。側面パネル2〜5の上下方向長さは略等しい。第1側面パネル2及び第3側面パネル4は略同形状に形成され、第2側面パネル3及び第4側面パネル5は略同形状に形成されている。側面パネル2〜5の上下方向長さとしては、特に限定されるものではないが、箱体1a内に複数の物品を上下方向に区分して収容しやすいよう、例えば30cm以上100cm以下程度とすることができる。側面パネル2〜5の左右方向長さとしては、内部に収容される物品のサイズ等に応じて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上50cm以下程度とすることができる。なお、当該箱用シート1は、第2側面パネル3及び第4側面パネル5に、左右方向に延びる折り曲げ容易線とこの折り曲げ容易線の両端に接続され下方に凸な切断線とを有し、組立状態で内側に折り込まれることで手掛け穴を形成する手掛け穴形成部3a,5aが設けられている。
〈支持部形成部〉
4つの側面パネル2〜5は、両側の側縁から同じ高さ位置で左右方向に延びる第1破断線15と、第1破断線15の下方かつ同じ高さ位置で第1破断線15と平行に延びる第2破断線16と、第1破断線15及び第2破断線16の端部同士を上下方向に接続する折り曲げ容易線17とを有する。また、当該箱用シート1は、組立状態で隣接する側面パネル2〜5同士の境界線及びこの境界線に近接する一方の折り曲げ容易線17の間で第1破断線15及び第2破断線16を上下方向に接続する4つの谷折り線18を有する。各側面パネル2〜5において上下に並列に設けられる第1破断線15及び第2破断線16の長さは同じである。また、折り曲げ容易線17及び谷折り線18は上下方向に直線状に形成される。組立状態で第1破断線15、第2破断線16及び一対の折り曲げ容易線17に囲まれる領域は、箱体1aの隅部において内側に平面視略L字状に突出する支持部20aを形成するための支持部形成部20である。なお、当該箱用シートは、糊代部14の組立状態で第4側面パネル5の第1破断線15及び第2破断線16と近接する位置に第1破断線15及び第2破断線16と平行な破断線21が形成されている。これにより、糊代部14が支持部20aの形成を妨げることが抑制されている。
図4に示すように、支持部形成部20は、谷折り線18及びこの谷折り線18に近接する折り曲げ容易線17間に形成される第1折り込み領域Pと、谷折り線18及び隣接する側面パネル同士の境界線22間に形成される第2折り込み領域Qと、境界線22及び谷折り線18が形成されていない側の折り曲げ容易線17間に形成される第3折り込み領域Rを有する。当該箱用シート1は、谷折り線18を谷折りし、第1折り込み領域Pを内側に折り込みつつ第2折り込み領域Qを第1折り込み領域P側に引き寄せながら、第2折り込み領域Qを内側に押し込んでいくことで、境界線22を頂点とする平面視断面L字状の支持部20aを容易に形成することができる。
第1破断線15及び第2破断線16は、例えば複数の切断線と複数の継ぎ目とが交互に連続したミシン目である。第1破断線15及び第2破断線16は、支持部20aの形成時に容易に破断できるよう切断線の長さが継ぎ目の長さよりも大きいことが好ましい。
第1破断線15及び第2破断線16の側面パネル2〜5の境界線と反対側の端部(各第1破断線15及び第2破断線16が形成される側面パネル2〜5の境界線と反対側の端部)は、第1破断線15及び第2破断線16の対向方向外側かつ上記境界線側に湾曲している。つまり、第1破断線15及び第2破断線16は、左右方向に直線状に伸びる直線部15a,16aと、直線部15a,16aに連続し、直線部15a,16aの対向方向外側かつ上記境界線側に湾曲した湾曲部15b,16bとを有する。当該箱用シート1は、湾曲部15b,16bを有することで、直線部15a,16aの左右方向の破断応力が湾曲部15b,16bによって緩和されるので、直線部15a,16aが折り曲げ容易線17を越えて破断し難い。
第1破断線15及び第2破断線16が上述のミシン目である場合、湾曲部15b,16bは切断線によって形成されることが好ましい。このように、湾曲部15b,16bが切断線によって形成されることで、第1破断線15及び第2破断線16の破断時に湾曲部15b,16bを破断するための応力が加わることを防止し、直線部15a,16aが折り曲げ容易線17を越えて破断することをより確実に防止することができる。
直線部15a,16aの長さの下限としては、この直線部15a,16aが形成される側面パネル2〜5の左右方向長さの0.06倍が好ましく、0.08倍がより好ましい。一方、直線部15a,16aの長さの上限としては、この直線部15a,16aが形成される側面パネル2〜5の左右方向長さの0.15倍が好ましく、0.12倍がより好ましい。直線部15a,16aの長さが上記下限に満たないと、支持部20aに中底31aを安定的に載置し難くなるおそれや、中底31a上に物品を載置した場合に中底31aの角部の負荷が大きくなり過ぎて中底31aが折れ曲がり支持部20aから落下するおそれがある。逆に、直線部15a,16aの長さが上記上限を超えると、支持部20aが不必要に大きくなり、支持部形成部20の折り込みによって形成された隙間から箱体1a内にゴミ等が混入するおそれがある。
湾曲部15b,16bの長さの下限としては、2mmが好ましく、5mmがより好ましい。一方、湾曲部15b,16bの長さの上限としては、20mmが好ましく、15mmがより好ましい。湾曲部15b,16bの長さが上記下限に満たないと、直線部15a,16aが折り曲げ容易線17を越えて破断することを十分に抑制することができないおそれがある。逆に、湾曲部15b,16bの長さが上記上限を超えると、箱体1aの強度が低下するおそれがある。
直線部15a,16a間の間隔の下限としては、3cmが好ましく、4cmがより好ましい。一方、直線部15a,16a間の間隔の上限としては、9cmが好ましく、7cmがより好ましい。上記間隔が上記下限に満たないと、支持部形成部20の折り込みが容易でなくなるおそれがある。逆に、上記間隔が上記上限を超えると、支持部形成部20の上下方向長さが不必要に大きくなり、箱体1aの座屈強度が不十分となるおそれがある。
谷折り線18は、折り曲げ容易線17及び境界線22の中間位置に形成されることが好ましい。谷折り線18が折り曲げ容易線17及び境界線22の中間位置に形成されることで、谷折り線18を容易に谷折りすることができると共に、第2折り込み領域Qを第1折り込み領域P側に引きつけながら内側に十分に押し入れることができ、支持部20aを形成しやすい。
谷折り線18は、複数の切断線と、シートの内面を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線であることが好ましい。谷折り線18が上記リード罫線であることによって、谷折り線18を容易かつ確実に谷折りしやすく、支持部20aを形成しやすい。
4つの谷折り線18は、組立状態で対向する第1側面パネル2及び第3側面パネル4に形成されている。当該箱用シート1は、4つの谷折り線18が組立状態で対向する第1側面パネル2及び第3側面パネル4に形成されていることで、例えば第2側面パネル3と正対した状態でこの第2側面パネル3の左右に形成される一対の支持部形成部20の谷折り線18を同時に谷折りすることで一対の支持部20aを同時に形成しやすい。さらに第4側面パネル5と正対した状態でこの第4側面パネル5の左右に形成される他対の支持部形成部20の谷折り線18を同時に谷折りすることで他対の支持部20aを同時に形成しやすい。これにより、4つの支持部20aをより容易に形成することができる。
組立状態で隣接する側面パネル2〜5同士の境界線22の第1破断線15及び第2破断線16間の部分には、複数の切断線と、シートの内面を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線が形成されることが好ましい。上記部分にリード罫線が形成されていることによって、この部分で確実に折り曲げやすくなり、支持部20aを容易かつ確実に形成することができる。
[包装資材セット]
本考案に係る包装資材セットは、図1の箱用シート1と、箱用シート1を組み立ててなる箱体1aの4つの隅部に配置される第1破断線15、第2破断線16及び一対の折り曲げ容易線17で囲まれる領域(支持部形成部20)を内側に折り込んで形成される4つの支持部20aに載置可能な中底31aに形成可能な図2の中底用シート31とを備える。
<中底用シート>
中底用シート31は、第1側面パネル2及び第3側面パネル4の左右方向長さと略同じ長さの対向する2辺、並びに第2側面パネル3及び第4側面パネル5の左右方向長さと略同じ長さの対向する2辺を有する矩形状の本体32と、この本体32の各辺から延出する4つのフラップ33〜36とを備える。
中底用シート31は、図3に示すように、4つのフラップ33〜36を略垂直に立ち上げ、本体32のフラップ33〜36の立ち上げ方向と反対側の面の4つの角部を支持部20aに載置することで箱体1a内に配置される。これにより、箱体1a内には、箱体1aの底部と中底31aとの間に形成される第1の物品収容空間及び箱体1aの蓋部と中底31aとの間に形成される第2の物品収容空間の2つの物品収容空間が形成される。4つのフラップ33〜36は、箱体1aの蓋部の内面側に立ち上げられることで、本体32の浮きを防止する。
中底用シート31に用いられるシートとしては、支持部20aに載置され、かつ上側に物品が置かれた状態で形状を維持できる程度の剛性を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。この段ボールシートとしては、例えば箱用シート1と同様のものを用いることができる。
[利点]
当該箱用シート1は、組立状態で箱体1aの4つの隅部に配置される第1破断線15、第2破断線16及び一対の折り曲げ容易線17で囲まれる支持部形成部20を内側に折り込むことで、隣接する側面パネル2〜5同士の境界線を稜線として箱体1aの内側に突出する4つの平面視略L字状の支持部20aを形成することができる。そのため、当該箱用シート1は、これらの支持部20a上に、箱体1a内の物品収容空間を区画するための中底31aを載置することができる。また、当該箱用シート1は、組立状態で隣接する側面パネル2〜5同士の境界線及びこの境界線に近接する一方の折り曲げ容易線17の間で第1破断線15及び第2破断線16を上下方向に接続する4つの谷折り線18を備えるので、支持部20aを形成しやすい。従って、当該箱用シート1は、複数の物品を上下方向に区分して箱体1a内に容易かつ安定的に収容することができる。
当該包装資材セットは、当該箱用シート1を備えるので、箱体1aの4つの隅部に平面視略L字状の支持部20aを容易に形成することができる。そのため、当該包装資材セットは、これらの支持部20a上に、中底用シート31から形成され、箱体1a内の物品収容空間を区画するための中底31aを載置することができる。従って、当該包装資材セットは、複数の物品を上下方向に区分して箱体1a内に容易かつ安定的に収容することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば上記実施形態では、4つの底フラップを互い違いに組み合わせることで箱体の底部を形成し、一対の蓋内フラップを内側に折り曲げたうえ、一対の蓋外フラップの挿入片を一対の蓋内フラップに形成されるスリットに挿入することで蓋部を形成する構成について説明したが、箱体の底部及び蓋部を形成するための具体的な構成は特に限定されるものではない。
当該箱用シートは、第1破断線及び第2破断線の側面パネルの境界線と反対側の端部が、第1破断線及び第2破断線の対向方向外側かつ側面パネルの境界線側に湾曲していなくてもよい。
上記4つの谷折り線は、必ずしも組立状態で対向する一対の側面パネルに形成される必要はなく、例えば各側面パネルに1つの谷折り線が形成されてもよい。
上記中底用シートは、中底に形成された状態で4つの支持部上に載置可能なものである限り、その具体的構成は特に限定されるものではない。また、上記中底用シートは、例えば上述の本体のみから構成されてもよい。この場合、中底用シートをそのまま中底として用いることができる。
以上のように、本考案の箱用シート及び包装資材セットは、複数の物品を上下方向に区分して箱体内に容易かつ安定的に収容することができるので、物品の保管及び運搬用ケースの形成に適している。
1 箱用シート
1a 箱体
2 第1側面パネル
3 第2側面パネル
3a 手掛け穴形成部
4 第3側面パネル
5 第4側面パネル
5a 手掛け穴形成部
6,7 蓋外フラップ
6a,7a 本体
6b,7b 挿入片
8,9 蓋内フラップ
8a,9a スリット
10 第1底フラップ
11 第2底フラップ
12 第3底フラップ
13 第4底フラップ
14 糊代部
15 第1破断線
15a 直線部
15b 湾曲部
16 第2破断線
16a 直線部
16b 湾曲部
17 折り曲げ容易線
18 谷折り線
20 支持部形成部
20a 支持部
21 破断線
22 境界線
31 中底用シート
31a 中底
32 本体
33〜36 フラップ
41 包装容器
P 第1折り込み領域
Q 第2折り込み領域
R 第3折り込み領域

Claims (5)

  1. 1枚の段ボールシートから形成され、
    左右方向に連接されて四角筒状に組み立てられる4つの側面パネルを備え、
    箱型に組立可能な箱用シートであって、
    4つの上記側面パネルが、
    両側の側縁から同じ高さ位置で左右方向に延びる第1破断線と、
    上記第1破断線の下方かつ同じ高さ位置で第1破断線と平行に延びる第2破断線と、
    上記第1破断線及び第2破断線の端部同士を上下方向に接続する折り曲げ容易線と
    を有し、
    組立状態で隣接する側面パネル同士の境界線及びこの境界線に近接する一方の上記折り曲げ容易線の間で上記第1破断線及び第2破断線を上下方向に接続する4つの谷折り線を備える箱用シート。
  2. 上記第1破断線及び第2破断線の側面パネルの境界線と反対側の端部が、上記第1破断線及び第2破断線の対向方向外側かつ上記側面パネルの境界線側に湾曲している請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記4つの谷折り線が、組立状態で対向する一対の側面パネルに形成されている請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 組立状態で隣接する側面パネル同士の境界線の上記第1破断線及び第2破断線間の部分に、複数の切断線と、シートの内面を筋押しして形成された複数の罫線とが交互に連続したリード罫線が形成される請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シートと、
    この箱用シートを組み立ててなる箱体の4つの隅部に配置される上記第1破断線、第2破断線及び一対の折り曲げ容易線で囲まれる領域を内側に折り込んで形成される4つの支持部に載置可能な中底に形成可能な中底用シートと
    を備える包装資材セット。
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